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岩佐徹のOFF-MIKE

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毎日新聞・校閲グループさん ~参考にさせてもらってます~15/12/02

若いころ、伏魔殿(ふくまでん)を“ふしまでん”と思い込んで雑談の中で言ってしまい、
後輩から突っ込まれたのはオンエア中ではなかったから救われましたが、テスト飛行で
羽田に来た超音速旅客機コンコルドの様子をリポートしたときは大恥をかきました。
怪鳥(けちょう)と言うべきなのに“かいちょう”と言ってしまったのです。今だったら、
ネットで笑いものになったことでしょう。toruiwaに見つかったりした日にゃあ、ねえ。
ハハハ。

NHKがラジオ放送を始めてから90年ですが、この間にアナウンサーがおかした誤読を
全部 集めたら相当に分厚い本が出来上がるでしょうね。
開き直るわけではありませんが、アナウンサーだって人間ですから間違えます。
CMに出て来る吉田羊“キャスター”のように「知らないことなんてないんだから」とは
言いません。ハハハ。
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現役を引退した今も言葉には関心があります。特別に注意を払っていなくても、おかしな
言い回しや誤読は聞き逃しません。目や耳が勝手にキャッチするのです。ハハハ。

それなりに“アンテナ”も張り巡らしています。
その一つが「毎日新聞・校閲グループ」(@mainichi_kotoba)さんです。
もう実況をすることはありませんが、記事を書いたり、ツイートしたりするときにミスは
少ない方がいいので、勉強させてもらっています。参考になることが多いです。
11月分から、面白いと思ったものを拾ってみました。
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「からい」と「つらい」は漢字で書くと
どちらも「辛い」ですが、どちらだろう?と
迷うことはあまりありません。
常用漢字表にある訓読みは「からい」だけ
ということもあり、新聞では「つらい」を
原則ひらがなにして書き分けるようにしています。


*“常用漢字表にある訓読み”…ああ、そうなんだ。
 当ブログをチェックすると、私は“からい”を漢字で表記したことがないようです。
 理由は…ありません。

「紅葉が色づき始め、行楽客でにぎわっている」という。
美しく色づいた山の情景を思い浮かべたが、かすかに違和感が。
「秋になって葉が紅色に変わること」(大辞泉)が紅葉なので、
色の変わった葉が色づき始めるというのは、やはりおかしい。
出稿元に指摘し、「木々が色づき始め」と直した。〔信〕


*私だったらたぶん“紅葉が始まり”と書くと思います。
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「数字を含む語の中身が具体的にはっきりしていて、
多くの人がそれを認識しているもの」は漢数字に
しています。第二次世界大戦、北方四島、四大文明、
五大陸などがその例。
写真のような「それらから拡張した語」も漢数字です。


*これについては新聞社によって基準が違いますね。正解はないのでしょう。
 4月に「洋数字と漢数字~“原則”が分かったぜ~」を書きました。(http://bit.ly/1z7PoDZ )
 朝日新聞は“数量など変化するものは洋数字、変わらないものは漢数字”が原則です。
 私の解釈が正しければこんな風に書き分けるのでしょう。

“1日は一日中 家にいた”、“二枚目俳優が台本の2枚目を読んだ”

ハロウィーンがらみで「カボチャの中身をくり抜いて」と
あったのですが「抜」を平仮名にしてもらいました。
間違いかというとそんなことはないと思いますが、
大方の辞書には「刳り貫く」という字しかないためです。〔が〕


*なるほど。“くり抜く”はやってしまいそうですね。
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岩隈選手が今年メジャーで達成した快挙。
投手から見れば確かに「無安打無失点」ですが、
「ノーヒット・ノーラン」は「無安打無得点試合」ですね。


*“無安打無失点”の方が思いつきにくいですけどね。ハハハ。

フィギュアスケートのシーズンが始まった。
注目の羽生結弦選手について報じた記事の書き出しが
「フィギュアスケート男子シングルス」となっていたので
「男子シングル」と直した。
テニス、卓球、バドミントンなどは「シングルス」だが、
フィギュアスケートは「シングル」が正しい。


*“ありがち”なミスです。英語的な発想でしょう。フィギュアスケートはリンク上に
 一人しかいないから“s”はつかない。ほかの競技は必ず二人でプレーするから…。
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複数の内容を並べているのに、「たり」が、一つしかない時は
少なくありません。今年の小学生向け全国学力テストでも
「~たり、…~たり」と書き直す問題がありました
(正答率75%)が、大人もよくうっかりします。


*ブログを書き始めたころは、“一つ”のことが多かったはずです。
 実況でもやってしまったに違いありません。はずかしい!
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紅葉の見事さを伝える写真につけられた原稿に、
「イロハカエデが赤や黄色に色づき」とあった。
しかしカエデは赤やだいだいには色づくが、
黄色にはならない。
出稿部に確認して「赤く色づき」と直してもらった。〔信〕


*担当者の目の鋭いこと!

「融通」のルビは「ゆうづう」じゃないの?という声を
いくつか頂きました。
現代仮名遣いでは「竹筒(たけづつ)」などと違い、
〈二語に分解しにくいもの〉として「くろずくめ」
「いなずま」などの他「ゆうずう」も「ず」が
本則とされています。


*滅多にチャンスがありませんが、“融通”に仮名を振るときは辞書を引くでしょう。
 しかし、稲妻は考えるまでもなく“いなづま”としますね。どうしても、元の音が
 頭に浮かびますから。
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「けがを負う」はよく見かけますが、
「傷を負う」(負傷)と「けがをする」の
混用とされるため、「けがをする」に
しています。


*これに関しては、間違えたことはないという自信があります。“…のケガを負う”には
 違和感があるからです。テレビから聞こえてくると「ケガは“する”ものだろう!」と
 突っ込んでいます。ハハハ。
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「知ってか知らずか」と使われることも多いのですが、
「知ってか知らでか」が本来の表現とされています。


*放送ではあまり使わないので、このミスをするアナはいないと思われ。

毎日・校閲部のツイッターは自社の記者のミスを引用する勇気がいいと思います。

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by toruiwa2010 | 2015-12-02 09:13 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
Commented by ヱビスの黒生 at 2015-12-02 10:48 x
岩佐さん、おはようございます。

毎日新聞・校閲グループさんは興味深いというか参考になるアカウントですね。フォローいたしました。

今日のブログのタイトルの末尾の日付が "15/12/03" になってますよ。
ご確認ください。
Commented by toruiwa2010 at 2015-12-02 12:18
ヱビスの黒生さん、こんにちは。
ご指摘に感謝。
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