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岩佐徹のOFF-MIKE

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白鵬・朝青龍・藤井アナ 自薦・厳選300? 15/12/06

“あっぱれ”だった3人 ( 2008.01.29 初出 )

朝青龍と亀田大毅が“謝罪会見”を開いた日のブログにこう書いています。

朝青龍は今の角界では力がひとつ抜けていますから、
いきなり優勝争いに首を突っ込んでくる可能性は
大いにあります。迎え撃つほかの力士たちは指を
くわえてそれを許してしまうんでしょうか?
「優勝させてたまるか、という強い気持ち」…
九州場所後、そう語った白鵬には大いに
期待しましょう。
あの内容を考えると「大丈夫かいな?」と
思ってしまいますが。


あきらかに、白鵬と稀勢の里は指をくわえていませんでした。ハハハ。
少なくとも二人の力士が意地を見せ、朝青龍も見事でした。この感慨は、仮に朝青龍が
最後の一番に勝っていても変わらなかったと思います。“相撲”に限れば、すがすがしい
ものが残る場所でした。

“朝青龍騒動”については何回か取り上げました。
とりあえずの“締めくくり”に1月場所を見ての感想を書いておきたいと思います。

NHKの視聴率もよかったようですが、久しぶりに土俵から活気が伝わってきましたから、
数字は真実を語っているのでしょう。理由は間違いなく“朝青龍の復帰”だと思います。
“ヒール”が戻ってきました。場所前の稽古から元気な様子が報じられていましたから、
応援する人もアンチも「どれ、どんなものか?」と興味を持ったのは当然だと思います。

私は、もともと、この人のスピード感あふれる取り口は見事だと思っていました。
“態度”には以前からむかついていましたがね。ハハハ。
先代の貴ノ花や大関に上がる前の栃錦、全盛期の千代の富士など、スピードのある相撲を
取る力士は過去にもいましたが、朝青龍はその“完成型”だと思っています。
これで性格がよかったらどんなによかったかと思います。“天は二物を与えず”・・・ハハハ。

専門的なことはよく分かりませんが、気合、立会い、差し手、勝負カン、スタミナなど、
相撲をとる上でのさまざまな要素すべてで少しずつ“戻っていない”部分があったのでは
ないでしょうか?
以前だって、あっさり負けることがありました。
しかし、今場所は、勝っても“らしくない”相撲が何番もありました。
それでも、日を追って調子が上げていったのはさすがです。

「こんなことなら、稀勢の里が送り倒しで勝ったとき、勝負がついたあと目の前にあった
朝青龍のおしりの“ほっぺた”をドーンと押して客席まで飛ばしてやればよかったのに」と
思った人はいないでしょうね?
余計な“ダメ”を押すのは朝青龍の“得意技”ですから文句は言えないはずです。
いえ、私は違います。「そう思った人がいたんじゃないかなあ」と思っただけです。ハハハ。
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2002年の秋場所以来という横綱同士の千秋楽の相星決戦・・・最初の仕切りから緊迫感が
あふれていました。厳しいにらみ合いが続きました。画面が“横位置”のままだったので
どちらが先に眼をそらしたのかが分からないときもありましたが、少なくとも、先に塩に
動いたのは一回を除いて常に朝青龍だったように思います。
最後の仕切りから立ち上がったあとのにらみ合いでは、はっきりと朝青龍が先に視線を
外しました。「ワー、朝青龍から眼をそらした」と思わず叫んでしまいました。

白鵬が朝青龍相手に張り差しに行ったのには少しビックリです。横綱・大関が下位の相手に
立会いで張るのは見ていて気分が悪いものです。前頭の力士が横綱・大関の頬を張っていく
ことはありえないですからアンフェアだと思うのです。
しかし、ここは横綱同士の一戦に賭ける白鳳のなみなみならない気合を感じました。
いい形になった白鵬が寄っていく、懸命にこらえる朝青龍。どきどきしました。
最近のテレビ観戦でこんなに興奮したのは久しぶりです。そう、星野ジャパンの韓国戦で
1点差に詰めよられ、なお2死1・3塁の大ピンチに岩瀬が監督の信頼にこたえてバッターの
インコースを鋭くえぐったとき以来です。ハハハ。

惜しいことに朝青龍は耐えるのが精一杯で攻める形が取れませんでしたが、ここ数年、
見られなかった素晴らしい取り組みでした。
相変わらず好きにはなれませんし、応援もしませんが、白鵬の独走を許さず、千秋楽の
相星決戦まで持ち込んで見せ場を作ったのは見事です。

ただし、昨日の横綱審議委員会で「みそぎはすんだ」という空気になったのは残念ですね。
相撲の内容がよかったことは誰もが認めるでしょうが、彼に与えられたペナルティーは、
土俵上のことではなく、“無断欠勤”や“疲労骨折なのにサッカー”に対してのものだった
はずです。“いい相撲をとったから、これまでのことはナシよ”よいうのでは、“勝てば
文句ないだろう”という、彼の土俵外での言動を認めることになるじゃありませんか。
「いつまでも、くどくど言わないのが日本人のいいところさ」などと言い出す人が出て
きそうですが、こんな馬鹿な話はカンベンしてほしいものです。
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私は、日曜日のテレビを見ていて3人の男に「あっぱれ」を上げたいと思いました。
順不同ですが、朝青龍はその一人です。4敗か5敗はすると思った私の予想を“裏切り”、
2週間、相撲を盛り上げました。結びの一番には負けはしましたが、立派な相撲でした。

もちろん、勝った白鵬には大きな「あっぱれ」ですね。ハハハ。
プレッシャーは朝青龍以上のものがあったでしょう。それを跳ね返しての優勝ですから
値打ちがあります。土俵下でのインタビューのひと言ひと言に重みがありました。

「負けられないという強い気持ち、それだけでした」
「優勝できて嬉しいです」
「応援してくれた人の期待を裏切らないでよかったと思います」
「プレッシャーを力に変えて、いい緊張感で臨めました」

朝青龍不在の2場所と今場所で白鵬は大きく成長したと思います。
一昨日の仕切りでは 堂々とした雰囲気から大横綱になりそうな気配を感じました。
大胆な言い方をすると、この一年、対朝青龍は“悪くても”4勝2敗で行くと思います。
体の大きい白鵬にあそこまで落ち着いた相撲を取られたら、朝青龍には勝機が生まれて
こない気がするのです。
では、優勝回数も白鵬が多くなっていくのかというと、それはまた別の話でしょう。
取りこぼしの数はどうしても白鵬のほうが多いですからね。ハハハ。

3人目の男は、意外に思われるかもしれませんが、担当したNHKの藤井アナウンサーです。
たっぷりと時間を取った二人の仕切りの間ほとんど言葉をさしはさみませんでした。
誰もが、じっくり見たいと思っている気持ちにこたえました。NHKではあまり見られない
実況スタイルです。
「えらいっ!」と声をかけたくなりました。残念ながら、黙ることに慣れていないせいか、
まったくの無言を貫けなかったのと、立ち上がってから、少ししゃべりすぎたところが
惜しかったですが、結びの一番に関しては90点をつけたいと思いました。

久々に盛り上がった大相撲。これが続くかどうかは次の場所にかかってきます。
3月場所は朝青龍も完全な仕上げで出てくるでしょうからさらに面白くなりそうです。
期待しましょう。

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by toruiwa2010 | 2015-12-06 08:53 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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