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岩佐徹のOFF-MIKE

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“よいお年を”って変じゃない? 自薦・厳選300? 15/12/19

大看板・大舞台・よいお年…考 ( 2008.12.23 初出 )

もし、縦3㍍、横10㍍の大きな看板を“おおかんばん”と言うアナウンサーがいたら、
遠慮なく“大馬鹿野郎(おおばかやろう)”と思わせてもらいます。ハハハ。
芝居の世界では“おおかんばん”以外にないのでしょうが、普通名詞に歌舞伎のきまりを
持ち込まないでほしいです。
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“おおぶたい”と読むことになっている“大舞台”についても同じ考えです。
私は、つねづね“だいぶたい”で構わないと思ってきました。しかし、放送のときは、
間違っていると思われるのも馬鹿馬鹿しいので、“大きな舞台”と言い換えていました。
“おおぶたい”が歌舞伎から来た言葉…はその通りなのでしょう。しかし、私が口にする
ときにはスポーツの世界でここ一番という大勝負(おおしょうぶ ハハハ)の場を指すことが
ほとんどで、歌舞伎とは関係ありません。“大きな舞台”という意味の“だいぶたい”で
問題はないと思うのです。

毎年のことですが、12月半ば過ぎあたりから、多くの人が、年内にはもう会いそうもない
友人・知人や取引先などと「では、よいお年を」と、挨拶を交わします。
誰もがほとんど習慣的にそう言ってきました。

ちょっと、待ってください。
ネットを見ると、このことについて“疑問”が投げかけられた形跡はないようですが、
“丁寧さ”を心がけるにしても、相手に対する敬意を表すにしても、直接の“所有物”
でもない名詞に“お”をつけるのはどうなんでしょうか?
“年”は普通名詞に過ぎません。年齢を指す場合には、「失礼ですが、お年は?」などと
言うのも“あり”です。しかし、“2009年”を指すのだとしたら話は違ってきます。
尊敬すべき相手でも「今年はどんな年でしたか?」と聞くときに“お”をつけることは
ないでしょう。
普通名詞でも、「素敵なお着物ですね?」などという言い方もしますからややこしいですが、
いずれにしても、「よいお年」には、違和感があるのです。
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私は、この15年ぐらいは年末の挨拶をするとき「よい年を」と言うようにしています。
違いが微妙ですから気づかない人も多かったでしょうが、“個人的に”こだわりました。
手紙やメールなら「(あなたにとって)いい年になりますように」と書いています。
今のトップ・ページもそうしてあります。

関西出身の逸見政孝がインタビューで相手に「おたく」と呼びかけていたのを聞いて
「やめたほうがいいよ」と注意したことがあります。
アクセントには絶対の自信を持っていた逸見もこのときばかりはきょとんとしていました。
標準語では、“あなたの家”を「お宅」と言うのは間違いではありませんが、“あなた”を
「おたく」とは呼びません。 呼べば、相手を少し“軽く”見たことになります。
麻生太郎なら言いそうですが。ハハハ。
関西でも、「おたく」と言った場合、相手へのリスペクトは含まれないだろうと思います。

“国語的”に私の考え方が正しいかどうかは不明です。もともと、こんな些細なことに
疑問を感じなければ、楽なのでしょうが、なまじ“言葉”を道具に仕事をしてきただけに
どうしても気になってしまうのです。
考えれば考えるほど、「日本語は難しい」ということですね。ハハハ。

*考え方が正しいかどうかを確かめたくて
最近、参考にしている毎日新聞・校閲部に
「“よいお年”という表現に触れたことが
ありますか?」と問い合わせてみましたが、
返事はありませんでした。年末で忙しくて
それどころではないのでしょう。
ですから、なんらかの理由で“よいお年”は
間違っていないのかもしれません。
私が納得する理由ならいいですが。ハハハ。

あるいは…、新聞だから“読み方”は私ほど
気にならないのかな?

いま、チェックしたら、3年前にもこの記事を
再録していました。サイクルが短いですが、
タイミングがちょうどいいのでご容赦を。


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by toruiwa2010 | 2015-12-19 08:45 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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