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岩佐徹のOFF-MIKE

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ポール・ガスコイン… 自薦・厳選300? 16/01/23

“ガッザ”がとうとう…~ユーロ96の一瞬の輝き~( 2010.02.21 初出 )
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1996年6月15日、ロンドンのウエンブリー・スタジアムは8万人近い
大観衆に埋め尽くされていた。
ユーロ96…ヨーロッパ・サッカー選手権のグループ・リーグ、地元の
イングランドと宿敵・スコットランドの対戦に沸きかえっていた。
抽選の結果、この両チームが同じグループに入ったときから世界中の
注目を集めていた試合だった。

全仏オープン・テニスの中継を終えてパリからロンドンに入った私が
最初に担当したのがこの試合である。プレッシャーもあったが、一方、
武者震いに似た“高揚感”もあった。解説は、会うのも話をするのも
初めての岡田武史(現・代表監督)さんだった!
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緊迫した試合は0-0で迎えた後半18分、この大会絶好調のシアラーが
先制ゴールを決めてイングランドがリードを奪った。
30分過ぎ、スコットランドはPKを得たがGKシーマンがこれをセーブ、
直後に、左サイドライン際からペナルティー・エリア前のガスコインに
パスが送られる。ガスコインは左足でこのボールを浮かし、相手DFの
頭上を抜く。フリーになった彼は落ちてくるボールを右足で鋭くシュート。
ボールはダイブするGKの横を抜けてネットを揺さぶった。流れに乗った
見事なシュートだったし、私の実況歴の中でベスト・ゴールのひとつだ。
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“ガッザ”(ガスコインの愛称)はイギリスだけでなく世界中のサッカー・
ファンに愛されていた。しかし、この大会で彼をプレーさせることは
スンナリ決まったわけではない。
アルコール依存の傾向、素行の悪さや言動…と、問題が多かったからだ。
しかし、テリー・ヴェナブルズ監督は周囲の反対を押し切って彼を選んだ。
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思えば、“美しい”ゴールが決まったあとゴール横の芝の上に両手を広げて
横たわったあの瞬間がポール・ガスコインの“生涯最高の一瞬”だったの
かもしれない。

彼については、大会後もしばしば眉をひそめたくなるような悪い噂を聞いた。
取り巻きの悪さを多くの人が口にした。
今月はじめにも2日続きで警察の厄介になっていたのだが、昨日になって、
とうとう、最悪のニュースに接することになった。
イングランド・プロサッカー選手協会によると、ガッザは住む家も失って
現在「自活不能な状況」にあり、同協会に「寝る場所を確保してくれるよう」
頼み込んだのだという。
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古くはジョージ・ベストにはじまって、マラドーナにしても、選手としての
頂点をきわめたあと、人生が妙な方向に向かった選手の話を聞くのは悲しい。

汚い写真ですが、これで精一杯です。ハハハ。

*この記事は2010年2月8日、彼がヨークシャーの
飲食店で友人と共に騒動を起こし、飲酒運転の容疑で
警察に逮捕されたのを受けて書いた。


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by toruiwa2010 | 2016-01-23 07:14 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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