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岩佐徹のOFF-MIKE

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「サウル…」評価は難しい~「眺めのいい部屋…」「あぶデカ」~ 映画 16/02/05

サウルの息子 ???

ゾンダーコマンド…捕らえられたユダヤ人たちが送り込まれる収容所で特別の“使命”を
与えられた囚人たちの呼び名だった。同胞であるユダヤ人から貴金属を奪い、言葉巧みに
“ガス室”に閉じ込めて命を奪うのが彼らの使命だった。そして、彼らも、一定期間の
役目を終えると同じように処刑される運命だった。

サウルもゾンダーコマンドの一人だった。
仲間とともに、黙々と仕事をした。表情はない。感情もない。“人間らしさ”はとっくに
失っていた。生きながら死んでいた。
“もの”のように同胞の死体を扱っている中で、思いがけない出会いがあった…
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全編を通じて、ロングショットはほとんどありません。サウルの前、あるいはうしろ、
たぶん1㍍ぐらいのところにカメラが張り付いたままです。焦点は彼に合っていますから
周辺の光景はぼやけています。そこで行われていることをはっきりとは写しません。
しかし、観客の脳にはそのおぞましさがはっきりと見えます。
途中で席を立つ人はいませんでしたが、気の弱い人、神経の細い人はやめた方がいいかも。

私にとっては苦痛な107分でした。評価は難しいです。
アウシュビッツでナチが行った悪行はすでにさまざまな形で世界中に知られています。
いま、この事実を世に問う意味はあるのか?それは何か?
そして、大いに意味があることだとして、“作品”としての評価はまた別だと思います。
今年のアカデミー賞外国語映画賞の最有力候補(町山智浩は「間違いない」と)らしいですが、
この特別な手法で作られた映画をアカデミーがどう判断するのか、興味があります。

表情を失ったサウルがたった一度わずかに微笑むシーンが強く印象に残りました。

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります 85

アレックスとルースが住み始めた40年前、ブルックリンは“ド田舎”と呼ばれていた。
それでも、画家と教師の若い夫婦はそのアパートが気に入っていた。日当たりはいいし、
イースト・リバーにかかるウィリアムズバーグ橋の眺めも最高、絵を描くのにぴったりの
部屋もある。しかも、屋上には狭いながらも家庭菜園まであった。
しかし、年齢を重ねた今、5階までの上り下りはきつくなっていた。アレックス(モーガン・
フリーマン)にとっても、犬のドロシーにとっても。

妻のルース(ダイアン・キートン)はここを売ってエレベーター付きのアパートに移ることに
積極的だったが、アレックスは、近隣の友人やすっかりなじんだ環境、隅々まで思い出が
詰まった部屋に強い愛着があった…
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アメリカ映画と言えば、大金を投じたど派手な作品ばかりが目につきますが、ときどき、
このような、しみじみした映画を作りますね。ブルックリンというロケーションもいいし、
フリーマン。キートンという昔から好きだった二人の俳優が醸し出す空気もすばらしくて
年齢を重ねるのも悪いことじゃないと教えてくれます。
楽しい映画になっているのは二人のおかげです。

おまけですが、アメリカにおける不動産売買の仕組みが面白いです。

愛しき人生のつくりかた 85

パリ郊外の墓地で埋葬の儀式が行われていた。
孫のロマンが駆けつけたとき、短い儀式は終わるところだった。「墓地を間違えるなんて
信じられん」と父親は怒ったが、夫を亡くした祖母・マドレーヌは優しくハグして言った。
「あの人は怒ってなんかいないわ。お前を愛してたもの」。

冷たいわけではないのだが、それぞれに家庭を持っている3人の息子たちは話し合った末、
マドレーヌを施設に入れた。ある日、マドレーヌが施設から姿を消した…
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若い人にはこの映画の良さは伝わらないかもしれませんが、私たちにとってはど真ん中の
ストライクゾーンに来ました。ハハハ。
最後の15分ぐらい、物語は悲しい方向に進むのに、気持ちは穏やかになって行きます。
こんな人生なら死ぬことが怖くないだろうなと思えました。

見終えて食事に向かう道で妻が言った言葉がすべてでしょう。
「幸せなおばあちゃんね」

さらば、あぶない刑事 85

以前の作品は一切見ていません。
舘・柴田・仲村…のかっこよさは認めているで見に行きました。最初の10分はかなり
厳しいなと思いましたが、そこを乗り越え、“そういうもの”と思えるようになってからは
楽しく見ました。自分でビックリ。ハハハ。

舘が歌うエンディング曲「冷たい太陽」がよかったなあ。
私にしては珍しく、歌が終わるまでエンドロールを見続けました。
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by toruiwa2010 | 2016-02-05 08:37 | 映画が好き | Comments(0)
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