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岩佐徹のOFF-MIKE

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「オデッセイ」は85点~ダメな「ブラックスキャンダル」~16/02/10

オデッセイ 85

地球から2億2530万キロ離れた火星のアキダリア平原ではアレス3号のクルーによって
サンプルの採集が行われていた。滞在18日目、作業は順調だったが、突如 警報が鳴った。
大きな砂嵐が急激に発達しながら接近していた。平原に散らばっていたクルーにはMAV
(火星着陸船)へ戻ることが指示された。強風で機体が傾き、倒れる危険があったからだ。

次々にMAVに戻るクルーだったが、マーク・ワトニー(マット・デイモン)が戻ってこない。
風でちぎれたアンテナの一部が彼の体を直撃するのを見た者がいた。彼の宇宙服からは
生存を示す信号が送られて来ない。船長は火星から離れることを決断した。

数日後、NASAはマークの不慮の死を発表したが、そのころ火星ではマークが死の渕から
甦っていた…
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命をとりとめたものの、マークを襲うのは“絶望感”です。
次のクルーが火星に来るのは4年後です!それも、3200キロも離れた場所です。
通信手段がありませんから、生きていることをNASAに伝えられません。自力でそこまで
移動するための手段をどうするか、その前に4年間 生きながらえるための食量の確保が
何よりも重要かつ深刻な問題でした。

マークは不屈の精神力と創意工夫で着々と長期生存計画を作り上げ、実行していきます。
フィクションが有難いのはこれほど絶体絶命な状況でもなんとかなるところです。ハハハ。
すったもんだの末に無事 生還するわけですが、最後に力を貸してくれるのが中国だった
ことに驚きました。しかし、帰宅後に“2035年”の物語だと知って少し納得しました。

サンドラ・ブロック主演の「ゼロ・グラビティ」に設定が似ているし、そんなにうまく
行かんだろうと思う場面が多すぎますが、まあ、結構 楽しめます。
ただし、「ブリッジ・オブ・スパイ」の方がかなり上だと思います。そして、デイモンが
アカデミー主演男優賞の候補になっているのに「ブリッジ・オブ…」のトム・ハンクスが
なっていない…大きな疑問です。

ブラック・スキャンダル 70

男たちは取調室で問われるままに“さえずって”いた。ボスの悪行を暴いている。
彼らは1970年代半ばからボストンの南部で急成長していた犯罪組織ウインター・ヒルの
幹部だった。刑を軽くしてもらう代わりにボスを“売って”いるのだ。

ボスの名はジョニー・バルジャー(ジョニー・デップ)。極悪非道の男だったが、幼なじみの
FBI捜査官、ジョン・コノリーとタッグを組んでいた。口説かれ、ボストンの北で勢力を
伸ばしているイタリア系のマフィアを壊滅させるための情報を提供していたのだ。
邪魔になる組織を排除し、自分の数々の犯罪行為は見逃してもらうのだから彼にとって
この上なくうまい話だった。

あくどく、どこまでも暴力的なやり方でのし上がっていったウインター・ヒルだったが、
新たに着任した検事はまったく〝妥協”しない男だった。コノリーが出世欲を満たすため
バルジャーの悪事に目をつぶっていることを見抜き、徹底的な追及に乗り出した…
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みなさんの評価はどうなんでしょう?
ネットのサイトを見ると軒並み評判が悪いようなのでほっとします。ハハハ。

登場人物たちは実在しています。多少の誇張はあるかもしれませんが、描かれているのは
あくまで事実に基づいた物語だということです。FBIとギャングの間にこれほど露骨な
取引があったかと思うと愕然とします。
しかし、それは映画にしなくても周知の事実なのでしょう。このように、正視に耐えない
暴力や殺人を描くことで制作者は何を訴えたいのか、理解できません。

そこにあるのは、暴力だけです。それも、優位に立っている者による一方的な…。
見ている間、ずっと、北野武の「アウトレイジ」を思い浮かべていました。
こんな映画の評価が低いのは当然でしょう。世間は案外 正常だと思い、ホッとしました。
ハハハ。

ドリームホーム 85

ある日、二人の保安官を同行した不動産業者、リック・カーバー(マイケル・シャノン)が
デニス・ナッシュ(アンドリュー・ガーフィールド)の家を訪れ、“即時退去”を求めた。
裁判所の決定だという。「2分で貴重品など必要な荷物をまとめて家を出ろ。そうしないと
“不法侵入”になる。選択肢は二つ。家を明け渡すか、刑務所に入るかだ」と最後通告を
突きつけた。

ローンの返済が遅れているのは事実だったが、まだ“猶予”があると思っていたデニスは
必死に抗弁するが、カーバーは“裁判所の決定”を盾に一歩も譲らない。
あきらめたデニスは母親とともに家を出る。入れ替わりに部屋に入ったカーバーの部下が
次々に家財道具を運び出し、家の前の芝生に積み上げていく。それを横目に 仮住まいの
モーテルに向かうデニスにカーバーが告げた。「24時間以内に引き取らないと処分する」…
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10年近く前、低所得者層向けの住宅ローンがもとで生まれた“悲劇”を描いています。
デニスに似た経緯で家を追われた家族は数知れず、全米でテント生活を強いられたり、
家族ぐるみでホームレスになったりは当たり前、オープニング・シーンに出てくるような
自殺というケースも多かったようです。

理解しがたい経済の仕組みの中で家を失った人々の絶望、その苦しみにつけこむような
カーバーのあくどいやりかた、失った家を取り戻すためにカーバーの下で働きはじめた
デニスが抱えこむ葛藤…自分が同じ状況に追い込まれたら…という怖さがあります。

ただし、恥ずかしながら、経済についての知識に乏しく、“なぜ、こうなるのか”という
仕組みの説明が映画の中ではほとんどないために、“手探り”で見ることになりました。
きっと、アメリカでは周知のことなんでしょうね。「少し勉強してから行かんかい!」と
町山智浩に叱られそうですね。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-02-10 09:01 | 映画が好き | Comments(0)
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