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岩佐徹のOFF-MIKE

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女性リポーターの黎明期 自薦・厳選300? 16/02/28

女子の入室 お断り
~今では“普通”のことだが~( 2010.05.20 初出 )

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先日、ヤンキースvsレッドソックスを観戦中、スタンドから
女性記者がリポートしていた。

今では当たり前のことになったが、日本でプロスポーツの
取材現場に女性リポーターが出没するようになったのは、
そんなに昔のことではない。80年代に入ってからだと思う。
アメリカでは、私が1978年にメジャーを実況するように
なったとき、肩で風を切って颯爽とグラウンドを歩きまわる
女性記者がすでに大勢いた。
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ただし、彼女たちが自由に動けたのはそこまでだった。
試合後のロッカールームは“男の聖域”として、女性の入室を
固く拒み続けていたのだ。

1978年、スポーツ・イラストレーテッド誌が訴訟を起こした。
同誌の女性記者が前年のワールド・シリーズ中にロッカーの中で
選手に取材しようとしたのに対して、クーン・コミッショナーが
許可しなかったからだ。
この年の9月、連邦地方裁判所は「記者がロッカーに入る権利は、
男も女も平等に認められなければならない」との判決を出した。
人種差別はともかく、“男女平等の国”と思いこんでいただけに
「今頃…?」と意外に思ったものだ。
しかも、女性記者への“差別”が終わったわけではなかった。

79年のワールド・シリーズで試合後にパイレーツのロッカーを
訪れると、シャワーを浴びたあとのデーブ・パーカーが素っ裸で
“闊歩”していた! もちろん、女性記者もいるところで。
“まっぱ”ではなくても、ハンドタオル!で前を隠しただけで
女性記者の前を通る、球団の命令でいやいや取材を受けるとき、
段ボールの箱の中に入る…など、“マッチョ”を気取る選手たちの
似たようないやがらせを伝える記事をその後もしばしば見かけた。
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今、検索してみても、1987年の出来事として、こんな記事がある。
カージナルスの試合のあと、同僚の男性記者とロッカーに入った
ある女性記者が、目当ての選手を探していると、別の選手が近付いて
「取材しに来たの、それとも、男が集まってるのを見に来たの?」と
声をかけた。
彼は、そう言うと同時に彼女の頭にサポーターを乗せた!!
サポーターとは、男性の大事なところを守るための用具だから、
彼の意図(=ハラスメント)は明白だろう。

カメラに向かって笑顔で話しかける彼女たちの華やかな活躍の陰に
先輩たちの苦労があったことを忘れてはならない。

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by toruiwa2010 | 2016-02-28 08:40 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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