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岩佐徹のOFF-MIKE

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「ちはやふる」good!~「リリー」はそれほどでも…~ 16/03/25

ちはやふる 85

千早(ちはや:広瀬すず)、太一(たいち:野村周平)、新(あらた:真剣佑)は小学校のころからの
幼なじみだった。3人を結び付けたのは百人一首だ。
高校に進んだ春、3人の環境は変わっていた。新は家庭の事情で遠くに引っ越していた。
千早は都立高校に進み、かるた部を立ち上げるために奮闘していた。太一も同じ高校に
進学していた。千早に好意を持っていたからだ。千早にとっては心強い援軍だった。

創部のための条件は5人の部員を確保することだった。
古典が大好きな少女、奏(かなで:上白石萌音)、かつて対戦したことがある優征(ゆうせい:
矢本悠馬)、最後に、まだどの部にも入っていなかった勉(つとむ:森永悠希)をむりやり
引っ張りこんでかるた部は発足した…
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上映開始から7,8分はありきたりの学園ものの雰囲気でしたが、そのあとは一味違いました。
若い人が圧倒的に多い客席で“場違い”感が甚だしく、高校生たちがワイワイガヤガヤ
騒ぐだけのシーンが続くようなら席を立っていたかもしれません。ハハハ。
しかし、競技かるたの激しさ、面白さが伝わるつくりになっていたし、なによりも広瀬に
すっかりやられてしまいました。

「海街diary」のときは彼女のセリフは現場で監督がつける…という手法で広瀬の良さを
引き出そうとしたようですが、この映画を見ると、普通の演出でも素晴らしい演技力を
発揮することがよく分かります。わざとらしくないところがいいですね。17歳ですから
当分はこの年頃の役が続くでしょう。24,5歳になったときにどんな女優になっているか
とても楽しみです。東京オリンピックに続いて、“長生きしなければ”とがんばる理由が
増えました。ハハハ。

去年の月9「恋仲」ではやや“嫌われ”役だった野村周平が「フラジャイル」で私の中の
好感度が上がり、この映画でさらに印象がよくなりました。役は大事です。ハハハ。
“上の句”では出番が少なかった真剣佑もなかなかいいです。“オーソドックスな二枚目”
としてファンを獲得していきそうです。

全国大会の東京都予選が終わるところまでが“上の句”(前編)です。
4月29日公開の「ちはやふる 下の句」が待ち遠しい!

わが青春は遠い過去のものになりました。学園ものを見ても入り込めなくなっています。
日本映画には“部活もの”というジャンルがあります。得意ではないのですが、それでも
何本か見ています。ボート部(「がんばっていきまっしょい」)、書道部(「書道ガールズ」)、
シンクロナイズド・スウィミング(「ウォーターボーイズ」)、コーラス部(「幕が上がる」、
「くちびるに歌を」)…思い出せるのはそんなところですが、全部85点をつけています。
記憶の中の何かが刺激されるのかもしれません。ハハハ。

最高の花婿 85

フランス・ロワール地方に住むヴェルヌイユ夫妻には4人の娘がいた。
娘たちは上から順に結婚していったが、夫妻には面白くない点があった。婿たちの名前が
シャオ・リン、ラシッド・ベナセム、ダヴィド・ヴェニシュ。
名前がダメなんじゃない。それぞれ、中国人、アラブ人、ユダヤ人だというところが…
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いかにもフランスらしいコメディです。
あくまで映画ですが、植民地が多かったフランスではあり得ない話でもなさそうです。
1998年ワールド・カップのときにこんな経験をしました。
フランスの代表チーム、レ・ブルーには“移民”の子孫がたくさんいて、日本人としては
関心があったのですが、知り合いのコーディネーターに主なメンバーについて尋ねました。
「出身地を言うことは差別につながるとしてフランスでは自粛している」と言われました。

爆笑シーンはありませんが、かなり笑えます。

リリーのすべて 80

風景画の画家として認められているアイナー(エディ・レッドメイン)と肖像画を専門にする
ゲルダ(アリシア・ビカンダー)は人もうらやむ夫婦だった。
結婚して6年、子供こそいなかったが、幸せいっぱいのカップルだった。
“その日”までは。

ゲルダのためにバレリーナ役のモデルをする女性がある日 来られなかった。
足を描く日だったので、アイナーが代りをつとめることになった。ストッキングを穿き、
バレーシューズに足を添え、チュチュを体に当ててポーズをとるうちにアイナーの中で
何かが変わった。思いがけない何かが…
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その“感覚”は初めてではありませんでした。遠く少年の日にも起きていたのす。
アイナーに芽生えた感覚は日を追って強く、激しくなっていきます。ゲルダを妻として
愛する気持ちはあるものの、その中身は少しずつ変質していきます。もちろん悩みます。
妻、ゲルダの悩みはもっと深く、複雑でした。愛する夫が変わっていく。「愛している」と
言ってくれますが、その愛は彼が男性に向けるものには及ばないのです。

アイナーが「自分は女性」と気づき、その思いを強めていく過程はある程度理解できます。
しかし、アイナーと向き合うゲルダの気持ちを理解するのは難しいです。言葉はともかく、
気持ちと体は自分から離れていく夫をサポートするのですが、どのように自分の気持ちを
整理したのかを想像することは無理です。しかも、それが理解できなければ、この映画を
理解することもできません。今後、LGBTを扱う映画はますます増えていくでしょうが、
劇場に足を運ぶ機会は減るかもしれません。“差別”ではなく、感情移入するのが難しいし、
「キャロル」がそうだったように物語としても楽しめないからです。

レッドメインとビカンダーの演技についても、うわべの素晴らしさは分かります。しかし、
本当のすごさは彼らが扮した二人の苦悩と葛藤が肌感覚で分からなければ語れません。
妻の隣の二人連れの女性は上映中 何度もうなずいたりすすり泣いたりしていたそうです。
私にはそういうシーンがありませんでした。

注)これから見る予定の方、見て感動した方は
以下を読まないほうがいいと思います。


この映画は1920年代のデンマークでの実話をもとにしていす。
…とされていますが、事実と違う部分がたくさんあります。
すべてを書くとあまりにも“幻滅”でしょうから、登場人物の多くが小説の著者の創造、
アイナーが実際に手術を受けたのは47歳のときだったことだけを記しておきます。

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by toruiwa2010 | 2016-03-25 08:31 | 映画が好き | Comments(0)
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