ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

石川遼・ノーマン・ゼラーetc 自薦・厳選300? 16/04/17

マスターズを見て
~Cogitoからのスピンオフ~ ( 2009.04.12 初出 )

オソレイリヤノ・・・


石川遼には驚いた
いや、“予選落ち”は予想通りで、むしろ“当然”の結果だろう。
1月末に招待が決まったとき、「普通に考えたら“予選落ち”は
免れないと思う」と書いたが、もっとひどい結果を予想していた。
初挑戦で6オーバーは想像を超えた大健闘だ。
特に、初日の1オーバー、しかも、バーディーを五つも取ったのは
“あっぱれ”だと言わなければなるまい。
中でも、バック・ナインの34はほめられていい。
開幕前のメディアへの露出が多く、「これでは集中できないぞ」と
心配したが、内心はともかく、見た目は、落ち着いたプレーぶり
だったことに脱帽だ。
d0164636_7361675.jpg








「いいショットを打てば、結果が悪くても仕方がないと思うのが
今の僕、でも、彼は結果としてピンに絡まないと満足しない。
そこにレベルの差がある」(同組で回った19歳のマキロイについて)

「またここに戻ってきたい。コースに感謝の気持ちを込めました」。
「今のままでは20歳で優勝するという目標は遠すぎて想像できない。
気持ちの強さ、もっと多くの練習量が僕には必要でしょう」。
(初挑戦を終えて)

これまで、あらゆる競技で世界に“挑戦”して跳ね返された。
アスリートたちの談話の中で、最も謙虚さを感じた。
この気持ちがあれば“将来”があるのではないか
15回は挑戦できるだろうから、いずれ“でっかい”ことを
やってのけるかもしれない。

プレーヤー、ノーマン、ガルシア、そしてゼラー

2日目の朝、懐かしい顔を見た。
パトロンたちがスタンディング・オベーションで迎える中、
穏やかな笑みを浮かべて18番グリーンに上がってきたのは
“南アの黒ヒョウ”、ゲーリー・プレーヤー…背中がますます
丸くなっていた。
スコア提出所に向かう彼を南アフリカの後輩選手が並んで
待ち構えていたのも感動的だった。

マスターズの3勝など幸せで満足な選手生活だったに違いない。
d0164636_7375676.jpg






1996年マスターズの最終日をよく覚えているファンは多いはずだ。
2位に6打差の首位でスタートしたのはグレグ・ノーマンだった。
しかし、1日のラウンドが終わったとき、グリーンのチャンピオン・
ブレザーを前年優勝のベン・クレンショーから着せられていたのは
イギリスのニック・ファルドだった。
d0164636_7384599.jpg







この日78を叩いたノーマンに対して、ファルドは67で回った。
6打差の首位は5打差の2位に…歴史に残る大逆転を許した。
以後、ノーマンはアメリカ・ツアーでは2勝しかできなかった。
そして、マスターズではこれが最後のラウンドになるらしい。

デビューした当時、“神の子”と呼ばれたスペインのセルヒオ・
ガルシアも懐かしいゴルファーだ。
ちょうど10年前、19歳だった彼が全米プロゴルフ選手権で
タイガーと繰り広げたデッドヒートは手に汗握るものだった。
特に、最終日16番のガルシアの第2打は今も語り草だ 。
我々の仲間内だけかもしれないが。
d0164636_739376.jpg







2打差を追ったガルシアのティー・ショットは右に曲がり
大きな木の根にくっついた。
解説者も「出すだけですね」と話していたこのボールを
彼は6番アイアンでぶっ叩いてグリーンをとらえた!

結局、1打届かず2位に終わったが、それが彼のメジャーでの
最高成績になっている。(ほかにも2位が2度ある) 
優勝もあると思ったが…。

29歳か 立派な青年になったものだ。

「フライド・チキンとか、あの豆料理とか…
とにかく、彼らが食べるようなものは出さないでほしいよ」
…1997年マスターズでタイガー・ウッズが初優勝したあと、
ファジー・ゼラーが言った。
マスターズでは前年チャンピオンが翌年のチャンピオンズ・
ディナーのメニューを決める伝統があり、ゼラーはそのことを
指して話したのだった。
d0164636_7392451.jpg







“彼ら”はアフリカンアメリカンを暗示し、“豆料理”も南部の
黒人家庭でよく食卓にのるようだ。
ジョーク好きは知られていたが、テレビ・カメラがキャッチした
この発言は物議をかもした。

のちに、ゼラーは謝罪し、タイガーもそれを受け入れたが、
ゼラーはこの失言でK-マートやダンロップの契約を切られた。

1979年のチャンピオン、ゼラーにとっても、マスターズ最後の
ラウンドになったこの日、18番のパトロンは温かく迎えていた。

グリーンに上がった彼のサングラスの奥に涙があった。

スポーツ放送には“ドラマ”がある。

人気ブログランキングへ

⇑ 面白かったらクリックしてください。

by toruiwa2010 | 2016-04-17 08:34 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。