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岩佐徹のOFF-MIKE

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パリ・ペルージャとんぼ返り 自薦・厳選300? 16/05/21

全仏オープンが始まった!
~思い出の1999年~( 2010.05.24初出 )
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昨日から今年二つ目のテニスのグランドスラム、全仏オープンが始まりました。
この時期のパリは半そでで過ごせるような暑い日もあれば、薄手のコートがほしくなる、
気温の低い日もあります。現地にお出かけの予定がある方は、お気をつけください。
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プロデューサー以下、制作陣の一部と技術者たちは放送設備のセッティングのために
開幕の5,6日前に日本を出発し、解説者・アナウンサーはおそらく3日前ぐらいの
出発だと思います。現地に着いて中2日で時差ぼけを解消しなければいけません。
70歳目前の柳恵誌郎さんはさぞ大変でしょう。ハハハ。
時差ぼけのきつい私は、ほかのコメンタリー陣より2日ほど早くスタッフと一緒に
パリに向かっていました。飛行機の中で1,2時間しか眠れず、パリに着いた翌日は
ふらふらでほとんど使い物にならないのです。
スタッフは着いた翌日から会場に行って準備を始めますが、私はホテルでひたすら睡眠を
とるようにしていました。年をとるというのは大変なことなんですよ。ハハハ。
 
どのホテルに泊るかによりますが、ローラン・ギャロスまではメトロを使えばそんなに
時間はかかりません。ただし、パリでは何の予告もないまま、いきなりストが始まったり、
乗り継ぎがうまくいかなかったりすることもありますから、ある程度余裕を見て、早めに
ホテルを出ることになります。
しかも、最寄りのオートイユ駅からでも10分近く歩きますから最初から歩く人もいます。
男の足なら40-50分です。9時の集合なら8時過ぎにホテルを出発して朝日を浴びながら
セーヌ川を渡り、まだ眠りから覚めきっていないカフェの前を抜けていくのは気持ちが
いいものです。解説の坂本真一さんは今でも歩いているのではないでしょうか?
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ゲートが開く前、会場の中を行きかう美女たちを眺めるのも楽しみのひとつでした。
VIPの接待係、各売店の売り子さん、会場内の案内係…大勢の中から選ばれたに違いない
美人揃いです。旧ブログ時代、「会場で見つけた美女たち」をギャラリーで特集できたのは
4大会の中でも全仏だけでした。他はもう…。ハハハ。

放送席からの眺めがいいのもローラン・ギャロスの楽しみです。
アンツーカの色とブローニュの森の緑がこの大会ならではの雰囲気を醸し出します。
残念なのは、私たちが初めて現地に行った1992年には、スタンド越しに遠く見えていた
エッフェル塔が、木の葉が茂ってきたために途中から見えなくなってしまったことです。
気が散らなくていいですが。ハハハ。
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全仏の開幕を迎えるたびに、1999年のことを思い出します。
中田英寿が初めてイタリアのセリエAでプレーしたシーズンの最終節と重なったのです。
98-99シーズンの私は主に信藤健仁さんと組んで中田の試合をたくさん実況しました。
最終34節、彼が所属するペルージャはACミランとの対戦が組まれていました。
この試合の結果に、ミランの優勝とペルージャのA残留がかかることが決まったとき、
WOWOWは現地中継に踏み切りました。

シーズンを通してペルージャの試合を担当した私は、プロデューサーに「やらせて
くれるんだよね」と“優しく”お伺いをたてました。ハハハ。
当時60歳だった私の体を気遣って渋る彼に、その心配はいらないとたたみかけて、
希望を通しました。
プロデューサーが心配してくれたのも理由のないことではありません。
サッカーの試合は5月23日に予定され、翌日が全仏の開幕だったからです。
同じように心配するテニスのプロデューサーには「初日の担当を午後の試合にしておけば
昼ごろには戻れるので実況できる」と説得しました。
すったもんだの末OKが出たあと、実際のスケジュールはこんなぐあいでした。
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ローマ~ペルージャは車でざっと2時間半ほどかかります。軽く打ち合わせをしたあと
食事をすると、もう外は暗くなっていました。
翌日は快晴。早朝、新聞を買いに出た帰り、山間からのぼる朝霧に見とれているときに、
日本から来たという若者に声をかけられたことを思い出します。
試合はミランが快勝して3シーズンぶりにスクデットを獲得、敗れたペルージャも残留が
決まりました。
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翌朝パリ行きの一番機に乗るため、試合が終わるとそのままスタッフと一緒にローマに
戻りました。ホテルにチェックインしたあと「軽く食事を」とカフェのようなところに
落ち着いたときはもう11時を過ぎていました。
翌日は4時半に起床、暗い中を一人で空港へ。
シャルルドゴール空港からタクシーを飛ばしてローラン・ギャロスに着いたのは正午を
少し過ぎていましたが、プロデユーサーが、早くても開始が午後3時ごろになりそうな
試合を私の担当にしてくれていたので、まったく問題はありませんでした。

全体のスケジュールは、“きつい”ように見えるかもしれません。しかし、こういうときは、
体の中をアドレナリンが駆け巡って心技体すべてが充実するものです。
アナウンサー冥利に尽きる思いで、どちらの仕事も気持ちよく終えることができました。

4大大会の中で最も粋でおしゃれなフレンチ・オープン…
WOWOWはその辺も伝えてほしいですね。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-05-21 08:18 | 自薦・厳選300? | Comments(2)
Commented by KenKen at 2016-05-22 13:51 x
岩佐さん、こんにちは。

全仏の雰囲気、私も好きです。
現地編集の映像もオシャレと言うか芸術性がありますよね。


1999年の全仏と言えばやはりアガシですね!

決勝もあの逆転劇は彼のテニス人生が凝縮されたような感じでしたね。
Commented by toruiwa2010 at 2016-05-22 14:30
KenKenさん、、こんにちは。

1999年の全仏は女子のグラフxヒンギスも
話題になりました。グラフが最後のGS優勝、
アガシもキャリア・グランドスラマーに
なりました。その二人がのちに結婚…
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