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岩佐徹のOFF-MIKE

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巨人戦&ずるい言い方・書き方~“微妙”という日本語~ 16/06/01

巨人戦:今昔の感

東京ドームの巨人・阪神戦…
NHKが地上波で放送し日テレはバラエティ、
BS日テレは車いすのテニスを放送中だ。
20世紀だったら日テレが独占し、20%は当たり前、
このカードなら30%もあり得たドル箱コンテンツだ。
今昔の感ありだなあ。

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私がフジテレビの現役アナだった1960,70年代は、ONを擁して9連覇を達成した巨人の
まさに黄金期だった。“巨人戦”はテレビ界で特別の意味を持つ単語だった。
巨人が優勢ならファンはそれを存分に楽しみ、劣勢なら終盤の大逆転を期待して楽しむ…
どっちにしても視聴率が稼げた。巨人が主催する試合は日本テレビが独占していたから、
ほかの5球団が主催する試合の放映権をめぐってすさまじい獲得競争が繰り広げられた。
フジテレビ時代は さまざまな事情で年間1,2試合しか獲得できなかった阪神や広島戦が
何試合になるか 毎年 注目したものだ。

選手はいいのだが、球団関係者の居丈高な態度は今思い出しても腹が立つ。
監督や選手のインタビューを依頼して、小生意気な広報に“けんもほろろ”な言い方で
却下され、悔しい思いをしたスポーツ部員や記者は山ほどいるだろう。

視聴率が右肩下がりの中で日本テレビは巨人戦の放映権をばら売りするようになった。
昔を知るものには信じられない!

いやらしい言い方・書き方

「エアフォース1で岩国基地を使う。
戦後すぐと70年後の今と何が違う?
と思います」と玉川徹記者。
取材力があり、リポートの能力も高い人だが、
上記の発言は変。
すべて安全上の理由によるものだ。
これではイチャモンの域を出ない。

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玉川記者のコメントをもう少しこまかく書くなら、「岩国基地は“米軍基地”だ。そして、
エアフォース1のエアフォースは“空軍”ということだ」となる。

どうも、こういう言い方は好きじゃないんだよなあ。しかも「いいこと言うだろ?」的な
“どや顔”で言うことじゃない。大統領の広島訪問に反対ならはっきりそう言えばいい。
専用機を使わず、岩国基地を使わずに、大統領を安全かつ効率的に志摩から広島まで運ぶ
輸送ルートがほかにあるならそれを提示すればいい。

昨日の朝日新聞朝刊に“オバマ氏訪問 舞台裏”という記事があった。
被爆者の選考や対話の裏側、資料館訪問の経緯、スピーチ原稿の推敲などが綴られている。
事実関係が淡々と。しかし、朝日はそこで終わらない。

一方で、核超大国のトップであるオバマ氏は平和記念公園に、
核攻撃の承認に使う機密装置を持った軍人も同行させていた。
広島で「核なき世界」を訴えた米大統領が、広島に初めて
「核のボタン」を持ち込むことになった。


だからどうだ…については書かず、そこで終わっている。“紙面の都合”かもしれないが、
いかにも中途半端だ。私などが書くまでもなく、アメリカの大統領は合衆国軍の総司令官
( Commander in Chief )だから、常に非常時への備えはしておかなければならない…
そうだよね。核の“ボタン”さえ持ち込むことがダメなら、そのボタンを押す命令を出す
“最高司令官”も来ちゃいけないってことにならないのか?

「来てもいいけど、核のボタンは断る」と言っていたら、アメリカ大統領の外国訪問は
成立しないんじゃないの?
この記事も、「最後に書いてやった」としたり顔の記者の顔が目に浮かんで私ゃイヤだね。

“微妙”を間違えていた!

微妙・・・知らんかった!
“差がデリケート”の意味で使っていた。


40年以上 言葉を商売道具にしていたのに日本語については間違いだらけだった…と
繰り返し書いてきたが、先日の「ワイドナショー」を見て愕然とした。
“ほとんどの人が実は間違って使っていた日本語ランキング”だが、10の単語のうち
“爆笑”、“微妙”、“複雑骨折”、“割愛”を間違って使っていたことを知らされた。
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中でもショックだったのは“微妙”だ。

このブログで数100回使っているが、番組で紹介されていた“趣深くなんともいえない
美しさがある様子”という正確な意味で使ったことはたぶん一度もないという体たらくだ。
78年近く生きて来て情けない。トホホ。
一方で、二番目以下の意味として“一言では言い表せないほど細かく複雑なさま。また、
きわどくてどちらとも言い切れないさま”としている辞書もあるからややこしい。

言葉が正確に使いたいという気持ちはあるものの、言葉は自分の感覚を信じて使うべし…
とも思うので、今後、必ず正しい意味でしか使わないと誓えるかどうかは“微妙”だ。
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by toruiwa2010 | 2016-06-01 08:44 | 岩佐徹的考察 | Comments(6)
Commented by eita3 at 2016-06-01 10:08 x
岩佐さんこんにちは。

ワイドなショーのそれには私も興味深く見ていました。微妙を正しい使い方て、褒め言葉として使っても多分間違いなく褒められた相手はいい気分しないでしょうね。

辞書の2番目の意味は後付けかもしれませんねを最近はもっぱら(岩佐さんや番組に出演されていた山口恵以子さんですら)2番目の意味でしか使っていないのですから。
Commented by toruiwa2010 at 2016-06-01 10:27
eita3さん、こんにちは。

正しい意味については何度か
聞いたような気もしますが、
使いかたはずっち間違えたまま…
Commented by ひろ☆はっぴ at 2016-06-01 10:55 x
朝日新聞は、第二次大戦前は熱烈な軍国主義礼賛をしていたのですよね。その反動が今の論調に現れているのでしょうが、いささか辟易とさせられます。サザエさんやフジ三太郎のような小気味いい記事は書けないのでしょうか。
Commented by toruiwa2010 at 2016-06-01 14:28
ひろ☆はっぴサン、こんにちは。

戦前の朝日が軍国主義を殊更礼賛したか…
それは知りません。
私の父は戦争中、毎日新聞の整理部次長?
ぐらいでしたが、戦後、軍部に協力したとして
退職に追い込まれました。
「そこ」に逃げてはいけませんが、そういう
時代だったのだと思います。
Commented by ちえこ at 2016-06-02 07:30 x
岩佐さん、おはようございます。
言葉というのは時代と共に変わるものだと私は思います。本来の意味が分かっていてもそのように使えない言葉がいくつか私にもあります。
微妙も、相手が現在の意味としてしか捉えられないと、「ビミョー」な気持ちになってしまうかも(苦笑)。
Commented by toruiwa2010 at 2016-06-02 08:11
ちえこサン、おはようございます。

おっしゃる通り、言葉は時代とともに
変わっていきます。言葉そのものも
持っている意味も…
「微妙」は、正しい意味で使ったら
相手に通じないかもしれませんね。
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