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岩佐徹のOFF-MIKE

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「ある終焉」good ~よく分からん2作~16/06/03

ある終焉 85

シャワーで体を洗う。食事の用意をする。食べさせる。着替えさせる。寝かせる。
自由の効かない老人に対して 訪問介護が専門の看護師、デイビスの動きに無駄はない。
プロらしくきびきびしているが、ビジネスライクではない。
一人が亡くなれば新しい患者が割り当てられ、同じ日々が繰り返される。

ある日、彼を呼び出した主任が告げた。「セクハラで訴えるそうだ」…
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アメリカを舞台にしたフランスとメキシコの合作映画です。
映画はデイビスの日常を切り取って淡々と、しかし、かなり丁寧に描いていきます。
しかし、彼をはじめ、登場人物の“背景”を説明する映像はないし、セリフを聞いても
人間関係や状況の把握が難しいです。それでいて、この作品は見る者の心をがっしりと
つかみます。少なくとも、私ははまりました。

決して明るいテーマではありませんが、見終えた気分が“暗澹たる”ものにならないのは、
デイビスが患者に見せる深い愛情のせいだと思います。レンズも優しいです。

原題は“Chronic”…長い、長期の といった意味合いでしょうか。
邦題の“ある終焉”はラストシーンから来ているんですかね。ちょっと驚きました。
アメリカの辛口サイト“腐ったトマト”も高評価です。

神様メール ???

神様は存在し、ブリュッセルのアパートに住んでいた。従順な妻と10歳になる娘がいる。
神は自らが創造した人間たちの運命を密室にセットしたコンピューターで操作していた。
ある日、この部屋に忍び込んだ娘がとんでもないことをした。コンピューターを起動し、
人間たち一人一人に設定した“死期”をメールで一斉送信してしまったのだ。思わぬ形で
自分が死ぬ日を知らされた人間たちはパニックに陥った…
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見始めて間もなく「これは無理だ」と思いました。それでも我慢して座っていましたが、
1時間が限界でした。途中退席は「Mrホームズ」、「追憶の森」に次いで今年3作目です。
寓話&コメディですが、気もがどこかがよく分からず、おかしさも伝わりません。
宗教がからみ、おそらく“死生観”の違いも作用しているのでしょう。

素敵なサプライズ 80

母が死んだ。そう信じて枕元に坐り込んだヤーコブのうしろで母がそっと目をあけた。
そして尋ねた。「どうだった?ホッとした?それとも悲しい?」
なにか、感情が動いたかを知りたがったが、ヤーコブの返事は「分からない」だった。
彼は幼いころに父親を失ったことがきっかけですべての感情を失っていたのだ。
「分からない」と聞いた母は「それは残念ね」と言い残して今度こそ息を引き取った。

母の葬儀をすませ、すべての事後処理を終えたヤーコブは全資産を財団に寄付した。
彼がこの世でやるべきことはなくなった。残ったのは自殺することだけだった。しかし、
首吊りをはじめ、試みたすべての手段がうまく行かない。必ず邪魔が入るのだ…
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なかなか目的を達することができないヤーコブは最後に車で海辺に行きます。車の中に
ホースを引き込み、排気ガスを吸って死のうと考えたのです。エンジンをかけて間もなく、
横を一台の車が通りすぎて止まりました。降り立った老人客を運転手が車いすに乗せて
丘の上に消え、すぐに戻ってきましたが、車いすに老人は乗っていませんでした。
車が見えなくなったからヤーコブは“現場”を確認しに行きますが、崖の下にも老人の
姿はありませんでした。

ヤーコブは近くで小さなマッチ箱を拾います。ブリュッセルにある葬儀社のものでした。
家族で営むその会社は、客の求めに応じて“あの世への旅立ち”を手伝っているのです。

かなり“ネタばれ”になってしまいましたが、ヤーコブがこの会社と契約し、ようやく
これで死ねる…と思ったところからがこの映画の本当の物語ですから大丈夫です。
映画の評価は難しいです。面白いと思う人、思わない人、それぞれでしょう。少なくとも
万人が楽しめる映画とは言えそうにありません。あとはみなさんにお任せします。

蛇足ですが、この2作で、ブリュッセルにはいろんな人が住んでるんだ…ということです。
ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-06-03 08:30 | 映画が好き | Comments(2)
Commented by ひろ☆はっぴ at 2016-06-03 11:56 x
友達が旦那さんの転勤に伴ってこの春からブリュッセルに住んでいます。行った途端にテロ事件があって心配しましたが、無事に暮らしているとのことなので、近所に神様らしき人が住んでいないか聞いてみます(笑)
その一家は先月はアムステルダム、先週は地中海のイビサ島と優雅な休日を過ごしているとFacebookにアップしてました。やっぱり日本最大にして世界で五指に入る自動車屋さんは違いますね。
Commented by toruiwa2010 at 2016-06-03 14:36
ひろ☆はっぴサン、こんにちは。

ブリュッセルは私も行きました。
こじんまりしたきれいな街で
Godがすんでいてもおかしくないかも
しれません。死への旅立ちを手つだって
くれる代理店は見かけませんでしたが。
ハハハ。
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