ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

やっぱりいいね「ロクヨン」~内容のない洋画2本~16/06/17

ロクヨン 後編 90

風を伴った強い雨が降っている。
電話ボックスの中、カッパを着た男が受話器を戻し、開いたままの電話帳に線を引く。
三上姓が並んでいる。また一つ、名前が消える。テレホンカードの度数は36。
間をおかず、男は次の行の番号を押す。
相手が出ても何も言わない。女の声、すぐ男に代わり「あゆみか?どこにいるんだ?」と
矢継ぎ早に問いかけてくる。
電話ボックスの男は無言を貫いたまま、叩きつけるように受話器を戻した。
昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件から14年が過ぎていた。

いま、新たな誘拐事件が起き、県警は緊張に包まれている。
犯人は佐藤と名乗り、要求する身代金は2000万円、それを市内のデパートで売っている
スーツケースに入れろと告げて来た。あまりにも「ロクヨン」にそっくりだった。

広報官の三上は捜査本部から報道協定を結ぶようにと求められたが、渡された資料には
被害者の名前がなかった。これでは記者クラブとの約束に反する。強い反発が予想された…
d0164636_8193374.jpg
前編から1ヶ月、待った甲斐はありました。満員の客席にも満足感が流れていました。
新しい誘拐事件はもちろん「ロクヨン」と深い関係がありました。
警務課・広報官の三上(佐藤浩市)が、上司の“保身”に走った行動に悩まされ、県警内で
対立関係にある刑事課の妨害に耐えながら職務を全うしようとする姿に加え、ロクヨンで
娘を失った父親(永瀬正敏)の長い年月が描かれます。

ドラマ(NHK)を熱心に見ましたし、原作も読んだので物語はよく分かっているのですが、
それでも惹きこまれました。演出の力でしょうが、佐藤と永瀬、記者クラブの代表として
三上と厳しく対決した瑛太らの熱のこもった演技にも圧倒されました。この三人は年末の
賞レースで、必ず有力候補になることでしょう。

一点だけ「?」と思いました。同じことを思った人は多いはずです。
エンディングです。
横山秀夫の原作にもドラマにもなかった“エピソード”が追加されています。
これがよかったのかどうかは微妙ですが、私はなくてもよかったなあと思います。
原作もドラマも知らない観客には違和感はないでしょうが。
d0164636_8291234.jpg
さて、前後編ふくめて90点をつけます。今年見た中で90点は「人生の約束」「ちはやふる」
「海よりもまだ深く」「ロクヨン」の4本です。
「ロクヨン」の後編を見たあとでNo1候補としてどれか一作を選ぶ…と書きましたが、
「海よりも…」と「ロクヨン」がどちらも譲りません。もう少し時間をください。
この2本を上回る作品が出てくると助かります。ハハハ。

シークレット・アイズ 70

9.11同時多発テロの翌年、ロサンゼルスで10代の女性のレイプ殺人事件が起きた。
検察局の捜査官・ジェス(ジュリア・ロバーツ)の一人娘だった。
遺体の発見場所はFBIが監視しているモスクの近くで、捜査線上に浮かんだ有力容疑者は
“第二のテロ”の阻止を最優先とする当局が情報屋として飼っている男だった…
d0164636_8195328.jpg
遺体を最初に確認したテロ対策班のレイ(キウェテル・イジョフォー)は激しいショックを
受けたジェスを励ましながら精力的に捜査に当たります。
しかし、テロ対策に悪影響が出ると考えて、情報屋に手をつけたくない検事局の上層部は
あの手この手で事件の捜査を妨害します。間に立つ検事補のクレア・スローン(ニコール・
キッドマン)の助力があってもラチがあきません。

こちらは 事件が起きた2002年とその13年後が行ったり来たりします。登場人物たちが
外国人のせいか、区別が難しく、「これはどっちの話だ」と何度も“迷子”になりました。
ハハハ。

そして、終盤で観客に「えっ、そうだったの?」と思わせる展開が用意されています。
「…だとすれば、あそこは違うんじゃないの?」と言いたくなる意外な展開です。
どんな展開かは書けません。ハハハ。

帰りの電車の中で「ニコールキッドマンはいつまでもきれいね」と妻が言いました。
たしかに。 それはその通りなんですが、一方でジュリア・ロバーツはどうしたんだ?!
と言いたいです。これまでどんな映画に出ても監督は彼女を美しく撮ろう、彼女の魅力を
最大限に引き出そうとしてきたと思います。
しかし、この作品の彼女は最初から最後まで“打ちひしがれた”顔です。設定ですから
そうなるわけですが、それならほかの女優でもいいじゃないか!

ちなみに、“腐ったトマト”の評価は39です。ときどきサイトを覗きますが、30点台は
私が今年 見た映画の中では最低かもしれません。

マネー・モンスター 75

本番前からリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)はご機嫌だった。彼が司会する経済番組は
好調を維持していたから無理もない。いつも通りカメラに向かって饒舌に語りかけて行く。
サブ(副調整室)でキューを出すパティ(ジュリア・ロバーツ)の顔も明るい。
しかし、順調に進行していたスタジオの空気が突然 変わる。ピザの配達員を装った男が
忍び込んでリーに拳銃をつきつけたのだ…
d0164636_8211671.jpg
男は「暴落した株で全財産を失った。その株を勧めたのはお前だ」とリーを糾弾します。
リーも、パティ以下のスタッフも初めは混乱しますが、やがて落ち着きを取り戻して
事態に対応します。
75点をつけましたが、少し甘いかもしれません。全体のリアリティがなさすぎます。
クルーニーとロバーツの共演だし、監督がジョディ・フォスターですから期待しましたが、
それほど出来のいい作品ではありません。「シークレット…」を5点 上回っているのは
こちらのロバーツは魅力的に撮られているからです。ハハハ。
d0164636_8225714.jpg
人気ブログランキングへ

⇑ 面白かったらクリックしてください。

by toruiwa2010 | 2016-06-17 08:31 | 映画が好き | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。