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岩佐徹のOFF-MIKE

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小倉智昭が泣いた~ファミリーヒストリー~16/06/20

NHKに「ファミリー・ヒストリー」という番組がある。以前は金曜日の夜10時だったが、
3月から木曜日の夜7時半に変わった。この番組も好きだが、これまで木曜日の夜8時は
民放のバラエティを楽しんでいた人たちには選択を強いることになった。ひどいわ。ハハハ。
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有名人の家系をたどり、彼らの祖先がどんな生き方をしたかを映像化して伝える趣向だ。
時間も手間もかけた いかにも“NHKらしい”好番組だ。
スタジオに来ているのは“有名人”でもその祖先は多くの場合“市井の人”だし、彼らが
生きたのは戦争をはさみ、コンピューターなどない時代だから残された資料は少ない。
その僅かな情報をもとにスタッフがカメラとともに各地に飛んで丹念に調査していく。
たまに山場がない回もあるが、多くの場合、思いがけない“ドラマ”に出会う。

先日はフジテレビ「とくダネ」のキャスター、小倉智昭が取り上げられていた。
多くの出演者と同様、彼もまた父親から家族の歴史をあまり聞いていなかったと言うが、
スタッフが見つけてきた事実には心底 驚いていた。
母方の祖父は雑誌「實業の世界」の記者としてたくさんの記事を書き、中国の革命家・
孫文に直接会って取材していた。
今 孫の小倉が情報番組の司会をしているのは決して偶然ではないということか。
この番組では 遠い祖先がやっていたこととその子孫である出演者の現在の職業の間に
少なからぬ“血のつながり”を感じる事実によく出会う。

父親は台湾で生まれ、苦労しながら学校に通い、優秀な成績を残したそうだ。
番組後半でスタッフから当時の成績のコピーを渡された小倉はしばし無言で見つめたあと
突然、肩を震わせ始めた。珍しいことだ。 涙をこらえながら言葉を絞り出した。

「これは父親に上げたかったですねえ。苦労しましたから」
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額に収まった黄ばんだ成績表を見ているうちにさまざまなことが思い出されたのだろう。
本人も予想外の涙だったに違いない。彼に限らず、テレビに慣れていると無意識のうちに
素顔を見せないように“身構える”ものだが、このときは“無防備”だったから、“素”の
小倉智昭が出てしまったのだと思う。
父が苦労して生きた証を目の当たりにして涙する姿は美しいものだった。意表を突かれて
私もうるっとなった。

大嫌い…というほどではないが、“何でも知っています”ぶった物言いや“上から目線”で
偉そうな態度があまり好きじゃないのは確かだし、ほぼ毎朝 見ているからしばしば厳しい
ことも書くが、妬み嫉みがあるわけではない。むしろ、同じ時代に同じ商売をしてきた
仲だから、どこかで“親しみ”を感じているぐらいだもの。
そのうえ、“このシーン”を見ちゃったらこれからなんも言えなくなるなあ。ハハハ。

で、「ファミリー・ヒストリー」だが、小倉の回は“証拠”書類もしっかり揃っていたから、
まったく問題はなかったが、ときに たった一人の話を聞いた(らしい)だけなのに、以後の
ナレーションでは“間違いのない事実”のように語られることがあって、違和感がある。
さるジャーナリストの家系図に“でたらめ”だとクレームがついたそうだが、心もとない
話を材料にして、人物やできごとを断定するからそうなるんじゃないかな。
そうしないと、話が先に進まないから仕方がないけどね。ハハハ。

ちなみに、3月から5分短くなっただけなのに、微妙な物足りなさを感じる。
その上“進行係”(今田耕司+女性アナ)を置くようになったが、どう考えても必要ないね。
プロデューサーが交代したのかな?

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by toruiwa2010 | 2016-06-20 08:55 | アナウンサー・実況 | Comments(0)
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