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岩佐徹のOFF-MIKE

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愛されすぎ?の稀勢の里~名古屋場所 終わる~16/07/25

日馬富士がスカッと一発で決めた。これでいい。
三つ巴戦を見たい気持ちがないわけではなかったが、
一人 静かに頑張った“もう一人”の横綱の優勝に
拍手を贈ろう。


横綱同士の対決は日馬富士が完勝して8度目の優勝を果たした。いろんな意味でよかった。
小さな体に多くのケガを抱え、その日その日で調子が変わるという状態の中で、今場所は
集中力をキープし続けた。加えて若干の“ツキ”もあった。
稀勢の里の“綱取り”や白鵬の1000勝などにファンやメディアが注目したせいで終盤まで
マイペースで相撲が取れたことや白鵬が右足親指をいためて急ブレーキがかかったことだ。
だからと言って、日馬富士の優勝の値打ちが下がるわけではない。平幕二人に負けたのは
大きなマイナス材料だが、逆に、白鵬、稀勢の里、豪栄道以下の三役には圧倒的に勝った。
おめでとう、日馬富士!
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稀勢の里が奇跡的に逆転優勝した場合、
審判部は横綱昇進を推すとかいう話がある。
ふざけたことを言うな…と怒るファンは多いはず。
稀勢の里を応援する、日本人横綱を期待する
こととは関係ない。


昨日の朝のツイートだ。
日馬富士が白鵬に圧勝した瞬間“よしッ!”と右のコブシを握ったのはこの情報に接して
猛烈に腹が立っていたからだ。また始まった…と。

2敗の日馬富士を3敗の稀勢の里と高安が追う展開で千秋楽を迎えた。
この流れになったら日馬富士が優勝を逃がすことはあるまいと思いつつ、スポーツ紙が
伝える“稀勢の里昇進の可能性”にムカついていた。
相撲が好きだから、日本人の横綱がいない状態を嘆かわしく思う気持ちはある。しかし、
“最高位”ならそれにふさわしい力士になってほしい。だから“推挙”は慎重でありたい。
間違わないための指標が横綱昇進のための“内規”だろう。
“2場所連続優勝か優勝に準ずる成績”だとされている。それを厳密に適用すべし!
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最近5代の横綱はすべて外国人力士だ。きっちり、“内規”を守っての昇進だった。
しかも、鶴竜を除く4人は連続優勝だ。
先場所の稀勢の里は たしかに13勝2敗の好成績だったが、優勝した白鵬は全勝だった。
星二つの差でも2番目の成績を“準優勝”と言い張るなら、それは“強弁”だ。

相撲協会にはちょうど30年前、北尾(双羽黒)を“無理やり”横綱にした苦い過去がある。
12-3,14-1(ともに決定戦で負けた)…幕内での優勝がないまま昇進した。横綱審議委員会が
“多数決”で決めた。文部大臣、法務大臣を歴任した稲葉修が“精神面の甘さ”などを
指摘して猛反対したそうだが、押し切られた。昇進後、しこ名を双羽黒と改名したが、
効果があるはずもなく、在位8場所で廃業した。それも土俵外でもめ事を起こして。
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豪栄道を大関にするときも、当ブログは反対した。
直前3場所の合計が32勝、33勝が昇進の“目安”とされているようだ。当時の豪栄道は
たしかに32勝したが、12-8-12勝だった。関脇の在位が長いことを評価し、“8勝7敗”を
スルーしたわけだ。おかしいだろう! 同様なケースが起きたときのために、このことは
記憶にとどめておきたい。ハハハ。
在位12場所目、すでに負け越しが4回だ。昇進させたことに問題があったと言われても
否定できまい。

稀勢の里については大関に上がるときも少々甘かった気がする。
しかし、千秋楽まで優勝争いをした形の今場所が“準優勝”なら立派な有資格者だ。
重ねて しかし、上記の外国人5横綱の成績をもう一度見てほしい。13-2(ともに優勝)の
武蔵丸を除くと、4人は昇進前の2場所で合わせて2敗しかしていない。
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過去 何度もチャンスを逃がしてきた稀勢の里には見放すファンも多いが、ここまで来ると
同情論も含めて応援する声も増えている。愛されているのはいい。それも才能だもの。
辛口の北の富士さえ、「酒を断って昇進を祈っている」とラジオで語ったという。嘘つけ!
ハハハ。
千秋楽の放送が終わる直前にも「早く(日本人の)横綱が欲しい」と言って頭を垂れていた。
協会にも、先輩にも愛されているんだね。
この数場所、態度・表情が変わった。特に、顔つきが柔らかくなった。控えでもときどき
笑みを浮かべている。“アルカイク・スマイル”という言葉を思い出す。弥勒菩薩など、
古代の仏像のほほえみをこう呼ぶそうだが、戦後日本に進駐してきたアメリカ兵たちには、
日本人が浮かべる笑みの意味が理解できなくてそう呼んでいた。

archaic smile…稀勢の里には、賜杯を抱いて会心の笑顔を見せてほしいものだ。

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by toruiwa2010 | 2016-07-25 09:03 | 大相撲 | Comments(0)
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