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岩佐徹のOFF-MIKE

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ナダル、負けるところだった! 自薦・厳選300? 16/10/09

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危なかったね、ナダル

~ジャパン・オープン6日目~ ( 2010.10.10 初出 )


しつこい雨の中を有明に行ってきました。好きなナダルのためですもの…。ハハハ。

準決勝の第2試合、ナダルvsトロイツキは見ごたえのある、最高に面白い試合でした。

屋根を閉めた状態でしたが、ほぼ満席のお客さんは十分に満足したと思います。


Nadal d.Troicki 76(4)/46/76(7)


全仏・ウインブルドン・全米を連覇したときのプレーや集中度にくらべると、ナダルは

まだ80%ぐらいの出来だったでしょうか。

試合後の本人は「サーブの出来が悪く、サーフェスが速くてポイントが支配できなかった」と

話していましたが、特別、調子が悪かったとも思いません。集中度の問題でしょうか。


試合が面白くなったのは、ひとえにトロイツキが頑張ったからです。

210キロに届かないサーブですが、26本のエースを奪っていました。

全米でジョコビッチに冷や汗をかかせた彼がセルビアでは“3番目の男”ですから、デビス・

カップで決勝に進んだのも納得です。(決勝の相手はフランス)

サーブが安定していてナダルにポイントを許さず、立ち上がりから“がっぷり四つ”の

プレーを見せました。

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各セットともに見どころがありましたが、ナダルが執念を見せたのは第3セットです。

普段にくらべるとエラーも多いのですが、スタンドが沸くショットもたくさん出ました。

トロイツキの粘りもあってリードを奪えないことにいらいらすることもなく、ファイン・

ショットが決まるたびに大きなガッツポーズで自分を奮い立たせていました。

No1のあの姿を生で見られたのですから、昨日のチケットは安かった。ハハハ。


ナダルのエラーに助けられて第11ゲームをブレークしたトロイツキが6-5とリード。

しかし、“金星”がちらついたのか、続く第12ゲームを30-15としながら3連続エラーで

ビッグ・チャンスを逃します。


タイブレークは両者一つずつミニブレークがあり、6-5とリードしたトロイツキがナダルの

サーブではありましたが、マッチ・ポイントを握りました。

途中から並んで観戦していたTennis Japanの塚越亘さんと、「日本でNo1が負けるのは

いつ、だれ以来ですかね?」と話しているとナダルのファースト・サーブがフォルト!

思わず、「まさか…」と呟いてしまいました。ダブルフォルトが頭に浮かんだのです。

セカンド・サーブはネットに触れてサービス・ラインぎりぎりでしたから、あり得ない

話ではなかったのですが。


結局、このポイントはキープして6-6でエンドをチェンジ。

ここで、トロイツキはナダルの強打を鋭く切り返して鮮やかなウイナーを奪います。

2度目のマッチ・ポイントは自分のサーブです。

206キロのサーブはいいところに入ったと思います。しかし、ナダルがブロック気味に

返したボールをトロイツキがネットにかけて7-7

次のポイントでセカンド・サーブをダウン・ザ・ラインに打ってリターン・エースとした

ナダルがついにマッチ・ポイントを握りました。


試合開始から2時間38分後、トロイツキのフォアがサイドラインを割ってようやく熱戦に

決着がつきました。ナダル、“辛勝”です。

トロイツキが押していました。内容でも上回る勢いでした。

しかし、不思議なものです。勝負の世界ではしばしばこういうことが起きます。

客観的に見ていれば、“五分以上”なのに、ランクの低い選手がトップ選手と対戦すると、

そうは思えないらしいです。第3セット第12ゲームやタイブレーク7-6からのトロイツキの

プレーはその典型でしょう。

9ゲームで15-30とリードした場面でスーパー・ショットを決められたときも、思わず

ベースライン上にしゃがみ込んでいました。思ったようなプレーができていないときにも

常にポジティブ、時には腿をたたいていたナダルとは明らかな差がありました。

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試合が終わり、チェアにラケットを置いたナダルはコートに戻って喜びを表していました。

負けたって大した“キズ”にはなりません。でも「ああ、そんなに勝ちたかったんだ」と

思わせるゼスチャーでした。驚くほど素直な青年ですね。

お客さんも終盤はナダルが負けるのではないかと気が気ではなかったようです。何度も

スタンドのあちらこちらから悲鳴のような声が上がっていました。

「きっと、明日のチケットを持ってるんですよ」と軽口をたたくと、まじめな塚越さんは

「ああ、そうか」…。ハハハ。


“生ナダル”を堪能しました。テニスっていいですねえ…どこかで聞いたような。ハハハ。


ただ、サッカーの場内アナや松岡修造を使っての“あおり”には大きな違和感があります。

退屈させないように、という配慮からの演出でしょうが、本当に必要なのでしょうか。

トロイツキがバスルーム・ブレークをとったときも「息苦しいです。すごくいい試合です。

トロイツキは120%の出来でしょう」と場内に語りかけていました。

少なくとも、会場まで見に来るようなファンなら言われなくても分かることです。


私などは、こういうときや試合開始前の時間はスタンドのざわめきを楽しみながら、静かに

本でも読んでいたいと思います。しかし、あの“騒音”ではとてもとても。


4年前にクレームをつけたとき、「私はあれが好き」というコメントが何件かありました。

正直に書くと、私の周りでは不評です。賑やかな音楽にのって彼の声が響くと顔をしかめて

コートの外に出ていく人もいます。要するに、“功罪半ば”なのでしょう。


松岡氏が、テニスを少しでも盛り上げようという思いでやっているのはよく分かります。

ボランティアでやっているとも聞きます。しかも、本人が悪いわけではない話だけに、

“ネガティブな”ことは書きにくいのですが、電車内で、隣に立った人のイヤホンから

漏れてくるロックの音が聞こえるのと同じような“うっとうしさ”を感じているファンも

大勢いることをぜひ知ってほしいと思います。

まあ、いくら書いても、主催者側がこのことを十分わかった上でやっているらしいので、

この“憂鬱”が解消されることはなさそうですが。ハハハ。*この件、明日も少し。


写真はTennis Japan伊藤功巳さんのご提供です。

私がアイフォンで撮影していたら塚越さんが「あとで送って上げますよ」と言って

くれました。優しいお方だ。謝々。


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by toruiwa2010 | 2016-10-09 08:06 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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