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岩佐徹のOFF-MIKE

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「永い言い訳」よかった 90点~古く感じない「男と女」85点~16/10/21

男と女 85


赤頭巾ちゃんの物語の一節を話して聞かせるとアンヌは娘の手を引いて浜辺を歩き始めた。

港に立ち並ぶ土産物屋をのぞきながら娘との束の間の時間を楽しむ。スタントマンの夫を

事故で亡くしたアンヌは優しい母親だった。


ジャンは真っ赤なスポーツカーの運転席に幼い息子を座らせ運転の真似事までさせていた。

日没が迫る浜辺でも好きなだけ遊ばせた。会える機会は少ないのだ。限られた時間の中で

母のいない息子に愛情をそそぐ父親の顔を見せていた。


アンヌとジャンがそれぞれの子供を寄宿学校に送り届けたのは門限ぎりぎりだった。

建物の中に入っていく息子を見送ったジャンが車を出そうとしたとき、舎監が彼を止めた。

パリ行きの最終列車を逃したこの人(アンヌ)を乗せてくれないかと。


“男と女”が出会った…

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アンヌにアヌーク・エーメ、ジャンにジャン=ルイ・トランティニヤンが扮し、1966年に

クロード・ルルーシュによって制作されたフランス映画です。

♪ダバダハダ、ダバダハダ、ダバダハダ、ダバダハダ…単調と言えば単調なこの音楽が

もう すでにおしゃれじゃないですか。ハハハ。


当時 劇場で見たのは間違いないのですが、覚えているシーンはひとつもありませんでした。

それはともかく、映像がきれいです。色彩がではありません。どちらかといえば、終始、

暗い色調の中で物語が進みますが、構図と画面のトーンが美しいのです。

そして、50年も前の作品という“古さ”はまったく感じません。むしろ、物語に関係ない

何か所かの会話を無音(ミュート)で処理しているところなど、新鮮で、やるなあと思いました。

ハハハ。

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どこの上映館でも同じかどうかわかりませんが、恵比寿ガーデン。シネマでは本編の前に

「ランデブー」という超短編が見られます。


早朝のパリ。短いトンネルを抜けた車がスピードを上げていく。

ゆったりと坂を上っていくと、やがて遠くに凱旋門が見えて来る。スピードを落とさず、

車はあっという間に凱旋門の横を抜け、人影がほとんど見えないシャンゼリゼ大通りを

猛スピードで走り続けてコンコルド広場へ。


右、左と鮮やかなハンドルさばきでルーブルを過ぎ、オペラ座を過ぎてなお走り続ける。

赤信号を気にする様子はない。目の前に現れる人も車も軽々と交わしていく。


ようやく車が走るのをやめたのは…サクレクール寺院の前。そこに、女性が待っている。


…それだけ。長さは9分、カットなし、ワンテイクで撮ったと聞きます。

知りませんでしたが、これもクロード・ルルーシュの作品です。

ドライバーの顔は映らないし、迎えた女性の顔もアップにならないうちに終わりますが、

十分 “ドラマ”になっています。もうけた気分でした。ハハハ。


永い言い訳 90


作家・津村啓(本木雅弘)が鏡の前に腰を下ろしていた。首からビニールの布が下がっている。

髪が濡れているのが分かる。散髪をしているのだ。彼のうしろでハサミを持っているのは

妻の夏子(深津絵理)だ。テレビからはクイズ番組の音声が聞こえている。

他愛ない会話が交わされていた。


わずかな言葉の行き違いから軽く言い合いになった。いやな空気を残したまま、夏子が

出かけて行った。高校時代からの親友とスキーに行くのだ。

津村は夏子が家を出るとすぐにスマホに手をのばした…

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スランプに陥った津村は不安定な精神状態にありました。売れない時代から支えてくれた

夏子に対しても素直になれません。だから“言い合い”になったのです。

夏子が出かけたあと、彼は若い恋人(黒木華)を家に呼びます。翌朝、“事故”を知らせる

電話がかかりました。夏子が親友とともに 乗っていたバスの転落事故で亡くなります。

そこまでが導入部です。


物語が動き始めるのはバス会社の説明会で津村が親友の夫に出会うところから始まります。

ディテイルに不満がないわけではありませんが、全体の仕上がりはいいと思います。

津村の“心模様”がていねいに描かれているのは、原作・脚本・監督が同一人物(西川美和)

だからかもしれません。彼が“父性”に目覚める瞬間など、やるもんだと感心しました。

ハハハ。


相変わらず 本木がいいですね。主演男優賞の候補になりそうな予感。

重要な人物を竹原ピストルという俳優が演じます。よかったのか悪かったのか、私には

かなり微妙です。奇をてらったとは言わないものの、はまっているようないないような…

みなさんで判断してください。ハハハ。


何者 85


佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之…

魅力的な俳優が揃った青春映画です。演劇や音楽に打ち込んで

それぞれに学生生活を満喫してきた若者たちが受験以来の人生の

試練に直面するのは就職活動です。


原作は朝井リョウ、同名の小説で直木賞を獲ったそうです。

“「爺さんには分かんねえだろうなあ」と言われそうなので”

という不純な理由で85点としました。ハハハ。

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ちりばめられたいくつかのエピソードは“就活あるある”的で

正直、何を描きたいのかが伝わりませんでした。もしかすると

原作者の思惑とは違う作品に仕上がったのではないでしょうか?

もちろん、それも“あり”ですが。


どうした、ハカセ?


ここだけの話ですが、昨日、ブログを更新したのが810分、

更新したことを告知するツイートは843分でした。

すると、91分にそのツイートをRTされました。

RTロゴのあとに“水道橋博士さんがリツイートしました”と。

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「どうせBOTだろう」と思ってチェックすると本人でした。

どうも、起き抜けにエゴサーチして自分に関係するツイートや

ブログを拡散するのがハカセの日課のようです。

続けて“イチャモン”が来るかと、少し緊張しました。ハハハ。


間違ったことは書いていない自信があったのに緊張するのは

“炎上”の経験があるからですね。


結局、なにごともなく…。

“余波”なのか、今朝は早くからアクセスが多いですが。


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by toruiwa2010 | 2016-10-21 08:29 | 映画が好き | Comments(2)
Commented by Vevey at 2016-10-22 12:11 x
岩佐さん、こんにちは。

「男と女」大好きな映画です!リアルタイムでは観てなくて70年代に観たと思われますが、大人の世界を垣間見てドキドキしました。
とても低予算で作られたとは思えないクオリティーですね。

30年後に冬のノルマンディー地方を訪れた時に、わざわざ寄りました。
誰もいない砂浜とボードウォークを歩き、ホテルノルマンディーでお茶を飲んで満足して帰りました。
この映画を観てない夫には何の事やら?だったようですが(笑)
Commented by toruiwa2010 at 2016-10-22 16:54
Veveyさん、こんにちは。

傑作とは思いませんが、なかなか
いい映画ですね。色あせない...のが
すごいですね。そーヴィルの海岸は
殺風景ですが、映画で見るとなんだか
ロアンチック…ハハハ。

今日は「奇蹟がくれた数式」を見てきました。
いいと思いました。
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