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岩佐徹のOFF-MIKE

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2016 MLB日本人選手通信簿~田中A+、イチローはA~16/10/26

メジャー・リーグは今日からワールド・シリーズが始まりました。

さて、当ブログ恒例の通信簿はこれが最終回になります。

来年以降は見る機会が減りそうだからです。

つまり、“老いた”からです。ハハハ。


2007年オフから始めて多いときは3回に分けて書いてきた

通信簿ですが、去年から1回で終わるようになりました。

あまり、嬉しくはありません。

*評価はSA+AA-、B+BB-、Cの順です。


A イチロー (マーリンズ 通算16年目)

143試合 .291(32795) 出塁率.354 1HR 22打点 30四球・42三振 10盗塁

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現地87日のロッキーズ戦でライト・フェンス直撃の3塁打を放ちMLB史上30人目の

3000安打を達成した。16年目、2452試合目、9567打数目の快挙だ。お見事!

日本人でこの記録を達成する人はおそらくもう出てこないと思う。


シーズン前、「去年の数字を当てはめると、達成は9月になるだろう。まかり間違えば、

来年に持ち越すこともありうる」と書いたが、5月に主力の一人がケガで欠場したときに

大爆発をしたので一気にペースが速まった。アウェーだったが、雰囲気はホームとあまり

変わらない中で達成できてよかった。しかも、達成の瞬間が日本時間の午前7時半過ぎ

だったから、多くの日本人がライブで喜びを共有できたのもよかった。

次に、日本人がこれほどのマグニチュードの記録に挑戦するのを目撃するのは早くても

数十年後だろう。

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閉幕後すぐに、来シーズンもマーリンズでプレーすることが決まった。

監督がイチローに敬意を持っているし、チームは控えの外野手として願ったりかなったりの

選手をキープできる。しかも、信じられない安さで。


イチローにとってもメリットが多い。まず、内情が分かっているのが大きなポイントだし、

若手が多いチームメイトから尊敬されている。イチローの年齢になったら、こういった

居心地のよさこそチーム選びの最大の条件だと思う。それを考えると、イチローが着る

最後のユニフォームはマイアミ・マーリンズのものと言って間違いないのではないか。


評価がSA+でないことに異論があると思う。

あくまで、今シーズンにかぎった評価だということ、3000安打は16年の成果だということ、

チーム内でも第4の外野手だったことなどを考慮して評価をAとした。了承されたい。


A 田中将大(ヤンキース 3年目)

31試合 144敗 1992/3 防御率3.07 36四球・165三振 22HR

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最後の2試合の先発を回避せざるを得なかった点を除くと、立派な成績だ。

特に、終盤でヤンキースにワイルドカードのチャンスをもたらした7連勝は光る。

かつての、相手を力で圧倒するピッチングは見られなくなった。しかし、“かわす”という

ピッチングとも違う。丁寧に投げて集中打を浴びない…クレバーな投球が印象に残る。

ヒジの不安は去ったわけではないだろから、来年以降もこの投法が続くのだと思う。


開幕から1ヶ月半で1勝しかしていなかったのに、最終的に“14勝”したことに注目が

集まりがちだが、もっと褒められるべきは“負けを4つ”に抑えたことだ。

投手としての勲章“200イニング”や防御率1位をわずかのところで逃がしたのは残念だが、

記録を目標にしていたわけではないだろう。長いキャリアを考えたら、不安を抱えながら

マウンドに上がらなくてよかったと思う。


8月、9月の投球は堂々たるものだった。チームはベテラン勢が去るが、終盤で起用した

若手に“手ごたえ”があったから来年こそ、プレーオフで活躍する彼の姿を見たいものだ。

そのためには、ブルペンの強化が必要だろうが。


B+ 岩隈久志(マリナーズ 5年目)

33試合 1612敗 199回 防御率4.12 46四球・147三振 28HR

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1年を通して制球に安定感がなかったのは何故だろう?フォアボールが過去最多だった。

SO/W…つまり、三振と四球の比が先発に転向して以来のワーストだった。(3.20)

三振を取るボールはあるが、力でねじ伏せるタイプではない。打たせて取る投手だから、

ストライクを先行させて有利なカウントで勝負をしたいのだが、今年はそうはならない

試合が多かった、


5.06点という高い援護点もあって自己最多の16勝を挙げたことは十分評価できるのだが、

12敗は大きな減点材料だ。1516勝する投手は悪くても負けを半分以下に抑えるものだ。

ワイルドカードでプレーオフ出場の権利が取れそうだった8月中旬以降の9試合の成績が

振るわなかったのも印象が悪い。25敗で防御率4.96…エース格だけに残念だ。


以上が“B+”の理由だ。

投手の16勝は打者なら31分ぐらいか。それだけ頑張ったのだから本来なら“A-”が

妥当だが、どうしても気になるのだ。許されたい。


B+ 青木宣親(マリナーズ 5年目)

118試合 .283(417-118) 出塁率.349 4HR 28打点 34四球・45三振 7盗塁(9盗塁刺)

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MLB 5年間で4球団目になる。日本ではトップクラスのバッターだったが、メジャーでは

…というか、あちらのGM、監督、コーチの目には“並みの選手”に見えるようだ。つまり、

どの球団にとっても“不可欠”な選手にはなり切れない。逆に、それでも必ず次の球団が

出てくるのは青木に間違いなく“3.5人目”の外野手の力を持っているからだろう。

コンスタントに28分を打つ選手はそう多くないからなあ。


2度にわたってマイナーに落とされた。対左投手の成績が悪すぎた。

それを除けば“1番・レフト”でそれなりに出場のチャンスはあったし、2度目の降格から

戻ったあとの数字は素晴らしいが、全体として球団に求められた数字を残したかどうかを

聞かれると答えは微妙だ。打率も出塁率も過去4年とあまり変わらないのだが、本塁打が

打てないし、盗塁の成功率も悪すぎて存在感は薄かった気がする。


マリナーズの来季のチーム構成がどうなるのか知らないが、年齢的にも、ポジションを

確保するのに苦労するのではないだろうか?


A 前田健太(広島カープ→ LAドジャース 1年目)

32試合 1611 1752/3 防御率3.48 50四球・179三振

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1年目ですから、12勝、防御率3.50をクリアしたらあっぱれを贈ります…

“展望”にそう書いた。16勝は“あっぱれ”どころか、どんなに褒めても褒め足りない。

お見事と書いておく。


コーナーをつくピッチングだが、審判によってはきわどいところをストライクに取って

くれないためにかなり苦労する場面も何度か見かけた。“仲良く”してできるだけたくさん

右手を挙げてもらうようにしないとね。ハハハ。


C ダルビッシュ有(レンジャーズ 4年目)

17試合 75敗 防御率 3.41 1001/3 31四球・132三振 12HR

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TJ手術からマウンドに戻ったのは5月末だった。

5回を投げて3安打1失点。7三振を奪って勝ち投手になった。チームも好調だったから

プレーオフに向けて大きな力になると期待した。

注目したのは復帰して最初の登板で最速158キロを出したことだった。


TJ手術を受けると球速が落ちる投手と増す投手がいると聞いた。2度目以降の投球を見て、

ダルビッシュは後者なのだと確信した。彼のスタイルから考えると、威力がある変化球を

頭に入れつつ、手術以前より速い球にも対応しなければならない打者は大変だ。

このまま登板を重ねていくと、秋を迎えたときのダルビッシュはMLBでも5本の指に入る

ピッチャーになるのではないかと思った。…どこかに書いたはずだが見当たらない。ハハハ。


なかなか調子が上がらず、期待したほど勝ち星も伸びなかった。

公式戦最後の2試合は内容もよかったが、プレーオフでは打ち込まれた。

評価が厳しいのは期待が大きい証拠だ。来シーズンは開幕から真価を見せてほしい。


上原浩治と、田澤純一については

ニュース映像以外 見る機会がなかった。

数字だけで評価するのは遠慮しておく。


by toruiwa2010 | 2016-10-26 09:15 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
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