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岩佐徹のOFF-MIKE

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海賊とよばれた男…惜しいなあ~ #ミス・シェパード は佳作~16/12/16

海賊とよばれた男 85


終戦から2日後、昭和20年8月17日の東京は一面の焼け野原だったが、その一角に

かろうじて焼け残っていたのは油の売買で財を成した國岡商店だった。

集められた社員たちは、皆、将来への不安でいっぱいだった。

そこに姿を見せたのは社員たちからは“店主”と呼ばれる國岡鐵造(岡田准一)が声をかけた。


「愚痴を言うな。誇りを持て。日本人がいれば必ず日本は立ち上がる。

心配するな。誰もクビにはしない」…

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油を扱う商人としてのし上がっていくときに強引な手段も用いたため同業者から“海賊”と

呼ばれた時代もある出光興産の創業者・出光佐三を描いています。

オープニング・シーンからおよそ6割のシーンで岡田は60歳を超えた鐵造を演じます。

36歳の“アイドル系”の俳優がこういう老け役を演じるのは極めて珍しいことでしょう。

特殊メークを施し、年齢に合わせて声も太く、かすれたものにして違和感をなくしています。

国村準、小林薫、堤真一、染谷将太、吉岡秀隆、鈴木亮平…脇を固める豪華な俳優たちに

支えられて力を出し切ったと思います。145分の長丁場を引っ張ったのは彼の力でしょう。


第38回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を獲った「永遠の0」に続く“百田尚樹原作・

山崎貴監督・岡田准一主演”の作品ですが、それほど高い評価が得られるとは思いません。

前作にくらべると全体に“一本調子”で盛り上がりに欠けています。

(綾瀬はるか)との関係がエンディングでよみがえり、泣かせる場面になるのですが、

伏線の張り方が十分ではなかった気がします。


ミス・シェパードをお手本に 85


ロンドン近郊のカムデンは有名人も多く住む静かな住宅街だ。その中心街から少し外れた

グロスター・クレセント通りの路上に停めた古ぼけたバンで老女が暮らしていた。

地域の住人から“マダム”と呼ばれることもあるその老女、ミス・シェパードは 垢に汚れ、

べとつく衣服をまとい、異臭を放っていた。


隣人たちは、通りを転々としながら暮らす彼女とつかず離れずの付き合い方をしていたが、

気持ちの優しい劇作家、ベネットはそういうわけにはいかなかった。ある日、たまたま

通りかかったときにバンを押してくれと頼まれたのをきっかけに懐かれてしまつたのだ…

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ミス・シェパードに難問が持ち上がります。町の規則が変わって路上に車をとめることが

出来なくなったのです。“お人よし”・ベネットは彼女の求めに応じて庭先にとめることを

認めてしまいます。ほんの数か月のつもりでしたが、奇妙な“同居生活”はなんと15年!も

続くことになります。


1999年に舞台でもこの役を演じていますが、100%、マギー・スミスありきの映画ですね。

イギリス演劇界の“至宝”は現在81歳ですから、80歳のときの作品でしょうか。

短いセリフだけで、あるいは、何も言わず表情だけで、ホームレスではあっても 頑固で

決して“thank you”を言わない誇り高い老女を見事に演じています。


今の日本の女優なら樹木希林でしょうが、彼女だと当たり前すぎて…。

頭に浮かぶのは杉村春子です。彼女なら強い性格の持ち主、ミス・シェパードをスミスと

同じレベルで演じたと思います。もう、彼女の名前を知る人も少ないでしょうが。


原題はThe Lady in the Van(ヴァンの中のレディ)です。邦題は“いじり”すぎてますね。

ハハハ。


Rotten Tomatoes…とは?


今週は見た本数も少なかったので、“スペース”が余りました。ときどき、参考にしている

Rotten Tomatoes(腐ったトマト)について少し書いておきます。


映画のレビューをまとめたサイト…というとらえ方でいいと思います。

話題作かどうかで集まるレビューの数にバラつきがありますが、100~250でしょうか。

NYタイムズを初め、名のある新聞・雑誌をほぼすべて網羅しています。

で、Rotten Tomatoesは記者・評論家の記事を読んで、作品に対して好意的か否定的かを

判断します。“新鮮”(fresh)腐っている”(rotten)かに置き換え、それぞれのアイコンを

それぞれの記事の頭に表示します。

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好意的なレビューが全体の60%以上なら新鮮60%未満だと腐っていると判定します。

そして、75%以上を獲得すると“新鮮保証”(certified tomatoes)のアイコンが与えられます。

集まったレビューの中で好意的なものが占める割合を数字で示しているわけで、決して

それぞれの記事の評価点の平均ではありません。混同するとややこしいです。


過去の経験で“いい映画・悪い映画”と“面白い映画・面白くない映画”が一致しないことや

専門家の見方が絶対ではないことを知っていますから、アメリカでの評価はどうだったか

それほど気にするわけではありません。

このサイトでは、たとえば、「第三の男」、「市民ケーン」、「イブのすべて」など古い映画が

すべての専門家から高評価を得て100%を獲得していますが、99%で「オズの魔法使い」が

史上のベストにランクされています。


21世紀になってからの実写映画で最高の評価(98)を受けているBoyhood(邦題:6才のボクが、

大人になるまで」を私は85点しかつけませんでした。評論家が専門家の目で見て推すものと

ファンとして観客が見た感想は必ずしも一致しませんね。私が参考にするのは見ようかどうか

迷ったときぐらいです。


ちなみに、最近5年間の私の洋画ベスト1をこのサイトがどう見たかチェックしてみると…

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そして、今日公開される話題の「ローグワン」の評価は85%となっています。

私はまったく見る気がありません。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-12-16 09:00 | 映画が好き | Comments(0)
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