ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

作品賞逃がしたラ・ラ・ランド~違和感はないなあ~17/03/01

ラ・ラ・ランド 80


その日、気温29度のロサンゼルスのフリーウェイはひどく

渋滞していた。まったく動く気配がない。

たまりかねた黄色いドレスの女が車を降りて踊り出した。

一人、二人と 男が、女が、年配者も若者も、黒人も白人も

次々と彼女に加わっていく。やがて、車という車から人々が

路上に降りて踊り始めた。


動かない車の中でミア(エマ・ワトソン)が声を出してセリフの

練習をしている。オーディションに行く途中だったのだ。

周りの車が動き始めたことにも気づかないほど熱中していた。

後ろの車の男(ライアン・ゴズリング)がクラクションを鳴らす。

それでもミアは動かない。業を煮やした男がミアの車の横から

スピードを上げて抜いていき、鋭い目でにらみつけた。


ミアが中指を立てて応じた…

男の名はセブ、ジャズクラブでピアノを弾いています。

いつの日にか自分のクラブを開業したいと考えているセブと

連日のようにオーディションを受け続け、落ち続け、それでも

女優を目指すミアはこうして出会いました。

その後も偶然の出会いを繰り返すうちに二人は恋に落ちます。


ミュージカル映画と聞いて私たちの年代の者が思い浮かべるのは

1950年代の「パリのアメリカ人」、「雨に唄えば」、「オクラホマ」、

「足ながおじさん」、「パリの恋人」、「南太平洋」etcです。

同時に、フレッド・アステア、ジーン・ケリー、ゴードン・

マクレー、ミッチ・ゲイナーと言った主演俳優たちの名前が

wikipediaの助けがなくてもほぼ正確によみがえります。


終戦から間もないそのころも今も、残念ながら日本映画では

絶対に見られない レベル高い歌とダンスにしびれたものです。

「サウンド・オブ・ミュージック」や「ウエストサイド物語」は

忘れ難いし、最近では「シカゴ」や「ドリーム・ガールズ」も

すぐれたミュージカルだと思います。


本作は“噂”のミュージカルです。アカデミー賞では13部門で

14のノミネートを受け、かなりの賞をさらうのではないかと

言われていました。

初日に見に行きました。その朝の「めざまし」で、評論家・

有村崑も軽部アナ、女優・板谷由夏も「ラ・ラ・ランド」が

作品賞をとるだろうと話していました。しかし、見た直後の

感想としてはどう考えてもそれほどの映画とは思えませんでした。


“後出し”と言われそうですが、誓ってそうではありません。

その証拠に、授賞式の朝9時前にこうツイートしています。


アカデミー賞授賞式が始まる。

ミュージカル「ラ・ラ・ランド 」の

前評判が極めて高い。

公開初日に見たが、私の評価は80点。

娯楽大作であることは認めるが、

作品賞をとるとは思えない。


交通を遮断し、限られた時間で撮ったというオープニングの

ダンス・シーンは迫力があったし、ロスの街を見下ろす高台の

公園での二人を“長回し”で撮った場面も素晴らしいと思います。

エンタテインメントとしては十分に“あり”ですね。

こういう映画がしばらく作られなかった…という事情もあって

インパクトが強かったとしても、へそ曲がりの私には作品賞に

値するとは思えませんでした。

前代未聞のハプニングのあと、作品賞は「ムーンライト」に

持っていかれましたが、私にはまったく“違和感”がありません。

ただし、あくまでほかの候補作品を見ていない段階の話です。

すべて見たあとで意見が変える“権利”は保留しておきます。

ハハハ。


by toruiwa2010 | 2017-03-01 08:55 | 映画が好き | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。