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岩佐徹のOFF-MIKE

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なんか“得した”気分だね~アーカイブから~17/08/19

さんま千原ジュニア

~笑いのまじトークを見た~ ( 2011.07.05 初出 )

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行きつけの永福町のうなぎ屋は注文してからさばき始めるので、

出てくるまでにかなりの時間がかかります。結婚48年目の

夫婦二人だと会話が続きません。ハハハ。

以前はわざわざ、本を持参していましたが、最近はマガジン・

ラックにある週刊誌、SPA!を読むことにしています。


電車の中では開けないようなグラビアや露悪趣味な見出しが

多いので、私は絶対に手を出しませんが、この店でたまたま

読んだとき、あるコラムに惹きつけられました。

“すなわち、便所は宇宙である”…実にSPA!らしいタイトルです。

ハハハ。


書いているのは関西出身のお笑い芸人・千原ジュニアです。

彼が自分で書いているのか、聞き書きなのか分かりませんが、

視点がユニークで語り口も軽妙なので、この店に行くと、必ず

読んで、笑ったり感心したりさせてもらっています。


今日のエントリーは、もともと、ジュニアを“たたえる”ために

準備していました。今のお笑い芸人で一番輝いている男だと

惚れこんでいるからです。

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先日の「すべらない話」のMVSは少しおまけ感が漂って

いましたが、2,3週間前に「笑っていいとも」で聞いた話なのに、

同じように笑えたのはやはり“腕”なんでしょう。

トークのキレ・スピード、絶妙な“間”、言葉の選択、悪乗り

しそうな芸人をやんわりとおさえつけ、笑いを取ったまわりの

話を引き取って、更に大きな笑いにつなげる“仕切り”のうまさ…

「笑っていいとも」や「○○な話」だけを見ても、腕の確かさは

疑いようがありません。


素人ですが、お笑いに対しては“うるさい”私としては、この辺で

“千原ジュニア讃”を書かねば…と思っていました。そのために、

この2週間、SPA!を買いました。コラムを読むだけのために。

ハハハ。

出演するテレビ番組も注意深くチェックしていました。

すると、とんでもない“やりとり”に遭遇したのです!


「千原ジュニアはもっとこうするべきだ?」

立ち上がり、読み終えたメモをポケットに入れながらジュニアは

「さあ、これだけ聞いて帰ろ」と、“したり顔”でした。


…「さんまのまんま」にジュニアが呼ばれたのはつい先日です。

あまりにも話が面白いためにとうとう2週連続という異例

放送になりました。1週目の終盤、ジュニアが後輩から集めた

さんまへの質問が続いていましたが、自分が一番聞きたかった

この質問を最後まで取っておいてさんまにぶつけたのです。

真面目な答えを求めているのか、笑い狙いなのか、ジュニアの

真意をつかみかねていたさんまでしたが、“まじ”だと分かると、

こう答えました。


「今で売れてんねんから全然ええけど。

ただ、お前はシュートとかシンカーを投げようとするから…。

それは“たま”でええよね。笑いのストライク・ゾーンは

ストレート投げてファウル打たしてる方がええから。

お前、空振り取ろうと思うことが多いから…」

「はあーっ」

「それを半分に減らすように変えて行けば、結構…

ああ、ええこと教えてしもた」

「よっしゃーっ」

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「はあーっ」と言ったときのジュニアは“感に堪えて”いました。

さんまの指摘に思い当たる何かがあったに違いありません。

その瞬間の表情は本物でした。

よほど、胸に響くものがあったのでしょう。うーん、そこを

見られていたか、いや、まいった…というところか。 ハハハ。

「ええこと教えてしもた」と言ったあと顔を覆い、体を折って

後悔する仕草で真面目ムードを笑いに変えようとしたさんま…

文字にすると伝わりにくいですが、ほんの1分ほどのやりとりの

すごさたるや、お笑い好きにはこたえられないものでした。


さんまの“後悔”はもちろんジェスチャーにすぎません。

ジュニアがかわいくて仕方がないのだと思います。力も十分に

認めているのでしょう。ジュニアの話から分かります。


2001年、ジュニアがバイク事故で重傷を負い、長い休養のあと

復帰した最初の番組が「まんま」だったそうです。そのとき、

「退院祝いは何がいいか」と聞かれたジュニアは しゃれで

「レギュラー番組をください」と答えました。

しばらくたったころ、さんまはそれまで断り続けていた番組を

引き受けました。

「千原兄弟をレギュラーにする」ことだけを条件にして…。


“やりとり”には、そんな二人の関係が現れていたと思います。

本来、酒の席か楽屋でする話かもしれませんが、番組の中での

超“まじトーク”でした。

駆け出しではないお笑い芸人二人にとっては少し“リスキー”

だったかもしれません。

ジュニアにしてみれば、普段 面と向かって聞ける話ではない。

でも、これなら“流れ”で聞ける、と計算したのでしょう。

さんまは人前で真面目な話をすることをとても恥ずかしいと

思うタイプの男です。

しかし、思わぬ質問に戸惑ったのは一瞬で、ポイントをついた

アドバイスをしつつ笑いも取ってしまったさんまの“剛腕”に、

感心してしまいました。

ジュニア、君もすごいが、越えなければいけない山は高いなあ。

ハハハ。


同じ業界の先輩から後輩へのアドバイスは結構難しいものです。

同業の後輩から求められてアドバイスすることがありますが、

厳しい話をした結果、“それっきり”になることが多いです。

いいことだけを言われたいのかもしれません。ハハハ。

私自身も“ほめられて伸びる”タイプですから、分からなくは

ありません。しかし、本来、問題点を指摘するのは“愛情”が

なければ、直したら伸びると思わなければできないことだと

思います。


それだけに、業界ではすでに一目置かれる存在になっている

ジュニアがあえて公開の場で意見を求め、笑いの“オブラート”に

包みながら、「いつか言ってやりたい」と考えていたと思われる

話でさんまがこたえた…互いが認めあい、リスペクトしあう

2人が作りだした“空間”は、見事な“エンタテインメント”に

なっていました。いいもの見ちゃったなあ。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2017-08-19 08:30 | アーカイブから | Comments(2)
Commented by rui-carlos at 2017-09-05 11:08
こんにちは。その「さんまのまんま」は見たかったですね。私も「すべらない話」を好んで見ますが、必ずしも千原ジュニアの話でいちばん笑うわけではありませんが、「うまいなあ」といちばん思うのは彼で間違いないです。面白いだけでなく感心、納得する感じです。特に関西以外からの出演者に比べると話の初めから落ちまで絶妙に組み立てられていて、しかもそれは前の晩に綿密に予習した風でなく即興的に聞こえるのが良いです。短い話も長い話もうまいですね。
Commented by toruiwa2010 at 2017-09-05 13:59
rui-carlosさん、こんにちは。

お笑い好きにはこたえられない
ひとときでした。
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