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岩佐徹のOFF-MIKE

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あまりにも惜しいぜ、紳助~アーカイブから~17/09/09

島田紳助さらばじゃ

~楽しんだ オーキニ~ ( 2011.08.24 初出 )

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思うことは山ほどありますが、率直に書くなら「しゃあないな」

しかありません。会見では“体裁”を整えていましたが、中は

ボロボロだったでしょう。彼が言う通り、ピークをきわめた

実感はあるでしょうが、芸の世界で一度でも頂点に立ったら、

そこで満足するのではなく、退きぎわを頭に入れつつ、それを

キープしたいと思うのが普通の感覚だと思います。

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「けじめとして」や「後輩への戒め」を素直に受け取ることは

できません。昨日の会見では出なかった話がほかにもたくさん

あるのではないか…と勘ぐってしまいます。

舞台を降りた紳助はいわば“落ち武者”です。イエローを含めた

ジャーナリズムはかさにかかって袋叩きしてくるでしょう。

今週以降、さまざまな、あること・ないことが週刊誌などに

登場するだろうことは想像に難くありません。

スターの座にあれば反論もできますが、これからの島田紳助は

打たれるに任せるしかないのです。


中学から高校にかけて関西で過ごした私は、関西弁にまったく

抵抗がありません。よしもとや松竹系の芸人が大好きです。

そんな私には、今でも現役で活躍していてもおかしくない、

横山やすし、横山ノック、上岡竜太郎…本物の“プロ芸人”を

さまざまな理由で失ったことが残念でたまりません。


200410月に紳助が傷害事件を起こしたときには「ほんま、

ええ加減にしいや」と書きました。当時の彼は絶好調でした。

だからこそ落とし穴にはまったのかもしれませんが。

圧倒的な頭の回転の速さ、抜群の“間”に加えて、辛口トークの

奥に見せる人や物への優しさ、温かさ…多くの人が言うように

下品なところはあるものの 芸人として好きでした。

しかし、謹慎に入った時点で、復帰できても かつての鋭さが

戻るはずはないと思いました。


歌とか、落語のようにひとりで勝負できる分野ならともかく、

司会者として タレントや素人の出演者を、押したり引いたり

しながら番組を進めるのが彼の“芸”ですから、相手に対して

圧倒的に優位に立たないと成立しません。あの事件が起きて

芸人としての紳助は終わったと思いました。

しかし、さいわいなことに、このときは、ファンはひとりの

天才的な芸人を失わずに済みました。


薬物使用や傷害事件にかかわった場合でも、歌手や俳優などは、

多少のバッシングはあっても、それほど大きな影響を残さない

ケースがあります。しかし、ときに“バカ”を演じて見る人を

笑わせる芸人の場合は深刻です。

それを思えば、かなり“すんなり”復帰できたのは奇跡と言って

いいのでしょう。

あのとき、紳助はもっと学んでおくべきだったのです。


1970年代、関西だけでなく関東でも人気番組だった毎日放送の

「ヤングおー!おー!」が懐かしいです。

笑福亭仁鶴、桂三枝の司会、さんまをはじめとする若手芸人が

元気いっぱいに飛びまわる中に「ボク、体 弱いねん」と怯えて

見せるギャグで笑わせていた紳助もいたのです。

竜助と組み、猛烈な速さのマシンガン・トークで漫才ブームを

駆け抜けて行ったのはそれから間もなくのことです。


内容的には、竜助の力不足もあって紳助一人が頑張って笑いを

取って行く印象がありました。

揃って力のあるダウンタウンが出てきたとき、「負けた」と思い、

漫才を辞める決意をしたと、よく話していました。その決断を

松本にだけは話した…と言うのも分かります。

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今回は“復帰”はありません。

誰が見ても危なっかしいところはあったのですから、誰かが

親身にアドバイスをすべきだったのでしょうが、あそこまで

“大物”になってしまうと簡単じゃないということでしょうか。


昨日の夜9時ごろ、紳助が10時から「今後の活動」について

記者会見を開くという情報がネット上に出回っていました。

なんだ、なんだ!

日曜日の「行列…」は生放送でしたが、おかしなところは

ありませんでした。

頭に浮かんだのは二つの可能性です。


“黒い交友”でよからぬ噂もあったので、その絡みなのか。

そうだとすれば、かなり深刻な話なのでしょう。

事務所の社長が同席するとのことでしたから“解雇・引退”の

可能性が一番 濃厚でした。


もう一つは、府知事・市長選への立候補でした。

改編まで1カ月あることを考えるとタイミングが悪すぎますが、

そう考えたのは会見が10時にセットされていたからです。

「鑑定団」の放送が終わる時間です。

選挙戦出馬を発表すれば放送できなくなりますから、テレ東に

義理を感じてこの時間にしたのではないか…と”疑い”ました。


正解は前者でした。

親密さがにじむメール…微妙ですが、事務所がダメだと言い、

当人が認めたのなら他人がとやかく言うことではありません。

自分が女性に暴力をふるった事件に次いで2度目です。厳しい

ようですが、どんな話術を使っても世間は納得しないでしょう。

島田紳助の”美学”は島田紳助にしか通じません。

天才的なトークが消えました。せっかくの才能を粗末に扱った

という結果になりました。


「行列…」と「深イイ話」、「鑑定団」は毎週 見ています。

生理的にダメだという女性が多いようですが、私は好きでした。

攻撃的な絶妙トークが聞けなくなるのは残念でなりません。

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全国ネットだけでも週に5そのすべてが紳助ありき

作られていますから、テレビ局は大騒ぎでしょう。

最も“代わり”がきかないのは「TBS感謝祭」だと思います。

ほかの番組は”模様替え”などをしてなんとか続けられるかも

しれませんが、年に二度のこの番組はそうはいきません。

200人の回答者を相手に5時間以上の長丁場を仕切って行く

たしかな“腕”を持ったタレントはほかにいません。

9月のどこかで予定があったはずですが、TBSは上を下への

大騒ぎになっているはずです。


「鑑定団」を抱えるテレ東も途方にくれていることでしょう。

スタートしたころは石坂浩二と2人司会だったと記憶しますが、

途中からは紳助一人で進行させていました。あれだけ地味な

番組が続いているのも、彼のトークの力によるものです。

これもまた“余人をもって代え難し”です。


菅はいいよなあ。“余人の方がもっとよし”だもの。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2017-09-09 08:20 | アーカイブから | Comments(6)
Commented by rui-carlos at 2017-09-09 10:10
岩佐さんおはようございます。紳助への愛情もこもった厳しい見方ですね。私も彼の引退は残念でなりませんでした。もはやお笑い芸人ではなかったですが、芸人よりも面白い司会者でした。漫才ブームのころから、「そんなこと言っていいの?」というあの毒、悪さが好きでした
Commented by toruiwa2010 at 2017-09-09 10:19
rui-carlosさん、こんにちは。

惜しみてもあまりある…ですね。
Commented by 肥後男児 at 2017-09-13 18:27 x
岩佐さん、ご無沙汰しております。

島田紳助氏の引退から6年。
YouTuberにもならずネット番組に出ることもなく、SNSで最近の世相をぶった切って欲しい気持ちも個人的にありますが、彼は今後このようなことは絶対やらないでしょうね。
Commented by toruiwa2010 at 2017-09-13 19:02
肥後男児サン、こんばんは。

自分は清廉潔白みたいに、いろいろ
言う奴はいますが、このまま、
終わらせてしまうのはいかにも
もったいないと思いますね。
Commented by Vevey at 2017-09-17 11:32 x
岩佐さん、こんにちは。

私の印象では紳助がいなくなったことと、フジテレビのバラエティがダメになったことが重なっています。紳助のプロデュース能力に頼りすぎてはいなかったでしょうか?他局がロケもので新境地を開いている時に、フジのバラエティはスタジオにセットを構えての設定ばかりのように感じました。
上岡龍太郎もそうですが、紳助の才能を惜しむ気持ちは同じです。
Commented by toruiwa2010 at 2017-09-17 12:30
Veveyさん、こんにちは。

フジ凋落の理由はいろいろあるでしょうが、
一番は"おごり"でしょう。そして、
そのことに気づいていないこと。

先週水曜日の「内村と坂上の21世紀職人」は
すこし面白いと思ったのですが、後半、
息切れしてました。ハハハ。
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