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岩佐徹のOFF-MIKE

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日馬富士、あっぱれ逆転優勝!~北の富士勝昭を味わう~17/09/25

一時は星の差三つにされていた日馬富士が最後に意地を見せ、

素晴らしい集中力で 鋭い立ち合いから一気に決着をつけて

鮮やかな逆転優勝を飾った。

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千秋楽結びの一番で賜杯の行方が決まるのはファンにとって、

関係者にとって理想の形だ。しかも、横綱と大関の対戦だから

文句はないはずだが、11勝と 10というのは残念だったね。


3横綱が初日から休場し、3日目から高安が加わった。さらに

人気の宇良まで休んで国技館に漂う寂しさは隠せなかった。

とんでもない "伏兵"が優勝するかもと思ったが、最終盤で、

豪栄道と日馬富士に絞られたのは不幸中の幸いだったと思う。

仮に…、仮にだよ。まかり間違って新入幕(&幕尻)の朝乃山が

優勝でもしていたら、後世の相撲ファンのためにアスタリスク

()をつける羽目になっていたもの。


故障だらけでいつ休んだっておかしくなかった日馬富士が

中盤までに金星4個を献上したこともこの優勝で帳消しだ。

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13日目にも優勝が決定する可能性があった豪栄道が最後の

4日間で3(+決定戦)した。本割で11勝したが、その中に

番付が自分と同格以上の力士が一人もいなかった。決定戦で

勝っていたら、“珍記録”になるところだった。

立ち合いの一点に絞って決定戦に臨んだ日馬富士に対して

気持ちの整理ができないままだった豪栄道…横綱と大関だが、

格の違いをこれほど見せられた相撲は珍しい気がする。


先場所は回しを取ったが、 取っちゃダメなんだ。

取れても、取りたくても 取っちゃいけない。

“魚屋の猫”にならなければ

きたのふじいー !

角界では言い慣わされているのだろうが、見事な

フレーズだね。 思わず、唸ったぜ。


魚屋の店先で“ご馳走”に囲まれて丸まっている猫が目に浮かぶ。

初日、取り組みは忘れてしまった。

逸ノ城x貴景勝か正代x宇良だったと思う。仕切りの合間に

若手への助言としてそう話したのは北の富士勝昭だった。

寂しい場所で楽しんだのはNHKで聞く北の富士のおしゃべりだ。

あえて“解説”とは言わない。あれは一種の芸だ。

冒頭の一言は、相撲界内部では押し相撲の心得として昔から

言われているようだ。ほかにも、小兵力士を相手にするときは、

“ニワトリを檻に入れるように“と教えるらしい。うまいなあ。

いかにも相撲という競技にピッタリの話だし、勝昭が語ると

一段とユーモアの度が増す。

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初めての横綱戦は柏戸が相手だった。そのときの印象を聞かれ、

「ただ怖かった。いや、すごいんですよー、顔が」と笑わせた。

昔の神風や出羽の海ならともかく、今の ほかの解説者からは

こんな話は期待できない。二子山(雅山)だったら可能性はある。

しかし、協会内の役割分担のためか、放送席に座ることはない。

協会が何も考えていない証拠じゃないかね。相撲人気のために

NHKの解説は大事にした方がいいよ。


同じ意味で、NHKに対して頭に来たのは9日目の放送だった。

正面に舞の海、向正面に錣山(寺尾)!これ逆だろう!

仮に、もう一人が北の富士や尾車、伊勢ケ浜なら仕方がないが、

悪いけど、舞の海なら寺尾が正面でいいんじゃないの?

きっと、何らかの"決まり"があるのだろうが、たまーにしか

放送席に来ない寺尾を向正面って…と、血が上った。ハハハ。


12日目、翌日の取り組みを紹介していたアナが北勝富士を

キタノ…と言いかけ、その後しばらくは声が笑っていた。

隣りで北の富士が笑いをこらえていたに違いない。あとで、

「たいへん失礼しました」と謝っていたが、つまらん!

私なら「北の富士さん、笑わないで下さい」と言ったけどなあ。

相撲を盛り上げたいと思うなら、NHKももう少し、視聴者が

何を望んでいるかを考えたらどうなんだ。


アナへの注文はまだある。

結びで日馬富士が勝てば両者114敗で決定戦になることは

前日から分かっていた。この星で決定戦っていつ以来だ?と

誰もが考えたはずだ。吉田賢アナがこの数字についての話を

したのは表彰式が始まろうとするときだった。決定戦の前に

済ませておくべき話じゃないか。超ベテランにしてはお粗末だ。

もしかすると、彼にとって最後の“千秋楽・正面”だったかも。

悔いが残るだろう。いや、視聴者にとってはどうってことない

かもしれないが、実況者にとっては…ねえ。


「テレビに映してやろうと思って」…

決定戦前、支度部屋での立ち合い稽古の“的”に照烈を選んだ

理由を聞かれて日馬富士は精一杯のユーモアで応じた。

アナ歴15年のアナが何も返さず、次の質問に移った。

もう少し何とかならんか。


そんなこともありつつ…

横綱・大関+人気力士が多数休んだが、「いやいや 面白い」と

おっしゃる相撲好きがいる。そう思う人がいてもいいと思う。

だけど自問してほしい。「そう思いたいんじゃないか?」と。

強がってるだけじゃないかと。


12日目を終わって、3敗までの力士が一人(2)だけだった。

面白い取り組みがあったのは事実だ。しかし、それも今場所の

“特別な事情”の中で目についただけじゃないだろうか。

私的に"合格点"は前半の阿武咲と、4連敗のあとも変わらずに

感動的な相撲を取り続けて勝ち越した嘉風だけだ。


おまけ


知らない…ということのこわさを改めて思い知らされた。

照ノ富士が休場を決めたとき、カド番の場所だから大関陥落と

その時点で思い込んでしまった。正しくは、15敗2休で

9日目も再出場しないことが決まったところで 負け越しが

確定し、初めて陥落となったのだ。

野球の連続記録も試合が成立するまでは“達成”とは言わない。

このケースも、言われればその通りなのだが、忘れていた。

恥ずかしい。

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千代丸関…QTTAくない

いい笑顔を作るなあ。

頑張って、もう少し

番付を上げたいね。


by toruiwa2010 | 2017-09-25 08:35 | 大相撲 | Comments(0)
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