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岩佐徹のOFF-MIKE

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ナラタージュ70点 ドリーム90点~よくないね アウトレイジ、ナミヤ…~17/10/13

ナラタージュ 70


深夜のオフィスで電話か鳴っている。

(有村架純)が出ると「ねえ、見た?」と女の声が聞いてきた。

メールで送った子供の写真を見たかと聞いているのだ。

会話は電話の向こうで赤ん坊が泣き始めたため短く終わった。


いつの間にか外は雨になっているようだ。

立ち上がり、窓際まで行って、ブラインドのすき間からそれを

確認した泉は 手にした懐中時計を見つめた…

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泉の思いは高校生の頃に飛びます。

今も忘れられないのです。学校の中で孤立しがちだった彼女を

演劇部に誘ってくれた顧問の葉山先生(松本潤)のことが。

映画は二人の恋を中心に描いていきます。しかし、気持ちは

一直線ですが、内に秘めるタイプの泉と、教師という立場から

“受け身”一方の葉山ですから、なかなか前に進みません。


この“じれったさ”がたまらないのかもしれません。若い人で

いっぱいの客席で二人の心の揺れが理解できる79歳の自分に

気づき、精神はまだ“しなやか”なんだと満足しました。ハハハ。


前半は「85点ぐらいかな」と思いながら見ていました。しかし、

途中から様子が変わっていきます。

葉山には 病気で別居中の妻がいるのを知ったことなどから、

卒業以来疎遠になっていた二人ですが、大学生のとき、突然、

葉山から泉の携帯に電話がかかります。「部員が足りないので

文化祭の公演を手伝ってくれないか?」。

再会を機に、ふたたび互いの気持ちが高まりますが、二人とも

積極的にアプローチしませんから、相変わらず“グダグダ”です。

ハハハ。


その原因は、途中から“参戦”の演劇仲間・小野(坂口健太郎)

含めた3人の立ち位置がはっきりしないからだと思います。

高校生部員の自殺、小野の“豹変”ぶり、物語の結末…すべてが

“いきなり”すぎて、どんどん、評価が下がっていきました。


松本がよかったし、有村はもっとよかったです。この子はいい。

泉が風邪で寝込んだとき、葉山が見舞うシーンがあります。

泉が珍しく感情をぶつけるセリフが“なかなか”でした。


気がないんだったら、どうしてこんなに

優しいことするんですか?


先生、私の気持ち、ずっと知ってましたよね。


私のことどう思ってるんですか?


世間の評価は私ほど悪くないようです。

朝日夕刊で専門家のこんな批評に出会いました。


(行定監督の別の作品にくらべ)今回のダメ恋愛はなんと

豊潤なことか。ロマンチシズムを程良く含んだ観念化の

回路を通すことで、きっと彼の個性は完成するのではないか。

キラキラとドロドロが不意に反転し、観客は年齢を重ねても

消えない人間の不定形で未分化な感情にゴツッとぶち当たる。

心情描写に余白を残し、説明しすぎない抑制も見事。

監督を始め万全の座組みが全力投球した心地よさに満ちている。

ヒットして欲しい。


映画を上回る分かりにくさに面食らいました。ハハハ。


蛇足


泉が葉山を助手席に乗せて雨の中を走るシーンがあります。

最低でも30キロか40キロは出しているはずです。ところが、

車内のカメラがとらえた窓に当たる雨の“様子”が変です。

雨の量、走る車…絶対に、あんなじゃないはずです!きりっ。


ドリーム 90


1961年のアメリカはまだ人種差別がはびこつていた。

人間を乗せたロケットを宇宙に向けて打ち上げようとする

NASAでさえ、それは同じだった。


組織の中枢である技術関係の職場には白人しかいなかつた。

トイレ、水飲み器、コーヒーメーカーなど、いたるところに

差別が見られた…

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この作品は、そんな時代に、国家的事業としての宇宙開発を

陰で支えた黒人女性たちの姿を実話に基づいて描いています。

中でも、幼いころから数学の天才だったキャサリンは配属された

特別研究本部でずば抜けた計算能力を発揮して、さまざまな

宇宙計画の成功に大きく貢献します。コンピュータが本格的に

登場する前ですから彼女の存在はものを言いました。

彼女の能力が あからさまな差別をしながら偉そうに振る舞う

白人たちの鼻をあかすシーンは 見ていて痛快でした。


技術部門でエンジニアを希望しながら、超えなければいけない

壁の高さを知っている女性のセリフが胸に突き刺さります。

「私は黒人ですから、叶わない夢は持ちません(大意)」。


そして、いまも差別があることを世界中が知っています。

若いころからアメリカが好きな私も最近は少々うんざりです。

この国は進んでるようで遅れてるんですかね。


アウトレイジ最終章 60


この映画について何かを書こうという気になれません。

いつものことですが、役者たちは、そろいもそろって、精一杯

むつかしい顔を作り、思い切りドスをきかせ、声を張り上げて

セリフをまき散らすだけ…せっかくいい演技ができる役者を

揃えたのにもったいない話です。終わりに近いところで館内から

笑いが、明らかな失笑が起きていたことを報告しておきます。

ハハハ。


何度も書いていますが、芸人たけしは好きですが、文化人を

“気取る”北野武は嫌いです。“60点”はその先入観のせいだと

言われても否定できません。

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しかし、それにしても、この映画はひどい。ひどいを何十回

書いても足りないぐらいです。

ネット上で案外評判がいいのは熱狂的なファンが書きこんで

いるからだと思うことにしています。


オープニングロールのバックなど 何カットか、北野監督らしい

美しい映像があったことは認めますが、ほかに収穫はありません。

ストレスの発散になる人もいるでしょうが、私はぜんぜん…。

セリフはショボいし、編集もおかしな箇所があったなあ。

北野は、「銃の種類に応じて本物の音をつけてる。薬きょうが

落ちる音も本物だ。こだわってる」と豪語しているようですが、

そこにこだわるなら、聞くに堪えない関西弁を何とかせい!

ハハハ。


で、大友はなぜ死んだのかな?


ナミヤ雑貨店の奇蹟 75


一人で行っていたら、妻が大好きな東野圭吾の原作でなければ、

この日が私の誕生日で、映画のあと外食する予定がなかったら、

間違いなく途中退場していたでしょう。ハハハ。


“いい話”っぽくて好きなカテゴリの物語ですが、古い雑貨店の

郵便ポストを介した手紙のやり取りが、“33年”という 時間の

経過の中で行われていることが初めから分かっているのでは

興覚めです。“虚構”と分かっていると乗れないのです。

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*今日の記事は、昨日、半日かけてほぼ書きあげてありました。

書き足したいことを思い出してファイルを開けると、せっかく

書いた記事の大半がどこかに消えていました。

今朝は早起きして、記憶をたどりながら、しこしこと書きました。

ほとんど、一から書いたようなものです。疲れました。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2017-10-13 08:45 | 映画が好き | Comments(2)
Commented by DUDE at 2017-10-14 08:13 x
岩佐さん、おはようございます。
岩佐さんは、どうも北野監督とは相性がよろしくないようですがホントよく御覧になっていますね。
決して皮肉でもなんでもなく敬服致します。
私も今夏、公開された「銀魂」はキャストは魅力的でしたが、私の大嫌いな漫画の実写化と福田雄一監督でしたので逡巡した挙句に見送りました。
そして今、公開中の「亜人」・・・
これまた漫画実写化で監督が本広克行だからなぁ・・・
後学の為にも岩佐さんの鑑賞基準を是非お伺いしたいです。
どうか宜しくお願い致します。
Commented by toruiwa2010 at 2017-10-14 08:33
DUDEサン、おはようございます。

たいした基準などありません。
アニメ、SF&近未来もの、ホラーものは
基本的に排除。アイドル主演のものも。
あとは、映画館においてあるフライヤー
(宣伝用ちらし)を見て直感で…
洋画について、迷ったときはネットの
rotten tomato を見て参考にします。
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