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岩佐徹のOFF-MIKE

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ラストレシピ…85点かな~マイナス材料があって~17/11/10

ラスト・レシピ 85


福祉施設・すずらん園の一室にひつぎが置かれている。

窓ぎわに立ち庭に集まった弔問客に目をやりながらスマホを

手にした健(綾野剛)が怒りを叩きつけていた。

「絶対 来いって言ったよな。どうして来ないんだ⁉」

相手は、ともにこの施設で育ち、故人にまるで息子のように

可愛がられていた充(みつる:二宮和也)だった。


その充は、料理道具が詰まった大きなキャリーバッグを引いて

“客”の病室を訪れていた。重い病気で先が長くない患者が望む

最後の料理を作るためだった。

一度 食べた料理の味を決して忘れない“麒麟の舌”を持つと

言われた充は超一流の料理人として内外からの客を集めていた。


しかし、自分にも周囲にも厳しく接するやり方がスタッフや

なじみの客を遠ざける結果となった。店を閉め、あとに残った

膨大な借金を返済するために始めたのが高額の謝礼が得られる

“最後の料理”づくりだった。


ある日、意外なところから依頼の電話が入った。北京からだ。

300万円の謝礼に惹かれて北京を訪れた充に依頼主は名乗った。

「楊晴明(ようせいめい)です」…

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物語の舞台は旧満州国です。時代は1930年代が中心です。

数十年後の充が物語の“案内役”になっています。

「成功報酬は5000万円」と告げた楊は充に ある“レシピ”を

探すよう求めます。映画は“レシピ”を探し求める充の作業を

中心に描いていますが、実は、レシピを作った人物の物語でも

あるのです。


1932年の建国から数年後の満州に宮内庁で天皇陛下に料理を

作っていた山形直太朗(西島秀俊)が送り込まれました。

この西島こそ物語の主人公です。満州に着いた山形に関東軍の

将校・三宅(竹野内豊)が告げたのは天皇陛下が行幸する際に

提供する史上最高のメニューを考えてくれということでした。

それを“大日本帝国食菜全席”と称することも。

全編を引っ張る西島の演技が光ります。形の上では、“主演”は

二宮でしょうが、この映画を支えたのは西島だと思います。


レシピにはいろいろ、“からくり”があるのですが、ネタバレに

なるので止めておきましょう。ハハハ。


90点に近い出来でしたが、最終的に85点に落ち着きました。

いくつか、納得いかないことがあるのです。

オープニングから間もなく、“びんた”の場面があるのですが、

これが、“ゆるい”んだなあ。相手が少年だからしょうがないと

思いつつ、それなら、両肩を摑んで揺さぶるとか、いくらでも

演出のやり方はあるはずです。「おくりびと」の監督にしては

“ぬかった”なあと。ハハハ。


もう一つ、日本の軍部が”統治”していた当時の満州だったら

通りの表記やホテル名などが“左横書き”(左から右に書く)

なのはおかしいのではないかということです。


さらに、屋外の映像になると、合成感、CG感がありありで、

もっとうまい処理の仕方はなかったのかなあと思いました。


ル・コルビュジエとアイリーン 75


近代建築の巨人と称されるル・コルビュジエとインテリア・

デザイナー、アイリーン・グレイの伝記映画です。

…はいはい、実は、アイリーンは建築家としても素晴らしい

ものを残しています。南フランスに建てたE.1027と呼ばれる

彼女の別荘は建築史上の傑作だそうです。その割に、あまり

丁寧に見せてはくれませんが。ハハハ。

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で、ル・コルビュジエはこのことで激しく彼女に嫉妬します。

人生で唯一 嫉妬した相手だとさえ言われています。

で、彼は理解不能な行動に出ますが、激怒して当然なのに、

アイリーンは具体的な抗議はしません。ル・コルビュジエを

深くリスペクトしているからのようですが、これについても

映画は十分に観客を説得しきれていません。


もう一つ、アイリーンには建築評論家の“恋人”がいるのですが、

この二人の関係もかなり“もわーっと”しています。映像的には

美しいけれど、見たあとの“もやもや”は否定できません。

ル・コルビュジエは 亡くなったとき、国葬が行われたほどの

建築家ですが、この映画で描かれているのは“小物”です。

遺族は納得してるのか? と、不安になりました。ハハハ。


ノクターナル・アニマルズ 80


スーザン(エイミー・アダムス)の新しい画廊のくオープ二ング・

パーティは大成功だった。深夜に帰宅した自宅も大きな金属の

自動ドアがついた豪華なものだった。しかし、二度目の夫との

関係は決してうまくいっていない。パーティにも、最後まで

顔を見せなかった。


ある日、彼女のもとに小包みが届いた。開けてみると元の夫、

エドワード(ジェイク・ギレンホール)からだった。「本を書いた。

読んでみてほしい」というメモが添えられていた…

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現在進行形の話、最初の夫との間にあったこと、“本の内容”が

行ったり来たりします。ギレンホールが一人二役で”劇中劇”の

主人公も演じます。


いきなり、映像化されて出てくる本の内容がかなり強烈です。

いささか辟易して、妻を促して立ち上がろうかと思いましたが、

外食の予定まで時間が余り過ぎると、思いとどまりました。

“帰りに食事”だったために途中でギブアップしなかった映画が

かなりあります。ハハハ。


タイトルを日本語にすると”夜の獣たち”…本の題名です。

辛口の腐ったトマトの評価は73%でした。“評価”は必ずしも

正確ではありませんね。好意的な記事を書いた専門家・記者が

全体の73%いるという意味です。見に行こうかどうしようかで

迷ったときには参考になります。日本でもこういうサイトが

出来ないものかと、いつも思います。


最後の疑問:“彼”はなんで現れなかったのか?

細部まで、全部説明してくれとは言いません。

しかし、“思わせぶり”はほどほどに。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2017-11-10 08:10 | 映画が好き | Comments(0)
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