ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

NHKの実況に変化が…その1~アーカイブから~ 17/11/18

用意した言葉、応援放送etc

NHKも変わったなあ~( 2011.09.03初出 )

d0164636_07351742.jpg




世界陸上も2日を残すだけになりました。

依然として、“ボルトの失格”を上回るインパクトはないまま、

終わってしまうのでしょうか。ガラガラのスタンドを見る度に

気持ちが盛り下がりますね。ハハハ。


実況が気になります。特に、目に余る日本人応援放送が…

採点種目なら分かりますが、ウソをついても、画面ではっきり

“劣勢”と分かってしまう“レースもの”で、順位を一つでも

上に言いたがる実況にはイライラします。

制作の指示もあるのでしょうが、見ていて白けます。

ふと、自分が今現役だったら…と考えてみますが、おそらく、

指示を守れず“外された”ことでしょう。できないもの。ハハハ。


スポーツ実況のスタイルも時代とともに変化しています。

“あの”NHKでさえ


「応援放送」( 2008.10.20 )


当ブログでは何度か書いていますが、NHKのアナウンサーの

実況スタイルがこの10年ぐらいで大きく変わってきていると

感じます。

“伝統”を引き継いで、オーソドックスな実況を聞かせたのは、

WOWOWのテニス中継で一緒に仕事をした島村俊治アナが

最後ではないでしょうか?


*“用意した言葉”を使う


代表的なのは、アテネ・オリンピックの男子体操の団体戦を

担当したKアナが放送の中に“ちりばめた”言葉の数々です。

d0164636_07352228.jpg








特に、最後の富田の演技が始まっている時の、「富田が富田で

あることを証明すれば、日本は勝ちます」と、フィニッシュに

入るときの「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋」には

大きな疑問があります。

「ああ、黙った方がいいのになあ」と思いました。

私だったら、演技の前に「普通の演技ができれば、金メダルは

確実です」、フィニッシュに入る直前「さあフィニッシュです」の

一言だけにして、着地のあとは歓声が一段落するまで黙って

映像を見せたでしょう。

(岩佐徹のon-air/off-air 2004.8.18「気持ちいいッ!」)


…世間では“名実況”とされているだけに、このエントリーを

書くのは、少々“勇気”が必要でした。ハハハ。

HPへの反応を見る限り、彼の実況に対しても、この記事に

対しても賛否両論でした。

私への“遠慮”を割り引くと、この放送に対する世間の支持は

やはり高かったのだと思わなければいけないでしょう。

ご本人は「演技中に考えたコメントだ」と話しているようです。

そう“かも”しれません。

しかし、NHKがこのオリンピックのテーマ曲に使っていた、

ゆずの「栄光への架け橋」をしっかり踏まえていることなどを

考えると、私の経験では、それは“不可能”なことです。


オリンピックのあとの大相撲9月場所千秋楽で正面の実況を

任されていたところを見ると、きっと、NHK内部の評価も

よかったのでしょう。しかし、結びの一番、朝青龍と魁皇戦で

立会いの一言を聞いた時には思わず笑ってしまいました。 

12勝をあげ、すでに優勝を決めていた魁皇ですが、次の場所で

横綱を狙うためには、もう一番勝っておきたいところでした。

その意味を込めて、これも、事前に用意したに違いない一言が

立会いの一瞬に合わせて放たれたのです。


13勝での優勝は、ツナ取りへの架け橋だ」!!

見事な“確信犯”と言うべきでしょう。ハハハ。

これも、“そのときに思いついた”と言うなら、脱帽です。

間違いなく“史上最強”アナです。


スポーツの感動は試合やプレーそのものの中にあるのです。

「言葉で盛り上げよう」という考え方は、必ずしも視聴者の

共感を得られないと思います。むしろ、邪魔だと感じることが

多いのだと知るべきです。

視聴者の心を捉えるのは、ゲームの中でドラマチックな場面が

生まれた瞬間に、とっさに出る、的確にそのプレーをたたえ、

その場を支配する“空気”を伝える言葉ではないでしょうか。

d0164636_07375034.jpg






脈々と続く今の流れを作ったのはサッカーで“名言”を量産した

Yアナでしょう。多くのファンが喝采を送り、Yアナは特別な

存在になっていきました。

言葉が、視聴者との間で“共感”できるものであるうちはいいと

思います。しかし、Yアナもそうであったように、続けている

うちに必ず、無理が出てきます。

そこでやめられればいいのですが、これがなかなか….ハハハ。


この間、おそらく、NHKのアナウンサーの間にもいろいろな

意見があっただろうと思います。

“気恥ずかしい”、“照れくさい”と考えるアナもいるはずです。

本心を言えば“実況本来のあり方じゃないからやりたくない”と

思ってほしいのですが。ハハハ。


しかし、民放にくらべると、NHKは先輩-後輩の関係が厳しい

ようです。先輩の横で“かしこまっている”若手を取材現場で

よく見かけました。そんな環境の中で、若手が、知らぬうちに

先輩の“真似”をしてしまうのは自然の成り行きかもしれません。


しかも、用意した言葉がうまく“はまって”視聴者からの評判も

よかったりすると、“病み付き”になります。

ビッグ・イベントのたびに、担当アナが用意されたコメントを

しゃべり出すと「ああ…、また始まったよ」と“落ち込んで”

しまいます。ハハハ。

一方で、支持する人が大勢いることも承知しています。要は、

“ほどほど”ということではないでしょうか。


どうも、こういう話になると長くなる傾向があります。ハハハ。

以下、また明日。


つづく…


by toruiwa2010 | 2017-11-18 07:46 | アーカイブから | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。