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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:岩佐徹的考察( 474 )

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化学だの物理だのと言う前に理科がダメだった。
だから、原子力発電については、もちろん、ド素人もいいところで、原子炉全体の構造も
今回初めて知った。それでも、地震発生以来の福島原発の状況をみると、綱渡りを続けて
いるように見える。加えて、政府・保安院・東京電力の発表に時差があり、統一が取れて
いなかったし、説明が明快でないために国民は疑心暗鬼になった。
「危険はないというが本当か。何かを隠していないか」と。
生命が危険にさらされている可能性がある以上当然だ。

昨日の朝、ようやく福島原発に関する統合対策本部を設けて菅総理が本部長になったが、
とんでもなく遅すぎる。最悪の場合には、数十万単位の人命が関わるだろう事案なのに
民間企業にすぎない東京電力に対応を任せておいたために対応が遅れた。
“遅れた”と断定するのは、本部長になった菅総理が東電関係者に苦言を呈したことを
伝えるこの記事を読んだからだ。(MSN 産経ニュース) 
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首相は「テレビで爆発が放映されているのに、首相官邸には1時間くらい
連絡がなかった」と東電の対応に苦言を示した。
さらに「撤退などあり得ない。覚悟を決めてほしい。撤退したときには
東電は100%つぶれる」と厳命した…


つまり、それまで東電は覚悟を決めていなかった兆候があったのだ。
そして、官邸はその1時間というもの、連絡をひたすら待っていたというわけだ。
危機感のなさは底が抜けている。
原発の視察は敷地内を10分回っただけ、関係者との話し合いも20分だったと
朝日新聞は伝えている。上空のヘリから仙台・石巻の様子を見て、こう語っていた。
「今回の地震は大きな津波を伴ったことによって大変甚大な被害を及ぼしていることが
この視察によって明らかになりました」…

聞いていて言葉を失った。現地に行かなくても、テレビで津波が町を蹂躙する光景を
見ただけで「これはとんでもないことになる」と思った国民がどれほどいたことか。
視察は長ければいい、というものではない。しかし、これなら、やっても意味がない。
そもそも、指揮官が現地に行っても「大変だ」と思って帰ってくるのがオチだ。
受け入れ側はその対応に追われて、事故対策に使う時間が減る。パフォーマンスだ、と
非難されてもいいわけはできないだろう。やっていることがどこか他人事なのだ。

5時に菅総理の会見があった。
用意された原稿を読み上げただけだった。
なぜ、血の通った言葉を発することができないのか。
意見はいろいろあるだろうが、小泉純一郎だったら、
何かを付け加えただろう。
貴乃花に「よく、頑張った。感動した!」と声をかけたように。
情けない人物が国のトップとは。


発生からおよそ2時間後の記者発表を見て、そうつぶやいた。
政治家の言葉はいつも“無表情”に聞こえるが、菅総理の話には人間としての情が
全く感じ取れない。“メッセージ性”に至ってはゼロにひとしい。

1日半が過ぎた12日夜の会見では「私も全身全霊、まさに命がけで…」と語った。
しかし、この人はあらゆる機会をとらえて「全力を挙げて」「死ぬ気で」と話すから
真実味はとうになくなっている。
東電関係者に「覚悟を決めろ」と言ったのは統合対策本部長になったあとだ。
だとすれば、「“我々”は覚悟を決めなければならない」と言うべきだろう。
ここでも他人事…。
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今朝、フジテレビを見ているとき、インタビューを受けていた看護師に後ろから
鋭い声がかかった。「看護婦さん!!」。車いすの患者に急変が起きたのだ。
すぐに駆け寄って優しく抱きしめる彼女の姿に思わず涙が噴きこぼれた。
彼女たちは決して「全力を挙げて」や「命がけで」という言葉を口にしないだろう。
そんなに軽々しいことではないことを知っているからだ。

本当は、原発についてもっと書くつもりだったが、長くなってしまった。

あと1点だけ。

各地からのリポートを見ると、原発の状況に次いで大きな問題は
薬や水の不足で、せっかく生き抜いた命が危ないことだ。

生まれた赤ちゃんに産湯をつかわすこともできないという。
昨日は、避難所で寝たままの90歳近いと思われる女性に夫が
スプーンでおカユかヨーグルトを与えていた。正視できなかった。
3月の被災地は寒さが厳しいことだろう。まさか、一人に毛布1枚で
事足れりと思っていないだろうな。
計画停電の中に当初、被災地が含まれていたことも信じられない。

センチメンタルになることは避けたいが、いまある命を大事に。
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アスリートや芸能人の支援の輪も広がりつつある。
サンドウィッチマンの声(http://bit.ly/fYk47t )が届いたかどうか、
今朝のフジテレビでは、被災者の顔を写していた。被災者側が
頼んでいたのだが、少しずつでも、広がることを祈りたい。
まさに、テレビしかできないことだから。

私は…
災害や報道についての情報を発信することしかできない。
by toruiwa2010 | 2011-03-16 10:23 | 岩佐徹的考察 | Comments(12)
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昨日の午後、TBSラジオ「小島慶子のキラ☆キラ」を聴いた。

…話しているうちに、さまざまな思いが頭をよぎるのだろう。彼は何度もすすりあげ、
声を詰まらせながら、ふるさと・気仙沼を気遣う言葉を絞り出していた。
姉夫婦と連絡が取れないのだという。テレビの画面で生まれた家に津波が襲いかかる
映像を目撃したとも。
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地震発生日の4時半ごろだったろうか、何気なくツイッターのTL(タイムライン)*を
眺めていたとき、見覚えのあるアイコンが目に入った。
<家族へ。新宿より歩いて帰宅中。> とつぶやいていた。
「たしか、住んでるのは国分寺のほうだったぞ。大変だなあ」と思った。
同時に、彼のふるさとが宮城県気仙沼であることも思い出した。
交通機関が止まる中、少しでも早く帰宅して実家の消息を確認したいのだろうと察した。

ほかのことに気を取られ、その後を確認すべくつぶやいたのは8時過ぎだった。

<地震発生から間もないころに新宿から歩いて帰る、と
呟いているのを見ましたが、無事でしたか?
気仙沼の被害が気がかりでしょうね。お見舞申し上げます。>


反応があったのは10時過ぎだった。

<今日に限って革靴で2時間半歩いたところで疲弊、浜田山で自転車を
購入し帰宅しました。気仙沼は・・・知り合いの情報によれば厳しいです。
生家は流されたと思います。>

<言葉がありません。人に被害がなければと祈ります。>


…そう応じて、以後は見守ることにした。

ツイッターを通じて知り合ったスポーツ・ライター・生島淳さんとは、二度、食事を
しながら、スポーツ談義で盛り上がった“ほやほや”の若い友人だ。
生島さん、つらいだろうが、多くの仲間がいる。放送後、あなたのID“meganedo”で
検索すると、ラジオを聴いて応援のメッセージを書きこんだ面識がない人も大勢いた。
番組内で語った、避難者の名簿を写真で見られるようにするシステムの構築についての
あなたのメッセージが伝わったことも分かる。

そう、あなたは決して一人じゃない。
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名曲、 “You’ll Never Walk Alone”を知っている人は多いと思う。
イングランドのリバプールを初め、いくつかのサッカー・チームが応援ソングに
している曲だが、“どんなに苦しいときも前を向いて歩いて行こう。そうすれば
君は決して一人じゃないんだから”がテーマだ。

この曲を、いま苦境に立つ全被災者への応援歌としたい。


まだ余震が続く中、救助活動が本格化する一方で、被災者の生活立て直しと
復興への動きも活発になっていくはずだ。
災害が起きるたびに“怪しげ”なのがボランティアと称する人たちだ。
“善意”の人が大多数だと思いたいが、そうではないらしいことを示す話を
何度となく耳にした。それを裏付ける記事をツイッターで教えられた。

西宮市議会議員・今村岳司氏のブログだ。( http://bit.ly/fypaMr )

「テレビは感情に訴えかけるエンタメ…」と言いつつ、ご本人も、書いている自分に
酔って感情的になっているように見え、全体の内容に賛成するわけにはいかないが、
やっぱりそうか、と合点する部分があった。

阪神・淡路大震災で家を失った同氏には、今回の地震で、記憶から消していた悔しい
思いがいくつかよみがえるのだという。

ひとつは、観光気分で来た自分探しボランティアの連中のこと。
彼らは、人から感謝されることを楽しみにやってきただけでした。
だから、汚れ仕事やしんどい仕事は何かと言い訳しながらやりませんでした。
彼らで集まって楽しそうに親睦を深め合っていました。
そんな彼らに「惨めな被災者」と扱われる屈辱。
何日か経ったとき、避難所のリーダーが耐えきれずに怒鳴り散らして
彼らを追い返してくれました。
彼らがいなくなっても、彼らに受けた屈辱は消えませんでした。


…世界から称賛の声が寄せられていることにテレビは舞い上がっているようだが、
一部にせよこういう連中がいるとなれば、胸を張ることはできない。

*タイムラインとは、フォローしたり、されたりして、つまり、
 ツイッターに関して自分に関係したつぶやきが時系列で見られるページのこと。

*「キラ☆キラ」の彼の出演部分はここで。→ http://bit.ly/eQiwCC
by toruiwa2010 | 2011-03-15 10:12 | 岩佐徹的考察 | Comments(6)
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阪神淡路大震災のときも9.11のときもテニス中継のため海外にいたので、
日本のテレビがどう伝えたかについては知らない。

昨日は、発生直後からテレビにくぎづけだった。津波が到着し始めてからは
全く目が離せなくなった。
普段はのどかな光景に見えているに違いない名取川河口付近を猛烈な速さで
突っ走って行く津波に息をのんだ。あまりにも“不条理”な力、自然の威力。
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映像の持つ発信力は大きい。
50を超える国や地域から援助の申し出でがあったというが、木の葉のように
“翻弄”される漁船や車の様子とともに、被害の甚大さを世界に訴えたはずだ。

主にNHK でテレビを見た。
徹底しているのは、昨日の9時からNW9の時間帯に青山アナが出た以外は、
男性アナに仕切らせていることだ。
非難を覚悟で書くのだが、非常時に女性の高いトーンの声で情報を伝えると、
聞く側は落ち着かない。特に、被災された人たちの神経は安まらないと思う。
これは能力の問題ではなく、性の違いによる“特性”に差があるのだ。

2台並べたテレビの一方は、音声を消して民放をつけているが、こちらでも、
女性がメインになっているのはフジテレビの安藤優子だけだった。
日テレは名前を知らない若手、TBSは佐古アナ、テレ朝は渡辺アナ…
フジテレビは、本来なら境アナがやるべきなのだろうが、信頼がないのか、
安藤と時間帯がかぶったからか、ずっと、サブだった。(深夜は不明)

今朝は青島アナが出ていたが、彼はあくまでスポーツ・アナだ。
「スーパーニュース」や特番の司会をほとんどすべて安藤に丸投げしてきた。
バラエティ・アナはたくさんいるが、報道アナウンサーを育ててこなかった
“ツケ”がこんなところで露呈するのだ。報道アナの育成は時間がかかる。
だからこそ、キチンとした計画を立てて時間をかけて育てなければ。

NHKのスタジオを担当したアナウンサーたちは“比較的”落ち着きがあって
悪くなかった。ただし、青山アナは読み直しが多く、情報の信頼性に大きな
影を落としていた。先日の「セキマキ」事件が尾を引いているのかも。
キャスターの落ち着き…という点では、テレビ先進国・アメリカに一歩も
二歩も遅れている。
けたたましさで“事の重大さ”を伝えようとするのは間違いだ。

すでに書いたが、93年にテキサスで起きた事件で、カルト教団が立てこもる
建物にFBIが突入する場面を思い出す。CNNのライブ中継で女性キャスターは
低いトーンの声で最初から最後まで冷静に現地のリポーターをリードしていた。
(「テレビを見て思ったこと」 http://bit.ly/dU2dGA )

去年のチリ炭鉱事故で全員の救出劇を伝えたCNNも同じだった。

フジを初め、数局でキャスターにヘルメットを着用させていたが、疑問だ。
不安を煽ることにならないか。スタジオ内は照明がむき出し状態なので落下に
備えてのものだろう。しかし、NHKはヘルメットなしだった。
おそらく、報道スタジオは何があっても落下しないような照明システムになって
いるのだと思う。

緊急時のテレビ放送はどうあるべきか…この災害が一段落したら、全局で
一から検討し直してほしいと思う。

菅総理大臣が今朝現地を視察した。ツイッターにも書いたが、これも疑問だ。
リーダーシップがない、と言われることに腹を立てての行動ではないだろうが、
この機をとらえて支持率アップを狙っている“魂胆”が丸見えだ。
現地の視察は専門家がやればいい。指揮官には、すべての情報を集約し、
適切な指示を出すことが求められている。
リーダーシップとはそういうものではないのか。

“適切な指示”という点では、今回も“初動”が遅れたのではないかと思う。
津波の第一波が到達した時点で尋常ではない事態だと察知できたはずだ。
5万人規模の自衛隊を投入すると決めたのは今日の午後だった。
地震の発生から20時間以上が経過している。
いまや、国の内外から“軍隊”と認定されているようだが、自衛隊の任務は
国土と国民の安全を守ることだ。災害救助は任務の大きな部分を占めている。
準備に時間がかかる…は理解できない。待ったなしの自然災害にも即座に
対応できるよう、ある程度の人員は“臨戦態勢”を敷いておくべきだと思うが。

福島原発については今後を注目しなければならない。
今以上に状況が悪化しなければいいが、深刻化する可能性も否定できない。
政府にはくれぐれも“隠しごと”をしないように望みたい。

日本で大災害が発生したとき、海外のメディアが驚くのは、こんなときでも、
日本人は規律を守って整然と行動すること、略奪行為などがないことだという。
そうかもしれない。しかし、ツイッターにはいたずらやデマが書きこまれる。
私のつぶやきにも神経を疑うような言葉を使ったリプライがあった。
内容はまともでも、口調がふざけているものもある。
書いても無駄と知りつつ…。

今日の更新はこれだけです。
アーカイブからの更新はあす以降に延ばします。

by toruiwa2010 | 2011-03-12 14:03 | 岩佐徹的考察 | Comments(22)
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医者の勧めで、時間があるときには、午後、昼寝をすることにしている。
ゆっくりと“揺れ”が始まったとき、すぐに収まるだろうとタカをくくっていたが、
長く続いた。1分近くたってから起き上がり、居間に行ってからも揺れは続いた。
体に感じるだけでもおそらく2分半から3分は続いたと思う。怖かった。

東京でこれだから、東北地方の人はとんでもない恐怖に襲われたはずだ。
人的被害という点では発生が昼間だったのは幸いだったのかもしれない。
仙台市近郊の田園地帯をかなりのスピードで走っていく津波の映像を見るにつけても、
これが夜だったら、と身震いしてしまう。
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電話はもちろん、携帯もつながりにくくなった中で、ツイッターは威力を発揮した。

東京・杉並:本棚から本が崩れ落ちた。
妻はすぐにバスタブに水を張り始めた。玄関のドアを開けた。
私は昼寝中だった。すぐおさまるだろうと思ったが、72年の人生で
これだけ長い地震は経験がない。怖いと思ったのも初めてだ。
NHKのアナもあわて気味だ。

情報を書き込む人は、落ち着いて、時間と現在地を必ず添えましょう。
それがないと情報として生かされません。各地のビル建設現場など、
大丈夫だったのだろうか。特にスカイツリー。

5時に菅総理の会見があった。用意された原稿を読み上げただけだった。
なぜ、血の通った言葉を発することができないのか。
意見はいろいろあるだろうが、小泉純一郎だったら、何かを付け加えただろう。
貴乃花に「よく、頑張った。感動した!」と声をかけたように。情けない人物が
国のトップとは。

日没が迫ってきました。闇は不安を増幅します。現地の方々、くれぐれも
落ち着いて行動されんことを。こんな混乱に乗じてデマを流す愉快犯がいます。
正しい情報とそうでないものを見分ける冷静さを保ってください。
東京も、まだ余震が続いています。17時20分


首都圏では、夜になってJRなどが今日は運転を再開しないと決めたことをうけて
多勢の人が徒歩で帰宅することを選択した。その人たちのために企業や学校などが
ツイッターを通じて、飲み物や休憩場所の提供を申し出ていた。善意の行動だ。

しかし、ツイッター上の情報の中には信用できないものも多い。
「東京都台東区XXX 1-11-7 …社内サーバールームで、ラックが倒壊した。
腹部を潰され、血が流れている。痛い、誰か助けて」、「阪神淡路大地震のときは
3時間後に大きな余震があった」など、かなり悪質な書き込みがあった。
信じた人がRTで拡散した。こういう“病んでいる”としか思えない愉快犯には
つくづく呆れる。

感心したのはプロ野球・日本ハムのダルビッシュ有がとった行動だ。

faridyu ダルビッシュ有(Yu Darvish)
かなり揺れたなー。 みんな大丈夫やろか

宮城県には知人が沢山いるので心配。大丈夫かな?

地震で列島が揺れる中エアロバイク50分。
地震のニュースを見ながら。
何とかしたいけど何も出来ない現実と、こういう状況の中でも
自分のやる事をしなきゃいけないというのは悲しい。


発生から数時間の彼のつぶやきだ。
ヤクルトとのオープン戦に備えて東京でトレーニングをしていたらしい。
もどかしさが文面に出ている。
5分後から、ツイッター上にあったいくつかのつぶやきをRTし始めた。
その情報が有意義だと判断して“拡散”をはかったのだ。

彼には22万人のフォロワーがいる。
意味がある情報を広めるのはフォロワーが多い自分の使命だと思ったのだろう。
ピッチングだけでなく、この行動も隠れたファインプレーだと思う。

被災地の皆さんはまだ警戒を解くことはできない。長い夜になることだろう。
海岸で200~300人の水死体が見つかったという。
夜明けとともに被害の拡大は想像を超えるものになりそうな気配だ。
これ以上、余震が起きないことを祈りたい。


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by toruiwa2010 | 2011-03-11 22:11 | 岩佐徹的考察 | Comments(17)
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世の中に自分とよく似た人間が3人はいる…などと言うらしい。
40歳を過ぎたあたりから現在までに大竹まことと間違えられた回数は数知れない。
タクシーに乗ったとき、宿で記帳しているとき「…ですよね?」と確認されたことが
20回ぐらいはある。“常滑川まこと”に似ているとネットに書かれていたこともあった。
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嬉しい…というより。“くすぐったい”感じだ。
要するに、メガネとひげの印象から“もしかして?”と思うだけだろうし、並べてみたら、
彼のほうがはるかにかっこいいし、着てる物の質もセンスもいい。
ひょっとすると、見た目が若いことや生来の皮肉屋がさらなる共通点かもしれないが、
どっちにしたって、そんなに似ているわけじゃないのだ。

蔵王に行ったときには、なぜか「漫画家のあの方ではないですか?」と聞かれた。
一瞬、虚をつかれたが、「ははーん」と思い当たる人物が頭に浮かんだ。松本零士だ。
初めての経験だった。これも、ニット帽にメガネとひげ…。
学生時代には、日比谷公園ですれ違ったOLが「ねえ、いまの人、(昭和天皇の末娘と
結婚した)島津(久永)さんじゃない?」と言っているのが聞こえたことがある。
おそれ多いことだ。

週刊誌に載ったこの写真が視界に入った瞬間、衝撃を感じた。ウチの家族写真だ!!
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…もちろん、そうではなかった。
しかし、これとほぼ同じ構図の写真が我が家にもあったはずだ…と確信があった。
右端に着物姿の妻の母親、後列中央あたりの自分、テーブルの上の正月の料理まで、
完璧なイメージが頭に浮かんでいるのだ。

さんざん、探し回った挙句、パソコンの中に3枚の写真を見つけた。
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左上:戦前の家族写真だ。***“背景に床の間”という印象につながる。
右上:両親と“着物姿の”妻の母。“右端”ではなく左端だが。
 下:大阪の住む次兄一家が来訪したときの家族写真、“卓上に料理”はない。
   “自分”はどこにもいない。シャッターを押したのだから。

…人間の記憶とは、実にあやふやなものらしい。
あれほど自信があったのに、どの一枚も雑誌の写真と間違えるようなものではなかった。
“断片”が積み重なって頭の中にひとつのイメージができあがったのだろう。

「これとそっくりの写真があったはず」の思い込みは明らかな思い過ごしだった。

***左から3人目が当時3歳の私。残っている中で最も古いもの…いや、どこかにもう一枚、
生後数か月の写真があるはずだが、“オールヌード”なので、門外不出だ。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2011-03-08 09:50 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
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フォワードか!
インテルの長友がセリエで初ゴールをあげた。
自陣左サイドでボールを持った長友は中盤で中央のスナイデルにボールを預けると
そのまま、ペナルティエリアに走り込んでセンタリングを待った。
ボールは右サイドに送られるが、長友はペナルティスポット周辺から動かない。
センタリングをペナルティアークで受けたフサイン・ハルジャからボールは長友へ。
大きなDFに前を塞がれた長友だが、うまくすり抜けると躊躇なく左足を振った。
鮮やかなゴールだった。
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もともと、点を取ることが仕事ではないポジションだが、ボールを持ったところから
シュートまでの一連の流れはフォワード並みだった。
点差があったし、DFだから雑念なく蹴れたのさ…と考えることもできるだろう。
しかし、レベルの高い国に渡り、しかも上位チームに移籍してもなお、自分らしさを
失わずにプレーする長友を見ると、海外に出て行く機会さえなかった釜本の時代から
日本サッカーを見てきた者として、来た道の遥かさを想う。

朝からいいものを見せてもらった。

テクニックか!
「なんでも知っている馬鹿もいる」の寸言は作家の内田百閒だったと記憶する

…3/2づけ“天声人語”はそう書き出していた。
IBMのスーパーコンピューター「ワトソン」が、クイズの王者2人に圧勝したという
ニュースに触れて書かれたものだ。

仮に知っていても、「その通りですよ」「あなたの記憶は正しい」などと、“したり顔”で
投書したりしないように。苦笑されるのがオチだから。
歴代の“天声人語”の担当記者は名文家が選ばれると言われているし、彼らなら、単に
記憶しているだけではなく、きちんと確認した上で書いているに違いないのだから。

ささやかな当ブログでさえ、リズムを考え、内容が伝わることを第一に、読みやすく、
分かりやすくを念頭に書いている。一つのテクニックとして、「AはBだ」と断定的に
書くのではなく、「…と記憶する」と、あえて少しぼかすことがある。
まさか、“天下の”天声人語に投書が行くとは思わないが、当ブログの場合はときたま
コメント欄に“確認”の書き込みがあったりする。“信用”の差が透けて見える。ハハハ。

ちなみに、引用されている百閒の言葉は“抜粋の抜粋”だ。この部分は、全体として…
「なんにも知らない馬鹿がいるし、何でも知っている馬鹿もいる」となっています。

このほうが、言葉としての力が強いと思うが、どうだろう。

第三セクターか!
“100% 同義”かと聞かれれば自信はないが、いまは“第三セクター”と呼ばれている
企業形態が、かつて、半官半民と呼ばれていた。国鉄や専売公社がその典型だ。

「4年間の約束」で逃げるのも限界でマニフェストの見直しが不可避となった民主党、
予算案は衆議院を通過したものの、難問山積プラス支持率低下で頭の痛い菅総理…

今や、ハンカンハンミンは“反菅反民”と書くべきか。
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テイタラク!
不思議な夢を見た。割合、整理されていて、しかもオチまであった。

ヘクトパスカルは気圧を示す単位だし、メートル、キロは長さや重さの単位だ。
政治の世界に物差しはないようだが、ちゃんとある。単位は“タラク”だ。
最高が100で、最低は1だから、パーセントと同じだと思えばいい。
この物差しで測るとき「人民の 人民による 人民のための政治」を行ったリンカーンを
100とするなら、末期の自民党政権は50タラクがやっと、誕生したころの鳩山政権は
65タラクだったが、最後は30タラク、そして、50タラクでスタートした菅政権は、
今や20タラク以下に落ち込んでいる。

退陣のカウントダウンが始まっている。なにしろ、この“低タラク”だもの…

うまく落ちてないのは、夢のせいだ。

造語のセンス!
若者の感覚はなかなか面白い。
ギャル(古ッ)たちは、井の頭線を“イノヘッドライン”と呼ぶそうだ。
数年前から使われているらしいが、聞いたのは初めてだ。

響きがいいな。うまいや。
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ご到来!
立春は2月4日だった。
関東地方では、25日に“春一番”が吹いた。
27日にウグイスの啼き声を聞いた。
同じ日、今シーズン初めて目に猛烈なかゆみを覚えた。
マンションの中庭でミモザの鮮やかな黄が目立ち始めたのもそのころだ。
そして、管理人さんが3月2日に池でカルガモを見たという。
彼らはマンションの住人に春の到来を告げにやってくる。

そうか、Spring has camo…
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久しぶりにととのえてみた。

98歳の浪速っ子とかけまして
そばの名店とときます
その心は…

チョージュヤン


春近しとかけまして
3年ぶりのサッカー実況とときます
その心は…

カンの戻りが気になります


乗り物の優先席とかけまして
5キロの“やり”とときます
その心は…

オモイヤリ


江戸っ子の年寄りの冷や水とかけまして
窓の向こうに隣りの庭園とときます
その心は…

シャッケー

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by toruiwa2010 | 2011-03-07 09:15 | 岩佐徹的考察 | Comments(6)
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1978年からメジャーの実況を担当するようになって困ったのは、日本の新聞・雑誌には
ほとんど情報が出ていないことでした。その代わり…と言えるのかどうか、アメリカに
行けば、嫌というほど手に入りました。ただし、全部英語です。当然ですが。ハハハ。
宝の山にいながら指をくわえているのもくやしいので、このときから、ありとあらゆる
記事を読みまくりました。当時の日本人で、メジャーの記事をあれほど読んでいたのは
私ぐらいだったのではないかと自負しています。パンチョ伊東は読まなくても、ラジオや
関係者との会話でどんどん新鮮なネタを仕入れられる英語力でしたから。

ボキャブラリーの少なさには悩まされながら、なんとか心が折れずに読み続けられたのは
中学・高校で英文法をかなり徹底して勉強したからだと思っています。記者が書くものなら
文法通りですから、言葉の意味が分かれば、何を言わんとしているかは分かります。
テニスのインタビュー・スクリプトで英語圏ではない国の選手が話したものが厄介なのは
文法通りでないことが多いからです。ナダルのインタビューやブログを訳すと、普通の
2倍は疲れたものです。ハハハ。
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ジェーン・ラッセルが亡くなったと聞いて、そんなことを思い出しました。
ハリウッド女優と英文法…接点がないように見えますが、二つを結びつける“カギ”は
ちゃんとあるのです。

ラッセルはbon-Q-bon(ハハハ)の豊かなボディーを武器にしてスターダムを昇りつめた
女優のひとりでした。同じころ、同じタイプで人気だったのがマリリン・モンローです。
「紳士は金髪がお好き」では共演しています。いかにもハリウッドらしい“あざとい”
企画ですが、あっさり引っかかった鼻下長族*たちが映画館に押し掛け、大ヒットしました。
ニキビ盛りの私ももちろん見に行きました。ハハハ。
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ぴったり来る日本語がなかったからか、我がマスコミは彼女たちを “グラマー女優”と
総称しました。この言葉は驚くほどの速さで世間に広まりました。今ならぶっちぎりで
流行語大賞ものでしょう。ハハハ。
“進化”は更に進んで、やがて、ふくよかな体を持つ女性を“グラマー”と呼ぶように
なったのです。
10年以上あとになって大橋巨泉がバラエティ番組「11PM」で言いだして猛烈にはやった
“ボイン”は、いつの間にか聞かなくなりましたが、グラマーのほうは今でも結構、耳に
するような気がします。若い人の間ではやはり死語かもしれませんが。

Glamour とEnglish Grammer。
…そうです。英文法と女優たちは“グラマーつながり”なんです。
区別して発音する自信は全くありません。なにしろ、ほら、読むだけですから。ハハハ。

彼女やモンローの写真をたくさん載せていた映画雑誌、「映画の友」や「スクリーン」を
購読していたので映画も何本か見た気になっていましたが、Wikipediaをチェックすると、
ジェーン・ラッセルの出演作は1本しか見ていません。
モンローには人間としての可愛さがあり、作り物ように胸が大きいだけのラッセルには
あまり興味がなかったのかもしれません。中学・高校生としては健全…。ハハハ。
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英文法じゃないほうのグラマーは少しあとに形を変えてよく使われることになりました。
トランジスター(transistor)が発明されてラジオがどんどん小さくなった時期があります。
1950年代後半から60年代にかけてだったと思います。
マスコミ“主導”で日本人は小さいものを“トランジスタ”と呼ぶようになりました。
その典型的な例は、小柄でも胸の豊かな女性を“トランジスタ・グラマー”…。ハハハ。
たとえて言えば、由美かおるとか榊原郁恵とかでしょうか。

ウォーリー与那嶺が85歳、ジェーン・ラッセルは89歳か。
岩佐徹…72歳で死んだら、何を言われるか分からないなあ。ハハハ。

*鼻(花)の下が長い…今や死語ですが、一時、よく使われた“造語”です。

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by toruiwa2010 | 2011-03-03 09:24 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
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9月28日生まれのLibra(てんびん座)です。
まさか、そのせいでもないでしょうが、常に「バランス」を考える傾向があります。
放送の中でも、たとえば、解説者が二人いれば、発言の回数についてのバランスを。
それは必ずしも、同じ回数という意味ではありません。
二人の立場、バックグラウンド、格…などを考え合わせて「6:4かな、7:3でいいかな」と、
聞いていて、違和感がないようなバランスで質問を向けるのです。

食事や飲み会の席でも無意識のうちにバランスをとっている自分がいます。
その場の皆が話に参加できるように、気を使うのです。「彼はしばらくしゃべっていない。
彼女が少しカヤの外だな」…。ハハハ。

そんなわけで、私の頭の中にある「はかり」に乗った森羅万象…

テニス

ウインブルドンよりUSオープン
ボルグよりコナーズよりマッケンロー
ナブラチロワよりエバートよりグラフ
エナンよりクライシュテルス
フェデラーよりサンプラス
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セレナよりビーナス
シャラポワよりバイディソバよりイバノビッチ

サッカー

南米よりヨーロッパ
スカパーよりWOWOW
スペインよりイングランドよりイタリア
インテルよりユベントスよりミラン
マンUよりアーセナル
レアル・マドリードよりバルセロナ
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横浜より鹿島よりジュビロ
マラドーナよりベッケンバウアーよりペレ
ワールドカップよりユーロ

一般

ヨーロッパよりアメリカ
NHKより民放
テレ朝よりテレ東
日本テレビよりフジテレビ
アンジャッシュよりアンガールズ
オリエンタル・ラジオより次長課長
パリよりニューヨーク
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JALよりANA
長谷川京子より伊東美咲
浜崎あゆみより安室奈美恵
あやパンよりウッチー
反町隆史より唐沢寿明より江口洋介
(ただし)森高千里より松嶋菜々子より山口智子
巨人よりヤクルト
週刊新潮より週刊文春
フレンチよりイタリアン
シュウマイよりギョウザ
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すしより焼肉
しゃぶしゃぶよりすき焼き
もんじゃ焼きよりお好み焼き
ラーメンよりカレー
塩よりしょうゆよりみそ(ラーメン)
ボイルド・エッグよりフライド・エッグ
ルーブルよりオルセー
ゲルニカより青の時代
三越より伊勢丹
邦画より洋画
ペ・ヨンジュンよりパク・ヨンハ
芥川賞作品より直木賞作品
冬より夏
(笑い)よりハハハ

あえて・・・(比較するのは無理。つまり、どちらも好きだが・・・)

犬より猫
さんまより紳助
浜ちゃんより松ちゃん
イチローより松井

あえて・・・(比較したくもない。つまり、どちらも・・・)

泉ピン子なら和田アキ子
みのもんたなら小倉智明
オクラならピーマン

*未完成です。思い出したら随時追加あり、です。ハハハ。


…2005年12月時点の“論文”です。

おととしの9月、「ブレたっていいじゃないか?~改むるに憚る事なかれ~」を書いたとき、
一部を引用して、以下のように“微修正”しています。

4年近い時間が経過しましたが、パク・ヨンハがどんな顔か、今となっては思い出せない、
あやパンとウッチーが横並びになった、洋画と邦画の差がかなり縮まった…以外は、今も、
私のものさしに大きな変化はありません。ハハハ。
自分のことは分かりにくいですが、結構、“頑固”だと思いますから、そのせいでしょう。
ですから、普通は、「こいつは嫌いだ」と思ったら、よほどのことがない限り「好き」に
変わることはありません。もちろん、その逆も同様です。
しかし、年齢のせいか、少しずつ変わってきているようです。

・長い間、自民党に肩入れして来ましたが、今回の総選挙では“お灸”の意味をこめて
比例区は民主党に投票しました。
・初めは批判的だった“薬害肝炎”原告の一人、福田衣里子さんも今や“応援団”に変わり、
渡米したころのイチローは文句なしに応援しましたが、その後“スタンス”が変わりました。
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・4年前、「どんな話題にも無理なく対応して幾通りもの切り方ができ、言っていることに
ブレがなく、共感を覚えることが多い」と、激しくほめたことがあるテリー伊藤も、今では
“お前、少しウザイ”と思うことが多くなりました。ハハハ。
・“食わず嫌い”だった、読売テレビの辛坊治郎アナが最近は気に入っています。
東京に戻って、「たかじんのそこまで言って委員会」が見られなくなったのは残念です。
“たかじんの”となっていますが、実際にスタジオを仕切っているのは辛坊アナです。
しかも、びしっと…。誰に対しても遠慮がないところが見ていて心地いいです。

…われながら、ずいぶんな“変化”です。ハハハ。
しかし、改むるに憚る事なかれ、でしょう。

逆に、関西系アナでがんばっている宮根誠司については、少し評価が下がりぎみです。

<<<(初めて)「ミヤネ屋」を見たときは、例によって「わー、またかいな」と思いました。
これまでと同じ“べたつき”を感じたからです。しかし、なんとなく、見続けているうちに、
「なかなか面白いなあ」と思うようになっていきました。
くせになる…と言えばいいのでしょうか?
特に話術が優れているとも思いませんし、いわゆるイケメンでもありませんが、アクのない、
むしろ、人懐っこい顔をしているところがいいのではないのでしょうか。
関西風のしゃべり・味付けでありながら、それほどでしゃばらず、適当にシャイなのも
受けるのだと思います。>>>(2143「ミヤネ屋」)
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前に前にと“しゃしゃり出る”タイプではありませんし、いいユーモアのセンスを持って
いると思います。基本的な“好感度”はそれほど変わっていませんが、案外、“アドリブ”が
きかないところや政治・経済など、テーマによっては、知識不足を露呈する場面を見て
「“ええ奴や”だけでは厳しいぞ」と思うようになりました。
その辺は、知識があろうがなかろうが(ハハハ)、また、どんなテーマであろうが、きっちり
仕切っていく辛坊アナとの差がハッキリしています。

“好きじゃない”カテゴリー(ハハハ)には、不変なものも多いです。
F舘、Mの、O倉キャスターはいまだに好きになれません。
しゃべり手の端くれでしたから、話し方、しゃべり方がどうしても引っかかるのです。
“もの言い”が気に入らないし、生理的に合わないのですから、最後まで変わらないと
思います。その割に、結構見ていますが。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2011-02-13 09:02 | 岩佐徹的考察 | Comments(26)
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「好き・嫌い詳細」2 (2004.03.24)

「好き」を書いてからずいぶん長い時間が経過しました。
皆さんはご興味もないでしょうが、中途半端が「嫌い」ですので完結させておきます。

「嫌い」

*原色
「年をとったら派手な色」などと言うようですが、とてもとても。ハハハ。
白や黒はともかく、赤や、黄色が視界に入ったら極めて落ち着かない気分になるでしょう。
ただ、画面的には、はっきりした色の方がいいのは確かですから、難しいのですがね。
あの色を身につけても居心地が悪くないらしい早野さんや柄沢アナは驚異です。ハハハ。

*花粉
3年程前から、全豪の2週目に入るとアレルギーの薬をのみはじめることにしています。
初めて症状が出たのは7、8年前だったでしょうか。それまでは、「そんなものは他人が
なるもの」とタカをくくっていました。ハハハ。
目が痒くなる、鼻がむずむずするという一般的な症状ですが、それほどひどいわけでは
ありません。一番恐れているのは実況中にくしゃみが出てしまうことです。
今のところそんなことは一度もありませんが、このまま何とかうまく付き合っていこうと
思っています。

*ネクタイ
ネクタイそのものが嫌いなのではありません。
むしろ売り場を通りかかるたびに、無意識のうちに、いいものがないかなと探してしまう
くらいです。嫌いなのは、雰囲気的なものも含め、強制されることです。
画面に登場するとき以外にネクタイを締めるのは年に何度もありません。
さいわい、“契約”という気楽な身分のおかげでWOWOWに行くときもふだんは、シャツ、
セーター、ブルゾン、コートで通してしまいます。
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*フレンチ
ネクタイとおなじで、なんとなく堅苦しいイメージからして苦手です。
食事に行くときも、よほどえらい人にセッティングされてしまったらあきらめますけど、
それ以外はクレームをつけて変えてもらうでしょうね。
気取らずに、しかもおいしくフランス料理を食べる方法はきっとあるはずですが、何しろ
面倒くさがり屋ですから。ハハハ。

*語尾上げ
最近、だいぶ減りましたね。いい傾向です。
なぜ嫌いかといえば、本人はそう思っているらしいですが、賢そうにも、カッコよくも
見えないからです。
時々、アナウンサーの中にもいたりして、ギョッとすることがあります。
ちなみに「見れる」「来れる」などの「ら抜きことば」も嫌いです。まず口にすることは
ありません。しかし、フジテレビ時代の古いビデオを見ると思い切り言ってますから、
偉そうなことは言えません。ハハハ。

*名刺交換
最近はほとんどやらなくなりました。
「すみません、契約になって、WOWOWが作ってくれないものですから」とジョークで
逃げています。ちゃんと作ってくれてますが。ハハハ。
そもそも、財布を持たないため、名刺を持ち歩くのが面倒なのと、あの、頭をぺこぺこ
させるさまが好きになれないのです。

*自信満々の女性
この項は、書くのに十分気をつけないといけませんね。ハハハ。
仕事以外では、多くのことに自信が持てない私にとって、自信たっぷりの女性は苦手です。
いただく苦情や批判の手紙、メールの中にも、丁寧な言葉を遣いながら、実はしっかりと
人を見下すようなものがあって、もともとひねくれ者ですから、素直に聞く気がなくなる
ことがあります。てきぱき仕事をこなす女性の「自信満々」は素敵だと思いますが。
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写真と本文は関係ありません。ハハハ。

*いわれなき批判

相手のチェックが早くて厳しいですから、、、、、スルー!! ハハハ。

*アタマでっかちな実況
苦労して作れば作るほど、その分、資料に頼った放送になってしまうことが、若い人には
ありがちです。ビデオを見れば、流れのない妙な放送になっているのが分かるはずですが、
若いうちは自分に酔ってしまいますからね。
もっとまずいのは、「自分はサッカーを知っている」「解説と二人で盛り上げた」と得意に
なってしまうことです。戦術や技術についての“中途半端”な知識がアタマに詰まった
一人合点の実況は、視聴者にとって迷惑な話だと思います。

*したり顔の放送文化人、同じくスポーツ・ジャーナリスト
言わずもがな、、、でしょう。ハハハ。

*会議
幸いなことに、WOWOWに移ってからは悩まされる回数が減りました。
特に、“契約”になってからは、年に数回しかありません。青島刑事じゃありませんが、
“会議室からは何も生まれないんだ!”と思いますね。ハハハ。
なにより、時間が無駄に思えて仕方がないのです。その会議の中で、本当に必要な時間は、
せいぜい十分の一ぐらいのものですから。

*遅刻
するのも、されるのも嫌いです。ハハハ。
人を訪ねるときに、約束の時間よりあまり早く行くのは考え物でしょうが、待ち合わせの
ときはいつも余裕を持つようにしています。記憶する限り、時間に遅れたのは一回だけです。
若いころ、妻と映画を見るために待ち合わせたとき、時間を読み間違えて“1,2分”遅れて
しまいました。そして、映画館の前に妻の姿はありませんでした。いつも、「僕らの仕事は、
いつ、何が起きるかわからないから、1分でも遅れたら来ないと思って欲しい」と話して
いたのですが、きっちりそのとおり実践されたわけです。ハハハ。

*エレベーターの待ち時間
なんとも落ち着かないのが嫌いです。ハハハ。
一人のときはまだしも、「ちょっと苦手な」人と一緒だったりすると、どうしたらいいのか
困ります。携帯電話でも持っていれば、手持ち無沙汰は解消されるでしょうが、あいにく
私は持たない主義ですから。
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*すきま風
風邪を引きやすい体質です。すきま風と“すきま風的”なものが元凶です。
寒がりですが、氷点下の屋外にいたからといって風邪を引くことはありません。
気構えができているからでしょう。逆に、暖房で24度の室内にいても、気づかないうちに
どこからか忍び込んだすきま風が首筋にに当たっている…そんな状況が危ないのです。
ちなみに、夫婦の間のすきま風は“精神的に”風邪を引きますね。ハハハ。

*センチメンタリズムに訴えようとするスポーツ記事
高校野球、サッカー、オリンピックになると氾濫する「天国の…」「最愛の…」。
その時期に、私たちは、驚くほど多くの人の身内が亡くなったことを知りますね。ハハハ。
それほどではないまでも、最近15年~20年で急激に増えた女性記者の書くものの中には、
“ジットリ”した話が多い気がします。
特にJリーグのスタートからの数年は、取り上げられる選手が全員、画に描いたような
好青年であることに辟易したものです。もちろん、中には優秀な女性ジャーナリストが
いらっしゃることは認めますが。

以上です。
「好き」「嫌い」ともに、新しいものが増えたり書き忘れたりしたものがありますが、
キリがなくなりますのでこの辺にしましょう。



ムバラク退陣!
この3連休はスカパーe2“無料開放”の恩恵を受けています。
昨夜は、低調だった「R-1グランプリ」のあとCNNを見ました。このギャップ!ハハハ。
ムバラク退陣を迫るエジプトのデモの模様を伝えていました。
ムバラクは抵抗していますが、続々広場に集まる市民を見ながら、1989年のルーマニアを
思い出していました。
チャウシェスク政権の崩壊・ヘリによる逃亡劇・逮捕から銃殺までを・・・。
すべてがライブではありませんでしたが、テレビがつぶさに伝えました。
今は、ツイッターやフェースブックも加わっています。情報伝播の速さ、強さは比較に
なりませんね。

朝、起きて、ムバラクが退陣したことを知りました。民衆の力、恐るべし!
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by toruiwa2010 | 2011-02-12 08:08 | 岩佐徹的考察 | Comments(5)
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2003年4月27日に最初のHPを始めました。
そのプロフィールの中に、好きなもの、嫌いなものを並べました。
“岩佐徹”をある程度、理解してもらうのに役立つかと思ってのことです。

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…これだけでは、意味が伝わらないものもあると思って、少し詳しく書くことにしました。
書き始めると結構長くなり、したがって時間もかかりました。
結局、“好き”について更新したのが、その年の8月、“嫌い”は翌年3月でした!


「好き・嫌い詳細」1 (2003.08.02)

この時期はなかなか書きたいと思うトピックスがありません。
そこで今回は「プロフィール」に書いた「好き、嫌い」の補足をしてみます。
興味のない方は遠慮なくスキップしてください。ハハハ。

「好き」

*人と話すこと、逆に一人でいること、若い人たちとの飲み会
基本的に人と話すことが大好きです。そこに笑いがあって賑やかならば言うことなしです。
となると、どうしても飲み食いが伴いますよね。
1月にオーストラリア、5月から6月にかけてフランス、8月から9月がアメリカと、年に
3回長い出張がありますから、その疲れが取れたころから次の出張に出かける前までの間に
みんながセッティングしてくれます。
最近は以前のメンバーが部長、局長と出世して忙しくなったために、若い人との食事が
多くなりました。放送でのしゃべりを老け込ませないために精神的な若さを保ちたいと
思っていますのでちょうどいいかもしれません。時にはついていけない話題もありますが、
それはそれでいい刺激になるのです。思えば80歳ちかくまで現役だった亡くなった父も
若い人と飲むことが最後まで一番の楽しみでした。
この年になって当時の父の心境が分かるような気がします。

*PAPAS・・・・・
20代から70代まで、幅広い年代に向けたウエアを作り出しているアパレル・メーカーです。
谷啓さんをキャラクターにしてときどき新聞に全面広告を出ますがご存知でしょうか? 
5、6年前に偶然入ったのがそのブランドの店だったのですが、以来私のクローゼットは
8割ぐらいPAPASの製品に入れ替わってしまいました。
色使いが好きなのと飽きがこないのが理由です。
テニスの「アラカルト」のときに着ているのはほとんどここのシャツです。
いつも思うのですが、なぜ、日本には「大人の男が楽しめるカジュアルなおしゃれの店」が
少ないのでしょうかね。
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*イタメシ・・・・・
みんなで食べに行くときはイタリアンが多いです。
特に理由はありませんが、フランス料理は好きじゃないですし、わけのわからないものを
食べさせられそうなエスニックも苦手…となると、焼肉かこれかになってしまうのです。
スパゲッティー・アリ・オーリオがあれば必ずと言っていいほど頼みます。にんにくと
オリーブ・オイルだけで炒めたものです。あまり複雑なものは手を出しません。ハハハ。
セコンドは流れに任せる感じですが、どちらかといえば魚や鶏肉でしょうか。肉はほかで
食べる機会が多いですからね

*きれいな脚・・・・・
説明が要るでしょうか? ハハハ。
まっすぐ伸びた長い脚ほど見ていて気持ちのいいものはありませんよね。日本の女性で
惜しいなと思うのは、これほど西洋化している世の中なのに伝統的な?内股の人が多い
ことです。アメリカ女性の、つま先を少し外に向けて颯爽と脚を運ぶあの歩き方がとても
かっこいいと思うんですがねえ。

*さりげないおしゃれ・・・・・
自分としては「おしゃれの基本はさわやかでシンプルなこと」と心がけてはいるのですが、
「さりげない」はアナウンスと同じで、言うほど簡単ではないというのが現実です。
これまで、あきれるほどたくさんの金をむだにしています。結局はセンスということに
なるのでしょうね。うまい人は、何を着てもおしゃれに見えますから。ハハハ。
私は「今日こそ決まった」と思っても、歩いているうちに靴や靴下、あるいはシャツと
パンツの組み合わせに落ち着かないものを感じ始めたりすることがしばしばです。ただし、
プライベートはともかく、仕事上はふつう腰から上のコーディネ-ションさえよければ
いいという点が大いに助かります。

*ねこ・・・・・
優美かつ崇高。
私にとってねこは「癒しのもと」、子供のいない私たち夫婦にはこれ以上はない「カスガイ」、
潤滑油になっています。
媚びるようで媚びない。わがまま、きまま。要求貫徹。可愛げのないところも可愛い。
とうとう、私のひざでは一度も丸まったことがないままこの3月に世を去ったチャバでさえ、
私には「遠くから拝めるだけで幸せ」と思わせる存在でした。ハハハ。
今は、自宅から駅までの行き帰りに、とんかつやに世話になっている野良猫、八百屋の
店先に紐でつながれた子猫、米屋のはかりの上で化粧するトラ猫たちを“チラッと”でも
見かけたらその日はラッキーだと二人で自慢しあう毎日です。とほほ。
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*関西系のお笑い・・・・・
若いころに大阪で5年暮らしたことが関係あるのでしょうか。
当時は、藤田まことの「てなもんや三度笠」、大村崑の「番頭はんと丁稚どん」などなどが
人気絶頂でした。
東京生まれの私にそのおかしさが伝わったのは「関西弁だったから」だと思います。
仁鶴、三枝、さんま、紳助、松本人志・・・特に後ろの3人は天才ですね。
「つっこみ」と「間」をなんとか盗みたいと思って、無駄な努力をしましたが無理です。
あきらめて、いまは、ただただ、楽しむことにしています。
関東の人には関西弁に対して抵抗がある方もいらっしゃるでしょうが、私に言わせれば、
「あの面白さがわからないのは不幸」です。ハハハ。

*CLARKSとCAMPERのシューズ・・・・・
'92年ごろイタリアのサッカー雑誌で広告を見て「欲しい」と思ったのがCLARKSでした。
いつも、切り抜きを持ってミラン・ダービーに行くたびに靴屋を回りましたが、なかなか
見つかりません。それもそのはずです。名前で気づくべきだったのですが、イギリスの
メーカーだったのです! ハハハ。
ようやく巡り合えたのはユーロ96でロンドンに行ったときでした。見染めてから4年目、
嬉しさが爆発しましたね。
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CLの準決勝を現地から中継するために水沼貴史さんとマドリッドに行ったのは2001年の
初夏でした。試合の翌日、ロビーで水沼さんがコーディネーターさんに「ぜひ、見つけて
欲しい」と頼みごとをしていました。何かと思って尋ねると「岩佐さん、スペインに来たら
カンペールでしょう」と言われてしまいました。
はじめ興味がなかったのですが、満面の笑顔で帰ってきた彼の買い物を見ていっぺんで
とりこになりました。それが出会いです。そのあと移動したバレンシアで4足も買って、
スーツケースまで買い換えるはめになるというおまけつきでした。ハハハ。

*深い眠り・・・・・
この“好き”には、なかなか出会えません。
「いつ、どこででも眠れる」などとおっしゃる“バチアタリ”な方には“深い眠り”が
どれほど幸せなものかがお分かりにならないでしょうね。ハハハ。
もともと眠りが浅いほうですが、海外に行くことが多くなってからは時差ぼけが加わって
悲惨な状況です。一日せめて6時間、ノンストップで眠りを楽しみたいものです。

*都会的ロマンティック・コメディー・・・・・
高校2年のときに年間100本以上見たこともあるぐらいで、もともと映画は大好きですが、
映画館まで足を運ぶことは少なくなりました。もっぱら、海外出張の飛行機の中や妻が
録画しておいてくれるビデオで我慢しています。最近は、見た後に考えさせられるような
ものは見なくなりました。そのかわり、ジュリア・ロバーツ、ウッディ・アレン、ヒュ-・
グラント、ニューヨーク、サンフランシスコ、パリ、ラブ・コメディー、ファミリー…
どれか二つの要素が組み合わされば文句なしに見るでしょう。

*(イタリアの)グリーン・・・・・
昔から、好きなのはブルーで、グリーンは身に付けることなど考えられない色でした。
しかし、一度、アルマーニでいい感じのグリーンのコートを見つけてから“はまった”
感じがあります。擦り切れるほど着たあとは同じ感じを求めつづけています。
少しでもずれると下品になってしまう一番微妙な色だとは思いますが、日本ではお目に
かかれませんし、ヨーロッパでもまだ見つけられない「幻の色」です。

*オトナの女性・・・・・
意味深に聞こえるでしょうがそれほどのことではありません。ハハハ。
たとえていえば「こんなことを言ったらセクハラだと思われてしまわないか?」などと
細かいことに気を遣わなくてはいけない女性は苦手ということです。
仮に、1対1になっても物おじしないで話ができる人は好感度がアップするでしょうね。

*にやっと笑える話・・・・・
どちらかといえば「まじめ人間」と思われてしまう私ですが、否定はしません。ハハハ。
しかし、「まじめはいいけど、四角四面は面白くない」「周りにはつねに笑いが欲しい」と
考えています。
実況について考えるとき、いつも頭にあるのはこのことで、これプラス「思わず、軽く
感心してしまう話」を無意識のうちに探しています。
ですから最近は「トリビアの泉」がお気に入りです。

*自分の実況・・・・・
このことはあちらこちらで書きました。
「うぬぼれ」とお感じになるでしょうが、アナウンサーは大なり小なりみんなこの傾向が
あると思っています。ハハハ。
若いころはともかく、少し経験を積むと、他人の実況に感心することは少なくなるのです。
むしろ、「俺ならこうしゃべる」「俺がしゃべったほうがずっと面白いのに」と考えるのが
この商売なんです。「性格が悪い」と言われても反論できませんね。ハハハ。
しかし、うそ発見器にかけ「自分の実況が一番だと思っている」と質問して「いいえ」と
答えさせたら、10人中9人は針が振り切れるはずです。

…「好き」だけで、こんなに長くなってしまいました。
「嫌い」はまたこの次ということにしましょう。
では。


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by toruiwa2010 | 2011-02-11 07:57 | 岩佐徹的考察 | Comments(5)