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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:アナウンサー・実況( 61 )

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フジテレビ

母局だからといって“特別扱い”するつもりはありません。
しかし、公平に見ても、女性アナはフジテレビの“名産品”でしょう。ハハハ。
チャンネルを合わせることが多いし、よく知っているからでしょうが、ざっと、名前を
書き出してみただけで、「これは長くなる」と思いました。
フリーになったあともテレビを初めとする幅広い分野で活躍を続ける元局アナの女性を
思い浮かべてみて下さい。きっと、フジテレビOGが一番多いはずです。

私が入社した1963年(昭和38年)、渡辺プロダクションのタレントを起用した音楽番組、
「ザ・ヒット・パレード」に2年先輩の豊原ミツ子が出ていました。
その言動は当時の常識では、男女に関係なく、“アナウンサーらしからぬ”ものでしたが、
お茶の間の人気者になっていました。
断定はできませんが、たぶん、日本のテレビで“タレント的”な売り出し方をされた
第1号の女性アナウンサーは彼女だったと思います。
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それほど派手な存在ではないものの、関東在住で豊原と同期入社の中野安子の顔を見た
ことがない人はきわめて少ないはずです。いずれもローカル番組でしたが、高崎一郎が
司会をした「リビング4」など、情報・通販系の番組に何十年も出演していました。
民放テレビの女性アナとしては“長寿”ランクの上位に入るでしょう。
ちなみに、この二人は日枝久会長と同期です。

私より2年後輩の小玉美意子は入社時から報道系アナとして期待を背負っていました。
きわめて頭脳明晰な女性で、彼女の前ではうかつなことが言えませんでした。ハハハ。
能力は十分でしたが、悪名高い“定年制”のおかげで早々に退社しています。
複数の大学で教鞭をとったあと、現在も武蔵大学教授を務めているようです。

宮崎総子のケースは珍しいかもしれません。
フジテレビでどんな番組に出ていたかを思い出すのは難しいのに、TBSの朝のワイド・
ショー「奥さま8時半です」で司会をしていたことははっきり覚えているのですから。
ハハハ。

石毛恭子は子供向け番組「ママとあそぼう!ピンポンパン」の2代目おねえさんとして
採用されました。見た目通りの性格のいい女性で、子供たちの人気者でした。

田丸美寿々が入社したのは1975年です。
新人のころはまったくの“世間知らず”でしたが、徐々に頭角を現していきました。
夕方の「ニュースレポート6:30」を担当したときはコンビを組んだ先輩・逸見政孝より
はるかに目立っていました。番組がうまくいっているとき、出演者は男女に関係なく
堂々としているものですが、私の経験で、当時の田丸ほどピッカピカに光り輝いていた
女性アナは見た記憶はありません。
才女でした。スキャンダルで活躍の場が狭まってしまったことが惜しまれます。
長くキャスターを務めたTBS「報道特集」でも能力が生かされていたとは思いません。
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2年後に益田由美が入社します。
数年間、目立った仕事をしていないはずです。すでに立派な中年になっていた私たちは
「黙っているとものすごい美人だね」と妙な感心の仕方をしたものですが。ハハハ。
突然、ブレークしたのは「なるほど!ザ・ワールド」のリポーターとしてでした。天然で
体を張ったリポートが受けました。いまもBSの番組で見かけますが、途中から制作も
手がけるようになっています。どうやら現役のまま定年を迎えそうです。
入社した局で定年まで現役を続ける女性アナは極めて珍しいし凄いことだと思います。

同期入社の城ヶ崎祐子もフリーで現役を続けています。二人とも“耳に心地よい声”で
うまいナレーションをしました。城ヶ崎はテレビ東京の「完成!ドリームハウス」で
時々声を聞かせています。

だいぶ間隔があいて、1985年に入った長野智子が最初に注目されたのが、人気番組
「オレたちひょうきん族」だったことを知る人は少ないかもしれません。山村美智子、
寺田理恵子に次ぐ3代目の“ひょうきんアナ”でした。
キャリアを振り返ると、その時期の彼女は“世を忍ぶ仮の姿”だったのでしょう。
テレビ朝日系の情報番組で活躍する彼女を見ると、がんばり続けることの大切さを
教えられます。

その2年後に入社したのが中井美穂です。
翌年1月、当時スポーツ部にいた私は「プロ野球ニュース」のプロデューサーから
番組を仕切るコツを手ほどきしてほしいと頼まれました。週末のメイン・キャスターに
初めて女性を起用すると聞いてびっくりしました。数回、経験談を話したぐらいですが、
スポーツのことをほとんど知らないことが分かって「絶対に失敗する」と思いました。
それがどうですか。「プロ野球ニュース」を立派にこなしたあと、サッカーや世界陸上の
キャスターとしてもきっちり仕事をしています。TBS「世界陸上」の織田裕二は彼女が
いなければどうにもならないと思います。ハハハ。

そして、1988年…有賀さつき、河野景子、八木亜希子の“トリオ”が入社します。
華やかでしたねえ。「こんなに揃ったのは珍しい」とわざわざスポーツ部まで告げに来る
元同僚がいたほどです。ハハハ。
ただし、厳しい目で見れば、アナウンサーとしての資質をしっかり持っていたのは
八木だけだったと言っていいでしょう。元NHKの大塚範一が「めざまし」で一定の
成功を収めたのも彼女のアシストがあったからこそだと思います。
世間的にはメイン・キャスターとして「この人が番組を仕切っている」と見られている
男性アナ(キャスター)の中には、実は隣の女性に助けられている人も少なくないのです。
ハハハ。

89年には田代尚子。
田丸以後、キャスターを務めて“形になる”女性が不在でしたが、久々に登場して
それなりの実績を残したと思います。

91年に中村江里子、92年に小島奈津子が入っています。
同じ年に入社した西山喜久恵の安定感には感心します。
際立った資質があるとは思いませんが、番組を見ていると、ほかの出演者や制作者が
彼女をとても信頼していることが伝わってきます。予想をはるかに超えて息の長い
アナウンサーになりました。
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菊間千乃が入社したのは93年です。
アナとしての仕事は「発掘! あるある大事典」ぐらいしか記憶にありません。しかし、
番組収録中の事故で重傷を負い、“ちょっとした”ゴシップなどもあって退社したあと
ロースクールに通って司法試験に合格したその努力には敬意を表します。
 
94年入社の木佐彩子もまだ現役です。決して得意ではなかったはずのスポーツの
分野で先輩・中井の後継者になりました。

96年の佐々木恭子、98年の島田彩夏は報道・情報系の番組では貴重な戦力です
特に島田には期待します。見た目の清潔感がニュースにピッタリです。もう少し経験を
積めば、“看板”を背負えると思っています。育て方を間違えないでほしいです。

99年の内田恭子と2001年の高島彩は歴史を飾るビッグスターになりました。
独特の華やかさを持った内田はアナウンサーというカテゴリからはみ出していたように
思います。読みはうまくありませんでしたが、タレントを助けて番組を進行させる腕は
持っていました。スポーツでよく言う“記録より記憶に残る”アナでした。ハハハ。
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野際陽子も素晴らしかったですが、私の中で 高島は史上最強の女性アナです。
雑誌の調査などで好感度が抜群、口うるさい先輩同業者の間でも評価は高いです。
美人過ぎず、頭の良さをひけらかさず、機転が利き、読みは的確…
“母局”のアナだから採点が甘いと言われそうですが、けなすところが見当たりません。
容姿だけでなく、アナとしての技術も欠点を見つけるのが難しいのです。
結婚し、フジテレビを退社してからはCM以外で顔を見ることが激減したのは残念です。

高島が大ブレークしたために少し影が薄くなってしまいましたが、同期の森本さやかが
「とくダネ」でいい感じのリポートをしています。“タカラジェンヌ”のような容姿で
彼女が画面に登場するとさわやかな風が吹きます。ネタにもよりますが。ハハハ。

02年の中野美奈子には期待したのですが、実績を残せませんでした。
05年の平井理央も人気と実力が比例していませんでしたね。

翌年入社の秋元優里は4年目の2009年から滝川クリステルのあとをついで「ニュース
JAPAN」のキャスターをつとめました。滝川は3年目からでした。どうもこの番組は
キャリアなどはどうでもいいようです。ハハハ。初めは少々危なっかしかった秋元が、
少しずつ力をつけ始めたかというときに、ゴシップが流れました。
それが理由ではないらしいですが、週末の夕方のニュース担当に変わりました。
“降格”に見えてしまうのはタイミングが悪かったからだけだという話です。
気のせいか、当初は元気がないようでしたが、最近は前向きのように見えます。
能力も度胸もあるようですから、次の機会を待ってほしいです。
…と思ったら結婚ですか。“おめでとう”だけど、夫婦で同じ職場はどうかな?
周囲だってやりにくいよね。ハハハ。

07年の生野陽子は早く「めざまし」を卒業した方がいいと思います。緊張しているし、
スタジオを出ているときの方がはるかにリラックスしていい感じです。
有吉弘行と街をぶらつく「ぶらぶらサタデー」や「きたなシュラン」では彼女の良さが
出ています。「めざまし」は加藤綾子に譲ってバラエティに重心を移した方が、もっと、
キャラクターが生きると思います。
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加藤は生野の1年後輩です。オリコン・スタイルの調査で2年連続1位になりましたが、
今、フジテレビでは最も光っているアナでしょう。
明るいし、性格もよさそうだし、技術的にも大きな欠点は見当たりません。若い男性に
受けるのは当然として、女性に嫌われるタイプでもなさそうなところが強みですね。
このまま順調に伸びていけば局を背負って立つアナになることでしょう。

08年の椿原慶子、10年入社の山崎夕貴も健闘していますが、評価は早いでしょう。

最後に触れておきたいのは2000年入社の梅津弥英子と2003年の石本沙織です。
夕方のニュースなどで、この年齢になって初めて出せる“味”と“腕”を見せています。
フジテレビでは割合珍しいのですが、若いころ、それほど仕事に恵まれていなかった
女性アナが、こういう形で光り出すのを見るのは嬉しいものです。
一般の視聴者にとっても幸せなことだと思います。


ここまで書いて来ると、ほかの局をていねいに見る機会が少ないからかもしれませんが、
フジテレビは画面に登場する女性アナの量・質ともに際立っています。なぜか。
採用基準はそれほど違わないはずですから、要は、育て方、使い方でしょう。
フジはかなり前から経験が浅い女性アナでも、積極的に起用していました。
一番驚いたのは、2000年に 入社6ヶ月の千野志麻アナを起用した「チノパン」でした。
深夜の短いトーク番組ですが、それまで聞いたことがないやり方です。

千野はそれほどでもありませんでしたが、2代目の高島彩(アヤパン)、3代目の生野陽子
(ショーパン)、4代目の加藤綾子(カトパン)、6代目の山﨑夕貴(ヤマサキパン)…と、
次々にバラエティ向きのアナウンサーを育てて来ました。だから局として成功している
ということにはなりません。報道系のアナは他局に遅れているようだし。ハハハ。
ただ、バラエティ系の女性アナは 年齢の限界はあっても“つぶし”がききますから、
本人にとっては、幸せなことかもしれません。ハハハ。

敬称略

参考:「女性アナの系譜(前篇)~ラジオデイズから“88年組”まで~」
→ bit.ly/rp9HYk
「男性アナの系譜~思い出すままに…~」
→ http://bit.ly/lGeBSp


ご愛読いただいた?「女性アナの系譜(後篇)」はこれにて終了です。
by toruiwa2010 | 2012-12-26 08:36 | アナウンサー・実況 | Comments(19)
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・・・つづき

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テレビ朝日


名前と顔が一致する最初の女性アナは南美希子です。
古舘伊知郎や渡辺宜嗣と同期ですから、1977年はTV朝日にとってアナウンサーの
“ビンテージ・イヤー”だったのかもしれません。ハハハ。
彼女は派手な顔立ちと思いきった発言で、当時のテレビでは目立つ存在でした。

この年に入社した宮嶋泰子も異色のアナです。失礼ながら、“アナウンサーとして”
成功したとは言い難いです。しかし、女性には珍しかったジャーナリストとして
実績を残したと言っていいでしょう。テレ朝が早くから取り上げたアマチュア・
スポーツのリポートは 対象に愛情を持っていることが伝わりました。

一番の“出世頭”は言うまでもなく小宮悦子でしょう。
入社5年目に始まった「ニュースステーション」で久米宏のサブに抜擢されました。
ウイキペディアによるとずっと1人でサブを務めていたように書かれていますが、
私の記憶では、初めはもう1人の女性アナと2人で原稿読みをしていました。
「競わせてるなあ」と思って見ていました。アテにはなりませんが。ハハハ。
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本人の意志ではないでしょうが、“美脚”を売りにした第1号かもしれません。
スタジオのセットも彼女の脚を妙に強調する作りでした。
読みがうまいとは思いませんでしたが、声のトーンが落ち着いていていました。
男性の視聴者を引き付けたのは脚だけでなく、声も大きな要素だったと思います。

現役ではかなりのベテランになっている大下容子が「ワイド!スクランブル」など、
情報系の番組で頑張っています。女性のベテラン・アナを大事にしている姿勢は
素晴らしいことです。外見だけで女性アナを評価する時代ではありません。

「TVタックル」の“日本の景気を考える”というミニ企画コーナーでたけしと
組んで面白いキャラクターを演じていた丸川珠代が今や議員です。アナとしては
不完全燃焼だったと思いますが、国会では、ときどき“見せ場”を作ってますね。
ハハハ。

「やじうま」で一時期メイン司会もこなすなど情報系を中心に“守備範囲”が広い 
下平さやかは、フジテレビで1年先輩だった松本みどりさんの娘さんです。
ひそかに応援しているのですが、番組に恵まれない印象があります。この局は、
男性を含めてアナの売り方がうまくないですね。野球選手と結婚が近いからいい…
という話ではありません。ハハハ。

夕方のニュースを読んでいたこともある同期の高橋真紀子は退社したようですが、
キャラクター的に、NHK向きだったかもしれません。局のイメージや起用法に
合わないと、せっかくのタレントが埋もれたままになることがよくあります。 

上山千穂、市川寛子は「Nステ」や「報ステ」で経験したことが今担当している
仕事に生かされていると思います。小宮を含めて、彼女たちが担当していたのは
久米や古舘の隣りで原稿を読んだりうなずいたりしているだけのように見えますが、
数年間、続けると、得るものはそれなりにあるのです。“継続は力”。ハハハ。

復職したばかりで、今は決まった番組がないようですが、「報道ステーション」で
スポーツを担当した武内絵美は明るいキャラクターとキビキビした“もの言い”で
男性ファンに人気がありました。
男性に人気…といえば、堂真理子も相当だったようです。子育ての最中でしょうか。
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局としての方針なのか、本人たちがやりたがらないのか知りませんが、この局では
バラエティ系の女性アナが少ない気がします。新人のころ、最も期待していたのは
前田有紀でした。2年目が終わる2月の「近頃、気になる…」にこう書きました。

まだ海のものとも山のものとも分かりませんが、
前田有紀アナにがんばって欲しいと思っています。
根拠はほとんどありません、単なる趣味です。ハハハ。


…それなりに活躍していますが、私の期待にはほど遠いです。おそらく、起用の
仕方が悪いのだと思います。フジテレビに入っていたら、今ごろ…。ハハハ。
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テレビ東京

申し訳ないのですが、女性アナが顔出しをするような番組はほとんど見ていません。
たまに「アド街ック天国」や「モヤモヤさまぁ〜ず」で大江麻理子を見る程度です。
アナウンサーとしての基礎は十分に持っていて“清潔感”のある顔立ちですから、
他局ならもっと売れっ子になっていたと思われます。「モヤモヤ…」の担当者は
もう少し“はじけて”くれたらなあと願っているかもしれませんが。ハハハ。
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この局の女性アナで真っ先に名前が浮かぶのはスポーツ担当だった土川由加です。
全仏オープン・テニスでは何度か出会いました。実況にも挑戦していたのですが、
テレ東のスタッフも納得していないようでした。女性のスポーツ実況は難しいです。
英語が堪能で伊達公子と仲がよく、彼女のスピーチの手助けなどをしていました。

数年後に八塩圭子が入社しています。間もなく始まった「アド街」で愛川欣也と
組んだ司会ぶりはなかなかのグッドジョブだったと思います。

大江のほかに、「美人だ」、「かわいい」という噂だけはよく耳にする大橋未歩や
モー娘。出身で話題の紺野あさ美は残念ながら見たことがありません。

つづく・・・

(敬称略)

参考:「女性アナの系譜(前篇)~ラジオデイズから“88年組”まで~」
→ bit.ly/rp9HYk
「男性アナの系譜~思い出すままに…~」
→ http://bit.ly/lGeBSp

by toruiwa2010 | 2012-12-13 09:10 | アナウンサー・実況 | Comments(15)
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・・・つづき

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日本テレビ


この局の女性アナで真っ先に頭に浮かぶ名前は楠田枝里子です。
トーク番組「おしゃれ」などで活躍したあとフリーになり、派手な衣装をまとって
愛川欣也とフジテレビのビジュアル系クイズ番組「なるほど!ザ・ワールド」の
司会をつとめて一気に売り出しました。
美人アナとして評判だった木村優子は報道部に移ったあとだったと思いますが、
長くニュースのキャスターを務めました。残念ですが、ほとんど見ていないので
評価はできません。
今は、アナウンス部長として後輩アナから“恐れられる”存在らしいです。ハハハ。
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少し間をおいて1988年、永井美奈子が入社しています。
硬軟どちらの番組もこなせる器用なアナでかなりの人気者でした。
ほかに“先輩”がいたら申し訳ないですが、この局のタレント・アナ“第1号”は
彼女だと思います。割合早く退社したせいか、フリーになってからの活躍はあまり
印象に残っていません。
同期の関谷亜矢子は子供っぽい、愛くるしい顔でスポーツを担当していました。

女性アナはどうしてもバラエティ系番組での起用が多くなりますが、日本テレビも、
松本志のぶ、魚住りえ、馬場典子、西尾由佳理、宮崎宣子、葉山エレーヌ、さらに
夏目三久など、名前は浮かびますが、きちんと仕事をしたのは馬場と西尾ぐらい、
宮崎以下は仕事より“ゴシップがらみ”で名前が出ることが多いような気がします。
そういえば、馬場も一時、週刊誌の餌食になっていましたね。チクリかな?ハハハ。
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西尾はフリーとしても引く手あまたです。容姿と“腕”を兼ね備えている証しです。
少し冷たい印象はありますが、仕切る力はあると思います。
高島彩が結婚しましたから出番は増えるはずです。なんといっても、この世界は
需給関係で決まりますから。ハハハ。

バラエティで名前と顔が売れたアナはほかにもいますが、大神いずみ(元木大介)、
柴田倫世(松坂大輔)、小野寺麻衣(高橋由伸)…と、野球選手の奥さんになりました。

入社2年目の徳島えりかを「行列ができる…」に起用するなど、スターにしようと
している気配です。視聴率のいい番組で“お披露目”をしているのでしょうが、
“フットワーク”が軽くなさそうですから、バラエティより情報系の番組の方が
向いているような気がします。
…と思ったら、すでに「ZIP」に出てますね。知らんかった。ハハハ。
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日本テレビは報道系の女性アナが多いことが特徴かもしれません。
木村のあと、井田由美、鷹西美佳、笛吹雅子、森冨美、古市幸子と続きました。
中でも笛吹は2002年から「ニュースプラス1」のメイン・キャスターをつとめて
力を発揮したのが強く印象に残っています。

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TBS

私がフジテレビに入社したころ、“手強い”存在だったのは“官営”・NHKでも
民放テレビの大先輩・日テレでもなく、東京放送(TBS)でした。
すでに“報道のTBS”、“ドラマのTBS”と自他ともに認め、その評価にふさわしい
実績を示していました。スポーツ実況の面でも目標になる局でした。

NHKから移って相撲の実況で鳴らした小坂秀二、美声ではないものの、リズムに
乗った歯切れのいい野球実況が売りだった渡辺謙太郎、几帳面な実況の岡部達、
冷静かつ緻密な実況でゴルフ・ファンに人気だった石井智、浪曲師・広沢虎造の
息子で特徴的な声の持ち主だった山田二郎…粒が揃っていて 取材先で出会っても
そろって自信たっぷりでした。

女性アナで最初に名前を覚えたのは遠藤泰子です。
ラジオの人気番組、永六輔「誰かとどこかで」のアシスタントに抜擢されました。
柔らかいしゃべり方で、暴走しがちな永六輔をうまくフォローしていました。
このコンビはまだ続いていると聞きましたが、そうだとするとすごい長寿記録です。
ただし、彼女がテレビで活躍した記憶はほとんどありません。
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やはり、まだまだ存在感があったラジオでの活躍が印象的なのは見城美枝子です。
愛川欣也と組んだコンビは“キンキン・ケンケン”の愛称で知られ、若者の間で
大変な人気でした。今でも「ミヤネ屋」のパネリストなどで頑張っています。

当時のTBSは“民放の雄”のプライドが強く、女性アナをバラエティ番組などで
タレントのように扱うことはほとんどありませんでした。
三雲孝江、吉川美代子、有村かおり、木場弘子…記憶の中の女性を書いてみると、
報道・情報系の番組に出ていた人たちばかりです。
際立った特徴がない三雲が今も活躍を続けているのは欠点がないからでしょう。
キャスターのころは“さばき方”のうまさが目に付きました。
夕方のニュースで活躍している長峰由紀もそうです。ニュース番組に出始めたとき、
ここまで“生き残る”とは想像もしませんでした。相当、努力したと思います。
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バラエティ方面でめざましい活躍をした人たちは一時期に集中しています。
渡辺真理(90年入社)、雨宮塔子(93)、進藤晶子(94)、木村郁美(96)、小倉弘子(97)
と続き、画面を彩りました。
個人的には進藤アナ以外の人を知りませんが、性格がよさそうですし 容姿・能力を
兼ね備えていているのですから、制作者たちが起用したがっただろうと思います。
渡辺、雨宮、進藤アナはフリーになってからも活躍が続き、いい仕事をしています。
彼女たちが、という意味ではありませんが、TBSのアナは男女とも早めに退社する
傾向が目立ちます。

小林麻耶が独立したあと、青木裕子、出水麻衣が活躍していますが、バラエティで
腕のある人が少ないようです。局が必要としていないのかもしれませんが。ハハハ。

外から見ていていつも惜しいと思うのは、たとえば小川知子のようなとても優秀と
思われる人材を活用していないことです。(今は産休中?)
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入社したときから期待していたのは久保田智子です。
ニュースなど情報系番組からバラエティまで幅広く仕事ができる人だと見ています。
夕方のニュースに出ていますが、なぜか、短いスカートをはかせて…。
小林がニュースに挑戦して失敗に終わったときも同じことをしていました。
発想が情けないです。
ラジオのトーク番組「キラ☆キラ」で代打をつとめることがあったが、登場した
女性アナの中では群を抜いていた。“瞬発力”のある人だと思います。
TBSは起用法を間違えてますね。

スターに育てようと考えているらしい若手の田中みな実も、制作側の狙いなのか
本人の意思なのか不明ですが、どう考えてもキャラクターの設定に失敗しています。
若いうちはよくても、4,5年後、どうするつもりなのか?
制作者が女性アナウンサーを“消耗品”扱いしているみたいで他人のことながら、
少々腹が立ちます。ハハハ。

つづく・・・

(敬称略)

参考:「女性アナの系譜(前篇)~ラジオデイズから“88年組”まで~」
→ bit.ly/rp9HYk
「男性アナの系譜~思い出すままに…~」
→ http://bit.ly/lGeBSp

by toruiwa2010 | 2012-12-06 09:12 | アナウンサー・実況 | Comments(6)
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「俺たちのころは送別会で仲間から“気の毒に”という目で見られたものさ」…
まるで島流しになるのを見送られる気分だった、と先輩アナによく聞かされました。
フジテレビができたとき 資本系列が同じだったニッポン放送、文化放送から来た
アナウンサーたちです。
日本テレビが産声を上げた1953年から60年代ぐらいまで“テレビの将来性”は
それほど明るいものとは映っていなかったのです。

しかし、カラー放送が始まり、人気番組が増えてテレビが華やかな存在になると
画面に登場する俳優やタレント、スポーツ選手がもてはやされるようになりました。
アナウンサーもそうした人気者の仲間に入って行きました。
先陣を切ったのは クイズ番組の司会などで活躍したアナウンサーです。
今でこそ お笑い系の人が巧みな話術で番組を仕切るのが“普通”ですが、初めは
男性アナウンサーが司会をすることが圧倒的に多かったのです。
番組制作者の頭の中には“司会者=話す=アナウンサー”という単純な発想しか
なかったのでしょう。ハハハ。

一方で、テレビの歴史が浅かったころの女性アナウンサーは 大変申し訳ないことに
とても“軽い”扱いを受けていました。フジテレビなどは、1970年代の初めまで、
なんと“契約制”だったのですから!
同期の女性4人は、同じアナウンサー試験を受けて入社したのに、“2年延長を含む
2年契約”でした。最長でも4年間しか働けない仕組みになっていたのです。
当時のテレビ局が女性アナの存在をどう考えていたかがよく分かります。

ニュース番組で一緒にスタジオやブースに入っても やることと言えば、終わりに
近いところで“桜が満開です”、“羽子板市が始まりました”と言ったトピックスを
読むだけでした。開局時に入社して“定年制”の適用外だった10年先輩の女性と
入社早々の私が組んでも同じです。彼女たちはよく我慢したと思います。

やがてアナウンサー以外のタレントが司会する番組が増えてきました。そうなると、
放送の中で“時間を管理”するためや“いろどり”として女性アナが起用される
ようになりました。今は達者な人が多くなりましたが、初めのころはおしゃべりは
うまくても、残り時間のことなどに気を遣わない傾向があったので、ナビ役として
女性アナが必要だったのです。それも、若くて美人の…。ハハハ。

成り行き上必然の結果として、採用方針もその方向に向かいました。
死語でしょうが、“カワイ子ちゃん”が増えていったのは当然です。
見ていると「かわいいだけじゃないの。私にだってできるわ」と思うでしょうね。
なめちゃいけません。それなりの経験と才能がなければできません。ハハハ。

初めは“わき役”として登場するようになった女性アナの中から、容姿だけでなく、
番組の中で光る部分を見せる女性が少しずつ現れはじめました。
参考:「女性アナの系譜(前篇)~ラジオデイズから“88年組”まで~」
  → bit.ly/rp9HYk


記憶を掘り起こしながら、多くの人が“元年”と呼ぶ1988年前後から現在に至る
華やかな女性アナの系譜を書いてみたいと思います。

まず“番組ありき”ですから、見る局がどうしても偏ります。
古いことは記憶もあいまいです。
当然ですが、“好み”が色濃く投影されているはずです。

以上のことをあらかじめお断りしておきます。
4回に分けて更新しますが、二度は断りませんから、よーく覚えておいて下さい。
ハハハ。

チャンネル順(関東)に行きましょうか。

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NHK

見ていると、採用基準そのものが民放とは明らかに違います。
家柄のしっかりした女性を採用する銀行と似ています。悪い意味ではありません。
人さまの金を預かる銀行と、国に監督されて少しの間違いも許されない放送局…
身元がきちんとした人間を採用したいと考えるのは当然です。
どこの局でも、採用を決める前に“身体検査”をします。いわゆる素行調査です。
NHKの場合はかなり徹底的に調べるのではないでしょうか。

だから、というわけでもないでしょうが、歴代の女性アナを見ても、“堅実”です。
“見た目”だけでなく仕事もです。めったなことでつまらないミスはしません。
眉をひそめさせるような言動もきわめて少ないです。
この業界である程度の経験を積んだ人なら分かりますが、若い人でさえ、とても
落ち着いているのに驚きます。よほど教育がいいのでしょう。
そして、同じNHKでも、男性より女性の方が“出来上がる”のが早いようです。
絶対数が少ない女性は早くからいろいろな番組を任されるからかもしれません。

私より先輩の野際陽子がまず脚光を浴び、同期入局の加賀美幸子、広瀬久美子が
読みのうまさで頭角を現して行きました。いま20歳代以上の読者で彼女たちの
声を聞いたことがない人はたぶんいないと思います。
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印象に強く残っているのは山根基世です。派手な活躍をしたわけではありませんが、
柔らかな 落ち着いた声で「日曜美術館」の司会などをしていました。
ナレーションもとてもうまい人でした。女性アナではベストだと思います。

元厚労相・小宮山洋子はNHK時代、ニュースを読んでいましたが、うまかった…
という印象はありません。
渡邊(旧姓黒田)あゆみは東大出身でありながら、そしてNHKのアナでありながら、
美人だということで話題になりました。No,言ったのは私じゃありません。ハハハ。
長いスパンで見ると、“才色兼備”という意味では、野際陽子以来だったでしょう。
はい、そういう目で女性アナを見るのはいけませんが、これも世間の評価です。

惜しまれるのは渡邊の翌年に入社した目加田頼子です。
NHKのフレームをはみ出さない範囲で“達者な”トークをする人でした。
ベタベタしたところはなく むしろサッパリした印象の持ち主で、一時期はNHKの
超売れっ子でした。もっと長く、もっと幅広い活躍ができたはずなんですが、
“何か”がありましたね。興味ないですが。ハハハ。

女性として午後7時の看板ニュースを読んだのは桜井洋子と森田美由紀です。
桜井は“歴史”を作りましたが、“うまかった”のは森田だったような気がします。
はじめ契約職員として採用され、のちに“スター”になった異色のアナでした。
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彼女がニュースを読んでいたころ、“息つぎ”の仕方がとても気になっていました。
大先輩・加賀美アナと同じで、聴いていてこちらが息苦しかったのです。
先日、「日曜美術館」で司会をしているのを見ましたが、元気そうでした。
体型まで先輩に似るんだと、苦笑してしまいました。

草野満代、久保純子、膳場貴子、有働由美子、青山祐子、住吉美紀…記憶を頼りに
書き出してみると、視聴者を惹きつける女性アナが切れ目なく出ています。
“惹きつけられる視聴者”から 私はとりあえず外しておいてください。ハハハ。

現役アナはどうでしょうか。
それぞれが担当している番組を見ると、小郷知子(土・日:7時のニュース)、鈴木
菜穂子(月~金:朝のニュース)、井上あさひ(NW9)に局の期待がかかっているのが
よく分かります。
3人とも美貌と知性を兼ね備えているように見えます。ただ、いまの雰囲気のまま
民放を受けたら不合格になるかもしれません。民放が求めるものとは違うからです。
もちろん、NHKの中で育ったからこそあの雰囲気になったのでしょうが。ハハハ。
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小郷と鈴木はいい勝負ですね。2人が競争して行けば“顔”になりそうです。
ただし、NHKがウイークデーの夜7時のニュースを再び女性に読ませる時代が
来るかどうかは疑問です。

評判がよかった青山のあとを引き継いだ「ニュースウオッチ9」の井上は、当初
かなり緊張していました。少しずつ柔らかくなっていますが、まだまだ硬いです。
NHKの看板番組を担当する重圧は想像を超えるでしょうから当然かもしれません。
どちらにしても、あの番組では“自分の色”は出しにくいでしょうが。ハハハ。

ザッピング中にNHKを“通過”するとき、「あれ、こんな女性アナがいるんだ。
NHKも変わったなあ」と思ったのは最近フリーになった神田愛花アナです。
決して悪い意味でなく、派手な顔立ちで かつてのNHKにはいなかったタイプです。
そのせいなのか、能力不足か分かりませんが、あまり“活躍”できませんでした。

もう一人、“意地悪”と言われるのを覚悟して書きますが、「継続は力だなあ」と
実感するのは小野文恵アナです。
「ためしてガッテン」をときどき見ますが、容姿・技能ともに、際立ったものを
持っているようには見えません。しかし、長期間 担当し続けることで視聴者との
関係を築いてきたのでしょう、幅の広いファンがいるようです。
民放は、視聴率という“制約”があって、“我慢して使い続ける”、“育てる”ことが
できませんが、NHKではそれが可能です。

つづく・・・

(敬称略)


ワードのプロパティを見ると書き始めたのは去年の9月!
“前篇”を更新した直後からとりかかったのに、1年以上かかってしまいました。

参考:「男性アナの系譜~思い出すままに…~」
→ http://bit.ly/lGeBSp

by toruiwa2010 | 2012-12-05 09:21 | アナウンサー・実況 | Comments(18)
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09/15のツイート

NHK大相撲中継:今日の正面担当は
北の富士と吉田賢アナだ。北の富士が
機嫌よくしゃべっているのが分かると思う。
こういうとき、アナウンサーも気持ちが
いいものだ。今日はこのあとも楽しい
放送が期待できるね。 


野球なら豊田泰光、関根潤三、サッカーなら早野宏史、奥寺康彦、信藤健仁、
そして、テニスは柳恵誌郎、遠藤愛…コンビを組む相手がこういう人だったら、
その日は朝からゆったりした気持ちでいられました。放送に臨むときも、大船に
乗った気分です。気心は知れているし、ちゃんと話せる人たちだからです。
一番大きいのは、“何を聞いても大丈夫”という安心感です。
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組む回数が多かったり、一緒に旅をする機会があったりすると、普段の会話の中で、
この人はこの分野の話が得意だ、このことについてはこう考えているんだ…などが
分かるようになります。その情報は実況中に話を振るときに生かせます。
たとえば、王貞治の師匠、荒川博さんと組んだとき、「そういうシチュエーションに
ならないものか」と思いながら実況したものです。
ヤクルトの監督だったときの口癖は「俺はエンド・ランが好きなんだよ」でした。
こまかなことを忘れましたが、彼なりの“理論武装”もしていました。

2人で中継を担当した試合でヒット・エンド・ランの条件が整うと、「荒川さん、
考えられる作戦はいいくつかありますねえ」と振ると、ここぞとばかりに持論を
展開しつつ、「だから、ここはエンド・ランしかないでしょう」と話してくれます。
“話が弾む”のは楽しいものです。そのためには、普段の接触が大事だし、2人の
呼吸や相性はもっと大事です。
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この日の相撲中継で正面を担当した2人はいかにも楽しそうでした。
NHKにしては珍しく吉田アナは視聴者を楽しませることを考えて実況します。
北の富士も、気楽にしゃべるタイプです。その2人が組みましたから、“くだけた”
雰囲気で放送していました。それは伝わります。2人の関係性も分かります。

妙義龍vs魁聖の一番が最後の仕切に入ったあたりで、吉田アナがこう言いました。
「(妙義龍は)大関のような強さを見せてますねえ?」と。
聞いたとき、これは 放送前の雑談の中で北の富士が“それらしきこと”を言ったに
違いないと思いました。そうでなければ、違う聞き方をするものです。
普通は「今場所の妙義龍をどう見ていますか?」だし、一歩踏み込んでも「中には
大関みたいな強さだと言う人もいますが?」でしょう。

吉田アナの問い方は一つ間違えると自分の考えを押し付けているように聞こえます。
みんなの見方が一致するなら問題ありませんが、この意見は一般的ではありません。
アナがこういう聞き方をしたら、解説者が普段、そんな話し方をしているからだと
考えて間違いないでしょう。その”前提”がないまま、こんな風に問いかけた結果、
「私はそうは思いません」と言われたら、あとが困るじゃないですか。ハハハ。

もちろん、“高等テクニック”として、相手の考え方を知った上で、逆の意見を言い、
「いや…」と言わせることもあります。なんでもそうですが、レベルが上がると、
そこはちょっとややこしくなるのです。私の場合は、何か聞く、肯定的な答えが
返ってくる、何か聞く、また肯定的な答えが返る…が続いたときにやりました。
質問・肯定の形が繰り返されることで放送が単調になることを防ぐためです。
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今の相撲中継では北の富士の解説が一番面白いと思って聞いています。
“元アナ”としては、誰と組むのかがいつも気になっています。北の富士の気分が
明らかに違うからです。吉田、藤井と組むときの彼はリラックスして話しています。
この二人なら、何を聞かれても大丈夫という安心感が北の富士にあるからです。
相撲中継にはしばらく顔を出さない岩佐英治アナに対しても同じです。
刈屋と組んだときは少し“空気”が変わります。相性がいいとは思えません。
若手のアナのときは相性というより、経験不足の彼らが何を聞いてくるかに不安が
あるように見えます。

NHKで言えば、BSのメジャー中継で武田某が若手のアナを“小バカ”にした
対応をすることがあります。エースの竹林と組んだときを比較すれば露骨なほど
はっきりした差があります。分かりやすいっちゃ、分かりやすい。ハハハ。
やめてほしいのは、放送席の空気感が視聴者に伝わるからです。視聴してまったく
楽しくありません。解説が不満を持ち、アナが委縮しているのですから当然です。

WOWOWのテニスにも似たような感想を持ちます。柳さんは特定のアナと組むと
しゃべりづらそうでした。14年一緒にやりましたから聞けば分かります。助けを
求めているようでした。ハハハ。
解説者とアナウンサーには、必ず相性があります。
組ませ方によって、放送が面白くなったり、つまらなくなったりします。制作者も
そのことは知っているし、誰と誰は相性がいい、悪いという分析はしているはず…
だったら、放送の“効果”も考えて解説・実況の割り当てを決めてほしいです。
プロなんですから。

余談

たぶん、55歳の藤井はそろそろ裏方に回って行くのでしょう。
そのあと、年齢的に吉田・刈屋の同期入局組がメインを争うことになりそうですが、
吉田を希望します。私は刈屋アナが嫌いで吉田が好きだから。明快。ハハハ。
そしてそのあと、岩佐英治アナの復帰を強く強く願います。歴代の相撲アナの中で
彼ほど相撲の技術や歴史に精通したアナはいなかったと思っているからです。

熱心に見始めてからは神風と北の富士が解説者の双璧です。楽しめましたもの。
そして、味わいがあったのは出羽錦が一番でしたね。粋で洒脱でした。
by toruiwa2010 | 2012-09-18 09:12 | アナウンサー・実況 | Comments(11)
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・・・つづき

6位:47リツイート

恐縮だが、もう触れることはないと思うので、
もう一度だけ大住良之コラムについて:
引き分け狙いのなでしこ戦略を「フェアプレー
精神はどこへ」と批判したが、決勝進出を決めた
あとはGK福元やDF陣を誉めあげた。(続 (8/5)


8月5日に書いたエントリー、<“引き分け狙い”について~しつこいようだが
もう一度書いておく~>はおかげさまで多くの人に読んでもらいました。

2010ワールド・カップでは杉山茂樹、金子達仁という、ある種“カリスマ”的な
サッカー・ライターに注文をつけさせてもらいました。怖いもの知らず。ハハハ。
このときも かなりの“反応”がありました。おおむね好意的な…。
正解かどうか分かりませんが、私は勝手に書きたいことを書いているだけにしても、
多くの人がなんとなく感じている部分に“ヒット”するのかなあ、と考えています。
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この記事は日経に連載中の大住氏の“イチャモン”コラムに腹が立って書きました。
現場の事情を熟知している人間が書く話じゃなかったからです。
そして、このツイートは、なでしこが決勝進出を決めたあとのものです。
準々決勝でブラジルに快勝し、準決勝では後半のフランスの猛攻を耐え、決勝の
アメリカに対しても2点を追って、日本中を興奮させるアタックを続けられたのは
あのグループ・リーグ第3戦で主力を少しでも休ませることができたからです。
大住氏がどう強弁したって、佐々木監督の戦略が間違いではなかったことは世間が
認めているはずです。

<私自身は、たとえ準々決勝で勝とうと、そしてたとえ金メダルを
取ろうと、この南アフリカ戦でのなでしこジャパンの試合をずっと
残念に思い続けるだろう。
彼は、“問題”の記事の最後にそう書いていました。
その後は読んでいないので、“たとえ金メダル”は取れなかったものの称賛に値する
立派な実績を残したなでしこに対して、大会後、彼がどう書いたか知りません。
逃げずに、ちゃんと“落とし前”をつけたのかどうかが気になります。ハハハ。


5位:64リツイート

#fujitv でCMが多いと御不満の皆さん。
たぶん25キロぐらいまでに消化しておいて、
後半から終盤はCMは入らないのだと思います。
もう少しの辛抱です。
私が釈明するのもなんですが。ハハハ。
なお、民放ならどこがやってもほぼ同じです。(8/5)

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放送が始まったとたんに“非難の嵐”でしたね。中継を担当したのは母局でしたが、
いまは私も一視聴者ですから、気持ちはよーーく理解できました。ハハハ。
東京、大阪、名古屋などのマラソンを見れば、レース序盤で多くのCMを消化して
“動き”が出始める30キロすぎには入れないようにするのが普通です。

本来、CMの“総量”というのは、時間枠の長さによって決まっているはずですが、
スペシャルものになると、代理店の仕切で“フレキシブル”になっています。
量そのものが多いですから、ツイート通りにはなりませんでした。オリンピックは
スペシャルの中でもスペシャルだったようです。ハハハ。


3位:120リツイート

100メートルでは勝てなかったが、北島康介…
つくづく幸せな男だと思う。 表情は意外に
さばさばしているように見えた。もちろん、
内心は悔しさでいっぱいだろうが。
「申し訳ない」は無用。誰も君を責めない。
金メダルだ連続2冠だと騒いだのは周囲の
勝手なんだから。 (7/30)


柔道の成績が予想以上に悪くて重苦しかったチーム・ジャパンのムードを大いに
盛り上げたのは水泳陣の大健闘だったと言っていいでしょう。
メディアやファンが一方的に「3大会連続の金メダル!」と騒ぐ中でロンドン
大会を迎えた北島はすでに過去2大会の彼ではありませんでした。
表情が“さばさばしている”ように見えたのは、その時点での力を出し切ったと
本人が思っていたからだと思います。
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それでも、チームの中心には北島康介がいました。
400メドレー・リレーで銅メダルが決まったあと、松田が言った「(自分たち)3人で、
康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかないと話し合っていたんです」という言葉は
感動的でした。


最終日の閉会式を中継したNHKに対しては、開会式と同じ違和感があって猛烈に
突っ込みを入れながら見ました。ハハハ。ツイッターでも非難が殺到していました。
一般の人の“いら立ち”の理由は私とは違いましたが。

7位:45リツイート

#nhk では両アナへの非難が殺到している。
速くて読めないほどだ。これだけのスケールに
なると台本がなきゃ難しいから同情の余地はある。
しかし、もっとアドリブでしゃべれないだろうか。
血が通った会話ができないものか…と思う。
普段どんな会話をしてるんだろう? (8/13)

2位:135リツイート

NHKの閉会式の中継に対しては「黙れ」という声が
多いようだ。演奏を聞かせろというわけだ。
気持ちは分かる。同感だ。
しかしNHKには「黙る勇気」はないだろうね。
アナを責めても仕方がない。台本通りにやれと
言われてるんだから。
しかも今始まったわけじゃないしね。 (8/13:4分後)


台本についての話は繰りかえしになるから省略します。
一般の視聴者が腹を立てたのは、「演奏中にしゃべるのはよせ」、「せっかくの演奏を
聞かせろ」、「英国音楽を知らなすぎる」…ということだったようです。
ポール・マッカートニーをはじめ、イギリスを代表する世界的なミュージシャンの
ライブ・パフォーマンスが行われていたのですから、当然です。
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ただし、ここは少し難しいところです。
放送席はたぶん2人でいっぱいですから、大勢の人間を座らすわけにはいきません。
多くのミュージシャンの登場は事前に想定できたでしょうから、音楽に詳しい人を
座らせるべきだったでしょうか?湯川れい子、クリス・ペプラー、赤坂康彦…
なんならシャーリー富岡とか?知らないでしょうね。ハハハ。
彼らだったら、演奏者やパフォーマンスについては知識があるでしょうが、放送の
眼目はオリンピックの閉会式ですから、そこを語れなければ話になりませんよね。

NHKは“そつなく伝えるアナを”と考えて、スポーツ実況のエースTと、普段は
朝のニュースを読んでいる女性アナSを組み合わせました。
見た感想は「誰がやっても同じ」でした。台本にしたがってしゃべるわけですから
予想はできました。Sアナはともかく、Tには期待しましたが裏切られました。
大会中に選手たちが残した“語録”を延々と聞かされることになりました。しかも、
演奏をBGMにして。しかも、例によって、正確だけど感情がこもらない声で。
そりゃ、文句の一つも言いたくなりますって。ハハハ。

今回、さらに大きな問題がありました。
演奏が聞きとれなかったことです。アナウンサーたちのしゃべりも邪魔でしたが、
それ以前に、音声のフィードが悪く、まるで場内ノイズを拾っているようでした。
あれでは、アナウンサーが黙っていても視聴者の不満は消えなかったでしょう。
NHKのミスではないと思いますが、なぜフィードが悪かったのかは分かりません。

“不運”な部分もあったかもしれませんが、よくできた放送ではありませんでした。
大勢の人が見ていただけに、非難が殺到したのは仕方がないでしょう。
今 思い出しても#nhk のTLが流れる速さは強烈でした。
NHKがよく言う“皆さま”の怒りの大きさが見えるようでした。ハハハ。


1位:199リツイート

高揚し、興奮しているのだろう。
解説のKNの声が甲高く、かなり耳障りだ。
90分間を苦痛だと思う人は多いだろう。
女子サッカーを語れる人物はほかにいないのか。
名前だけで起用せず「どんな放送を目指すか?」を
第一に考えてほしい。 (8/7)


8月7日の未明、なでしこが強敵・フランスと対戦した女子サッカーの準決勝は
日本中に大きな興奮と感動をもたらしました。
ただし、スタジオの振りで現地からの映像に切り替わって実況が始まったとたん、
女性解説者(ここではイニシャルに変えました)の声が気になりました。
このツイートは思わずつぶやいたものですが、賛否の声が殺到しました。これまで
1万回以上つぶやいてきましたが、これほど反響があったのは初めてです。
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前半が終わったとき、リツイートが100件を超えていたのに気づいてビックリ。
K嬢には何の恨みもありませんが、声質がダメなんです。
テレビの場合、“素材”は映像と音声ですが、どちらも見る者に眉をひそめさせる
ようなものはNGです。

視聴率にも影響しますから、解説者を誰にするかは大事な要素です。制作者も
真剣に考えて人選しているはずです。
ただし、日本では、名前が売れている人、つまり“人気があった”元選手や監督が
起用されることが多いです。うまく話せるかどうかはどっちでもいいんです。
まして、“声質”なんて。ハハハ。

K嬢の場合、選手入場で盛り上がった拍手・歓声にあおられて気持ちが高揚して
普段でもトーンの高い声がさらに上ずってしまったのは不幸なことでした。
気の毒なことは、ほかにもあります。

まず、彼女を起用したこと。理由はすでに書きました。
もう一つは、アナウンサーからの助言がなかった(…と思われる)ことです。 
「こういうときは、どうしてもトーンが高くなりますから気をつけましょう」と
放送直前にアドバイスしていれば、防げたかもしれません。
決勝のときのK嬢の声がそれほど高くなかったかげには、もしかすると、NHKの
ベテランからの一言があったかもしれません。 http://bit.ly/QjsBb8
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長々と失礼しました。
ちなみに199RTはtoruiwa twitter 史上の最高記録です。驚異の数字です。
もうよほどのことがない限り、ロンドン・オリンピックについては書きません。
みなさんも“おなかいっぱい”でしょうし、私も疲れました。ハハハ。

お願い

昨日の昼ごろから、異常なアクセス数でした。
普段は600~700件なのに、9534!!
もちろん、当ブログの最高記録です。
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このような現象はときどきありましたが、多くの場合、どこかに
このブログのURLが貼り付けられていたそうです。
エキサイト・ブログのランキングに出た、という話も聞きましたが、
真相が分からず、戸惑っています。

昨日から訪問されている方、よろしければ、どこでこのブログを
知ったかを教えていただけませんか?
コメント欄に書き込むとき、「非公開コメント」をチェックすれば
私とあなたしか読めません。よろしくお願いします。

by toruiwa2010 | 2012-08-30 10:13 | アナウンサー・実況 | Comments(2)
普段お読みでないかたへ

ものすごくアクセスが増えています。
よろしかったら、このブログ/記事をどこで知ったか
コメント欄で教えてもらえますか?
承認制ですから、御希望なら画面には表示しません


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しつこい、と叱られそうですが、放送がらみについてもう一度だけ。

オリンピック期間中にざっと750回つぶやきました。メジャーなど別の件にからむ
呟きも多いですが、少なく見積もっても500件はオリンピック関連だと思います。
本人が“へそ曲がり”を認めているほどですから、拒否反応を示す人も多いですが、
発言に興味を持つ人も大勢います。世の中はそういう構造になってるんですね。
捨てる神あれば拾う神あり。ちょっと違うけど。ハハハ。

期間中に目立ったのは、かなりの数の呟きがリツイート(RT)されたことです。
他人の呟きが気に入ったとき、自分のフォロワーにも読ませようと拡散するのです。
そのすべてが“賛同したから”ではないと思いますが、悪い気分ではありません。
もともと、私の呟きがRTされることはあまり多くありませんから。ハハハ。

オリンピック関連の中から、RTが多かった10件について補足&検証し、感想を
書いていきます。

10位:30リツイート

長くかかわったんだから気持ちはよーく分かる。
でも、やはりプロとしてはどうなんだと
いうことになるね。30,40じゃないんだから、
こみ上げる感情をおさえて話を聞いてほしかった。
社内では「よかったよ」ということになるんだろうけど
先輩としてはチト残念。 (8/11)


韓国を破って銅メダル獲得が決まった女子バレーの選手たちにインタビューした
フジテレビ・三宅正治アナが次々にやってくる監督・選手にハグはするし、口調は
完全な“タメ口”になるし…ありていに言えば“トッチラカッテ”しまいました。
アナウンサーだって人間です。喜怒哀楽の感情は一般の人と変わりません。
普段はできるだけ抑えて実況に当たります。後輩ですから、呼び捨てにしますが、
三宅だってそのことはわかっています。しかし、あのとき、あの場に居合わせた
彼には冷静になることが難しかったのでしょう。取材経験のある者ならば気持ちは
理解できるのです。
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局内的には「本音を引き出していた」、「ほほえましかった」ですんだのでしょうが、
ネットの時代は話が簡単じゃありません。
「タメ口がキモイ」、「態度がなれなれしい」と非難ごうごうでした。
これも、分からなくはありません。私も「おいおい」と思いましたから。ハハハ。

帰国後の番組で「何も覚えていない」と話していましたが、相当にテンションが
上がってしまったのでしょう。かえすがえすも惜しまれるのは、普通にやっても、
彼なら、監督や選手との“絆”の強さでいい話が引き出せたはず…という点です。
フジテレビはバレーボールとは強いつながりがあり、かつては、泣いてしまって
インタビューにならなかったアナもいます。泣いてもダメ、親しすぎてもダメ。
とにかく、次は“普通に”やっとくれ。頼むわ。ハハハ。

9位:34リツイート

男子60キロ級キロ級決勝:平岡は一本負けした。
残念だが、平岡にはいいものを見せてもらった気がする。
試合態度はきれいだし、QFの逆転勝ちは胸のすく
ものだった。メダル至上主義ではないが彼のひたむきさが
銀メダルで報われてよかったと思う。 (7/29)


柔道の男子60キロ級キロ級決勝で平岡が一本負けしました。
負けはしましたが、試合中の態度のよさや“ひたむきさ”にすがすがしさを感じ、
銀メダルで報われたなあ、と思っているところに…

4位:65リツイート

インタビュアーは「銀メダルに終わりました」って
聞いたかな?聞き間違いだよね。もし、そう言ったのなら、
すぐに荷物をまとめて帰国しろと言いたい。
準決勝,決勝はビデオでいいと思ったのに、最後まで
見てしまった。こんなことを続けることはできんぞ。 (7/29)

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パソコンに向かっていたので、初めは正確な文脈が分かりませんでした。たぶん、
聞き間違いだろうとも思いました。間違いであってほしいと思いました。しかし、
すぐに、ツイッター上に猛烈な速さで流れ始めた非難のツイートを見て、聞いた
通りなんだと分かりました。
私のツイートは少し感情に走りすぎたかもしれないと、あとで反省しました。
それほど、“終わりました”が突き刺さった、ということなんですが。ハハハ。

ただし、今さら遅いですが、Oアナのために少し弁護しておきます。
一般のかたに分かりにくいのは、取材者と選手・監督は会う機会が増えるにつれて
互いに感情移入するようになるという点でしょう。いい悪いの問題ではありません。
どちらも感情を持った人間同士ですから“自然“のことです。

おそらくOアナは取材の過程で平岡の口から、彼の頭には金メダルしかないことを
イヤというほど聞かされていたのです。それが“残響”として、頭にこびりついて
いたために、「あなたの悲願だった金メダルに届きませんでしたね」という労わりの
気持ちは十分ありながら、言葉足らずになってしまったのだと察します。

ただ、選手と同じで放送も“結果がすべて”です。裏にどんな事情があろうとも、
出てしまったもので判断されます。Oアナは精神的にタフな2週間を過ごしたと
想像されますが、非難は甘んじて受け止めなければいけません。
“安全第一”のNHKアナは絶対にしないタイプのインタビューです。それだけに
「だから、民放はダメなんだ」と“ひとくくり”にされるのが悔しいです。


8位:42リツイート

「閉会式の模様をお送りしました」が最後の
コメントだった。いや「閉会式の模様をバックに
台本に書いてあることを読みました」が正しい
コメントかと。次は、台本を読むにしても
もう少し感情が伝わるアナ、ないしは役者を
選んでほしい。
…これが私の最後のコメント。 (8/12)

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NHKが伝える開・閉会式は台本にしたがっているのが明白です。民放がやっても
あれだけ、スケールが大きく、時間も長いものになれば“台本有り“でしょうが。
ただ、なぜ、こんなに感情が伝わらないのか?と毎回 呆れます。
目の前で繰り広げられているのは、趣味がいいか悪いかは別にして、世界最大級の
ビッグ・イベントです。特等席でそれを見ても、人間が普通に持っているはずの
感情がゆすぶられることはないのでしょうか。“間違わないように”を第一に考えて
ひたすら他人が書いた台本を読むだけでは伝わるものも伝わりません。

改善を望みますが、最低でも、ここ何大会か続いているニュース・アナの派遣は
いい加減でやめてほしいものです。

つづく・・・
by toruiwa2010 | 2012-08-29 08:01 | アナウンサー・実況 | Comments(9)
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07/29 00:35AMのツイート
男子60キロ級キロ級決勝:平岡は一本負けした。
残念だが、平岡にはいいものを見せてもらった
気がする。試合態度はきれいだし、QFの逆転勝ちは
胸のすくものだった。メダル至上主義ではないが
彼のひたむきさが銀メダルで報われてよかったと思う。


北京で惨敗のあと、4年間 自分を鍛えた平岡が再びオリンピックの舞台に立った。
準々決勝で敗退のピンチもあったが、見事に逆転する様子を見てしびれた。
決勝はいいところを見せる前に敗れ去ったが、すがすがしさが残った。
称える気持ちで上記のツイートを書きこんだ。

…5分後、疑心暗鬼のまま、こんな風につぶやくことになった。

インタビュアーは「銀メダルに終わりました」って
聞いたかな?聞き間違いだよね。
もし、そう言ったのなら、すぐに荷物をまとめて
帰国しろと言いたい。
準決勝,決勝はビデオでいいと思ったのに、
最後まで見てしまった。こんなことを続けることは
できんぞ。

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畳から降りて間もない平岡をつかまえたインタビュアーが開口一番、「銀メダルに
“終わり”ましたが…?」と言ったように聞こえてギョッとしたのだ。
キーを叩きながらだったのできっと聞き間違えたのだと思った。
しかし、すぐに、何人かのフォロワーがその通りだったと確認してくれた。
これは“騒ぎ”になるなと、直感した。それもいろいろな意味で。
眠い目をこすりながら立て続けにつぶやいた。

…やっぱり。言葉がない。救いようがない。
しかし、非難を浴びてこのアナはきっと
トラウマを抱えることになるね。

福見へのインタビューもひどいものだった。
本当にTBS・Oアナだったの?「だから民放は…」
と言われることになるのが悔しい。


まず、ネットを中心にOアナ(私は確認できていないのでイニシャルにする)への
猛烈なバッシングが始まることは免れない。
本人が直接それを目にすることはないかもしれないが、コンソーシアム内、TBSの
上司・先輩・同僚から必ず耳に入ってくる。その前に、ビデオをチェックすれば
寒気がするほど狼狽するはずだ。
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Oアナだとして、どんな性格かは知らないが、よほど強心臓の持ち主でなかったら
相当に落ち込むだろう。私だったら、立ち直れないと思う。
平岡を、そして彼が苦労の末に獲った銀メダルをおとしめるつもりはなかったのに、
言葉の選択を間違えて、結果的にそうなってしまった。頭を抱えることだろう。
大会は始まったばかりだから、これから実況を担当する種目が最低でも二つはある。
影響が出る可能性を否定することはできない。“気を取り直して”と言ったって、
実況はそんなに簡単じゃないんだ。

次に、初めは単純に個人を責めるネット族の批判が「これだから、民放はダメ。
やっぱりスポーツ中継はNHK」という方向に流れていくことが怖い。
書くまでもなく、あくまで個人の資質・能力の問題だが、訳も分からず騒ぐ連中は
そんなことにはお構いなしだ。攻撃しやすい標的を見つけたら、そこに殺到する。

競技開始早々にこんな事態になったことが残念でならない。
今朝、ネットへの書き込みをいくつか読んだが、自分のことのように身がすくむ。
先ほど、現地の特設スタジオで水泳・銅メダルの萩野公介に話を聞いたNHKの
女性アナも決してうまくはなかった。
バンクーバーでシューズのひもが切れた織田信成にインタビューしたKアナも
ひどいものだった。あくまで個人。NHK、民放は関係ないのだ。
それでも、昨夜のインタビューのインパクトは強烈すぎる。

民放出身者としてこんなに悔しいことはない。
まことに寝ざめの悪い朝だ。
by toruiwa2010 | 2012-07-29 09:55 | アナウンサー・実況 | Comments(11)
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06/27のツイート

フジテレビの塚越孝アナが亡くなった。
局のトイレ内で・・・と聞いて嫌な予感がしたが、
「自殺」と伝えているメディアもある。
ニッポン放送から移籍してこれという仕事も
なかったようだから思い悩んだことは想像できる。
悪いニュースが続く母局だが「自殺」だけは
嘘であってほしい。


アナウンサーにもいろいろな人がいるから一概には言えないが、自分のことを
踏まえるなら、プライドは高く、気は小さい…そんな人が多いかもしれない。
フジテレビでアナウンサーをやめ、報道、スポーツと異動しながら、「自分は
ウツになるのではないか」と心配だった。
「アナウンサーとしてやり残したことはありません」と言いきって辞めたものの、
未練はたっぷりだった。スポーツ・アナでも「プロ野球ニュース」などで顔出しを
していれば、世間的にはそれなりにちやほやされることもあって、一応、華やかな
職業だから、その“刺激”がなくなったとき、寂しさに耐えられるのかと。
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報道に移って半年ぐらい経ったとき、原因不明の下痢が長く続き、入院したのだが、
診断は「ストレスによる心身症に近いもの」だった。病院に入ったとたんに下痢は
おさまったのだから、きっとそういうことだったのだろう。
ただ、私の場合は幸いなことに “深刻”な事態にはならなかったが、中には悶々と
思い悩んだ末に自ら命を絶った同業の先輩・後輩がいる。

塚越アナ(正しくは1年前に異動していた)がそうだったのかどうかはわからない。
亡くなった人の胸の内を推しはかるのは難しいことだが、かなり漠然となら、彼の
心境が理解できなくはない。
ニッポン放送(ラジオ)の局アナだったが、ライブドアの買収騒ぎの“あおり”で
2006年に数人の同僚アナと一緒にフジテレビに移籍した。ニッポン放送側の
経済的な“事情”によるものだった。
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厄介なのは、同じアナでも、テレビとラジオでは採用のプロセスから違うことだ。
局によって差はあるものの、3~5秒間“音の空白”があると、放送事故扱いになる
ラジオのスポーツ・アナは休まずにしゃべり続ける。極端に言えば試合のスコアや
ボール・カウントを繰り返ししゃべる。一方、テレビのアナは画面に出ることは
言わない。彼の場合はスポーツではなかったが、しゃべり方や間合いが大きく違う
テレビの仕事に慣れるのにも苦労したと思う。

一方、制作側もテレビ番組で起用するのにためらいがあったはずだ。
そもそも、フジ育ちのアナたちはテレビで起用することを前提にした試験を経て
採用されているが、ラジオのアナはその“ふるい”にかかっていない。
こまかいことは分からないが、ニッポン放送から移籍したアナで目立った活躍を
しているのは「ほこxたて」で“実況”をしている福永一茂アナと「とくダネ」で
リポーターをしていた冨田アナぐらいだ。
塚越アナも一時期、現在「ノンストップ」を放送している枠で顔を出していたが、
違和感は否めなかった。微妙なところが何か違った。

フジの制作スタッフが移籍組だからと言って冷遇していることはないと信じたい。
外部の人間は使っているのだから、才能があり適材なら起用しているはずだ。
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最近は見ないなあ、BS,CSで仕事をしているのかな、と思っていた矢先だった。
ラジオではリスナーにも人気のパーソナリティーだったと聞くし、きっとバリバリ
仕事をしていたのだろう。フジに移るときに、“期待”が膨らんでいたかもしれない。
しかし、仕事が回ってこない。フジ採用のアナたちは自分より後輩でも 超多忙な
スケジュールで仕事をしているのに…。私なら耐えられないだろう。

職場ではストレスがたまる一方だったと想像できる。
結婚していると聞いていたのに「喪主は未定」と書かれているのを見ると、複雑だ。
離婚、あるいは別居中? 職場でたまったストレスが原因で夫婦の間に亀裂が入った
のではないか…と考えてしまう。時計の針を巻き戻せば“ライブドア"に行きつく。
いわば、運命にもてあそばれたようなものだ。
遺書もあったというから“自殺”は間違いではなかったのだろう。
最後までアナでいたかったらしい。異動したが、1年で戻れると思っていたらしい。
希望がかなわないと分かった翌日、死を選んだようだ。痛ましい。
面識はなかったが、冥福を心から祈りたい。
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大相撲実況ではNo1と評価するNHK岩佐英治アナが長く休んだとき、心配したが、
4月に復帰していると聞いてほっとしたが、「のど自慢」の松本和也アナについては
その後の情報がない。1年近く前に彼が休み始めたとき、我々の仕事とストレスの
関係について少し詳しく書いている。
「“心の病”がアナを襲う!~プロセスが想像できる~」 http://t.co/DJCFQeD

NHKの松本アナは、今年初めから日曜日の「ダーウィンが来た!」の
ナレーションに復帰しているようです。よかったですね。(06/30 09:00AM)

by toruiwa2010 | 2012-06-28 07:45 | アナウンサー・実況 | Comments(6)
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06/13のツイート
フジテレビ・XXXXアナに滞在費の不正利用が
あったとして本社付けにする「処分」が下されたと。
後輩ながら、彼には一種の「いかがわしさ」が
ついて回っていた。ニューヨークに行く前から
出演している様子にそれは漂っていた。
詳細は不明だが公にしたのはよかったと思う。


テレビの画面から独特の声が聞こえてきた。
「こいつ…この間までやってた外人よりずっとうまいですから」と、相当に
“高め目線”の発言だった。同僚の女性アナたちを寸評していたのだが、
“外人”と呼ばれたのは滝川クリステルだった。

このときに会社は手を打たなかったのだろうか?
少なくとも、アナウンス室内では厳しい叱責があったと信じたい。
深夜の“軽い”番組とは言え、この暴言をそのままにしたはずがないと思う。
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この件があったからかどうか知らないが、当のアナは2年前、ニューヨーク支社に
異動になった。そこからの「アメリカ・リポート」は好き・嫌いを別にすれば朝の
ワイドショー番組で一つのアクセントになっていた。ニューヨークに赴任する前も
この番組で政治ネタなどを担当していた。今は、田中大貴がやっている役割だが、
キャラクターがまるで違っていた。

演出サイドに作られた部分もあったろうが、断定的かつ偉そうにものを言っていた。
元同業者としては、なぜそこまで自信たっぷりに言い切れるのか不思議だった。
当時から、ネットではとやかく言われていたようだが、こういうキャラクターは
“反動”が怖い。今回は徹底的にやられるだろう。
彼のような語り口の局アナはきわめてめずらしい。インパクトはかなりある一方で
「鼻持ちならん」と思う人がいてもおかしくはない。ある程度は仕方がないのだ。
人の神経を逆なでするぐらいでないとテレビの世界で目立たないのだから。

今回はよほど“まずい”ものが目立ってしまったらしい。
滞在費の不正使用…だけでは想像がつかない。厳重注意と返済ですむのが普通だが
それではすまないほど悪質な何かがあったのだろう。
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制作費関連の不正はどこのテレビ局にもある話だと思う。
“番組”という実態のないものを作る会社だから、政府の機密費みたいに 意味が
分からない金の使い方をする。どこまでが正しい使い方で、どこからが不正かは
判断が難しい。処分があったら、それは相当に度を超えていたということだ。
時期外れで理由がはっきりしない異動の辞令が掲示板に張り出されると、社員は
「ははーん」と思うわけだ。

母局・フジテレビは今創業以来のピンチだと認識しないといけない。
営業成績はいいのかもしれないが、どこかに“過信”“慢心”があるのではないか?
この際、社を挙げて調査をすべきだ。歯止めがきかないまま相次いで表ざたになる
社員の不祥事はどこかで最近の視聴率不振につながっているように見えてならない。
日本テレビに抜かれ、テレビ朝日には猛烈な追い上げを受けている。フジテレビを
取り巻く環境は厳しい。にっちもさっちも行かなくなってからでは遅いのだ。
by toruiwa2010 | 2012-06-15 08:20 | アナウンサー・実況 | Comments(11)