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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:アナウンサー・実況( 66 )

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・・・つづき

6位:47リツイート

恐縮だが、もう触れることはないと思うので、
もう一度だけ大住良之コラムについて:
引き分け狙いのなでしこ戦略を「フェアプレー
精神はどこへ」と批判したが、決勝進出を決めた
あとはGK福元やDF陣を誉めあげた。(続 (8/5)


8月5日に書いたエントリー、<“引き分け狙い”について~しつこいようだが
もう一度書いておく~>はおかげさまで多くの人に読んでもらいました。

2010ワールド・カップでは杉山茂樹、金子達仁という、ある種“カリスマ”的な
サッカー・ライターに注文をつけさせてもらいました。怖いもの知らず。ハハハ。
このときも かなりの“反応”がありました。おおむね好意的な…。
正解かどうか分かりませんが、私は勝手に書きたいことを書いているだけにしても、
多くの人がなんとなく感じている部分に“ヒット”するのかなあ、と考えています。
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この記事は日経に連載中の大住氏の“イチャモン”コラムに腹が立って書きました。
現場の事情を熟知している人間が書く話じゃなかったからです。
そして、このツイートは、なでしこが決勝進出を決めたあとのものです。
準々決勝でブラジルに快勝し、準決勝では後半のフランスの猛攻を耐え、決勝の
アメリカに対しても2点を追って、日本中を興奮させるアタックを続けられたのは
あのグループ・リーグ第3戦で主力を少しでも休ませることができたからです。
大住氏がどう強弁したって、佐々木監督の戦略が間違いではなかったことは世間が
認めているはずです。

<私自身は、たとえ準々決勝で勝とうと、そしてたとえ金メダルを
取ろうと、この南アフリカ戦でのなでしこジャパンの試合をずっと
残念に思い続けるだろう。
彼は、“問題”の記事の最後にそう書いていました。
その後は読んでいないので、“たとえ金メダル”は取れなかったものの称賛に値する
立派な実績を残したなでしこに対して、大会後、彼がどう書いたか知りません。
逃げずに、ちゃんと“落とし前”をつけたのかどうかが気になります。ハハハ。


5位:64リツイート

#fujitv でCMが多いと御不満の皆さん。
たぶん25キロぐらいまでに消化しておいて、
後半から終盤はCMは入らないのだと思います。
もう少しの辛抱です。
私が釈明するのもなんですが。ハハハ。
なお、民放ならどこがやってもほぼ同じです。(8/5)

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放送が始まったとたんに“非難の嵐”でしたね。中継を担当したのは母局でしたが、
いまは私も一視聴者ですから、気持ちはよーーく理解できました。ハハハ。
東京、大阪、名古屋などのマラソンを見れば、レース序盤で多くのCMを消化して
“動き”が出始める30キロすぎには入れないようにするのが普通です。

本来、CMの“総量”というのは、時間枠の長さによって決まっているはずですが、
スペシャルものになると、代理店の仕切で“フレキシブル”になっています。
量そのものが多いですから、ツイート通りにはなりませんでした。オリンピックは
スペシャルの中でもスペシャルだったようです。ハハハ。


3位:120リツイート

100メートルでは勝てなかったが、北島康介…
つくづく幸せな男だと思う。 表情は意外に
さばさばしているように見えた。もちろん、
内心は悔しさでいっぱいだろうが。
「申し訳ない」は無用。誰も君を責めない。
金メダルだ連続2冠だと騒いだのは周囲の
勝手なんだから。 (7/30)


柔道の成績が予想以上に悪くて重苦しかったチーム・ジャパンのムードを大いに
盛り上げたのは水泳陣の大健闘だったと言っていいでしょう。
メディアやファンが一方的に「3大会連続の金メダル!」と騒ぐ中でロンドン
大会を迎えた北島はすでに過去2大会の彼ではありませんでした。
表情が“さばさばしている”ように見えたのは、その時点での力を出し切ったと
本人が思っていたからだと思います。
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それでも、チームの中心には北島康介がいました。
400メドレー・リレーで銅メダルが決まったあと、松田が言った「(自分たち)3人で、
康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかないと話し合っていたんです」という言葉は
感動的でした。


最終日の閉会式を中継したNHKに対しては、開会式と同じ違和感があって猛烈に
突っ込みを入れながら見ました。ハハハ。ツイッターでも非難が殺到していました。
一般の人の“いら立ち”の理由は私とは違いましたが。

7位:45リツイート

#nhk では両アナへの非難が殺到している。
速くて読めないほどだ。これだけのスケールに
なると台本がなきゃ難しいから同情の余地はある。
しかし、もっとアドリブでしゃべれないだろうか。
血が通った会話ができないものか…と思う。
普段どんな会話をしてるんだろう? (8/13)

2位:135リツイート

NHKの閉会式の中継に対しては「黙れ」という声が
多いようだ。演奏を聞かせろというわけだ。
気持ちは分かる。同感だ。
しかしNHKには「黙る勇気」はないだろうね。
アナを責めても仕方がない。台本通りにやれと
言われてるんだから。
しかも今始まったわけじゃないしね。 (8/13:4分後)


台本についての話は繰りかえしになるから省略します。
一般の視聴者が腹を立てたのは、「演奏中にしゃべるのはよせ」、「せっかくの演奏を
聞かせろ」、「英国音楽を知らなすぎる」…ということだったようです。
ポール・マッカートニーをはじめ、イギリスを代表する世界的なミュージシャンの
ライブ・パフォーマンスが行われていたのですから、当然です。
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ただし、ここは少し難しいところです。
放送席はたぶん2人でいっぱいですから、大勢の人間を座らすわけにはいきません。
多くのミュージシャンの登場は事前に想定できたでしょうから、音楽に詳しい人を
座らせるべきだったでしょうか?湯川れい子、クリス・ペプラー、赤坂康彦…
なんならシャーリー富岡とか?知らないでしょうね。ハハハ。
彼らだったら、演奏者やパフォーマンスについては知識があるでしょうが、放送の
眼目はオリンピックの閉会式ですから、そこを語れなければ話になりませんよね。

NHKは“そつなく伝えるアナを”と考えて、スポーツ実況のエースTと、普段は
朝のニュースを読んでいる女性アナSを組み合わせました。
見た感想は「誰がやっても同じ」でした。台本にしたがってしゃべるわけですから
予想はできました。Sアナはともかく、Tには期待しましたが裏切られました。
大会中に選手たちが残した“語録”を延々と聞かされることになりました。しかも、
演奏をBGMにして。しかも、例によって、正確だけど感情がこもらない声で。
そりゃ、文句の一つも言いたくなりますって。ハハハ。

今回、さらに大きな問題がありました。
演奏が聞きとれなかったことです。アナウンサーたちのしゃべりも邪魔でしたが、
それ以前に、音声のフィードが悪く、まるで場内ノイズを拾っているようでした。
あれでは、アナウンサーが黙っていても視聴者の不満は消えなかったでしょう。
NHKのミスではないと思いますが、なぜフィードが悪かったのかは分かりません。

“不運”な部分もあったかもしれませんが、よくできた放送ではありませんでした。
大勢の人が見ていただけに、非難が殺到したのは仕方がないでしょう。
今 思い出しても#nhk のTLが流れる速さは強烈でした。
NHKがよく言う“皆さま”の怒りの大きさが見えるようでした。ハハハ。


1位:199リツイート

高揚し、興奮しているのだろう。
解説のKNの声が甲高く、かなり耳障りだ。
90分間を苦痛だと思う人は多いだろう。
女子サッカーを語れる人物はほかにいないのか。
名前だけで起用せず「どんな放送を目指すか?」を
第一に考えてほしい。 (8/7)


8月7日の未明、なでしこが強敵・フランスと対戦した女子サッカーの準決勝は
日本中に大きな興奮と感動をもたらしました。
ただし、スタジオの振りで現地からの映像に切り替わって実況が始まったとたん、
女性解説者(ここではイニシャルに変えました)の声が気になりました。
このツイートは思わずつぶやいたものですが、賛否の声が殺到しました。これまで
1万回以上つぶやいてきましたが、これほど反響があったのは初めてです。
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前半が終わったとき、リツイートが100件を超えていたのに気づいてビックリ。
K嬢には何の恨みもありませんが、声質がダメなんです。
テレビの場合、“素材”は映像と音声ですが、どちらも見る者に眉をひそめさせる
ようなものはNGです。

視聴率にも影響しますから、解説者を誰にするかは大事な要素です。制作者も
真剣に考えて人選しているはずです。
ただし、日本では、名前が売れている人、つまり“人気があった”元選手や監督が
起用されることが多いです。うまく話せるかどうかはどっちでもいいんです。
まして、“声質”なんて。ハハハ。

K嬢の場合、選手入場で盛り上がった拍手・歓声にあおられて気持ちが高揚して
普段でもトーンの高い声がさらに上ずってしまったのは不幸なことでした。
気の毒なことは、ほかにもあります。

まず、彼女を起用したこと。理由はすでに書きました。
もう一つは、アナウンサーからの助言がなかった(…と思われる)ことです。 
「こういうときは、どうしてもトーンが高くなりますから気をつけましょう」と
放送直前にアドバイスしていれば、防げたかもしれません。
決勝のときのK嬢の声がそれほど高くなかったかげには、もしかすると、NHKの
ベテランからの一言があったかもしれません。 http://bit.ly/QjsBb8
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長々と失礼しました。
ちなみに199RTはtoruiwa twitter 史上の最高記録です。驚異の数字です。
もうよほどのことがない限り、ロンドン・オリンピックについては書きません。
みなさんも“おなかいっぱい”でしょうし、私も疲れました。ハハハ。

お願い

昨日の昼ごろから、異常なアクセス数でした。
普段は600~700件なのに、9534!!
もちろん、当ブログの最高記録です。
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このような現象はときどきありましたが、多くの場合、どこかに
このブログのURLが貼り付けられていたそうです。
エキサイト・ブログのランキングに出た、という話も聞きましたが、
真相が分からず、戸惑っています。

昨日から訪問されている方、よろしければ、どこでこのブログを
知ったかを教えていただけませんか?
コメント欄に書き込むとき、「非公開コメント」をチェックすれば
私とあなたしか読めません。よろしくお願いします。

by toruiwa2010 | 2012-08-30 10:13 | アナウンサー・実況 | Comments(2)
普段お読みでないかたへ

ものすごくアクセスが増えています。
よろしかったら、このブログ/記事をどこで知ったか
コメント欄で教えてもらえますか?
承認制ですから、御希望なら画面には表示しません


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しつこい、と叱られそうですが、放送がらみについてもう一度だけ。

オリンピック期間中にざっと750回つぶやきました。メジャーなど別の件にからむ
呟きも多いですが、少なく見積もっても500件はオリンピック関連だと思います。
本人が“へそ曲がり”を認めているほどですから、拒否反応を示す人も多いですが、
発言に興味を持つ人も大勢います。世の中はそういう構造になってるんですね。
捨てる神あれば拾う神あり。ちょっと違うけど。ハハハ。

期間中に目立ったのは、かなりの数の呟きがリツイート(RT)されたことです。
他人の呟きが気に入ったとき、自分のフォロワーにも読ませようと拡散するのです。
そのすべてが“賛同したから”ではないと思いますが、悪い気分ではありません。
もともと、私の呟きがRTされることはあまり多くありませんから。ハハハ。

オリンピック関連の中から、RTが多かった10件について補足&検証し、感想を
書いていきます。

10位:30リツイート

長くかかわったんだから気持ちはよーく分かる。
でも、やはりプロとしてはどうなんだと
いうことになるね。30,40じゃないんだから、
こみ上げる感情をおさえて話を聞いてほしかった。
社内では「よかったよ」ということになるんだろうけど
先輩としてはチト残念。 (8/11)


韓国を破って銅メダル獲得が決まった女子バレーの選手たちにインタビューした
フジテレビ・三宅正治アナが次々にやってくる監督・選手にハグはするし、口調は
完全な“タメ口”になるし…ありていに言えば“トッチラカッテ”しまいました。
アナウンサーだって人間です。喜怒哀楽の感情は一般の人と変わりません。
普段はできるだけ抑えて実況に当たります。後輩ですから、呼び捨てにしますが、
三宅だってそのことはわかっています。しかし、あのとき、あの場に居合わせた
彼には冷静になることが難しかったのでしょう。取材経験のある者ならば気持ちは
理解できるのです。
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局内的には「本音を引き出していた」、「ほほえましかった」ですんだのでしょうが、
ネットの時代は話が簡単じゃありません。
「タメ口がキモイ」、「態度がなれなれしい」と非難ごうごうでした。
これも、分からなくはありません。私も「おいおい」と思いましたから。ハハハ。

帰国後の番組で「何も覚えていない」と話していましたが、相当にテンションが
上がってしまったのでしょう。かえすがえすも惜しまれるのは、普通にやっても、
彼なら、監督や選手との“絆”の強さでいい話が引き出せたはず…という点です。
フジテレビはバレーボールとは強いつながりがあり、かつては、泣いてしまって
インタビューにならなかったアナもいます。泣いてもダメ、親しすぎてもダメ。
とにかく、次は“普通に”やっとくれ。頼むわ。ハハハ。

9位:34リツイート

男子60キロ級キロ級決勝:平岡は一本負けした。
残念だが、平岡にはいいものを見せてもらった気がする。
試合態度はきれいだし、QFの逆転勝ちは胸のすく
ものだった。メダル至上主義ではないが彼のひたむきさが
銀メダルで報われてよかったと思う。 (7/29)


柔道の男子60キロ級キロ級決勝で平岡が一本負けしました。
負けはしましたが、試合中の態度のよさや“ひたむきさ”にすがすがしさを感じ、
銀メダルで報われたなあ、と思っているところに…

4位:65リツイート

インタビュアーは「銀メダルに終わりました」って
聞いたかな?聞き間違いだよね。もし、そう言ったのなら、
すぐに荷物をまとめて帰国しろと言いたい。
準決勝,決勝はビデオでいいと思ったのに、最後まで
見てしまった。こんなことを続けることはできんぞ。 (7/29)

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パソコンに向かっていたので、初めは正確な文脈が分かりませんでした。たぶん、
聞き間違いだろうとも思いました。間違いであってほしいと思いました。しかし、
すぐに、ツイッター上に猛烈な速さで流れ始めた非難のツイートを見て、聞いた
通りなんだと分かりました。
私のツイートは少し感情に走りすぎたかもしれないと、あとで反省しました。
それほど、“終わりました”が突き刺さった、ということなんですが。ハハハ。

ただし、今さら遅いですが、Oアナのために少し弁護しておきます。
一般のかたに分かりにくいのは、取材者と選手・監督は会う機会が増えるにつれて
互いに感情移入するようになるという点でしょう。いい悪いの問題ではありません。
どちらも感情を持った人間同士ですから“自然“のことです。

おそらくOアナは取材の過程で平岡の口から、彼の頭には金メダルしかないことを
イヤというほど聞かされていたのです。それが“残響”として、頭にこびりついて
いたために、「あなたの悲願だった金メダルに届きませんでしたね」という労わりの
気持ちは十分ありながら、言葉足らずになってしまったのだと察します。

ただ、選手と同じで放送も“結果がすべて”です。裏にどんな事情があろうとも、
出てしまったもので判断されます。Oアナは精神的にタフな2週間を過ごしたと
想像されますが、非難は甘んじて受け止めなければいけません。
“安全第一”のNHKアナは絶対にしないタイプのインタビューです。それだけに
「だから、民放はダメなんだ」と“ひとくくり”にされるのが悔しいです。


8位:42リツイート

「閉会式の模様をお送りしました」が最後の
コメントだった。いや「閉会式の模様をバックに
台本に書いてあることを読みました」が正しい
コメントかと。次は、台本を読むにしても
もう少し感情が伝わるアナ、ないしは役者を
選んでほしい。
…これが私の最後のコメント。 (8/12)

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NHKが伝える開・閉会式は台本にしたがっているのが明白です。民放がやっても
あれだけ、スケールが大きく、時間も長いものになれば“台本有り“でしょうが。
ただ、なぜ、こんなに感情が伝わらないのか?と毎回 呆れます。
目の前で繰り広げられているのは、趣味がいいか悪いかは別にして、世界最大級の
ビッグ・イベントです。特等席でそれを見ても、人間が普通に持っているはずの
感情がゆすぶられることはないのでしょうか。“間違わないように”を第一に考えて
ひたすら他人が書いた台本を読むだけでは伝わるものも伝わりません。

改善を望みますが、最低でも、ここ何大会か続いているニュース・アナの派遣は
いい加減でやめてほしいものです。

つづく・・・
by toruiwa2010 | 2012-08-29 08:01 | アナウンサー・実況 | Comments(9)
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07/29 00:35AMのツイート
男子60キロ級キロ級決勝:平岡は一本負けした。
残念だが、平岡にはいいものを見せてもらった
気がする。試合態度はきれいだし、QFの逆転勝ちは
胸のすくものだった。メダル至上主義ではないが
彼のひたむきさが銀メダルで報われてよかったと思う。


北京で惨敗のあと、4年間 自分を鍛えた平岡が再びオリンピックの舞台に立った。
準々決勝で敗退のピンチもあったが、見事に逆転する様子を見てしびれた。
決勝はいいところを見せる前に敗れ去ったが、すがすがしさが残った。
称える気持ちで上記のツイートを書きこんだ。

…5分後、疑心暗鬼のまま、こんな風につぶやくことになった。

インタビュアーは「銀メダルに終わりました」って
聞いたかな?聞き間違いだよね。
もし、そう言ったのなら、すぐに荷物をまとめて
帰国しろと言いたい。
準決勝,決勝はビデオでいいと思ったのに、
最後まで見てしまった。こんなことを続けることは
できんぞ。

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畳から降りて間もない平岡をつかまえたインタビュアーが開口一番、「銀メダルに
“終わり”ましたが…?」と言ったように聞こえてギョッとしたのだ。
キーを叩きながらだったのできっと聞き間違えたのだと思った。
しかし、すぐに、何人かのフォロワーがその通りだったと確認してくれた。
これは“騒ぎ”になるなと、直感した。それもいろいろな意味で。
眠い目をこすりながら立て続けにつぶやいた。

…やっぱり。言葉がない。救いようがない。
しかし、非難を浴びてこのアナはきっと
トラウマを抱えることになるね。

福見へのインタビューもひどいものだった。
本当にTBS・Oアナだったの?「だから民放は…」
と言われることになるのが悔しい。


まず、ネットを中心にOアナ(私は確認できていないのでイニシャルにする)への
猛烈なバッシングが始まることは免れない。
本人が直接それを目にすることはないかもしれないが、コンソーシアム内、TBSの
上司・先輩・同僚から必ず耳に入ってくる。その前に、ビデオをチェックすれば
寒気がするほど狼狽するはずだ。
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Oアナだとして、どんな性格かは知らないが、よほど強心臓の持ち主でなかったら
相当に落ち込むだろう。私だったら、立ち直れないと思う。
平岡を、そして彼が苦労の末に獲った銀メダルをおとしめるつもりはなかったのに、
言葉の選択を間違えて、結果的にそうなってしまった。頭を抱えることだろう。
大会は始まったばかりだから、これから実況を担当する種目が最低でも二つはある。
影響が出る可能性を否定することはできない。“気を取り直して”と言ったって、
実況はそんなに簡単じゃないんだ。

次に、初めは単純に個人を責めるネット族の批判が「これだから、民放はダメ。
やっぱりスポーツ中継はNHK」という方向に流れていくことが怖い。
書くまでもなく、あくまで個人の資質・能力の問題だが、訳も分からず騒ぐ連中は
そんなことにはお構いなしだ。攻撃しやすい標的を見つけたら、そこに殺到する。

競技開始早々にこんな事態になったことが残念でならない。
今朝、ネットへの書き込みをいくつか読んだが、自分のことのように身がすくむ。
先ほど、現地の特設スタジオで水泳・銅メダルの萩野公介に話を聞いたNHKの
女性アナも決してうまくはなかった。
バンクーバーでシューズのひもが切れた織田信成にインタビューしたKアナも
ひどいものだった。あくまで個人。NHK、民放は関係ないのだ。
それでも、昨夜のインタビューのインパクトは強烈すぎる。

民放出身者としてこんなに悔しいことはない。
まことに寝ざめの悪い朝だ。
by toruiwa2010 | 2012-07-29 09:55 | アナウンサー・実況 | Comments(11)
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06/27のツイート

フジテレビの塚越孝アナが亡くなった。
局のトイレ内で・・・と聞いて嫌な予感がしたが、
「自殺」と伝えているメディアもある。
ニッポン放送から移籍してこれという仕事も
なかったようだから思い悩んだことは想像できる。
悪いニュースが続く母局だが「自殺」だけは
嘘であってほしい。


アナウンサーにもいろいろな人がいるから一概には言えないが、自分のことを
踏まえるなら、プライドは高く、気は小さい…そんな人が多いかもしれない。
フジテレビでアナウンサーをやめ、報道、スポーツと異動しながら、「自分は
ウツになるのではないか」と心配だった。
「アナウンサーとしてやり残したことはありません」と言いきって辞めたものの、
未練はたっぷりだった。スポーツ・アナでも「プロ野球ニュース」などで顔出しを
していれば、世間的にはそれなりにちやほやされることもあって、一応、華やかな
職業だから、その“刺激”がなくなったとき、寂しさに耐えられるのかと。
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報道に移って半年ぐらい経ったとき、原因不明の下痢が長く続き、入院したのだが、
診断は「ストレスによる心身症に近いもの」だった。病院に入ったとたんに下痢は
おさまったのだから、きっとそういうことだったのだろう。
ただ、私の場合は幸いなことに “深刻”な事態にはならなかったが、中には悶々と
思い悩んだ末に自ら命を絶った同業の先輩・後輩がいる。

塚越アナ(正しくは1年前に異動していた)がそうだったのかどうかはわからない。
亡くなった人の胸の内を推しはかるのは難しいことだが、かなり漠然となら、彼の
心境が理解できなくはない。
ニッポン放送(ラジオ)の局アナだったが、ライブドアの買収騒ぎの“あおり”で
2006年に数人の同僚アナと一緒にフジテレビに移籍した。ニッポン放送側の
経済的な“事情”によるものだった。
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厄介なのは、同じアナでも、テレビとラジオでは採用のプロセスから違うことだ。
局によって差はあるものの、3~5秒間“音の空白”があると、放送事故扱いになる
ラジオのスポーツ・アナは休まずにしゃべり続ける。極端に言えば試合のスコアや
ボール・カウントを繰り返ししゃべる。一方、テレビのアナは画面に出ることは
言わない。彼の場合はスポーツではなかったが、しゃべり方や間合いが大きく違う
テレビの仕事に慣れるのにも苦労したと思う。

一方、制作側もテレビ番組で起用するのにためらいがあったはずだ。
そもそも、フジ育ちのアナたちはテレビで起用することを前提にした試験を経て
採用されているが、ラジオのアナはその“ふるい”にかかっていない。
こまかいことは分からないが、ニッポン放送から移籍したアナで目立った活躍を
しているのは「ほこxたて」で“実況”をしている福永一茂アナと「とくダネ」で
リポーターをしていた冨田アナぐらいだ。
塚越アナも一時期、現在「ノンストップ」を放送している枠で顔を出していたが、
違和感は否めなかった。微妙なところが何か違った。

フジの制作スタッフが移籍組だからと言って冷遇していることはないと信じたい。
外部の人間は使っているのだから、才能があり適材なら起用しているはずだ。
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最近は見ないなあ、BS,CSで仕事をしているのかな、と思っていた矢先だった。
ラジオではリスナーにも人気のパーソナリティーだったと聞くし、きっとバリバリ
仕事をしていたのだろう。フジに移るときに、“期待”が膨らんでいたかもしれない。
しかし、仕事が回ってこない。フジ採用のアナたちは自分より後輩でも 超多忙な
スケジュールで仕事をしているのに…。私なら耐えられないだろう。

職場ではストレスがたまる一方だったと想像できる。
結婚していると聞いていたのに「喪主は未定」と書かれているのを見ると、複雑だ。
離婚、あるいは別居中? 職場でたまったストレスが原因で夫婦の間に亀裂が入った
のではないか…と考えてしまう。時計の針を巻き戻せば“ライブドア"に行きつく。
いわば、運命にもてあそばれたようなものだ。
遺書もあったというから“自殺”は間違いではなかったのだろう。
最後までアナでいたかったらしい。異動したが、1年で戻れると思っていたらしい。
希望がかなわないと分かった翌日、死を選んだようだ。痛ましい。
面識はなかったが、冥福を心から祈りたい。
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大相撲実況ではNo1と評価するNHK岩佐英治アナが長く休んだとき、心配したが、
4月に復帰していると聞いてほっとしたが、「のど自慢」の松本和也アナについては
その後の情報がない。1年近く前に彼が休み始めたとき、我々の仕事とストレスの
関係について少し詳しく書いている。
「“心の病”がアナを襲う!~プロセスが想像できる~」 http://t.co/DJCFQeD

NHKの松本アナは、今年初めから日曜日の「ダーウィンが来た!」の
ナレーションに復帰しているようです。よかったですね。(06/30 09:00AM)

by toruiwa2010 | 2012-06-28 07:45 | アナウンサー・実況 | Comments(6)
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06/13のツイート
フジテレビ・XXXXアナに滞在費の不正利用が
あったとして本社付けにする「処分」が下されたと。
後輩ながら、彼には一種の「いかがわしさ」が
ついて回っていた。ニューヨークに行く前から
出演している様子にそれは漂っていた。
詳細は不明だが公にしたのはよかったと思う。


テレビの画面から独特の声が聞こえてきた。
「こいつ…この間までやってた外人よりずっとうまいですから」と、相当に
“高め目線”の発言だった。同僚の女性アナたちを寸評していたのだが、
“外人”と呼ばれたのは滝川クリステルだった。

このときに会社は手を打たなかったのだろうか?
少なくとも、アナウンス室内では厳しい叱責があったと信じたい。
深夜の“軽い”番組とは言え、この暴言をそのままにしたはずがないと思う。
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この件があったからかどうか知らないが、当のアナは2年前、ニューヨーク支社に
異動になった。そこからの「アメリカ・リポート」は好き・嫌いを別にすれば朝の
ワイドショー番組で一つのアクセントになっていた。ニューヨークに赴任する前も
この番組で政治ネタなどを担当していた。今は、田中大貴がやっている役割だが、
キャラクターがまるで違っていた。

演出サイドに作られた部分もあったろうが、断定的かつ偉そうにものを言っていた。
元同業者としては、なぜそこまで自信たっぷりに言い切れるのか不思議だった。
当時から、ネットではとやかく言われていたようだが、こういうキャラクターは
“反動”が怖い。今回は徹底的にやられるだろう。
彼のような語り口の局アナはきわめてめずらしい。インパクトはかなりある一方で
「鼻持ちならん」と思う人がいてもおかしくはない。ある程度は仕方がないのだ。
人の神経を逆なでするぐらいでないとテレビの世界で目立たないのだから。

今回はよほど“まずい”ものが目立ってしまったらしい。
滞在費の不正使用…だけでは想像がつかない。厳重注意と返済ですむのが普通だが
それではすまないほど悪質な何かがあったのだろう。
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制作費関連の不正はどこのテレビ局にもある話だと思う。
“番組”という実態のないものを作る会社だから、政府の機密費みたいに 意味が
分からない金の使い方をする。どこまでが正しい使い方で、どこからが不正かは
判断が難しい。処分があったら、それは相当に度を超えていたということだ。
時期外れで理由がはっきりしない異動の辞令が掲示板に張り出されると、社員は
「ははーん」と思うわけだ。

母局・フジテレビは今創業以来のピンチだと認識しないといけない。
営業成績はいいのかもしれないが、どこかに“過信”“慢心”があるのではないか?
この際、社を挙げて調査をすべきだ。歯止めがきかないまま相次いで表ざたになる
社員の不祥事はどこかで最近の視聴率不振につながっているように見えてならない。
日本テレビに抜かれ、テレビ朝日には猛烈な追い上げを受けている。フジテレビを
取り巻く環境は厳しい。にっちもさっちも行かなくなってからでは遅いのだ。
by toruiwa2010 | 2012-06-15 08:20 | アナウンサー・実況 | Comments(11)
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犬も食わない

06/01のツイート
ほかにも美元さんは「私は全身で強く
抱きつかないと眠れない」と言っています。
先生、これはいかがですか?と伊藤アナ。
大真面目に。思わずふいてしまった。
食事中でなくてよかった。ハハハ。
高嶋政伸夫妻の離婚騒動、面白い!
テレビでやる話じゃないなどとは言わない。


夫婦喧嘩は犬も食わない…と言いますが、これだけおおっぴらだと、プロセス&
ディテールが耳に目に飛び込んできます。根が嫌いじゃないですからたまりません。
ハハハ。
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それにしても、婚約のときだったか結婚のときだったか、夫は「この人を逃すと
僕の幸せはない」、妻は「相性がピッタリ。私の分身と思うくらい」とカメラの前で
語っていました。婚約中や挙式直後に“離婚”を意識して言動に気をつけなさいと
言っても、当人たちは“舞い上がって”いるわけですから、聞いていて恥ずかしく
なるようなことを口にしてしまうんですねえ、これが。テレビは めでたいときと
破局したときと二度使えるんですからこんなにおいしい話はありません。ハハハ。


“色”をつけちゃダメ

スーパーニュースの安藤優子:橋下大阪市長の
大飯原発の再稼働についての発言を読むとき、
妙に「色をつけた」。これは、視聴者をミスリード
することになりかねない。ニュースのキャスターが
やってはいけないことだと思う。
意見があるなら、それは別に話せばいい。


小説などを朗読するときだって「」の中の言葉にはあまり感情をこめません。
まったく平板というのではありませんが、芝居のときのように感情を込めることは
ないはずです。少なくとも、私はそうしていました。
アナトレや学生を相手にニュースの読みを指導するとき、政治家や試合のヒーロー、
事件の被害者や目撃者の言葉は淡々と読むように教えました。
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この日の安藤優子は、フリップを使って橋本市長の過去の発言を紹介しました。
その中で、政府が大飯原発の再稼働を妥当と判断した4月に「政治家が安全なんて
確認できるわけがない」を不自然なぐらい芝居っけたっぷりに読んだのです。
何かの意図があるように聞こえました。コメンテーターの元検事とのやりとりにも
引きずっていましたから、きっと、意図はあったのでしょう。ハハハ。

しかし、これはダメです。
「」の中の言葉に自分の感情を込めたら、もとの発言者の意図を曲げることになり、
ニュースの場合は視聴者をミスリードすることになりかねないからです。
この理屈、分かるかな安藤クン? 橋下の何が気に入らないのかは知らないけど、
ほかのキャスターたちの読み方を研究した方がいいなあ。ハハハ。


未熟で恐縮

06/03のツイート
早朝に1992全米QF、アガシvsクーリエを放送中。
2人とも若い。20年前だから当然で私の声も若い。
それだけじゃなくて、WOWOWがテニス中継を
始めた年だから実況も「幼い」。すでに54歳だったが
実況も経験年数に比例して中身が成長するのだと分かる。


WOWOWで実況した“昔”の試合が放送されています。気がつくとチャンネルを
合わせますが、古くなるほど、見始めるときはかなりドキドキします。1990年代の
半ばぐらいまでは知識も情報も不十分でしたから、実況の中身に自信がないのです。
ハハハ。

このとき放送されたのは、1992年の全米オープンの試合でした。
グランド・スラム3大会目でしたから、描写も解説者への質問も冷や汗ものです。
90年代後半から引退するまでの実況にはいささかの自信があるのですがね。
ただし、ビッグ・マッチのDVDは持っていても、放送として流れるのを聞くと
特別の気持ちになります。ちょうど、古いブログの記事を読まれるとうれしいのと
同じ気持ちです。実況した以上、あるいは書いた以上、多くの人に聞いてほしいし、
読んでほしいわけです。単純。ハハハ。


大胆かつ厚顔?

「これ入れて12でしょう」とアナウンサー。
私が放送席に座っていたら、それはとても言えない。
ものすごい勇気と言うべきか。もしくは、おぬし、
チャレンジャーじゃのう。ハハハ。


正しくは“11”でしたが、私の耳にははっきり“12”と聞こえました。どなたか
テープをお持ちでしたら確認してみてください。正しく“11”と言っていたら、
それは“認知症”の初期症状ではなく単なる“聞き間違い”です。ハハハ。

男子プロゴルフのメジャー第2戦、日本ゴルフツアー選手権の最終日でした。
プロ入り5戦目の藤本佳則が3打リードして終盤の17番を迎えていました。
追うベテランの上平のセカンドがピンに寄りました。藤本はピンチでした。
上平のショットがピン下1メートルぐらいで止まったときに実況アナが冒頭の
言葉を解説者に投げかけたのです。
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20~30センチではなく、バーディーが保証される距離ではあないのに、です。
NHKを代表するベテラン・アナが“問題なく入る”と聞こえる言い方をしたので
ビックリしたのです。
かつて、ジャンボ尾崎が日本オープンでもっと短いウイニング・パットを2度も
仕切り直した場面を記憶しているだけに「おいおい」と思ってしまいました。

有名人の顔がアップになっても間違ってはいけないから、と知らん顔をするほど
“安全第一”のNHKのアナがあの距離のパットを“入って当然”のごとく言って
のけたのは驚きでもあり、同時に、その大胆さは新鮮でした。ハハハ。

そして、“12”です。訂正はありませんでした。
決して断定的な物言いをしないのはNHK らしさの典型ですが、もうひとつの
“NHKらしさ”は間違ってもストレートには謝ったり訂正したりしないことです。
少し時間をおいてさりげなく正しい情報を入れて修正するのです。
間違いは誰にだってあるのですから素直に謝ればいいと思うのですが、おそらく
“沽券”や“プライド”にかかわるのでしょう。ハハハ。

この件では、NHKらしくないところとNHKらしいところが両方垣間見えました。


最終予選 完勝で好スタート

テレビのあおりに乗るのも悔しいが「運命」の
最終予選が始まる。w。どうしても香川に目が行く。
プレーに迷いがないのが気持ちいい。
切り返してからのシュート、コースが空いたらシュート。
かつての日本選手はもっと崩せるのではないかと
思いきりが悪かった。

大胆予測をしておく。
テレビ朝日、今日の実況担当の吉野アナの声は
最後までもたない可能性がある。
第一声で高く出てしまった。試合が始まって
大歓声がわくと今のトーンから下げることは
難しいのだ。


二つ続けてつぶやきました。
最終予選の初戦という硬さがそうさせたのでしょうか、前半の香川は期待ほどでは
ありませんでしたが、後半は“らしさ”が見られてまずまずでした。
本田や長友がキレキレのプレーで3ゴール&シャットアウトで完勝でした。
今の代表は頼もしく見えます。
かつての日本選手は「そこで打てよ」と思う場面でもなかなかシュートしなくて
イライラしたものですが、時代が変わりましたね。
選手のDNAも入れ替わったのかもしれません。ボールを持ってからシュートに
行くまでのタイミングと見る者の気持ちの間に“ズレ”がなくなっています。
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テレビ朝日・吉野アナの実況をじっくり聞くのは初めてのような気がします。
いや、代表選は初めてではなさそうですから、“実況・吉野”と認識して聞くのは
初めてということでしょう。
入場のあたりのトーンが高かったので試合終了まで声がもたないのではないかと
心配でした。
しかし、試合が始まってからさらにテンションが上がるわけでもなく落ち着いて
いましたし、プロレス実況で鍛えてあるのか丈夫そうなノドを持っているようです。
途中で「この感じなら大丈夫」と修正しました。
ええ、間違ったと気づいたら訂正する…民放流、岩佐流です。ハハハ。

これまでテレ朝では若手の進藤潤耶アナを推していましたが、さらに後輩になる
彼も聞きやすい実況でした。これまでなぜ気づかなかったのでしょうか?
元同業者の目から見て、解説からの話の引き出し方も悪くありません。何よりも、
観戦の邪魔になりません。簡単なようで難しく、また、とても大事なことです。
私に誉められたって、大して嬉しくもないでしょうが。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-06-05 08:44 | アナウンサー・実況 | Comments(3)
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1993年ごろ、WOWOWでテニス、サッカー、ボクシングを担当していた。
ボクシングは後輩に譲ったが、95年からはゴルフが始まって再び3種目を
担当することになった。
フィギュアや柔道、水泳など、季節ごとに行われるスポーツならともかく、
通年で激しく戦い続ける競技をいくつも担当するのはかなり大変だ。
トーナメント、ツアー、リーグ…などの“流れ”をきちんと追って情報を
確保しておくことが欠かせないなど、スポーツ実況は放送席に座る前の
準備がたくさんあって時間と手間がかかるからだ。
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朝のワイドショー「めざまし」のキャスターに三宅正治アナが決まったとき
一番心配だったのは“スポーツ実況をどうするのか?”だった。
私の評価では、テレビ朝日の森下アナと並んで今のスポーツ・アナの中では
1,2位の男だから 本人も局も“未練”があるはずだと思う一方、ワイドショーと
スポーツ実況の両立は想像を超える難しさがあると思うからだ。

先日、ネット上をうろうろしていたとき、彼のツイッターに遭遇した。
ざっとななめ読みしていみと、先々週末の全日本柔道選抜体重別選手権や
開催中のバレーボールの世界最終予選を取材していることが分かった。
あれ、実況を続けているのかな。それはまずいんじゃないか?と思った。

二兎を追うものは一兎をも得ずと言う。
自分の経験から考えても、片手間になるし、中途半端、どっちつかず…
視聴者にはそんな印象を与えてしまう。取材や準備の時間がとれなくて
納得の実況はできないし、頭脳も体力も使って疲れがたまり朝の仕事に
影響が出る。結果として“あぶはちとらず”に終わることを心配した。
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しかし、検索の流れで 彼が3月12日に書いた公式ブログの文章を読んで
まったく余計な心配だったと分かった。
「3月いっぱいでスポーツ・アナを卒業する」ときっぱり宣言していた。
上司から「めざまし」に専念してほしいと言われたことに加えて本人にも
思うところがいくつかあったことを知る。

一つは自分の実況力が衰えたと自覚したことだという。
…合点がいかない。まだ49歳だ。衰えるわけがない。
瞬発力がなくなって自分の理想とする実況ができなくなったそうだ。
だとすれば第一線でメインを張ってはいけないと思ったとも書いている。
聴いていて“衰え”を感じたことはない。実況以外の仕事も増えてきて
集中が欠けているのではないかと思ったことはある。
特に、2年前の世界柔道には、強い疑問を持った。商品にならないほど
かすれてしまった声で、世界レベルの大会を実況するのは、やる方にも
やらせる方も問題があったと思う。いろいろな意味で、彼の力がそこまで
強くなったということだろうが。

しかし、50前で衰え…
目の前で起きていることを描写するとき、頭に浮かんだ言葉やフレーズを
流れるようによどみなく口にしていくのも実況なら、画面に語らせつつ、
言葉を選び、視聴者とともにその場の空気を共有することも実況だと思う。
若いときの理想の実況が50歳を過ぎたら変化し、より中身の濃いものに
なって行くことだってあるだろうに。

“スポーツ・アナとしてはやりきった”感があることも挙げている。
私がフジテレビでアナウンス部からの異動を希望し、人事部の幹部から
「後悔はしないか?」と聞かれたときに答えた言葉と同じだ。
実際は、辞令が出たその日から後悔が始まった。情けない。ハハハ。

円熟した彼の実況を聴きたいと思っていたほどで“衰え”は思い違いだし、
世界レベルのスポーツが身近になって大きな舞台は増えるばかりだから、
“やりきった”は自分に言い聞かせているに過ぎないのだと思う。
あれやこれやを考えると、ブログの記事を“額面通り”には受け取れない。
ただし、彼が実況から“足を洗う”ことは番組にとっても局にとっても
ベストの選択だからこれはこれでいいわけだ。
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それに、三宅は会社の期待を背負って新しい一歩を踏み出したのだから
上司とうまく行かずにギブアップした私のケースと一緒にはできない。
朝が早いのは大変かもしれないが、若い美人たちに囲まれての仕事は
アナウンサー人生の総仕上げとしては“おいしすぎる”ではないか。
ハハハ。

スタートから2ヶ月近くたったが、仕事ぶりはまだまだ“よそ行き”感が
消えていない。そろそろ、自分の色を出していいころだろう。
どこかで“朝の番組”を意識し過ぎていないか?
自然に振る舞えば、本来の明るい持ち味が番組に浸透して行くはずだ。
眉間のしわが消えるともっといいのだが、それは無理か?ハハハ。

(敬称略)

by toruiwa2010 | 2012-05-24 08:37 | アナウンサー・実況 | Comments(4)
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「モナコのF1はセナが優勝しました。こちらのインディは生放送です」
フジテレビがF1の放送を始めたころ、TBSがインディ500を中継していました。
Iアナが生放送の冒頭で満を持して放ったこの一言は業界内で物議をかもしました。
フジのF1の放送はまだ始まっていなかったのですから。ハハハ。
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ある日、「ニュース・ステーション」を見ていました。第一項目と第二項目の間に
久米キャスターが突然バレーボール・ワールドカップの結果を話しました。
時計を見ると10時1分でした。この日、フジテレビは9時15分からその試合を
放送する予定でしたが、野球のオリンピック予選の試合が延びて10時5分からに
変更されていました。
つまり、「ニュース・ステーション」の視聴率を少しでもよくするために、間もなく
ライバル局が放送を開始する試合が「すでに終わっていて、日本が負けた。しかも
完敗だった」と、視聴者の見る意欲を失わせるのが目的なのは明らかでした。

どちらもかなり古い話ですが、テレビはコンマ1%の視聴率を争う時代になって、
数字を取るためなら手段を選ばなかったことを示す典型的な例だと思います。
ちなみに、フジテレビはやらないか…といえば、それは分かりません。ハハハ。

昨日の午後、YAHOOのトップページで“ギョッとする”見出しを見つけました。
急いでクリックすると、読売新聞から配信されたこの記事が現れました。⇓
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伊藤アナを絶賛してきた私としては穏やかな心境ではありませんでした。ハハハ。
さっそく、こんなツイートが、なぜか、フォロワーから私宛てに送られてきました。

@toruiwaフジの看板アナがひき逃げとの報道あり。言語道断。

…すぐに返信しました。

「現段階で、こういうツイートを私宛にするのは言語道断。ハハハ。
落ち着いて、続報を待ちなさい。フォローはお断りします」


…まあ、どこまでもこらえ性のない爺さんで申し訳ないです。ハハハ。

話がそれてしまいましたが、日本テレビがどう扱うか、とても興味がありました。
ネタ元が読売だし、グループとして“攻撃材料”に使う可能性はあるからです。
しかし、夕方と夜のニュース、翌日朝のワイドショーをざっとチェックしましたが、
まったく扱わなかったようです。激しい視聴率争いをしているライバル局の失態を
見送ったのです。(TBSは報じたようですが)

日テレが大人の対応をした、と見ることもできますし、そもそも、“事故の実態”に
あいまいな点があったからかもしれません。この記事で私が不思議に思ったのは
「女性とはいえ“大人の肩に車のミラーが当たる”だろうか?」です。
この件は続報がないのでなんとも言えませんが、ネット上に現れる情報は読む人が
自分の責任でチェックしなければいけません。自己責任だし、確認もしないまま
情報を拡散(リツイート)するのは無責任です。

YAHOOの見出しも午後2時過ぎに報じたときには<フジテレビの伊藤利尋アナ、
接触事故後そのまま去る>でしたが、午後8時には記事はそのままで見出しだけ
<気付かなかった…フジ・伊藤アナ、車で女性接触>に変わりました。
くらべるとだいぶ印象が違いますね。情報操作。ハハハ。

万一、彼に落ち度があった、接触に気づいたのに“そのまま”去ったのだとすれば、
とんでもない話です。そうではないことを祈りつつ、昨日の番組を見ました。
誠意を感じましたし、説明は明快だったと思います。私が名付けた“日本一、腰の
低いアナ”ですから、気づいたら逃げてはいないと、今は信じます。
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相手の女性が何者なのかが分かりませんが、出来れば、これで“幕引き”となって
ほしいものです。応援しているアナだから甘いと言われてしまいそうです。しかし、
甘いのは伊藤アナの“わき”です。ハハハ。
世間に名前も顔も知れられていることの自覚が足りません。気を引き締めて、日々、
すます精進するしかありません。

昨日の「ミヤネ屋」の対応も注目しましたが、完全スルーでした。そりゃ、宮根は
フジテレビでも番組を持ってるから、触れにくいですよね。ハハハ。
それでも、視聴者の伊藤アナに対する評価は下がったことは避けられません。
ダメージはすでにしっかりと負ったわけです。
宮根にもスキャンダルがありました。“すねにキズ”を持つ男同士の対決になった
午後2時のワイドショー…今後、どう展開するのか?ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-05-17 06:10 | アナウンサー・実況 | Comments(10)
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05/12のツイート
「初めての金星に涙!」と刈屋アナ。
自分は気持ちがいいかもしれないが、
黙って見せても分かるものを何度言ったか。
アテネ五輪・男子体操団体の「栄光への
架け橋っ!」以来、ポエムの好きなアナだが、
みっともないと言っておく。

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大相撲7日目の結びの一番で平幕の豊響が横綱・白鵬を下した。
軍配は白鵬に上ったが、物言いがつき、協議の結果 豊響の金星となった。

この日の実況・刈屋富士雄アナはほぼ同じ内容のフレーズを30秒ほどの間に
3.4回 口にしていた。しかも、描写しながら自ら感極まっていた。

スポーツ実況にかかわっていると、取材の過程でチームや選手に感情移入して
放送席に座ったとき“危うい”状況になることがある。
彼は豊響の涙に特別の意味を感じたのかもしれない。

何度も書いているが、スポーツの感動はプレーそのものの中にある。
感動を視聴者から横取りしてはいけない。スポーツ・アナの鉄則だ。
泣いていることは画面から明らかだったのだから、描写は無用だった。

物言いがついて、放送終了の時間が迫っていたという事情はあっただろう。
初金星、涙、白鵬が久々に平幕に負けた、解説者への挨拶、視聴者への挨拶…
残された時間の中で言うべきことが数多くあったから考えがまとまらなかった。
特に、泣いていることは伝えたいから少しずつ修正しながら何度も口にした。
そんなところか。

冒頭のツイートに対しては、同意の表明もあったが、中には「いちゃもん
つける方がみっともないと思うけど」という反論もあった。
感じ方は人それぞれでいいと思う。
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相撲の大局をオーソドックスに語る“エース”・藤井康生
“庶民”感覚でくだけた実況をする“変形”・吉田賢
相撲の奥義を知り、技術の凄さを伝える“誠実”・岩佐英治

…NHKの相撲中継ではこの3人が優れていると思っている。
豊響が白鵬を下して顔をゆがめながら初金星の勝ち名乗りを受けたシーンを
彼らならどう伝えたか、と思わざるを得なかった。
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お前ならどうした?

行司差し違えが告げられ、場内が歓声に包まれたところから黙る。
残り10秒になったら「はじめて横綱を倒した豊響 涙の勝ち名乗り」と一言。
解説者や視聴者への挨拶は省略して、そのまま放送を終わる。

(敬称略)
by toruiwa2010 | 2012-05-13 09:07 | アナウンサー・実況 | Comments(12)
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幅広い知識と実況力!

04/13のツイート
「知りたがり」…伊藤アナが京都の事故を
画面だけを頼りに実況している。
いま、この点で彼の右に出るアナはいないと思う。
「トリアージカード」なんて単語が出てくる
ところがすごい!救急隊員がケガ人の様子から
緊急性を判断して貼るカードのことだ。
黒は{死亡」だ!

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事故そのものは悲惨で痛ましいものだったが、関テレの情報カメラとヘリからの
映像だけを頼りに実況した伊藤アナは技の冴えを見せた。
いきなり“トリアージカード”という言葉が出てきたときにはビックリした。
私は「救命病棟24」や「チーム・バチスタ」で知識は持っていたが、とっさに
この単語は出てこなかった。幅広い知識を持っていることに感心すると同時に
競馬やF1で鍛えた実況能力がダテではないことを再確認した。

ロンブー・淳は途中からおとなしくなったが、住吉アナは何度も口をはさんだ。
特に、電話で目撃者に話を聞くところでは会話の流れを邪魔していた。
伊藤は たたみかけて聞けば、慣れていない目撃者が話しにくいことを考慮して
適当に間をとって質問するのだが、住吉はその間合いに入っていた。
フリーとして、黙っていては存在感を示せないから、何かを言いたいのだろう。
その気持ちは理解できるが、きちんと仕事をこなしている伊藤の邪魔をしたら、
元も子もない。ほめられるのは、終始、声のトーンを低く抑えていた点だ。
民放の女性アナだと どうしても高い声になってしまうものだが、さすがによく
訓練されているなあと感じた。補佐役に徹する方が逆に光ると思うのだが。
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制作者にも責任がある。
初日から感じていることだが、達者な伊藤、やる気の住吉、仕切り屋の敦…
しゃべることに自信を持っている顔ぶれがそろい過ぎて、まとまりがない。
「知りたがり」じゃなくて「しゃべりたがり」。
局として伊藤アナをメインに据えると決めたのなら、彼を前面&全面に出して
勝負するのが当然だ。この陣容にした時点で失敗なのさ。
陸上競技で言えば、スタート直後に転んだのと同じだ。素早く立ち上がって
体勢を立て直さないと大変なことになる。打倒「ミヤネ屋」どころじゃないぜ。


またしても“低たらく”

2012.04.13


07:39 北朝鮮が「光明星3号」を発射
07:40 アメリカ早期警戒衛星からの情報が防衛省に入る
08:03 エムネット:「我が国としては発射を確認していない」(政府)
08:23 田中直紀防衛大臣が会見
「7時40分ごろ、なんらかの飛翔体が発射されたとの情報を得ている。
飛翔体は1分以上飛行し、その後 洋上に落下した模様だ。
わが国の領域への影響はいっさいない」
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04/13のツイート
防衛省幹部「それ以外のことにつきましては・・・」
一瞬詰まったあと「現在分析中でありまして」と続けた。
本音は「それ以外のことについて、うちの大臣には
答えられません」だったのではないか?


メモを読み上げるだけの会見を切り上げて そそくさと帰ろうとする大臣に
記者から矢継ぎ早の質問が飛ぶ。そりゃそうだ、聞きたいことは山ほどある。
飛翔体とは何か?
1分以上、どの方向に飛んだのか?
洋上とはどの海域を指すのか?
発射から会見まで43分かかった理由は?
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…すぐに、防衛官僚がマイクの前に行き、上記の発言をした。言うのも面倒だが、
“ベビーシッター”がいないと用も足せない大臣とは、トホホもいいところだ。
それにしても、日本の国防体制は大丈夫なのかと心配だ。アメリカとの緊密な
情報ネットワークが確立されていると信じていたが、その気配がない。
我が防衛大臣の発表は「発射され、すでに落下した」あとだった。
それまで国民には何も知らされていなかった。エムネットやらJアラートやらは
いったい何だったのか?

早期警戒衛星から“なんらかの飛翔体が発射された”との情報は入っていたのだ。
その段階では、国民に何も告げなかった。間違っていたらまずいからまず確認を、
ということなのだろう。その結果が「打ちました。落ちました。我が領域には
影響ありませんでした」では情けない。
日米安全保障条約は双方の信頼があって初めて成立するはずだ。にもかかわらず、
アメリカから提供された情報を“確認する”作業のために発表が遅れたのは問題だ。
「発射された可能性がある。確認中だが、警戒するように」と、まず告げることが
政府の義務ではないのか?それで、間違っても誰も文句は言うまい。
「情報はありましたが、確認している間に落ちました」になる方がよほど怖い。
by toruiwa2010 | 2012-04-17 08:48 | アナウンサー・実況 | Comments(6)