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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:放送全般( 174 )

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1970年代の半ばごろまではゴルフ中継にも関わっていました。
自分ではほとんどやらないので“勘どころ”がつかみにくくてあまり得意な実況種目とは
言えませんでした。先輩に担当する人が少なかったためにお鉢が回ってきたのです。
やりたい種目、いい種目を担当できるかどうかは“めぐりあわせ”次第です。ハハハ。

当時のフジテレビの解説者は、キャディ上がりの“お茶目な”超ベテラン・Hプロと
プロの経験はないものの、声が良くて話がうまいTさんのコンビでした。
収録開始の30分前ぐらいには放送席にコメンタリーが勢ぞろいして最後の準備をします。
その一つに、マイクテストがあります。簡単に終わる作業ですが、このお二人と一緒だと
テストが済んでも話が脱線気味に延長することがしばしばでした。

私も加わって、収録ホールの紹介などを始めると、カメラも合わせてテストするのですが、
コースサイドの女性ギャラリーが写ると「その子をアップにしてくれ」とか「少し戻って
赤いチェックのスカートをはいてる女の子を写してほしい」とか注文をつけ始めるのです。
スロープに座り込んだ“無防備な”女性を見つけたりしようものなら“文字にできない”
言葉を連発するほどにエスカレートして収拾不能に陥ります。ハハハ。
東京のマスター・ルームから「お話は、回線チェックの関係個所を経由していますので
もう少し、トーンダウンしてください」と注意を受けたことがあります。
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そのころ、男子プロの開幕戦は沖縄・名護で行われる沖縄テレビ主催のOTV杯でした。
OTVにはゴルフの実況ができるアナがいなかったため、私たちが応援に行っていました。
1月の寒い時期に暖かい名護に行けるのはありがたいことでした。
ただし、笑える“困った”話もあります。

ある年、中継が終わったところで沖縄テレビの偉い方から、「7時から公民館で打ち上げを
やるのでお集まり下さい」と声がかかりました。打ち上げは応援の楽しみの一つです。
「どんなにおいしいものが食べられるのか?」と、タクシーに分乗して公民館に到着すると、
玄関の横にヤギが一頭つながれていました。
「あれは何?」と運転手さんに聞くと、「あれを“シメテ”皆さんにお出しするんです。
今晩は“ヤギづくし”でしょう」と言うではありませんか!

いやいやいや、そりゃ駄目でしょう。沖縄では“最高のもてなし”だと聞いてはいますが、
旺盛だった食欲はいっぺんに吹き飛んでしまいました。ハハハ。
その場で、「30分後に迎えに来てほしい」と運転手さんと約束をして、乾杯だけしたあと
会場を抜け出しました。街に出て食べたのは結局、カレーライスでしたっけ。

3日目の土曜日。
早めに放送席についた私が一人で真面目に品のある(ハハハ)おしゃべりをしていました。
「えー、まあ、こうして私たちがお話しすることが○○を経由し、さらに△△を通って
東京タワーから皆さんのお茶の間のテレビに届くわけです」…

10分ほどして、中継車の周辺の動きがあわただしくなりました。
ディレクターが緊張した表情で放送席にやってきます。「なにかまずい話をしたかなあ」と
一瞬身構えましたが、そうではありませんでした。
マイクロ回線の中継点で私の話を耳にした技術者が「えっ、沖縄からの回線の申請なんか
出てたっけ?」と不審を抱きました。
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チェックした結果、申請漏れと分かったのです。
逆ルートでOTVに連絡が入り、大あわてで申請して確保した回線は、予定した時間より
20分ほど遅くなってしまいました。
途中でトーナメントディレクターが最終3組ほどの進行をスローダウンしてくれましたが、
それでも、すべてのプレーヤーがホールアウトしたあと放送時間が15分余っていました!
急きょ、最終組の選手に残ってもらい、グリーン横でインタビューをすることにしました。
1年後輩のMアナが言葉少ない選手たちをリードして10分少々をうまく埋めてくれました。

私が“おしゃべり”をしていなかったら…と思うとぞっとします。

不体裁な放送になった責任を感じたプロデューサーは、仕事が終わったあと、飛行機で
ひとっ飛びの台湾に行って“おいた”をする予定でしたが、そそくさと東京に戻りました。
もう一人は、友人の“不幸”を横目に予定通りに出かけましたが。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2011-01-12 08:44 | 放送全般 | Comments(2)
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暮れから正月にかけてテレビは“おせち”番組でにぎわいました。
生のものもありますが、事前収録の番組が圧倒的です。画面に出ているタレントたちは
ハワイやグアムの浜辺でのんびり甲羅干ししていたことでしょう。ハハハ。
テレビの世界はファッション業界と並んで季節感のない職場です。かつて人気番組だった
フジテレビの「新春かくし芸大会」などは、10月ごろから廊下に“今日の収録予定表”が
張り出されて、「えっ、いま何月だったっけ?」とあっけにとられたものです。
1年中、番組作りに追われるテレビは忙しい職場の典型かもしれません。
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今では24時間放送が当たり前になりました。Wikipediaによると1987年にフジテレビが
始めたのだそうです。ちっとも知りませんでしたが。ハハハ。
初めから終夜放送だったわけではありません。
手元にある昔の番組表を見ると1961年3月までフジテレビの放送開始は午前11時!!
しかも、午後2時から5時近くまで放送を休んでいたのです。シエスタか?ハハハ。
私が入社した1963年でも早朝に放送を始め0時前後の終了まで休みはなかったものの、
午前9時、午後3時の枠は古~い映画でお茶をにごしていました。映画を見せる、という
感覚ではなく、「どうせ誰も見てないんだから、映画“でも”流しとけ」だったのです。
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テレビ局は番組を作って放送するのが商売ですが、営業的に言うと、“時間枠”を売って
いるのです。当時は、深夜・早朝や主婦が買い物に出かける時間は売れなかったのです。
しかし、24時間放送の時代の到来まで、そんなに時間はかかりませんでした。
経営陣がよく口にしたのは「どんなに頑張っても“24時間”しかないことを忘れるな。
テレビは“限界産業”なんだ」でした。たしかにそうなんですが、経営者はそうやって
社員の危機感をあおって働かせたわけでしょう。ハハハ。


「フジテレビです。JOCX-TV」…
1963年7月、3ヶ月の養成を終え、プロとしてはじめて電波にのせたのがこの5秒のSID、
つまり、STATION IDENTIFICATIONでした。
これは、放送局であれアマチュア無線であれ、電波を出していたら、一定の時間をおいて
アナウンスすることが義務付けられているコールサインです。
CM原稿などは、失敗した場合、スポンサーに損害を与えてしまいますが、こちらは痛くも
痒くもないので、当時の新人は、大体このSIDでデビューしていました。

番組と番組の間をステーション・ブレークといいます。なんでも略してしまうテレビの
世界では“ステブレ”と呼んでいます。そこにSIDや局がやる事業の告知などにまじって
スポットCMが入ります。番組の提供はせずに、商品の宣伝だけをするスポットCMは
テレビにとっては営業収入の大きな柱です。

若い人はご存知ないでしょうが、かつて、“1時間番組”は長さが59分でした。
言っている意味が分かりますか?ハハハ。
8時からの1時間番組は8時59分に終わり、1分間のステブレがあって、9時から別の
番組が始まったのです。

しかし、“限界産業”は頭を使います。
アメリカで1時間番組を55分(つまり54分)にしてそのあとに5分(つまり4分)のミニ番組を
はさむという“荒業”を考え出すとすぐに真似をしました。なぜか?
こうすると、ステブレが増える、つまり、収入が増えるからです。ハハハ。

昔は、電波も局員も休んでいた深夜の時間帯もびっしりと番組で埋め尽くされ、テレビは
これ以上売るものを増やせないというところまで来ています。新しいメディアの成長も
めざましいものがあり、それでなくても視聴率は頭打ちです。
一度書きましたが、製作費も交際・打ち合わせ費も、社旗を立てたハイヤーも使い放題の
日々は遠く去りました。テレビが“砂上の楼閣”となる日は案外近いのかも。

風邪をひきました。回復に向かっていると思ったのですが、昨夜からぶり返しました。
皆さんもお気を付けください。


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by toruiwa2010 | 2011-01-05 07:35 | 放送全般 | Comments(12)
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元日の夕方、「爆笑問題の未来授業」(テレ東)を見た。
教育の専門家もまじえ、子供たちを相手に爆問が仕切っていた。
言葉使いは乱暴でも気持ちが温かい太田が、始まってすぐに子供たちを
ペースに巻き込んで行く。この手の番組ではありがちな、“背伸び”して
ものを言いたがる子供と、“大人目線”でしか話せないゲストたちとの
ギャップを埋めていく太田光の手腕には感心するばかりだ。
その太田がしばしば脱線するのをきわどいところで操る田中祐二の巧みな
手綱さばきも見事だ。

60年前の自分と重ね合わせながら番組を見た。
コンピューターや電子黒板の導入は想像できたが、時代が変わったことを
実感するいくつかの話があった。
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学校に着いた子供が首から下げたPASMOを機械にかざすと、保護者に
「無事、学校についた」旨のメールが送信される…まさに現代ならでは。
英語の授業では、筆記体を教えなくなっているのだという。ワープロや
パソコンの普及で“手書き”をすることがなくなったからだ。

意表をつかれたのは「君が代のキーを高くしてほしい」という要望だった。
低すぎて子供には歌いにくいらしい。
これに対して自民党の石破政調会長「…コケのー、の“のー”が高すぎて
これ以上は無理だから反対」と。
子供相手でも、もう少しうまい言い方をしないと政権は戻ってこない。
ハハハ。

番組にはなりにくいテーマなのに最後まで見せたのは爆笑問題の手柄だろう。
この二人は、西のダウンタウンと並んで、今のお笑いの世界でビートたけしや
さんまのあとを追うグループのトップに立っている。
特に、硬軟両方をこなす点では他の追随を許さない。

NHK「爆笑問題の日本の教養」でも“タダ者でない”ところを見せる。
それぞれの分野で一流の学者や研究者を相手にしても臆するところがない。
ロボットから人工衛星、恐竜から脳科学まで、どんなに振り幅が広がっても
対応できるのは大したものだと思う。一方的な聞き役ではなく話を引き出す
役割も果たせるのは、読んだ本の中身や人から聞いた話を自分流にしっかり
消化吸収する能力が人並み以上なのだろう。

アナウンサーや“なまじっか”の文化人ではこんな真似は出来ない。
“照れ”や中途半端な“教養”が邪魔をするからだ。

今夜の放送は将棋名人の羽生善治がゲストだというから楽しみだ。


箱根駅伝
久々に見ごたえのあるレースになった。
山下りで早稲田の高野が凍った路面に足を滑らせて転倒したときは、一瞬、
息をのんだが、大きなダメージがなかったのは実にラッキーだったと思う。
以後、早稲田は東洋大の追走をかわして総合優勝を果たした。おめでとう。
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国学院大学の1年生・寺田が中継車につられてコースを間違えたときは
もっと驚いた。8位を争う4校のランナーの中で彼の脚に一番勢いがあると
思っていたからだ。
あり得ないようで、ロードレースではたまに見られる光景だ。
寺田がスピードをもったランナーで本当に良かったと思う。

NTVの中継は放送センターの仕切りが悪かった印象が残る。
ほかのアナウンサーが話し終えないうちに別のアナウンサーがかぶせて
行くのは演出のうちだと思うが、今年はダブる部分が長かったように思う。
この局の特徴である、頭の中で作った言葉で話そうとする実況スタイルにも
どうしても、なじめない。そんな中で3号車に乗っていた新谷アナだけは
そのときに見えることを自分の言葉で伝えていた。“資料読み”の悪しき
伝統には染まらないでほしいと思う。

それにしても、“宿敵”早稲田。
野球は大学日本一、駅伝も3冠達成、そして、ラグビーも大学日本一に王手…
やるもんだ。

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by toruiwa2010 | 2011-01-04 08:48 | 放送全般 | Comments(7)
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大みそかは“国民的番組”「紅白歌合戦」を見ました。格闘技を横目に…。ハハハ。
“見たい”という積極的な気持ちはなく、“まあ、見てみるか”ぐらいです。おそらく
視聴者の大半が同じような気持ちでしょう。朝の連続ドラマが驚異的な視聴率だったころ、
「なに、時計がわりに見てるだけさ」と民放で言っていたのと似ています。
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緊張気味の嵐や松下奈緒に対して風格すら感じさせるほどの態度で開幕宣言をした
石川遼には“ほとほと”感心しますね。
1万人の大観衆の前でプレーすることは回数をこなせば慣れるでしょう。しかし、人間は
得意分野でないことをやるとき、ものすごく緊張するものです。経験を積んだあとの私は、
実況やニュースを読むときに上がることはなくなりましたがが、30代後半に、番組の中で
「私鉄沿線」を歌ったときは、何が何だか分からなくなるほど上がりました。ハハハ。
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あの大ステージでライトを浴びて階段を降りてくるだけでも大変なことだったはずです。
“まだ19歳”という事実が信じられません。口にした言葉には“ひな型”があるのだと
思いますが、完全に自分の言葉にしていました。
問題を起こした歌舞伎役者と違って増長する気配が全くないあたり、見上げたものです。
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顔ぶれが大きく変わった司会陣…可もなく不可もなし、でしょうか。
感心したのは、5人いる嵐のメンバーの間で“セリフ”がかぶらなかったことです。
あらかじめ話すことは決まっていても、アドリブの部分では、普通、同時に言葉を発する
ことがあってもおかしくないのですが、まるで“カメラ割り”と同じように“セリフ割り”が
されているみたいでした。よほど仲がいいのでしょう。ハハハ。

去年も…というより毎年感じることですが、なぜ、民放“育ち”のはるな愛やねづっちを
使いたがるのでしょうかね。人気に便乗しようというのでしょうが、“あざと”すぎます。
テリー伊藤などは典型的な“民放人”です。真裏で強力な対抗番組を作るならともかく、
なぜ、全民放の標的とも言うべき番組に出たがるのかもよく分かりません。
駆け出しのタレントのように扱われて、“忸怩”たる思いはないのだろうかと不思議です。
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演出も相変わらずお粗末でした。綾小路きみまろの“ゲゲゲ”ネタは無理矢理やらせた
のでしょうが、もののみごとにすべりました。本人のチョイスではなかったと思います。
下手をすればタレント生命を奪うところです。
大物に若い歌手を応援させたり、その逆だったり…“ショーアップ”じゃないでしょう。
桑田佳祐や福山雅治がホールの外に“逃げた”のは大正解でした。リハーサルに時間を
とられることもなく、歌以外の“雑用”に駆り出されることもありませんから。ハハハ。
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和田アキ子…ひどかったなあ。ボイス・トレーニングをきちんとやってるのでしょうか。
もともと好きじゃないし、暮の「FNS音楽祭」では出だしを間違えるというとんでもない
ミスをしていましたから、彼女にはどうしてもリスペクトが持てません。
芸能マスコミが“ご意見番”と持ち上げるのはそのほうは話を聞き出しやすいからです。
勘違いも甚だしいですね。
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紅白出場となると、本人も事務所も異常に張り切ってしまい、普段の雰囲気をなくした
“違和感”のある衣装で登場する歌手が多いです。
坂本冬実もその一人でした。白いシンプルなシャツにパンツ姿で歌ってほしかったなあ。
逆に、いつもは辟易するばかりの小林幸子はよかったと思います。大道具の一部のような
派手派手衣装に“肯定的な”感想をもったのはたぶん、初めてです。ハハハ。
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私の中で一番よかったのはコブクロの「流星」でした。
ドラマが好きだったからですが、背の高いほう(ハハハ)の歌唱力は大したものです。
そして、いつものことですが、演歌系の歌手はうまいと思います。
熱狂的な演歌ファンではありませんが、うまいことは認めざるを得ません。彼らは歌詞の
行間を表現する力があるし、歌でドラマを創り出します。
北島三郎の魂がこもった「風説ながれ旅」にはしびれました。
「トイレの神様」に時間をとることにクレームをつけたようですが、気持ちは分かります。
記憶が正しければ、かつて布施明の「シクラメンのかほり」が大ヒットした年の紅白で
フルコーラス歌わせて、ほかの歌手から不満が噴出したことがありました。
「トイレ…」も全部歌ったわけではないようです。7分50秒ぐらいでしたから。
物語性が強いことや、テーマが“きずな”だったからなどが理由に挙げられています。
しかし、すべての曲に“物語”はあるのだし、1番と3番しか歌わせてもらえないほかの
歌手から苦情が出るのももっともでしょう。
いい歌だとは思います。しかし、普通の曲の3倍は長過ぎるでしょう。
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本人にも“気負い”があったようです。一生懸命、泣こうとしているように見えたのは
私の考えすぎでしょうか? 副調整室では立ちあがったTD(テクニカル・ディレクター)が
全カメラマンに「誰でもいいから、泣いてる客を探せ!」とゲキを飛ばしている光景が
目に浮かびました。…結果、一人もいなかったようですが。ハハハ。

いかん、いかん、また長くなってしまう。
NYC,AAA,flumpool,HY,クミコ…知らないし。
大好きな吉幾三が出てない。ワールドカップのテーマ曲「タマシイレボリューション」を
歌ったSuperflyも…

きりがないので、文句の続きはまた来年、ということで…。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2011-01-03 08:38 | 放送全般 | Comments(12)