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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:放送全般( 170 )

紅白歌合戦の視聴率が明らかになった。
第1部:34・8%、第2部:39・2%。
第2部は2部制になった1989年以降、最低。
2014年第2部42・2%から3・0ポイント減少し
8年連続の“大台”40%突破ならず。
そろそろ・・・ね。

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2台のテレビを並べて、片方でTBSの格闘技を見ながらだったから、細部は分からない。
しかし、“低調”という空気は感じた。マンネリは言うまでもない。歌手や曲の選びかたに
説明のつかないところがあって、いろいろな“無理”がてんこ盛りだ。それぞれの分野で
一流の人たちで構成する審査員がみんな興奮していたから会場の熱気は凄いのだろうが、
画面からは伝わってこなかった。

去年は、絶好調の日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」など、各局に
追い上げられて厳しい結果になった。
「そろそろ・・・ね」と呟いては見たが、やめるわけはないし、民放も今以上の攻め手が
あるとは思えない。今年もまた大晦日はNHK紅白vs民放連合軍の構図は続くだろう。
66回だから、切りのいい回数でやめると言っても中途半端な数字になるし、ずるずると
“じり貧”を続けて30%を割るあたりで終了かな? 最低でも10年はかかるね。
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島津亜矢が出演することは知らなかった。あまり有名ではないが、実力派の演歌歌手だ。
聴くチャンスは少ない。しかし、テレビで見かけるたびについ、何かつぶやいてしまう。
5年ほど前、NHKの歌番組で吉幾三や布施明と一緒に唄っているのを聴き、そのうまさと
声量に圧倒された。

「帰らんちゃよか」…良かったね。堂々として。
大雑把に言えば、去年は演歌歌手が頑張っていた印象がある。
ほかで心地よく聴いたのは、いきものがかり、Superfly、西野カナ、今井美樹…。
椎名林檎の演出は面白いと思った。
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福山雅治はライブ会場からの中継だったが、カメラワークがNHKホールと大きく違った。
NHK独自のカメラを入れさせるわけがないから、国立競技場のビッグ・アーティストだと
40台も入ることがあるというWOWOWのカメラを使ったのだろう。カット割りも
WOWOWスタッフが担当したはずだ。アングルもライブの中継スタイルで迫力があった。

しかし、SPメドレーで5分近く、嵐はおよそ6分、美輪明宏の「よいとまけ」5分半、
X-JAPANも5分…“大物”には甘いんだね。かつて、布施明がその年、大ヒットになった
「シクラメンのかほり」を布施明にフルコーラスで歌わせてベテランたちからクレームが
ついたと聞いたが、視聴率が下がりつつある今はそんなことを言っていられないのか。
分からなくはないけど。ハハハ。

いくつか

芥川賞作家・又吉直樹はお笑い芸人の本分を守った。 えらい!
戻って来た小林幸子… あまり受けなかった。 私はまるで関心ない。
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井ノ原快彦は紅白の司会は初めてだったんだ。それにしては、スムーズでちょっとした
ハプニングにも落ち着いて対応していた。うまいと思う。週刊女性の見出しに(中居正広が)
「イノッチの司会ぶりに嫉妬と焦り」とあったが、それは言い過ぎだろう。中居のワザは
はるかに上だと思うよ。

デビュー35年とか言う近藤真彦がトリ…呆然だ。
それなら、これで紅白を“卒業”という森進一の方がもっと納得がいく。

39%とっても最低なんだ。すごい番組だよね。

青山学院大、2連覇

箱根駅伝は青学が往復10区間すべてで首位を譲らない完全優勝で連覇した。あっぱれだ。
誰か一人がどこかでブレーキを起こしたら、1年間かけて積み上げてきたものすべてが
パーになることを思えば“偉業”と呼んでいい。おめでとう!
しかし、この瞬間から1年後に向けて準備が始まるのだろう。今はつらいけど数年たてば
楽しい思い出に変わる。精進してほしい。
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テレビ中継…盛り上げに 懸命だ。 1号車はしゃべる時間が多いからいい。2号車以下の
中継車や各中継点の担当アナは短い時間の中に1年分の思いを込めるから、早口になり、
取材したネタを一杯詰め込みたくなる。経験があるから分かる。しかし…ねえ。
“汗がしみ込んだタスキ”という汗じゃなくて“手あかのついた”フレーズをいったい
何十回聞かされたことだろう。ハハハ。

毎年、壊れたレコードのように同じことを書いている気がするが、特にKアナ節に辟易。
ベテランだから、どうしても真似る後輩が出て来る。“亜流”の誕生だ。
スポーツの感動はアスリートが主役の競技の中から生まれるもの。 押しつけは困るのさ。
日テレ制作陣はこれがいいと信じ、変える気はなさそうだし、Kアナはまだ40代だ。
純粋にスポーツ・シーンに感動できるようになるまで我々はあと何年待たされるのか。

3年連続人気ランキング1位の水卜麻美アナが青学の優勝メンバーに話を聞いていた。
特筆すべきことは何も聞いていないのだが、まとまりのいいインタビューだった。
丸ぽちゃの体形、親しみやすいキャラだけじゃなく、仕事もきっちりできることが分かる。

このイベントも1992年ごろから視聴率に大きな変動がない。凄いことだ。
他局から抵抗の意欲を奪いつつある。今年のフジテレビはハッキリと“白旗”をかかげ、
有吉弘行の「正直さんぽ」でお茶を濁していた。正直すぎるわ! ははは。

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by toruiwa2010 | 2016-01-06 08:52 | 放送全般 | Comments(2)
「数字を見た瞬間、その場にいた全員が凍りつきましたよ。
まさかテレ東に抜かれるなんて……。前代未聞の事態です」(フジテレビ社員)

日刊ゲンダイがセンセーショナルな書き方をするのは今始まったことではない。しかし、
この言葉にはおそらく誇張がないだろう。

11月23~29日のゴールデン(19~22時)の週間視聴率が7.6%だったフジテレビは
8.0%のテレ東に抜かれ、民放5位に転落したそうだ。
東京で“民放5位”は、最下位ってことだ。
当OBは「いつかそんな日が来るぞ」と思っていたから、“凍りつく”ことはなかったが、
危機感を持たず、根拠もなく「テレ東には抜かれんだろう」となめ切っていた社員たちが
愕然としたというのは分かる気がする。
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次から次にメディアが誕生し、おびただしい数のコンテンツが作られるようになった。
人々がテレビ的なものを見る形も極限まで多様化している。テレビ“そのもの”が決して
安閑としていられる業界ではなくなっているのだ。

私がフジテレビに入社した1963年は日本テレビ発足から10年、テレビの前途についての
見通しはまったく立っていなかった。“必需品”のアナウンサーやディレクターは系列の
ニッポン放送、文化放送などのラジオ局から集められた。先輩アナから「送別会のとき、
“気の毒に”という目で見られたものさ」と聞いた。

後発局だったから、視聴率は振るわなかった。それでも、日経連のバックアップがあって
営業成績はよかった。ほかの業種にくらべれば“羽振り”が良かった。
深夜・早朝の送り迎え、取材や打ち合わせに出かけるときは、入社したばかりの社員でも
社旗を立てた黒塗りハイヤーだった。打ち合わせ・取材の相手との会食も領収書があれば
ほぼノーチェックで通った。1979年、メジャー・リーグを実況するためにおよそ200日を
アメリカで過ごしたが、夕食を自分のお金で食べたことはほとんどなかった。

80年代から90年代にかけてのフジテレビの第1次黄金時代はバブル期とも重なった。
“晩飯をタダで食う”アナウンサーなんて可愛いものだ。制作の現場では“湯水のように”
金が使われていたと思う。12年連続で視聴率三冠王を達成し、社内は明るい空気に包まれ、
社員は“怖いもの知らず”だった。

このころ、週間三冠王に始まり、月間、上半期・下半期、年間と、そのつど“金一封”が
社員に配られていた。もらうたびに引き出しに放り込んで手をつけなかった社員の中には
70~80万円の“妻には内緒の”秘密資金をため込む者もいた。
好視聴率に支えられて局のイメージもよかった。そこで働いていることが誇らしかった。
夢のような時代だった。
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そのあとの10年間は日本テレビにトップの座を譲ったが、2000年代の半ばからふたたび
その座を奪い返した。私はすでに定年退職していたが、時代が移り、もう第1次のような
“夢”は見られなかったはずだ。

2010年代に入って、長期低落傾向が始まった。
理由はいろいろあるだろうが、外からは“慢心”に見える。
“黄色信号”が何度も灯っていたのに、危機感は生まれなかった。
視聴者が抱くわずかな不満・違和感が少しずつ膨らんでいく。SNSがそれを増幅した。
その結果、コンセプトも出来も“まずまず”かなと思う番組さえ視聴率が出ない。
イメージが悪く、視聴者に“拒絶反応”が起きているのではないか。

「やばいぞ」と思った社員もいただろうが、圧倒的多数は“あぐらをかいて”いたんだ。
「そんなことありません」と言ったって、現実を見れば、そうとしか思えない。先輩たち、
(つまり、私たちw)が遺した財産があって、君たちが努力を続けていればこんなことには
ならなかったはずだもの。

しかし、絶望的かと言えば、そんなことはないと思う。過去にも盛り返した実績はある。
視聴率も営業成績も調子がいいときに入社した社員の中には、恵まれた環境しか知らず、
そのせいで、“打たれ弱い”のもいそうだが、もともと優秀な素材が集まっているはずだ。
落ちるところまで落ちた今こそ、その能力を発揮すべきときだ。君らの復元力を信じる。
がんばらんかい、フジテレビ!

昨日 書いたNHK山形の気象予報士は
復帰したそうだ。
よかった、よかった。


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by toruiwa2010 | 2015-12-08 08:54 | 放送全般 | Comments(2)
だいぶ前になりますが、新聞の見出しに「消えゆく鼻濁音」とありました。
えっ、何それ?と思う人も多いことでしょう。

中学・高校で習ったかどうかも定かではありませんが、日本語の発音はまず、清音・濁音・
半濁音に分けられます。せいおん・だくおん・はんだくおん…それも分からん?

清音:あいうえお・かきくけこ など
濁音:がぎぐげご・ざじずぜぞ など
半濁音:ぱぴぷぺぽ

・・・と聞けば区別はわかりますね。

少しややこしくなって・・・拗音(ようおん)・促音(そくおん)・撥音(はつおん)があります。
かなり分からん?

拗音:きゃ・きゅ・きょ、しゃ・しゅ・しょ など、小さな“ゃ・ゅ・ょ”
促音:あっさり・きっと・さっそく など、小さな“っ”
撥音:“ん”で表記される音

・・・と説明されれば、それぞれの言葉が何を意味するか分かりますね。

シンプルな柄のシャツを手に取った

短い文章ですが、すべての要素を含んでいます。
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…で、鼻濁音です。“びだくおん”と読みます。
簡単に言うと、“がぎぐげご”という濁音を鼻に抜いて発音したものが鼻濁音です。
ガ行音が少しざらついて聞こえるのに対してなめらかに、柔らかく聞こえます。
記事にはこう書かれていました。

日本語で優しく響く発音とされるガ行の“鼻濁音”を
日常生活で使う人は5人に1人しかおらず、全国的に
著しく衰退しつつあることが国立国語研究所の調査で
わかった。来世紀には東北地方でわずかに残るだけとなり、
それ以外の地域は消滅する可能性が高いという。


…なるほどねえ。
もともと、規則性はあっても法律で定められているわけではないので、使う使わないは
個人の自由ですし、その存在を知らない人の方が圧倒的に多いのだと思います。
使わなくても周りで気が付く人はいないでしょう。失礼でもないし、生きていくために
絶対必要なものでもありません。

プロのアナウンサーは法則にしたがって必ずこの鼻濁音を使います。
もちろん、私はOBになったいまも使っています。長い間、“商売道具”だったわけで、
体にしみこんでいるのです。英語に堪能な人たちが定冠詞“the”の発音を状況に応じて
ごく自然に“ザ”“ジ”と使い分けるのと同じです。
私がそうだったように、アナウンサーの誰もが美声の持ち主ではありません。それでも
発する言葉がきれいに聞こえる理由の一つにこの鼻濁音があると思います。

ガ行音を鼻から抜く…と聞かされても、難しいと思いますが、教える人がそばにいれば
習得できるはずです。
ためしに、がぎぐげごの前に“ん”をつけて発音してみて下さい。

んが・んぎ・んぐ・んげ・んご  
*が・ぎ・ぐ・げ・ご のときに鼻に抜くことを意識して

普通のガ行と違って聞こえたら“素質アリ”です。

出来なくても心配することはありません。日常生活に支障がまったくないのですから。
俳優や歌手が身につけたらいいのになあといつも思います。
特に歌手がマスターしたら、歌が違うものに聞こえるのではないかと思います。
NHK-BSの「Covers」で完璧な日本語を話していたクリス・ハートも出ていませんでした。
おそらく知らないのでしょう。教えてあげたいなあ。ハハハ。

語弊があるかもしれませんが、本来、「ガ行音」は、“汚い”音です。だから、先人は、
鼻濁音を考え出したのではないでしょうか。もし彼がきちんと鼻濁音を出して歌ったら、
もっと売れるのではないかと思います。少なくとも、私が買おうと思ったはずです。ハハ
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「愛のままで」が大ヒットしている秋元順子は、100点ではないものの、かなりよく出て
いると思います。加えて、声そのものが柔らかいですから、より人の気持ちを惹きつける
“音”になるのでしょう。 
この曲が聴く者の心をとらえたのは、彼女がていねいに歌いこんだから…だけではなく、
♪そう 生きてる限り ときめきをなげかけて
愛が愛のままで 終わるように…  の“が”がきれいな鼻濁音になることで彼女の歌は
よりやわらかく、深くなっていくのだと思います。

「お前は(君は)話し方が“がさつ”だ」と言われたことがある人は、
鼻濁音の習得を勧めます。印象が変わる可能性があります。
特に、婚活中の女性が身につけたら“効果”があるかも。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2015-11-27 08:56 | 放送全般 | Comments(0)
今夜のNHK「プロフェッショナル 」、
ご視聴ありがとうございました。
ミスチル桜井君、秋元康さん、コメント
ありがとうございました。
ちなみに桜井君は『スガシカオを一言で言うと
社会不適合者です!』って言って、ばっさりカット
されたそうです(笑)。当たり前だっつの、失礼なw

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シンガーソングライター、スガシカオがこうツイートしていた。
彼はNHK「プロフェッショナル」(月曜22:00)のエンディングテーマを歌う歌手だ。
11月2日、番組の10周年スペシャルとして制作された放送では彼を取り上げていた。

NHKがカットした理由は分からない。
入れると長くなるからか、文脈が面白くなかったのか、ほかのコメントの方が番組的に
ふさわしいと思ったのか、もっと合点が行くのはNHKが“社会不適合者”を差別用語に
認定しているから…だ。

もし、そうだとすると、まことに微妙だね。
桜井和寿は作詞もするアーティストだから言葉に無神経なはずがない。その彼にとって
この言葉がスガを表現するのに最もぴったりしていたのだろう。
視聴者として、誰かが「〇〇は社会不適合者です」と言っているのを聞くと、〇〇サンの
イメージを割と鮮やかに描ける気がする。そのとき、差別の気持ちはないと思う。
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この言葉が日本社会全体で差別用語と認定されているかどうかは知らない。
仮にこれがダメだとして、たとえば…

「彼は社会にうまく適合できないんですよ」だったらどうなんだろう?
あるいは「社会生活に向いてないんだ」だったら?

なんとなく…だが、これならパスしそうな気がする。言ってることは同じなのに。
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10月25日の「ワイドナショー」で、リハーサルに遅刻したバックダンサーに腹を立てた
マドンナが、罰として“足にキス”をさせたというゴシップをとりあげ、話の流れで、
乙武洋匡がこう発言した。
遅刻グセがひどくて注意しても治らないスタッフがいる。どうしたものかと考えていたが、
「そうか足にキスか」と思ったけど…ないんですよね」。
松本がすかさず「自虐過ぎやぜ」と突っ込んで大笑いになった。

もともと乙武自身が言い始めたのだし、問題はまったくないのだが、“卑怯”だよね。
ネット上には“社会不適合者の”と名乗っているブログもある。
本人が言うのはいいけど、他人が言うのはダメってこと?それはおかしくないか?

障碍者がダメで障害者と書くようになりいまは“障がい者”なのかな?
どっちにしても、言葉としてはOKなんだよね。意味は“障害を持つ人”。
たぶん、問題なしと思われる“社会生活に向かない”に対応する“社会不適合者”はダメ…
ややこしい話だね。
えっ、それとも、“社会生活に向かない”もダメなの?おやまあ。

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by toruiwa2010 | 2015-11-06 09:28 | 放送全般 | Comments(12)
「昨日、お台場は大変なことになりました!」とKアナが言ったときビックリしました。
「えっ、“デモ”の件を取り上げるのかい」と思ったからです。
この日、K-popのスターが台場に現れて大騒ぎになっていたのを私は知りませんでした。
いずれにしても、Kアナの話を聞いて、「反韓視聴者を挑発しちゃったぞ」、と思いました。
せっかく、当ブログがかげながらフォローしてるのに、少し考えたらどうなんだ。
こんなことでは、そろそろ面倒を見切れなくなるぞと。ハハハ。

…これは今から4年ほど前のできごとです。
当時はフジテレビがある台場に人々が集まってよく“抗議デモ”が行われていました。
ドラマやpopで韓国を“ごり押し”する、サッカーやゴルフで 日本と韓国の対戦を
“韓日戦”と表記、フィギュアではキム・ヨナを前面に出して浅田真央を無視した、
なでしこ優勝のとき、君が代・日の丸をカットした…
どんな人たちなのか知りませんが、彼らにはフジを批判する理由が山ほどあったのです。
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なぜ、そんな話を持ち出したかと言えば、母局・フジテレビの“長期低落傾向”が続く
遠い原因がここにあるように思えてならないからです。
批判・非難の内容については、根拠のないものや“こじつけ”と言っていいものもあるし、
ツイッターや2chから始まるムーブメントには“いいかげん”なものが多く、このデモも
そのたぐいだろうと思っていましたが、Uストリームなどで見ると少し違いました。
怒り・憤りからやじうま気分まで、参加者の動機はさまざまでしょうが、すくなくとも、
放送内容やマスコミとしての在り方にについて“もやもや”したものを抱えている人々が
一定の集団を形成するところまで“増殖”している事実を無視できないと思いました。

「まずいぞ」、「軽視しない方がいい」と“警告”しましたが、とっくの昔に定年退職した
OBの声が届くはずもありません。外から眺める私と違い、中にいるとどうなっているのか
分からないのでしょう、会社の対応は“適当にあしらって”いるように見えました。
かつて圧倒的な人気があった母局はどんどん嫌われる方向に傾いていったのです。
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改めて、視聴率の現状を見ると、プライム、ゴールデンともに日本テレビが独走状態で
テレビ朝日も2位の座を確保しています。TBSとフジが3位争いをしていて、絶好調の
テレビ東京がそこに食い込もうとしています。かつて、日本テレビと交互に首位を争い、
「振り向けばテレビ朝日」などとTBSをからかっていた時代は遠くに去り、今の母局は
「振り向けばテレ東」と言われても「そうですね」としか言えません。

「めざまし」、「とくダネ」の情報系とアニメが頑張っていますが、得意としていたはずの
バラエティやドラマがまったく振るいません。最近のヒットは「ヨルタモリ」ぐらいか。
たしかにつまらなくて、これじゃしょうがないなあ…と思うものもありますが、それほど
悪くない出来なのに“惨敗”する番組もあります。

思うに、局の“イメージ”そのものが悪すぎるのです。
かつて、なんとなく、“都会的”“かっこいい”というイメージが定着し、特に若者の間で
人気があったのは事実のようですが、時代が変わっても局員の頭にはそのころのことが
しみ込んで離れないのではないでしょうか?
視聴率が下がっても、社員の不祥事が明るみに出てもどこかで高をくくっているように
見えます。その危機感のなさが今の状況を招いているように思えてなりません。

OBがそう思っているだけならいいですが、今は視聴者も局や社員の“油断”、“おごり”を
感じ取っているように見えます。
少し前の週刊誌で見たアンケート結果は容赦がありませんでした。
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4月に大幅改編を断行したものの惨敗し、10月も かなりの番組が消えて新しい番組が
登場するようですが、どれほどの効果が出るのか注目しましょう。
私は、今の視聴率低下は局としてのイメージが回復しなければ挽回できないと思います。
一つ二つの番組を入れ替えてもどうにもならないのです。
大きく傷つけた会社のイメージを回復する…それはとんでもない大事業です。経営陣初め
全社員が腹をくくらなければできないと思っています。
その覚悟があるかどうか?

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by toruiwa2010 | 2015-10-07 09:08 | 放送全般 | Comments(2)
忌まわしい同時多発テロから4年後の2005年9月11日、ニューヨークのフラッシング・
メドウズにあるナショナル・テニス・センターは全米オープンの最終日を迎えていた。
私は夕方4時に始まる予定の男子決勝、アガシ対フェデラーを担当することになっていた。

いつも通り6時過ぎには起きていたから放送席に入るまでたっぷりと時間があった。
フェデラーとアガシなら、いくらでも話すことはあるし、当日の新聞から最新の情報を
いくつかメモに加えれば、放送に臨む準備はほぼ終わる。カードが最高だったら、余計な
ことはしゃべらないほうがいいのだ。

ホテルにいてもやることはないので午前中に会場に入ったと記憶している。
プレスルームに寄って資料を集めてスタッフ・キャストの控室に行き。それを読む。
二人の対戦に関係するデータ以外に目新しい情報はない。準備はととのい、いよいよ
やることがなくなった。

「ちょっと出かけてくるよ」とスタッフに声をかけて会場を抜け出した。
コーディネーターの車で向ったのは崩壊したワールド・トレード・センターがあった場所、
“グラウンド・ゼロ”だ。テロのあと、一度も訪れていなかった。
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実は、帰国後にWOWOWと契約についての最終的な話し合いをする予定だったのだが、
諸事情を考えあわせて、更新しないと決めていた。グラウンド・ゼロを訪れるとしたら
これが最後の機会だと思った。

テロから4年、現場はすっかり整備されていた。
数千人の命が一瞬のうちに消えた現場に立ち、あの日起きたことを思い出した。

火曜日だった。
日曜日に閉幕し、自由行動の月曜日をはさんで、この日 日本へ帰る予定だった。
朝、チェックアウトの列に並んでいるときに“何が起きたか”を知らされた。
ただし、初めは「小型機がツイン・タワーにぶつかった」…と。

設置されようとする検問所をすり抜けて空港に着き、同僚を待っている間に“全貌”が
明らかになって行った。旅客機が貿易センター・ビルに突っ込んだ。テロだった!
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至るところで聞こえたけたたましいサイレン、声を潜めて話し込むホテルや空港の職員、
ベージュ色の煙に包まれた超高層ビル、ショックが隠せない人々の顔…
ごった返していたホテルのロビー、割り当てられた一室を妊娠2ヶ月のタイムキーパーを
含む3人で共有し、ほとんで眠れなかった最初の夜、飛行機が飛ぶかどうかわからぬまま
ホテルと空港をむなしく往復した数日間を思い出した。断片的だったが一つ一つの記憶は
鮮明だった。
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会場に戻り、決勝の実況にモードをセットする。
実況人生の最後の試合になる…という思いはなかった。
そんなことより、フェデラーとアガシが素晴らしい試合をした。4セットでフェデラーが
勝ったが、第3セットのタイブレークをとっていればアガシが勝つ可能性もあった。
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「…両者が握手をして、アガシは舞台を勝者に譲りました。
このあたりのマナーがねえ」「ほんとですねえ」(柳恵誌郎さん)
「スタンドに残っていたお客さんから大きな大きな拍手が
送られています。これがテニスを去るというゼスチャーでは
ないことを祈りたいと思います。
お話、柳恵誌郎さんでお送りしてまいりました。
ありがとうございました」

いつもと変わらぬシメのコメントを口にするとき何か特別の感慨があるかと思ったのだが、
そんなこともなく、“淡々と”WOWOWでの最後の実況が終わった。
ただ、恒例の打ち上げは乾杯だけで切り上げて 早々とマンハッタンに戻り、行きつけの
日本食料理店で一人祝杯をあげたあたり、結構、センチメンタルになっていたのかも。

今朝、新聞を取りにでたら
西の空に秋の雲が・・・

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by toruiwa2010 | 2015-09-11 08:39 | 放送全般 | Comments(2)
資料読みが減ったんじゃない?

今日の実況は15年?目の田辺アナ。
日テレのアナウンサー一覧を見ると、
もしかして、少し、上が軽くなった?
明るい材料かもしれない。
これを機に 資料読みから脱却できるか?
「伝統」だから難しいけどね。

カンボジア戦を見ながらふと感じたのでつぶやいたが、まったく反応はなかった。
私もそうだが、みんな、シュートを打てども打てどもゴールネットを揺らさない
日本代表の戦いぶりにイライラしていて それどころではなかったかもしれない。
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前半では、カンボジアは今ジュニアの育成に力を入れている…という話のほかに
いわゆる“資料読み”らしいものはなかった。従来の日本テレビのサッカーでは
珍しいことだ。“これでもか”というほどの頻度で 用意したネタを プレーとは
あまり関係ないところで放り込んで視聴者を辟易させることが多々あったのに。

もしかして…と日テレのアナウンサーの一覧表をチェックしてみた。
サッカーの実況では最年長だったSアナの名前がなかった!
他の部署に移ったという情報はない。wikiには“フリー”と記されている。
スカパーに出向したという話もある。何があったのかよく分からん。この局は
ときどき、こういう第三者には意味が不明な“異動”があるなあ。アナたちに
緊張感を植え付ける効果はあるけどね。

アナウンスルーム内のことはまったくうかがい知れないから 因果関係を断定的に
言うことはできないが、Sアナがいなくなったことで“重石(おもし)”がとれた…
という可能性はないだろうか?
私の印象だけで言うと、Sアナは“資料読み”が極端に多かったし、サッカーの
実況も長く、アナたちを指導する立場にあった。
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こまかい話だが、従来 日テレのサッカー放送ではボールを持った選手の名前を
「〇〇番、XX」と背番号付きで描写することが多かったが、これも激減した。

「彼がいなくなって、“縛り”がなくなったのではないか」と想像できる。
正解は分からない。しかし、私の直感が当たっていて、中堅以下のアナウンサーが
“自由に”しゃべれるようになったとすれば、サッカー・ファンにとっては朗報だ。

吠えるなあ、セルジオ

試合内容は“お寒い”ものだった。サポーターだけでなく、監督も選手もまったく
納得しなかっただろう。代表戦ではいつも辛口コメントを連発するセルジオ越後が
ここぞとばかり吠えている。選手選考や先発メンバーに疑問を呈し、さらに続ける。

「ハリルホジッチ監督のサッカー」がどんなものなのかが、
伝わってこない。彼はこのチームで、どういうサッカーを
したいのか。縦に速いわけでもなく、いつも同じリズムで
横パスを回しているだけ。
相手が自陣深くで待ち構えているところに、工夫もなく
ボールを入れては弾き返される。

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…それは果して監督の指示通りだったんだろうか?
システムが大きく変わったり、極端に攻撃的(守備的)なサッカーでもしないかぎり
“〇〇監督のサッカー”など、なかなか分かるものではないだろうと思うのだが、
越後クラスになるとそうでもないらしい。

最後は「サンモニ」の中西哲夫が言ったのとほぼ同じことを書いている。

ピッチサイドで何度も天を仰ぐ監督の姿に、違和感を
覚えるのは僕だけだろうか? 
カンボジア相手の2次予選。本来であれば、日本代表を
率いる指揮官はベンチに深く腰掛け、落ち着いて戦況を
見守るべきゲームなんだよ。


…あなたが監督になることがあれば、そうしたらいい。

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by toruiwa2010 | 2015-09-08 08:51 | 放送全般 | Comments(2)
置いてけぼりかい!

4x100リレーは男女ともジャマイカが圧勝。
女子ではオランダ、男子ではアメリカが
失格になった。
オランダの失格は番組内で伝えられたかな?
織田はアメリカの失格を「何が起きたか
分からない」と。
何回もビデオを見て3走から4走への
リレー失敗をスルー!

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関心も高く、興奮した2本のレースだが、どちらも、第3走者からアンカーへの
バトン・パスがあきらかにもたついていた。「ゾーンの中で渡ったか?」という
疑問がすぐにわいた。解説・実況がレースを見ていた。中継車内でもスタッフが
見ていた。さらに、東京のスタジオにも大勢の関係者が見ていた…はずだ。
女子・オランダも男子・アメリカもメダルが有力だったし、実際のレースでも
トップ争いをしていたのだからアンカーへのバトン・パスは全員が固唾をのんで
注目していたはずなのに誰も疑いを持たなかったのだろうか。

私がスタッフだったら、すぐにスローをチェックしたと思う。見られる映像には
限界があるが、最低でも疑問を呈するだけのものは見つけられたはずだ。
もしアメリカでこの記事を読んでいる人がいたら、レース後にコメンテーターが
言及していたかどうか、是非教えてほしい。興味がある。

男子の方は実況中に“失敗”とは言ったが、失格が疑われるというニュアンスは
まったくなかった。それでも締めの部分で間に合ったが、理由不明のままだった。
一方、オランダの失格については完全にスルーしていた。誰も気づかなかったのか
伝えるほどのことではないと判断したか。そもそもレース中に“オランダ”という
単語を一度も聞かなかった。パスについてもかなりもたついたのに一言もなかった。

失格理由はバトンのパスがゾーンの中で行われなかったのだろうと想像はできたが、
確認するためには国際陸連(IAAF)のHPに行かなければならなかった。
“DQ R170-7”やはり“ゾーン内でパスが完了しなかったとして失格”だった。

増田解説について・・・

30分で7件のリプ、多謝。
好評価のようですね。私は個人的に有森裕子の
解説が好きです。少し冷たい感じですが。
高橋尚子は経験に裏打ちされたさすがの話が
多いです。
増田・・・これだけ好感を持たれているんじゃ、
なんも言えねえ。

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女子長距離の解説者・増田明美についてリサーチしてみた。
ネットを見ているとおおむね評判がいい。ツイッターで尋ねてみると、7:3または
8:2でやはり好意的なリプが返って来た。
好感する理由の多くが彼女の提供する“情報”にあることは明らかだ。
ふだん、陸上競技を見ない人は特に面白がっているようだ。

また炎上してもいけないので、ツイッターでは論評を控えたが、私はNGだ。

まず、声だ。
声に癒される…という人もいたが、逆にあの声質が苦手だ。好みだけどね。
千葉真子ほどではないが、耳にさわる。
柔らかい話し方をするし、分かりやすいのも事実だ。マメに取材していることにも
感心する。そして、小ネタをたくさん仕込んでいる。

私自身、テニスの実況中にちょこちょこ小ネタを仕込んで視聴者に喜んでもらった
経験があるから、悪くないと思っている。しかし、「彼女はチェルシーのファン」、
「クリスマス・ツリーの飾りを集めるのが趣味」っていうのはどうだろう。
情報ではあるけど、競技とまったく関係ないし。

私が実況に入れたネタはほとんどがテニスにかかわるものだったし、それによって
プレーしている選手のイメージが膨らむことを狙っていた。
誰が好きとか、趣味は何…それも選手を視聴者に近づける役に立つかもしれないが、
正直、“ドーデモイーワ”感が強すぎる。私の場合は…だが。
何よりも、口数が多い割に納得する話が少ない。

納得するのは高橋尚子だ。
8月26日のエントリーにも書いたが、男子10000㍍決勝の終盤で5人に絞られた
先頭集団について「(3番手にいる)ファラーのレース」と言い切ったのは経験の
裏付けもあって説得力があった。

女子マラソンの終盤で伊藤舞が7番手を走っていた。
入賞し、日本人最高位だった選手にリオ五輪の出場権が与えられる話になったとき、
高橋が言った。「北京で決めることに意義がある」と。1年かけてオリンピックへの
準備が出来るからと。
誰にでも言える言葉かもしれないが、高橋が言うと重みが加わる。

放送席に座ると声のトーンも以前より下がっているのも評価につながる。
リポートはダメだ。スタッフが集めた話を伝えているだけだろうし、外に出ると
どうしても高い声になって聞きづらい。
小谷のリポートは顔出しがないが、高橋は必ず顔が出る。なぜだ?

ちなみに、女子マラソンの解説でいいと思うのは有森裕子だ。
言葉が整理できているし、話がきちんとしている。ととのいすぎて逆に“冷たい”
印象を与えるが、私は気にならない。スポーツの解説で“温かさ”の順位は低い。

強い違和感

伊藤はよく頑張った。しかし。
世界陸上で7位…
価値があるのだろうが、
このタイムの優勝に、これだけ
離されての7位でオリンピックが
決まることには抵抗があるなあ。
一人決定したことで、国内の
レースで優勝しても行けない
選手が出て来るんだろう?


優勝タイムが2時間27分台で、大差をつけられた伊藤はほぼ30分かかった。
強豪が集まった中での“入賞”にはそれなりの付加価値を認めるのは分かるが、
なにか釈然としない。「初めからそのように決めてあった。終わってから言うのは
フェアじゃない」と言われれば黙るしかないが。
残り2枚も切符は国内の3大会で決めるらしい。もめなきゃいいね。

なぜ、あえて言うのか?

織田にも小谷にも差別の
気持ちはないと思うが、
”白人、白人”とことさらに
言うんだね。見れば分かる。
なぜ、あえて言うのだろう?
分からん。


この件は書き方が難しい。“差別”がからむからだ。
たしかにトラックではアフリカやアメリカ大陸の黒人選手が圧倒的に強い。
その中で、女子100で銀、200で金メダルのシパーズ(オランダ)は輝いていた。
あえて“白人”を口にしたのはそれが言いたかったわけだが、言葉足らずだ。
「白人なのに」、「白人が」とコメント・リポートした彼らが「黒人が…」とは
一度も言わなかった。
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「白人は白人だからいいじゃないか」というリプがあった。
そう考える人がいて当然だと思う。
かつて瀬古俊彦がマイクがオフになっていると思って「あの、“黒い人”」と
言ったのとは明らかに違う。
でも、聞いた瞬間、違和感があった。あえて言わんでいいだろう…そう思った。

翌日の新聞にこんな記述があった。

米国やジャマイカの黒人選手が席巻する短距離界で、
久々に登場した白人のトップスプリンターだ。(朝日)

黒人選手が強さを発揮する短距離で珍しい白人のアスリート。(毎日)


“白人”を持ちだした意味が伝わる。
TBSキャスターの言い方は中途半端だと思う。こだわりすぎかもしれないが。

*このシリーズはこれで終わりです。

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by toruiwa2010 | 2015-09-02 08:32 | 放送全般 | Comments(0)
実況についていくつか

TBSの実況陣は全体に若返っている。そのこと自体、すべてダメだとは言わない。
しかし、偉そうで恐縮だが、かなりレベルの低いアナがいてイライラした。
女子200準決勝をしゃべったアナにも失望した。カーブの部分を走る種目だから
難しいのは事実だが、世界陸上を実況するアナならカーブを走っているときでも、
誰がトップを走っているか見極める目を養っておいてほしい。カーブの出口に
さしかかるところで(優勝したシパーズが)「ここで 出て来た」と描写していたが、
彼女は 70㍍近辺からトップだったと思う。
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十種競技を万里の長城に喩えるわけの分からない話から実況を始めたアナは最後の
1500㍍でイートンが世界新記録を出すための条件を4分18秒ニー・ゴーではなく
“…ニジュウゴ”と言った。何回も正しく言っていたのにレースが始まってすぐに
高々と叫んでしまった。「“たった一度”じゃないか」と言うかもしれない。しかし、
一般の人がやったのならそれでいいが、実況中に一度でもやったらTBSスポーツ・
アナ全体の評価につながってしまう。“致命傷”になる。
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ゴールしたあとも“死力を出し尽くした”とか“世界新記録保持者”など、かなり
“とっちらかって”いた。正確な日本語…などとは言わないが、せめて言葉の整理は
きちんとしたい。10年目と言えば、昔ならようやく一人前というところだが、今は、
どの局でも大きな仕事を任される立場だ。奮起してほしい。

レースを終えて7,8分、ボルトの所に
ガトリンが来て声をかけた。
笑顔で言葉を交わしていた。いいシーンだ。
「何話してるんだろう?」
中井の素朴な一言がいいね。
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激しく競ったあと、相手との距離をどうとるかは難しい。それだけに、競技のあと
選手たちが作る空気にいつも注目する。サッカー、高校野球、テニスでも。
互いの健闘をたたえ合う光景は素晴らしい。
ボルトとガトリンが何を話したのか、本当に知りたいなあ。映像を見た全視聴者が
同じことを思っただろうが、それを素直に言葉にした中井の感性がいい。

二人が話した中身はいつまで待っても伝わってこないと思う。
たわいもない話だった可能性が高い。しかし、今大会で最も対決が待たれた二人が
激闘のあとに言葉を交わす…それだけで十分だ。何を話してもそこには二人にしか
分からない空気が流れていたはずだ。競技以外の映像では今大会のベストだった。

遠いね

女子4x100リレー
世界記録と日本記録の差は
たった2.5秒。
時間にすれば一瞬だが、
レースをすれば、20~30m
離されることになるのかな?
世界は遠いなあ。 

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若いころは、オリンピックや各競技の世界選手権の出場する日本人選手について
予選や1回戦で無様な負け方をするなら行かなくていいのに と思ったこともある。
しかし、そういう歴史があって初めて“今”があるわけで…
そう考えるようになった。年は重ねるものだ。

このツイートは感じたままを文字にした。
バカにしていると反発されるかと思ったが、それはなかった。むしろ、スルーかも。

おまけ

つまらんことだが、2点気づいたことが。
まず、国旗掲揚のポールには風が吹き出す
仕掛けがあるのではないか。不自然なほど
旗がなびく。08五輪でも同じシーンを見た。
(続
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続)表彰式用のゼッケンがあるようだね。
国名も登録番号もない。
TDKがスポンサーになっている。

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同じスタジアムがメイン会場だった2008年のオリンピックのときにこう書いた

女子1600㍍・リレーの表彰式の画面。
1枚目、国歌演奏の開始から25秒後、旗はだらりと
垂れ下がっています。
2枚目は50秒後です。まだ、“ピクリ”ともしていません。
そして…1分20秒後です。ポールに何らかの仕掛けが
してあるのは明らかですね。
どの部分からか空気が吹き出して旗を“泳がせて”いるのです。
つまり、9万人を収容する競技場の中で、この場所だけ、
表彰式のときに限って、結構、強い風が吹くわけです。ハハハ。

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東京オリンピックのときに似たような話がありました。
レスリングの会場は駒沢体育館でしたが、室内ですから風がなく、
バーに吊るした旗がはためくこともありません。
当時、日本レスリングは黄金期で金メダルラッシュが予想されて
いました。“アイディアマン”だった日本レスリング協会の
八田会長は日の丸が中央に上がるのに風になびかないのは
面白くないと考えた末に・・・なんと、国旗を通風孔のところに
あげることにしたのです!! 結果、見事にはためきました。

ハハハ。

ジョーク

50キロ競歩の谷井孝行が今大会唯一のメダル(銀)を
日本にもたらした。 そういう筋合いのものでは
ないのだが、陸連は感謝しなきゃね。
不自然に 身体をくねくねさせながら歩く競歩は
短距離走や高跳びのようにカッコいい種目ではない。
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50キロ競歩・・・・
昔 聞いたジョーク。
日本人でこの種目をやる人は
きわめて少なかった。
日本記録保持者がこウ話していた。
子供が駄々をこねるととこう
言い聞かせたそうだ。
「家の周りで練習するぞ」。
半分は本当だと思う。


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by toruiwa2010 | 2015-09-01 09:02 | 放送全般 | Comments(6)
すっかり魅了されてしまったためにこの9日間を振り返るとツイートの大半が
世界陸上に関係するものだった。競技に集中していても、スポーツと放送は
私の専門分野だし、“センサー”がきわめて敏感だから、“違和感”があると
聞き逃さない。キャッチすると、どうしてもひと言言いたくなってしまう。
我ながら厄介な性分だと思う。これで最後だから付き合ってほしい。
断るまでもなくこれから書く批判は単なる悪口ではない。改善・向上のための
指摘・提言のつもりなので誤解なきように。
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勝てなかった大物も…

「絶対」と聞いていたラビレニ…5m90cmを3回失敗!!
1回目はまだ余裕があったが、2回目では顔つきが変わった。
世界記録を作ることはできても五輪や世界選手権の優勝は
難しいんだね。

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男子走り幅跳びのヘンダーソンも予選では1位だったが、決勝では3本跳んで
2回はファウル、上位8人には入れず4回目以後を跳べずに敗れ去った。
ほかにも女子走り幅跳びのリース、競歩の世界記録を持つ日本の鈴木雄介など
有力と見られていながら夢を果たせずに敗れた選手は大勢いる。
単純に走り、投げ、跳んでいるようだけど、すべてのタイミングがぴったり
合わないと ベストの走り・投てき・跳躍ができないんだなあ。だからこそ
“ウィナーは偉大”なわけだけどね。

かなり煽られたけど…

12人目の選手の3投目で大きく抜かれて
新井涼平は4投目以後に進めなかった。
「メダルも…」などと煽られて期待して見たが、
世界の壁は高かったね。
煽った連中は 知ってるはずだけどなあ。
えっ、もしかして知らない? そりゃ駄目だ。


期待した男子やり投げだったが力を出し切れなかった。
いや、もちろん、放送席はカベの高を知ってるさ。専門家だもの。
だけど、「メダルは無理です」などと言う奴は解説者に起用されないね。
それはTBSの世界陸上に限らす、どの局のどのイベントでも同じことだ。
大金をつぎ込んで権利をとったんだもの、視聴率を上げて投資したものを
回収しなければいけないし、そのためには日本人の活躍を期待させるように
持っていかざるを得ないんだ。
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・・・なんだけど。
例えば、男子5000の予選で途中 CMに入るときのコメント「離されつつ
あるんですが、決勝進出に向かってここは踏ん張りどころです」には驚く。
レースの半分で先頭集団から大きく遅れているのに“踏ん張りどころ”って。
視聴者は何も知らないと思っているのだろうか。

もちろん、アナだってもうダメだと思っている。だけど、そうは言えない。
「言うなよ」と指示されているか、口に出さなくてもスタッフからはそういう
空気がプンプン漂っているに違いない。
こんなに苦しいコメントを言わせるより、先頭グループの映像をバックに
「レースは後半に入っています」でいいじゃないか…と思う。

あれほどの努力が…

福島千里の世界陸上は終わったか。
彼女がものすごくハードな練習を
しているのをドキュメンタリーで
見たことがある。あれほどやっても
世界のレベルの足元にも及ばない。
そもそも、何がそんなに違うのか、
と 思うよね。

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悲しいのは、あとの組で100㍍銀メダル、オランダのシパーズが150すぎから
ハッキリと“流して”いたのにタイムは22秒58だったことだ。
福島がスタートからゴールまで全力で走ったタイムは23秒33…あんなに努力を
重ねて来たのに、世界のレベルははるかに上を行く。
それでも彼女たちが努力をやめることはないのだろうが。

見るからに大物?

この大舞台で白い歯が見えるのはいかがなものかと
思わないでもないが、いかにも 自然だよね。
すごい少年だ。 結果を残させてやりたいけど、
ここまでやっただけでもあっぱれ。
サニでもキームでもいいから 力いっぱい走って
悔いを残すな。


200㍍で16歳のサニブラウンが物怖じすることなく、立派にデビューを飾った。
プレッシャーに負ける先輩選手が多い中で、若さがいい方に出たのだと思う。
のびのびと自分の力を出しきったところがあっぱれだ。
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準決勝のあと「(リレーメンバーに)選ばれたらまた頑張ろうかなと思います」と。
… なんちゅう16歳かと仰天した。こういうメンタリティがないと世界の舞台で
戦うのは難しいのかもしれない。

同じインタビューの中で「(予選で)1本走った疲労感がいつもと違う」という話が
経験の浅い選手らしくて初々しかったし、“目からうろこ”だった。 スポーツも
このレベルになると 奥が深いわ。

リスペクトはどこへ?

この200準決勝の最後の組に二人の日本選手が出たが、残念ながら完敗だった。
TBSはミックスゾーンでその二人を捕まえたが、CMのタイミングと重なった。
CM前にウォームアップ エリアから「超人BIG8」のフレーズを言わせるため?の
小谷のリポートが入った。勝った選手ならともかく、敗れた選手を待たせるなんて!
ナマで聞けないのなら収録してあとで流すことも考えるべきだ。
アスリートへのリスペクトが 欠けていないか。
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「伸びてきた若い力を嫌って”逃げた”」と織田裕二。
トップアスリートに失礼な言い方じゃないのかなあ。
リスペクトはどこへ行った?


女子200を回避した力のあるベテラン勢についてハッキリとそう言った。
出場種目の決定にはさまざまな理由があるだろうが、その中に「負けそうだから
やめとこう」という考え方があるとは思わない。それをつきつめていくと日本人は
出ちゃダメ…ということにならないか。
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織田は29日にも「リレーは遊びだった」と聞こえる言い方をしていた。
各国が“重き”を置いていなかった時代はあったかもしれないが今は違う。
最高のレースを待っているファンがいるというのになんてえことだと思った。
言葉が軽すぎるよね。

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by toruiwa2010 | 2015-08-31 08:56 | 放送全般 | Comments(0)