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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:フィギュアスケート( 59 )

サビの美しさにやられる


FUKUOKA ( http://bit.ly/2i5W0iK )


つま先をコンとついて 鞄を脇に抱えて

パンを頬張り駆けて行く 朝の香りが漂う駅へ

発車のベルが鳴る 街が動いて行く

あの頃の僕は何を見ていたのか

sweet and good memories

僕のニューシネマパラダイス

ベルトを外して立つ そして到着ロビー 

人並みを歩いて行く


いまは昔 昔はいま 誰でもない自分さ

生きるように生きてきた めくれば文字が現れるように

こんにちは さようなら おはよう おやすみなさい

繰り返しながら僕はここに居る

sweet and good memories

僕のニューシネマパラダイス

人生は前後左右 いつも未解決

誰も同じ


sweet and good memories

僕のニューシネマパラダイス

野球の話をする タクシードライバー

風が見える福岡

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ASKAの新曲だ。彼のHPに載せられた歌詞はここまでだが、聴くと、最後に囁き声で

「ありがとう」と歌うように言っている。レコーディングのときに思わず出たものか、

初めからの予定かは分からないが、サビの美しいメロディとともに胸にしみる。


音楽や絵画には作者の精神状態が投影されると言う。

この曲を聴くといい。動画に添えた彼自身のコメントに「コンプライアンスのため東京の

スタジオを使用することができなくなった時、僕の前に道を拓いてくれたのが、ふるさと

福岡でした」と書かれているが、詞もメロディも全体が優しい。とても、薬物で精神を

病んでいる男が書き、歌っている曲とは思えない。


この才能を、一度 クスリにはまって法の裁きを受け、先日も疑いをかけられたばかりの

男のものだからと、闇に葬るのはいかにも惜しい。


宇野の初優勝と宮原の3連覇


宇野昌磨の逆転はSPが終わったところで

予想されていた。アナはほめている内容の

話をしたが、無良の後半は明らかに出来が悪かった。

どうしても2本揃わない無良に対して宇野は

SPがダメでもFSで取り返す馬力・根性がある。

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GPファイナルが終わった時点で宇野の目標は全日本で何とか羽生を脅かす滑りをする…

だったはずだ。直前になって羽生がインフルエンザで欠場することを知った。

練習内容に変わりがなくても、目標があって追いつき追い越すための努力を重ねるのと、

ほぼ”勝って当然“の立場で大会に臨む練習をするのでは天と地ほどの差があると思う。


勝って当然…は無良や田中に失礼だという声が聞こえてくる気がする。そうかもしれない。

しかし、先輩たちが一向に安定しない中で、伸び盛りの宇野が世界のトップを争う羽生・

フェルナンデスに次ぐ位置につけている現状を見ればそう言いたくなる。宇野本人だって

「これで負けたら」と、ある意味追い込まれたに違いない。


SPの宇野には大きなプレッシャーがかかって出遅れたが、いい出来でトップに立った

無良との点差を考えたとき、FSでの“逆転”は多くのファンが予想しただろう。

フィギュアは好きだが、あくまで“勝負”を楽しむタイプだから、今大会の男子は録画で

宇野、無良、田中刑事の3人の分だけを見た。スポーツの楽しみ方はいろいろだ。

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男子は羽生・宇野の次が心配だなあ。二人とも若いが、彼らのあとにこれはという人材が

見当たらない気がする。

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宮原知子の3連覇もかなりの確率であらかじめ予想できるものだったが、SPで彼女の

演技が終わった時点で確定してしまった。ミスもあったが、女王にふさわしい演技だった。

力の差はまだあるものの、樋口新葉、三原麻衣、本田真凛…あとを追う世代がトータルで

200点を超える日は近づいている。中では本田に期待する。15歳なのに彼女にしかない

独特の雰囲気をすでに持っている。日本人にはあまりない貴重な資質だ。演技もよかった。

この人の1年後は楽しみだ。

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さて、浅田真央だ。

SPを受けたテレビのニュースで見出しに”浅田、8位スタート”と書いたものがあった。

まあ、注目のポイントではあるが、宮原の3連覇について触れないのはそれこそ失礼だ。


この大会の若手たちとほぼ同じ年齢で全日本に出てきたころから浅田真央を見ているが、

SPの冒頭でトリプル・アクセルがすっぽ抜ける姿を見て“痛ましい”と思った。

好きだからリンクに立つ。それはいいが、競技だからなあ。本人もつらいだろう。

もっとも、キス&クライにいるときの顔は明るかった。そして、テレビカメラに向かって

「ありがとうございました。 また明日頑張ります」と話しかけた。珍しいね。


ついでだが、苦言を一つ。

得点が出たところで実況アナが「なんとか60点台に乗せて、ショートを終えて8位の

位置につけています」と言った。シニア・デビュー戦の選手ならわかるが、浅田の結果を

伝える言葉として的確かどうか?私なら「何とか60点台には乗せましたが、浅田真央、

ショートを終えて8位と、苦しいスタートになりました」と言う。

そういわせる“空気”があることは分かるが、本当のところを伝えるのがアナの仕事だ。

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1年のブランクから復帰以来の自己最低だったSPにくらべ「頑張ります」と言ったFS

今季の最高だったが、114.10という数字は寂しい。寂しすぎる。

思わずうなってしまった。 かなり厳しいね。本人にしてみれば、トリプル・アクセルに

挑むことが重要らしいが、“結果として”跳べない。こんなに転倒する選手じゃないのに。


スケーティングの美しさは群を抜いているだけにもどかしい。

FSの演技後、花束を丁寧に拾っていた。どんな心境だったか?本人は、ファンの声援が

無条件でうれしいようだが、若手が受ける“がんばれ”の声と、自分に向けられた声援の

意味が違うことは分かっているはずだ。それをどう考えるか?

ひざの状態もあるが、私は、いつ“会見”が開かれても驚かない。


メディアは来シーズンも現役を続けると伝えている。根拠はこうだ。

FSの演技を終えた直後の囲みの会見で「来季は続行するのか」と記者に聞かれた浅田が

「そうですねはい」と答えた。

…新聞的には"続行を明言"となる。


たとえ“引退”を考えていても、まだほかの選手が演技をしている中で言えるわけがない。

自分がそれを口にすれば大騒ぎになり、チャンピオンの影が薄くなってしまうのだから。

やめさせたいわけではないが、私は“現役続行”をまだ信じていない。 ハーフハーフだろう。

もともと、アスリートには2種類ある。肉体がボロボロになるまで現役を続ける選手と

自分らしいプレーが出来なくなったらそこでやめる選手だ。


応援するファンも同じだと思う。私は後者だ。

白鵬が前頭の若手に簡単に寄り切られるところを見たいとは思わない、

彼がどんなに相撲を好きだと言っても。

吉田沙保里や伊調馨がオリンピックや世界選手権の準々決勝あたりで無名の外国選手に

負けるところを見たくはないし、ロジャー・フェデラーやラファエル・ナダルがグランド・

スラムのベスト8にも進めなくなったら見るのがつらい。


そういうことだ。


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by toruiwa2010 | 2016-12-26 08:50 | フィギュアスケート | Comments(2)
羽生&ポゴリラヤ、群を抜く

羽生結弦 …
6分間練習から場内を圧倒。 ジャンプの切れがすごいね。
フェルナンデスがいい、宇野が成長していると言っても
彼の牙城は崩れそうにない。カナダのあと「次はノーミス」と
言っていたが、その通りになるかもね。

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…「そうじゃなきゃ、羽生結弦じゃないから」と“大見え”を切ったのはそれだけ自信が
あったからだろうが、現実はそれほど簡単ではなく、SP・FSともにミスが出た。
しかし、メンバー的にもおそらくプレッシャーを感じない中で自分の演技だけに集中して
滑れただろうと思う。いくつかミスはあったが、堂々たる内容でブッチギリの優勝だった。
300点台はSP(100点)かFS(200点)で大台を超えなければ届かない数字だが、この1年、
今年のカナダ杯以外すべての大会で達成している。しかも、ジャンプの回転の確かさと
速さを見ていると“まだまだ上”の得点が狙えそうだ。

ファイナル進出の顔ぶれを見ると、優勝争いはどう考えても羽生とフェルナンデスが軸、
宇野とチャンが追う展開になる。羽生が大きなミスをしなければ優勝は動かないと思うが、
ほかの3人には、彼が滑る前に高得点を出してプレッシャーをかけてほしいね。
いや、いじわるじゃなくて、見ごたえのある競演を期待するからだ。ハハハ。

これは“いじわる”になるんだろうが、羽生の演技前後の“小芝居”がうっとうしいなあ。
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らしくない転倒があって、3位と出遅れた宮原はFSではかなり緊張していたそうだが、
それを感じさせない完成度の高い演技で2位になりファイナルに滑り込んだ。
たった6人の枠にロシア勢が4人もいる。しかも、みんな手ごわい。

中でもメドベジェワとポゴリラヤは抜けている。
GPシリーズが始まった直後には、今シーズンの女子はメドベジェワが独走しそうだと
思ったが、NHK杯のポゴリラヤを見ると意見を変えたくなる。それほど、今季の彼女は
安定している。自信をもって滑っているのが分かる。彼女に一番欠けていた部分だと思う。
世界選手権まで二人が競り合い、ラジオノワ、宮原が追っていくと、俄然、見応えがある
シーズンになりそうだ。

鶴竜が勝った!

“一年納めの”九州場所が終わった。
場所前は楽しみが多かった。豪栄道の綱取りと高安の大関挑戦には大いに期待した。
久しぶりに“肩書”がなくなった稀勢の里とカド番の照ノ富士はどんな相撲を見せるのか。
ひと場所休んだ白鵬は?

初日を見た翌日、ブログにこう書いた。

せっかくのチャンス、みんな、
ぐだぐだにならんでくれ。頼むぜ。


ああ、しかし。
序盤、落ち着いていた豪栄道、終盤にかけて3横綱を連破した稀勢の里、2連敗のあと
7連勝した照ノ富士…とそれぞれに見せ場は作ったが、期待に応えてくれたとは言えない。
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鶴竜の2年ぶりの優勝にはおめでとうを言いたい。
白鵬や日馬富士にくらべて、他を圧倒するものを持たないで横綱の地位にいるのはかなり
大変なことだと思う。その中で黙々と自分の相撲を取り切って優勝したのはあっぱれだ。
10日目まで連勝し、11日目に稀勢の里に敗れた。2年前の九州場所と同じ展開だった。
頭に浮かび、「成長したかどうかが試されると思った」と語っていたが、立派に“成長”が
証明された。

負けが先行する鶴竜を見ると「なにやってんだ」といつもきついことを呟いてしまうが、
内容のいい相撲で白星を積み上げる彼は“寡黙”な男だけに応援したくなるね。できれば
来場所も同じ鶴竜を見たいものだ。

2日目から10連勝してあっと言わせた石浦は体のサイズでどうしても限界がありそうだが、
三枚目で大きく勝ち越した正代や負け越したが健闘が光った御嶽海には将来性を感じる。
十両で優勝を逃がした小柳を含めた若手を見ていると、相撲の将来は案外 明るいのかも
しれないと期待してしまう。逆に 何の工夫も見せず、大きな体を生かせない逸ノ城には
失望するし、1横綱・3大関に勝ちながら負け越した遠藤も同じだ。

三賞選考で、同じ1横綱・3大関を倒し、しかも10勝まで積み上げた玉鷲には殊勲賞が
考慮されなかった。技能賞を与えたし、いいんじゃないの?と考えたのだろうか?
アナウンサーを含めた相撲記者が選ぶらしいが、頭の中を疑う。

もう一つ、豪栄道が3敗目を喫した九日目に「12勝3敗の準優勝なら 来場所、様子を
見ましょう…となる」と舞の海が言った。ちょっと待ったあ…だよなあ。 あの展開から
12-3で“形は”準優勝となっても、おそらく、同星が2,3人いただろう。 そんな準優勝に
値打ちがあるとは思わない。まして、翌場所に綱取りがかかるような成績とは思わない。
何を思ったか知らないが、無理やり、希望を持たせるようなコメントをするんじゃない!

そして、横綱戦3連勝して12勝3敗とした稀勢の里について、来年初場所の内容次第で
機運が盛り上がる可能性を協会幹部は否定しなかったらしい。
つまり、“綱取り”の可能性をにおわせたのだ。優勝はなかったが年間最多勝したことを
評価するらしい。好きにすればいい!

最後だったかもしれない

初場所のときには60歳になっている
藤井康生アナはこれが定年前最後の
正面放送席になるのだろう。
北の富士とのコンビはNo1だった。
今後はどういう形で相撲放送にかかわる
のだろうか?
このまま消えるのは惜しいけどなあ。


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描写、解説者との呼吸、情報の提供、ユーモア…私の中では歴代のスポーツ・アナの中で
ベストだった。聞いていて楽しいと思える実況だった。
来年1月7日で60歳になる。昔は定年を過ぎても特別措置で実況を続けたこともあるが、
近年はあまり例がない。すでにNHKの大相撲実況は三瓶アナが仕切っていると聞く。
あまり面白いとは思わない。
藤井アナが大相撲の正面放送席に座るのを見るのはこれが最後になると思いつつ昨日の
放送を聞いた。まだ最終的な“処遇”は分からないが、このままになったら、相撲ファンに
とっては不幸な話だね。長い相撲実況にありがとう、 お疲れさまと言っておく。

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by toruiwa2010 | 2016-11-28 08:21 | フィギュアスケート | Comments(2)

「自信を失った」:重い浅田真央の言葉


フランス大会については、申し訳ないけど浅田真央とメドベジェワに尽きたね。

そして、新旧“女王”の明暗がくっきりと分かれた。

SPでの浅田の演技中、解説の八木沼純子はしきりにほめていた。ベテラン・森下アナも

つられてしまったのか、いい点が出るものと思い込んでの実況になっていた。

61.29”が表示されたとき絶句していた。ステップと2種類のスピンがレベル3だったら

そこを解説者にとことん説明させないと。

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たとえ日本選手がプレー(演技)していても、少なくとも実況者はどこか突き放し、冷静に

見ないといけないのに、この競技は中継するテレビ局を“まるごと”飲み込んでしまう。

公平感は奪われ、視聴者が正しい情報を得る機会はやってこない。競技、選手、ファン…

すべての人々にとって不幸な話だ。


浅田だが、スピードに乗れない。ジャンプが跳べない。見ているのがつらい演技だった。

純粋にスポーツを見る目で見たらそう思うはずだが、放送はそうではなかった。


しかし、気になったのは「なんとかまとめられてほっとしている」と話したことだ。

トップの選手が悔しさを失ったら厳しいからだ。よほどヒザが悪いのだろうか?それとも、

長く勝負の世界で心身をすり減らしてきた金属疲労がたまっているのか?

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かろうじて100点台に乗せたFSのあとの会見では涙があふれていたそうだ。

テレビの会見はそうでもないが、演技直後、記者に囲まれるときは本音が出やすいものだ。

「自信を失った」…正確な言葉が分からないのでもどかしいが、浅田真央の口から出た

言葉だけに重い。


復帰した際の目標だったはずのオリンピックのプレ・シーズンがこんなに苦しいものに

なるとは思っていなかっただろう。次は1ヶ月後の全日本だが、それまでに立て直せるか?

FSのあと「あともう一試合あると思うので」と語ったが、“深い意味”はないのか?

コンディション次第では“欠場引退”となる可能性も否定できない。


フェルナンデスとメドベジェワはGP2勝目でファイナル進出を決めた。

メドベジェワには感心するしかない。16歳という年齢でこの完成度はどうだ。

他を寄せ付けないオーラを放ち、ミスがなく、落ち着いている。今年のGPシリーズでは

連続して 自己最高を更新した。 彼女を止められるのはケガだけだね。


大相撲 始まる


大相撲 十一月場所が始まる。

豪栄道の綱取り、高安の大関挑戦、

照ノ富士はカド番、稀勢の里は

やり直しの場所だ。

そういえば 白鵬 がもどって来るんだね。

話題が多いのは結構だけど、せっかくの

チャンス、みんな、ぐだぐだにならんでくれ。

頼むぜ。

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場所前の豪栄道のインタビューが印象的だった。

周りの盛り上がりは客観的に見ていたと言ったあと、「(優勝すると)周囲は変わるんです。

そこで一緒になって勘違いしていたらダメなんだと思います」と語っていた。冷静だ。

そして前に出る相撲で一気に栃煌山を押し込んだ。土俵際で一瞬 危ない場面もあったが、

ファンに期待を持たせる勝ち方だった。


高安も貫録勝ちだった。逆に遠藤にはがっかりしたが。

白鵬は二度突っかけた隠岐の海のバタつきにもペースを崩されず、しっかり初日を出した。

頭と頭でぶつかった日馬富士が玉鷲に敗れた。問題がある負け方だったと思う。

逸の城に減量の努力のあとが見られたが、その分 相撲まで軽くなった印象があった。

これじゃ、意味ないよね。


笑ったのは、NHKの正面を担当した白崎アナだ。着物を着ればいいってもんじゃない。

北の富士が着ていなかったからいいけど、まるで様になってなかった。

それに、“アナだけ着物”もおかしいだろ。逆ならわかるけど。

前日に打ち合わせなかったのかなあ?それとも何かい、「俺も着物だよ」と言われて頭から

信じて着て来たらたら裏切られた…とか?勝昭さんならやりかねないけどね。ハハハ。

言っとくけど、二人並んだら、ますます様にならなかったと思うぜ。


JAPANの”強化”試合とか


侍ジャパンの強化試合として戦うメキシコ戦を見た。

どうも分からん。この時期の、タイトルもかかっていない、このあとに大きな大会が

控えている わけでもない試合に、選手たちはどんなモチベーションで臨めばいいのか?

一人一人に本当の気持ちを聞いてみたいが、本音が返ってくるとは思えないもんなあ。

ハハハ。

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WBCは来年3月だ。当落線上の自覚があって、どうしても“JAPAN”のユニフォームを

着たいと思っている選手は小久保監督へアピールするために練習もしてきただろうし、

試合ではめいっぱいのプレーをすると思うが、どう考えても選ばれると自他ともに認める

レベルの選手はそこまで一生懸命にはならないのではないか?

ケガは怖いからそれなりの準備はしただろうし、“プレーボール”の声がかかれば手抜きは

しないだろうが、本音は「早く、本格的なオフを楽しみたい」と思っているはずだ。


サッカーなどにくらべ、呼吸を合わせるのに時間がかかるのは内野の連携ぐらいのものだ。

投手・打者、個々の選手の力はすでに調査済みのはずだ。今頃こういう試合を組むのは

指揮官・小久保の“指揮勘”を養うためのものかと勘ぐってしまう。


常連さんはご存じだが、WBCそのものに懐疑的だ。この競技はわずかな試合数で優劣を

決めるのが難しいからだ。ただし、3月になれば、それなりにJAPANを応援するだろう。

周囲の空気に流されやすいタイプだから。ハハハ。


結構、スタンドに熱気がある。日本人は野球が好きなんだね。


明日は“運命の”サウジ戦か…


サッカーの代表にとっては試合ごとにテーマがあるから親善試合でも手抜きはできない。

当然、やる意味もあると思う。しかも、オマーン戦は4日後に大事なサウジアラビアとの

試合を控えていたからベンチも選手も全力だったと思う。


岡崎、香川、長谷部、長友…監督が試したいこともあるし、ケガなど、さまざまな事情で、

週末のオマーンとの親善試合に先発したイレブンの中になじみの名前がなかった。

代わって入ったのは清武、大迫、斎藤、永木、山口だった。テストもできただろうが、

なによりファンが喜ぶ内容の試合になった。

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アピールしたいと考えて臨んだからと言って必ずうまくいくわけではない。そんな中で

清武と大迫が勝利を呼び込む活躍を見せた。ベテランの渋いプレーも楽しめるが、若手が

はつらつと動き回る姿を見るのは楽しいものだ。彼らのプレーぶりはベテランたちにも

刺激になったに違いない。サウジ戦に相乗効果が出ることを期待する。


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by toruiwa2010 | 2016-11-14 08:45 | フィギュアスケート | Comments(0)

宇野、ファイナルへ一番乗り!

男子で期待する宇野昌磨が早々とGPファイナル進出を決めた。

自己ベストで築いたSPのリードを守れず、フェルナンデスに逆転されたのはさぞ悔しい

だろうが、相手は経験も実績も上の選手だから、ここは“勉強”だと思わなければいけない。

FSの後半に見せた3-1-3回転ジャンプは鮮やかだったが、優勝したスケート・アメリカに

比べるとジャンプの精度は全体的に下がっていた。

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気になるのは疲れだ。

若さは大きな武器だが、羽生結弦に追いつけ追い越せでめいっぱいやってきたはずだ。

どこかに無理はなかったか?

組み込むところが変わったからだろうが、独特のイーグル(SP)がかなり短くなった。

上半身の成長を下半身の筋肉が支える時間が短くなったということではないのか?

SPではスピンやステップですべてレベル4をとっていたのに、FSでは取りこぼし

多かった点も気がかりだ。


200点台を叩き出して堂々と宇野を逆転して優勝をさらったフェルナンデスはさすがだった。

冷静な目で見ると、現時点で彼と羽生はやはり抜きん出ている。しかし、宇野の目に

二人の背中は見えていると思う。いい目標だね。

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女子優勝のアンナ・ポゴリラヤには安定感が出てきた。大きな体を持て余すのではなく

うまく使ってスケール感を出した演技を見せるようになった。こうなると長身が映える。

ジャンプで転倒しなくなったことも大きいね。


これまではメンタル面の弱さを感じることがあったが、SPで僅差だったラジオノワに

大差をつけて勝ち切ったのは自信になるだろう。残念だが、リプニツカヤの今シーズンは

終わってしまったようだ。ポゴリラヤはメドベジェワに次ぐロシアの2番手争いで一歩

リードしたのではないだろうか。


いまのところ60点かな?


東京に史上初の女性知事が誕生してそろそろ100日になる。

出馬そのものが自民党と“大もめ”した挙句だったし、当選したのがリオ・オリンピックの

直前だったから、知事になったのはいいとして、小池百合子の100日は超多忙だった。

…意地悪い目で見れば、そう見えるように計画し実行したと言えなくもない。ハハハ。

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“冒頭解散”はもともと無理な話だったが、豊洲市場移転に“待った”をかけ、東京五輪にも

鋭く切り込んで話題を“作り”、都民だけでなく日本中の関心を引っ張り続けた。“関心”は

移り気だから、一度切れるとなかなか戻らない。だから、故意か偶然か、現在の東京が

置かれている“カオス“な状態は彼女にとって最高の味方だったと言っていい。

歩き方は軽やかだし、口調はハッキリ、言うことにも迷いがないから信頼感はある。

評判がきわめていいのはご同慶の至りだ。


特に“ハネムーン”だったわけではないだろうが、全面対立かと思われた議会との関係も

今のところ問題は起きていないし、たたかれるような失点はしていないから“好評”なのは

むしろ当然かもしれない。


私がこの100日を採点するなら60というところか。

政治の専門家ではないから、映画やドラマと同じ感覚での評価だ。世間の評価に比べたら

明らかに低い。気に入らなかったら遠慮なくスルーされたい。ハハハ。

私に言わせると、豊洲もオリンピックの会場見直し問題も結論が出る前で”成果”ではない。

テレビに取り上げられ、活字媒体の見出しになる言葉を発し、積極的に動いているから

目立つが、冷静な目で見ると、盛り土の責任者を8人に絞り込んだことぐらいではないか。


最終的には知事が決断する場面もあるだろうが、豊洲問題は“平田委員会”、五輪会場は

四者協議の結論を“尊重する形で”決着する気なのだと思う。ある意味、理にかなっている。

「都民の皆様の食の安全のためだった」、「経費の削減は実現した」で逃げられるし。

ここまでの道筋をつけたことを評価するなら80点をつけてもいい。優柔? ハハハ。


豊洲に関しては先週金曜日に移転の“延期”に伴う業者の損失をどう補償するかの話が出た。

今月中旬に検討委員会をスタートさせるという。一歩前進だが、多くの業者が移転に向け

準備をしていると聞く。つまり、損失は日々、生まれ、増えている。で、“移転するのか

しないのか“も”いつ移転するのか“も未定の状態でどう”検討“するのか…興味あるなあ。

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東京五輪の3会場については結局既定路線に落ち着くとみる。

四者協議がオープンじゃないから、どんな形で進んでいるのか分からないが、IOCから

“切れ者”が来ているというし、IOCが主導していると考えるのが常識だろう。

バッハ会長は小池との会談でも“ルールは変更しないことが望ましい”と明言していた。

つまり、その方向で”協議”しているんだ。私は”茶番”に近いと思っている。


豊洲については、“盛り土なし”がいつ誰によって決定されたかを緊急会見で“とくとく”と

話していたが、きつい言い方をするなら“ポイント稼ぎ”としか思えない。なぜなら犯人と

名指された8人に刑事責任を問えるかと言えば、それはない。人間の健康・生命に害を

及ぼしたか…と言えば、それもない。だったら、それは別部隊が追求すればいい話だろう。


無視していいと言っているのではない。一度 決めたことを覆したのだからその責任者を

特定することは必要だとしても、目下、都が抱える懸案はそんなことではない気がする。

停滞感が大だ。確か、就任間もないころは「スピード感をもって」と語っていた。

言ったとおりに進めてもらいたい。


選挙で投票したのは増田寛也だったが、消去法の結果だった。

小池が当選したとき、これはこれでいいと思った。“小競り合い”はあったが、フェアな

選挙をした結果だし、世界有数の大都市で女性の首長がどんな“マツリゴト”をするのかに

関心があるからだ。

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ただし、彼女に投票した人たちに比べると、どうしても全面的に応援する気にはなれない。

選挙中にありえない”嘘”をついたからだ。

鳥越俊太郎を“病み上がり”と呼んだのは紛れもない事実なのにテレビ番組で鳥越本人から

「そう言ったのか?」と尋ねられたとき、間髪入れず、「言ってません」と答えた場面を

この目、この耳でキャッチしている。言下に、しれっと、恥ずかしげもなくそう言った。

みんな、知らないと思うけど、こういう人物は怖いぜ。ハハハ。


やっぱり、60点だね。きりっ!


by toruiwa2010 | 2016-11-07 08:21 | フィギュアスケート | Comments(0)

宮原知子:悩むねえ


宮原の演技を見ると、ジャンプの安定感は抜群だし、スピードもあっていい出来だと思う。

表彰台には上がったが、本人にとってはまったく納得のいかないGP初戦になった。

SPでもスコアが出たあと「なぜ?」と思ったらしいが、FSでのステップの“評価ゼロ”は

おそらくショックが大きかったと思う。先週の浅田も似たような感想を持ったところが

あったようだ。リンクを十分に使い切っていない…ということのようだが、このように

大きな大会でいきなりバッサリやられるのは何かが間違ってるんだ。早めに解決しないと

いけないね。

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本郷理華:姿勢がよくなってる?


昨シーズンはずっと姿勢の悪さを言ってきたが、首が少し前に出る悪い癖がわずかだが

減っている気がする。新しい振付師のせいか?

SP4位だったが本人は納得していた。しかし、FSのシェヘラザードはどうなんだろう?

物語や音楽が好きでやりたいのだろうが、本郷のスケーティングを生かすかと考えたら

答えはNoではないだろうか?彼女の体の大きさや優しい雰囲気にマッチした曲はほかに

たくさんあると思うのだが。


メドベジェワにべたぼれ?


たとえば、テニスのシュテフィ・グラフがコート入口に顔を見せると、それだけで観客席の

空気が変わったものだ。それぞれの競技で“女王”と呼ばれる存在の選手がいるが、現在の

フィギュアスケートではメドベジェワこそ女王だろう。

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文句なしの優勝だった。言い過ぎかもしれないが、欠点が見当たらない。きっと、専門家も

指摘するのは難しいだろう。コスチュームもすばらしい。ごちゃごちゃ飾る立てることなく、

シンプルで彼女のスタイルと美しさを引き立てている。そのうえで品がある。

同じように手を挙げて跳んでも人と何かが違うよね。いかん。べたぼれだ。 ハハハ。


リプニツカヤが「シンドラーのリスト」を滑ったとき、似たようなことを思ったが、今は

姿を見ない。この競技の動きはそれほど速い。メドベジェワも今後の体の成長などによって

いつまで女王の座に君臨していられるか分からない。その意味で目が離せないね。


羽生結弦とパトリック・チャン


勝ったのはチャンだった。FSの出来はあまりよくなかったが、SPの貯金で逃げ切った。

ジャンプの高さは相変わらずファンの目をくぎ付けにする。

思い切りのいいジャンプを見ていると体の切れがよさそうだ。この人が本調子になると

フェルナンデス、 宇野昌磨と羽生包囲網が完成する。一応

そうなると、今シーズンの男子は面白くなるのだが、羽生の体調が整うと包囲網はあっさり

破られそうな気もする。

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羽生はSPFSもジャンプが思うようにならなかった。

コーチとの間では初戦だからということでコンセンサスができているという。次の試合は

1か月後のNHK杯だ。どう立て直すか…ピョンチャン・オリンピックまでの時間は少ない。

調整を急ぐのか、あくまでじっくりやるのか、判断が難しいところだ。精神力の強さには

定評がある羽生だが、この1か月は考えることが多くなるね。うまく乗り切ったら一回り

大きくなる可能性もある。そうなったら誰も追いつけない。 


誰が解釈するんだい?


今週はスケートについて書くことが少ないのでずっと思っていることを書く。

Interpretation of music(音楽の解釈)についてだ。戯言(ざれごと)と思って読まれたい。


♪ジャ・ジャ・ジャ・ジャーン


ベートーベンの第五交響曲の冒頭は普通このように四つの言葉で表される。

弟子が「この4つの音は何を示すのか」と聞いたとき、ベートーベンは「運命はこのように

扉をたたく」と答えた…とか。本当かね。ハハハ。

そのエピソードを根拠にして、この曲は“運命”と呼ばれている。

この際、あえてそのことには異議を唱えない。


今日、書きたいのは音楽をどう理解・解釈するかという話だ。

毎年 フィギュアスケートのシーズンになると、のどに刺さった小骨のように気になって

仕方がないことがある。“採点”だ。


もっとも、一部で騒がれたような、「浅田真央に不利でキムヨナに有利だ」、「八百長だ」…

という趣旨の話ではない。そんなことは、言いたい奴らに言わせておけばいい。そして、

ムーディ勝山のように“右から左へ”聞き流せばいい。彼らは決して納得しないし、人間が

採点する競技である以上、100%公平で、誰もが納得する採点などあり得ないのだから。

同じ採点競技でも体操は演技だけを対象にしているからまだ分かりやすい。

しかし、フィギュアスケートの採点にはまことに理解不能な不可思議な項目が入っている。

“音学の解釈”だ。笑わせるんじゃないよ…と思う。


選手が滑るときに必ず音楽をかけるのだから、演技がテンポやメロディといかにシンクロ

しているかという点は当然採点の対象になるだろう。しかし、ルールにはinterpretation

書かれている。つまり、“解釈”だ。

文字通りに受け止めたら、選手が曲をどう解釈したかを審判がジャッジすることになる。

そのためには、ジャッジは世界中の音楽に通じていなければいけないことになる。

“カルメン”や“トゥーランドット”ならまだしもって話だ。まして、音楽の解釈はさまざまで

ジャッジが100人いればとらえ方も100通りある。“正しい解釈”もない。

「カルメン(ロミオとジュリエット)の世界をうまく表現していた」などの戦評を見かけるが,

笑止千万だ。

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音楽と同調しているか…だけならまだ理解もできる。そして、ソチ五輪FSのこの項目で

男女を通しての最高点は「ボレロ」を滑ったカロリナ・コストナー(9.61)だったと聞くと

ようやくホッとする自分がいる。それなら文句ないもの。ハハハ。


しかし、選手たちは使う楽曲に合わせてコスチュームも変えている。あくまで、その楽曲の

中身を重視しているわけだ。物語の主人公が悲劇に見舞われれば体をよじって悲しみを

表したりする。それをファンや解説者・記者は“表現力”と呼んでたたえる。理解不能だ。


もっとも、昨日の女子フリーでメドベジェワがフィニッシュで受話器を耳に当てた場面は

ぐっと来たことは認める。“表現力”ではなく“訴え方”として。ハハハ。


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by toruiwa2010 | 2016-10-31 09:07 | フィギュアスケート | Comments(2)

苦しいスタートを切った浅田


GP第一戦はスケートアメリカ

浅田真央 …ひざの故障で出遅れ

この試合でもトリプルAは回避する。

シーズン全体を見据えての"調整"

なるのだろう。ファンはその過程を

息をつめて見守ることになる。

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SPを見た印象としては完成品と言っていいほどきれいだったダブル・アクセルをはじめ。

そこまで“悪い”という出来ではなかった。むしろ、1点上回った新鋭・三原舞依よりも

いいスケーティングだと思った。採点競技である以上ジャッジの見た目がすべてだから

受け入れるしかない。


最終的に本人が納得すればいいが、とれていると思ったレベルがとれていないところなど、

疑問を残したままだとシーズン全体に“尾を引く”可能性がある。下手をすると、自信の

喪失にもつながりかねないから厄介だ。ひざの故障による練習不足というハンデはあるが

“初戦6位”という事実は重い。オタクは「滑ってくれるだけで嬉しい」かもしれないが、

プロのショーならともかく、コンペティションの場ではそういう“感傷”は関係ない。

ファイナル進出はかなり難しくなった。本格的に開幕したとたん、もともと言っていた

“全日本での世界選手権出場権獲得”という今シーズンの最終目標が確定してしまった。

浅田真央、厳しい幕開きになった。


最も心配なのは…そんなことはないと信じたいが、ジャッジ全体の浅田を見る目が厳しく

なっていないか?という点だ。浅田個人というより、“美しく滑る”だけではダメだという

方向に向かっているとすれば、シーズンが深まってもいい点数が出て来ないかもしれない。

FSのあとのインタビューに現れたときはかなり“ダメージ”を受けた表情を見せていた。


村上佳菜子については、応援するのが辛くなってきた。

SPFSもどこか“こわごわ”滑っているような印象を受ける。この数十ヶ月、ファンも

本人も納得できるような演技はできていないと思う。

何度も書いてきたが、コーチを変えるとか、何か思い切ったことをしないと“突破口”は

開けないのではないか。若手が次から次に出てくる中で埋没する可能性が大だね。

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逆に、シニアGPデビュー戦でいきなり表彰台をゲットした三原舞依は嬉しい驚きだった。

無心で滑ったに違いないSP2位になった。まだまだ粗削りだが、ジャンプの難易度など

構成のレベルが高く、点が稼げているようだ。疲れもあったのか、FSの後半で乱れたのは

残念だが、2位を守ろうとしなかった姿勢を評価したい。日本女子は頼もしいね。


宇野に見る成長


羽生もフェルナンデスもいない中で宇野昌磨はSP,FSともにトップで優勝を飾った。

見るたびにたくましさを増し、演技全体に余裕がうかがえるようになっている。2日とも

転倒はあったもののそれなりの得点を得て、“初戦”でトータルの自己ベストを更新した。

羽生の背中はまだ遠いが、彼の存在は日本フィギュアにとってきわめて大事だ。

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ボブ・ディラン余波


今年のノーベル文学賞がディランと決まってから10日が過ぎた。

選考委員会が本人に連絡できないでいる。

本人が受賞に関して一切反応しない。

本人のHPから“ノーベル文学賞受賞者”の文字が削除された。


…さまざまな情報が伝えられたあと、週末のネットにディランを非難する記事があふれた。

正確には“非難する見出し”があふれた。ハハハ。


ディラン氏は「無礼で傲慢」 ノーベル賞選考関係者 :日本経済新聞 

ノーベル賞選考メンバー、沈黙続けるボブ・ディランを「無礼で傲慢」と非難:Jcast

ボブ・ディランに「無礼で傲慢」 ネットではノーベル賞選考員側に非難の声:livedoor

ディラン氏「沈黙」に選考メンバー「無礼で傲慢」と批判  :産経


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本文を読むと、選考メンバーの一人がテレビのインタビューに答えた中からディランを

非難している言葉だけを伝えている。“無礼で傲慢”が独り歩きしてしまった。ネットが

強く反発したのも分からなくはない。

しかし、日曜日の朝日の朝刊にいい記事を見つけた。


それを読むと、この選考委員は“無礼で傲慢”のあとに「でも、それが彼ってものだ」と

続けている。さらに「我々は待つ。彼が何と言おうと、彼が受賞者だ」とも言っている。

全体として、委員はディランに不快感を持っておらず、むしろ淡々と語っている印象だ。


朝日の記事を読まなければ、「ノーベル賞っていったい何さまなんだ?」と思っただろう。

事実、私はそんなニュアンスのつぶやきを送信しようと書き始めたもの。ハハハ。

全体を伝えられず部分を切り取るときはよくよく気をつけないとこういうことが起きる。

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朝日…特にこの記事を書いたヨーロッパ総局の渡辺志帆記者はグッドジョブだった。

ちなみに、見出しも本紙は「無礼で傲慢。でも、それが彼」と“きちん”としている。

ただし、デジタルの方では「ボブ・ディラン氏は無礼で傲慢」ノーベル委員長が苦言…と

なっていた。もしかすると、渡辺記者から「ニュアンスが違う」とクレームが入ったか?


あとは投票を待つだけ…


ヒラリー・クリントンとドナルド・

トランプの討論会。

3回目、そして最終回が始まる。

118日の投票日を前にして

白熱するだろう。劣勢のトランプが

どんな形で 反撃を試みるのか?

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ケネディ・ニクソンから始まった大統領候補による討論会はなかなか面白い。

意見に賛成するかどうかはともかく、弁護士出身+長い政治キャリアを持つクリントンと

テレビ司会者の経験があり大企業を率いる自信家・トランプのやり取りは激しかった。

言いよどむ、言い負かされる…という言葉は彼らの辞書にはないのだろう。ハハハ。


私が見た目にも、アメリカの世論調査でもクリントンが勝っている。選挙戦そのものでも

クリントン優位は動かないようだ。

しかし、それでも、トランプが逆転で勝つ可能性はゼロではないらしい。アメリカ独特の

選挙方式があるからだ。


クリントンも評判が悪いようだけど、何をするか分からないトランプは勘弁してほしい。

“アメリカがクシャミをすると日本は風邪をひく”と言われた時代とは違うが、それでも

影響の大きい国の指導者は“分かりやすい”人物であってほしい。こちとら、生い先も

老い先も長くはないんじゃ。余計なことで心配させないでくれ。ハハハ。


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by toruiwa2010 | 2016-10-24 08:17 | フィギュアスケート | Comments(0)

フィギュアスケート 開幕


宇野昌磨 ... カナダで羽生が4回転ループに成功。

負う立場の宇野としては離されたくないところで

きれいな4回転フリップを跳んだ。参考だが自己新だ。

ポテンシャルの高さを羽生に、世界に見せたのは大きい。

自信を持てばいい。


期待している宇野が新しいシーズンの幕開きに見事な演技を見せた。

少し大人の雰囲気が出てきた気がする。テクニックではまだ羽生結弦に及ばないだろうが、

スケーティングに高橋大輔が持っていた“男の色気”を感じさせる。大きな武器だ。

少年から青年に移行する時期だから今シーズンをどう乗り切るかがとても難しいと思う。


個人的な趣味だが、男性スケーターには“男らしい”演技を期待する。羽生より宇野が

好きなのは理由がないことではない。

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羽生は羽生でいいスタートを切ったようだが、映像を見るかぎり、まだ完成度は低い。

彼らしい全体の流れが感じられない。宇野がFS200点近い得点をたたき出したことは

羽生にとってもいい刺激になるはずだ。男子は、そう遠くない日に、羽生結弦、ハビエル・

フェルナンデスに宇野昌磨を加えた3強時代になるのではないか。そうなってほしい。


メドベージェワ… 相変わらずだ。

流れるような スケーティングにみとれるだけ。

別格だね。


“一目ぼれ”した選手だから、見方がかたよっているかもしれないが、まさに別格だった。

宮原知子もほぼノーミスの演技だったが、ポイント差に首を傾げたくなるほど見た目の

差は歴然としていた。

スピードがあるのにしなやかさは失わず、ジャンプは踏切りもスムーズだし、着氷まで

まったく無駄がない。現在の女子世では誰よりも頭一つ抜きんでている。それどころか、

もうすぐ“歴代最高”と言われるようになるのではないか。

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宮原については“めぐり合せ”を感じる。

国内で浅田真央を抜いたと思ったら、世界には数段上の選手が何人もいる。ロシアだけだが。

ハハハ。


これ以上、何を改善するか…と言われてもなかなか見当たらない。しかし、勝てないのは

“何か”が足りないからだ。見せる工夫をしなければいけないのではないか。海外に出て

違った角度からの指導を受けるのも一つの方法だと思うが、難しいのだろうね。

新しいシーズンが始まった。楽しみなシーズンが…。


シャイな人だったけどなあ


伊達公子が離婚。

初めて会ったのは1992年の全米だった。

シャイでメディアとの接触も 避けがちな女性だった。

人はパートナー次第で大きく変わるが、結婚後の

彼女の変貌は激しかった。

スポーツ紙を飾ったビキニ写真には度肝を抜かれた。

日本が生んだ最高の女子テニス選手だ。


松岡修造、伊達公子、沢松奈生子、遠藤愛、雉子牟田明子…当時の日本人選手の会見には

よほどのことがない限り、外国人記者は現れず、小さな部屋で日本人記者が囲んでいた。

伊達について、初めは特定の記者が“仕切って”話を引き出していたが、やがて、それが

なくなった。記者と選手としてはいい関係だったが、何かがあって“終わった”んだね。

ハハハ。


沢松や遠藤(もちろん、修造もw)はよくしゃべってくれたが、伊達はなかなか本音を言わず、

取材しにくい選手だった。

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そのころは人見知りだったのに、結婚してからずいぶん変わった。

現役復帰のときの談話やビキニ写真をはじめ、プレー中の観客のため息に切れてしまった

(2013東レパンパシフィック)“事件”など、伝わってくる言動が私が知っていた彼女の

イメージとはまるで違っていることに驚いたものだ。結婚し、愛されていることで大きな

自信を持ったのだと思う。長くスポーツ・シーンを見て来て 恋愛や結婚で大きく変貌する

女性アスリートを何人もいるが、彼女はその第1号だった。

新しい道を選択したわけだ。幸 多かれと祈る。


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by toruiwa2010 | 2016-10-03 08:35 | フィギュアスケート | Comments(0)
木曜日から4日連続でフィギュア漬けだった。開催地がボストンだったから録画だったが、
それなりに楽しんだ。ちなみに、録画放送はいつも批判にさらされるが、民放だったら
どこが放映権を持っていても同じやり方になると思う。くわしいことは2013年12月15、
20,22日の記事を読んでほしい。

時差の関係でどうしても結果を知ってしまうが、私は敢えて情報をシャットアウトしない。
スポーツ中継はナマが原則だが、言っても仕方がないことは言わない。エネルギーの無駄。
結果を知ってなお楽しむ。そうしなければストレスがたまるから。ハハハ。
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あれれ、羽生結弦

男子の上位は粒ぞろいだった。
羽生が好調だと伝えられていたし、チャンが4大陸選手権FSを再現すれば、ものすごい
勝負になるぞ、と期待した。加えて去年の覇者・フェルナンデスがいて伸び盛りの宇野が
虎視眈々と表彰台を 狙っている…見どころが多かった。

羽生のFSを見たとき、今さらだが、試合の怖さを思った。
SPが終わり、2位に12点以上の差をつけていた。羽生クラスの選手がこの状態から優勝を
逃がすことは想像しにくかった。たとえ、2位にいたのがフェルナンデスでも。
6分間練習のときから、羽生は貫禄を見せていた。ただ滑っているだけなのに風格があった。
ケガさえしなければ、100-200-300がいつでも出せるという雰囲気をかもし出すのは凄い。

大差がついたことでFSでは集中を欠いていた…と書いた新聞もあるが、疑わしい。
「ずっと緊張していた」と話したとも聞く。競技をすることとスポーツ実況では違いが
あるだろうが、私の経験で言うと、緊張するのは何らかの不安を抱えているときが多い。
頂点に立っていると自他ともに認めていても、どこからか不安は忍び寄ってくるものだ。
準備不足だったり、体調不良だったり、あるいは精神的なものだったり…

サッカーだって、テニスだって、不安を感じながらピッチ(コート)に出ていくことはあるが、
自信を取り戻す時間はたっぷりある。フィギュアはFSでも4分半しかない。何が何だか
分からないまま競技を終えてしまうことだってあるのだろう。

しかし、SPの羽生は凄かったなあ。
名前をコールされてフェンスを離れる。リンク中央で構える。音楽がスタートする。
ピアノの音が流れる中、静止の状態からすでにリンクを支配しているかのようだった。
自己ベストを更新すると思ったが、わずかに及ばなかった。それにしても見事だった。
気持ちと体、いま、羽生はすべてが最高の状態にあると思った。逆に言えば、1グラムでも
体重が増減すれば演技に影響しそうだ。杞憂であればいいが。
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FS失敗の検証は本人とコーチ陣がじっくりやるだろう。
デニス・テンとの“もめごと”について少しだけ書いておく。
練習中にぶつかりそうになったという。しかも、羽生が曲をかけて滑っているときだった。
フィギュアではほかの選手はスペースを譲るのがマナーだとされている。
羽生が気分を害したのは分かる。反射的に怒鳴りつけたのも分かる。
「それはねえだろ、お前!」が字句まで事実なら“粋がり”すぎだが。ハハハ。

しかし、メディアが伝えている通り「ビデオを見たが、あれはたぶん故意だと思う」と
語ったのだとすれば、大いに疑問だ。
ぶつかれば大ケガをする可能性がある。テンが“故意”にやるとは考えにくい。彼自身、
ワールド・クラスの選手だし。

記者に囲まれたとき、「いや、もう終わったことなんで」とかわしておけばよかったのだ。
世界の王者ならそれぐらいの対応は見せてほしい。得意の分野だし。
もうひとつ願望を書くなら、“故意”が出てきた経緯についてだ。
話の流れの中で記者が「故意だと思う?」と投げかけ、羽生が「たぶん」と答える。
テレビ・ラジオならそのまま放送され、ニュアンスも伝わるが、活字メディアの場合は
しばしば「たぶん、故意だと思う」になるんだ。真実のようで真実ではない。
もし、このケースだったなら、私の“羽生批判”ももう少し弱くなる。ハハハ。
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フェルナンデスはSPで派手な転倒をしながら98.52をたたき出していた。
それでも羽生とは12点以上の差があったから、FSはのびのび滑れたのかもしれない。
まさにノーミス、完璧な演技だった。最初の4回転のきれいだったこと!
以後、音楽に乗ってどんどん観客を引き込んでいった。見せることでは男子No1だね。
歴代2位のbig scoreで優勝をさらった。あっぱれだ。
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宇野昌磨の涙を覚えておこうと思う。
必ず、世界のトップクラスに成長する選手だ。体のバランスが実にいい。ジャンプから
降りたあとの姿勢が美しい。すべての要素が一体になっている。つまり、流れだ。
私の目には彼のスケーティングは羽生より美しく見える。
最後に若さが出たが 挑戦したんだからいいじゃないか。
いい経験をしたと思い。10月には一回り大きくなった戻ってきてほしい。
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浅田の“思い”は?

女子は浅田真央に注目した。
復活のシーズン、いいスタートを切ったあと"失速"した。何がどうしたのかは分からないが、
この大会で少しは見えてくるかもしれないと思ったのだ。
30日の朝日夕刊に伊藤みどりの言葉が載っていた。

彼女自身、92年に一度引退したあと95年に復帰して全日本で優勝した経験を持っている。
そのときは新鮮な気持ちもあったが、その後、体調やモチベーションが落ちたそうだ。
落ちかけのときに世界選手権があり、トリプルアクセルが跳べずに7位に終わりふたたび
競技会から遠ざかったと。
伊藤は、浅田も復帰当初の新鮮な気持ちが薄らいでいるのではないかと指摘していた。
だから、NAVIで浅田のSPの点が伸びなかったことを知ったとき、こうつぶやいた。

演技を見ていないので何とも言えない。
しかし、ボストンからの便りは寂しい限り。
これは、大会後に何らかの意思表明をする
可能性が出て来たのではないか?
練習では3Aをいい感じで跳んでると
伝えられているが。


“何らかの意思表明”とはもちろん選手生活を引退する…ということだ。
1年頑張ってみたが、元に戻らなかった。若い人のうしろ姿さえ遠くなっている。これ以上、
続けることはできない…。
カンが働くとツイートを止められない。当たりもしないのに。ハハハ。
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夜の放送で演技を見ると、SPは想像したほど悪くはなかった。「なーんだ」と思った。
しかし、気になったのはインタビューに出てきたときの表情だった。ソチまでの浅田なら、
あの演技や得点であんなに柔らかな表情はしていなかったと思う。違和感があった。
どこかで“腹をくくっている”のではないかとふたたび思った。しつこい!

「自分のやれることを最後までやり切る」
「自分のやりたい滑りを、たくさんの方に見てもらいたい気持ちも芽生えてきた」
FSのあと、記者団に囲まれてのインタビューではそう語っていたという。
多くのスポーツを長く見てきた経験から言えば、彼女クラスの選手が一度 リンクを去り、
1年後に復帰するからには、オリンピックや世界選手権で優勝を争うところまで戻るという
ことだと思っていたが、違うようだ。
記者とのやり取りの中で浅田の口から出た言葉は、“競技者”の気持ちの持ち方としては
“?”だが、これでやめる…ということはなさそうだ。

シーズン・ベストの評価をもらったFSはたしかに浅田らしさが出ていた。何よりも笑顔で
終われてよかった。スケーティングに若い人とは違う味があった。世界中のファンから
とことん愛されている 幸せなスケーターだね。
テレビや各スポーツ紙もこぞって絶賛する。それはいい。しかし、本来は、SPも含めて
“今の浅田”を正しく伝えるのがメディアの仕事ではないか。
“魂の演技”と持ち上げたところもある。褒めればいいってものじゃなかろう。
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点数だけで言えば、自己ベスト(ソチ)に8点以上及ばないし、今大会のFSでも7番目だ。
優勝したメドベージェワの150.10は歴代最高だ。浅田で“魂”を使っってしまった新聞は
彼女の演技を何と表現したのだろう?ハハハ。
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そのメドベージェワの完成度の高い演技にしびれた。“出来上がった感”がすごい。
この若さでこれだけの演技をするというのは信じられない。演技がドラマチックだ。
まるでリンクに物語を書いている感じだ。大きなミスをする気配がない。年齢とともに
変化する身体とどう付き合っていくかは難しいだろうが、しばらく彼女を超える選手が
現れる可能性は低そうな気がする。

ゴールドはまたしても2本 揃えられずに大魚を逃がした。少なくともメダルには届くと
思ったが、ワグナーに逆転された。彼女の華やかさは貴重なんだけどなあ。
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宮原は精いっぱいやったと思う。
SPもFSも大きなミスはなかったが表彰台をゲットできなかった。ある意味、深刻だ。
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去年と今年の世界フィギュアでの彼女のスコアはこうなっている。
SP,FSともに点は伸び、トータルでは17点以上も増えたのに順位は2位から5位に落ちた。
偶然かもしれないが、今大会のメダリストは年齢に関係なく“大人の滑り”をしたと思う。
演技の正確さでは互角に戦える。そこから先は“どうアピールするか”が勝負だと思うが、
残念ながら、現段階では外国勢にかなり差をつけられている。考えどころだね。

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by toruiwa2010 | 2016-04-04 09:27 | フィギュアスケート | Comments(4)
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女子:宮原、変わらぬ安定感

女子は、極論すれば、グレーシー・ゴールドがSPで失敗を重ねたときに終わっていた。
それほど宮原知子の強さは圧倒的だった。
インタビューでは盛んに「緊張した」と語るが、滑りにはその緊張感が出ていなかった。
本人・コーチもファンも大きなミスをしないと信じている。そしてその信頼を裏切らない。
それこそが彼女の強みだ。浅田真央がいいときでもこれほど安心して見ていられることは
なかったと思う。反発を買うだろうが、一時期のキムヨナにこの強さ・安定感があったね。
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今シーズンの宮原の成績だ。
国内大会の全日本選手権を除いてこのデータを見ればFSとトータルは完全な右肩上がり。
一戦ごとに自信を深め、一戦ごとにジャッジたちの認識を深めさせた。あっぱれだ。
羽生結弦にも言えるのだが、たぶん、身体(体重)と筋肉のバランスが今ちょうどいいのだ。
だからジャンプにあれほどの安定感がでるのだと思う。跳びあがったときに体の軸がずれ、
着氷が乱れて転倒する選手が多い中で、宮原が踏み切ったときにその不安を感じることは
ほとんどない。

それにしても、勝って当然…と本人も回るも考える中でこれだけ圧倒的な力を見せつけて
勝ち切ったのは見事だ。これが初めてのビッグ・タイトルだというのが信じられないほど
出来上がっている。ますます自信をつけたことだろう。
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今の宮原に望むのは“プラス・アルファ”だ。
3月の世界選手権は“(メドベージェワを中心とする)ロシア勢vs宮原知子”の構図になる。
浅田真央がどこまでその一角に食い込むかも楽しみだ。
ロシア勢を見ていていつも思うのは16~17歳の彼女たちがなぜあれほど“魅せる”のか?
ということだ。彼女たちと宮原の勝負は演技vs技術に集約されそうな気がする。

四大陸を辞退した浅田は、二つを兼ね備えているのが強みだが、不安材料がある。
ブランクのせいか、大会ごとに調子に波があることだ。持てる力をフルに発揮できれば、
若手を蹴散らして優勝する可能性もある。彼女が滑るときは息を詰めることになりそうだ。

SPで会心の演技を終えた瞬間に見せた村上佳菜子のはじけるような笑顔はよかったね。
しかし、今回も2本 揃わなかった。“精神力”に尽きると思う。
とことん、自分を追い込んでみたらどうだろう。今の環境のままではこの先も…。
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男子:チャンにベテランの意地を見た
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休養を終えて復活したパトリック・チャンの今シーズンの成績だ。安定していなかった。
しかし、大会最後の滑走者として圧巻の演技を見せて優勝をさらった。
彼が逆転優勝したことはネットで知っていた。だから、テレビでボーヤン・ジンの演技を
見たとき、「チャンはこれを13点も上回ったってことか。そんな演技なんてあるのか」と
強く思った。“疑った”と言ってもいい。

しかし…
たしかに、ジャンプだけならボーヤン・ジンの方が優れているかもしれないが、全体を
見終えたとき、納得した。ここまで完璧なパフォーマンスは滅多に見られない。“素人の”
私の目には、羽生結弦を含めた今シーズンの男子のすべてのFSの中でNo1と映った。
何よりすばらしいのは全体の“流れ”だ。ジャンプもスピンも、そして、それらをつなぐ
一つ一つのスケーティングが一つになっていた。その流れの中にいささかの違和感もなく
ジャンプがある。ボーヤン・ジンとの差はそこにあったと思う。
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GPカナダのSPを滑り終えてリンクから上がるときのチャンの 表情が印象的だった。
まったく 納得しておらず、自分に怒っているように見えた。勝負師の顔だった。
1年間の休養がまったくブランクになっていないなと思った。長いシーズン、羽生の前に
立ちふさがる唯一の男だとも。

その後、成績がまったく安定しない彼を見て、“買い被り”だったかとがっかりしたのだが、
最後の最後で底力を見せてくれた。さすが“王者”だね。
世界選手権での、羽生結弦、ハビエル・フェルナンデスとの直接対決に期待がふくらむ。
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ボーヤン・ジンのジャンプの安定感は本物だ。高さが美しい。
これに、全体の滑らかさが加わったら…と思うと空恐ろしい。
チャンの得点が表示されたとき、暫定トップで控えていた彼が拍手を贈っていた。性格の
よさが見えた。素晴らしい光景だった。
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珍しく、宇野昌磨が乱れた。その理由は“ボーヤン・ジン”だったのではないか?
顔に似合わず(?)、負けん気が強いと見る。同じ“シニア1年目”の中国の若者が見せた
完ぺきなSPに“燃えた”のだろう。悪いことじゃないと思う。それぐらいでなくちゃ。

フジテレビの中継は少しずつだが改善されているのではないか。
日曜日を除いてナマにしたのはよかった。演技直後のCMを60秒にしたのも工夫だね。
その分、現地テレビが作るスローがカットされたが、難しいところだ。
インタビュー担当の三田友梨佳、内田嶺衣奈両アナが「(お気持ちを)…教えて下さい」という
聞き方を一度もしなかったのはうれしかった。

*大会中のツイートで宇野"賞"磨と書いていました。
 おわびします。


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by toruiwa2010 | 2016-02-22 09:50 | フィギュアスケート | Comments(2)
羽生結弦・宇野昌磨 2強時代?

全日本フィギュアが幕を閉じた。
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11月末から12月中旬にかけて“アンタッチャブル”な存在だった羽生結弦が“普通に強い”
選手に戻ったのは男子フィギュア全体のためにはよかったかもしれない。
探査機・“はやぶさ”のように別の惑星に飛んで行ったと思ったが、地球に帰還したわけだ。
あっちでは相手になる選手がいないからだろうか。ハハハ。

SPでは冒頭の4回転で転んだが、そのあとの4-3回転はきれいに決まり、気合が入った
ステップは見事だった。GPファイナルでは3だったレベルが4だったらしい。
盛り返した結果の得点は100点を越えた。そういう採点システムなんだから言ってみても
始まらないが、フィギュアは“美しく滑ってナンボ”だと思っているので釈然としない。
転倒による減点をもっと多くすべきだと素人なりに考える。賛同者はいないだろうが。
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2度、転倒したFSではさすがにそれほどの点は出なかった。
自己最高(=世界最高)から35点も低い183.73はそれでも多くのスケーターたちにとっては
「一度でいいから出してみたい」と思う点数だろう。
羽生クラスになると納得はいかない。
「口惜しいですよ。メラメラですよ。煮えたぎっていますよ」と話している。

どんな競技でも、調子を維持するのは難しいようだ。
野球の世界でも、投手・打者の好調は1ヶ月ぐらいで下り坂に向かう。
全日本はNHK杯からちょうど1ヶ月後に組まれている。疲れも出ていたのだろう。
羽生結弦も人間だったということか。調子がいいときもあれば、悪いときもある人間…
ただし、出来が悪いのはごくマレだし、それでも普通の選手よりかなり高いレベルにあり、
いいときは手が届かないほどの高みに達する“人間”だ。手ごわいなんてものじゃない。

メディアやファンに“神”のごとく扱われてきっとやりにくいと思っていたはずだが、
これで、いつもSPで100点、FSで200点、トータルで300点を出せるわけじゃないと
みんなに分かってもらえてよかったんじゃないか?
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SPの宇野昌麿はいいパフォーマンスを見せて自己ベスト89.56を大きく更新した。
滑るたびに成長がうかがえるのが彼のいいところだね。すばらしい。
FSはあきらかにベストじゃなかった。初めの4回転がすっぽ抜けたあと、挽回を目指して
いろいろトライしたが、失敗した。ともにG Pファイナルで記録した自己ベストにFSは
20点以上、トータルでも10点近く及ばなかったが、「攻めた結果…」と潔かったそうだ。
もし、宇野がFSで自己ベストに近い点数を出していたら羽生を逆転していたのだが。
はいはい、“たら”や“れば”は言いっこなしだと分かった上の話だけどね。

NHK杯以後、羽生と同じスケジュールで試合をこなした。シニアにデビューした年だし、
疲れたかもしれないね。

男子で今一番はまっているのは宇野だ。
難易度を別にすれば、(“別にしちゃ”いけないんだけどw) ジャンプのフォームもふくめ、
スケーティングの美しさは男子でNo1だと思っている。まるで水が流れるようだ。上体と
下半身のバランスもいいし、身体全体の線がきれいだ。

宇野の得点が伸びなかったのだから、2本そろえれば2位になるチャンスがあったのだが、
無良は生かせなかった。いつも、ベストのパフォーマンスができればそれだけでワールド・
クラスの選手ということだから、簡単じゃないのだが、彼にはそれを求めたいよなあ。
ジャンプに切れがあり スケーティングには魅力がある。体つきも男っぽくて、安定感さえ
身につけばもう一つ上が狙えるのではないか。

ただし、男子はスンナリ世界選手権代表に決まった羽生と宇野の2強時代に入った。
宇野にとって前を行く羽生の背中はまだ遠いが、今が伸び盛りだ。力の限り追いかけて
羽生に脅威と感じさせる存在になってほしい。
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宮原知子 連覇&浅田真央 道遠し?

フリーの演技を滑り終え、フィニッシュの状態からゆっくり体を起こす前、浅田は何かを
かみしめるような表情を浮かべていた。思いつめたようにも見えて、一瞬ギョッとしたが、
全日本が終わったなあという“感慨”だったと聞いて納得した。
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1年の休養のあとリンクに戻ることを決めた。本格的な競技に臨むまでの月日にさまざまな
感触があって、自信と不安の中で揺れていたに違いない。GPファイナルに続いて全日本も
SPの出来が悪く5位に沈んだ。自信を持って臨める構成に変えて臨んだというのに…。
翌日の新聞で読んだコメント「気持ちが薄れてきている」にはハッとした。
ふつう、その心境では競技者たり得ないからだ。

FSで彼女の滑走順を迎えたとき、トップ3の成績はこうだった。
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浅田が計算していたとは思わないが、追いつくのに150.08が必要な宮原は射程外だった。
樋口と本郷をキャッチするための133.32、131.25も復帰後 出していない点数だった。

トリプルアクセルで転倒し、3位も無理かと思ったが、そこからの復元力は見事だった。
美しく滑り切って131.72…非公認ながら今シーズンのベストを出して表彰台をゲットした。
公平に見て、現状では明らかに宮原が日本のトップだ。3月の世界選手権まで この状況は
変わらないだろう。来年10月に新しいシーズンが幕を開けるとき、浅田がどんな状態で
登場するだろう。ぜひ、宮原を追いつめてほしい。

宮原の充実と安定感は誰もが認める。
どこか遠慮がちだった去年までと違って、今の彼女は自信にあふれ、6分間練習のときから
貫禄を見せる。“浅田真央がいる”NHK杯で勝ったことで得た宮原の自信は大きい。
本人はいろいろ不満があるようだが、見ていて、不安を感じない。何より、試合のたびに
力をつけていくのが頼もしい。今シーズンのスコアを見ると分かる。
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誰にも負けない練習量でつけた最後までスピードが落ちないスタミナが強みだと本人は
語っているが、そのスタミナに支えられて跳ぶジャンプが見事だ。
世界選手権でのロシア勢との対決が楽しみだね。

本郷理華は世界選手権の切符こそ手に入れたが、FSの出来が悔しいだろう。
村上佳菜子も・・・。どうしても2本そろわない。
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樋口を筆頭に、白岩優奈、本田真凜…ジュニア世代にいい素材がそろっている。
リンク上で独特の“雰囲気”を漂わせる本田をとりあえず応援することにした。
ハハハ。
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おまけ:中継についてのツイート。
付け加えることはない。

浅田真央のインタビューを入れたために
直後に滑った高橋美葉の演技をカットしたんだ。
なぜ、そんなあからさまなことをやったのだろう?
神経を疑う。
苦境に立つ母局を声援しなければ いけない立場だが、
これでは…。

なぜ、三田アナを写さないんだろうね?
1ショットの方が あとあと使いやすいから…
だと思うが、最初の質問の間だけでも出すべきだ。
視聴者との距離感が変わる。
大事なんだよ、そういうこと。

インタビュアーは相変わらず「聞かせてください」だ。
昼間の有馬記念でも男性アナが「教えて下さい」と
言っていた。いま、母局のアナウンサーたちは
そのように教育されているのか?
変な日本語だと思うけどなあ。

展望をまとめるために荒川静香は用意したメモを
読んでいた。それはまあ プロの話し手じゃないから
仕方がないかもしれない。
でも、その様子を画面に出す神経が分からん。
カメラマンは撮るだろうが、その映像をどの時点で
選択するかは ディレクターやスウィッチャーの
センスだろう!


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by toruiwa2010 | 2015-12-28 09:42 | フィギュアスケート | Comments(8)