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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:大相撲( 39 )

「痛みに耐えてよく頑張った。感動した!」・・・

内閣総理大臣杯を授与するとき、賞状に書かれている“定型

文章を離れて 小泉純一郎が あの人らしく、ほとばしるように

その言葉を口にしたとき、日本中の相撲ファンが「そうだ」と

“禿同”したはずだ。

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65代横綱 貴乃花光司は“華のある”横綱だった。父の薫陶を

受けて、生真面目に相撲と取り組み、見事な実績を積み上げた。


…引退し、親方になってからのことは“改革派”とされている

ことぐらいしか知らない。解説者として話すコメントを聞いて

「こういう男が理事長になれば相撲も変わるかな」と、漠然と

考えたことはある。相撲の世界のパワー・ポリティックスが

邪魔をしているようだがと。


父親の死の前後あたりからはあまりいい話を聞かなくなった。

頑固で生真面目な性格が災いして周囲とぶつかるようだ。

彼の“生き方”だから誰もどうすることもできない。悲劇だね。

今回の件も、時間の経過とともに彼の動きに疑問がわいてくる。


・モンゴル出身力士の親睦会で貴ノ岩に失礼な言動があった。

・激怒した日馬富士がビール瓶で殴るなどの暴力をふるった。

・“大けが”をした貴ノ岩は九州場所を初日から休場した。


“関係者”はみんな知っていたものの表ざたにならなかったが、

14日にスポニチが“すっぱ抜いて”明るみに出た。

この報道に接してすぐ 私はこうつぶやいた。

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報道の真偽は不明だが、日馬富士、

終わったのではないか?

頭蓋底骨折、髄液漏、、、貴の岩の

診断書に書かれていた文言が

信じられなかったが、そういう

ことだつたのか。

何があったにせよ、相手に

これだけのケガをさせたとなれば、

引退はまぬがれないのではないか?


この時点では、地方巡業中のプライベートな時間ではあったが、

“酒の席で横綱が平幕に大けがをさせて休場に追い込んだ”のは

事実として確定していたから、そうつぶやいた。


世間は大騒ぎしたが、相撲協会は“内輪”の動きに徹していた。

角界にとって本場所は特別のもの…という考えは理解できるが、

それを言うなら、プロ野球だってJリーグだって、公式戦は

きわめて大事だ。“終わるまでこの件の対応は待ってほしい”と

言っても通じないだろう。相撲だけが特別だとは思わない。


協会がもたもたするうちに、“事件”は妙な方向に動き始めた。

どうもビール瓶は使われなかったらしい。

診断書がある意味“不正確”で、頭蓋底骨折や髄液漏については

“疑い”だったし、“全治2週間”は118日までを指していて、

9日の時点では相撲を取ることも可能だった…そんなバカな!


これがすべて事実なら、貴ノ岩は出場できるのに、なぜか、

休場を選んだ。自分の意志で?まさか! 

“全休=十両への陥落”と知っていてその選択はあり得ない。

…とすると、誰かに言われてそうしたことになる。


日馬富士 "暴行"事件おかしな方向に

向かってる。ビール瓶で殴っていない

ことが確定しそうだ。

診断書がある意味"不正確"だった。

貴ノ岩は休む必要がなかったのに

"誰か"の意志で"むりやり"休まされた

かもしれない?由々しきことだ。

これだと日馬富士はひと場所出場停止

ぐらいですむのかも。

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18日朝のツイートだ。“誰か”って誰?ってことになる。

これも“まさか”だが、この時点で考えていたのは貴乃花親方だ。

信頼している朝日新聞の元相撲担当記者が「モンゴルでは

貴乃花親方と貴ノ岩が2人でやっている、とみています」と

ツイートしている。“なにか”は不明だが、貴乃花親方が意図を

もってことを大きくしようとしていると考えると、すべてが

“しっくり”する。


今の段階で勝手な推測は慎むべきだが、誰もが具体的なことを

言わない以上、そうするしかない。昨日の夕方になって協会は

八角理事長のお詫びを発表した。youtubeのような悪い条件で

撮影したものを公開したようだ。1週間、10日遅い!

対応が遅れたから、君たちが”特別”だと思っている本場所が

揺さぶられているんじゃないか!

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おまけ


朝日の記者だが、問題が発覚たとき、5年前に自分が書いた

記事を投稿していた。日馬富士が横綱に昇進したときのものだ。

期待感を綴ったあと、こう締めくくっている。

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…日馬富士には、見苦しいほどの張り手や

「だめ押し」など、品格への疑問が

つきまとってきた。横綱という地位が品格の

成長につながることも、期待したい。


投稿は“不安”が的中したと言いたかったのかもしれない。

それはいい。読ませてもらって思うことがあった。


ここ数日、白鵬が若手を相手に

”見苦しいほど”の張り手やだめ押しを

繰り返しているが、どう見ているのか?

同じように見えるが、日馬富士とは違うなら

その違いを、ぜひ教えてほしい。


私のこんな記事を読むとは思えない。相互フォローしているが、

DMでは強要する感じが強くなるので、ここでさりげなく

問いかけておく。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2017-11-20 07:36 | 大相撲 | Comments(0)

日馬富士の件は不可解な点も残っている。

“事件”の翌日、翌々日の地方巡業で姿を見かけた、112日の

行事に参加していた…などの点だ。さらに、昨日のNHK

夜のニュースで流した“暴行”翌日の巡業に参加した貴ノ岩の

様子は異変をまったく感じさせないものだった。

診断書に書かれていた頭蓋底骨折、髄液漏などのケガの内容や

スポーツ紙が伝える暴行の激しさとこれらがつながらない。

それでも、日馬富士本人が謝罪の言葉を口にし、貴乃花親方が

被害届を出していることから、 “暴行”はあったのだろう。

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止めに入った照ノ富士も数発殴られ、白鳳も突き飛ばされた、

血が凄く流れていた…と伝えるスポーツ紙もある。

多少の誇張はあるだろうが、小さな町でこれだけの出来事が

あれば、遅くとも翌日には話が広まってもおかしくない。

昨日の朝の「とくダネ」に出ていた横野リポーターはハッキリ

「ほとんどの人が知っていた。協会の関係者もマスコミも」と

話していた。“どの段階で”かは不明だったが、“昨日・今日”という

雰囲気ではなかった。


それにしては協会の対応はのんびりしすぎている。…というか、

九州場所の初日を控えている時期だったし、これまでのことを

考えると、どうしても、“隠ぺい”しようと画策していたのでは

ないかと勘ぐってしまう。

昨日になって「事態を重く見た協会は」と朝日が書いているが、

呆れてものが言えない。

噂の段階であっても、”事態を重く見て”すぐに幹部が現地に

乗り込んで事情聴取を始めるべきだった。

“初動”を間違えたことで、どうにもならなくなった。

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どっちにしても、警察が動き出したようだし、暴行の事実が

確定すれば日馬富士は引退を免れない。稽古場で必要以上に

相手を突き飛ばしてケガをさせた…などというのとは違う。

これは、“立派な”犯罪行為だもの。平幕以下ならとっくの昔に

事情聴取が行われ、逮捕されているのではないか。

弁護士・八代英輝が「ひるおび」で「一般人なら…」と言った

らしいが、立派な一般人でしょ!


こういうときにはありがちだが、悪い話が次々に出てくる。

小さな体で横綱まで上り詰めた、9回の優勝も立派だ。しかし、

やったことは救いようがない。

どうせ、協会が処分を決めるまでには時間がかかるだろうから

本人が先に“決断”するのではないかと思う。


この件はスポニチの“スクープ”ということになっているが、

“…だけが書いた”と言うべきなのだろう。

フォローしている元相撲記者も「数日前からさまざまな情報が

入っていた」と投稿していた。地方巡業に相撲記者が同行して

いるのかどうか知らないが、福岡入りしてからは“みんな”が

この事件を把握していたはずだ。


裏が取れなければ、確認できなければ書けないのは分かるが、

書かなかった理由の中に“忖度(そんたく)”はなかったか?

この競技は、どうしても、協会、部屋、親方、力士、家族との

関係を築くことが記者にとっては何よりも大事だろうが、逆に、

“今後”を考えると、書いていいことといけないことが出てくる

可能性があるのではないか? 政治家と記者、タレントと記者…

取材者と対象の間にはどうしても特別な関係が生まれるが、

多少の差はあっても“持ちつ持たれつ”だからなあ。


せっかく人気が戻りつつある相撲だが、再び暗雲が覆うことに

なったのは、かえすがえすも残念だ。

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伊勢ケ浜親方と日馬富士が部屋の敷地に

来ていることを知りつつ、車を出させた

貴乃花親方の怒りは“よっぽど”だね。

苦労して育てた最初の幕内力士だもの。


by toruiwa2010 | 2017-11-15 08:58 | 大相撲 | Comments(4)

ドキュメンタリーか?


フジテレビのバラエティ「めちゃイケ」が来年3月で終わる。

少し前からささやかれていたが、いよいよ現実のものとなる。

以前はよく見ていたが、ここ数年は“きつく”なって岡村隆史が

がんばる“オファー”ものしか見ていない。“笑いの質”が無理。

ハハハ。

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終わると聞き、先週の土曜日は見ることにした。

終了を告げられた岡村が15人の仲間にそのことを報告した。

いきなりの話に絶句する出演者が多かった。“覚悟”が違うのか、

男性陣は驚きつつも冷静に受け止めるが、女性はいろいろだ。

「いやだ、聞かなかったことにする」と紗理奈は駄々をこねた。

「何もお返しで来てない」と泣きじゃくるたんぽぽ・川村。

オアシス・光浦は「私の人生だった」としみじみ語っていた。

終了を告げ、3月まで全力で頑張ろうと話す岡村への彼らの

反応をつなげただけのような“作り”だったが、ちょっとした

ドキュメンタリーのような味わいがあり、お笑い芸人たちの

番組にかける思いが伝わった。


波乱の初日


大相撲九州場所が始まった。

初日から4人も休んでいるのがいかにも残念だなあ。

鶴竜は途中からを含め、4場所連続、横綱に昇進してからの

22場所で8場所目の休場だ。貴乃花が7場所連続で休んだ

例もあるから責めることはできないが、問題はあるよね。

いやでも、来場所は進退をかけることになる。


稀勢の里が左を使えるようになっているという情報をどこかで

読んだ。事実なら明るい材料だが、北の富士も舞の海も稽古を

見ての印象は"ネガティブ"だ。…内容の悪い負け方をした。

10勝すれば大関に戻れる照ノ富士だが、とても15日間 相撲が

取れる状態でないことがハッキリわかる内容で惨敗した。

土俵下に落ちる映像を見て背中がゾクッとした。

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先場所、終盤で崩れて口惜しい思いをした豪栄道は初日白星。

その豪栄道の大コケに乗じ、大逆転で賜杯を抱いた日馬富士は

横綱として初の連覇を狙う場所だが、阿武咲のはたきを食って

あっさり土俵に落ちた。


休場明けの白鵬は堂々とした相撲で初日を飾った。 

「休んだことは負けたことと同じと認識」と語った。ときどき

物議をかもすが、この人の自分を見つめる目は厳しく、自覚・

責任感は大したものだと思う。


あまり話題になっていない遠藤…こういうときにはいい結果を

残す力士だが、いいスタートを切った。

39歳で再入幕を果たした安美錦も若い相撲で白星スタートだ。

幕内は8場所ぶりだという。私は、8年半のブランクを経て

マイクの前に戻った。重なる部分がある。来週書く。

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「分かるのは、舞の海がほめ過ぎたときはだいたいよくない…」

北の富士、今場所も調子はいいようでなによりだ。ハハハ。


フィギュアスケート NHK


日本男女にとって芳しくない結果になった。

まず、羽生結弦が前日練習で着氷に失敗してケガをした。

GPファイナルの5連覇を狙っていただけに悩んだようだが、

最終的に欠場する判断をした。賢い選択だったと思う。

最大のポイントは“ケガの程度”だ。

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試合に出るのは11ヶ月ぶりだという宮原知子に注目した。

実績のある選手だし、戻るのだから大丈夫だろうと思ったが、

もう少し時間がかかるようだ。スタミナがないように見えるし、

試合勘の問題ということではなく、まだ、そこまで仕上がって

いないという印象を受けた。本人も周囲も「目標は12月下旬の

全日本だ」と言ったいた。素人には物足りなかった演技のあと、

“手応え”を口にしていたようだ。信じよう。

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フィギュアスケートの選手にとって、今シーズン最大の目標は

2月の平昌オリンピックだ。羽生も宮原もオリンピックには

行かせたい選手だが、ケガを抱えた羽生、ケガが治った宮原、

二人とも時間との闘いになる。日本代表に選ばれるためには

全日本出場が“必須”だからだ。


ただし、”救済措置”がある。これが微妙だ。

世界選手権で3位以内に入った実績がある選手が ケガなどの

やむを得ない理由で全日本に出られなかった場合は、発生前の

成績を選考基準に照らして評価し、大会時の状態を見通しつつ

選考する…とされている。五輪に間に合うなら…ということだ。


であるならば、あくまでケガが治ると見込める場合に限るが、

“過去の実績”が圧倒的な羽生は、もし全日本に出られなくても

代表に選ばれるだろう。

"必須"と言いながら、出なくても、出て、結果がボロボロでも

選ばれる可能性大というのは釈然としないが、そういう文言が

入っている以上、文句を言っても始まらないね。


宮原はどうなのか?2015年世界選手権で2位になっているが、

今シーズンは"実績"がない。全日本でぱっとしない成績だと…?

女子は2枠しかないことも厳しいよね。

“理想”は全日本できちんと結果を出して選ばれることだ。

くれぐれも、後味の悪さを残さないでほしい。


大谷翔平、メジャーへ


手術後の経過を心配したが、“順調”ということだろう。

アメリカのキャンプが2月下旬から…ということもプラスに

働くのではないか。

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驚くことに“二刀流”を容認する球団があるらしい。

915日付のブログに詳しく書いたが、私の常識ではMLB

二刀流が実現するとは考えにくい。田中将大やダルビッシュに

くらべると契約にかかる金が少ないことで、球団側もそれほど

神経質になっていないのかもしれないが。


しかし…、しかしなあ。

日本とは違う“登録/ベンチ入り”のシステム、ローテーション、

国土の広さ、日程の過酷さ、肉体面の負担、精神面の消耗…

どう考えても、うまくいくとは思えない。

球団側も、いきなりメジャーで、というわけにはいくまい。

マイナーでテストして…ということになると思うが、そこで

どちらかに絞るのではないか?


何度も書いたが、私は“投手・大谷”が楽しみだ。

ちなみに、迎えるアメリカで彼を紹介している記事を見ると、

"Japan’s Babe Ruth"もあるが、多いのは"two-way"付きの

playerやstar,superstarという書き方だ。


ついでにイチロー


マーリンズがイチローと新たな契約を結ばなかった。

FAとして球団を探すことになるが、かなり厳しいと思う。

年齢だけではなく、明らかに力が落ちているからだ。

“古巣・マリナーズ”はどうか…という声があるが、“感傷”で

契約するほど甘い世界ではない。

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諸般の事情を考え合わせれば、25人枠の最後の一人、二人に

なるから、どこかと契約できるにしても時期はかなり遅くなる。

少なくとも、年内に“イチロー、契約!”という情報が入ってくる

可能性は限りなく低い。


by toruiwa2010 | 2017-11-13 08:06 | 大相撲 | Comments(0)

一時は星の差三つにされていた日馬富士が最後に意地を見せ、

素晴らしい集中力で 鋭い立ち合いから一気に決着をつけて

鮮やかな逆転優勝を飾った。

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千秋楽結びの一番で賜杯の行方が決まるのはファンにとって、

関係者にとって理想の形だ。しかも、横綱と大関の対戦だから

文句はないはずだが、11勝と 10というのは残念だったね。


3横綱が初日から休場し、3日目から高安が加わった。さらに

人気の宇良まで休んで国技館に漂う寂しさは隠せなかった。

とんでもない "伏兵"が優勝するかもと思ったが、最終盤で、

豪栄道と日馬富士に絞られたのは不幸中の幸いだったと思う。

仮に…、仮にだよ。まかり間違って新入幕(&幕尻)の朝乃山が

優勝でもしていたら、後世の相撲ファンのためにアスタリスク

()をつける羽目になっていたもの。


故障だらけでいつ休んだっておかしくなかった日馬富士が

中盤までに金星4個を献上したこともこの優勝で帳消しだ。

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13日目にも優勝が決定する可能性があった豪栄道が最後の

4日間で3(+決定戦)した。本割で11勝したが、その中に

番付が自分と同格以上の力士が一人もいなかった。決定戦で

勝っていたら、“珍記録”になるところだった。

立ち合いの一点に絞って決定戦に臨んだ日馬富士に対して

気持ちの整理ができないままだった豪栄道…横綱と大関だが、

格の違いをこれほど見せられた相撲は珍しい気がする。


先場所は回しを取ったが、 取っちゃダメなんだ。

取れても、取りたくても 取っちゃいけない。

“魚屋の猫”にならなければ

きたのふじいー !

角界では言い慣わされているのだろうが、見事な

フレーズだね。 思わず、唸ったぜ。


魚屋の店先で“ご馳走”に囲まれて丸まっている猫が目に浮かぶ。

初日、取り組みは忘れてしまった。

逸ノ城x貴景勝か正代x宇良だったと思う。仕切りの合間に

若手への助言としてそう話したのは北の富士勝昭だった。

寂しい場所で楽しんだのはNHKで聞く北の富士のおしゃべりだ。

あえて“解説”とは言わない。あれは一種の芸だ。

冒頭の一言は、相撲界内部では押し相撲の心得として昔から

言われているようだ。ほかにも、小兵力士を相手にするときは、

“ニワトリを檻に入れるように“と教えるらしい。うまいなあ。

いかにも相撲という競技にピッタリの話だし、勝昭が語ると

一段とユーモアの度が増す。

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初めての横綱戦は柏戸が相手だった。そのときの印象を聞かれ、

「ただ怖かった。いや、すごいんですよー、顔が」と笑わせた。

昔の神風や出羽の海ならともかく、今の ほかの解説者からは

こんな話は期待できない。二子山(雅山)だったら可能性はある。

しかし、協会内の役割分担のためか、放送席に座ることはない。

協会が何も考えていない証拠じゃないかね。相撲人気のために

NHKの解説は大事にした方がいいよ。


同じ意味で、NHKに対して頭に来たのは9日目の放送だった。

正面に舞の海、向正面に錣山(寺尾)!これ逆だろう!

仮に、もう一人が北の富士や尾車、伊勢ケ浜なら仕方がないが、

悪いけど、舞の海なら寺尾が正面でいいんじゃないの?

きっと、何らかの"決まり"があるのだろうが、たまーにしか

放送席に来ない寺尾を向正面って…と、血が上った。ハハハ。


12日目、翌日の取り組みを紹介していたアナが北勝富士を

キタノ…と言いかけ、その後しばらくは声が笑っていた。

隣りで北の富士が笑いをこらえていたに違いない。あとで、

「たいへん失礼しました」と謝っていたが、つまらん!

私なら「北の富士さん、笑わないで下さい」と言ったけどなあ。

相撲を盛り上げたいと思うなら、NHKももう少し、視聴者が

何を望んでいるかを考えたらどうなんだ。


アナへの注文はまだある。

結びで日馬富士が勝てば両者114敗で決定戦になることは

前日から分かっていた。この星で決定戦っていつ以来だ?と

誰もが考えたはずだ。吉田賢アナがこの数字についての話を

したのは表彰式が始まろうとするときだった。決定戦の前に

済ませておくべき話じゃないか。超ベテランにしてはお粗末だ。

もしかすると、彼にとって最後の“千秋楽・正面”だったかも。

悔いが残るだろう。いや、視聴者にとってはどうってことない

かもしれないが、実況者にとっては…ねえ。


「テレビに映してやろうと思って」…

決定戦前、支度部屋での立ち合い稽古の“的”に照烈を選んだ

理由を聞かれて日馬富士は精一杯のユーモアで応じた。

アナ歴15年のアナが何も返さず、次の質問に移った。

もう少し何とかならんか。


そんなこともありつつ…

横綱・大関+人気力士が多数休んだが、「いやいや 面白い」と

おっしゃる相撲好きがいる。そう思う人がいてもいいと思う。

だけど自問してほしい。「そう思いたいんじゃないか?」と。

強がってるだけじゃないかと。


12日目を終わって、3敗までの力士が一人(2)だけだった。

面白い取り組みがあったのは事実だ。しかし、それも今場所の

“特別な事情”の中で目についただけじゃないだろうか。

私的に"合格点"は前半の阿武咲と、4連敗のあとも変わらずに

感動的な相撲を取り続けて勝ち越した嘉風だけだ。


おまけ


知らない…ということのこわさを改めて思い知らされた。

照ノ富士が休場を決めたとき、カド番の場所だから大関陥落と

その時点で思い込んでしまった。正しくは、15敗2休で

9日目も再出場しないことが決まったところで 負け越しが

確定し、初めて陥落となったのだ。

野球の連続記録も試合が成立するまでは“達成”とは言わない。

このケースも、言われればその通りなのだが、忘れていた。

恥ずかしい。

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千代丸関…QTTAくない

いい笑顔を作るなあ。

頑張って、もう少し

番付を上げたいね。


by toruiwa2010 | 2017-09-25 08:35 | 大相撲 | Comments(0)

朝日新聞・抜井則泰記者がツイッターを復活させていることに

気づいたのは2ヶ月ほど前だった。

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初めて彼の名を知ったのは4年前だ。

九州場所8日目に白鵬が稀勢の里に敗れたとき、場内で起きた

“ばんざいコール”に違和感があった。その翌日の朝日新聞に

署名記事が載っていた。


…大相撲の存亡の危機に歴史・伝統・文化・誇りを守ったのは

白鵬だと書き、力士会の先頭に立って東日本大震災の被災地に

毎年 寄付を行っていることを紹介した記事の最後に


稀勢の里との、あの死闘に敗れた白鵬に、

万歳コールかーー。

1年納めの九州場所。今年は、あと味が悪い。


と書いていた。シメの文章に惹かれた。

三賞選考委員をつとめていたほどだから周囲から認められる

大相撲記者なのだと認識し、それ以後も意識して彼の記事を

読んだが、“書き手”だと思った。

ツイッターをやっていることを知ってフォローした。紙面に

載らない“裏話”的なツイートが面白かったし、貴重だった。


たしか、数ヶ月でブロックされた。くわしくは憶えていないが、

彼のつぶやきに私が書き込んだ異論が気に入らなかったようだ。

それでも、相撲についてのウンチクと“ほどよいユーモア”が

好きだったから読み続けていた。


しかし、2015年の夏、突然、ツイッターへの投稿が途絶えた。

“事件”があったのだと、あとで知った。運動部からほかの部に

異動したことも伝え聞いた。「惜しい」と思った。少なくとも、

相撲に関して、彼ほど魅力のある記事を書く記者はいないもの。


“復活”は今年の5月だったようだ。ほぼ2年かかったわけだが、

今は、まったく元のペースで書き込んでいる。“健筆”の健在は

嬉しい限りだ。再開を知ったとき、プロフィルに社会部所属と

書かれていて、高校野球の東京都予選を取材中だった。

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相撲の記事を書かせないのは朝日新聞の損失じゃないか…と

思ったが、“消えなかった”ことを喜びたいという気持ちだった。


…だったが、なに、“ちょこちょこ”書いていることが分かった。

運動面ではない紙面に相撲関連の連載ものを書いているらしい。


今年の1月に両国を書いた時、

「抱きしめたいほど、けなげな街だ」と

書きました。 あの時、僕は、恋人を

紹介するような思いで原稿を書きました。

僕にとって深川は、恋人である両国(=本所)

双子の姉みたいな存在です。

恋人の姉をひとに紹介するような、そういう

記事を書きたいです


そんなツイートを見かけた。

誰もが同じ感想を持つかどうかはともかく、“抱きしめたいほど

けなげな街”というフレーズだけでうまいなあと思ってしまう。

検索するとすぐに見つかったが、読めたのは途中までだった。

“先を読みたかったらデジタル登録を”ということだ。

芦屋に行く際、家で購読していた本紙を解約し、費用対効果が

悪すぎるのでデジタルも単身赴任中にやめた。

だから、全文は読めない。改めてデジタル契約するのも面倒だ。

いま、東京版で大相撲の連載「角界余話」を欠いているようだ。

購読している人は一読を勧める。私はツイートでガマンする。

ハハハ。

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抜井記者の復活は歓迎するが、一つだけ注文しておく。

あなたは、“@toruiwa”で私に約束した。

白鵬擁護論を必ず書く。横審の委員長批判も“かます”…と。

相撲担当ではないとしても、書くチャンスがあったら是非。

身近で見つめてきた専門記者の意見を知りたいんだ。


by toruiwa2010 | 2017-09-20 08:15 | 大相撲 | Comments(0)

03/26(本割のあと)のツイート

稀勢の里、りっぱ。

痛む左をねじ込んでいった。

初めは右へ、次は左に変わった。

彼にしては珍しいことだ。

1番勝つのも至難と思ったが、

執念に驚く。


決定戦後のツイート

すごい!!

1番はともかく、2番も勝つなんて。

状態を考えたら信じられない。

日本男児、ここにあり!だね。

特に、昨日の照の富士の"醜態"

見たあとだから気分爽快だ。

おめでとう、稀勢の里。

大関時代、何度もきついことを

書いたが、あんたは立派な男の子だ。

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本割では、左腕を照ノ富士の右腕の内側にねじ込んでいった。

総理大臣杯を抱いたときの表情を見ても、痛みはあった

はずなのに。気迫、執念…既存の単語では表現しきれない。


そして、決定戦。

立ち合い直後、照ノ富士に二本さされた苦しい体勢になって

右手で首を巻きに行ったときは「これはダメだ」と思ったが、

そこからの“渾身の”小手投げで“奇蹟”を勝ち取った。見事だ。

しかも、そのまま、いためている左肩から落ちていった。


支度部屋で見届けた高安が大粒の涙を流していたそうだ。

そのリポートを聞いた北の富士の一言にやさしさを感じた。

「いい相撲を見せてもらったね、高安は」。

言えそうでなかなか言えない言葉だと思う。

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この日の実況は三瓶アナだった。

14日目の照ノ富士、稀勢の里のそれぞれの相撲をビデオで

見せたあと、「…という、昨日の相撲があって今日を迎えた

わけですが、解説は北の富士勝昭さんです。ま、なんとも、

昨日の相撲はコメントしにくい部分があると思いますが…」と

北の富士に振っていた。視聴者が一番 聞きたいところなのに、

話しにくいだろう! なんて聞き方をするんだと腹が立った。


稀勢の里の奇跡の優勝にも備えがなかったようだ。


稀勢の里。新横綱。見事に優勝を手にしました。

強い気持ちで…照ノ富士を二番続けて破った稀勢の里。


“予定稿”はゴメンだが、あまりにも平凡な言葉だった。

聞けば、当分 三瓶アナが相撲実況班のエースになるらしい。

好きな視聴者もいるだろうが、私には物足りない。

何度も書いて恐縮だが、NHKはまだ60歳の藤井アナの

実況を数多く茶の間に届ける“知恵”を働かせてほしい。


03/25のツイート

昨日、日馬富士に敗れ、左肩付近に

けがをした横綱・稀勢の里だが、

今日も出場するそうだ。

今日は鶴竜、明日は照ノ富士が

相手だからどんな相撲が取れるか

分からないが、少なくとも

来場所以後にまで影響するような

"骨折"などの大けがではなかった

ことを喜ぶ。

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…しかし、結果は厳しいものだった。まるで相撲にならず、

連敗して照ノ富士に優勝を譲った。

言って見れば、稀勢の里は今の大相撲の“救世主”だ。

ようやく誕生した日本出身横綱というだけでなく、存在感を

見せつける相撲を取っていた。連続優勝に手が届く勢いだった。

稀勢の里にも“自覚”があって、責任感や相手力士への敬意から

“休場”という選択はなかったのだろう。


13日目のケガについては二つのことわざが頭に浮かぶ。

ケガをしたのは“好事魔多し”だし、骨折などでなかったことは

“不幸中のさいわい”だ。


初日からの12連勝の中には土俵際まで追いつめられた相撲も

ないわけではなかった。それでも、新横綱の場所とも思えない

稀勢の里の立ち振る舞いは見事なものだった。

無敗で並走していた弟弟子・高安が終盤に入って黒星を重ねて、

優勝争いの相手が照ノ富士に変わった。13日目を迎えた時点で

千秋楽に相星か星一つの差で対決することが予想され、期待は

大きく膨らんだ。


対戦成績で大きく負け越している日馬富士戦は稀勢の里優勝の

カギを握ると思っていた。特に、同じ伊勢ケ浜部屋の、そして

モンゴルの後輩・照ノ富士にチャンスが出てきたこともあって

日馬富士の気合が半端じゃないことも予想された。


誰もが、日馬富士は持ち前のスピードで勝負すると思っていた。

しかし、この日の日馬富士の速さは“尋常”じゃなかった。

鋭い立ち合いから稀勢の里が土俵を割るまでわずか2.88秒!

ケガの“正体”がはっきりしない。千秋楽が終わったところで

明かすつもりなのだろう。

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スローを見ると、途中から稀勢の里の左手は日馬富士の右腕に

触れているが、しっかりつかんでいないし、土俵から落ちるとき、

その左腕はたたまれていた。普通、あの体制で落下するときには

必ずあるはずの“自分の身体をかばう”動きがまったくなかった。

土俵の中にいる間に何らかの異常が起きていたのではないか?


この日のNHKの正面は北の富士・刈屋アナのコンビだった。

思いがけないハプニングに動揺したのか、放送終了までの15秒…

刈屋アナの“シメ”がとっちらかっていた。


今日はどうも 稲川さん(向正面)

ありがとうございました。

いやあ、そして北の富士さん、

いやあもう、なんともあの、

言えないと思いますけども、

ほんとに心配な中で今日は

ほんとにありがとうございました。


オリンピック実況の経験が豊富な大ベテランが我を失っていた。

絵に描いたような“しどろもどろ”。

相撲担当の若手アナたちは安心したかもしれない。「刈屋さんでも

あんなに狼狽するんだ」と。 勇気の与え方はいろいろだね。

ハハハ。


NHKのアナといえば、翌日の太田アナもおかしなことを言った。

日馬富士の土俵入りのときだった。


「現時点で、数字上、優勝の可能性が残ってはいますが、

明日、ほぼ間違いなく1敗の稀勢の里と照ノ富士の対戦が

組まれますので、事実上、優勝は厳しい状況です」


残り二日間だから、1敗の二人が連敗すれば、3敗の日馬富士にも

追いつくチャンスがあった。数学的にはそうだった。

しかし、千秋楽に稀勢の里対照ノ富士が組まれるのは確実視されて

いたから、どちらかが悪くても2敗どまりだということは太田アナも

分かっていた。だとすれば、日馬富士が優勝する可能性は“事実上

厳しい”のではなく、“審判部が稀勢の里・照ノ富士戦を組む時点で

可能性はゼロになる”と言うべきだった。

頭では正しく理解していたのに説明でしくじった。きっと、悔いが

残っているはずだ。


by toruiwa2010 | 2017-03-27 08:55 | 大相撲 | Comments(0)

なんと、なんと、なんと!

白鵬が貴ノ岩に一方的に敗れ

稀勢の里が待ちに待った初優勝!

こんなこともあるのだ。

この優勝をどう評価するか。

協会はこの機を逃がしてなるかと

横綱昇進の道を探るだろう。

世論がどう動くか。

私は、早くて 来場所だと思う。


14日目・結びで白鵬が初顔の貴ノ岩に一方的に敗れて3敗と

なった瞬間、控え室で報道陣に囲まれていた稀勢の里に待望の

初優勝が転がり込んだ。

こんな日が来るんだなあと、感慨ひとしおの今日このごろだ。

失礼な話だが、稀勢の里は優勝経験のないまま、ちょんまげを

落とすことになるのだろうと思っていたもの。

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これまで、いったい何回チャンスを逃がしてきたか、よほど

熱心なファンでなければ覚えていないだろう。何度も 賜杯に

手が届くところまで行きながら、意識過剰からか 緊張するのか

不可解な相撲を取って星を落として来た。今回、13日目に

豪栄道の休場による不戦勝で白鵬に星一つのリードを保てたし、

14日目は、逸ノ城に勝ったあと、白鵬が負けて優勝が決まった。

2横綱の途中休場も含めて“追い風”が吹いたね。


しかし、今場所の稀勢の里が誰よりも多くの白星を重ねたのは

まぎれもない事実だ。過去の一人一人の優勝力士を検索すれば

どこかで、何らかの“ツキ”に恵まれた結果…というケースは

いくつも見つかるだろう。野球で完全試合やノーヒッターを

達成するときも味方の超ファインプレーや誤審に助けられた

ピッチャーは大勢いる。


そもそも、相撲は回し一つで土俵に上がった力士の勝負だから、

“八百長・片八百長”以外は細工をする隙間はない。

しかし、序盤の稀勢の里の取り組みを振り返ると…


宝富士には過去 14-1、玉鷲には7-0だったらしい荒鷲は初顔、

松鳳山9-2、御嶽海2-0と続いた。問題なく5連勝した。

対戦成績が良ければ勝てるというものではないし、番付的に

ごく普通の組み合わせだと言われればそれまでだが、協会に

「なんとかしたい」という意図があったのではなかろうねと

ついつい疑ってしまう。


その思いがあとを引いて、すっきりしなかった。それだけに

千秋楽の放送の中で早くから審判部長の「臨時理事会の招集を

理事長に申し入れる」という発言を聞いたときはあきれた。

百歩譲っても、前日 理事長が語った「白鵬戦を見て判断する」が

コンセンサスだと思っていたからだ。


先場所の準優勝は12勝で、鶴竜との差は星二つだった。それも

13日目までに平幕に3敗していたのは大きなマイナス材料だ。

だから、協会首脳も今場所終盤まで表立った発言は控えたのだ。

今場所の結果と内容を踏まえてもこの昇進を“甘い”と考えるが、

そんな私でも 千秋楽、白鳳を投げ捨てたとき興奮してしまった。

直近二場所の横綱戦四番を全勝した。“慎重派”の私が最終的に

稀勢の里の横綱昇進を受け入れるのはその事実があるからだ。


19年ぶりの日本人横綱かあ。長かったね。

数場所前、花道で不思議な笑みを浮かべる大関を見たときは

驚いたものだが、メンタル・トレーニングを受けていたのでは

ないかと思う。なんでもやってみようということだったのか?

苦労が報われた稀勢の里と長い間辛抱強く応援し続けたファンに

心から「おめでとう!」を言いたい。


稀勢の里と白鵬を除く2横綱・3大関のうち3人が途中休場し、

5人の勝ち星の合計がたった26勝という体たらくだ。

ケガが多いのが残念だ。

年間6場所のツケか?全体に体重が増えたから?自覚の不足?

来場所は新横綱の登場で沸くだろうが、今場所に続いて若手の

活躍を期待したい。


ひとことだけ


稀勢の里の優勝に加えてもう一つ「こんな日が…」と感慨を

深くしたことがある。“それにしても白鵬”…だ。

金星を二つ許した。高安戦、貴ノ岩戦の負け方は無残だったし、

稀勢の里をあそこまで寄り立てて勝ち切れなかった。衰えが

隠せなくなってきた。今なら 舞の海がそう発言しても本人から

嫌味を言われることはないだろう。ハハハ。


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勝昭ィーっ!!


千秋楽、NHKの正面の解説は舞の海秀平だった。

今場所、彼の話を聞いていて“背伸び”を感じた。どうしても

肩のあたりに北の富士の影がちらついた。

ほかの人を含めて、結局、“納得のいく”解説は聞けないまま

15日間が過ぎてしまった。北の富士 の"欠場"はいかにも痛い。

人材不足は深刻だ。昨日は、電話で元気そうな声が聴けた。

来場所での完全復活を祈るが、NHKは本気で“後継者”の育成を

急がなければいけない。 元大関・雅山の二子山が最適だ。
by toruiwa2010 | 2017-01-23 08:42 | 大相撲 | Comments(2)

私が若いころの大相撲は“怪しい”取り組みが多かった。

あきらかな八百長ならそのころのメディアも叩いただろうが、

タチの悪い 一方の力士が全力を出さずに負ける“片八百長”が

はびこっていた…と思う。

当時の星取表を検証すれば、77敗で千秋楽を迎えた力士の

その日の勝率はきっと異常に高いに違いない。

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親方同士が話をつけてすでに勝ち越しを決めている力士たちは

あえて勝とうとしない、わざと負ける…それが片八百長だ。

勝った力士は裏の事情を知らないことが多かったと聞いた。

何場所後か、何年後かに逆のケースに遭遇したとき、親方に

「お前はあのときに“星を借りた”のだから、今回は返せ」と

告げられて初めて、あのときなぜ勝ったかを知るわけだ。

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千秋楽に、77敗の力士が次々に勝ち越しを決めていくのを

白けた眼で眺めるファンも多かったと思う。いつのころからか、

“無気力相撲”という言葉が登場したが、実態は“片八百長”と

ほぼ同じだろう。プロとして、勝敗が生活に直結しているから

完全にはなくならない。昔のように露骨な相撲が減ったことを

喜びながら、“相撲とはそういうもの”と思って見ている。


綱取りの大きなチャンスだった11月場所の豪栄道が9日目に

稀勢の里に敗れて3敗となったとき、その稀勢の里が13日目に

“対平幕”3敗となったとき、二人とも1月場所での横綱への

“挑戦権”を失ったと思ったが、違うらしい。


96敗の豪栄道は論外として、三横綱に勝った稀勢の里には

今場所の内容次第で機運が盛り上がる可能性があるのだと言う。


日本人横綱の不在が相撲人気の低下につながると協会が本気で

心配する気持ちは分かるが、彼らは、無理やり“作り上げた”

横綱が無様なことになったら、その方が悲劇だということに

気づいていないみたいだ。やれやれ。

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で、稀勢の里が初日、2日目と素晴らしい勝ち方で連勝したと

思ったら、宝富士には過去 14-1、玉鷲には7-0だったらしい

じゃないか?なんとか。フェアといえるか?

ま、協会の“熱意”は伝わるけどね。ハハハ。


勝昭がいない場所


そんなわけで、常識的には綱取りもないし、誰にも大関昇進が

かからない場所が始まっている。

初日、十両のときからテレビはつけていたが、PCでネットを

うろついていた。中入り後、画面に目を向けて仰天した。

NHKの正面放送席に舞の海が座っているではないか!

初日と千秋楽の正面は北の富士勝昭と決まっていたのに。

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慌てて調べてみると、体調不良のためだと分かった。

去年の暮れに心臓の手術を受けたのだと言う。一説によれば

不整脈の手術だと言うが、気がかりだ。

今場所は休み、3月場所から復帰するそうだが、彼が不在の

相撲中継はわさび抜きの寿司と同じだ。


大ごとでないことを祈る。

どちらにせよ、NHKは“北の富士の次”の発掘が急務になる。

簡単なことではない。私が推すのは二子山(元大関・雅山)だ。

勝昭にくらべると男っぷりは劣るwが、話は十分に面白い。

見ると、今場所のNHKの解説に二子山の名前はないようだ。

役職の関係だとすれば協会は考えるべきだ。“解説”北の富士が

相撲人気のUPに一役買ったのは間違いない。人気の維持を

願うなら、彼が解説に参加できるよう、配慮すべきだと思う。


いくつか報告


新年に当たり、当ブログの体裁を少し変えました。


春ごろからエキサイト・ブログのアクセス・リポートの数字を

自分のアクセス数とすることにしました。従来のカウンターは

あまりにも数字が少ないからです。ハハハ。


秋になってその数字が多く表示されるようになり、調べると、

PCとモバイルを合算するようにしたからだと分かりました。

スマホで読む人の方がPCより多いことも知りました。

そこで、体裁もスマホのほうに合わせることにしたのです。

1行・28文字です。これまで40文字でしたから 一気に30%

減りました。この形で書くことにまだ慣れません。

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***ページ最下段にある表示を“PC”にした場合です。

“スマートフォン最適化版”に合わせるにはもっと短くする

必要がありますが、私の好みに合いません。ハハハ。


古い記事の更新も“自薦・厳選300は実情に合わないので

“アーカイブから”にカテゴリを改めました。


従来の形のまま掲載した46日の分も新しい形に直しました。

また、少しずつ、記事そのものが短くなっていくはずです。

性格だし、“持ち味”なので一部、毒を含む書き方に変わりは

ないと思いますが。ハハハ。


本年もよろしくお願いいたします。


by toruiwa2010 | 2017-01-10 08:35 | 大相撲 | Comments(6)
日馬富士がスカッと一発で決めた。これでいい。
三つ巴戦を見たい気持ちがないわけではなかったが、
一人 静かに頑張った“もう一人”の横綱の優勝に
拍手を贈ろう。


横綱同士の対決は日馬富士が完勝して8度目の優勝を果たした。いろんな意味でよかった。
小さな体に多くのケガを抱え、その日その日で調子が変わるという状態の中で、今場所は
集中力をキープし続けた。加えて若干の“ツキ”もあった。
稀勢の里の“綱取り”や白鵬の1000勝などにファンやメディアが注目したせいで終盤まで
マイペースで相撲が取れたことや白鵬が右足親指をいためて急ブレーキがかかったことだ。
だからと言って、日馬富士の優勝の値打ちが下がるわけではない。平幕二人に負けたのは
大きなマイナス材料だが、逆に、白鵬、稀勢の里、豪栄道以下の三役には圧倒的に勝った。
おめでとう、日馬富士!
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稀勢の里が奇跡的に逆転優勝した場合、
審判部は横綱昇進を推すとかいう話がある。
ふざけたことを言うな…と怒るファンは多いはず。
稀勢の里を応援する、日本人横綱を期待する
こととは関係ない。


昨日の朝のツイートだ。
日馬富士が白鵬に圧勝した瞬間“よしッ!”と右のコブシを握ったのはこの情報に接して
猛烈に腹が立っていたからだ。また始まった…と。

2敗の日馬富士を3敗の稀勢の里と高安が追う展開で千秋楽を迎えた。
この流れになったら日馬富士が優勝を逃がすことはあるまいと思いつつ、スポーツ紙が
伝える“稀勢の里昇進の可能性”にムカついていた。
相撲が好きだから、日本人の横綱がいない状態を嘆かわしく思う気持ちはある。しかし、
“最高位”ならそれにふさわしい力士になってほしい。だから“推挙”は慎重でありたい。
間違わないための指標が横綱昇進のための“内規”だろう。
“2場所連続優勝か優勝に準ずる成績”だとされている。それを厳密に適用すべし!
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最近5代の横綱はすべて外国人力士だ。きっちり、“内規”を守っての昇進だった。
しかも、鶴竜を除く4人は連続優勝だ。
先場所の稀勢の里は たしかに13勝2敗の好成績だったが、優勝した白鵬は全勝だった。
星二つの差でも2番目の成績を“準優勝”と言い張るなら、それは“強弁”だ。

相撲協会にはちょうど30年前、北尾(双羽黒)を“無理やり”横綱にした苦い過去がある。
12-3,14-1(ともに決定戦で負けた)…幕内での優勝がないまま昇進した。横綱審議委員会が
“多数決”で決めた。文部大臣、法務大臣を歴任した稲葉修が“精神面の甘さ”などを
指摘して猛反対したそうだが、押し切られた。昇進後、しこ名を双羽黒と改名したが、
効果があるはずもなく、在位8場所で廃業した。それも土俵外でもめ事を起こして。
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豪栄道を大関にするときも、当ブログは反対した。
直前3場所の合計が32勝、33勝が昇進の“目安”とされているようだ。当時の豪栄道は
たしかに32勝したが、12-8-12勝だった。関脇の在位が長いことを評価し、“8勝7敗”を
スルーしたわけだ。おかしいだろう! 同様なケースが起きたときのために、このことは
記憶にとどめておきたい。ハハハ。
在位12場所目、すでに負け越しが4回だ。昇進させたことに問題があったと言われても
否定できまい。

稀勢の里については大関に上がるときも少々甘かった気がする。
しかし、千秋楽まで優勝争いをした形の今場所が“準優勝”なら立派な有資格者だ。
重ねて しかし、上記の外国人5横綱の成績をもう一度見てほしい。13-2(ともに優勝)の
武蔵丸を除くと、4人は昇進前の2場所で合わせて2敗しかしていない。
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過去 何度もチャンスを逃がしてきた稀勢の里には見放すファンも多いが、ここまで来ると
同情論も含めて応援する声も増えている。愛されているのはいい。それも才能だもの。
辛口の北の富士さえ、「酒を断って昇進を祈っている」とラジオで語ったという。嘘つけ!
ハハハ。
千秋楽の放送が終わる直前にも「早く(日本人の)横綱が欲しい」と言って頭を垂れていた。
協会にも、先輩にも愛されているんだね。
この数場所、態度・表情が変わった。特に、顔つきが柔らかくなった。控えでもときどき
笑みを浮かべている。“アルカイク・スマイル”という言葉を思い出す。弥勒菩薩など、
古代の仏像のほほえみをこう呼ぶそうだが、戦後日本に進駐してきたアメリカ兵たちには、
日本人が浮かべる笑みの意味が理解できなくてそう呼んでいた。

archaic smile…稀勢の里には、賜杯を抱いて会心の笑顔を見せてほしいものだ。

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by toruiwa2010 | 2016-07-25 09:03 | 大相撲 | Comments(0)
白鵬 勝った!
立ち合いの右張り手から攻め続けるいい相撲だった。
今場所、何度か見せた「無理」がどこにもなかった。
稀勢の里は敗れた。平常心を感じさせる表情が
時間いっぱいでさあーっと紅潮した。
少しも恥じる相撲ではなかった。

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白鵬と稀勢の里が13日目を12戦全勝で迎えた。その可能性は白鵬が6割、稀勢の里は
3割程度だと考えていた。恥ずかしい。
12日までの白鵬には張り手とかち上げを多用した“乱暴な相撲”もあったが、 稀勢の里の
取り口は堂々たるものだった。 ひょっとしてひょっとするかと思った。

横綱と大関による全勝同士の対戦、… これ以上は望めない大一番にファンの期待は最高に
盛り上がった。注目したのは、白鵬がどんな立ち合いをするか、稀勢の里が12日までの
平常心を保った相撲が取れるか…だった。

結果は白鵬に軍配が上がった。ものを言ったのは経験と横綱の責任感か。
翌日の新聞で支度部屋に戻った白鵬の談話を読んだ。

「勝つなら勝ってみろ。それで横綱になってみろという感じで行った」
「強い人が大関になる。横綱は宿命だ」とも言ったらしい。最近の横綱・白鵬の言動には
首を傾げることが多くて残念だったが、この言葉は久々に「いいこと言うな」と思った。
大相撲における横綱の存在の重み・大きさが伝わってきた。
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このところ終盤に勢いが衰える傾向があったが、先場所、今場所は違った。特に11日目の
琴奨菊から豪栄道、稀勢の里、日馬富士、鶴竜を相手にして見せた気迫がすごかった。
まったく問題にしなかった相撲もあれば、稀勢の里、日馬富士戦のように相手の攻めを
しのいで逆転し、最後は圧倒する勝ち方のものもあった。この5日間を見ると、まだまだ
この人の時代は続く気がする。願わくば、“師と仰ぐ”大鵬のような強さと人間の大きさを
兼ね備えた横綱になってほしい。いまは、残念ながら“本道”を外れている。

稀勢の里。
場所前には、全勝か14勝での優勝なら横綱昇進もある…と言われていたが、翌14日目も
鶴竜にいいところなく敗れてその夢は消えた。初日に放送されたNHKのインタビューで
「優勝のために何が足りないか?」と聞かれた稀勢の里がこう答えるのを聞いて驚いた。

「あと1勝じゃないですか。あと1勝、 2勝、勝ちたいですね」と。

珍しく“会話”になっていた。しかも 笑顔もあった。
心境の変化があったのか?あったとすれば、それはどこから来たのか?
まさか、しかめっ面で答えても結果が出ないのだから笑ってみようか…ではあるまい。
“信仰”を得たのかもしれない。妻は「女性とか?」と言っていた。あり得るかも。
少なくとも、今の彼にはこれまでのような「どうせ俺なんか」という気持ちの弱さは
なくなっている気がする。次のチャンスがいつになるのか分からないが、あきらめずに
精進してほしい。

かと言って、場所後に伝わって来た“来場所優勝なら横綱昇進”&“勝ち星の数は問わない”
という考え方には賛同できない。こんなささやかなブログで何を云っても始まらないから
これ以上は言わないが、無理に横綱を作ったら、そのツケは必ず回って来る。それだけは
忘れない方がいい。

二人の力士を褒めたい。

まず、最後の仕切りに入る前の「ホーッ」をやめた琴勇輝だ。
負け越したが豪栄道、鶴竜に連勝した6,7日目などいい相撲を取っていたと思う。しかも、
8日目の白鵬には立ち合いで変化“させて”いた。横綱にそうさせたことに値打ちがある。
胸を張っていいのではないか。これまで、あまり好きな力士ではなかったが、今場所の
彼はよかった。これが続くなら応援する
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もう一人は小結で千秋楽に勝ち越しを決めた魁聖。
14日目の逆転勝ちに目が潤んだ。これまでの彼は土俵際に詰まったらあきらめていた。
「そこで粘れ。 粘ったら何かがつかめる」と声に出して応援した。
初めて見たのは入門したてのドキュメンタリー(フジテレビ「ノンフィクション」?)だった。
10円玉を積み上げてブラジルの母親に電話していた。そのときも胸が熱くなった。
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いちゃもん。
「豪栄道が目の覚めるような相撲で」と
藤井アナが言った。そうじゃない。
目が覚めたのは右頬を張られた正代さ。


上位に上がった正代が4日目、白鵬に右から張られ、この日は豪栄道に左から思い切り
張られていた。横綱と大関がみっともないことをする。力の差があるだろうに張らなきゃ
勝てないのかと聞きたい。白鵬のかちあげはもっと良くない。見ていて不愉快だ。
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by toruiwa2010 | 2016-05-23 08:47 | 大相撲 | Comments(4)