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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:旅に出る食べに行く( 87 )

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先週の木曜日に京都へ行ってきました。
その前にどこかないか…と探っていたのですが、見頃&天気と
私の多忙な日程(ハハハ)がかみ合わず、もたもたしているうちに
京都から“色づき進む”、“見ごろ”の便りが伝わり始めました。

貴船神社

立石寺もそうですが、今年はできるだけ、今まで行ったことが
ないところを訪ねてみたいと考えていました。
京都の第一候補は貴船神社でした。
音の響きに惹かれる名前は聞いていたのに、なぜかこの地域は
これまで私たちにとって“未開の地”でした。ハハハ。

少し早いことは分かっていましたが、京都の天気を優先したため
この日に行こうと決めたのです。
一つの理由は、公式ツイッターに問い合わせると「場所によって
見頃ですよ」とすぐに答えが返ってきたことでした。
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…結果としては、やはり“少し早かった”です。
寺社の関係者や観光協会は早くから“見頃だ”と言い、かなり
散ってからも“まだ見頃”と言う傾向があり、最後の判断は
自分で下さなければいけないと分かっていたのに山寺のときと
同じ過ちをしてしまいました。学習不足。ハハハ。
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三千院がいい感じだと聞いていたのでそちらに向かいました。
電車で宝ヶ池まで出てタクシーを拾うことにして2キロの道を
駅に向かって歩いていると空車のM…タクシーが来ました。
ちょっと頼りない話しぶりの運転手さんで、三千院への道順を
知りませんでした!

「新人なので、道を覚えるために走っていた。実際に走らないと
覚えないので…」ということでした。
そのために、“NAVIも使いたくない”ような口ぶりだったので、
「それじゃゴメンなさい。電車で行くから」と言うと、慌てて
「いや、NAVIと地図を使って行きますから」と言い始めました。

人には優しい私たち夫婦(ハハハ)です。いかにも真面目そうな
運転手さんだったので断るのも気の毒と思い、客になりました。
マニュアル通りなのでしょうが、“馬鹿”がつくほどていねいな
接客態度でした。よく聞くと中国の人でした!
道理で、話し方が少しおかしいと思ったんだ。

高校を卒業してから来日して同志社に入り、M…に乗ったときの
印象がすごく良かったのでどうしても入社したくなったそうです。
熱く語る彼を見ていると、面接でそれを聞いた役員たちは、さぞ
嬉しかっただろうなと思いました。

ところが…
そのあと、別のタクシーに乗るたびにその話をすると、「あそこは
接客マナーはいいけど会社がダメなんだ」と、似たような反応を
聞く羽目になりました。
M…はいいタクシー会社だと思い込んでいましたから意外でした。
話は聞いてみないと分からないものです。
これからは、京都でタクシーに乗ったとき、話題がなくなったら
坊さんとM…タクシーの話をすればいいと分かりました。ハハハ。


三千院

NAVIに導かれて無事に到着。
車を降りて「有難うございました」と最敬礼の運転手さんと別れ、
門前のそば処“芹生(せりょう)茶屋”で きのこそばをおいしく
いただきました。雲が出始めていたので、本当は先にもみじを
楽しんでからおそばにした方がいいと一瞬思ったのに、妻の顔に
「おなかぺこぺこ」と書いてあったので、食事を先にしました。
ハハハ。
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何度も来ているし、バッシュを脱ぐのが面倒ということもあって、
本堂はパスしてダイレクトで庭に回らせてもらいました。
最高とは言えませんでしたが、素晴らしいもみじに出会えました。
往生極楽院、宸殿(しんでん)、弁天池周辺、朱雀門、坂を上がって
不動堂、観音堂…見どころの多い寺です。
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心配した通り雲が増えてしまいました。色づきは6分ぐらいでも、
日が差せばもっときれいだったでしょう。


南禅寺・天寿庵

“いきつけ”です。
ここの紅葉は赤と黄色のバランスが好きです。そして、松の緑が
とても効いています。奥にある池の周辺もきれいに色づいていました。
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なかなかですが、2006年に初めて行ったときの見事さ(下)には及びません。
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永観堂

最後に訪れたのはいつも平均点が高い近くの永観堂です。拝観料を
1000円も“ふんだくる”のですから、ある意味 当然です。ハハハ。
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2時少し前でしたが、かなり疲れたので帰ることにしました。
4時半に起床、まだ暗い5時半に家を出て、品川発6時37分の
のぞみで9時には京都に着き、さんざん歩き回ったのですから
これも“ある意味当然”でしょう。
交通費もバカにならないから…と無理をするのは愚の骨頂です。

行きも帰りも富士山がくっきりと見えました。
雪の量が少ないせいか、その姿からアメリカの国鳥・白頭鷲
(ハクトウワシ)を連想しました。
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帰宅は5時45分。大相撲5日目の最後の2番に間に合いました。
今年の京都の紅葉はここ数年にくらべると赤がきれいです。
ホームで買い込み、新幹線の中で食べたサンドイッチも含めて、
満足度がとても高い旅でした。
京都にはもう一度出かける予定です。今回は日帰りだったため、
長兄には会いませんでしたが、次は一緒に食事をします。

都合により明日の更新は休みます。
by toruiwa2010 | 2014-11-17 04:55 | 旅に出る食べに行く | Comments(4)
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おととい、山形に短い旅をしてきました。狙いは“紅葉”です
どうしても、京都や箱根が多くなるので、今年は少し違うところに行ってみようと思って
リサーチした結果、“よさげ”なところを見つけました。山形・立石寺です。
“山寺”という呼び方で親しまれるこの寺については名前しか知らず、行ってみようと
思ったこともありませんでしたが、いろいろ嗅ぎまわっているときに偶然、“立石寺”に
出会ったのです。写真を見た瞬間、紅葉に包まれたその美しさに一目ぼれしました。
ハハハ。

山形領に立石寺といふ山寺あり。慈覚大師の開基にして、
ことに清閑の地なり。一見すべきよし、人々の勧むるによりて
尾花沢よりとつて返し、その間七里ばかりなり。

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俳人・松尾芭蕉が「奥の細道」にそう記しています。
彼は300年以上前の夏、ここを訪ねています。沿岸の松島から内陸の平泉に北上したあと、
少し南に下がった尾花沢にいるときに、誰かに立石寺行きを勧められたようです。
芭蕉は弟子の河合曾良(かわい そら)とともに七里(30キロ弱)の道のりを歩きましたが、
私たちは、地元駅から新宿、埼京線で大宮、新幹線で仙台、そこから仙山線を乗り継いで
出発から4時間後には山寺駅に降り立っていました。申し訳ない気分でした。ハハハ。

東京から行くのですから“ピンポイント”で絶景に出会いたいと思い、前日、観光協会に
電話をして“見ごろ”であることを確認したつもりでしたが、3,4日は早すぎました。
どうやら協会の方と私では“見ごろ”についての解釈が少なからず違っているようです。
ハハハ。
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しかし、降り立ったホームから眺める光景には圧倒されます。
ふだん、京都で見なれているお寺とは明らかに様子が違いました。そびえ立つ山と奇岩、
その岩にしがみつくように建っているいくつかのお堂の佇まい…まさに山寺です。

情報を見て、この寺のだいご味を味わうには1000段ぐらいの石段を登ることになるのは
分かっていましたが、ヒザや腰の負担を考えて最初からそれはあきらめていました。
参道から70段ほどの石段を上がって本堂まで行き、お参りを済ませ、周囲を眺めたら
引き返すつもりでした。
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しかし、山門の近くで写真を撮っていた妻が「途中まで上がって見ない?」と言うので
「身体と相談しながらだなあ」と思いつつ、同意して山門をくぐりました。
一段上がるたびに両足に乳酸がたまるのが分かります。「まいったなあ」と思っていると、
5分もたたないうちに、後ろから「ちょっと待って」という悲鳴に近い声がかかりました。
100段も上がってないじゃないか!ハハハ。
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“ワケ”あって、到着から1時間後の電車で、仙台には戻らず山形に向かいました。
立石寺に行くと決めたときから“サプライズ”を企んでいたのです。山形からの新幹線は
米沢を通ります。米沢と言えば…知っている人は知っている駅弁“牛肉どまんなか”です。
山形から電話をして予約をすれば米沢で積み込んだお弁当を食べられるのです。駆け足で
山寺をあとにしたのはいい時間に米沢を通過したかったからです。

ところが…。
新幹線の切符を買うために並んでいる私に妻が寄ってきて言ったのです。「そこの売店に
牛肉どまんなかがあるわよ」。あるのは分かってるのさ。米沢を過ぎてから席に届けられる
弁当を見て驚き、喜ぶ顔を想像していたのに!ハハハ。

でも、温かいならここで買ったっていいかと思い、店員に聞いてみました。
「悪くなるといけないので弁当は冷たいものしか置いていない」という答えでした。
念のため、米沢の新杵屋に電話すると「ここでは“できたて”をお渡ししています」。
…即決で、米沢まで30分、我慢することにして予約をしました。
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ごく普通に見える牛肉弁当ですが、温かい牛肉どまんなかは期待にたがわず、やっぱり
おいしかったです。2010年、霞城公園に桜を見に行ったときに初めて食べて以来、都内で
物産展や駅弁大会があれば買い求めるほどはまっています。米沢牛を使った牛丼ですが、
たれの感じ、山形県産の米“どまんなか”とのマッチング…すべてが絶妙です。
しかも、1150円!
京都・はつだの和牛弁当もいいですが、アチラは1680円ですから、どまんなかはえらい!
ハハハ。

3時半には帰宅しました。
我が家としてはお昼がヘビーでしたから、晩ご飯はポテトサラダをはさんだトースト・
サンドウィッチ(美味!)、コーンスープとサラダで軽く済ませました。
紅葉が“満開”でなかったのは少し残念ですが、天候はばっちりでした。弁当と合わせ、
今回の旅の満足度は85点です。

つぎはたぶん、西に向かうことになります。
紅葉前線は1日に26キロ、1時間に1キロ強の速さで南下しているそうです。
京都の紅葉はまだまだ先の話ですね。
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閑さや 岩にしみ入る 蝉の声

…芭蕉が山寺で詠んだ句ですが、私は“シズカサ”と読むのが好きです。
by toruiwa2010 | 2014-10-31 09:55 | 旅に出る食べに行く | Comments(4)
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しばらく音沙汰がなかった知人から先日メールが舞い込みました。

XXXの〇〇〇〇〇というお店に入りました。
アイデアに溢れ、モチモチアツアツで、
とても美味しかったです。日本で一番かも!?
夫婦して満腹になり幸せな気分になりました。


ふむふむ、なるほど。
しかし、完全にわが家の守備範囲なのにXXXに、そんなにうまいピザを食べさせる店が
本当にあるんだろうかと疑わしい気分でした。調べてみるとパスタもあるようです。
ピザは最近吉祥寺のPizzeria GGに“どっぷり”とはまっていますが、パスタがないのが
玉にキズなんです。話の通りにピザがおいしくてパスタも食べられるなら、こっちの方が
歩いて行けるし…一度行ってみようということになりました。浮気。ハハハ。

7月の記事に書きましたが、4年前までこの町のイタリアンに毎週通っていました。
片言の日本語しか話せないナポリ出身のピッツァイオーロ(ピザ職人)、〇〇〇が作るピザが
おいしかったし、通ううちにスタッフも大事にして、くれてとても気に入っていたのです。
しかし、花粉症の職人が鼻をかんだ手を洗わずにピザを焼くのを何度も見てしまった妻が
「無理だわ」と訴えたので通うのをやめました。
以前、同じように気に入っていた代々木上原の焼肉屋でもある日ゴキブリを見つけたのが
“運のつき”になりました。ゴキブリなんてどこにでもいるわい!ハハハ。

店が近づいたとき、妻が「あら、〇〇〇の店じゃないの?」と言いました。
店名の一部が“あの”ピザ職人の名前になっていたからです。
「まさか、それはないだろう」と答えました。だって、彼が職人として働いていた店から
直線で50mぐらいしか離れていないのです。考えられないでしょう。

「万一、彼の店だったらピザは様子を見て注文すればいい。花粉症の季節でもないし」と
腹をくくって開店直後の店に入っていくと、階段の上のショーケースの陰から「わーっ、
来てくれたあ」という歓声が聞こえました。まぎれもなく〇〇〇の声です。驚きました。
階段を上がりきると、少し太りましたが元気な彼の顔がありました。
「待ってたよー。ずっと待ってたよ」と大喜びしてくれました。

開店してから連絡したかったけど電話番号が分からなかったのだそうです。
そんなに歓迎されるとはまったく思っていなかったので面くらいましたが、元気だったし、
立派な店だったのが何よりでした。

さて、料理が出始めました。
トマトとモッツァレラのカプレーゼ、真鯛のカルパッチョ、ニョッキ・ゴルゴンゾーラ、
マルゲリータ・ピザを注文しました。
ここから先は詳しく書きません。ただただ、残念な結果でした。
たまたま…だったと思いたいのですが、“おいしい・まずい”ではなく、私たち夫婦には
味が合わないのです。肝心のピザも記憶の中の〇〇〇のものではありませんでした。
料理は“一期一会”的なところがありますから、一度ダメだと厳しいです。
とくに、私たちは老い先短いのですから。ハハハ。

幸いなことに、私たちが帰るころにもお客さんがどんどん入っていました。あれなら、
私たちが行かなくても大丈夫でしょう。〇〇〇、がんばれ!いい雰囲気の店を作りあげ、
おいしい料理を出して“素晴らしい”という評判が私の耳に届いたらまた行くから。
そして、花粉症のシーズンにはちゃんと手を洗うように。ハハハ。
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4日後、吉祥寺に行きました。“リベンジ”のためです。
カプレーゼ、マルゲリータとクワトロ・フォルマッジのピザ…どれもbuono!
もう、浮気はしません。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-09-17 09:02 | 旅に出る食べに行く | Comments(0)
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卵かけごはん…に意外なほどの反響がありました。
このカテゴリは関心が高いということですね。そこで…。


2009年…当時85歳の長兄が芦屋のマンションで一人暮らしをしていました。
遠く離れた東京にいると、心配でならず、しばらく私が同居することにしました。
何ができるわけでもありませんが、誰かが一緒にいれば安心だろうと考えたのです。
結果的に、“ひとり”に慣れていた兄には、むしろ、兄弟ではあっても、誰かがいることが
気になって仕方ないのだと分かり、3か月ほどで“撤収”する体たらくでしたが。ハハハ。

私も、すべて妻まかせだった生活が一変してストレスを感じることも多かったのですが、
気ままに過ごせる日々を楽しんだ面もあり、今となってはいい思い出です。

楽しかった思い出の一つが料理です。
東京を出るときに妻が作ってくれた特製のレシピ・ノートを頼りに何種類かのメニューに
挑戦しました。料理らしいことなどほとんどしたことがなかったわけですから、はじめは
レシピに書いてあることがまったく理解できず、引っ越し前に“デビュー”したスマホで
妻と“交信”しながら手順を進めたりしましたが、当然、失敗の連続でした。
その代表が“しょうが焼き”です。
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悪いのは、今やごく一部で“世界の渡部”と呼ばれるアンジャッシュの渡部建です。
その頃、関西テレビ(フジテレビ)で放送していた「人志松本の○○な話」を見ているときに、
彼が断言していました。「豚のしょうが焼きは、誰が作っても“バカうま”」なのだと。
なんでも、昔、ダウンタウンが“日本一まずい”とリポートしたラーメン屋のオヤジに
人生で初めて作らせてみたところ、「文句なしにおいしかった」と熱弁をふるっていました。
それを見て、ふと、「やってみようか?」と思って“しまった”のです。ハハハ。

メモを取り始めるのが遅く、耳に残っていた“しょうがをみじん切りにする”、“調味料は
しょうゆ、みりん、調理酒”だけが頼みの綱です。
調味料はすべてそろっていましたので豚肉(しょうが焼き用)を買ってきました。

しょうがをたっぷりみじん切りにして炒めます。
かおりが立ったところで、しょうゆ、みりん、日本酒を適当に加え、さらに炒めます。
…いい匂いがしてきたではありませんか。渡部の言葉にウソはなかったのか?ハハハ。

「頼むぞ」と、祈るような気持ちで豚肉を乗せていき、見た目には、とてもいい感じで
出来上がりました。
…しかし、食べてみると、“らしい”食べ物にはなっているのですが、何かが違います。
「なんだろう?」と、食べ終わるまでそれを考え続けました。「たぶん、いつもと同じで、
塩分を怖がるあまり、しょうゆが足りなかったんだろう」が結論でした。
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渡部に言わせれば、“誰が作ってもおいしいしょうが焼き”だったはずなのに、私だけが
失敗したのは許せませんでした。そんなに難しいことではなさそうだったのに。ハハハ。

我が家の食卓にしょうが焼きが乗ったことはほとんどなかったし、妻のレシピ・ノートに
なかったものですが、話のタネにと思い、食後、東京の妻に電話をしました。
用意したものを話すと、「うん、うん、それでいいんじゃないの?」ということでしたが、
「しょうがをみじん切りにして、炒めて…」と経過を説明し始めると、「それは違うわね。
しょうがは“おろす”のよ」
…ワチャー!

妻の話やその後検索したネットの情報などを総合すると、熱したフライパンで“たれ”を
作ったのがそもそも大間違いだと分かりました

①しょうがは“おろす”。
②そこに調味料を加えて“たれ”を作る
③その“たれ”に肉を浸す
④時間を見計らって、肉をフライパンにのせる
⑤ある程度焼けたら、フライパンの余った部分で“たれ”を熱する
⑥肉と“たれ”をからめる


これが“正解”だったようです。
そして、このころは慣れない料理に苦戦する私に多くの人からいろいろなアドバイスが
ブログに書き込まれました。中でも、“ご無沙汰”だった友人がひょっこりと登場して
“肉とタレをビニール袋に入れてもむとよくなじむし手も汚れない”と教えてくれたのは
大いに役立ちました。

タレについては、ネット上のいくつかのサイトに出ていた調味料から、適当に選んで、
ミックスしました。ハハハ。

しょうが、ガーリックをすり下ろし、
しょうゆ:大1/2、酒:大1、みりん:大1、
サラダ油:大1/2、サトウ:大1/2…


“バカうま”までは行きませんが、かなりおいしいしょうが焼きが出来上がりました。
めでたし、めでたし。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2014-09-01 09:23 | 旅に出る食べに行く | Comments(6)
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日本人ですから、カレーが大好きです。
“国民食”ですから、「カレーは嫌い」という人を見つける方が難しいでしょうけどね。

いろんな意味で幅が広い食べものです。
子供のころは、母が作るシンプルなカレーが“ごちそう”でした。私の子供時代と言えば、
ひどい食糧難でしたから、どこの家庭でも母親は苦労したと思います。
我が家のカレーも、肉など入ることはめったになく、ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ…
脳裏によみがえる“具”は野菜ばかりです。ハハハ。

それでも、台所からカレーのにおいが流れてくると、期待がふくれ上がったものです。
子供のころの記憶は強烈ですから、結婚した当初、妻の作るカレーに違和感があったのは
当然かもしれません。はるか昔の、“おいしかった”という印象しか残っていないものと
くらべたのは妻に対してアンフェアだったかもしれません。
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ひところはよく手作りのものを出してくれましたが、ここ数年、わが家の食卓に乗るのは
神戸カレーの「100時間かけたカレー」です。妻も70歳を過ぎましたから、「食事は手を
抜いていいよ」と言っていますし、レトルトですが、おいしいですから文句はありません。
レトルトの場合は“楽しみ”があります。食べるときにソースをかけるのです。
子供のころからのクセで、ソースの酸味がおいしさを増してくれると信じています。
妻の作ったカレーには畏れ多くてやれませんが、レトルトなら堂々と…。ハハハ。

カレーとライスを別々の器で。
一つの器だけど、カレーとライスはわずかに“触れる”だけ。
ライスの半分ぐらいにカレーがかかっている。
ライスのほぼ全体にカレーがかかっている。

家庭でカレーが食卓に乗るときの状態はいろいろでしょうが、我が家は2番目です。
ライスを一口分スプーンですくい、カレーとませて食べます。
トッピングはラッキョウ、甘露煮の栗、ときどきゆで卵…数十年、不変です。
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ところで、みなさんはカレーを食べるのにスプーンを使いますか?フォークですか?
私は、断固としてスプーンですが、妻は子供のころからフォークだったと言い張ります。
よく食べに行っていたトップスでウエイトレスさんに「お客さんの割合はどうですか?」と
聞いたことがあります。答えは「半々ぐらい」でした。
箸を使って食べるスパゲティーがまずそうなのと同じで、フォークで食べるカレーが
おいしいはずはないんだけどなあ。ハハハ。

…先日、ラジオを聴いていたら大竹まことの「ゴールデンラジオ」におひなたごうという
マンガ家が出ていました。普段、そのコーナーはほとんど聴かないのですが、そのまま
局を換えないで話を聴きました。おかげで、面白い本の存在を知りました。
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「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」…

タイトルだけで、どういう傾向の漫画なのか察しがつきますね。ハハハ。
そう、食にかかわる様々な素朴な疑問を投げかけ、うんちくを紹介している本です。
興味をそそられていたので数日後、早速購入しました。
これまで3冊が刊行されているようです。
“速読”派の妻はとっくに全部読んでしまいましたが、私はまだ拾い読み中です。

タイトルになっているもの以外にも、見るだけで楽しい項目があります。
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とんかつのキャベツ いつ食べる?
みかんの皮 どうやって剥く?
ショートケーキの苺 いつ食べる?
焼き鳥 串から外す?
卵かけご飯の生卵 いつかける?
パンケーキ どうやって切る?
スパゲッティにスプーン使う?
焼き肉で白飯食べる?


…言われてみれば、疑問を持たずに食べてきましたが、どんな方法だったかを簡単には
思い出せない項目があります。生まれた土地や育った環境などで自分のやり方しかないと
思い込んでいるものがあったり、「えっ、そんな方法で?!」と想像もしなかった食べ方に
出会ったりします。

項目ごとにどんな話が展開しているか、興味のある人は本を買ってください。
以下、岩佐徹の場合について簡単に書いておきます。

とんかつのキャベツは初めに全部食べます。特に、テレビで「血糖値を上げないためには
野菜を先に食べるべし」と言っているのを聞いてからは必ずそうしています。ハハハ。

みかんの皮は“へた”側から剥きます。“すじ”がきれいにとれるからです。

ショートケーキの苺は初めに食べます。最後に残すほど魅力を感じていないからでしょう。

焼き鳥を串から外すことはありません。焼き鳥じゃなくなる気がして。ハハハ。

パンケーキは、2段重ねだったら、まず、上の段を横に下ろして下の段にバターを塗り、
上の段を戻してバターを塗り、重ねたまま4つに切り分けます。そして、真ん中付近に
すべてのシロップをかけます。それ以外の切り方をしたことがありません。

夫婦そろって、スパゲッティを食べるときにスプーンを使ったことはありません。
何度も行きましたが、イタリアでそんな食べ方をする人を見たことがないし。
フォークだけで問題ありません。

焼き肉には白飯でしょう?
えっ、チャーハン?まさかね。ハハハ。

…でもって、この本のタイトルになっている“目玉焼きの黄身 いつつぶす?”ですが、
私はつぶしません。“つぶす”という発想がありません。皿が汚れてしまうし、黄身の量を
10とすれば、8ぐらいしか食べられないじゃないですか。
私にとっての正しい食べ方は、まず、回りの白身の部分を食べ、残った黄身を箸ですくい、
顔を上向きにして丸ごと口の中に放り込む…です。ハハハ。
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最後に、“卵かけご飯の生卵をいつかけるか”はどうでしょうか?
ネットを検索すると、人によって食べ方…そこに至るやり方はさまざまなようです。
私はこうです。ほかの方法で食べたことがありません。
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卵は2個。ご飯にかけるのは黄身だけ。
ご飯の中央に箸で“くぼみ”を作る。
くぼみに卵を入れる。崩さずに。
ご飯になじむようにまぜる。
醤油を注ぐ。
食べる。
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初耳でしたが、“黄身だけ&2個”を“セレブ食い”と言うそうです。ハハハ。

ちなみに、妻は、ご飯を半分よそい、卵(黄身だけ)を落として醤油をかけ、その上に
またごはんをのせる…というやり方で食べます。卵がいい感じに蒸れると言っています。
やったことがないので本当かどうかわかりませんが。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-08-26 08:26 | 旅に出る食べに行く | Comments(26)
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レストランで、隣の人が食べているものはおいしそうに見えますね。
友人の奥さんが美人に見えたり、先輩の腕時計がかっこよく思えたりするのと同じです。
先日、我が家のスパゲッティのことを書いたところ、レシピを教えろというコメントが
ありました。思わせぶりな書き方をしたのでおいしそうに見えてしまったのでしょうが、
なに、“となりの芝生が青く”見えるだけです。ハハハ。
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Spaghetti speciale alla Iwasese(スパゲッティ・スペチアーレ・アッラ・イワセーゼ)が
正式な名称です。“岩佐風 スペシャル・スパゲッティ”…ハムとオオバにガーリックを
たっぷり入れただけのシンプルな一品ですが、20年近く食べ続けていても、まったく
飽きることがないトラットリアIWASA特製のパスタです。

1990年代初めからイタリアによく行くようになりました。
レストランで注文するときパスタで悩みました。具の多いのは苦手なんですが、あちらは
それが当たり前です。困っている私にコーディネーターがいいものを教えてくれました。
スパゲッティ・アリオリオです。

オリーブオイルとペペロンチーニ、バジリコだけを使ったシンプルなもので、メニューに
載せていない店が多いですが、頼めば作ってくれます。ペペロンチーニは黙っていても
使いますから、頼むときは「スパゲッティ・アリオリオ・コン・バジリコ」と言います。
それで、違うものが出てきたら発音が悪いのです。ハハハ。

余計なものが入っていない分、パスタのおいしさを楽しめます。以後、行った店の味を
判断するとき、アリオリオがおいしいかどうかを基準にしていました。
ちなみに、チャイニーズの場合はホット・アンド・サワー・スープ(辛酸湯)が物差しです。

帰国して「家でも作ってほしい」と頼みました。
試行錯誤が続き、使う材料や作り方は少しずつ変化していますが、食卓に出てくるものは
“完成型”です。ずっと、「お世辞でなく、これは“商品”になるよ」と言っています。
材料費が安いですから800円ぐらいでしょうが、きっと売れるはずです。

…これ以上は無理というほどハードルを上げてみました。ハハハ。
たいへん前置きが長くなりました。それではトラットリアiwasa特製パスタのレシピです。

用意するもの(2人分)

調味料:オリーブオイル、塩、こしょう、パルメザンチーズ
材 料:にんにく(1片)、ハム(5,6枚)、大葉(15-20枚)

スパゲッティはDe Cecco(日清フーズ)の11番を使っていますが、
好みのものでいいと思います。

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手 順
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まあ、すごくヒマな方は一度お試しあれ。
おいしくなかったら作り方が悪いのだと思ってください。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-08-01 07:25 | 旅に出る食べに行く | Comments(14)
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WOWOWの同僚に教えてもらった井の頭線沿線のイタリアンに初めて行ったのは
現役をやめたあとの2005年11月でした。6時の開店と同時にほぼ“満席”になる
人気の店でした。開店から10分ほどして店に来た客が「席がない」と言われて、
「そんな馬鹿な…」という顔で引き返す光景をいやというほど見たものです。
ナポリ出身のイタリア人のピッツァイオーロが焼いてくれるピザは生地の厚さが
我が家好みで、たちまち気に入り、2月ごろからは毎週、通いました。
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「ターヴォラ セイ、ドゥエ ペルソーネ(Tavola sei,due persone)!」
チーフの声が響きます。「6番テーブルにお二人さまです」
通いはじめてから7,8か月過ぎたころから、行くたびに同じ席に案内されました。

2010年の春、突然、この店に通う楽しみが終わりました。
当時のピザ職人(今は変わっているようです)が花粉症なのか、ときどき鼻をかみ、
その手を洗わずに仕事を続けるところを妻が目撃してしまったのです!
潔癖症ではありませんが、妻の“拒否反応”はきっぱりしていました。ハハハ。
どんなにおいしくても“無理強い”はできません。泣く泣く、あきらめました。
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その後、ネットで評判のいいイタリアンに何軒か出かけましたが、これだという
店には出会えなかったのですが、2012年初め、“納得”の店を見つけました。
それが、吉祥寺・井の頭公園近くのPizzeria GGです。
家から20分ぐらいで行けますし、井の頭公園に近い学校に通った夫婦にとっては
庭のような場所ですからなじみやすい条件が揃っていました。
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石窯で焼くここのピザは絶品です。
生地の薄さが永福町の店より、さらに二人の好みにぴったりです。

私たちの場合、どの店に行っても、2,3回で食べるものは決まってしまいます。
ここでは、まず、トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ。
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ピザは2種類です。
“定番”のマルゲリータ。
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そして、クワトロ・フォルマッジ。
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いちど、ビールを頼むときに全部をまとめて注文したことがあります。
「重ならないように」と念を押したつもりですが、2枚が同時に来てしまいました。
いつもは100点のピザが2枚とも、温度が下がった後半は80点でした。残念!

食通の中には新しいものにチャレンジする人が多いと思いますが、私たち夫婦は
「おいしい」と思ったら、それにこだわる傾向が強く、「これを試してみようか」と
新しいものを頼むことはめったにありません。“安定志向”というのでしょうか、
「違うものを頼んで、それがおいしくなかったら“損”する」と考えるのです。
ハハハ。

デザートは食べません。
“別腹”ですから、入ることは分かっていますが、そこまでにしておきます。
この店は、「込み合ってきたら90分でお願いします」と言われますが、我が家は
40分あれば十分です。

べたべたしない接客も悪くないですし、評価は“星三つ”、Aです。
今年の後半は、この店に通う回数が増えそうです。
唯一の不満はこの店のメニューにはパスタがないことです。あくまでピザを
売りにしたいのでしょうが、惜しいなあ。これがあればA+なのに。
岩佐家の“スパゲッティ・スペチアーレ”のレシピ、教えちゃおうかな。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-07-22 08:12 | 旅に出る食べに行く | Comments(5)
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吾輩 名前はまだあった
箱根・富士屋ホテル 99年前の宿帳
漱石ファン 署名発見


数日前、朝日夕刊を開くと一面トップにあったそんな見出しが目に飛び込んできました。
文豪・夏目漱石の足跡を追っていたファンが、あるとき、箱根・富士屋ホテルに泊まり、
「朝 富士屋を出て湯本へ行く途中」という一節がある漱石の日記をスタッフに見せて、
保管されていた資料を調べてもらったところ、“K Natsume”と、アルファベットの署名が
見つかったのです。Kは漱石の本名、金之助のイニシャルだそうです。日記に書かれた
日付と宿帳に記された出発日も一致しました。

はじめは、漱石本人のものかどうか分からなかったのですが、その後、イギリス留学中に
残していた英語の署名を載せた新聞が見つかり確認できたそうです。
「たかがサインひとつじゃないか?」と、興味のない人にはどうでもいい話でしょうが、
“本人のものに間違いない”との結論が出るまでの経緯と、関わった人たちのその時々の
喜びや落胆を想像するだけで私などは胸がわくわくします。
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富士屋ホテルは箱根の名門ホテルです。実は、1963年11月に結婚したとき新婚旅行で
泊まった“思い出の”ホテルなんです。ハハハ。
旅行代理店には、ボウリング番組の収録で何度も泊まっていた小涌園ホテルを手配して
もらうように頼んでいたのですが、直前になって手違いで予約ができていませんでした。
「それで、こちらで富士屋ホテルを手配させていただきました。もちろん料金はこちらで
アレいたしますので、なんとか…」と頭を下げられました。ランクは富士屋の方がずっと
上ですから“アレ”してもらうことも含めて了承したのです。“しぶしぶ”をよそおって。
ハハハ。

10年ほど前、久しぶりで宿泊しましたが、当時の面影をほぼそのまま残していました。
チェックインのときに「新婚旅行でお世話になったんですよ」とフロントマンに話すと
「何年でしょうか?」と聞かれ、1963年だと答えて部屋に入りました。
30分ほどたったころ、フロントから電話がありました。
「そのときのお写真が見つかりました。ごらんになりますか?」。

妻と二人で降りていくと、昔の“宿帳”が保存されていて、当時、近くの写真館から
カメラマンがきて撮ってくれた写真と私が記入した文字がそこにありました。
館内にアメリカの俳優、チャーリー・チャップリンや全盲の教育家、ヘレン・ケラーなど、
宿泊した著名人の写真が飾ってあるのを見た記憶はありますが、漱石の写真はなかったと
思います。
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どちらにしても、さすがは名門…古いものをきちんと保管していることに感動します。
今でも、紅葉を見に箱根に行くと立ち寄ってお茶を飲むことがあります。ティールームで
同じ名前のウエイトレスさんに挨拶されたこともあります。混んでいて、席が空くのを
ロビーで待つことにしたとき名前を告げたのですが、そのときは違うウエイトレスさん
だったのに、伝わっていたのです。

建物の裏にある小さな庭から眺める箱根の山が好きです。

夏目漱石…若い頃に読みましたが、今、ひそかに“ブーム”らしいですね。朝日新聞が
連載しているのは知りませんでしたが、それをきっかけに再び読まれているそうです。
「読んで、古いとは感じない」という若者もいるようですが、古典の良さはそれですね。
私は、相変わらず英語でミステリーや刑事ものを読んでいます。ちょうど、ジェフリー・
アーチャーの三部作の第1部を読み終えたところです。よく確認しないまま、第二部を
先に読むというヘマをやらかしました。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2014-06-11 08:30 | 旅に出る食べに行く | Comments(6)
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東北に慌ただしい旅をしてきました。
震災のあと続けている旅ですが、例年と違ったのは一泊したことです。
1日目のコースは 新宿-大宮-盛岡-宮古-田老-久慈-八戸―仙台です。
家を出てから仙台に着くまで12時間ちょっと…その間、トータル10時間弱、電車と
バスに揺られていたことになります。さすがに疲れました。ハハハ。

出発したのは30日です。
ええ、全国的に猛暑になった金曜日です。とんでもない日を選んでしまいました。

東北新幹線“はやぶさ”で盛岡へ。
ここからは長距離高速バスに乗りました。
2時間15分、緑の濃い山あいの道を行きます。乗客は私を入れて3人でした。途中で
乗り降りした人が3人いたものの、料金2030円x3+αで果してガソリン代が出るのかと
心配してしまいました。

道中、最近は噂も聞こえてこないあの人のポスターを何回も見ました。小沢一郎です。
そうか岩手だものなあ、と思いました。名前の横に「生活を守る」と書かれていました。
今はもっとほかに守らなければいけないものがありそうですね。ハハハ。
ほぼ匹敵する数の安倍総理のポスターも散在する農家の壁に貼られていました。こちらは
おなじみの「日本をとりもどす」のコピーとともに。本当に取り戻せているのかどうかと、
ひとり、突っ込みを入れつつ居眠りすることもなく宮古に到着。

ここに来た目的は4月に復旧した三陸鉄道に乗ることでした。
北と南がありますが、今回は距離の長い北リアス線を選びました。
次の電車が1時間後に来るならば、被害がひどかった田老町の状況を見たかったのですが、
あいにく、私が乗る電車のあとは2時間、待つことになるのであきらめていました。

しかし、バスの中でいろいろ検討しているうちにアイディアが浮かんでいました。
客待ちのタクシーの運転手さんに「田老町までどのくらいかかりますか?」とたずねると、
「20分ぐらい」という答えでした。
そのとき、12時55分でした。1時15分に次の電車が宮古を出るまで20分あります。
電車が4っつ目の田老町に着くのは34分です。20分で行けるなら、電車が来るまでの
19分間で、少し町の様子が見られる…そう判断して、タクシーに乗り込みました。

宮古駅前を出発してすぐ45号線に入ります。
坂道にさしかかってまもなく、“津波がここまで来た”ことを示す看板が見えました。
運転手さんの話だと、田老町は高台への移転がスムーズに進んでおらす、町を出る人も
多いそうです。45号線の両側に新築の家がたくさん建っていましたが、「ほとんど田老町の
人たちですよ」ということでした。

田老町の手前では明治時代の大津波の到達を記録したものを目にしました。
この町は1800年代から何度も大きな津波を経験しているのです。

今回は高さ10㍍、“万里の長城”と呼ばれる堤防を乗り越えた津波が町を襲い、181人が
犠牲になったそうです。
いま、従来のものよりさらに高い、14.7㍍の防潮堤の建設が進んでいます。堤防の上には
海外からの見学者の姿もありました。
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近くまで行く時間はありませんでしたが、遠く、高台で宅地造成工事が行われていました。
移転は来年の秋になるという話でした。その横に見える建物は東日本大震災の遺構として
保存されることになった“たろう観光ホテル”です。

予定通り、三陸鉄道に乗り、久慈を目指します。
リアス式海岸を眺めながら行くのかと思いましたが、トンネルの連続で、景色はほとんど
見られませんでした。観光が目的ではありませんからいいのですが、正直に書くならば、
「南リアス線を選ぶべきだったか」とちょっと後悔したのは事実です。ハハハ。
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津波をもろに受けて壊滅的だった島越、田野畑を通過します。
車内アナウンスもあり、ここでは乗客がどよめきました。電車の中にも東南アジア系の
団体客がいました。彼らにとっても他人ごとではないのでしょう。
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久慈から在来線で八戸に出て新幹線で仙台へは6時半に到着。
NAVIさまさまです。10年前なら、今ごろ、まだどこかウロウロしていることでしょう。
ハハハ。

ホテルに紹介してもらった店でおいしい魚を食べました。注文した生ビールをはやばやと
飲み干してしまい、気の弱い私は勧められるままに日本酒をヒヤでいただきました。
“乾坤一”という銘柄でしたが、なかなかおいしかったので、調子に乗って2杯も!
そのせいか、カードで払うつもりだったのに、うっかり現金で払ってしまいました。
翌日の“トラブル”の発端です。

泊まったのは、仙台に着いてから探したコンフォート・ホテル仙台西です。
電話で聞いた通り歩いて行くと、それ“らしき”文字が目に入りました。しかし、1階に
フロントっぽいものが見えず、地下へ降りるエスカレーターしかありません。しかも、
そこはパチンコ屋です。「へえ、「多角経営なんだ。地下にフロントがあって上階の客室に
エレベーターで上がるんだ」と勝手に決めて降りていきました。やっぱり、フロントは
見当たりません。景品交換所の愛想のいいお兄さんに「フロントはどこに?」と聞くと、
「えーと、いったん、外に出て、右隣のビルに入り口があります」と教えてくれました!

私が迷いこんだのは“コンサート・ホール”だったのです。笑えますか?
“コンフォート・ホテル”と“コンサート・ホール”…似てるじゃないですか。ハハハ。

翌日は、石巻から女川と、いつものコースを行き、復興の様子を見ました。
石巻駅周辺はだいぶ活気が出ていました。駅前の、ひそかに“銀座通り”と呼んでいる
商店街には震災の傷跡が見えません。
しかし、石巻からの電車も浦宿からはバスで代行運転している女川は相変わらずでした。
がれきは除去され、土地の整備も進んでいるようですが、人の気配がありません。
港周辺には店舗以外は建てられないようですから、仕方がないのでしょう。
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まだ、横倒しになったままの建物がありました。漁業関係者がシケのときに泊まる設備に
利用していたというビルと警察の建物です。鉄筋のビルがこのような倒れ方をするのは
珍しいらしく、専門家たちからぜひ残してほしいと言われているのだそうです。
各地で、さまざまな建築物を震災の遺構として残したいという意見と、悲しい思い出に
つながるから撤去しようという意見が対立していると聞きます。人の思いはそれぞれ…。

人それぞれと言えば、ホテルで見たNHKの番組(30日)で防潮堤を取り上げていましたね。
岩手、宮城、福島…400㌔に及ぶ沿岸に約600か所、高さ10㍍を越える巨大な防潮堤を
建設する計画があります。総費用は1兆円!
100年に一度来るかどうかという大津波、もしかすると来ないかもしれない大津波のために
そんなものを作る必要があるのかなど、議論が噴出していますが、宮城県知事は「100年後、
200年後の県民の生命を守るという使命が私にはある」と言います。

そうだなあ。これだけの被害が出た以上、二度とこんな犠牲を出さないようにするのが
知事の使命だよなあ…と思います。
しかし、一方で、今を生きている人々が「日々、当り前のように眺めてきた海の代わりに
灰色のコンクリートの壁を目の前にして生きるのは切ない」と訴えるのを聞けば、これも
よく分かります。難しいですね。

費用対効果の問題もあります。
気仙沼のある地域では、人が住むことがなくなり、守るのは農地と国道“だけ”なのに、
226億円をかけて防潮堤を作ることに異論が出ていると紹介していました。
考えれば考えるほど厄介な問題ばかりです。政府・行政の動きが鈍いといつも思いますが、
どちらかに決めれば傷つく人たちがいる。それも、すでに十分傷ついている人たちが。
第三者には、軽々しく立ち入れません。

毎年訪れているところを全部回りたいのに、現金が乏しくなっていて、この日の行動は
こまめに計算しながら進める羽目になりました。
時間も節約したいので、石巻と女川の往復にはタクシーを使いたかったのですが、金額を
聞いてあきらめ、行きは電車を利用しました。

最後にどうしても行きたい名取・閖上(ゆりあげ)地区の日和山神社はタクシー以外に移動の
手段がありません。そして、いくらぐらいかかったか記憶がありません。帰京の新幹線に
乗る前に軽くウドンでも食べたいと思っていましたから5000円は残しておかないと、と
考えていました。6時47分発のバスで石巻に向かいましたから、朝も前夜、コンビニで
買った菓子パンを食べただけだったのでお腹もすいていたのです。名取までの電車賃も
差し引くと、タクシーに使えるのは4000円あるかどうかです。

仙台に戻ったところでタクシー会社に電話をして、名取駅から神社まで往復すると料金は
どれぐらいかと聞くと、4000円前後だという返事でした。きわめて微妙。ハハハ。
思いついて、「神社までの距離が近い駅はほかにありますか?」と尋ねると「美田園駅が
少し近いかも」と言われました。

即決でそこまで行くことにしました。PASMOが使えると分かったときは大金を拾った
ような気分でした。ハハハ。
美田園駅にはタクシーはいないと聞いていたので、発車間際のホームから、さっき料金を
問い合わせたところに「12時6分に着く電車に乗るから来てほしい」と頼みました。
待っていたタクシーに乗り込んで「どれぐらいかかりますかね?」と聞くと運転手さんは
「4000円弱じゃないかな。大丈夫。私も腹をくくってきたから」と答えました。
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言っている意味がよく分からないまま、メーターとにらめっこで、怪しくなったら駅に
Uターンしようと決めて出発しました。
簡素な神社が小高い丘の上に立っています。ここに立つと、あの津波が襲ってきた海も、
家や田畑を飲み込んでまるで龍のように走って行った津波を食い止める役目を果たした
東部道路も見通せます。去年と余り状況は変わっていませんね。

駅に戻ると料金は3000円を切っていました。
帰り道で分かったのですが、運転手さんの“腹をくくる”とは4000円を越えたら自分で
払うつもり…ということでした。
前夜、食事をした店の大将に「仙台にはよく?」と、帰り際に聞かれ、「いえ、震災のあと、
年に一度、ちょっとだけお金を落としに来るんです」と言うと、頭を下げて「ありがとう
ございます」と言っていました。
運転手さんも同じ気持ちで“自腹”覚悟で迎えに来てくれたのです。
目頭が熱くなりました。

個人差はあっても、東北の人は口数が少ないです。
しかし、東京から…と言うと、例外なく喜んでくれます。
私にできることはこれぐらいしかありません。
これからも、この旅を続けます。
風化とか忘れるとかは考えられません。

by toruiwa2010 | 2014-06-02 08:54 | 旅に出る食べに行く | Comments(8)
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今年の“花を愛でる旅”の締めくくりは行きつけの箱根・山のホテル。
お目当てはもちろん、ツツジとシャクナゲです。
根津神社のツツジがニュースで流れたとき、少し、心が動きましたが、
グッとこらえて“箱根のツツジ”を待ちました。ハハハ。

ここを訪れるのは今回で4度目ですが、いつもは、HPをチェックして
ツツジが八分咲きぐらいになってから天気の良い日に出かけていました。
今回は“五分咲き”でGO!!にしました。ツツジがいい感じになる頃、
シャクナゲが終わってしまうのです。ツツジを少し我慢してシャクナゲを
楽しませてもらおうと考えたのでした。

ウグイスがいい音色の啼き声で迎えてくれました。この時期になると
“♪ホーホケキョ。ケキョケキョ。キョキョキョキョキョ”と完璧です。
春先だと、聞いていてずっこけることがありますがね。ハハハ。
到着が開場直後だったせいか、園内はそれほど混んでいませんでした。
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たしかに五分咲きでしたが、それでも十分楽しめました。しかも、まだ
タップリと雪をかぶった富士山も雄大な姿を見せてくれました。たぶん、
ここから眺めた富士山としては最高だと思います。
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シャクナゲ園で見事な花に出会い、思わず声を上げてしまいました。
この花は表情が“豊か”ですね。
どちらかと言えばシャクナゲに重点を置いた試みは大成功でした。
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見事な青もみじも見逃せません。
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テラスで花と富士山を眺めながらお茶を飲んだ時間を含めてホテルに
いたのは40分ほど。出発から帰宅まで7時間です。ほんのわずか、
箱根駅伝に及びませんでした。ハハハ。

ツツジは来週前半までは見頃が続くはずです。
都内からなら日帰りで十分ですからお出かけになることを勧めます。
by toruiwa2010 | 2014-05-17 07:12 | 旅に出る食べに行く | Comments(0)