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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:友ありて( 5 )

フジテレビ時代 世話になった元西鉄ライオンズの強打者、豊田泰光氏が亡くなった。

見た目豪快、中身は繊細な人だった。食べたこと、飲んだこと、あんな話、こんな話、

深夜の河田町の飲み屋で聞かせてもらった話、過ごした時間を忘れない。

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思い出すことは山ほどある。


昭和28年春の巨人とのオープン戦で出塁した。

1塁手の川上哲治が話しかけた。「君がトヨダクンか?」

「はい、豊田であります」 …直立不動で答えている間に牽制球でタッチアウト!

茨城・水戸商業高校を出た19歳の少年が初めて浴びたプロの洗礼だ。


福岡に本拠を持つ西鉄ライオンズに入団した豊田泰光の野球人生は華やかなものだった。

思い切ってバットを振る若者だった。守備は鍛えられていなくてエラーの多いショート

ストップだったが、三原修監督は我慢して使い続けた。素質に惚れていたのだ。

大下弘、関口清治、中西太らと中軸打線を組み、入団翌年には早くもリーグ優勝を飾った。

私は熱狂的ファンだった大下の移籍にともない、西鉄を応援するようになっていいた。

その前後、不動だったライオンズのオーダーは今でも言える。

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1 センター・高倉

2 ショート・豊田

3 サード・中西

4 ライト・大下

5 レフト・関口

6 ファースト・河野

7 セカンド・仰木

8 キャッチャー・和田

(9番 ピッチャー・稲尾)


荒削りながら勝負強いバッターだった豊田は“2番”というタイプではなかったが、監督は

あえてこのオーダーを組んだ。“流線形打線”と命名していた。

この強力な打撃陣と稲尾、西村、河村と言った好投手の大活躍で昭和31年から33年、

巨人に3連勝したとき日本中が熱狂した。オールド・ファンには忘れられない思い出だ。

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彼の現役時代はほとんど話をしたことがなかった。近寄りがたい空気を放っていたからだ。

フジテレビで「プロ野球ニュース」が始まり、解説陣に加わってから急速に親しくなった。

番組ではよくコンビを組んだ。ディレクターも2人の呼吸がぴったりだと知っているから

出来るだけ、組ませるようにしていた。

話のうまい人で、言い負かされることは滅多にない私もとてもかなわなかった。

特別表彰で殿堂入りしたときにも「これに“くじけず”がんばります」と言ったほどの

“減らず口”だった。


「プロ野球ニュース」では試合を見せたあと、スタジオでポイントを解説した。2~3分と

短かかったから、野球中継で時間がタップリある中で話すのに馴れていた解説者の多くは

戸惑っていたが、トヨさんだけは 私が作るわずかな「間」に、タイミングよく、適切で

短いコメントを放り込んでくれた。カンのいい人だから、こちらが何を求めているかを

察することもうまく、読書好きでボキャブラリーが豊富だから、ヒネリが効いた言葉が

しばしば飛び出した。キャッチボールの感覚で会話ができる数少ない解説者の一人だった。


解説者が話す時間をできるだけ長くとるために私は自分の言葉の量を減らすようにつとめた。

この番組で覚えた“言葉の省略”はその後の実況にも大いに役立った。


番組が終ったあとも楽しかった。午前0時過ぎから、フジテレビの周りの飲み屋に集まり、

トヨさんを中心に番組の反省や野球談義に時が過ぎるのを忘れたものだ。

食べ物にうるさい人だった。地方に行くと、朝、ロビーで落ち合ったときから「おい岩佐、

今晩、何食う?」と聞いてくるほどだったから、ディレクターには大きなプレッシャーが

かかっていた。

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…一昨日、通夜に出かけたが、棺の中は見なかった。やせ衰えた顔を見たくないからだ。

西鉄で“野武士軍団”と呼ばれ、豪快さを誇っていたころの豊田泰光を記憶にとどめたい。

男くささをプンプンさせていた。水戸っぽだが、みごとな“九州男児”だった。

小学生のころから70年近くプロ野球を見ているが、これほどの“男前”をほかに知らない。


“甘い”二枚目はいるかもしれない。しかし、あの精悍さは類を見ない。

男の中の男だった。話が面白く、歌を歌えば男でさえウットリするような甘いバラードで

聴く者をトリコにした。レコードも出している。録音技術でカバー出来ない時代だったが、

吉田正という大御所にも評価されたほどの実力の持ち主だった。きっと、中州で、銀座で、

夜ごと、ブイブイ言わせたことだろう。

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コンビで作った「カモ・ニガ」は楽しかった。

酒の席で いつもぶりの照り焼き、バタじゃが、

銀杏ぐらいしか頼まない私を「つまらんやつだ」と

笑ったときのバカにしたような顔が今は懐かしい。

いずれそちらで再会する。そんなに先のことではない。

そのときを楽しみに。

ただ冥福を祈る。


トヨさんが逝った。たまらなくさみしい。


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by toruiwa2010 | 2016-08-25 08:30 | 友ありて | Comments(4)
開幕が近づく

サッカーのワールド・カップ予選が始まっていて、本大会は2018年なのに試合のたびに
テレビ放映があり大きく取り上げられている。現在 日本で行われているバレーボールの
ワールド・カップには来年のリオ五輪の出場権がかかっていて連日テレビ中継されている。
ラグビーのワールド・カップが間もなく始まるのだが、日本のスポーツ・ファンの中で
知っている人はどれほどいるのだろう?
そう心配したくなるほど話題になることが少ない。

かつて、観客の入らないサッカーの日本リーグ(アマチュア)をよそに、学生や社会人の
ラグビー、特に松尾雄治が活躍した明治大学や新日鉄釜石の試合会場には大勢のファンが
集まって熱狂した時代があった。しかし、不思議なことに、競技場のその熱気がテレビの
視聴率には反映しなかった。会場に行けばこの競技をカッコいい“ファッション”として
とらえる美女がたくさん見られたのだが。

話がそれてしまったが、ワールド・カップ(くどいようだが、ラグビーの)は日本時間の
19日にイングランドで開幕する。日本は南アフリカと第1戦を戦う。
先日、前哨戦のウルグアイとの試合を見て、堂々とした戦いぶりに驚いた。今では日本が
格上らしいが、攻守に圧倒していた。
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熱心だったかと問われればそうでもないが、ラグビーは昔から好きな競技だった。
松尾が現役だったころは秩父宮ラグビー場によく通ったものだ。
そんな程度のファンはいつの間にか日本ラグビーの地位が向上していることに気づくのが
大幅に遅れる。現在は14位だが、一時は9位まで上がっていた!ゴメン、知らなかった。

ニュージーランドなどと肩を並べるのは無理にしても、世界の強豪と“いい試合”をする
下地は十分にできているようだ。
それを知ると、今年のワールド・カップは楽しみになる。しかも、知らない人が多いが、
次回、2019年の大会は日本で開かれることが決まっている。いい結果を出して少しでも
ムードを盛り上げたいところだ。

良書あり:友と会食

月曜日にスポーツ・ジャーナリスト、生島淳さんに会った。9ヶ月ぶりになる。
私は現役を引退して10年が過ぎようとしているが、スポーツは“専門”だったし、相手は
今 脂がのっているバリバリの現役だ。MLBを初め、好きなスポーツがかなり重なるのと
スポーツへのアプローチの仕方も似かよっているので話が弾んで時間の経過が速い。
幼いころに私のMLBの実況を聞いていたという彼の方からコンタクトがあって年に数回、
会食しながらあれやこれやを話す。私にとっては貴重で楽しい時間だ。

この日もいろいろなことを話したが、中心は彼が最近文芸春秋BOOKSから出した著書、
「コーチングとは『信じること』」だった。“ラグビー日本代表ヘッドコーチ、エディー・
ジョーンズとの対話”の副題がついている。数回に分けて行ったロング・インタビューを
まとめたものだ。

“コーチングはアートだ”と考えるジョーンズの思いが全編に詰まっている。
詳しくは知らないが、日本チームのヘッドコーチに就任してからの3年余りでジャパンの
強化と技術向上に寄与したことについて異を唱える人は少ないと思う。
この本を読むと、ジャパンをここまでにした彼が何を考えて来たかがよく分かる。

こまかく書くと、営業妨害になりそうだから遠慮するが、ワールド・カップをテレビで
見ようと思っている人は読むべきだ。(別に頼まれていないが)
レベルの低いファンとして特に興味を持った“データ”についてだけ書いておく。
ジョーンズはジャパンがワールド・カップで成功するための“条件”として二つの数字を
挙げている。

まず、“パスとキックの比率”
世界の強豪はパス4に対してキック1が一般的だが、ジャパンは11対1になるのが最適。

過去のテストマッチを見ると、この比率が20対1などパスが多くなると、敵はアタックが
予想しやすくなりジャパンの攻撃は抑えられてしまう。
逆に、キックがスタンダードの倍に増えて8対1になると、ジャパンらしいユニークな
プレーから遠ざかって選手が自信を失いかねない…と言うのだ。

「世界のラグビーの常識からは“異常”な数字でも、“11対1”の比率がジャパンにとって
最適であることはこれまでの試合結果から見て間違いない。去年6月、26-23で勝利した
イタリア戦がこの比率だった」と。

ジャパンの生命線を握るもう一つの数字は“ポゼッション”、ボール保持の割合だ。
54%がカギだとジョーンズは言う。「少なくとも50%以上が必要で、54~56%になれば
勝つ試合につながる」と。
ほかにも、ワールド・カップで戦うために必要なチームの総キャップ数、キックオフでの
ハングタイム(滞空時間)、ピークに達するポジション別の年齢…など、ほかにも興味深い
数字の話が出て来る。

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良書だと思う。
ラグビーに関心があり、ワールド・カップをテレビで楽しもうと思っている人に勧める。
最低でも、ジャパンを率い、世界で戦えるチームに育て上げた男を知ることができる。
インタビューは90分ずつ7回、10時間を超えたそうだ。
私のように人から話を聞くのが仕事の一部だった者が読むと面白いことが見えてくる。
3回目ぐらいにジョーンズが「楽しいインタビューになりそうだ」と言ったそうだ。
現場にいたわけではないのだが、読んでいると、回を重ねる間にジョーンズが生島さんを
リスペクトするようになっていく“空気”を感じる。
この対話が成功したのはそのおかげだと思う。

一方、ワールド・カップの放送は日本テレビとNHKが半々で行うらしい。
しかし、日テレの放送予定を見ると、日本の第1戦、南アフリカとの試合はナマではない!
深夜0時45分開始の予定だからだろうが、翌日の昼間にディレー&ハイライトだという。
せっかくのイベントなのに腰が引けている。NHKかJスポーツで楽しみことになる。

日テレのラグビー班には「パスとキック、ポゼッションのデータをジョーンズの話との
比較で表示してほしい」と注文したが、やってくれるかどうか?
セクシー動画でルール解説するぐらいならできるだろう…と思うが。
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by toruiwa2010 | 2015-09-09 08:57 | 友ありて | Comments(2)
“ミヤちゃん”こと宮崎総子(フサコ)が亡くなった。
1ヶ月ほど前、姫路の坊主が電話して来たときも
体調が思わしくないと聞いていたが・・・。

身体は小さかったが、飛び切り元気だった。
夫だった山川建夫、野間修平・典子夫妻と4人で
よく芝居を見に行ったものだ。
彼女が運転する車の助手席に乗せてもらうことも
多かったが、思わず目をつぶる腕前だった。
一番困ったのは曲がるとき、右と言っているのに
左折したりすることだった。「私、左利きだから…」と
わけの分からない言い訳を聞かされた。

フジテレビには女性アナ定年制があり5年で退社したが、
TBSの朝のワイドショーでかなり長い間司会をしていた。
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写真は、姉妹のように仲良しだった竹下典子とともに
私の還暦を祝ってくれたときのものだ。

仏教では“命終”と言うようだ。響きのいい言葉だ。
お浄土でお姉さん(恭子:女優・脚本家)と仲良くね。

by toruiwa2010 | 2015-02-26 18:58 | 友ありて | Comments(0)
逸見政孝没後20年以上が過ぎた。
TBS「爆報THEフライデー」に
かつての同期が出るそうだ。
“担当者から「集めてくれ」と
要請され引き受けたが、交渉が
大変だった”とMがブログに
書いている。
“逸見は同期からあまり良く思われて
いなかった”…とも。うーん。

書いたけど、送信しなかったツイートです。
視聴者と、近くにいた者の印象はイロイロと…
あとは察してください。


20日の記事に書き込まれたコメントに対する私の返信です。
嘘はつきたくないけど、本音のまま書いたら“嫌なやつだ”と思われるだろうなあ、と
さんざん悩んだ末の文面です。ハハハ。
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フジテレビの後輩・逸見が亡くなったのは1993年のクリスマスでした。
顔を見ない日はないと思うほどテレビに“出まくって”いた時期でしたからファンの数も
ハンパではなかったでしょう。
享年48歳…若すぎる死でした。“生き急いだ”感が否めません。

「3時のあなた」で扇千景のアシスタントをしたときも一生懸命でしたが、田丸美寿々と
組んだ「ニュース630(ロクサンマル)」での張り切り方は目を見張るものがありました。
視聴者からの投書には自費で作った写真入りのハガキでせっせと返事を書いていました。
コンビを組んでいたことがある幸田シャーミンとは大声をあげて言い合っていました。
あの笑顔とは対照的にかなり気が短い男でした。“溜まって”しまうのでしょう。

顔と名前を売りたい、人気者になりたいという気持ちを隠しませんでした。
あまりにも見え見えでむしろ“あっぱれ”だと思いながら見ていました。
ただでさえ忙しいのに、月‐金でプレシャーのかかるニュース番組を終えた週末になると、
土・日、土・日と契約しているホテルで披露宴の司会をしていました。それほど有名では
なかった彼は7,8万円の安いギャラの中からかなりのマージンを取られながら、ほぼ毎週、
このバイトに精を出していたのです。それだけが原因ではないでしょうが、数ヶ月で体を
壊しました。のちに、有名人同士の披露宴の司会をすれば、恐らく数百万円のギャラを
手にしたに違いない“大スター”になったとは言え、このころのハードワークが早すぎる
死を招いた可能性もあると思えば、勘定が合いません。今 思い返すと痛ましい限りです。
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5年あとに入社してきたときから私は彼が好きでした。私と同じスポーツ・アナを目指すと
言っていましたし、仕事への取り組み方や生真面目な生き方が気に入っていたのです。
“偉そうな”言い方になりますが、可愛がっていました。
ただし、数年後に、私が労働組合を脱退したときには部内で顔が合っても完全に無視され、
職場集会では厳しい顔で“糾弾”されました。思い出しても♪おっかないんだから~。
ハハハ。

私がアナウンス部を離れたあと、仲のいい関係に戻りましたが、ニュース・情報系番組で
どんどん大物になって行く彼にかける言葉はあまりなく「無理して身体を壊すなよ」と
言うのが精いっぱいでした。

がんで危ない…と聞いたのはWOWOWに出向しているときでした。
最初の感想は「無茶をするからだ。親不孝だなあ」です。彼の弟は同志社大学相撲部で
全日本の決勝に進んだこともある“つわもの”でしたが、やはりがんで32歳のときに
亡くなっています。兄弟そろって親に先立って逝ってしまったのです。
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「私が今、侵されている病気の名前、病名は……癌です」

いかにも逸見らしいなあと思ったのは、最後の入院の前に開いた記者会見です。
最後の力を振り絞った“大芝居”に見えました。そして、見事に“演じ”きりました
おそらく、会見を終えた時点で、本人は大満足だったと思います。
数年たってから、ある編集者が「会見が終わったとき、彼は“これ、行くよね?”って
言いました」と話しているのをスポーツ紙で読んで、ますますその思いを強くしました。
“行く”とは、つまり、高い視聴率が出る、という意味です。真偽のほどは分かりません。
しかし、愛すべき後輩・逸見政孝なら十分に“ありうる”話なのです。

あのころ、彼はすでに死を覚悟していたと思います。
だからこそ、最後の“ステージ”で何かを残したいと考えてあの会見を開いたのです。
根っからの“テレビ屋”でした。目的は立派に果たして旅立っていきました。
…だから“満足”だっただろうと思うのです。思いたいのです。

冒頭の文章にある、自分のブログに“逸見は同期からあまり良く思われていなかった”と
書いたMは大学時代からの逸見の同期生です。逸見の“親友”と称しているほどですから
悪く言ったつもりはないのでしょう。私のこの記事も逸見を懐かしんで書いたものですが、
読み方次第では“悪口”と取れるかもしれません。少なくとも、テレビでしか逸見政孝を
知らなければ、抱いていたイメージとの間にギャップを感じるでしょう。避けることは
難しいですが、テレビの視聴者が画面を通して見るテレビ人はある意味“虚像”です。
本人が作ったり、演出によって作られたりしたものと知っておくべきです。

私のツイートやブログを読んで「フジテレビやWOWOWで見ていた岩佐と違う」という
クレームをもらうことがありますが、当然だし、自然でしょう。
現役アナウンサーは本音で話しているわけではありません。どこかで抑制しています。
私の場合、ヤクルトが好きで“アンチ巨人”でしたが、実況のときは気づかれないように
巨人の話題を多く話していました。
逆に日テレのアナが巨人好きだとは限らないし、九州のアナの中に「本当はホークスが
嫌いなんだけど…」と思いながら熱狂的な応援実況をする人がいてもおかしくありません。
ハハハ。
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彼を知り尽くしている私としてはイメージを壊さないように
慎重に言葉を選んで話したつもり。


「爆報THEフライデー」は見ませんでしたが、番組収録後のブログに“親友”・Mは
そう書いていました。坊主の彼でも“本音”をあからさまに語ることはできないのです。
ハハハ。

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しだれ・・・

近所で一番美しいしだれ梅です。
まだ、五分ぐらいです。
さて、この春はどこへ梅見に
出かけましょうか?

by toruiwa2010 | 2015-02-25 08:26 | 友ありて | Comments(8)
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年はとっても身だしなみはきちんとしようと思っています。
加齢臭はどうにもならないでしょうが、最低でも“小ざっぱりした”ものを身につけて、
歯はきちんと磨き、鼻毛は始末し、髭を整えるなど、少し混んでいる電車に乗ったときに
若い女性がさりげなく移動するようなことのないように、と心がけています。ハハハ。

面倒臭いとは思いつつ、理容室にも月に1回は足を運んで薄くなった髪を刈ってもらって
いましたが、想定外の骨折で外出もままならず、伸ばし放題にしていました。1ヶ月半が
過ぎたとき、余りにも見苦しくなったため、背に腹はかえられず、妻に散髪を頼みました。
案外、簡単に引き受けてくれましたが、初めてのことですから“いい感じ”のトラ刈りが
出来上がりました。たまたま、野球帽やニット帽をかぶってもおかしくない季節になって
いましたから、「ま、いいか」ということで、月に1回のペースでやってもらっています。

文章で言えば、推敲を一切しない我が家の“美容師”ですから「はい 終わり」と言われ、
洗面所に行って鏡に映してみると、全体はいいのですが、相当に凹凸があります。
文句は言いたくないので、見えるところは自分で“整髪”します。文字通り整えるのです。
ただし、見えない後頭部はほったらかしです。見んこと清し。ハハハ。
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先週金曜日、風呂に入る支度をして穴をあけたゴミ袋をかぶりました。誰がゴミやねん!
この日もかなり時間をかけて仕上げました。4000円節約できると思えば、十分です。
帽子をかぶらなくなる暖かい季節になっても岩佐理髪店は継続することになりそうです。
どうせ、誰も俺の頭なんて気にしちゃいないだろう。ハハハ。

のんきな年金暮らしだからこそできる“昼風呂”に入り、3時に妻と一緒に家を出ました。
映画を見るためです。お目当ては「麒麟の翼」でした。
吉祥寺シネマビルはお気に入りです。駅から近く、家から30分もかからずに行ける上に、
東宝、オデヲン座、スカラ座、セントラル…広からず、狭からず、ちょうどいい大きさの
劇場が4館入っています。いつもそんなに込むことはありません。
「J・エドガー」もここだったし、「ALWAYS 三丁目の夕日」もここで見る予定ですから、
10日間で3回通うことになります。パスがほしいです。ハハハ。
映画のレビューはいずれ。
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映画館を出ると、暗くなりかけていました。
8時から下北沢で会食の約束があり、総菜を買って家に帰る妻とは駅の前で別れました。
WOWOWの後輩ディレクターから声がかかって久しぶりで会うことになったのですが、
メンバーの一人の都合で8時集合という遅いスタートでした。
集合場所や時間の連絡を受けた数日後、生島淳さんから“ご相談”のメールが来ました。
「よろしかったら、その前にお茶でも飲みながら話しませんか?」というのです。
望むところです。時間はいくらでもありますから。ハハハ。

スポーツ・ジャーナリストの淳さんとは彼の忙しいスケジュールを縫うようにして年に
3回ほど会って話をする仲です。小学校5年生のときに「大リーグ中継」で私の実況を
聞いていたという彼とはほぼ30歳の差があるのに違和感なく話せます。特にテーマが
スポーツなら何時間話しても飽きることはありません。
しかも、第一線で取材している人ですから、珍しい情報やブログのネタになりそうな話を
仕入れることもできます。一石二鳥…。ハハハ。

数年ぶりの下北沢で1時間たっぷり話したあと、集合場所にもどって残りのメンバーと
合流し、定食屋“おじゃが”へ。この町でテニスのプロショップを経営して23年になる
阿部輝夫さんのセッティングです。
メンバーの顔ぶれはWOWOWのNBA番組を制作するプロデューサーとディレクター、
紅一点、番組に出ている中山明日実さん、そして、阿部さんと淳さんです。
いろんなところから人が集まって、初対面が3人もいるというのは面白い体験でした。
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仕事はばらばら、関心のある分野も多様な6人が飲みかつ食べながら好き勝手に
話すだけの会でしたが、クロストークがとても楽しく、有意義な時間を過ごしました。
この日、淳さんから3冊の著書をいただきました。1冊を読み終えました。
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生島淳著「浅田真央はメイクを変え、キム・ヨナは電卓をたたく」(朝日新聞出版)

タイトルを見るだけで「うん?」と思わせます。著者ではなく出版社の発想でしょうが、
さすがにプロは気を惹く題名を考えるものだと感心します。見習わねば。ハハハ。
もちろん、フィギュアスケートの話です。
フィギュアの歴史に始まり、採点基準の変遷、コーチの役割などが説明されていますが、
焦点はバンクーバー・オリンピックのキム・ヨナvs浅田真央の女子シングルです。
なぜ、あの結果になったか?採点表を細かくチェックしながら書き進めています。

私のブログやツイッターも少々荒れましたが、日本人にとっては バンクーバーと言えば
女子フィギュアをすぐ思い浮かべるぐらいお騒がせの対決でしたし、記憶に残っています。
採点表の読み解き方やコーチのあり方などフィギュアの裏側が分かりますから、ファンが
この本を読むと、今までとは違う視点が生まれるかもしれません。

私個人は、専門外のフィギュアについてこれまで書いてきたことが間違っていなかったと
自信になり、新しい知識や情報を得ることができました。
その半面、採点の仕組みがここまでややこしいのなら 理解しようという気にはなりません。
競技としての魅力は半減します。

私はこれまで通り、“美しく滑った者が勝つ”を物差しにして試合を見ることにします。
今週末は4大陸選手権があり、3月末には今シーズンを締めくくる世界選手権があります。
放送はどちらもフジテレビ…すでにバッシングが始まっているという話を聞きます。
まったく、“一部の”フィギュアおたくの“エネルギー”にはあきれますね。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-02-06 10:26 | 友ありて | Comments(11)