ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:メジャー&野球全般( 317 )

センバツの初日、甲子園に出かけた。

“高校球児の敵”が“聖地”に足を踏み入れるのはまずいとも

思ったが、出入り禁止ともいわれてないので。ハハハ。

出かけたのは、第2試合の日大三高vs履正社の試合に注目の

選手が何人か出ると聞いたからだ。


JRの甲子園口で降りて球場の場所を尋ねると、歩いたらかなり

時間がかかると“脅されて”タクシーに乗った。運転手さんとの

会話の中でチケットを持っていないと話すと、「もう、ないん

ちゃいますか」と言われて焦った。ハハハ。


いささか落ち込んでいると、いいことを教えてくれた。

その試合だったら、履正社は地元だからチャンスはないけど、

関東勢の日大三高側のアルプススタンド下に行けば、学校が

保護者などに配っている切符をもらえるかもしれない…と。

d0164636_09181351.jpg







球場につくと、入場券売り場の表示はどこも“売り切れ”だった。

あらかじめ聞かされていたのでショックは少なかった。係員に

日大は1塁側だと教えてもらい、そちらに向かおうとしたとき、

高速道路下の壁に日大三高の校章らしきものが目に入った。

長い列ができていた。最後尾の人に「三高の応援ですか?」と

確認して列に加わった。

d0164636_09180729.jpg







身分を証明するものを要求されるのではないかと心配だったが、

まったく疑われることもなく切符をゲットできた。指示された

1号ゲートの前に行くと大勢の人が集まっていた。第1試合の

vs至学館は終盤に入ったところだった。試合が終わってから

“応援団”が入れ替わるのだ。例の“炎上”事件のとき、顔写真も

さらされていたから、気づかれたらまずいことになると思い、

できるだけ顔を伏せていた。ハハハ。

d0164636_09183846.jpg














それからの時間が長かったこと!

8回裏に至学館が42としたので、もう少しだと思っていたら

9回に呉が追いついて延長にもつれこんだ。やれやれ。

12回でやっと決着がついて 球場の中に入れたのはゲート前に

並んでから1時間半後のことだった。

d0164636_09184497.jpg









前の人について階段を上がりスタンドに出てみると、そこは

内野アルプス席の一番外野寄りでライトのファウルポールの

“外側”だった。雰囲気を楽しむためだからこれで十分だ。

ただし、個々の選手を見極めるのはさすがに遠すぎる。ハハハ。

高校生離れした打者という評判の金成(日大三)、安田(履正社)

好投手だと聞いた桜井(日大三)の実力を判断はできなかった。

d0164636_09270155.jpg








甲子園は1990-91年にWOWOWと大阪・朝日放送が実施した

ハイビジョンの実験放送のために実況したとき以来の訪問だ。

独特の雰囲気がある。応援団用に用意された席だが、生徒や

保護者達とは離れていたために気楽に雰囲気を満喫した。


金成と安田を3打席ずつ見て席を立った。この日は夕方から

“イベント”があったからだ。

今回、芦屋に部屋を借りるのに苦労した。“78歳の独居老人

買うのはともかく借りるのは厳しい。夙川に住む甥を思い出し、

保証人になってもらうことでようやく借りられた。

おかげで心配のタネだった長兄の生活支援にめどがついたので

この日は彼の家族を招待して食事会をすることにした。


最後に会ったとき、彼の息子さんは3歳か4歳だったはずだが、

今は受験を控えた高校3年生(4月から)だし、まだ生まれて

いなかった娘さんは4月に中学生になる。ほぼ祖父と孫

関係だから、“ジェネレーション・ギャップ”が邪魔をしないか

心配していたが、杞憂だった。のびのび育った彼らとも気軽に

話せて、久しぶりに楽しい時間を過ごせた。


余談だが、この日、初めて知った言葉がある。出かける前に、

“甥の子ども”はどんな呼び方になるのかを検索した。

出てきた答えに少々驚いた。

又甥(またおい)、又姪(まためい)***。

そのまんまやないかい!ハハハ。

***大甥(おおおい)、大姪(おおめい)ともいうらしい。


by toruiwa2010 | 2017-03-23 09:27 | メジャー&野球全般 | Comments(2)

2014年にサッカーのワールド・カップ(南アフリカ)があった。

15年はラグビーのワールド・カップ(イングランド)16年に

オリンピック(リオデジャネイロ)と続き、そして今年は多くの

ファンが期待に胸を膨らませるWBCの開幕が近づいている。

スポーツ好きには嬉しいことだが、2行前の多くのファン

私は入っていない。


日本の試合がある日には、結局 テレビを見るし、それなりに

応援するし、興奮もするが、“ノリ”はよくないと思う。ハハハ。

“真剣勝負”であることを否定するつもりはないが、世界一を

決める大会としてはお粗末な点が多いからだ。

なんと言っても、3月という開催時期が微妙過ぎる。

WBC開催年以外のこの時期は、日本ではオープン戦の序盤、

メジャーでは野手組がキャンプインした直後だ。

侍ジャパンに選ばれた選手たちは仕上げのペースを例年より

少し早めれば対応できるが、厄介なのはMLBに所属する

プエルトリコやドミニカなどの選手たちだ。


今回のWBC37~22日、MLBの開幕は4月初旬だ。

例年なら、4月にピークを合わせて調整していけばいいのだが、

WBCに出場する選手はいいコンディションで臨もうとすれば、

1ヶ月、ペースを早めなければならない。最もやっかいなのは

投手たちの調整だ。今はどうなっているか知らないが、初めは

投球数の制限があった。この時期のコンディションが決して

ベストでないことを自分たちで認めている。変な大会だよね。


しかも選手たちは、大会が終わったあと、もう一度シーズンに

向けて体と気持ちを調整し直さなければならない。 それは

素人が考える以上に難しいことだと思う。

侍ジャパンにほしいMLB組がなかなか首をタテに振らない

理由はそこにある。建前はともかくWBCMLBをはかりに

かければ間違いなくMLBを選ぶだろう。彼らを責めるのは

酷というものだ。


2009年大会で大活躍し、連続MVPになった松坂大輔の記憶は

鮮明だが、MLB開幕直後に故障者リストに入るなど、体調が

整わないまま、前年の183敗から一転して、46敗という

みじめな成績に終わった。すべてをWBCのせいにすることは

出来ないが、松坂の“転落”はあのときに始まったとも言える。

本人はともかく、球団はどうしても二つを結びつけて考える。


同じ年のイチローも体調を崩してDLで開幕を迎えた。

こう書けば、必ず「ヒットを225本打ちましたが、何か?」と

コメントして来る“おっちょこちょい”がいる。そう、その通り。

しかし、それは 本人が嫌がるのを説き伏せて球団が開幕後の

8試合をきっちり休ませたからさ。


そして、私が“WBCは世界一を決めるのにふさわしくない”と

考える最大の理由は試合数の少なさだ。野球というスポーツの

特殊性に関係している。チームスポーツだが、投手vs打者の

対決を重ねて試合が成り立っていることを考えると他の競技に

くらべて個人競技の要素が大きいのだ。特に投手の力が大きく

ものを言う。


データがなければ、あるいは少なければ投手の方が圧倒的に

優位に立つ。先発投手によってチームの力が大きく変わる。

たとえば、大谷翔平が投げる試合は強かいかもしれないが、

ほかの投手の試合はどうしても何割か力が落ちる。

…そう考えていたら、大谷は離脱してJAPANの力は落ちた。


あらゆる競技の中で、勝敗の行方を左右する選手が数試合に

一度しか出場できないのは野球ぐらいのものではないか。

ケガさえなければ、メッシやCロナウドは毎試合出場して

エースとしてチームに貢献するが、野球のエースは違う。

こういうスポーツの世界一をこれだけの試合数で決めるのは

ナンセンスだ。せめて15試合ぐらいやらなければ 認める

わけにはいかないなあ。ハハハ。

d0164636_08444668.jpg









日本とアメリカの試合の主審がアメリカ人だったことがある。

体操や、フィギュア、ハーフ・パイプといった採点競技では、

複数のジャッジの一人として自国の選手のパフォーマンスに

関ることもあるが、直接対決の試合を当事国の一方の人間が

判定することは常識的には考えられない。


書き始めたらキリがない。

あとは、始まってからにしよう。


by toruiwa2010 | 2017-02-27 08:45 | メジャー&野球全般 | Comments(2)

良かれと思ってやってるのは分かるけど、

日本の野球中継は画面がごちゃごちゃしてるね。

“絵を汚す”と言うけど、情報ってこんなに

要るかね?うるさいわ。

d0164636_08070486.png









MLBにかかわり始めた70年代後半、アメリカのテレビで野球中継を見たとき驚いた。

画面が“広く”感じたのだ。ボールカウントさえめったに出さず、打席に入る選手の成績も

出したり、出さなかったり、出しても、前日終了時の数字を最後まで使っていた。

「ははーん。こいつら計算できないんだ」と思った。


この写真は1978年ワースルド・シリーズでドン・サットン(LAD)がレジー・ジャクソン(NYY)

打席に迎えたところだ。

今はどうか知らないが、当時の放送業界ではこれを「絵を汚さない」といったものだ。

字幕の出ているのがdirtyで何もないのがcleanだった。

d0164636_08083051.png












重箱の隅をつつく…


テレ朝の実況


加藤アナ「後半はやや乱れた」と話す。

フィギュアが嘘っぽくなるのは実況にも

責任があるのではないか。

私なら「だいぶ(かなり)乱れた」と正直に言う。

たとえ。浅田でも。

賛同者はいないのだろうが。

d0164636_08140167.png










「前半は本来の切れのあるジャンプを見せました。

ただ、後半、やや乱れて行ってしまったという印象…」

…正確に文字に起こすと、長洲未来がFSの演技を終えたところでアナはそう言った。

なぜ、こういう言葉にこだわるかと言えば、“事実”を伝えていないからだ。


スコアを見れば、彼女の後半の演技のところには回転不足、ダウングレード、無効な要素…

といった評価が並んでいる。その乱れ方は決して“やや”ではなかったことが分かる。

フィギュアにかかわる解説者や実況アナは“おしなべて”選手にやさしい。いや、甘い。

それは競技の性格もあるのだろうが、みんなが“ファミリー”化している。いいだろう。

しかし、せめて実況は視聴者に事実を語ってほしいのだ。


TBSnスタ」の場合:2


空港はピョンヤンではなくてピョンチャン

だということを協調してほしい

フリップにはそう書かれていた。

”強調”の間違いだが、担当の加藤アナはじめ、

スタジオ内のだれもミスを指摘しない。

「間違えました。すみません」ですむ話なのに。

プライド?沽券?

d0164636_08171996.png







おそらく、スタジオにいた全員がおかしいと思ったはずだ。残り時間が少なくなっていた

かもしれないが、間違いを見過ごす理由にはならない。“手書き”の時代には、この種の

ミスはなかったが、いまは誤変換の時代だから、しばしば見かけるようになった。

「すみません、強調の字が違います。強いです」…たった数秒だけどなあ。


月曜日の同じ「nスタ」は週末にぎやかだったハロウイーンを取り上げていた。

一段落し、そろそろ次の項目に移るのかなと思ったとき…

d0164636_08132890.png








「ハロウイーンて言うんですね?」と堀尾キャスター。NHK出身だから気になるんだね。

「はい、TBSではハロ“ウイン”ではなくハロ“ウイーン”」と山内アナ。キッパリと。

この会話がしっかり頭に残っていた岩佐爺の目に数分後、この映像が飛び込んできた。

山内さん、堀尾アナへの説明は「TBSの“報道”では…」と言うべきだったみたいだね。

ハハハ。

d0164636_08121525.png










このところ、「nスタ」がらみの話が多いかもしれない。母局の「みんなのニュース」が

5時からになり、4時から5時まではtbsを見るようになったからだ。“やり玉にあがる”

コメンタリーの皆さんには申し訳ないが、苦情はフジの編成に行ってほしい。

あ、なぜ、日テレじゃなくてtbsか?メイン・キャスター起用の理由が不明だからだ。

ハハハ。


アイスランド、レイキャヴィークの 丘に立つキャビン。
美しい!
d0164636_08045686.jpg














人気ブログランキングへ

⇑ 面白かったらクリックを

by toruiwa2010 | 2016-11-02 08:18 | メジャー&野球全般 | Comments(4)

広島カープ・黒田博樹の力投が続く。

第7戦までもつれこまない限りこれが

彼の最後のマウンドになる。

楽しませてもらったことに感謝しつつ

テレビを見る。 4回まで1失点、

大谷には 打たれているが、きっと

気分よく投げているだろう。

いい思い出を作ってほしい。

d0164636_08135642.png












日本シリーズが第6戦で決着したため、第3戦が長いキャリアの最後の登板になった。

ふくらはぎに異変が発生して6回途中での交代になったのは気の毒だったが、彼らしいと

言えなくもない。


東京にいてCSを見る環境になかったからMLBに渡る前の黒田はあまり見ていなかった。

ヤンキースに移ってからの登板はほとんどすべて見たと思う。それだけの魅力があった。

その投球スタイルは“男気”の一語で片づけられない気がする。オーバーかもしれないが、

マウンドに彼の生きざまが投影されているようだった。


2008 4.03(リーグ37位)

2009 (規定回数未満)

2010 4.26(26)

2011 3.69(35)

2012 4.30(22)

2013 3.16(37)

2014 3.75(35)

d0164636_08133244.png








0811年はドジャース、12年以降はヤンキースで投げた。どちらのチームでも、なぜか

登板するときの援護点はいつも低かった。凡人だったら「いい加減、打ってくれよ」と

腹を立てるところだが、味方が“何度目”かのチャンスを逃がしたあとでも、黒田は表情を

変えることなく、同じ足取りでマウンドに上がり、黙々と投げ続けた。口うるさいNY

ファンからも評価が高かった。まじめで我慢強い…日本人の(男のw)よさをアメリカ人に

見せつけてくれたことに感謝だね。ハハハ。


打者を圧倒するような球種はなかったが、丁寧に投げて的を絞らせず、集中打を浴びて

マウンドで立ちすくむような場面は少なかった。

MLBでの初登板のあと200846日付のブログにこんな風に書いている。(抜粋)

d0164636_08065714.jpg








黒田がいいスタートを切りました。

1回の表自軍の攻撃中にはダグアウトで相当緊張した表情を見せていました。

無理もないでしょう。地元ファンや球団のことを考慮してFA権の行使を

1年延ばしてあこがれのメジャーに行き、その最初の登板を迎えようとして

いたのですから、自然に緊張してしまうのでしょう。

どの球種もコントロールがいいので、早めにカウントを整えられるところは

大きな利点です。今朝のサンデーモーニングで張本が「松坂より勝つかも

しれない」と言っていましたが、賛成です。


投球数が少ないのは長丁場を乗り切るにはとても重要なことです。

昨日は初登板のプレッシャーも考えての交代でしょうが、少し慣れたら、

長いイニングを任せてもらえるようになるのではないかと思います。

ちなみに、私が張本の発言に賛成するのはきわめて“まれ”なことです。ハハハ。


広島時代は見る機会が少なかったのですが、いざ、マウンドに上がってからの

落ち着いたピッチングは魅力いっぱいでした。西武に入団したころ、松坂の

ピッチングも見るに値するものだと思っていましたが、黒田も 登板のたびに

テレビの前で楽しむことになりそうです。


第一印象通り、楽しませてくれた。

MLBでは通算7年で212試合に先発し、7979敗、防御率3.45という成績を残した。

“勝率5はまことに意外だ。常識的に考えると、200試合以上に登板してその防御率が

3.45だったら100勝はするものだ。援護点に恵まれなかったことと無関係ではない。


日本の戻った時点では、まだ二ケタ勝つ力があると見る球団がメジャーにもあった。

振り切って帰国の道を選び、古巣・広島カープと契約したとき、私は大きくうなずいた。

著書を読めば、「最後は古巣でプレーしたい、それも力があるうちに」と考えているのは

明らかだったからだ。


日本一は逃がしたが、リーグ優勝を土産に黒田がユニフォームを脱いだ。

球団は背番号15を永久欠番にするそうだ。

ドラマを感じさせたマウンド姿を見られなくなるのは残念だが、幸せな野球人生だった

だろうなと想像できる終わり方をしたことでファンとして納得し、喜びたい。


おつかれさま。


人気ブログランキングへ
by toruiwa2010 | 2016-11-01 08:17 | メジャー&野球全般 | Comments(4)

メジャー・リーグは今日からワールド・シリーズが始まりました。

さて、当ブログ恒例の通信簿はこれが最終回になります。

来年以降は見る機会が減りそうだからです。

つまり、“老いた”からです。ハハハ。


2007年オフから始めて多いときは3回に分けて書いてきた

通信簿ですが、去年から1回で終わるようになりました。

あまり、嬉しくはありません。

*評価はSA+AA-、B+BB-、Cの順です。


A イチロー (マーリンズ 通算16年目)

143試合 .291(32795) 出塁率.354 1HR 22打点 30四球・42三振 10盗塁

d0164636_09050473.jpg










現地87日のロッキーズ戦でライト・フェンス直撃の3塁打を放ちMLB史上30人目の

3000安打を達成した。16年目、2452試合目、9567打数目の快挙だ。お見事!

日本人でこの記録を達成する人はおそらくもう出てこないと思う。


シーズン前、「去年の数字を当てはめると、達成は9月になるだろう。まかり間違えば、

来年に持ち越すこともありうる」と書いたが、5月に主力の一人がケガで欠場したときに

大爆発をしたので一気にペースが速まった。アウェーだったが、雰囲気はホームとあまり

変わらない中で達成できてよかった。しかも、達成の瞬間が日本時間の午前7時半過ぎ

だったから、多くの日本人がライブで喜びを共有できたのもよかった。

次に、日本人がこれほどのマグニチュードの記録に挑戦するのを目撃するのは早くても

数十年後だろう。

d0164636_09054638.jpg










閉幕後すぐに、来シーズンもマーリンズでプレーすることが決まった。

監督がイチローに敬意を持っているし、チームは控えの外野手として願ったりかなったりの

選手をキープできる。しかも、信じられない安さで。


イチローにとってもメリットが多い。まず、内情が分かっているのが大きなポイントだし、

若手が多いチームメイトから尊敬されている。イチローの年齢になったら、こういった

居心地のよさこそチーム選びの最大の条件だと思う。それを考えると、イチローが着る

最後のユニフォームはマイアミ・マーリンズのものと言って間違いないのではないか。


評価がSA+でないことに異論があると思う。

あくまで、今シーズンにかぎった評価だということ、3000安打は16年の成果だということ、

チーム内でも第4の外野手だったことなどを考慮して評価をAとした。了承されたい。


A 田中将大(ヤンキース 3年目)

31試合 144敗 1992/3 防御率3.07 36四球・165三振 22HR

d0164636_09063723.jpg











最後の2試合の先発を回避せざるを得なかった点を除くと、立派な成績だ。

特に、終盤でヤンキースにワイルドカードのチャンスをもたらした7連勝は光る。

かつての、相手を力で圧倒するピッチングは見られなくなった。しかし、“かわす”という

ピッチングとも違う。丁寧に投げて集中打を浴びない…クレバーな投球が印象に残る。

ヒジの不安は去ったわけではないだろから、来年以降もこの投法が続くのだと思う。


開幕から1ヶ月半で1勝しかしていなかったのに、最終的に“14勝”したことに注目が

集まりがちだが、もっと褒められるべきは“負けを4つ”に抑えたことだ。

投手としての勲章“200イニング”や防御率1位をわずかのところで逃がしたのは残念だが、

記録を目標にしていたわけではないだろう。長いキャリアを考えたら、不安を抱えながら

マウンドに上がらなくてよかったと思う。


8月、9月の投球は堂々たるものだった。チームはベテラン勢が去るが、終盤で起用した

若手に“手ごたえ”があったから来年こそ、プレーオフで活躍する彼の姿を見たいものだ。

そのためには、ブルペンの強化が必要だろうが。


B+ 岩隈久志(マリナーズ 5年目)

33試合 1612敗 199回 防御率4.12 46四球・147三振 28HR

d0164636_09071981.jpg








1年を通して制球に安定感がなかったのは何故だろう?フォアボールが過去最多だった。

SO/W…つまり、三振と四球の比が先発に転向して以来のワーストだった。(3.20)

三振を取るボールはあるが、力でねじ伏せるタイプではない。打たせて取る投手だから、

ストライクを先行させて有利なカウントで勝負をしたいのだが、今年はそうはならない

試合が多かった、


5.06点という高い援護点もあって自己最多の16勝を挙げたことは十分評価できるのだが、

12敗は大きな減点材料だ。1516勝する投手は悪くても負けを半分以下に抑えるものだ。

ワイルドカードでプレーオフ出場の権利が取れそうだった8月中旬以降の9試合の成績が

振るわなかったのも印象が悪い。25敗で防御率4.96…エース格だけに残念だ。


以上が“B+”の理由だ。

投手の16勝は打者なら31分ぐらいか。それだけ頑張ったのだから本来なら“A-”が

妥当だが、どうしても気になるのだ。許されたい。


B+ 青木宣親(マリナーズ 5年目)

118試合 .283(417-118) 出塁率.349 4HR 28打点 34四球・45三振 7盗塁(9盗塁刺)

d0164636_09090909.jpg










MLB 5年間で4球団目になる。日本ではトップクラスのバッターだったが、メジャーでは

…というか、あちらのGM、監督、コーチの目には“並みの選手”に見えるようだ。つまり、

どの球団にとっても“不可欠”な選手にはなり切れない。逆に、それでも必ず次の球団が

出てくるのは青木に間違いなく“3.5人目”の外野手の力を持っているからだろう。

コンスタントに28分を打つ選手はそう多くないからなあ。


2度にわたってマイナーに落とされた。対左投手の成績が悪すぎた。

それを除けば“1番・レフト”でそれなりに出場のチャンスはあったし、2度目の降格から

戻ったあとの数字は素晴らしいが、全体として球団に求められた数字を残したかどうかを

聞かれると答えは微妙だ。打率も出塁率も過去4年とあまり変わらないのだが、本塁打が

打てないし、盗塁の成功率も悪すぎて存在感は薄かった気がする。


マリナーズの来季のチーム構成がどうなるのか知らないが、年齢的にも、ポジションを

確保するのに苦労するのではないだろうか?


A 前田健太(広島カープ→ LAドジャース 1年目)

32試合 1611 1752/3 防御率3.48 50四球・179三振

d0164636_09112368.jpg









1年目ですから、12勝、防御率3.50をクリアしたらあっぱれを贈ります…

“展望”にそう書いた。16勝は“あっぱれ”どころか、どんなに褒めても褒め足りない。

お見事と書いておく。


コーナーをつくピッチングだが、審判によってはきわどいところをストライクに取って

くれないためにかなり苦労する場面も何度か見かけた。“仲良く”してできるだけたくさん

右手を挙げてもらうようにしないとね。ハハハ。


C ダルビッシュ有(レンジャーズ 4年目)

17試合 75敗 防御率 3.41 1001/3 31四球・132三振 12HR

d0164636_09094783.jpg










TJ手術からマウンドに戻ったのは5月末だった。

5回を投げて3安打1失点。7三振を奪って勝ち投手になった。チームも好調だったから

プレーオフに向けて大きな力になると期待した。

注目したのは復帰して最初の登板で最速158キロを出したことだった。


TJ手術を受けると球速が落ちる投手と増す投手がいると聞いた。2度目以降の投球を見て、

ダルビッシュは後者なのだと確信した。彼のスタイルから考えると、威力がある変化球を

頭に入れつつ、手術以前より速い球にも対応しなければならない打者は大変だ。

このまま登板を重ねていくと、秋を迎えたときのダルビッシュはMLBでも5本の指に入る

ピッチャーになるのではないかと思った。…どこかに書いたはずだが見当たらない。ハハハ。


なかなか調子が上がらず、期待したほど勝ち星も伸びなかった。

公式戦最後の2試合は内容もよかったが、プレーオフでは打ち込まれた。

評価が厳しいのは期待が大きい証拠だ。来シーズンは開幕から真価を見せてほしい。


上原浩治と、田澤純一については

ニュース映像以外 見る機会がなかった。

数字だけで評価するのは遠慮しておく。


by toruiwa2010 | 2016-10-26 09:15 | メジャー&野球全般 | Comments(0)

マエケン:納得の降板


前田の降板に?がついているとか。

212塁で打席に相手の投手…で

交代を告げられた。今日の主審は

コーナーの球をとらなかった。 走者2人…

監督は力でねじ伏せるタイプではない前田より

相手が投手でも真ん中で三振がとれる投手に

したかった のだろう。納得の交代だ。

d0164636_08291669.jpg







もちろん、ペナントレースだったら100%、交代はなかっただろう。

22敗で迎えた第5戦だった。残り2試合をアウェーで連勝することの難しさを思えば

何としても…6.7戦の先発以外のすべてのピッチャーを使ってでも、勝って王手をかけて

おきたいと監督は考えていたはずだ。


マウンドの前田はレギュラー・シーズン終盤からハッキリと調子を落していた。しかも、

この日の主審は両サイドがとても厳しく、きわどい球をボールと判定されて苦しんでいた。

そして、場面は1点ビハインドの4回、21,2塁だった。

打者は投手だから、前田でも打ち取れたかもしれないが、監督は確実にアウトする方法を

選んだのだろう。バットに当てられたら何かが起きる可能性がある。有無を言わせぬ球で

三振に仕留めたいと考えたのではないか。


長く日米の野球を見て来た…というだけの“半素人”はそんな風に思考する。ハハハ。

前田が不愉快だと感じたとすれば、それはMLBの勉強が足りないのだろう。1年目だから

無理もないが、多くの点で日米の野球には違いがある。かつて言われた“ベースボール”と

“野球”ほど差はないにしても。ハハハ。


平尾誠二が逝った


ラグビーの平尾誠二が死んだ!

53歳だという。若いのに。

この競技にはスターが生まれにくいが、

日本中にファンがいたラガーマンだった。

端正な顔で華麗なプレーを見せてくれた。

冥福を祈る。

d0164636_08294767.jpg









ラグビーはシーズンが短いし、“個”が目立ちにくい典型的なチーム競技だから基本的に

スター選手が存在しない競技だ。また、競技場の熱気はもの凄いのにテレビの視聴率には

まったく半映されない競技でもあった。そんな中、最初に日本中のファンから注目され、

愛されたのは明治大学から新日鉄釜石に進んだ松尾雄治だった。


明治や釜石が試合をする日の秩父宮競技場は記者席を確保するのも難しかった。

超満員のスタンドに紛れ込むのがやっとだったし、松尾の華麗なプレーを眺めるついでに、

そこに来ている“にわかファン”の美人を眺めるのも楽しいものだった。ハハハ。

ラグビー・ファンであることが“ファッション”だった時代だ。

プレー・スタイルやカッコ良さなど、雰囲気が似ている平尾も人気者だった。

人望もあったと聞く。ラグビー界は惜しい人材を失った。あまりにも若すぎる。


本人は知らん顔


先日の「サンモニ」での張本が問題ある発言をした。

箱根駅伝の予選で落選した中大に関して「内紛の

噂がある」と。 抗議を受けて番組が謝罪したそうだ。

本人は詫びないんだ。

d0164636_08304683.jpg







いつものパターンだ。なぜ、こんな男を番組が

大事にするのかまったく分からない。

問題の発言を聞いた瞬間に「うん?」と思った。彼がソースを持っているわけがないから、

打ち合わせか雑談の中で「…らしいですよ」とスタッフが言ったのを口にしたに違いない。


「…だから、俺の責任じゃない」と言いたいだろうが、そうじゃなかろう。「…にしても、

言ったのは私だから、責任は私にある」と詫びるのが普通じゃないか。

「俺は関係ない」…江川紹子を追い出したときに似ている。


帰心 矢のごとく?

黒田博樹、今シーズンで引退。

やり切ったのだろう。おつかれさま。

きっと、シリーズが終わったら

すぐ家族が待つアメリカに向かうんだね。

いろいろあるだろうが、全日程終了まで

待ちたかったね。

d0164636_08313733.jpg










1970年代、私がメジャーを取材していた当時は開幕のころ行く先々の球団からメディア・

ガイドというパンフレットをもらったものだ。取材に行かないところは手紙で(メールは

ないことだから)で郵送を頼んだ。チームの歴史や前年の成績、選手についての情報などが

ぎっしりと詰まった貴重な資料だった。今ならネットでいつでも手に入るが、そのころは

実に“アナログ”だったのだ。


今のデータでは見かけなくなったが、そのころのメディア・ガイドは結婚した日付なども

載せていた。面白いと思ったのは、9月末や10月初めの日付が多かったことだ。なぜか?

プレーオフに出られないチームの選手たちがシーズンが終わる日、あるいはその翌日に

挙式しているのだ。球場から挙式場に直行するつもりで式服をロッカーに持参した選手が

最終戦を終えて、ロッカーに戻ると一式がバスタブに浮かんでいた…という話を新聞で

読んだことがある。プラクティカル・ジョークと言う。ハハハ。


「黒田はすぐアメリカに“帰る”でしょう」は先日会った友人の受け売りだ。

そして、発表はあの時期になったのは黒田流の思いがあってのことだと、あとで知った。

若いころのことはほとんど知らないが、アメリカ行き前後からの黒田について聞く話には

感心させられることが多い。


*今日の日ハム戦が最後のマウンドになる。

本人もファンも、何年たっても"思い出したい"試合になるといいね。


拙句

d0164636_08281925.jpg



















人気ブログランキングへ

⇑ 面白かったらクリックを

by toruiwa2010 | 2016-10-25 08:38 | メジャー&野球全般 | Comments(2)

神無月とか


10月が始まっている。日本では年度替わりを意味する。なにより、イメージが本格的な

秋にストレートに結びつく。テレビは今日の東京は30度を超えるらしいと言っているが、

いずれ気温も落ち着いて行くだろう。私は夏の暑さが嫌いじゃないから少々心残りだが、

対照的に暑さが苦手な妻が体調を崩すこともなく、元気で10月を迎えてられてよかった。

d0164636_08273139.jpg







9月末に78歳になった。いや、「おめでとう」は要らない。高校時代に肺結核を患ったし、

若いころから胃腸が弱かったからこんな年まで生きるとは思っていなかった。「憎まれっ子、

世にはばかる」…ということか。ハハハ。


旅をする、読書を楽しむ、映画を見る、食べ歩く…何をやるにももってこいの季節だね。

テレビでスポーツを観戦するのも楽しみだ。MLBは明日からプレーオフが始まる。

日本プロ野球もクライマックス・シリーズに入る。始まったばかりのフィギュアスケートも

楽しめそうだ。

…ということは、うっとうしいだろうが、放送の仕方や実況・解説のしゃべりに対しての

@toruiwa のつぶやきが多くなるわけだ。準備はいいか?ハハハ。


見たい映画のラインナップも待っている。自分ではそれほど気合を入れたつもりはないが、

かなり見ている。気がつけば、これから出かける「SCOOP」で100本目だ!


嫌われ者同士とか…


注目のディベートが始まる。

ヒラリー・クリントンvsドナルド・ トランプ

…嫌われ者同士の対決とか言われるが、いやでも

どちらかが 自由世界のリーダーになるのだ。

接戦だと言う。このディベートの出来が勝敗を

左右する可能性はある。

日本の党首論戦とは比較にならんぞw


政治は苦手な分野だが、4年に一度の大統領選挙にはどういうわけか興味を持って見守る。

同時通訳はあるものの、外国のトップを選ぶ選挙のためのディベートだから全部 英語だ。

私の英語力では、つっかえながらの通訳でも“邪魔だ”と言って消すわけにはいかない。

ハハハ。

d0164636_08311481.jpg







言葉は難しくても表情や仕草は見れば分かる。

政治経験がまったくない異色の候補として登壇し、相手の持ち時間なのになんどとなく

口をはさむなど 気持ちが先走りしていたトランプ。

歴史上初の女性候補として、笑みを絶やさず、相手の発言に耳を傾け、自分の番になると、

なめらかに自信たっぷりに話したクリントン。

私の見るところでは明らかにクリントンがトランプに勝っていた。アメリカのネットでは

そうでもなかったという報道を見てビックリしたが、メディアはほぼすべてクリントンに

軍配を上げていた。

あと2回あるからどうなるか分からない。できるだけ、CNNで見ようと思う。


ウィキリークスのアサンジがクリントンにダメージを与える文書を発表するはずだったが、

なぜか、突然キャンセルされた。一方で、NYタイムズに過去の納税記録について“ヤバイ”

記事を書かれたトランプはこの窮地をどう脱出するのか?当然 予想されるクリントンの

激しい“突込み”を嫌ってトランプが回避する可能性はあるのか?次回の論戦が楽しみだ。


ダ・イ・ド・ン・デ・ン・ガ・エ・シ!!


日本ハム 優勝!!

大谷が125球、1安打・15三振で完封!!

ストレートが走り、スライダーがハンパなく切れて

西武をまったく 寄せ付けなかった。見事な若武者だ。

打者としても非凡だが、投手としての大谷はいくら

チケットが高くても 買って見たいと思う。

MVPだね。

d0164636_08320077.jpg








SBホークス は最大11.5ゲームのリードを逆転されリーグV を逃がした。監督・選手も

ファンもさぞ悔しいことだろう。似たような経験を持つ人は世界中にたくさんいる。

私がMLBを追いかけ始めた1978年、レッドソックスは2位に最大14.5ゲームの差を

つけていたが、ヤンキースに逆転された。

1963年の南海ホークスが14ゲーム差を西鉄ライオンズに優勝をさらわれたこともある。

こういう現象を英語で“CHOKE”と言う。窒息だが、重圧に負ける意味で使われる。


日本野球についてはそれほど熱心なファンではないのでペナントレースを細かく見て来た

わけではない。ホークスが大量リードして、戦力を考えても優勝は動かないとなんとなく

思った記憶はある。それが、なんと…。勝負は下駄を履くまで分からない…んだね。

大谷の貢献は計り知れない。特に、この日の投球は圧巻だった。

日ハムファンには悪いけど、早くメジャーに行かせたい。“二刀流”のまま受け入れられるか

どうかは分からないが、頭に浮かぶのはやはりマウンドの勇姿だ。


人気ブログランキングへ

⇑ 面白かったらクリックを

by toruiwa2010 | 2016-10-04 08:36 | メジャー&野球全般 | Comments(0)

George Herman Ruth Jr.…それがベーブ・ルースのことだと分かるのは

野球ファンでも相当 年配の人だと思う。 Norma JeaneMortenson…が

マリリン・モンローの本名だと知ってる人が少ないのと同じだ。違うか?

d0164636_07325700.jpg










戦前のメジャー・リーガーだ。ほぼ一世紀前の選手だが、アメリカでは

今でも彼の名前が会話の中に出て来る。1927年に彼が打った60本塁打は

それほど衝撃的で偉大な記録ということだろう。

ピッチャーとして出発し二刀流だった時期もあったが、通算で94勝を挙げ、

そのあとバッターに転向した。野球の殿堂ができて、真っ先に表彰された

5人の一人だ。たぶん、アメリカではあらゆるスポーツを含め、最も尊敬を

集めるアスリートに入るだろう。モハメド・アリ、マイケル・ジョーダン、

ウエイン・グレツキー(カナダ人だが)、カール・ルイス、マーク・スピッツ


人懐っこい笑顔がニックネーム“ベーブ”によく似合う。

時代が違いすぎるから本当のところは分からないが、MLB史上ルースほど

ファンから愛された選手はいないのではないかと思う。今のMLBの人気と

隆盛に彼が果たした役割はとてつもなく大きい。

d0164636_07331975.jpg










海のこちら側から眺めていて羨ましいのは、とっくに亡くなった選手でも

歴史に名前を残した“ヒーロー”たちはいつまでも大事にすることだ。

毎年415日、MLBの全選手が背番号を“42”にする。ジャッキー・

ロビンソンが黒人として初めてデビューし、“差別の壁”を破った記念すべき

日だから、敬意をこめて彼の背番号をつけるのだ。


日本はどうか。

王貞治という大選手がいた。一本足打法からホームランを量産してファンの

喝采を浴び続けた選手だ。

さて、王がシーズンで打った最多ホームランの数は? “世界一”だと言う

人もいるが、通算では何本打ったか?


55本、868本”とすぐに答えられる人がどれぐらいいるだろう?

王が最も華々しい活躍を見せたのは1960年代から70年代にかけてだ。

わずか50年前のことだが、王貞治が何者かについて若い人はもう知らない。

悲しいね。アメリカでは100年前のルースをいまだにリスペクトするのに。


発売中の週刊文春9/29号の表紙に和田誠が描いたのがベーブ・ルースだった。

彼が1927年に60号を打ったのが929日だったからだと言う。日本にも

偉大な選手の思い出を大事にする人がいることを知って嬉しい。

d0164636_07322445.jpg










写真の人形は、私がMLBを実況していた1970年代に

ニューヨークのグッズ屋さんで求めたものだ。



人気ブログランキングへ

⇑ 面白かったらクリックを

by toruiwa2010 | 2016-09-29 08:28 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
d0164636_715859.jpg
今後、何千、何万回放送されることになるか分からない3000本目のヒットがもう少しで
ホームランという会心のヒットでよかったですね。MLBではきわめて異例のことですが、
試合中にもかかわらず、ベンチにいたチームメイトが3塁ベースのイチローのところまで
お祝いに駆け寄りました。ハグされる彼の小柄な体が一瞬見えなくなりました。一貫して
彼には厳しいことを言い続けた私でさえ目頭が熱くなりました。
d0164636_722786.jpg
ベンチにもどって定位置に腰を下ろした彼のサングラスの下から流れていた“液体”を
“涙”だとする報道があり、ネットもかなり騒いでいますが、賛成できません。
ヒットを打ってからダイブ時間がたっていました。“目を潤ませる”のなら分かります。
しかし、“クール”が売り物のイチローがカメラが撮っていることを知りながら涙を流す…
あり得ない気がするのです。ちょうど、目の真下を流れていましたから、そう見えるし、
その方が“ストーリー”としてもおいしいですから、そう思いたい気持ちは分かります。
私だってどちらでもいいのですが、彼の性格を考えたら、涙ならベンチ裏に行くと思うし、
“涙”の外側にもう一本“液体”が流れていましたから、“汗”だと思うのです。
彼のバッティングの分析はできませんが、“涙か汗か”なら少し自信があります。ハハハ。
d0164636_6565347.jpg
本題に戻りましょう。

おめでとうございます!
3000安打に最大級の賛辞を贈りたいと思います。
年間に180安打を打てばMLBでも好打者と呼ばれるでしょうが、毎シーズン180本だと
足掛け17年かかります。200本ずつ打っても15年かかる“金字塔”です。
1シーズン・200安打を一度も達成できなかった打者、MLBで15年プレーできなかった
プレーヤーが一体何万人いるでしょうか。3000安打はそういう数字です。長い歴史の中で
わずかに30人目という事実が“偉業”を物語っています。

それにしても、ここまで苦しむとは。
彼が10年連続200安打+3割を達成した2010年8月のブログにこう書いています。

10年目の今年はイチローにとって節目の年になるのでは
ないかと思いつつ、開幕から“推移”を見守ってきました。
今年も200安打を達成したら、それはおそらく、何十年も
破られないような大記録としてメジャーの歴史に残ることでしょう。

そのあと、彼は何を求めてプレーするのか?
さらなる連続200安打?メジャー3000安打?日米通算最多安打?
どれも違うような気がします。
まだ一度もプレーしたことがないワールド・シリーズの舞台に
立ちたいのではないか、と思うのです。
野球選手なら最後に目指すのはそこでしょう?
ただし、マリナーズにいてはその希望がかなう可能性は低いと
言わざるを得ません。優勝を狙えるチームへの移籍…選択肢として
考えてもいいのではないでしょうか?
契約は2012年まで残っていますが、大きな障害にはならないはずです。
将来性豊かな若手2,3人と交換なら、成立する話です。


なかなかいいところをついていたと思います。ハハハ。
そして、私がイチローの3000安打に初めて触れたのはこのときでした。
なかなか動こうとしなかったイチローがヤンキースに移ったのは2012年でした。そのとき
2553安打でした。残り447安打…選手としてのピークは過ぎていましたが、少し頑張れば
ピンストライプを着て達成することも可能だと思っていましたが、ヤンキースで上積み
できたのは311本にとどまり、去年、マーリンズに移りました。

将来性のある若手外野手が多いマーリンズに決まったとき、出場機会は少ないだろうに
本当にそこでいいのかと思いましたが、ケガ人が出たために400打席以上を得ました。
若手たちとのコミュニケーションもうまく取れ、首脳陣からも信頼されて今シーズンも
同じ環境でプレーすることになりました。ラッキーでもありますが、普段の努力の賜物と
言うことができると思います。

開幕時の“日本人選手への期待”の中でこう書いています。

イチローの今年の打数は多くても280、下手をすれば250に届かない可能性もある…と
見ています。先発は最大で50試合程度だと思うからです。これらの数字の問題点は
単純に数が減るだけではないというところです。
まとめて試合に出る機会が著しく減り、調子の維持が極めて難しくなるのです。
ええ、たとえイチローでも。…と、“へぼ”野球ファン(謙遜でっせ)は考えます。

3000安打達成は早くても8月の終わり、遅ければシーズン終了間際になりそうです。
最終戦に3安打が必要…などという“ドラマチックな”展開になるかもしれません。


5月下旬に3試合で10安打、6月上旬に4試合で8安打という“大爆発”があったために
この予測は大幅に狂いました。ここ数年のバッティングを見たらとても想像できません。
「それをやってのけるのがイチローじゃないか」とマニアは言うでしょうが、あいにく、
私はそこまでのファンではないので。ハハハ。
お気づきのように、この記事では“です”“ます”と丁寧な文体で書いています。ここ数年、
イチローには厳しいことばかり書いてきた私なりの敬意の表し方です。
これでも、彼が海を渡ったころは熱心な応援者でした。

2004年10月1日、私は築地市場の向かいにある国立がんセンター・中央病院にいました。
前立腺がんの手術から3日目の朝でした。手術直後は体に何本も管が刺されていましたが、
この日、2本目のドレインと酸素をはかるために動脈に刺してあった針が抜かれました。
担当の先生が「岩佐さん、いよいよ、あと一本になりましたよ」と声をかけられたとき、
私はこう返しました・

「え、イチローと同じですね」。

ちょうど、その朝、彼がMLBの最多安打記録(257安打)に迫るシーズン通算256安打目を
打ったところだったのです。私としては2塁打級の“ヒット”でしたが、先生はまったく
反応せず、“すべった”形になったのは残念でした。ハハハ。
d0164636_71113.jpg
27歳でMLBに入ってから16シーズン目、まことにあっぱれな“偉業”です。
シーズン200安打や日米通算での“世界記録”には「異議あり」とクレームをつける私も
この“3000安打”には手放しで祝福の言葉を贈ります。おめでとう!

練習量がハンパじゃないと聞いていますし、報道を読む限りですが、常に、体の手入れ、
道具への目配りを欠かさず、食事に神経を使い、球場でも病的なほどルーティンを守り、
危険なプレーを避けてケガをしない…、“天性”の脚の速さやバッティングのうまさに加え、
気の遠くなるような努力があって初めて3000安打は達成できるのでしょう。

アスリートとしてどのように42歳になったかが
大きな違いを生みだすと信じている。
僕は自分の体について学んできた。
才能だけで42歳までやってきたのではない。


人気ブログランキングへ

⇑ 面白かったらクリックしてください。

by toruiwa2010 | 2016-08-09 08:15 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
クラーク記念国際…とやら、
創部3年目で甲子園初出場とか。
当然、選手個々人の努力は
あったのだろうが、どこかに
「からくり」があるよね。


先日、アメトーークの“高校野球大大大大好き芸人”を見た。
よくそこまで知ってるなあ。売れっ子もいるのにどうやって時間を作ってるんだ?…と
感心しながら芸人たちのトークを楽しんだ。
甲子園を沸かせた試合の話はそれだけでも面白いのだが、“その後”を彼らが熱く語るとき、
見事なエンタテインメントになっていた。そして、花巻東高校の“最後のノック”には
完全にやられた。監督と選手がここまで互いを思い合えるものかと目頭が熱くなった。
放送中に、何かのきっかけで“あの件”が出て来るのではないかとドキドキしていた。
いい話をしようという趣旨だから出るわけもないのだが、正直、気が気ではなかった。
ハハハ。
d0164636_8115371.jpg
少し“反省”もした。ここ10数年、高校野球を“斜め”から見過ぎていたなあと。
中学から高校ぐらいまで、大会中はテレビの前に座り込んで離れなかったものだ。
当時から高校野球は人気があった。しかし、“関西限定”だった気がする。雨が降ったり、
地元勢が敗退したあとだったりすると、決勝でも空席が目立った甲子園を知っている。
例えば、関東と九州の学校の決勝戦だとアルプススタンドや外野席はガラガラだったんだ。

今や、その人気は全国規模だ。
選手が大型化し、金属バットのせいで打球が鋭く、遠くに飛ぶようになった。かつては、
ライバル(朝日新聞)主催のイベントに手を貸すことなどできるかと、そっぽを向いていた
各メディアが地方大会からせっせと伝え始めるんだから関心を持たない方がおかしい。

冒頭のツイートは番組(収録)を見る前だった。見たあとなら、少し心を入れ替えていたから
呟かなかったかもしれない。ハハハ。

甲子園はいろいろなドラマを生み、見る者を感動させてくれる。選手が無心で白球を追い、
最後のアウトまであきらめない姿を見ればそれは当然だ。
しかし、人気になればなるほど、大人たちが余計なことをするようになる。
センバツで勝ち進み、この夏も甲子園出場を決めた秀岳館高校もいろいろ言われているが、
選手の集め方に疑問を感じる学校の名前が取り沙汰されるのは愉快じゃない。しかも、
大手メディアや熱狂的なファンほど何も言わない。それもアンフェアだ。
d0164636_8112353.jpg
監督や選手に責任があるのではなく、甲子園に出て認知度が高まれば経営にプラスすると
学校が“勇み足”をするのだ。金とコネを使って全国から選手をかき集める…
クラーク…がそうだと言っているのではない。しかし、2014年に野球部を作った学校が
いったいどうすれば甲子園に行けるのか? まさか、野球部を作ったら 素質のある選手が
集まってきて、猛練習と監督の好指導もあって予選を勝ち抜いた…とは言わないだろう。
どこかに問題があるはずだし、疑問に思って当然だ。仮に、選手全員が北海道の出身なら
疑問も何もないのだが。ハハハ。

反省した、と書いたばかりなのに、あれこれ“斜め”から見た物言いになってしまう。
うさん臭さが我慢ならない性格だから、これからもおかしなことには黙っていないだろう。
ただし、この夏の大会は久しぶりに色眼鏡をかけないで試合を見てみよう…と思ったが、
日程がオリンピックと丸かぶりなんだね。時差が厄介だけど、4年の1度のオリンピックが
優先されるし、野球を見る時間はあまりとれそうもないなあ。

おまけ

佐賀県で勝ち進んでいた龍谷高校の野球部室から火が出て火事になったが、幸いなことに
ボヤですんだ。登録メンバーを含む数人の選手が部室でタバコを吸い、匂いを消すために
焚いた蚊取り線香が原因だったという。龍谷高校は準決勝を辞退した。
d0164636_811167.jpg
高校野球ではしばしば持ち上がる問題だ。
「別にいいんじゃない」と言う人はいないだろう。登録選手までいたのでは仕方がない…
と考えるのが普通だと思うが、どこまでが“連帯責任”になるのかという なかなか答えが
見つからない議論もある。

“辞退”が100%、学校の自由意志によるものか、高野連、県高野連の指示によるものかも
知りたいところだが、そこに触れた報道は見かけない。高校野球をめぐる報道の在り方に
なんとなく不信感を持つのは私だけではないと思う。

人気ブログランキングへ

⇑ 面白かったらクリックしてください。

by toruiwa2010 | 2016-07-27 08:21 | メジャー&野球全般 | Comments(2)