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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:メジャー&野球全般( 313 )

トミー・ジョン手術を受けたダルビッシュがメジャーのマウンドに戻った。
5回、81球(51ストライク―30ボール) 3安打 1失点 1四球・7三振

ストレートの最速は158㌔だった。
いきなり勝ち投手になった。1点は奪われたが、問題はないと思う。
地区優勝を狙うチームにとっては心強いね。

投球数が多いこと、ストライクとボールの比が悪すぎること…
すべて、主審と意見が合わなかったのが原因だ。コースも高さも厳しかった。
ダルビッシュがストライクと思ってボールにされた球が10球近くあったはずだ。
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イニングごとのツイートを参考までに。

ダルビッシュ の復活登板。
1回はヒットを一本打たれ、野手の悪送球で
2死3塁となったが、無失点で切り抜けた。
ストレート系は ほぼ全球が150㌔を超え、
最速は 157㌔(2球)だった。
TJ手術のあとスピードが増す投手がいると聞くが
そのタイプかもしれない。

なんか、戻って来たダルビッシュが ヤバイね。
いや、今どきの若者が使う意味で。
2回は少し球速を抑えたが、それでも三者凡退、
2三振だった。最後の見逃し三振は 有無を言わせなかった。
手術以前のベストと 同じぐらいに調子がいいと素人は見る。

ダルビッシュ 3回を終了。 42球、ストライクは26球だ。
1安打、1四球・4三振、無失点。
ほとんど、何の問題もない。
今日は75-80球だというから 6回までかな?

ダルビッシュ には ほとんど問題がないと書いた。
訂正。
今日の主審と意見が合わない ことが多いね。
気がかりはそこだけ。

ダルビッシュ 4回終了。
2-3回は150㌔超えがなかったが、
この回は4番、5番に対して156㌔(2球)を含んで
数球投げた。
力を入れるところ、抜くところ、 心得ている。
by toruiwa2010 | 2016-05-29 10:09 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
イチローにhat off !

イチローが大爆発している!
今日も4回までに3打数3安打だ。
白旗を掲げます。降参です。私が間違ってました。
この3日間で11打数の9安打!!
イエリッチのケガ次第でまだ伸びる可能性がある。

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開幕前からイチローについては同じことを書いてきた。
今年の彼の“最大のテーマ”はMLBで通算3000安打を達成すること。
そして、チームの状態を考えると達成の可能性は微妙だということだ。
先発できるのは50試合前後だ。打数は多くても280、下手をすれば250に
届かない可能性もある。まとめて試合に出る機会が著しく減り、調子の維持が
極めて難しい。記録の達成は早くても8月終わり、遅ければシーズン終了間際で
下手をすれば最終戦に3安打が必要…という“ドラマチックな”展開もありうる…

開幕してからの経過はほぼ私の予想通りだった。
チームが全162試合の4分の1にあたる40試合目をプレーしたのは18日だった。
イチローはこの日まで、先発はわずか7試合、46打数で15安打だった。(.326)
それほど単純なものではないが、これらの数字を4倍すると、イチローの今年の
最終成績が占えるわけだ。

先発28試合 184打数60安打

これではヒットが5本 足りないが、単純計算ではそうなる。
しかし、野球にけがは付き物。去年もそうだったが、今年もレギュラーの一人、
イエリッチが背中を痛めた。チームの41試合目まで休まずにプレーしていた。
そこまで3割2分、出塁率4割2分だった。

42試合目の打撃練習で故障が発生したらしい。
急きょ、代役に指名されたのはイチローだった。そこから3試合連続で先発した。
4-4,4-2,5-4…13打数10安打の大爆発だ。しかも全盛期のような“脚で稼いだ”
ヒットはないのだからビックリして声も出ない。ハハハ。
日本時間、今日早朝の試合で4試合連続先発出場したが、5打数0安打に終わった。

それでも45試合で25安打…1週間足らずで“状況”は劇的に変わった。
しつこいようだが、単純計算ではシーズン終了時に90安打することになった!
このペースを100%維持できるなら、ちょうど117試合で達成できる。
球場で生で見たい人は8月14日のホワイトソックス戦をめがけて出かければ
いいと思う。保証はしないが。ハハハ。

これだけ好調のイチローでも、イエリッチのけがが治れば、ふたたびベンチを
温めることが多くなる。それが、メジャーの野球のやり方だ。
ファンはそのことを理解しておく必要がある。

いずれにしても、“神”・イチローは日本初のMLBアナウンサーの“予言”を
ものの見事に打ち砕いてくれた。素直に脱帽するしかない。

苦しい投球が続く日本人投手

ダルビッシュが29日に2年ぶりでメジャーのマウンドに戻って来る。
マイナーでのテスト登板で手ごたえを感じているようなので楽しみだ。
逆に、開幕から投げている日本人投手3人の成績が振るわない。
ちょうど3年前、“The Fabulous Three”と題する記事を書いたのが嘘みたいだ。

2013年5月25日時点で日本人投手の成績は…

黒田博樹(ヤンキース)    6勝3敗 2.67 
ダルビッシュ(レンジャース) 7勝2敗 2.83 
岩隈久志(マリナーズ)    5勝1敗 2.37


3人で18勝6敗 防御率は2.72だった!

一方、現時点で日本人投手の成績を見ると…

田中将大(ヤンキース)  2勝0敗 3.24  
岩隈久志(マリナーズ)   2勝4敗 4.39  
前田健太(ドジャース)   3勝3敗 3.29 
 

3人で7勝7敗 防御率も3.71だ。

田中の前回登板は悪くなかったと思うが、ストレートの最速が150キロに届かない。
スプリッターを見極められて粘りの投球になっている。
ブルペンがますます強力になり、チャップマンの初登板以後、チームも10勝5敗と
復調傾向にある。6回を終わってリードしていれば勝てる可能性が大だから、今後は
勝ち星が増えるかもしれない。
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岩隈の調子が安定しない。1試合の与四球率2.8が悪すぎる。過去3年の倍近い。
生命線である制球力を取り戻さない限り、見通しは暗いままだ。せっかくチームが
好調なだけにもったいない。
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前田は快調なスタートを切った。
4試合に登板した段階で3勝0敗、防御率0.36だったが、5試合目から暗転した。
次の5試合は0勝3敗、防御率は6.09。
私のレベルでは何がどうなったのか分からないが、メジャーの分析力はかなり高い。
スカウトの手によって投球が裸にされているのかもしれない。何より気になるのは
マウンドでの表情に自信が見られなくなっていることだ。
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by toruiwa2010 | 2016-05-25 07:13 | メジャー&野球全般 | Comments(1)
夢を見せてくれた松山

「いまのスピースについていけるのは
松山だけです!」と小笠原アナ。
気持ちは分かる。
そこまで言い切るか一瞬考えたと思うが、
“思い”が言わせた? くれぐれも…。
これはマスターズだ。明日の実況は冷静に頼む。
応援放送ではなく勝負を伝えてほしい。

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TBSの実況は伝統的に“言い切る”ことが多い。若いときからそう教えられるのだろう。
小笠原亘アナはどちらかと言えば“おとなしい”タイプだが、3日目中盤の一言を聞いて、
伝統は生きていると思った。そして、最終日の実況のトーンが心配になったのだ。

…杞憂だった。残念なことに、松山がOUTでスコアを崩したためにトップと差がついて、
“応援放送”をする展開にならなかった。ただし、10番で松山がバーディを奪ったときは
少々怪しかった。騒ぎたくなる気持ちは分かるけどね。ハハハ。
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ジョーダン・スピースが予想もしない崩れ方をしてイングランドのダニー・ウィレットが
逆転で優勝をさらった。ちょうど20年前、グレッグ・ノーマンが最終日に大きく崩れて
やはりイングランドのニック・ファルドが6打差をひっくり返して優勝している。まさに
歴史が繰り返されたわけだ。
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優勝こそ逃がしたが、スピースはあっぱれな若者だ。
3日目の11番でダブルボギーとした直後の4ホールでバーディを三つ奪っていた。
今日も、フロント9の最後の4ホールを連続バーディとしたあたりはすごみがあった。
しかし、そこから3ホールで6打も落とすなど誰が予想したか?
つくづく、ゴルフとは怖い競技だということを思い知らされた1日だった。
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土曜日の朝から見始めた。松山英樹が2日目終盤で3位タイと見事な健闘をみせていた。
ツアーで2勝し、潜在能力があることは証明ずみだから“まぐれ”とか言う人はいまい。
日曜日(3日目)は5時20分に目が覚めてリビングに行くと、松山は3位をキープしていた。
一時は2位まで上がる展開に興奮した。
今朝は3番ホールから最後まで見た。前半で崩れたのは残念だったね。後半のチャンスで
もう少しパットが入ればなあ、と思うが、それもまたゴルフだ。

堂々としたプレーぶりが頼もしい。
態度が悪い、プレーが遅い… よくない評判を聞くこともあるが、周囲の声にも耳を傾けて
少しずつ改善していけばいい。 愛されてプレーする方が いいに決まってるもの。

見始めたとき、実況が林正浩アナじゃないことにビックリした。ゴルフ中継にはいささか
トーンが高くて聞きづらかったが、石井智、松下賢次とつないできたマスターズ実況の
系譜に2009年から加わっていただけに“耳なじみ”はあった。
検索してみると3月いっぱいでTBSを定年退職していた。
で、この声は誰だ?と思ったら、ネットでフォロワーさんが小笠原アナだと教えてくれた。
メインの実況 1年目としては落ち着きがあってよかったと思う。まだ、解説・中島常幸に
信頼されていない感じだが、時間を重ねていい関係を築いてほしい。

出番がないイチロー

日本メディアが伝えない「事件」が静かに起きている。
ケガでも病気でもないイチローが開幕3試合で
1打席しかプレーしていない!
こんなことは胃潰瘍でDL入りしていた2009年を除くと
一度もない。騒ぐだけ騒いで、「実情」は伝えない。
メディアとしてどうなの?

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土曜日の朝のツイートだ。
メジャーで3000安打まであと何本、日米通算でピート・ローズを抜くまであと何本…と
くどいほど煽っていたわがマスコミがなにも伝えないのはどういうわけだ?
イチローに関してネガティブなことは書けないのか?書くと不都合でもあるのか?

展望の中に、今シーズンはプレータイムが極端に減ることさえ書かなかったほどだから、
使われないことを伝えるのもはばかるのだろうか?それはメディアじゃない。おかげで
彼に敬意を払いつつ 置かれている立場を事実に即して書く私が憎まれる。ホント 腹立つ。
ハハハ。

3人の若いレギュラー外野手が2-3-4番を打っている。
オズナの調子が上がらない(18打数2安打 1割1分1厘)ようだが、まだまだ先発から
外すことはないと思う。チ-ムとして「これで行くんだ」と決めてシーズンを迎えたら、
そう簡単に構想を変えないのがメジャーだ。

今朝、マーリンズは4試合を戦い終えた。
イチローは依然として開幕戦に代打で起用された1打席しかない。
日本の感覚だったら、代打・代走、守備固めでいくらでも起用する場面はありそうだが、
引分けがないメジャーでは本当に必要な場面でなければ選手交代には慎重になる。

連日 ベンチで過ごすのは経験がないだけに適応が難しいと思う。
イチローにとっては選手生活で最大の“ピンチ”だ。今後、どう推移するか分からないが、
3000安打達成に関しては開幕前に予想したときより状況が悪化している。
黄色信号がともったと言っていいかもしれない。

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by toruiwa2010 | 2016-04-11 09:12 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
のんびりしていたらシーズンが始まってしまいました。
今年の日本人メジャーリーガーの中では1年目の前田健太や
故障明けのダルビッシュに注目が集まりそうですが、それ以上に
イチローの3000安打達成が関心の的になるでしょう。
それも、全盛時ならオールスター前にケリがつくでしょうが、
今の彼だと、達成は終盤になりそうですからシーズンを通して
しばしばメディアが取り上げることになりそうです。

恒例なので、ごく簡単に期待感を…。

田中将大(ヤンキース 3年目)
24試合 12勝7敗 154回 防御率3.51 27四球・139三振 25HR


今年も開幕投手に指名されました。

2年続けて、シーズンを通した活躍ができていません。
ケガで休んだのに連続二けた勝利を挙げたのですから立派ですが、大金を投じた球団も
活躍を期待するファンも満足できる数字ではありません。とくに、1年目の13勝5敗は
ともかく、去年の12勝7敗は勝ち負けのバランスが悪いです。25HRも打たれすぎです。
ピッチャーを応援していて一番つらいのは被ホームランですから。
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一昨日の開幕戦を見ました。ホームランを喫し、同点にされて降板したのは残念です。
しかし、オフに右ひじの骨片を取り除く手術をしたことを考えたら、シーズンの初登板で
3回までぴしゃりと抑えた内容はよかったし、“まずまず”だったのではないでしょうか。
もっと悪い状態を想像していたので、私はむしろホッとしました。このあと、右ひじに
なんの異常もなく、11日(日本時間)に中4日で登板できるなら問題はないと思います。
徐々に調子を上げていくでしょう。

パパになりました。
最低でも15勝を期待します。そして負けを7以下に抑えたいですね。

イチロー (マーリンズ 通算16年目)
153試合 .229(398-91) 出塁率.282 1HR 21打点 31四球・51三振 11盗塁


集客に結びつく“記録”がかかっているとはいえ、42歳でオファーがあるのは凄いです。
守備と走塁ではまだ一級品の力を持っています。これも驚くべきことです。
ただし、今年のイチローに限っては、何本のヒットを打つかだけがニュース・バリューを
持つことになります。
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ピート・ローズの4256安打まであと43本…
私は“日米通算”の意味が分からないのでまったく認めていませんが、日本メディアが
大騒ぎしているせいでアメリカでも注目されることになると思います。

MLBで30人目の3000安打まであと65本…
こちらは紛れもなく意味のある数字です。現実味もあります。3000本安打達成の日には、
日米を問わずメディアが手放しで称賛するでしょう。シーズンを通してその日がいつに
なるかがが話題になるでしょう。

若いレギュラー外野手が2,3,4番を打っています。
2試合を終えて代打の1打席だけです。慣れるしかありません。
私はイチローの今年の打数は多くても280、下手をすれば250に届かない可能性もある…
と見ています。先発は最大で50試合程度だと思うからです。これらの数字の問題点は
単純に数が減るだけではないというところです。まとめて試合に出る機会が著しく減り、
調子の維持が極めて難しくなるのです。ええ、たとえイチローでも。
…と、“へぼ”野球ファン(謙遜でっせ)は考えます。

3000安打達成は早くても8月の終わり、遅ければシーズン終了間際になりそうです。
最終戦に3安打が必要…などという“ドラマチックな”展開になるかもしれません。

ひたすら、記録達成を期待します。来シーズンに持ち越し…だけは勘弁。ハハハ。

岩隈久志(マリナーズ 通算5年目)
20試合 9勝5敗 129回2/3 防御率3.54 21四球・111三振 18HR


開幕から1ヶ月足らずで広背筋をいためて長く休みました。その中で9勝をマークした上、
ノーヒッターをやってのけました。
何度も書いている通り、彼にはもっと注目を浴びるステージで投げさせてやりたいと思い、
去年のオフにドジャース入りが決まりかけたときには大喜びしました。
フィジカル・チェックのあと白紙に戻されてガックリです。
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結局、今年もまたマリナーズで投げることになりましたが、相変わらず、見事な制球力で
相手打者をきりきり舞いさせることでしょう。
打線とうまくかみ合ってほしいです。そうすれば、もう一度15勝を狙えるはずです。

田中と同じ日に今シーズンの初登板を果たしました。
慎重だったのかいつもよりボールが多かったようです。上位打線にはうまく対応したのに
8,9番に4安打され、その2人にタイムリーを許しました。まだ、細かなコントロールが
つけられないのかもしれません。“5回で90球”は岩隈にとっては異常です。
それでも、ベテランですから心配しません。
ケガをせずにフルシーズン働くことを期待します。

青木宣親(マリナーズ 通算5年目)
93試合 .287(355-102) 出塁率.353 5HR 26打点 30四球・25三振 14盗塁


ブリュワーズ~ロイヤルズ~ジャイアンツと渡り歩き、今年はマリナーズに移りました。
頭にデドボールを受け終盤を棒に振った去年を含め、レギュラーに近い扱いだったのに
諸事情で球団を変わるのは首脳陣から絶対的な信頼を得ていない…ということでしょうか。
4年間、打率は2割8分5厘前後、出塁率も3割5分前後の結果を残してきました。
ちなみに、最近5年のイチローのベストは打率2割8分4厘、出塁率3割2分4厘です。
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打撃でこれだけの数字を示したうえで、足も速く、守備範囲も広い外野手はメジャーでも
貴重な存在のはずなのに“journey man”になっているのは不思議です。
逆に言うと、どこかの球団に「もう要らない」と言われてもすぐ次のオファーがあるのは
やはり、その力が認められているからでしょう。

一度は3割を打ってほしいですね。

ダルビッシュ有(レンジャーズ 通算4年目)

トミー・ジョン手術からの復帰は5月ごろだそうです。
元のダルビッシュに戻れるのか…はまだ分かりません。相手がどんなレベルであっても、
マウンドに上がって投げるまでは本人も球団も安心できないでしょう。

彼もパパになりましたね。
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上原浩治(レッドソックス 通算8年目)
43試合 2勝4敗 25セーブ 防御率2.23 40回1/3  9四球・47三振


8月初旬、打球を当てて右手首を骨折し、以後、欠場のままシーズンを終えました。
チームはドジャースからクローザーを獲得しています。上原の2016年はセットアッパーで
起用されることになるようです。ベテランですが、役割が変わるのは気になりますね。
上原のことですから、求められる仕事をきちんと果たしながらストッパーに戻ることを
ひそかに狙うでしょう。
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田澤純一(レッドソックス 通算7年目)
61試合 2勝7敗 3セーブ 防御率 4.14 58回2/3  13四球・56三振


新クローザーが来て、上原がセットアッパーとして結果を出すと、必然的に田澤の役割は
中継ぎに“降格”となります。去年の成績も振るわなかったし、仕方がないのでしょうが、
モチベーションの持ち方が難しくなると思います。その日、投げるか投げないか、長さは
どれぐらいになりそうか…分かりにくいのも厄介です。
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前田健太(ドジャース 1年目)
218試合 97勝67敗 防御率2.39 (広島での通算)


昨日、ローテーションの3番手としてマウンドに上がりました。
2打席目に自らホームランを放つなど見事な活躍で初登板・初勝利を挙げました。
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6回 84球 5安打 無四球・4三振 0点

1回はマウンドの固さを気にしていましたが、回が進むにつれて慣れたようです。適応が
早いのはいいことですね。
私が確認した限りでは、ストレートは144~148キロ。
ストライクとボールの比が57-27という制球力の良さが光りました。
スライダー/カットボールでかなり空振りさせていました。有効だったと思います。
チェンジアップも投げていました。前田の投球の組み立てには欠かせないのでしょうが、
カーブが甘いコースに入るのでひやひやしました。1回の3アウト目はレフトフライですが、
高めに入るカーブで完全にやられたと思いました。打ち損じてくれて助かりました。

上々のスタートを切りました。過去に海を渡った日本人投手の中でベストの初登板だった
かもしれません。このままスンナリいけるといいですが、そんなに甘くはないでしょう。
各チームの有能なスカウトが投球を分析してフィードバックするでしょうから、少しずつ
やりにくくなってくるでしょう。

1年目ですから、12勝、防御率3.50をクリアしたらあっぱれを贈ります。

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どうしても、どこかで見かけたような句になる…。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-04-08 08:43 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
先週の朝日新聞にこんな話が載っていた。
イチローが残り65本になっているMLBでの3000安打を何月何日の試合で記録するか…
予想をツイッターで投稿するように呼びかけ、的中者の中から一人にイチローの試合用の
ユニフォームを進呈すると書いている。MLBの公式サイトに載っていたものの転載だが、
元記事がどこなのか、書いた記者がどのような人物かは不明だ。少なくとも私は知らない。
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やみくもに当てろと言っているのではなく、候補として5試合を挙げている。
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ふむふむ、なるほどねえ。
まず、イチローの3000安打にアメリカの記者や公式HPが注目していることを喜ぶ。
この記事は1月31日付でキャンプインまで間があり、書くことがない時期ではあったが、
長い歴史で29人しか達成していない記録だから注目度が高いのは当然かもしれない。
“その日”が近づくにつれて、どんどん出稿量が増えていくだろう。

さて、このクイズだが、ピンポイントでこの5試合のどれかで3000安打目が生まれるか
どうかは分からないのだから、かなり、無理があるね。
で、1日でもずれたら“不成立”なわけだから参加者にフェアじゃないなあ。

はじめ、朝日に載っていた図(達成予想日)を見て思ったのは、「ははん、これはイチローが
去年と同じ試合数(153)に出る、あるいは、同じ打席数(438)を確保すると仮定してるな、と
いうことだった。

マーリンズには若手の有望な外野手が揃っていたため、去年のイチローは4(5?)番目の
外野手として開幕を迎えた。しかし、入れ代わり立ち代わりレギュラー陣にケガ人が出て
予想以上に出番があったのだ。去年と同じ数字をベースにするのは無茶だと思った。
ところが、どっこい、びっくりぽん! 使い方を間違ってるかな?ハハハ。

図を参考にしてマーリンズの今年の日程をチェックしてみて仰天した。
なんと、元記事の記者はイチローが全試合に出場するものとしてヒントを出していた!
しかも、これを紹介した朝日の記者もそのことには一言も触れていない。嗚呼。
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これが2015シーズンのイチローの成績だが、今年は各数字が減ると考えるのが常識だ。
若手にケガや極度の不振がなければ、今年の先発は多く見積もっても50試合だろう。
逆に、代打や代走、守備固めなどサブとしての出場は増えて80-90試合ではないか。
そうなると、打数は多くても280ぐらい、下手をすれば250に届かない可能性もある。
65安打するには280打数なら.232でいいが、250打数まで減ると.260が必要になる。
それでも、去年を除いたキャリア最低が2013年の.262だからクリアできる計算だ。

…熱烈なファンはそう考えるかもしれない。
しかし、とびとびにしか試合に出ない状態でコンスタントな数字を残すのは簡単じゃない。
たとえ、イチローであっても。 特に、代打は難しい。
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出場機会が私の見立て通りだった場合、イチローが3000安打目を打つのは、早くても
8月の終わり、遅ければシーズン終了間際になる。最終戦に3安打が必要…などという
“ドラマチックな”展開も考えられる。
記録達成には、2割6分前後の打率をキープするか、出場機会が増えることを祈るしかない。

そして、元記事を書いた記者と朝日の記者に言っておきたい。
煽り記事を書くのもいいけど、その選手の現在の状況もきちんと書きなさい…と。

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by toruiwa2010 | 2016-02-18 08:55 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
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こんなことがあっていいのか? (2010.01.13 初出 )

今、始まったことではないが、日本におけるスポーツ・
ジャーナリズムのレベルの低さには目を覆いたくなる。
中日・落合博満監督が2年連続で殿堂入りを逃がした。
去年に続いて、わずか1票足りなかったのだと言う。

首位打者、ホームラン王、打点王ともに5回ずつ、
三冠王を3回とっている。
打者としては、文句のない実績だろう。
これ以上何をどうすれば殿堂入りできるのか?

史上ただ一人の400勝投手・金田正一も、資格を得た
1年目には殿堂入り出来なかったと記憶する。
あり得ない。
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殿堂入りの条件は、「野球報道に関して15年以上の
経験を持つ委員(約300人)が投票し、75%以上、
得票した人」となっている。

二人とも現役時代から記者の評判はよくなかった。
しかし、野球に関わった人にとっての最高の栄誉、
殿堂入りの投票にあたって好き嫌いを基準にされては
たまったものじゃない。人気投票ではないのだから。

落合は、去年圧倒的な得票で殿堂入りしていなければ
いけなかったのに、“子供っぽい”記者たちの犠牲に
なってしまった。気の毒に。
同じ仕事をしてきた者の一人として恥ずかしい限りだ。

今年1年、にこやかに接してみるか。ハハハ。

⇓ ⇓ ⇓
翌年、ようやく殿堂入りが実現しました。
資格を得てから3年かかりました。
日本のプロ野球記者の汚点です。
一部ダブりますがご容赦を。
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おめでとう 落合!! ~情けないスポーツ記者たち~」( 2011.01.16 初出 )
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MVP:2回
三冠王:3回(1982年、1985年、1986年)=史上最多
首位打者:5回(1981年 - 1983年、1985年、1986年)
本塁打王:5回(1982年、1985年、1986年、1990年、1991年)
打点王:5回(1982年、1985年、1986年、1989年、1990年)

現中日ドラゴンズ監督・落合博満の選手時代の成績だ。
どこに出しても恥ずかしくない数字が並んでいる。同等はいても、打者として
彼を上回る実績を残した選手はいない。
多くの人がイチロー、イチローと騒ぐが、ヒットならいつでも打てる技術と、
その気になればホームランだって楽に打ってしまうバッティング…打撃術では
落合のほうがはるかに上だと思っている。
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…なのに、おととし、去年と2年連続、わずか1票差で殿堂入りを逃がした。
そのつど、そんなバカな話があるかと、書いてきた。
名古屋ではどうだったか知らないが、全国的には2年とも大した“ニュース”に
ならなかった。

ドラゴンズ・ファンでもないし、落合が特別好きなわけでもない。
しかし、このニュースを聞いたとき、プロ野球の取材に携わった者の一人として、
猛烈に恥ずかしい思いと怒りを感じた。

殿堂入りの選手は、取材経験の豊富な野球記者の投票によって選ばれるのだが、
こんなことになるのは彼らが“好き・嫌い”を基準に投票しているからだ。
現役時代、報道陣に評判が悪かった人は不利になる。
3年目の今年も同じことを書くのだが、日本では唯一の400勝投手、金田正一も
選ばれる資格を得た1年目には殿堂入りできなかった。
外国メディアは日本の野球殿堂入りに関心がないからいいが、わがスポーツ・
ジャーナリズムの程度の低さは目を覆いたくなるほどだ。

去年の同じ時期に書いた記事の最後をこう締めくくっている。

落合は、去年圧倒的な得票で殿堂入りしていなければいけなかったのに、
子供っぽい記者たちの犠牲になってしまった。気の毒に。
同じ仕事をしてきた者の一人として恥ずかしい限りだ。

今年1年、にこやかに接してみるか。ハハハ。

落合が、昨シーズン、報道陣とどう付き合ったか知らないが、今年は必要な票数を
30票ほど上回ってめでたく選出された。
新聞に出ていた「いつかもらえればいいなと思っていたけど、こんなに早く表彰されて
戸惑っているのが本音です」という落合の談話にホッとした。記者たちの幼さにくらべ
落合の方がずっと“大人”…ということだ。
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by toruiwa2010 | 2016-01-10 08:32 | メジャー&野球全般 | Comments(7)
土曜日に日本シリーズが始まり、現地時間の昨日、ワールド・シリーズが開幕しました。
シリーズ史上2番目に遅い開幕です。最も遅かったのは2009年の“10月28日”です。
WBCがあって公式戦の開幕が遅れたせいだったと記憶します。そう、ヤンキースが優勝し、
松井秀喜が大活躍してMVPになった年です。第6戦で決着したのが11月4日でした。
2001年のシリーズ第7戦が終わったのも、同じ11月4日です。同時多発テロが起きて、
中断がありました。

たしか、ワールド・チャンピオンが決まった最も遅い日付がこの日のはずです。
今年も7戦まで行くと、プレーするのは11月4日になります。寒いぞお。
カンザス・シティはともかく、メッツの本拠地・ニューヨークは想像するだけでもかなり
やばいと思いますけどねえ。

3ー5戦の舞台になるわけですが、第5戦は11月1日です。試合開始は夜の8時10分。
知りませんよ。ハハハ。

ちなみに、1990年からしか記録が残っていないようですが、これまで、シリーズの試合で
開始時の気温が最も低かったのは1997年のクリーブランドでのvsマーリンズ第4戦の
摂氏3.3度だそうです。10月22日でした。…で、クリーブランドの緯度はニューヨークと
ほとんど変わりません。やっぱりね。
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私はワールド・シリーズを4年間、現地から実況しましたが、決着が最も遅かったのは
1981年(ドジャーズvsヤンキース)で10月28日でした。シーズン中にストライキがあり、
公式戦が前後期に分かれる変則日程になったからです。ロサンゼルスだったせいか寒さは
それほど感じませんでした。

“風通しのいい”放送席で、歯がガチガチ言うほどの寒さに「参ったなあ」と思ったのは
パイレーツとオリオールズが対戦した1979年、ボルチモアでの第1戦でした。
当初、10月9日に予定されていましたが、朝からのどしゃ降りで翌日に順延されました。
当時としては大英断で編成したフジテレビのワールド・シリーズ生中継は“雨の様子”を
実況するだけで終わってしまったのです。ハハハ。

10日の朝、目がさめるとカーテンの外がやけに明るいではありませんか。「よかった」と
思いつつカーテンを開くと…な、な、なんと一面の雪です!しかも、強く降っています。
完全に“まずい”です。シリーズだけでなく、“プライベート”も…

この年の私は100日、80日と2度に分けてアメリカに長期出張し、各地からメジャーを
実況しました。「シリーズは6試合で決着する」と勝手に決めて、1年間苦労をかけた妻を
6戦目の翌日、17日にロスに着く日程で呼んでいました。
1日の順延は移動日に消化するからいいとして、この雪では、今日はもちろん明日だって
やれるかどうか分かりません。ロスで妻の面倒を見てくれる人はいましたが、「初めての
海外で初めて会う人に世話を焼かれても心細いだろう、エライことになったなあ」と、
白い雪を前にして“目の前が真っ暗”でした。ハハハ。

気をもませたあげく、お昼頃雨に変わったあと2時過ぎには完全にやんでくれました。
キーパーたちの大奮闘で予定通り試合が始まったときの喜びは表現のしようがありません。
8時37分に始まった試合は、3時間18分という、シリーズのナイト・ゲームとしての
最長試合(当時)になり、終了直後に時計の針が真上で重なりました。
始まったときでさえ5度しかなかった気温は終わったとき、0度を切っていたでしょう。
アメリカ東部の11月はそれほど寒いということです。
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ちなみに、昨日のシリーズ第1戦は延長14回までもつれ込み、試合時間は5時間9分、
ロイヤルズがサヨナラ勝ちで熱戦に決着をつけたとき、中西部 カンザス・シティの時間は
午前0時18分でした。何も知らなければ、「そんな時間に終わったんだ!」と“普通に”
驚くだけでしょう。
ここで考えなければいけないのは、シリーズの試合開始時間は決まっていることです…
“東部時間”午後8時10分(ごろ)に。

つまり、昨日はカンザス・シティの7時09分(東部の8時10分)でした。
もし、球場がニューヨークのシティ・フィールドだったら終了は1時18分だったのです!
11月2日の午前1時すぎの気温を想像するだけで選手も観客も気の毒に…と思います。
ハハハ。

もう一つちなみに、1979年のワールド・シリーズは7戦までもつれこみ、妻との合流は、
計画より1日遅れになり、勝負事の先行きを見通すことの難しさを痛感させられました。
ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2015-10-29 08:53 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
メジャー・リーグはプレーオフが熱を帯びています。
しかし、残念ですが、田中将大が先発したア・リーグの
ワイルドカード・ゲームでヤンキースが敗れた瞬間、
日本人の活躍を見るチャンスはなくなりました。

そもそも、黒田博樹と松坂大輔が帰国し、ダルビッシュ有が
手術したあとのリハビリで今年の登板がなくなったことで
寂しいシーズンになりました。

2007年オフから始めて多いときは3回に分けて書いてきた
通信簿ですが、今年は1回で終わってしまいます。
楽ですが、嬉しくはありません。
*評価はS、A+、A、A-、B+、B、B-、Cの順です。

B— イチロー (マーリンズ 通算15年目)
153試合 .229(398-91) 出塁率.282 1HR 21打点 31四球・51三振 11盗塁

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日本メディアはが“残り156本”と、まるで、今年中に達成可能だと言わんばかりに
煽った メジャーでの3000安打達成はなりませんでした。
14年間続いた年間100安打にも届きませんでした。
打率、出塁率、安打数、打点、盗塁…あらゆる数字がキャリア・ワーストに終わりました。
2割2分9厘は300打数以上の打者の中で最下位、8月31日以降の打率は.139でした。

普通なら評価は“C”でしょう。
しかし、期待に見合う活躍はできなかったものの、1年を通して、いつでもプレーできる
コンディションをキープした日本人はイチローだけでした。
そして、驚くことに、“153試合”はマーリンズの中でも最多の出場数です。
固定するに違いないと思われた若い外野陣に故障者が出たのがイチローには幸いしました。
ほかにも代打、代走、守備固めで試合に出ました。監督・コーチがベンチを見渡したとき
“スタンバイ完了”でそこにいるのは選手の鑑でしょう。そこを評価しての“B—”です。

改めて、イチローが残した数字を見ると、間もなく42歳になることを考慮したとしても
あまりにも寂しいです。守備での貢献はなかなか数字になって現れませんから余計です。
これでは本人がプレー続行を希望しても、来年、契約してくれるチームはあるだろうか?
きっと、彼がおそらく最後になるだろう“職場”を見つけられるのはキャンプが始まる
3月までずれ込むだろう…と思っていました。

マーリンズがシーズン終了からわずか2日後にオファーしたのはオドロキでした。
報道によれば今年と同じ“1年・200万ドル”の契約のようです。
マーリンズは、使い勝手が良い上に、グラウンド、ベンチ、ロッカーで若手選手にいい
影響を与えてくれるベテランをこれだけの金額で確保できます。
イチローの方も、“根無し草”にならずにすむし、チームメイトとのコミュニケーションが
取れていて居心地の良さを感じている球団でプレーが続けられるメリットがあります。
両者の利害が一致してよかったですね。

MLB3000安打まで残り65本ですか。
仮に今年の打率しか打てなくても、“280打数”ぐらいあれば届きます。
うーん、なかなか微妙な数字です。2月にマーリンズへの入団が決まったときに書いた
「イチローの再就職~さて何打席与えられるか?~」では、“イェリッチ、スタントン、
オズナの3人がケガをしない限り、多くても300ぐらいではないか“と予測しました。
仮に打席数が300あっても、犠打・犠飛や四球をのぞくと打数はちょうど280ぐらいです。
若い3人が1年を通してプレーをしたとき、イチローがもらえるチャンスはその程度です。
それも、あくまで今年と同じ“第4の外野手”のポジションを確保出来たら…の話です。

残り20~30本になれば、アウェーでもファンが背中を押ししてくれるでしょうから、
“レジェンド”ならいけそうな気がしますけどね。いやあ、微妙だわ。

B 田中将大(ヤンキース 3年目)
24試合 12勝7敗 154回 防御率3.51 27四球・139三振 25HR

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去年はひじの故障で球宴以後をほぼ棒に振りました。
2年目の今年は、手術を回避したひじの不安を抱えながら開幕を迎えました。
最初の2試合の内容が悪く、「厳しいシーズンになるなあ」と思いましたが、そこからの
3試合はしっかり投げて安心させてくれました。
しかし、その矢先、“悲報”が飛び込んできました。

“右手首の炎症と前腕の張り”で15日間のDL入り。

復帰登板は6月に入ってからでした。
ケガは責められないし、2年連続で二けた勝利を挙げたのだから“A—”でもいいのですが、
序盤で5週間、戦列を離れた“罪”はまぬがれないでしょう。この間に2,3勝していれば
ブルージェイズに地区優勝を許さなかったかもしれないのですから。
こまかいことを言うと、去年の“5敗”は勝ち星(13)と釣り合いますが、今年の“7敗”は
“12勝”とのバランスが悪すぎます。
終盤で送りバントのときに足を痛めて先発を1回 飛ばした件と合わせて検討した結果、
今年の評価は“B”になりました。

昨シーズン、今シーズンとファンの方々の期待に
応えられていないのでこの悔しい結果、想いを
糧にして来シーズン頑張っていきたいと思います。


シーズン最後の登板を終えたあとの本人のツイートにもそう書かれていました。

肘に負担をかけないピッチング…がテーマになった今年の田中は、ストレートの最速が
151㌔前後になったため、変化球主体の投球にならざるを得ませんでした。
言って見れば“New 田中”の1シーズン目でした。手探りだったはずです。
この経験を踏まえ、来シーズンはさらに進化した田中将大を見せてくれると期待します。

被ホームランの多さを何とかしたいですねえ。

B+ 岩隈久志(マリナーズ 4年目)
20試合 9勝5敗 129回2/3 防御率3.54 21四球・111三振 18HR

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8月中旬のノーヒット・ノーランは見事の一語です。
こういう記録が生まれるときは“もうかった”という審判のジャッジがあったり、味方の
ビッグ・プレーに助けられたりすることが多いのですが、これは100%、岩隈が自分の力で
つかんだ大記録です。

去年は7~8月の投球が強烈でした。
今年も、ケガで休んだあと、復帰戦こそ打ち込まれました(4HR! )が、それからの1ヶ月、
ノーヒッターをふくめて神がかりなピッチングを見せました。たった1試合を除いて…。
8月に入ってから、8回を投げて1失点、7回・3失点、ノーヒッター、7回・2失点と
目を見張る投球が続き、24日のA’s戦も4回まで内野安打1本に抑えていました。
5回に豹変しました。2ベースとフォアボールで二人の走者がいましたが、すでに2アウト、
バッターは9番・・・大丈夫だろうと思ったのですが、そこから5連続安打を浴び、一気に
7点を失ったのです。
何があったのか、今もナゾです。

4月下旬に広背筋をいためて故障者リストに入り、2カ月以上休みました。
7月に復帰し、3ヶ月で9勝4敗ですから、立派な数字です。大記録も達成したのですから
“A-”でもいいのですが、やはり、2ヶ月も戦列を離れたのは大きすぎます。

今シーズンはこれまで以上に“高低”をうまく使っていた気がします。
90㍄(145㌔)前後のストレートと圧倒的な制球で相手打線を封じるピッチングは見ていて
楽しいです。何度も書いている通り、もっと注目を浴びる舞台で投げさせたいですね。

B+ 青木宣親(ジャイアンツ 4年目)
93試合 .287(355-102) 出塁率.353 5HR 26打点 30四球・25三振 14盗塁

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ロイヤルズからワールド・チャンピオンのジャイアンツに移った時点で最も懸念したのは
ポジションがとれるのだろうか…ということでした。去年のワールド・シリーズでは
相手投手が右でも先発から外されることがあり、監督は「SFの球場の広さを考えて」と
説明していました。その球場を本拠地とするチームに移ったのですから苦労するだろうと
思ったのです。

杞憂でした。
開幕から1番・レフトに定着しました。そして、前半は“A+”に値する活躍を見せました。
去年の9月に見せた“4試合で16打数13安打”の大爆発には及びませんが、5月下旬には
“3試合で9安打”を含む5試合連続マルチヒットを打つなど、MLB4年目で自己最高の
成績を残す勢いでした。

好事 魔多し…。2度のデッドボールに泣きました。8月に頭部に受けたデッドボールが
青木の2015シーズンを実質的に終わらせました。

過去3年、私の通信簿で青木につけた評価はA+、A-、Aでした。
今シーズン、彼が残した打率・出塁率・長打率・OPSは3年間の平均とほぼ同じです。
しかし、出場試合数が100以下では高い評価はできません。デッドボールは彼の責任では
ないにしても。

*レドソックスの上原浩治、田澤純一については
ニュース映像以外 見る機会がありませんでした。
数字だけで評価するのは遠慮しておきます。


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by toruiwa2010 | 2015-10-20 09:05 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
日本プロ野球のクライマックス・シリーズはさほど大きな番狂わせもなく、
ペナント・レースを制したホークスとスワローズが日本シリーズに進んだ。
両チーム以外を応援してきた人たちは残念だろうが、特に思い入れがない
私のような一般の野球ファンは「“順当”な結果でなによりだ」と納得する。
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ホークス・工藤公康、スワローズ・真中満、・・・両リーグでペナントを獲り、
ファイナル・ステージでも挑戦者を一方的に下したのはともに新監督だった。
ペナント・レースでは二人ともオーソドックスな采配だったようだ。
奇策を控え、選手を信頼し、実力派の選手の不振は我慢し、育てたい選手の
もたつきには目をつぶる、ローテーションは崩さない、継投はセオリー通り…。
目先の1勝にこだわりがちな“新米”監督には難しいことだが、立派な成果を
もたらした。“1年目”ということを考えたら絶賛に値する采配だった。
彼らに指揮官としての素質ありと見抜いた球団の“眼力”にも拍手だね。

“下剋上”を実現する可能性を一番秘めているのは巨人だと思っていた。
こまかくチェックすればいろいろあるだろうが、絶大な人気と豊富な資金で
あれだけの戦力を集めているのだもの、誰だってそう思う。
しかし、いざ決戦となったら勢いのあるスワローズにものの見事に完敗した。
意外なほどもろい負け方だった。

敗れた巨人の原辰則監督が辞任するそうだ。
1期目の2年はともかく、2期目の10年は長い。戦力はあっても“勝つのが
当り前”と言われるチームを率いるのは精神的負担が大きいと思う。
3年連続で日本一を逃がした。ここで一度身を引くのはいい判断ではないか。
見方はいろいろだが、リーグ優勝7回&日本チャンピオン4回は立派だ。
年齢的にまだチャンスはあると思う。今はゆっくり休んでリフレッシュを。
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噂に過ぎないが…
巨人はいずれは高橋由伸に監督をやらせたいのだという。
で、それまでの“つなぎ”として江川卓が有力だという話も聞く。

噂だけであれこれ言うのもなんだが、江川はいい監督になると思う。
巨人と契約する前プライベートな場で聞いた言葉に同席の豊田泰光とともに
唖然としたことがある。考え方の基本にあるものが我々とはまったく違った。
(このときの言葉は正式に監督に就任したら、“自薦・厳選”に再録する)

通算135勝だが、そんなピッチャーではない。
プロ野球史上の名投手を10人挙げろと言われたら迷わずに“江川”の名を
リストに入れる。 

頭がいいのだと思う。話がうまい。言葉の選択がいいし、整理して話せる。
現役を引退したあと、彼が解説する野球中継はよく見たものだ。

監督になったら、きっとセオリーに忠実な野球をするはずだ。
感情に任せて交代したり、2軍に落としたりすることはないと思う。
“型破り”なピッチャーだったのに、監督としては定石通りの野球だから
面白くないかもしれないが、結果を残すだろう。
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監督ついでに、マリーンズ・伊東勤監督に一言 言っておきたい。

東尾修が週刊朝日最新号にこんなことを書いている。大意は…

6日の最終戦でロッテ・涌井秀章が15勝目を挙げ、最多勝を獲得したが、
10回、137球も投げた。理解に苦しむ。
クライマックス・シリーズ進出を決めていたロッテにとっては消化試合。
ファースト・ステージが10日に始まることを考えたら、投げるにしても
「5回80球」とか、条件をつけるべきだ。

伊東監督は10日の第1戦・先発を伝えたが、涌井本人が「リーグ最終戦で
タイトルを取りたい」と言い、了承したという。

・・・事実だとすれば、こんなアホな話はない。
東尾はほかの選手がどう思うかを心配しているが、そうじゃなかろう。
一選手がチームの成績より個人記録を優先させたいと言い、聞いた監督が
それを認めたということじゃないか。これほどファンをコケにした話はない。
ファースト・ステージを通過したからいいという話でもない。
ああ、ハラタツノリ。

阪神に金本知憲新監督誕生。
選手たちに“アニキ”と慕われているというだけでうまく行くとは思えないが、
まあ、お手並みを拝見しますか。

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by toruiwa2010 | 2015-10-19 08:48 | メジャー&野球全般 | Comments(7)
今年、メジャーの公式戦が最終日を迎えたときワシントン・ナショナルズのハーパーも
マイアミ・マーリンズのゴードンも先発を外れなかった。
なぜそんなことが話題になるかと言えば、二人が激しく首位打者を争っていたからだ。
前日まで1位だったハーパーの.330754に対して、追うゴードンは.330606。
両者の差は0.000148…1毛4糸8忽(こつ)だった。
最終戦、ハーパーは4打数1安打に終わり、同じ4打数で3安打したゴードンに抜かれた。
潔いし、すがすがしい。
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40年近く、MLBを眺めているが、このようなケースで試合を休んでタイトルを取りに行く
選手は滅多に見かけない。少なくとも、監督が選手を先発メンバーから外して“便宜”を
はかるようなことはない。
・・・そう思っていた。

昨シーズンの最終日、アストロズが午前9時に発表した先発メンバーにアルトゥーベの
名前はなかったらしい。しかし、2時間後、ラインナップに載った。
前日まで、彼(.33999)とタイガーズのV.マルチネス(.3369)の差はわずか3厘。
最終日の結果次第で逆転される“可能性”はあったが、アルトゥーベが試合を休んだ場合、
マルチネスは3打数3安打しないと逆転はできなかった。
球団はその“確率”とチーム史上初の首位打者…をてんびんにかけて休ませようとしたが、
アルトゥーベが“潔し”としなかったのだ。
最終戦を最後までプレーしたアルトゥーベは4-2で3打数ノーヒットのマルチネスを
抑えて堂々と首位打者になった。
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“ニュアンス”が違うが、1941年9月28日、レッドソックスのテッド・ウィリアムズが
最終戦を迎えた日、打率は.3996、“切り上げで4割”だった。
ジョー・クローニン監督は「君に任す」と言ったが、ウィリアムズは出場を望んだ。
「最初から最後まで4割を打てないのなら資格がない」と。
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・・・ダブルヘッダーをプレーして8打数6安打だった。
この年のテッド・ウィリアムズの最終打率、4割6厘はMLB史上“最後の4割”だ。
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1978年にMLBの取材を始めてすぐ知ったのが2年前のア・リーグの首位打者争いに
関わるちょっと“苦い”話だった。
カンザスシティ・ロイヤルズのチームメイトだったジョージ・ブレットとハル・マクレー、
そして、ミネソタ・ツインズのロッド・カルーの首位打者争いは両チームが直接対決する
最終戦に持ち込まれた。
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試合開始時には3人とも、タイトルを手にするチャンスがあったが、8回表を終わったとき、
4—2だったカルーはレースから落ちた。マクレーとブレットが3-2だったからだ。
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9回裏、1死から打席に立ったのは3番・ブレットだ。
レフト前の小フライは前進したものの途中で立ちどまったブライの4~5メートル前に落ち、
高くバウンドしてブライの頭を越え、外野を転々とする間にブレットはベースを一周した。
ランニング・ホームラン!

続く4番はネクスト・バッターズ・サークルから一部始終を見ていたマクレーだった。
ショートゴロに終わったマクレーはツインズのダグアウトに向かって卑猥なゼスチャーを
見せたという。

試合後、マクレーはこう語った。

ツインズは力を合わせてブレットに
タイトルをとらせたんだ。動機は差別さ。
(ブレットは白人、マクレーは黒人)


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by toruiwa2010 | 2015-10-16 08:41 | メジャー&野球全般 | Comments(4)