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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:メジャー&野球全般( 310 )

高校野球、100年目の記念大会は東海大相模45年ぶりの優勝で幕を閉じた。
打撃の勝利と言うべきか。小笠原の勝ち越しホームランがそうだったように、
全員が素直にバットを振っていた印象がある。
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久しぶりに大会期間を通してじっくり楽しんだ。目についたことをときどきつぶやきながら。
「あれ?」と思うシーンがいくつかあった。プレーだったり審判のジャッジだったり…だ。
同じ感想を持った人がいるかもしれないし、「そんなん、どうでもいいじゃん」と思う人も
いるだろう。どなたも、おつかれさま。

08/09 創成館-天理

天理高校、サヨナラ負け。
すまん、と手をあげたピッチャー、
涙はなかったが口惜しいだろうなあ。
「全力を尽くしたから悔いはない」と
思えるようになるまでどれほどの時間が
必要なのだろうか?

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次の試合で滝川第二にサヨナラ負けした中越のピッチャーはマウンドにうずくまっていた。
球場を覆う大歓声の中で、どんな思いが彼らの脳裏を巡っていたのかと思うと痛ましい。
彼らは、この瞬間のことを人生を通して思い出し続けるのだろう。
願わくば、いつか、“口惜しかったこと”としてではなく楽しかった青春の1ページとして
思い出すようになってほしいと思う。たしか、人の脳はそのように作られていたような。

08/09 滝川第二—中越

1塁ランナーはプロのように両手をあげて
転送を阻止しようと したわけではない。
悪意は感じられなかったが、滑らないのは
投げにくくさせる意図があったのだろう。
学校があのような走塁を指導していたなら
問題だ。
ケガを避けるためにも滑るのが 正解だ。

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滝川のランナーがはるか手前にいるときにセカンドでのフォースプレーは成立していた。
何を考えていたのかは分からない。スピードを緩めて歩くようにベースに向かっていた。
セカンドからのトスを受けたショートはそれを知らない。振り向きざま、転送した球が
ランナーの側頭部を直撃した。
ツイートでは「悪意は感じない」と書いたが、滑るか、姿勢を低くするように学校として
指導していたかどうかの問題は残る。

08/13 早稲田実-広島新庄

清宮君、いい判断で 併殺にした。
しかし、早実ほどの学校なら
ランダンプレーの練習は みっちり
やってるはずだが、今もさっきも
あまりうまくない。 いざとなると
頭の中が真っ白に なるのかなあ。

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無死1塁からのバントが小フライになったとき、1年生の清宮がワンバウンドで捕球して
ダブルプレーにした。いい判断だった。半年前まで中学生だったんだぜ。
しかし、そのあとの挟殺プレーは下手だったのでこのツイートになった。
少し前にも1・3塁からのピッチャー・ゴロで三本間のランダンプレーがあったのだが、
最後はピッチャーがホームベース付近でランナーとぶつかりながら辛うじてアウトにした。

受ける選手に見えるようにボールを高く保持する。
ホームベースから遠い方のベースに追い込む。
他にもランナーがいるときには出来るだけ早くアウトにする。
基本的に投手は参加しない。

高校生以上の野球では基本のプレーだと思うが、もたついていた。
早実は指導者がしっかりした伝統のある名門校だと思うので、びっくりしてつぶやいた。
教育はきっちりやっているのだが、大観衆の中でのプレーになると実践が難しいのだ…と
説明があれば納得する。
ほかのプレーはちゃんとしてるのにね、と“減らず口”は叩かせてもらうが。

08/16 興南-鳥羽

ここまで来ると、監督・主将… みんなすばらしいね。
昔、東海地区の名門高校の監督に取材を申し込んだ。
宿舎で…と言われて訪ねた。
「5分で」と言われた。それでは 充分じゃないし、
言葉足らずはどちらにとってもよくないので
やめましょうと断った。

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いつも思うことだ。
高校野球に限らず、アマチュアスポーツの監督や主将は人間的に中身が豊かそうだ。
生徒とともに厳しい練習をしたことをうかがわせる真っ黒に日焼けした顔の監督たち、
立派な宣誓をした鳥羽のキャプテンを初め、17歳か18歳の少年たちの凛とした賢そうな
顔がすばらしい輝きを放つ。

ツイートに書いたのは経験の中で唯一“残念な”監督だった。
1990年と91年、WOWOWが大阪・朝日放送と組んでハイビジョンの実験放送をした。
私も実況アナとしてWOWOWからただ一人参加して毎日1試合を実況させてもらった。
この監督には 電話をして「明日、実況するのでお話を聞かせていただければ」と伝えると、
「練習後、宿舎に来てくれるなら」と言われ、1時間近くかけて出かけた。

ロビーであいさつを終えたところで「時間がないので5分ですませてほしい」と告げられ
あっけにとられた。試合の前日…という事情は分かるし、朝日の記者でもABCやNHKの
アナでもなく、渡した名刺には“日本衛星放送”という無名の会社が刷り込まれていた。
相手の態度も当然だったのかもしれない。しかし、腹の中は煮えくり返っていた。

08/17 早稲田実―九州国際大付

私が放送席にいたらさっきの外角低めの
“ストライク”は実況できないなあ。
頼むからスローを出さないでくれと祈るしかない。
解説者は「打者には遠くに見えただろう」と言う。
だって、ボールだものね。
審判も技術を磨いてほしい。

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決勝戦の8回裏にも不可解極まる判定があった。
打者に投球が当たったが、判定はストレイクで三振だった。
“逃げなかったからボール”ならまだ分かる。打者の両足とも打席の中にあるのに、なぜ
ストライクゾーンのボールに当たるのか?
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審判のことはメディアもファンもあまり言わない。
“手弁当だから”、“ボランティアだから”厳しいことを言いにくいというのは分かる。
しかし、ファンはことあるごとに「生徒は何年もかけてこの1試合に賭けているんだ」と
言うじゃないか。高校野球のすべてを“きれいごと”でまとめるのはどうだろう。

そして、こんな球をストライクと言われたら野球なんてできやしない…と、選手に代って
書いておく。朝日も優秀な審判の養成・教育にもう少し金を使ったらどうなんだ!とも。

08/19 早稲田実-育英

3表 2,3塁からライトへのヒットで
育英が先取点を挙げた。
このとき、キャッチャーが 投げたマスクは
左打席の中にあった。 遠くに投げないと危ないよ。
主審が注意すべきだね。
もちろん 悪意があったとは思わないが、
名門・早実らしからぬ行為に見えた。

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野球は局面で激しいプレーになることもあるスポーツだから、グラウンドの上はいつも
危険を排除することを考えておくべきだ。
このキャッチャーは先に書いた挟殺プレーのときにもマスクを足元に投げていた。
繰り返すが、早実だけに驚くのだ。

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by toruiwa2010 | 2015-08-21 08:46 | メジャー&野球全般 | Comments(13)
あの 個人的には“重苦しかった”夏からちょうど1年…
“くれぐれも慎重に”を心掛けてつぶやいたから今年は炎上することもなく
甲子園の高校野球が準決勝を迎える。ここ10数年で最も多くの試合を見た。
きっかけが清宮やオコエだったのは少し恥ずかしいが、無心に力いっぱい
プレーする若者たちの躍動を楽しませてもらった。

清宮幸太郎

キヨミヤ、キヨミヤ…と騒ぎすぎだろうと始まる前は冷めた目で見ていたが、
いざ、見てしまうと目が離せない選手だった。
1年生にしては恵まれた体格と1年生にしては落ち着き払った言動に驚く。
たたずまいが、同年代のボールボーイより53歳の和泉監督に近いのさ。
“初めての甲子園”感がどこにもないのがすごい。
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芯でとらえたときの打球の速さに目を見張る。
2本目のホームランには度肝を抜かれた。一口に“弾丸ライナー”と言うが、
あれだけの打球はなかなかお目にかかれるものではないと思う。
2年生、3年生の彼がどんなバッティングを見せるか、今から楽しみだ。
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プロが欲しい素材だから将来は必ずその道に進むだろうが、ファーストしか
守るところがなさそうなのが問題か。強打者が多いポジションだからね。
血筋を考えるとプロの前に早稲田に行くのだろうから、そこでみっちりと
練習して守備能力を磨いておくことを望みたい。

もうひとつ。
父親から「インタビューでは決まりきったことを言うな」と指導されて
いるらしいが、“普通に”すればいい。
「何度もチャンス回ってきた。1本くらい打たないと示しつかないんで」
「人生でも類をみないいい本塁打だった」

高校1年生としては立派だが、だんだん「前よりうまいことを云おう」、
「見出しになるような言葉を」とエスカレートするものだ。
行きつく先は…“イチロー”だ。そんな清宮を期待しない。

オコエ瑠偉

今の段階では清宮以上にオコエに魅力を感じる。
脚と肩だけでもすでにプロで通用するレベルだ。
初めて打ったファースト強襲のヒットで一気にセカンドまで奪った走力や
3回戦の1回に大量失点を防いだ超ファインプレーは圧巻だった。
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メジャーにはウィリー・メイズの“The Catch”と呼ばれるプレーがある。
ワールド・シリーズで飛び出した。
センターの頭上を大飛球が襲った。背走したメイズは向こう向きのまま
“肩越し(over the shoulder)”にこれをグラブに収めた。
オーバーでなく、オコエのプレーも末永くファンの間で熱く語り継がれて
いいと思う。

“守備と足にスランプはない”とよく言われる。少なくとも、今より下手に
なることはない。と言うより、レベルの高いところで教えられればもっと
うまくなるのは間違いない。この人の今後も大いに楽しみだ。
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関東第一と興南の試合後のシーンに胸が熱くなった。
決勝のホームランを放ったオコエと打たれた比屋根が言葉を交わしながら
がっちりと握手をしているのが見えたのだ。
今年見た最高の笑顔、最高の握手だった。すべての競技でこうありたいが、
実際は互いの顔も見ないで握手をすることが多い。いいね、高校野球。

興南・我喜屋監督の談話もよかった。

「敬遠する手もあったが全国を
代表する打者と勝負させたかった。
全力でやり、全力で打たれた。
悔いはない」


かつて、今日だ・松井秀喜を全打席敬遠させた監督もいた。
私は、文句なく我喜屋監督を支持する。

さて、第1試合は11時か。待ち遠しいなあ。
おっと、その前に、9時から岩隈が投げるんだった。
すぐに世界陸上が始まり、追いかけて全米オープン・テニスも始まる。
スポーツ・ファンは忙しいね。
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by toruiwa2010 | 2015-08-19 08:55 | メジャー&野球全般 | Comments(6)
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9回 112球(72ストライク) 5安打 3四球・8三振 1点
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岩隈のノーヒッターのあと、田中が見事な投球で
今シーズン初めての完投勝利を挙げた。
ピンチらしいピンチは失点した5回だけだった。
先頭の8番・ゴインズをストレートで歩かせた。
一番やってはいけないことだが、田中も人の子…
ということだろうか。

嫌な予感通り、9番・リビエのサード横のゴロを
ヘドリーがキャッチできず(記録はヒット)、さらに
1番のトゥロイツキにストレートのフォアボール。
ここまで10球投げてストライクは2球だけ!
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無死満塁で前回登板でホームランを打たれている
ドナルドソンとバチスタ、さらに、過去の相性が
よくないエンカーナシオンと続く打線を迎える。
大量失点を覚悟(私が)したが、犠牲フライによる
1点で切り抜けたのが完投に結びついたと言っても
過言ではない。

無死満塁の場面以後16人の打者と対戦した中で
許したヒットは1本だけだった。

最近3試合で1勝2敗、防御率4.50と振るわず、
特に8月に入ってからの2試合は88球、80球で
交代を命じられていた。前回は中4日だったという
事情があったにしても合点がいかなかったと思うが、
今日の好投ですべてを払しょくした。

実は今日のヤンキースは最近登板過多になっている
ベタンセス-ミラーというブルペンの最強コンビを
使えない状況だったらしい。
it all starts with the guy on the mound
「すべてはマウンド上の男にかかっているんだ」と
試合前からジラルディ監督も話していたそうだ。
田中はその期待に見事に答えた。

これで防御率も3.56まで改善された。

ツイートしたことを繰り返しておく。
そろそろ、早いカウントで投げるカーブはやめた方が
いい気がする。決していい高さ・コースに行っている
わけではなく、タイミングが外れているだけだ
狙われたらヤバイ。


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by toruiwa2010 | 2015-08-16 06:39 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
おめでとう 岩隈!!
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9回 116球(77ストライク) 無安打・3四球 無得点
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MLBでの88回目の先発で岩隈久志がやりました。
制球力と緩急をうまく使って相手打線を抑え込む投球が持ち味です。
力で押すタイプが多いMLBで彼のような投手が有無を言わせぬ
結果を出したことを日本のメディアも野球ファンももっと称えるべきです。

肝心のときに、NHKは録画放送です。私もこれから見るので投球の内容が
どうだったのかは知りませんが、8月に入って2試合は好調をうかがわせる
ピッチングをしていました。
2日のツインズ戦は8回2/3を3安打、1四球・8三振でホームランによる1点に
抑えていました。前回、7日のレンジャーズ戦は7回で3点を失っていますが、
守りのまずさやツキのなさがあって打たれたという感じはありませんでした。
今日の投球は延長線上にあるのでしょう。

どんな打者に対しても素早く0-2,1-2と追い込んでいく投球は小気味いいですね。
去年の7、8月の絶好調は目を見張りました。現地のメディアも称賛していました。
情けないのは日本のメディアです。MLBにはイチローと田中将大しかいないのかと
思わせる報道ぶりで岩隈のすばらしさを十分に伝えたとは言えません。
青木についても同じことが言えますが。

試合を見た感想を書き足します。

投球数は前回の自己最多118球より2球少なかったものの、初完投・初完封でした。
最後まで落ち着いていました。
「自分ができるなんて」と話していましたが、たしかに、パワーで圧倒する投球では
ありません。今日のように、ていねいにボールを散らしていくタイプのピッチャーは
少ないだけに通用するのでしょう。

77—39というストライクとボールの比(レイシオ)は岩隈にしては悪い方です。
今日の主審が両サイドの判定に厳しかったせいで制球が悪かったわけではありません。
5回1死のあと打席に迎えた14人のバッターのうち、3球以上を要したのは12人。
驚くことに1人を除く全員を0-2か1-2に追い込んでいました。際どい球で勝負できる
環境を作り上げていたわけです。
そのせいでしょう、今日は、高めのボール球でいくつも空振りをさせていました。

“もうかった”という判定は一切ありませんでした。
味方のビッグプレーに助けられたケースもありませんでした。
100%自分の力でつかんだ大記録です。
もちろん「みんなのおかげ」と言いますけどね。ハハハ。
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こういう記録がうまれるとき。

途中で誰かが記録の話をするとつぶれる。
超美技がある。
記録員の判定に救われる。

…など、いくつかの“ジンクス”がありますが、もう一つ、終わってみると1,2回に
際どいプレーがあった…というケースがあります。

今日は、1回に先頭・マチャドの打球がレフトの頭上を襲いました。
普通の外野手なら楽に捕れ打球でしたが、今日はショートが専門のミラーでした。
危なっかしい追い方で最後はジャンプ気味に辛うじてキャッチしました。
後ろにそらしていたら、ヒットに記録されたことでしょう。ツキと言えるかどうか
わかりませんが、やれやれと思えるんはこのワン・プレーだけでした。

家族の前で“男”になった岩隈、まことにあっぱれだった。
出来れば、来年は優勝争いができる球団に移籍してほしい。
ひょっとすると、今季中に?

大急ぎで書きましたから間違いがあるかも、
これからリハビリです。では。

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by toruiwa2010 | 2015-08-13 08:47 | メジャー&野球全般 | Comments(6)
100年の節目を迎えた夏の全国高校野球が6日に開幕しました。
開会式での鳥羽高校・梅谷主将の選手宣誓は見ごとでした。
あの大観衆を前にして落ち着きがあったし、言葉も はっきりしていました。
相談はしたでしょうが、自分の言葉を話しているという感じが伝わって好感が持てました。
特別なことを言ったわけではないのに、凛としたその横顔を見ながら聞いていて 思わず
胸が詰まりました。やはり甲子園 には“高校生らしさ”が似合います。
…この際、高校生らしさって何?という議論はやめておきましょう。
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王貞治さんの始球式もよかったですね。センバツの優勝投手らしく見事な投球でした。
彼は長兄に“高校生らしさ”を教えられた選手でした。
東京都の大会でホームランを打ってガッツポーズをしながらベースを一周し、試合のあと
「相手のピッチャーの気持ちを考えろ」と諭されたのです。彼はその教えを守りました。
プロになってからも、彼の派手なガッツポーズは756号ホームランを打ったとき以外には
数えるほどしか見られなかったはずです。

2日目の第1試合で気の毒な出来事に見舞われた選手がいます。
花巻東と対戦した専大松戸の原投手です。
プロも注目している投手らしいですが、ゆったりと左足を上げる独特の投球フォームを
2段モーションだと言われ、リズムを崩して本来の投球ができませんでした。
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打者への投球に関連する動作を起こしたならば、
中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を
完了しなければならない。


野球規則にはそう書かれています。
“故意に一時停止してはいけない”“投球動作はスムーズに” …ということです。

一時停止はしていないし、私には問題がないように見えました。
ただし、“スムーズ”をどう解釈するかという点には議論の余地があります。
そこで、なぜ千葉県大会では問題にされなかったのか?という疑問がわきます。
プロではよくある投法ですが、紛らわしいところがあって、高校生としてどうなのか?
“スムーズ”というルールの規定に照らしてどうか?

少なくとも、担当審判、球場にいたはずの上席審判や大会関係者の中から、全国高野連や
甲子園で審判をするレベルの人たちの意見を求めようという動きが出なければいけません。
今の時代、スマホで撮った映像を送るだけで済む簡単な作業です。
その努力を怠ったことが“悲劇”を生みました。失態というべきでしょう。

厳しいようですが、監督にも責任の一端はあると思います。
いくつかの報道を信じるなら、「甲子園では、注意されるかもしれないから」と原選手に
改善を指示していたようです。そう思ったときに確認しておくべきでした。

投球のリズムはその投手にとっての生命線です。修正は簡単ではありません。
まして、試合が始まってから「やめるように」と言われたのではたまったものではない。
4回1/3で5四死球という数字が原投手の動揺を示しています。
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野球の規則は一つです。しかし、実際の運用は規則をどう解釈するか…によりますから
どうしても個人差があります。地方大会と甲子園、その甲子園でも、たぶん審判によって
微妙な差があるでしょう。明確な線を引くのは難しいのです。
しかし、繰り返しますが、どこかの時点できちんと確認しておけば、晴れ舞台で自分の
投球ができないという事態は避けられたはずです。気の毒としか言いようがありません。
by toruiwa2010 | 2015-08-10 08:47 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
思えばMLBも変わった。
テレビ中継の画面が“汚く”なった。
ボールカウントなどを頻繁に出すようになったからだ。
かつては、打者のデータは前日終了までの打撃成績を最初から
最後まで出していたが、1打席ごとに更新するようになった。
1981年に長いストライキがあり、アメリカのテレビが日本の
野球を中継したのがきっかけと考えているが、どうだろう。
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始球式…英語ではceremonial first pitchと呼ぶ。
ここ10数年、メジャーでもマウンドから投げることが増えたが、
これも日本プロ野球の影響かもしれない。
私がアメリカに行き始めた1970年代の終わり、始球式と言えば
スタンドの最前席、ダグアウトの横あたりからキャッチャーに
トスするだけ・・・というのが普通だった。

今は大統領だってマウンドから投げる。
グラウンド・セロから来た消防士が投げる。
中東の戦場から戻った兵士が投げる。
飼い主の子供を襲った犬を追い払った勇敢な猫まで“投げる”。
観客を喜ばせる工夫が見える。
投げる側も、主役は試合であり、選手たちだと心得ている。
自分が目立とうなどとは考えないから好感が持てる。
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日本のプロ野球も最近はいろいろ趣向を凝らしている。
売れっ子のタレントが呼ばれることがあるが、困るのは“空気”を
読んでくれないケースがあることだろう。聞いたわけじゃないが、
見ているだけで、「こりゃ、広報も大変だ」と同情する場合がある。

真剣勝負を控えている選手たちが目のやり場に困るような衣装で
マウンドに上がる女性のタレントなどを見ると張り倒したくなる。
自分は脇役、邪魔をしないようにと心がけてほしいよなあ。
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先日の女優・石原さとみの始球式には笑わされた。
日本プロ野球OBたちのプレーを楽しめるドリームマッチだ。
奇抜な衣装でさっそうと現れた彼女は振りかぶると村田兆治ばりの
“まさかり投法”を見せた。 http://bit.ly/1MaMfbL
山なりだったがノーバウンドでキャッチャーまで届いた。

ネットをうろついているとき目に入ったサイトの記事に思わず
目をむいてしまった。“ノーバン”が“ノーパン”に見えたのだ。
「えっ!石原さとみが?ノーパンで始球式?なんで?」
いくつもの?マークが頭に浮かんだ。

私が子供のころは“ノーバウンド”と言っていた。
そもそも“ノーパン”などという下品な言葉はなかったし。
ハハハ。

ちなみに、石原さとみの「・・・間接キッス してみい」は
大好きなCMだ。
なんの宣伝だったか思い出すのに時間がかかるが。ハハハ。
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今日はこのあと“100年目”の甲子園で王貞治が始球式だ。
by toruiwa2010 | 2015-08-06 08:53 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
1963年9月29日はメジャーリーグの最終日でした。
創設2年目のヒューストン・コルト 45sは本拠のコルト・スタジアムに“同期生”の
ニューヨーク・メッツを迎えていました。戦力不足の両チームは当時 10チームだった
ナショナル・リーグの9位(コルト45s)と10位(メッツ)に沈んでいました。

そんな環境でしたが、現在70歳のジョン・パチョレックにとっては忘れられない日に
なりました。試合前、ハリー・クラフト監督から「プレーしたいかね?」と聞かれたとき、
18歳だったジョンは迷わず、「Yes!!!」と答えたそうです。

デビュー戦ですから普通に記憶に深く刻まれる日ですが、記録にも残る日になりました。
彼の生涯記録がこれ ⇓ です。
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5打席、3打数3安打、2四球、4得点・3打点。“パーフェクト”な成績です。
デビュー戦としてもかなりすばらしい数字ですが、最終戦でしたから、これがそのまま
彼の1963年の記録になりました。
・・・どころか、ジョン・パチョレックの“生涯成績”になったのです!

チーム内ではだれにも話していませんでしたが、背中に故障があって、運が悪いことに
その年のオフ、悪化したのです。翌年のキャンプを迎えたとき、打つことも守ることも
できなかった彼はマイナー送りになり、クラスAで49試合に出ましたが、メジャーでは
1試合もプレーすることなくシーズンを終えました。
1965年は全休、66年から69年までマイナーで230試合ほどプレーし、打率2割2分、
31ホーマーという記録が残っていますが、本人以外そのことを覚えている人はいません。

しかし。

“MLB通算 打率10割・出塁率10割”はクイズの問題に出ることもあるそうです。

野球を離れたあと体育教師になり、今は悠々自適のようですが、CBSのインタビューで
こんな風に語っています。
「何ごとも偶然じゃないんだ。僕はこのこと以外、悪いことには出会わなかった。
他人は『最悪だったね』と思うだろうが、そうじゃない。あれ以来、いいことばかりさ」。
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ジョンの1歳下の弟、トム・パチョレックは1970年のドジャースを皮切りに18年に及ぶ
MLB生活を送りました。
15歳離れた弟、ジム・パチョレックは1982年にミルウォーキー・ブルワーズに入団し、
87年にMLBデビューしますが、1年限りでした。
ただし、48試合プレーしましたから、打率が2割2分8厘、出塁率が3割0分2厘でも、
試合の数ではジョンに自慢できますね。ハハハ。

1988年から1993年にかけて大洋ホエールズと阪神タイガースでプレーし、1990年には
首位打者のタイトルを獲得しています。

1打席だけの選手も・・・

ジョン・パチョレックはメジャーで1試合だけプレーした珍しい選手です。
しかし、こういう選手はきっとほかにも大勢いると思います。
そして、調べるまでもなく、もっと珍しい記録を持っている選手がいることをメジャーに
関心がある人なら知っているかもしれません。

1951年8月19日 エディ・ゲーデルは1試合だけプレーしました。もっと正確に言うと
1度だけ、打席に立ちました。

セントルイス・ブラウンズとデトロイト・タイガースのダブルヘッダーの第2試合でした。
1回裏、ブラウンズは先頭打者に代打を送りました。それがゲーデルです。
“1/8”という背番号をつけた彼がグラウンドに姿を現すとスタンドはどよめきました。
小人症だった彼の身長は109㎝しかなかったのです。
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思いもかけない事態に主審はセントルイスのベンチに「どういうことだ?」と叫びます。
チームは書類を見せて正規の手続きが済んでいることを主張し、ゲーデルはそのまま
打席に入りました。キャッチャーはできるだけ低く構えて、ピッチャーをリードしますが、
ストライクが入らず、ストレートのフォアボール。すぐに代走が送られて、ゲーデルは
ベンチに下がりました。

この奇抜なアイディアはチームのオーナーのものでしたが、ゲーデルは「バットを振るな。
振ったら、屋根の上のスナイパーに射殺させる」と脅されていたそうです。

翌日、アメリカン・リーグ会長は オーナーの行為は“野球をバカにする”ものだとして
球団とゲーデルの契約を認めない裁定を下しました。
この結果、エディ・ゲーデルのMLB人生は“1打席”で終わったのです。
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この出来ごとはブラックソックス・スキャンダル(ワールド・シリーズでの八百長)などと
ともにメジャーの長い歴史の中で“汚点”と呼んでもいいのだと思います。
ゲーデルは10年後、暴漢に襲われて命を落としました。
彼がこの試合で着用したユニフォームは野球の殿堂に展示されているそうです。
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by toruiwa2010 | 2015-08-04 09:54 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
1978年4月6日、私はシンシナティのリバーフロント・スタジアムにいました。
パンチョ伊東さんと並んで立った外野のフィールドは人工芝でした。
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建て直されてすっかり様変わりした昨日のリバーフロントに懐かしい顔がありました。
MLBオールスター・ゲームの試合前、華やかなセレモニーの中で レッズの歴史に名前を
きざんだ選手として呼び出された4人のうち3人、ベンチ、モーガン、そしてローズが
37年前に初めてメジャーを実況した開幕戦に先発していた選手だったのです。
“Big Red Machine”と呼ばれた強力打線の中心的メンバーです。
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ほかに、グリフィ、フォスター、ドリーセン、コンセプシオン、ジェロニモがいました。
1塁手のドリーセンがペレスに代わることがあるぐらいでほぼ不動のメンバーでしたから
今でも思い出せます。ピッチャーはトム・シーバーで監督はスパーキー・アンダーソン。
いったい、このうち何人が殿堂に入っているでしょう?面倒なので調べませんが。ハハハ。

当時のスタジアムは完全な円形で高いスタンドがグランドと客席を取り囲んでいました。
音が外に抜けにくい構造になっていて、アストロズの先頭打者・プールがライトに大きな
フライを打ったときもインパクトの音は“ゴツン”と、鈍い音に聞こえました。
“カキーン”と聞こえる日本の球場に慣れていた私はとてもホームランになるとは思わず、
“あれよあれよ”と戸惑っている感じがもろに出た、情けない描写しかできませんでした。
メジャーの試合のテンポなどに慣れておきたかったので早めに日本を出発し、フロリダで
オープン戦を3試合ほど見ていたのに。 恥多きわが実況史に残る“汚点”の一つです。
ハハハ。

おそらくそれが現地からメジャーの試合を実況した最初の試合だったでしょう。
相手のアストロズの先発は203センチ! 雲をつく巨漢エース、JRリチャードでした。
あまりにも大きいため、味方の野手たちもキャンプの打撃練習でJRが投げるときは打席を
譲り合ったそうです。「だって、フォロースルーのとき、昼に何を食ったかが分かるほど
顔が近くに来るんだもの」。ハハハ。

エース同士の投げ合いでしたが、乱打戦になり、たしか、雨も降ったりして予定していた
ニューヨーク行きの飛行機に乗れなかった記憶があります。

この年の開幕シリーズはニューヨークのあとボルチモア、ダラス、ヒューストンなどを
回っただけでした。
新しいコンテンツとして局が力を入れたMLBの中継でしたが、視聴率は低迷しました。
てこ入れのため 翌年はすべての試合を現地から中継することになり、私は球宴をはさんで
ほぼ1年をアメリカで過ごすことになりました。
年老いたベンチ、モーガン、ローズを見ながら、37年前を思い出していました。
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ブーイングもあったようですが、ピート・ローズを迎えた球場の歓声は凄かったですね。
監督在任中、野球賭博にかかわるという不祥事を起こした結果、野球界を永久追放され、
野球の殿堂にも入れません。犯した罪の大きさを考えたら当然です。
しかし、現役時代の彼は、“チャーリー・ハッスル”というニックネームで知られ、常に
100%の力でプレーをする選手として子供にも愛された選手でした。
必要もないのにセカンドやサードベースめがけて遠くからダイビングする彼にファンは
拍手を送ったものです。

翌年だったと思いますが、キャンプでインタビューしたとき、通訳なしで聞くことになり、
始める前に「下手な英語ですみません」と言うと「No problem.Me,neither」…
「大丈夫。僕もうまくないから」とリラックスさせてくれたことを鮮やかに思い出します。
そのほかのやり取りは何ひとつ覚えていないのに。ハハハ。
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通算4256安打はこのままなかったことにするには大きすぎる数字です。
スポーツ界に限らず、アメリカ社会には“赦す”文化があると思っています。
難しいでしょうが、いつの日か彼にも赦される日が来ることを願います。

おまけ:ユーモアの精神
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球宴直前の試合で頭にデッドボールを受けた
マリナーズのカノーにアストロズのアイバー。
「おい、大丈夫か?これが何本か分かるか?」

どんなときもユーモアを忘れない。
この“精神が”好きだ。
by toruiwa2010 | 2015-07-16 09:15 | メジャー&野球全般 | Comments(6)
今日はMLBのオールスター・ゲームが行われています。
残念ながら、日本人選手は一人も出場していません。
ケガや“不調”だからです。
このあと後半戦に入るので、簡単に中間報告を。

田中将大(New York Yankees:2年目)
11試合 5勝3敗 防御率3.63 67回 56安打(10HR) 13四球・67三振

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キャンプの時点で一番の気がかりは右ひじの状態でした。終盤で2試合に登板したものの、
手術をしなかったのは“正解”じゃなかったのではないか? 投げ始めたら痛みが再発して
結局、TJ手術をすることになる…それが最悪のシナリオでした。
キャンプの中盤以降、現地のメディアの間では「スピードが出ていない。ひじをかばって
いるのではないか?」という声がさかんに出ていました。

さいわい、開幕は無事に迎えましたが、ジェットコースターに乗っているような激しい
アップ&ダウンを経験しています。
1年目の去年は早めにシーズンが終わってしまっただけに、今年はケガをせずに(healthy)
投げ通したかったはずですが、その計算は4月末に早々と狂いが生じました。故障発生…
右手首の炎症と前腕のハリです。
開幕2戦の納得いかない投球のあと2試合続けて素晴らしい結果を出したところでした。

焦らずに休養したことで復帰後の3試合はずば抜けた内容のピッチングでした。
すべて7イニングス投げて失点はトータルで4点。
「当分 安心して見ていられるなあ」と思ったのですが、そう甘くはありませんでした。
2試合続けて3ホーマーを浴び、大量失点の末にKOされました。

そのあとの2試合、特に最後の試合にいい投球(7回2/3 2安打2失点)ができたことで、
納得して球宴休みを過ごしていることと思います。監督・コーチも安心したことでしょう。
後半戦の開幕試合(vsマリナーズ)に田中の先発を決めています。

今シーズンの田中を数字で語ることは難しいと思います。
しかし、ここまでの結果を見ると、いいときと悪いときが極端ですね。
スピードは、その気になれば154キロぐらいまで出るようですから問題はないと思います。
変化球をうまく使って去年とは一味違う投球をしています。結果が出ているからこれで
いいのでしょうが、制球が思うようにいかないときには、突然乱打される傾向があるのは
かなり心配のタネです。
まずは、土曜日朝(日本時間)のピッチングを見守りましょう。

岩隈久志(Seattle Mariners:4年目)
5試合 1勝1敗 防御率5.22 29回1/3 31安打(9HR) 5四球・20三振

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昨シーズン、夏場までの好成績を考えると物足りませんが、15勝したことで一流投手の
仲間に入ったと思っていました。8月中旬までの投球には 口うるさい現地のメディアも
称賛を惜しみませんでした。

今シーズンはさらにレベルアップしたピッチングを見られるだろうと期待しましたが、
開幕から派手に打ち込まれました。生命線のコントロールに問題があったと思います。
思ったところにボールが行かない感じです。いいときは3対1ぐらいになるストライクと
ボールの比、レイシオもよくありませんでした。際どいところでどんどんストライクを
取って打者を追い込み、打ち取って行く投球ができていませんでした。

「おかしいな」と思っていると、肩のケガでDLに入りました。今月初め、1ヶ月半ぶりで
戦列に戻ったものの、4ホーマーを浴びて無残なKOを喫しました。
下位に低迷するマリナーズがトレードに出すのではないかといううわさがあり、3球団から
スカウトが来ていたようですが、タイミングが悪すぎました。ハハハ。

ただし、次の登板、球宴前最後の登板では結果を出しました。
正直に書けば、味方のファインプレーや相手の打ちそこないに助けられた面はありますが、
1回に無死満塁の大ピンチを逃れたあと、2~8回を1安打に抑え込んだ投球は十分に周囲を
納得させるものでした。
今月末がトレードの期限ですから、あと2試合ぐらいこのレベルのピッチングを見せれば
優勝を争えるチームからオファーが来るかもしれません。彼がもっと大きな舞台で注目を
浴びてもいいと思っているだけに、なんとか頑張ってほしいです。

イチロー(Miami Marlins:通算15年目)
84試合 .253(204打席:186-47) 出塁率.307

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本人は覚悟していたはずですが、出番がめっきり減りました。
私は 彼の今シーズンの打席数は300ぐらいではないかと思っていました(2月3日付:
イチローの再就職~さて何打席与えられるか?~)が、ケガ人が出たために増えています。
ただし、スタントンが戦列を離れたあと必ずしも出番が増えたとは言えません。右打ちの
ジレスピーが起用され、不調と重なったイチローはベンチ・スタートが多くなっています。
前半戦最後の3試合でヒットが出ましたが、その前、34打席ノーヒットでした。

球団にはトレードの意志がないという話です。“朗報”と言えるかどうか?
このままだと、スタントンが戻ったとき、なかなか出番が回ってきそうにありません。
ずっとレギュラーとしてプレーしてきた選手ですから、ベンチで代打での出番を待つのは
コンディションの維持もモチベーションの持ち方も難しいでしょう。
来年に持ち越しになることが確実なMLB3000安打は偉業ですから達成させたいですが、
後半戦でよほど頑張らないと“信号”が青から黄色に変わるかもしれません。
環境が厳しくなるほど力を発揮する男の真価に期待するしかありません。

青木宣親(San Francisco Giants:4年目)
67試合 .317(262-83) 出塁率.383 2HR19打点 23四球・17三振

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言っても仕方がないことですが、ケガが悔やまれます。
前年の世界チャンピオン、SFジャイアンツに移り、定位置争いからのスタートでしたが、
開幕からチャンスをつかみ、期待される役割を果たしていました。
4月下旬から5月にかけて打率が下がりましたが、6月に入り、11日までに出場した
8試合で35打数17安打、4割8分6厘と大爆発しました。
このチームで、全体として3割1分7厘、出塁率3割8分3厘は立派です。復帰の時期が
不明ですが、十分に“らしさ”を出したと思います。

田澤純一(Boston Red Sox:7年目)
39試合 1勝3敗 防御率2.58 38回1/3 自責点11 31安打(3HR) 7四球・40三振

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ニュース映像しか見られないことが多いのですが、力が安定し、チームの信頼を得て、
期待に応える仕事をしていると思います。

上原浩二(Boston Red Sox:通算7年目)
36試合 2勝3敗 22SV 33回 防御率2.45 23安打(2HR) 6四球・37三振

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脚の故障で出遅れましたが、戦列に戻ってからはしっかり役目を果たしています。
彼もニュース映像以外はほとんど見る機会がありませんが、堂々としたマウンドさばきで
小気味いいピッチングをしています。140㌔台前半のストレートに彼独特の伸びがあり、
鋭く低めに落ちるスプリッターが効果的です。
今年もチームが下位を低迷する中でモチベーションの維持が難しいでしょうが、黙々と
すばらしい投球を続けています。雄姿がなかなか伝わらないのは残念です。
by toruiwa2010 | 2015-07-15 09:57 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
プロ野球の審判員会議が25日、東京都内で開かれ、
国際大会への出場機会増加などの理由から、今季から
球審のボールカウントのコールを従来とは逆にして
ボール、ストライクの順にすることを決めた。
2月のキャンプから12球団に周知し、徹底を図る。


2010年1月下旬、共同通信がそう伝えていました。
メジャーにならって、日本プロ野球も審判がボールカウントをコールするとき、“ボール→
ストライク”の順にするという話です。
誰がどこで間違えたのか分かりませんが、日本に野球が紹介されたとき以来の“伝統”を
変えようと言うのですから、画期的と言えば画期的だし、“いまさら?”感もありました。
ハハハ。
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フジテレビでメジャー中継を始めたころ、野球ファンにとって一番違和感があったのが
日本と違ってメジャーではボールを先に、ストライクをあとにコールすることでした。
ただし、当時のアメリカのテレビは、ごくたまにしかカウントなどを表示なかったので
違和感は“限定的”でした。
1978年からMLBを中継し始めたフジテレビは最後までSBOだったと記憶しています。

日本でボールカウントのコール順がSBOからBSOに変わったときも混乱は起きました。
なじんだものを変えるのは簡単なことではありませんね。“国鉄”の呼び名が“JR”に
変わったときも定着するのにものすごく時間がかかったし、病院に行けば今でもしばしば
“看護婦さん”と呼んでいる声が聞こえます。ハハハ。

“BSOor SBO”以上に常々不満に思っているものがあります。“ゲーム差”の表示です。
テレビ・新聞で、順位表を注意して見てください。一番右に、「差」という欄があります。
メディアによって「1.5 2.0 3.0 4.5 6.0」と、“積算”して書くものがあるかと思えば、
「1.5 0.5 1.0 1.5 1.5」と、すぐ上のチームとの差を書くものがあってまちまちです。

アメリカではどんなメディアでもこのように表示しています。
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右上に“GB”と書かれています。
「Game (s) Behind(the leader )…首位から何ゲームか? それがMLBの“精神”です。
つまり、レギュラー・シーズンは 優勝を…優勝だけを争っていることを示しています。
だから、ペナント(=優勝)・レースと言うんじゃありませんか。
今は地区に分かれていて、プレーオフ出場のためのワイルド・カード争いがありますから
2位もある意味重要ですが、球団も選手も、そしてファンも、基本はトップと何ゲーム
離れているかに関心があるのです。
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毎日のように目にするNHKのメジャー中継では“積算”を使っています。当然です。
ここで“間違えて”いたら中継する資格はないですから。
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ためしに、日曜日のプロ野球中継をチェックしてみると、やはり、“正しい”表示方法を
使っていました。野球を中継する人たちの間では統一されています。しかし、驚きました。
情報番組はどうしているかと思い、さらにためしに「サタデースポーツ」を見ると、直近
上位チームとの差になってるじゃありませんか!同じNHKでも中継班と情報系番組班の
間は断絶しているようです。ハハハ。
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新聞はこんな感じです。
さすがに一般紙は積算派が多いですが、東京新聞とここにない毎日新聞は“間違って”
いました。理由を知りたいですね。
たとえば、クライマックス・シリーズがあるから3位や2位にも意味があるから…などと
いう言い訳は通りません。CS以前のずっと昔から変わっていないんだから。ハハハ。

蛇足ですが、母局、フジテレビの「スポルト」が
積算で表示していると知ってほっとしました。
ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2015-06-25 08:55 | メジャー&野球全般 | Comments(4)