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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2011年 05月 ( 32 )   > この月の画像一覧

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・・・つづき

仙台駅前のターミナルから高速バスに乗って今度は北に向かいました。
目指すのは石巻です。できれば気仙沼まで行きたかったのですが、車の運転もできず、
公共の運送手段に頼る旅ですから、いろいろ考えると、石巻が限界でした。
1時間15分で到着しましたが、仙台寄りの場所でがれきの集積場が一か所あったほかには
ブルーシートがところどころに見えただけでした。実際には、楽天イーグルスの本拠地、
Kスタ宮城も大きな被害があったのですから、バスから見たのでは分からないのでしょう。

石巻駅前についてバスを降りると、いきなり、海の匂いが鼻をつきました。
…と、思いましたが、少し違いました。潮の香りにしてはかなり強烈なのです。
あとで分かったのですが、漁港に近いところでは、そこにあった水産加工工場や倉庫から
大量の魚が流れ出し、それが腐ったために異臭を放っているのです。
がれきの集積場も含め、場所によってはマスクをしなければ厳しいと思いました。
雨に加えて 気温が上がってくると、この匂いは被災者を悩ますことになりそうです。

時間に制約があるので、すぐにタクシーを拾いました。
がっちりした体をした、鋭い眼つきの運転手さんで、ちょっとひるんでしまいましたが、
そのまま乗り込み、「石巻の漁港も大きな被害を受けたと聞きました。状況が分かる場所に
連れて行ってくれませんか?」とストレートに頼みました。

特に嫌な顔もせずに車を出した運転手さんとは、それから2時間近く付き合いましたが、
実はとても“いい人”でした。いかにも東北人らしく、語り口はトツトツとしています。
しかし、私が何かを尋ねると、優しい言葉で話をしてくれました。
彼は客待ちをしていて地震に遭い、揺れを感じてすぐに高いところに逃げたため、なんの
被害もなかったのですが、奥さんの家族が南三陸で津波に流され 今も行方不明だそうです。

石巻の駅前も1メートルぐらい浸水したようですが、駅を離れてすぐの商店街に入ると
地震と津波 両方の被害がはっきり見えてきました。建て直しの工事に取り掛かっている
店もありますが、ほとんどは“手つかず”のままです。
しかも、一帯がいまだに停電中で信号が機能せず、警官が出て交通整理をしていました。
北から来た車が中心街に向かう道ですから、反対車線はかなりの渋滞になっています。
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漁港に出ると、2カ月以上 経過しているのに、直後の惨状がうかがえる状況が見えました。
打ち上げられた漁船などの多くはすでに片づけられていますが、道路沿いに建つ家屋は
大半がぺしゃんこになっています。
家にめり込んでいる小型の漁船が残っていました。数は多くないのですが、そこここに
作業をしている人がいて、漁港周辺ではとてもカメラを向けることはできませんでした。

運転手さんが「女川も相当ひどいですよ」と話してくれました。
往復でどれぐらいかかるか聞くと、1時間程度だと言うので行ってもらうことにしました。
両サイドに、崩れ落ちた家屋が見える中、女川街道を東に走ります。

しばらくすると、右手に穏やかな海が見えてきました。万石浦(まんごくうら)です。
ニュースで見ましたが、昨日の雨で冠水していましたね。小中学生の通学のためにバスが
運行していました。
しかし、私がタクシーで走り抜けたとき、周辺には被災の跡はほとんど見えませんでした。
地盤沈下はあったようですが、ここに津波は来なかったのです。万石浦の“入り口”が
狭いことが理由だそうです。太平洋から石巻湾を経てこの狭い入口から万石浦に入った
津波は、その広い懐で勢いと高さを失った…運転手さんの話ですが、説得力はありました。
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三陸独特のリアス式海岸は、その地理的形状のゆえに津波の高さや速さを増すことになり、
沿岸の町に“想定外”の大きな被害をもたらしました。一方で、この地域一帯のように、
造化の神の“恩恵”をこんな形で受けた場所もあることが分かります。
今回の災害には、原発事故の問題や行政の立ち遅れなど、“人災”と考えざるを得ない点も
多いですが、“人智”の及ばない側面もあることを知りました。
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“女川”の標識が見え始めて間もなく、ハンドルを左に切ったとたん 爆撃を受けた直後の
市街地のような光景が目に入ってきました。 左手の高いところに町立病院がありますが、
その右側、海岸に至る平地がまっ平らになっています。ここでも 突然、色が消えました。
がれきはかなり取り除かれていますが、いくつかのビルが、土台から引き抜かれたように
横倒しにされたままになっています。津波の強さを物語っています。
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病院の駐車場が海抜20メートルだそうですが、その病院の一階は水に浸かったと言います。
そこに上って見下ろすと、波に運ばれた車がビルの屋上に乗っていました。津波の高さが
想像されます。“災害派遣”の横幕をつけた自衛隊の車両やパトカーなどは見えますが、
港を含めて作業する人の姿はそれほど多くはありません。それでも、写真は数枚撮るのが
精いっぱいでした。
港全体を見渡せるこの駐車場には、状況を見に来た人たちが数人いましたが、押し殺した
声しか聞こえてきません。ここで人々が暮らしていた、建物があった、…それを考えると、
言葉は出ないのです。
 
石巻に戻るとき、渋滞が激しいこともあって海に近いところを走ってもらいました。
途中に大きながれきの集積場があり、多くのトラックが出入りしていました。
写真を撮るために車を降りると、悪臭が強烈でした。
ここでも自衛隊の車両が目立ちましたが、今回の10万人体制で道路の整備が早かったと
運転手さんも話していました。ただし、当初から多数の行方不明者がいたため、がれきの
処理に重機が使えないことは大きなネックになったようです。
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港から1キロほどの日和山(ひよりやま)公園に行きました。
海抜56メートルですが、町の様子はよく分かります。女川と同様、東北沿岸部の被害は
まさに“壊滅”としか言いようがありません。
写真を撮っているとき、前に立っていた男性が知人らしい連れの人に話していました。
「私の家は、あそこに見える…」
その淡々とした話し方が、逆に衝撃でした。実際に家を失った人が目の前にいる。
もしかすると家族も?と、思わず手が止まってしまいました。
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…私が見たものは、今回の災害の規模を考えたら、きっと、“氷山のほんの一角”でしょう。
70日以上がたち、復旧が相当に進んでいましたから、本当の災害の姿でもありません。
それでも、いまさらですが、自然の力のすごさに“畏れ”を抱きました。
十数万人の被災者は、これだけ強大な自然の猛威に直面したのです。
その人たちの気持ちはとても想像することができません。
恐怖、絶望、無力感…そんな単純なものではなかったはずです。

大災害発生から80日が経ちました。
政府・自治体の動きは相変わらずのようです。東北の人たちは我慢強いと言いますが、
被災者の皆さんがよく怒りの声を上げないものだと思います。
原発事故による放射能汚染のほうが深刻な福島も同じことでしょう。義捐金の分配、
補償金、仮設住宅、放射線量の設定…すべて立ち遅れているように見えます。

“菅下ろし“の動きを、「そんなことをしている場合じゃないだろう」と、批判する声が
圧倒的ですが、私はそうは思いません。
このままで本当にいいんですか…と問いたいです。これだけの規模の災害に対応するのに
時間がかかることはある程度、仕方がないでしょう。しかし、それにしても、です。
道筋さえなかなか見えてこない状況は“あり得ない”です。性格の問題かもしれませんが、
発生当初から現在まで、一貫して、“温かみ”が感じられないことが腹立たしいです。
首相を初め、閣僚・議員は現地を見ているはずです。この惨状を目にしたとき、人として
何を思ったのかを聞いてみたいです。
被災地の皆さんが大人しいのをいいことに、あまりにも動きが鈍いことに怒りを覚えます。

「政治の空白は避けるべき」「代わりがいない」「誰がやっても同じ」…
分からないではありません。しかし、この総理大臣のもとで復旧・復興作業を進めれば、
時間の経過とともに、目に見えない“2次災害”、“3次災害”が増える気がしてなりません。
「急流で馬を乗り換えるなんて」とい人もいるようです。リンカーンの言葉らしいですね。
この期に及んで、菅をリンカーンになぞらえますか?
リスクはあるでしょう。しかし、馬ごと急流に流されそうになっている今、“2次災害”を
避けるためにも、馬を乗り換えることを選択肢から外す理由が分かりません。

4月27日の記事の最後に書いたことを再録しておきます。

運命…それぞれの立場

いま、このときに自分が総理大臣でいることに運命を感じると菅直人は言った。
いま、このときに菅直人が総理大臣でいることを受け入れなければいけない
被災地の人々の過酷な“運命”を思う。

カルガモ:卵の怪?続々報
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今朝は、また卵がなくなっていました。どうなっているのか全く分かりません。
9時過ぎにオス?が池にいましたが、気にしている雰囲気はありません。
ダミーだから? 当分、一喜一憂が続きます。
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by toruiwa2010 | 2011-05-31 09:50 | 岩佐徹的考察 | Comments(6)
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水曜日に、東北の被災地を訪ねました。少しでも見ておきたかったからです。
もちろん、“見物”といった不謹慎な気持ちではありません。かつて、ほんの少しですが、
報道に関わった者の一人として、この災害の発生当初から “実際に見なくては”という、
強い思いと衝動に駆られて機会を待っていたのですが、ようやく実現したのです。
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“つなげよう 日本”のステッカーを貼った東北新幹線“はやて”は大宮から仙台まで
ノンストップです。新幹線はかなり内陸を走りますから、津波はもちろん、地震による
被害の跡もほとんど見えず、緑がいっぱいののどかな田園風景が左右に広がっていました。
しかし、仙台駅が近づくと、民家の屋根のブルーシートが目につくようになりました。
1995年、阪神淡路大震災のあと、2月12日に訪れた神戸一帯を思い出します。

今回の地震と津波は、発生が昼間だったことで被害がかなり抑えられた面があります。
同時に、各種メディアを通して、私たちは様々な映像を目にすることになりました。
私の脳裏には、宮城県名取市の映像が強烈に焼き付いています。
結果として失われた人命や家財を考えたら、ほかの港町を襲った津波のほうが破壊力が
はるかに大きかったのだと思います。しかし、がれきをのみ込んで、巨大な龍のように
身をくねらせながら畑の上を“走って行く”津波の映像のインパクトは強かったのです。
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今回、まず訪れることを決めたのはその名取でした。仙台の少し南に位置する町です。
仙台から常磐線に乗り換えました。
乗り合わせた地元の人の会話が聞こえてきます。聞き耳を立てているわけではないのに
“津波”“余震”“流された”“行方不明”…そんな単語が耳に飛び込んできます。
被災地のど真ん中でもない場所ですが、交わされる会話の中にそれらの言葉がまるで
普通名詞のように混じっていることにこの災害の大きさを感じました。

15分ほどで着いた名取の駅はエスカレーターが故障している程度で、ほかに“被害”と
思われる個所はありませんでした。改札口は駅の高い位置にあり、そこから見渡しても
普通の町並みが見えるだけで、津波に襲われた場所らしきところは見えません。
タクシーを頼むことにしました。

興味本位で来た…と受け取られることが怖かったのですが、行きたい場所の話をすると、
運転手さんは「分かりました」と言って車を発進させました。
少し走ると、やはり、大きな傷跡が目に入るようになりました。
話によると、地震の被害は3月11日より4月7日の余震のほうが大きかったそうです。
最初の地震でダメージがあったからでしょうが。
そして、津波も第一波がそれほどではなく、一度逃げたあと、貴重品などを取りに戻って
第二波に流された人が多かったということでした。
新聞や週刊誌では読んでいた話ですが、現地で聞くと現実味が増します。
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突然、“荒涼”とした風景が目に飛び込んできました。津波が蹂躙した畑の跡です。
「かなり片付いてますけどね」と運転手さんが言う通り、津波が引きずっていた物凄い
量のがれきや車は大部分が処理されていました。
映像を見たとき、津波が土手に当たってしぶきを上げていたことを覚えています。
町を南北に走る仙台東部有料道路の土手です。
盛土されているこの道路のおかげで多くの人が助かったそうです。海岸から4キロほど、
太平洋から 遮るものがほとんどない名取平野を突っ走った津波はここで初めて“抵抗”に
遭ったのでしょう。
400-500メートル先だと思える道路まで、見渡す限り荒れた灰色の土地が続いていました。
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            画面を左右に横切っているのが有料道路

帰りの電車の時間まで余裕があったので、仙台空港まで行ってみました。海からの距離は
わずか数百メートルです。
空港ビルから撮影された映像には、海水が、車だけでなく、ヘリコプターや小型飛行機を
押し流すところが映っていました。まさに、“息をのむ”光景でしたが、海からの近さを
見ると分かるような気がします。
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周辺には住宅がかなりあったそうですが、形だけ残っている家屋はわずかな数で、しかも
中はがらんどう、破壊し尽くされていました。
確かに人が暮らしていたはずなのに、その痕跡が感じられない怖さがあります。

仙台に戻り、腹ごしらえをしたあと、石巻に向かいました。

“日帰り”という制約があるため、出発前から、訪れるのは名取と石巻に決めていました。
マスコミが大勢いそうなところはうっとうしいのと、被災者が実際に復興に向けた作業を
しているところは用がない者が行ってはいけないと思ったのです。

以下、明日に続きます。


カルガモ:卵の怪…の続報

やはり、卵が自分で動くわけはなく、人間の仕業でした。
昨日の午前中、管理人室に小さな女の子が“自首”してきたそうです。
観察しやすいように…ということでした。やれやれ。
やってしまったことは残念ですが、“真相”が分かってよかったです。

昨日から今朝にかけては全く動きがありません。
昨夜8時には、台風の影響で強い雨が降る中、暗い池の中央付近から
じっと、茂みの方を見つめる“カップル”の姿がありました。
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       今朝の様子 卵は左手前に

去年、9羽のヒナが産まれる前も、池の中に卵が一つあったそうですから、
もしかすると、今見えている一つは“ダミー”かもしれません。
で、実際は、茂みの中で卵が1日1個ずつ順調に増えている…という
私の“仮説”が当たっているといいのですが。

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by toruiwa2010 | 2011-05-30 08:34 | 岩佐徹的考察 | Comments(5)
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テレビがグランド・スラムを放送するとき、どう頑張っても
試合と試合後の会見の一部を伝えるのが精一杯です。
現地にいると、いろいろなことが見えます。2003年ローラン・
ギャロスで書いた記事の中に、もう一度読んでほしいと思える
記事を見つけました。

「ローラン・ギャロス 8日目」2003.06.02


杉山はいい試合をしましたが、ディフェンディング・チャンピオンを倒すところまでは
行きませんでしたね。(4回戦:Serena W d.Sugiyama 75/63)
スタッフと一緒に控え室で見ていましたが、終了が近づいたとき、試合が行われている
スザンヌ・ランラン・コートに向かいました。
このコートでプレーする選手たちは行きも帰りもガードマンに守られて15メートルほどの
スロープを通ることになっています。私は、あれだけいいプレーをしながら敗れた杉山が
どんな表情でこのスロープを上がってくるかを見たかったのです。
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技術や戦術のことは分からなくても、40年の取材を通じて、いろいろなスポーツの勝者と
敗者の表情を見てきましたので、その選手がいまどういう心理状態にあるかなどはかなり
見抜けると思っています。放送の中で、選手がどう思っているかについて解説者と意見が
違ったとき、立場上 譲らなくてはいけないのが残念でならないことがあります。ハハハ。

試合が終わったあと、コートを出たところでWOWOWとテレビ東京の取材を受けていた
杉山がスロープを上がってきたのは15分ほどたってからでした。
姿が見えると日本人のファンからいっせいに「お疲れさん」「ご苦労様」の声が飛びました。
やや前方に目を落としていた彼女はその声に顔を上げて手をあげ、少し微笑んでいました。

負けたわけですからもちろん会心の笑顔ではありません。精一杯の笑顔だったでしょう。
日本人のような、外国人のような記者が一人食い下がって話しかけていましたが、終始、
言葉すくなに応じながら、立ち止まることなく、足早にスロープを上がりきりました。
日曜日でしたから通路も満員状態、待ち構えていたファンがサインを求めると、今度は
彼女も足を止めて10人近くサインをしてから人ごみの中に入って行きました。

見ていて安心しました。
勝ったときは、喜びすぎずに次の試合に気持ちを切り替えるぐらいしか考えることはない
のでしょうが、負けたときにどうするかはとても大事なことです。
考えなければいけないのは「何が足りなかったのか」「それを補うためには何をしなければ
いけないのか」「この負けから何を学ぶか」…いろいろあると思います。
さすがにツアー10年選手、ただ打ちひしがれるのではなく、シッカリと現実を受け止めて
いるように見えました。

「プロの世界はどんなに善戦しても負けたら何も残らない」という考え方もあるでしょう。
しかし、その中から何を見つけるかでその選手の将来が決まると言ってもいいと思います。
非常に中身のある試合だったことを物語るように、かなりの時間が経過してから、彼女の
インタビュー・スクリプトが出てきました。わずか2ページですが、これは、それだけ
外国のプレスが注目したという証拠なんです。
普通、日本人選手のインタビューは速記者のいない小さな部屋で“ひっそり”行われます。
日本語だけの場合が多く、したがってスクリプトは残りません。

16シードまでの選手はベスト16に勝ち残って初めて「シードを守った」ことになります。
その意味で、杉山はシッカリとシードを守りましたし、何よりもプレーの中身で世界の
テニス・ファンやプレスに強いインパクトを残しました。
今シーズンの後半戦も大いに注目しましょう。
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昨日から、ジュニアの試合も始まりました。
日曜日のごった返す通路を、ほとんど誰にも注目されず、ラケット・ケースを肩に担いだ
初々しい顔つきの少年少女が少し緊張した表情で行ったり来たりしています。グランド・
スラムで見かける光景の中で私の好きなもののひとつです。いずれ「チャンピオン」と
呼ばれる選手がこの中から生まれるのかと思うとわくわくします。
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そして、今日8日目は朝から今大会初めての雨になりました。
ローラン・ギャロスは“降る雨”までどこかおしゃれですが、放送する立場になると
そんなのんきなことは言っている場合ではありません。。ハハハ。
プレーが無事に行われるか、昨日の試合からピックアップして放送することになるか
微妙なところだからです。
シャトルのドライバーが「今日は月曜だし、道がこんでるから長いドライブになるよ」と
言うので「どちらにしても長い一日だから」と空を指すと「そうだね」と肩をすくめて
いました。「予報はいいですよ」ぐらいのことを言って欲しかったのですがね。ハハハ。

「ローラン・ギャロス 9日目」2003.06.03

QFでコリアに敗れたアガシの会見は6時45分に予定されていました。
取材陣はその時間を頭に置いて仕事を進めて行きます。しかし、予定より5分ほど早く
「アガシが 今、メイン・インタビュー・ルームに向かっている」というアナウンスが流れ、
あわてて会場に入るとアガシはすでに会見場に入っていました。
入り口まで何かしゃべりながら来た記者たちも静かになって席に着きます。
アガシは手元のボトルを見たり、入場する記者たちを静かな目で見つめたりしていました。
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スーパースターが思わぬ相手に負けたあとの会見の空気はかなり重苦しいものになります。
第一、選手のムードがよくありません。しかし、この日のアガシは、どちらかと言えば、
サバサバした感じで「何でも聞いてよ」という雰囲気でした。
こんなとき、口火を切るのは大体Bud Collinsです。ボストン・グローブのコラムニスト、
テニス・エンサイクロペディアという本の著者で、記者としてテニスの殿堂に入っている
ベテラン記者です。会見場の雰囲気や選手の緊張を彼の最初の一問がやわらげる場面を
何度も見ました。この日の第一問は「ヤツ(コリア)はちょっと走りすぎかな?」でした。
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選手のインタビューはこんな手順で行われます。
試合を終えた選手が握手をしてチェアにもどったとき、腰をかがめた係りの人が近寄って
いくのをご覧になることがあると思います。選手に、「会見の要望があるが、何時ごろが
都合がいいのか」と聞いているのです。記者から会見の希望が出ていたら、選手は正当な
理由なく出席を断ることは基本的には出来ません。罰金の対象です。

係りは選手の答えを本部に連絡します。それを受けて、試合後まもなく、プレスルームに
「だれそれの会見は何時何分に…」というアナウンスが流れます。
選手によって多少の違いはありますが、シャワー、マッサージに必要な時間を考えると、
試合終了から30~45分後が普通でしょうか。
係りがロッカーに張り付いていて、選手が会見場に向かうと、すぐ記者たちにそのことが
伝わるようになっています。
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会見は普通、テニスの公用語、英語で行われます。
全仏の場合、フランスの記者のために同時通訳が用意されていて、イヤホーンでそれを
聞く記者もいます。また、英語圏以外の国の選手の場合、英語での会見の後、母国語での
インタビューがあり、それが終わってからさらにテレビ、ラジオのためのインタビューと
続くことがありますから、選手も大変です。
クエルテンが 全米で、会見場に行く途中ブラジルのラジオ局につかまって話が長くなり、
大幅に遅れてきたときには記者たちからブーイングが出ていました。ハハハ。
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全仏では、会見場の前方でやり取りを聞きながら、ブラインドでキーをたたく人がいます。
普通は、英語とフランス語の二人で、彼らは速記者です。
この人たちの能力には驚くばかりです。彼らが打ったものがスクリプトとして起こされて
記者の手に渡るまで大体40分ぐらいです。これがあるからヒアリングが苦手な私も何とか
選手の談話をお伝えすることが出来るのです。
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アガシのインタビューは淡々と進みました。
インタビューの初めの方は全般的なことを聞くのが普通です。
「今日のプレーはどうだったか?」「ポイントになったゲームはどこだったか?」などです。
ただし、記者たちの中にはあるテーマで特集記事を書こうとしている人もいます。
こういう記者は選手全員に、たとえば「試合のない日の過ごし方」、「ストリングの張り方」
などを聞いたりします。一人一人アポイントを取って、それだけを聞くのは大変ですから、
グランド・スラムは願ってもないチャンスです。ハハハ。

何の脈絡もなくそんな質問が飛び出すと、ほかの記者が苦笑していても、選手は答えない
わけには行きませんが、この日のアガシにはさすがにそんな質問は出ませんでした。
敗者ですから和やかという訳にはいきませんが、前半で「ウインブルドンでの望みは?」
と聞かれたアガシがニヤリとして「コリアとプレーしたいね」と答えたときには、みんな
どっと来ていました。

自分は負けたのに、相手のコリアの今後や、ロディックと新しく契約したかつてのコーチ、
ブラッド・ギルバートのことまで聞かれていましたが、いやな顔ひとつ見せずに一つ一つ
丁寧に答えていました。ムードがよかったからでしょう。
これが、明らかにイライラしているときなどは「何を聞きたいんだ?」と言わんばかりに
相手の顔を見つめることがあります。“にらむ”わけではありませんが、その凝視は相手が
顔を伏せるまで続いたりして迫力があります。ハハハ。

最近 滅多に行かなくなってしまいましたが、会見場には人間くさいドラマが潜んでいて
試合とはまた別の楽しみがあります。

ボリュームを絞っていることが多いので、確かなことは分かりませんが、
どうも、最近のアナウンサーは、試合を伝えることに集中しすいていて、
周辺の“ドラマ”がおろそかになっているような気がします。
取材をすればするほど放送の幅が広がるはずですが。


カルガモ続報:卵の怪?

24日の午後 産み落とされた卵は翌日にはどこかに消えていました。
親ガモは25日の午後、2個目と思われる卵を同じ場所に産みました。
その後は変化がありませんでしたが、28日午後、卵の位置が変わっていました!!
廊下側に“移動”していたのです。しかも、1時間後さらに動いていました!!!
カラス、猫、親ガモ…“犯人”は誰でしょう?
まさか、卵自身で!? ハハハ。
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…ときどき、様子を見に行きました。
すると、夜8時、元の場所に戻っているではありませんか。
6時から8時の間の“犯行”です。どうやら、犯人は人間のようです。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2011-05-29 08:29 | テニス | Comments(2)
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これでも、結構 忙しくて(ハハハ)、ローラン・ギャロスは錦織、森田の試合を
少し見ただけですが、日程の消化は順調のようですね。
ナダルが苦しんでいます。年齢的に、力が衰えることは考えにくいですから、
体調が万全ではないのでしょうか?2週目に入ったら、調子が上向くことを
祈りたいものです。今大会 一番見たい試合は誰が何と言ってもチャンピオン・
ナダルvs絶好調・ジョコビッチですからね。ハハハ。

クライシュテルスが負けました。きっと陣営も“想定内”だと思います。
会見でさばさば話していたというのも彼女らしいです。
シャラポワが復活しているのはうれしいことです。ただ、このコートでは
2週目に残れたら上出来でしょう。期待はウインブルドンです。
ウォズニアッキがハンチュコバに敗れました。まだ安定しないNo1ですから
ありうることだったでしょう。

今日で、男女ベスト16が揃いますね。

「ローラン・ギャロス4日目」2003.05.29


ローラン・ギャロスでは朝8時半からプレスのための送迎バスが運行されています。
いくつかあるオフィシャル・ホテルから会場まで運んでくれるのですが、バスと言っても
ミニですから、ドライバーを除けば8人しか乗れません。続けて来ることもありますが、
普通は一台逃がすと長く待たなくてはいけません。
外国のプレスは結構“ずうずうしい”のが多くて、後から来ても平気で先に乗りこんだり
しますから、油断がなりません。ホテル前の路上で微妙な“ポジション取り”が行われる
こともあります。ハハハ。
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乗れれば、多少 混んでも20分ぐらいで会場に着きます。乗れない場合は、次を待つか、
5,6分のところにあるメトロの駅まで歩いて地下鉄にするかということになります。
降りてから10分ぐらい歩くことになりますが、天気さえよければこの時期のパリの朝は
空気が澄んでいて快適です。トータル30分弱で行けますから、私は時々あえて歩く方を
選ぶことがあります。

ただし、今年は必ずパソコンを持っていかなければいけませんので、腰の悪い私には少々
きついところもあります。詳しく調べてもらってはいないのですが、だいぶ前に「脊椎と
脊椎の間のクッションが磨り減っている」と言われたことがありますから、重いものを
背負ったり持ったりすると、翌日は間違いなく背中から腰が痛むのです。
腕で抱えていると、少し負担が軽くなるので、いわば、だましだまし運んでいる状態です。
どうせラップトップにするのならもっと軽いものにすればよかったのですが、買うときは、
場所を取らないことだけを考えていて持ち運ぶことは頭にありませんでした。ハハハ。
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ところで、日本でご覧になっていてカードの選び方に疑問をお持ちの方も多いと思います。
これがなかなか難しく、いつもプロデューサーがアタマを悩ませるところです。
高い放映権料を払っている各テレビ局は、「どの試合を(テレビカメラのある)どのコートに
入れてほしい」と注文を出します。大会側が調整した上で翌日の予定が決まるのです。
この場合、日本選手の試合はセンター・コートなどでない限り、大体希望が通るのですが、
スター同士の試合などは簡単ではありません。

たとえば、アメリカの有名選手の試合はほとんどが各コートの4試合目に組まれています。
それは、遅ければ遅いほどアメリカ時間はお昼に近くなって視聴率が期待できるからです。
それならWOWOWも主張すれば、と思われるでしょうが、払っている金額に太刀打ち
できない差があって、“発言力”にも違いが出てくるのです。ハハハ。

ウインブルドンでは、途中で帰るお客さんが切符をリセール(安い料金で再販売します)に
まわします。この切符を狙って会場の外に列を作るファンの姿は一種の名物です。
しかし、アメリカのテレビの強い要求で有力カードが遅い時間に組まれるようになって、
観客がなかなか帰らず、リセールに回る切符が少なくなっているという記事を読みました。
おい、アメリカーッ!という感じですよね。ハハハ。

'92、'93年頃は放送時間を延長することもザラでしたが、今はさまざまな番組にそれぞれの
視聴者がいらっしゃいますから、それは出来ません。それを考えるとカードを選ぶ場合、
放送終了までに試合が決着していないと視聴者に叱られますから、どうしても各コートの
第1-2試合しか選べないのです。昨日、私が実況したコリアの試合は第2試合でしたが、
ファイナル・セットにもつれ込んでいたら、それでも入らなかった可能性がありますから、
油断は出来ません。

そして、昨日の放送がもしライブだったら、チャンvsサントロ、ガスケvsラペンティの
好カードやセレス、ロディックが敗れるところがお届けできたと思います。
しかし、それはあくまで結果論で、もし、それらの試合を選んでいたら、すべての試合が
決着しないまま放送が終わってしまうこともありえたわけです。

現在、社員ではありませんし、代弁する立場でもありませんが、WOWOWにしてみると
“賭け”に出る事は難しいだろうと、この業界に長くいる者としては理解ができるのです。
あくまで私個人の意見ですので、これを根拠にWOWOWに苦情をおっしゃらないように
お願いします。契約を解除されてしまいます。ハハハ。

杉山が試合をしている時に1番コートに出かけました。
ビジュアル対決、ハンチュコワvsハークルロードを見るためです。行ってみて驚きました。
プレスのスペースが、私と同様「おじさん化」した記者で満員なのです。
実はプロデューサーは杉山かこのカードかで悩んでいましたが、結果的には「杉山」で
正解でした。3時間8分の、女子としては超ロング・マッチでした。
(Harkleroad d.Hantuchova 76/46/97)
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スコアから見て接戦のようですが、両者あわせて167エラー…内容的には見るべきものが
少ない試合になりました。次が私の担当試合でしたから、見ていて相当イライラしました。
顔合わせだけを見て内容を予測することがいかに難しいかの証でしょうかね。

そして、夜はひとりでチャンピオンズ・リーグの決勝を見ました。
仕事をしながらだったので、細かいところは分かりませんが、前半はなかなか面白かった
と思います。当事者たちは気にもしないでしょうが、イタリアのサッカーはつまらないと
“サッカー通”を気取る人たちに嫌われる中で迎えたイタリアのチーム同士の対決。
'91年から関ったセリエを通して、イタリアのサッカーが好きな私にとっては気が気では
なかったのですが、前半をチョコチョコ見た限りではほっとしました。
PK戦でミランが勝ちましたが、私は90分が終わったところでやすむことにしました。
あくまでテニスのために体調を整えるのが私の仕事ですから。ハハハ。

そんなわけで、WOWOWのチャンピオンズ・リーグは終わりました。(註:契約終了)
同時にこれで、WOWOWのサッカー放送の一時代が終わったということになるのでしょう。
寂しいですが、この業界にいるとこんなことは何度も経験します。
問題はこのあと、来年のユーロまでをどうつないで行くか、です。
それは私たちが考えることではなくWOWOWが社として考えてくれることです。
果たして、視聴者や私たちの気持ちにどうこたえてくれるのか、私は祈るような気持ちで
待つことにします。

おまけ:街で見かける広告

地下鉄で会場に来る道すがら見かけて、いつも「セクシーでおしゃれだなあ」と
感心している広告をどうぞ。
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「ローラン・ギャロス6日目」2003.05.31

今日は「アラカルト」について少しお話しましょう。
私の放送は実況・解説者とのやり取り、ちょっとしたこぼれ話で成り立っています。
サッカーのようにこぼれ話を入れにくい、展開の速いチーム・スポーツもありますが、
基本的には担当しているどの種目でも同じです。

実況のテクニックや解説者との会話は経験で自然に身についてきますし、努力によって
レベルを上げることもできます。
しかし、“こぼれ話”となると経験や努力ではカバーできない部分があります。
まず、情報を集めるための膨大な時間が必要です。この段階で「とても、そんなことは
やっていられない」と思うタイプの人には向いていません。ハハハ。

私自身は、“スポーツ放送にちょっとしたユーモアは不可欠だ”と考えるタイプてから
「やってられない」などとは思いません。こつこつ、ある種マゾヒスティックに(ハハハ)
いろいろなソースを探し回ります。
そして、集めたネタを放送の中で使えるときを待つわけです。

テニスの場合、チャンスはネタを持っている選手の試合を担当する時しかありません。
使えないまま、ひとつの大会が終わってしまうと、次の大会まで待つことになりますが、
話によってはどんなに面白くても、その試合でなければ、あるいはその大会でなければ
使えないものもあります。ですから、折角 時間をかけて探したネタでも放送されないまま
消えていくものがたくさんありました。
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あるとき、テニスの制作を請け負ってくれているウッド・オフィスの名取ディレクターと
雑談をしていて「もったいないんだよねェ」と話しました。
そこから「だったら、いっそのことコーナーを作りませんか?」という話になったのです。
“ひょうたんから駒”でした。

2000年全米からスタートしたこのコーナーのタイトルは、初め「クリッピングス」でした。
意味は「切り抜き」です。当日の新聞から面白い話を見つけるのが基本でしたから。
英語圏の全豪までは同じコンセプトでやれましたが、全仏となると、そうは行きません。
母国語に強い誇りを持っているフランスは、英語の情報を得ることが極めて難しい国です。

第二外国語はドイツ語でしたし、フランス語はまるでダメ。ハハハ。
そして、このコーナーは“私が読んで”面白いと思ったものをご紹介して初めて成り立つ
わけですから、「地元の新聞を読めないのでは無理だなあ」と思わざるを得ませんでした。
しかし、「なんとかしましょうよ」という制作陣の粘りに負けて続けることになりました。
みんなでいろいろアイデアを出し合った結果、過去のポスター、選手が出演しているCM、
各種雑誌から探した話題などで何とかなりそうでした。
ただし、「切り抜き」とは少し違うな、ということで「アラカルト」に変えたのです。
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私が「ちょっといい話」的なものに興味を持ったきっかけはこんなところにありました。

初めは、スポーツとはまったく関係ない話でした。月間文芸春秋に載っていた昭和天皇の
エピソードです。
皇室では、折りにふれてマスコミ用の写真を撮りますが、ある時、御用達のカメラマンが
知り合いを助手にやとって御所に伺いました。当時、フラッシュはストロボ電球を使って
いたために助手が必要だったのです。
陛下がお好きな将棋をさしているところをテーマにすることになりました。

カメラマンが「恐れ入りますが、私が『結構でございます』と申し上げますまでお動きに
ならないでください」とお言葉をかけて撮影に入りました。
ところが、慣れない助手が緊張したからか、ストロボが破裂して粉々になったかけらが
おそれ多くも陛下の背中や盤上に降り注ぎました。
大慌ての側近やカメラマンたちが飛び散ったかけらを片付ける中でふと気づくと、陛下は
まだ、右手で駒を盤の上に置いた状態で微動だにしておられなかったのです。

陛下にしてみれば「結構と言われるまでは」というお気持ちだったのでしょう。
お人柄が伝わる話でした。

この部分は、メジャー・リーグに関するもうひとつのエピソードですが、
近く書く予定のエントリーとかぶりますのでカットします。すみません。


どちらも手元に資料がなく記憶を頼りに書いていますので、細かいところで間違いがある
かもしれませんが、この二つの話は長く私の頭の中にとどまって離れず、いつの間にか
私の放送のベースになるようになったのです。

おかげさまで「アラカルト」は好評でした。
実況のことは何も言われず、こちらをほめられることが多く、いささか
気分を害しましたが。ハハハ。


おまけ:明日早朝 UCL決勝

舞台はウエンブリーです。
1966年にイングランドがワールド・カップで優勝したときの会場。
そして、私にとってはユーロ96の舞台として懐かしい場所です。
決勝はドイツvsチェコでした。
ドイツにベテランのクリンスマンやザマーがいて、チェコには
若き日のネドベドがいました。
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当時のウエンブリーは築43年…途中で止まってしまうのではないかと
心配になるようなエレベーターの中でフリットと隣り合わせになり、
短い会話をしたこともいい思い出です。
2003年から改築が始まったのですが、大きく変わったようです。
昔のスタジアムと90度 向きが違うはずです。
FAカップ決勝のとき、日差しの関係でテレビがとても見にくいことが
不評だったとかで、それを避けるためだと聞きました。

おまけ2:カルガモ続報

5月24日に最初の卵を産み、翌日の朝にはなくなっていましたが、
午後になって2個目を産みました。
以後、産んでいません。すくなくとも、私たちに見えるところには。
親ガモの姿は見かけますが、一つだけさびしく“放置”されている
卵には見向きもしません。

この一つが実は“ダミー”で、ほかの場所でいくつか産んでいれば
いいのですが。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2011-05-28 09:55 | テニス | Comments(8)
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リーガ・エスパニョーラにバレロンという選手がいました。
ドリブルがうまく、いいスルーパスも出す私好みのタイプの選手で、“言いすぎ”の感は
ありますが、“スペインのジダン”と呼ぶ人もいました。
彼が所属するデポルティーボ・ラ・コルーニャの試合を実況したときに、「彼はバイブルを
座右の銘にしている」と思わず言ってしまいました。 
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「それでは座右の銘だらけになるだろう!」と突っ込まれそうです。
言うなら「座右の書」だったでしょうか。プレーが動いていて話が先に進んでいたため、
訂正することもできず、恥ずかしい思いをしました。

一時、WOWOWにセリエが戻ってきたとき、後輩のアナが「(コモ湖の)ミナモ」と言って
いるのを聞いてオヤと思いました。“水面”のことですが、私はフジテレビで「ミノモ」と
教えられていたからです。
すぐ、手元の小さな辞書をひくと「ミノモ」しか出ていませんでした。
ところが、その後テレビの歌番組で、堀内孝雄が「山河」という歌をうたっているのを
聴いていたら「ミナモ」となっていました。好きな小椋桂の詞ですから文句の言いようが
ありません。いろいろ調べてみると「ミナモ」が出ている辞書もありましたから、今では
“どちらもOK”ということになっているのかもしれません。

こんな時に私たちは「日本語はむつかしい」とよく言いますが、きっと、日本語だけが
むつかしいのではなく、「言葉はむつかしい」のだろうと思います。ハハハ。

サッカー・ファンなら、“ビッグ・イヤー”がどういう意味かはご存知ですよね?
お恥ずかしい話ですが、10年近く前まで「big year」だと思っていました。
その意味は“偉業を成し遂げた年”です。ちゃんと話が通じましたから、自分の間違いに
気づくのが遅れたのでしょう。
チャンピオンズ・リーグの優勝トロフィーの取っ手が“耳の形”に似ているところから、
“大きな耳”、つまり、“big ear”になったとは。ハハハ。

どこのどなたが言い出したにしても、ちょっとしゃれてますよね。
ただ、英語的に言うなら、取っ手は二つあるのですから“big ears”と、複数形でなければ
おかしくはないのか?と思いました。  

考えてみると、大量の英語の情報を読んできた中で「今年こそ big earのチャンスだ」とか、
「引退するまでにbig earを手にしたい」と発言している記事を見た覚えがありません。
「覚えてないだけで、きっと、読んだことはあるはず」とは思いますが。ハハハ。
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ためしにYahoo!で検索してみました。
“big ear”だけだと6200万件!もヒットしてどうにもなりません。
“big ear + champions league”にしたところ、約 618,000 件に減りました。
ところが、“big ears + champions league”にすると413万件…
うーん、やっぱり、英語圏の大勢はbig ears つまり複数形ということのようです。

さて、決勝のときが近づいてきました。
思えば、1992年から2005年まで、毎年パリで見ました。自分の担当試合が終わっていれば
大急ぎでホテルに戻り、ゆっくりと、中途半端な時間に終わっていたら控室でスタッフと
ワイワイ言いながら…。

厄介なのは、ナダルのようにサッカーが大好きなテニス選手たちです。
トップ選手は日程について少しは注文をつけられますが、翌日のオーダー・オブ・プレー
(試合予定)が発表されるまでは気が気ではないでしょう。
20年近く前には、全豪の最終日(男子決勝)がスーパー・ボウルの決勝と重なることが続き、
当時 絶好調だったアメリカ勢が決勝の時間をずらしてほしいと真剣にアピールしていた
こともありました。スポーツ好きは自分の専門種目でなくても胸が躍るのです。ハハハ。
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今シーズンのUCL決勝は、舞台がウエンブリーですから、マンチェスターUは是が非でも
勝ちたいでしょうが、絶好調のバルセロナがそれを許すかどうか。
ビッグ・イヤーズを手にして2011年をビッグ・イヤーにするのはどっち?ハハハ。

カルガモ:続報

今朝も卵は1個しかありません。昨日は産まなかったのでしょう。
親ガモの姿も見えません。
今年植えられてきれいな花を咲かせているカルミナ(?)の向こうに
絶好の茂みがあるのですから、そちらで産んでくれればいいのに…。

振り回される日々が続きます。トホホ。
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by toruiwa2010 | 2011-05-27 08:43 | サッカー | Comments(13)
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全仏オープンはお天気に恵まれて順調に日程を消化しているようですね。
朝、目が覚めてカーテンを開けると見事な快晴…パーっと気分が明るくなります。
大会中は毎日のことですが、空模様が常に心配でした。屋根つきのコートがない赤土の
ローラン・ギャロスの場合、雨が降るり出すとプレーが止まります。
いいえ、長時間 待たされるのはいいのです。予定していた試合の代わりに、前日の試合に
実況をつけることになるのが嫌なんです。ハハハ。
結果が分かっている上に、ライブの場合には参考にすることができるサーブのスピードや
さまざまなデータが一切使えないので放送が単調になってしまうのです。
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全仏の宿泊先が一番転々としていると思います。現在のスタッフ・キャストの宿泊先が
どこなのか知りませんが、かつて、メトロ8番線・バラール駅近くにあるソフィテルに
泊っていたときは最高でした。セーヌ川を渡って、男の足なら40分ぐらいでローラン・
ギャロスまで歩いて行けるのです。毎日というわけにはいきませんが、朝の散歩としては
ちょうどいい距離でした。
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歩いて行く場合でも10番線のポルト・ドートゥイユ駅のそばを通ります。
駅から会場までは5,6分ほどの距離ですが、ゆっくりしたペースで歩く私を地元の人たちが
どんどん追い越していきました。気もそぞろなんでしょう。ハハハ。
このルートは、ちょうど、マロニエの並木に包まれて歩く感じで、夫婦連れ、親子連れ、
恋人同士で賑やかに会話を交わしながら行くには絶好です。

人波に身を任せ、弾ける笑い声を聞きながら歩いていると、それだけで「今年もきたなあ」
という感慨が胸をよぎります。ヤミ切符を売買する「ダフ屋」も出ています。
全豪などでは見かけませんが、ほかのグランド・スラムはどこにでもいるみたいです。
ローラン・ギャロス独特の光景は、通行する車に向けて、「チケット買います」と書いた
A4ほどのダンボールを示しながら道端に立っている人たちです。
あれで、商売になるのかとひとごとながら心配です。ハハハ。
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1回しか行ったことがないウインブルドンをのぞく三大会の中では、ローラン・ギャロスが
最も“雰囲気”を持っていると思います。
出来上がったのは1928年です。
前の年、1927年に、フランスは初めてデビス・カップで優勝を果たしました。
現在のトーナメント形式ではなく、当時のデビス・カップは、1年かけて決めた挑戦国が
前年のチャンピオン国と対戦していました。
タイトルを防衛する立場に立ったフランスがその舞台として、建設したのがこの会場です。
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当時、パリにあった二つのテニス・クラブが協力したようですが、そのうちのひとつの
メンバーで、第一次対戦中に戦死した人の名前をつけることを条件にしました。
その人の名前こそが、“ローラン・ギャロス”だったのです。
ちなみに、フランスは32年にイギリスに敗れるまで、5年連続でタイトルを守りました。
ローラン・ギャロスが何かを持っていたのでしょう。ハハハ。

念願だったスザンヌ・ランラン・コートが会場の西側に完成したのは94年でした。
周りの住民の反対などもあって、工事を始めてから完成までに長い年月を要しました。
その後も、アザー・コートをさらに西側に移し、3年計画でセンター・コートを改修し
前のフランス・テニス連盟会長の名前をとって“フィリップ・シャトリエ・コート”と
命名するなど、着々と環境を整備してきました。初めて行った92年ごろにくらべると、
通路は広くなり、全体の華やかさがぐーんとアップして、「おしゃれな大会」の舞台に
ふさわしくなりました。つまり、それだけ儲かってるってことでしょう。ハハハ。
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80年代ぐらいまで、この大会を「ローラン・ギャロス」と呼ぶ人は少なかったと思います。
新聞も「全仏」か「フレンチ・オープン」と呼ぶことがほとんどでした。
90年代の半ばぐらいになって、大会側から、「ローラン・ギャロス」と呼んでほしい旨の
アピールがありました。
全豪もひところ、会場がある公園の名前を「メルボルン・パーク」と変えて、できるだけ
それをアピールして欲しいと言っていたことがあります。要するに、「ウインブルドン」と
同じように、地名を世界に発信したいという思惑なんです。
私は「ローラン・ギャロス」の響きが好きですし、世界的にはだいぶ定着してきた感じが
ありますが、WOWOWは現在も「全仏オープン」を前面に出しているようですね。
理由はよく知りませんが。ハハハ。

前半はシングルスだけでもたくさんの試合があります。晴れていれば、夜9時過ぎまで
プレーできるとは言っても、コートをフルに使わないと消化できません。試合数が多い、
イコール、多くの選手が見られる…ということで、ファンのかたもこの序盤に集中する
傾向があります。じっくり、ひとつのコートに腰をすえて、何試合か見る方もいれば、
コートからコートへ、お目当ての選手を追いかけて、会場を駆け回る人もいます。
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後者は大変です。大きなショー・コートはともかく、アザー・コートはキャパシティーが
小さいですからね。
“意地悪じじい”として言わせてもらうと、プレーするのが週に1回程度のアマチュアの
みなさんにとって、シングルスのトップ・プレーヤーの試合は、どう考えたって参考に
ならないでしょう。テレビでタイガー・ウッズのプレーを見て、素振りをする“月いち”
ゴルファーと同じで、実に愚かなことです。
「いや、参考になります!」とおっしゃいますか? 強弁でしょう。ハハハ。

悪いことは言いません。好きな選手を応援するだけにした方がいいと思います。
楽しむなら、ミックス・ダブルスを勧めします。選手がとてもリラックスしていますから
雰囲気が明るく、楽しめます。第一、スタンドがすいています。ハハハ。
2週目に入ると始まるジュニアでそう来のスター選手を見つけたり、レジェンドの試合で
かつての名選手たちの元気な姿を見て当時を懐かしんだりするのもグランド・スラムの
立派な楽しみ方でしょう。

今、日本にいる人に言っても意味ないけど。ハハハ。

カルガモ、育児放棄? 

昨日は早から遠出をしていました。
朝、池の横を通ると卵がなくなっていました。親の姿も見えません。
卵を茂みの中に移したか、時々来るカラスに持ち去られたか、
もともと、ダメな卵だったか…
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遅くに帰宅したとき、目を凝らすと、同じ場所に卵が1個 見えました。
前日のものを戻したのか、昨日になって生んだものかは分かりません。
どちらにしても、親ガモの姿はなく“ほったらかし”です。
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今朝も同じ状態でしたが、9時近くに確認したところ、親ガモが1羽だけ
戻っていました。しかし、卵から離れた場所で熟睡中…
温めなきゃ、ダメだろう!
産んだ場所もおかしいし、もしかすると、このカップルは若すぎて
抱卵のやり方を知らないのかもしれません。
…と思ったら、妻が調べたところでは、カルガモの親は、全部を
産み終えるまで卵を抱かないのだそうです。やれやれ。

いずれにしても、ハラハラする日々が続きます。

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by toruiwa2010 | 2011-05-26 09:08 | テニス | Comments(6)
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「ジュリエットからの手紙」80

雑誌“ニューヨーカー”でfact checker (調査員)として働くソフィーにはレストランの
オープンを控えたシェフのヴィクターという婚約者がいた。
その夏、二人はイタリア・ヴェローナへの旅に出た。ヴィクターが食材探しに出たある日、
ソフィーは“ジュリエットの家”を訪ねた。
シェークスピアの物語のヒロインが住んでいたとされるこの家を訪れる大勢の女性たちは
恋の悩みをつづった手紙を中庭の壁に張って行く。宛名はもちろんジュリエット。

まもなく、籠を手に現れた女性がその手紙を壁からはがして帰って行った。
思わずあとをつけるソフィー。行った先では“ジュリエットの秘書”と名乗る女性たちが
手紙への返事を書いていた。グループの仕事を手伝ううち、ソフィーは50年前に書かれた
イギリス人女性からの手紙を偶然見つける…
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事前に読んだチラシやネットの情報で、どんなストーリかは分かっていて、その意味では
予想通りの展開で、驚くようなハプニングは起きません。ただ、楽しめばいい作品です。
なによりも、世界遺産・ヴェローナの美しい風景に目を奪われます。
もう少し“見せて”くれてもいいんじゃないの、と言いたいほどでした。ハハハ。


「4月の涙」70

追いつめられた女性兵士だけで編成された部隊が捕らえられた。
乱暴した上「逃げろ」と命じ、後方から銃撃する理不尽な上官に反抗する若い兵士。
逃げた女性兵士の一人が生き残っていた。裁判にかけることを主張する若い兵士が彼女を
連行することになった…

敵も味方もフィンランド人です。この映画で描かれているのは歴史の暗部なのでしょう。
よく知られた話なのか“暴かれた”事実なのか、私には分かりません。どちらにしても、
この国の歴史を知らないと、監督がこの映画で何を描きたかったのかを理解することは
できないと思います。フィンランドの歴史と言えば、数回にわたってロシアに侵略された
ことぐらいしか知りません。とても、この映画を理解する助けにはなりませんでした。
「おいおおい、なんだいこれは?」と思いながら最後まで見ましたが。ハハハ。


「阪急電車」85

呼び出された翔子(中谷美紀)はあっけに取られていた。
3年の交際を経て結婚も近かったはずの恋人から、いきなり別れ話を切り出されたのだ。
しかも、彼の隣には会社の後輩が座っていた。妊娠している。
「彼女、死のうとしたんや。おれは男として責任を取って結婚する。お前は泣かへんし、
大丈夫や」と弁解する彼に絶望した翔子は別れを受け入れる。
ただし、条件が一つあった。結婚式に招待するという…
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吹田市千里山に住んでいた5年間は阪急・千里山線にお世話になりました。
次兄の結婚式に出席するため宝塚に行ったときは今津線に乗った覚えがあります。
2年前、長兄と同居生活をしている間、映画を見るためにしばしば三宮に行きましたが、
そのときに乗ったのは神戸線でした。
濃いあずき色の車体に白いふちどりの窓…阪急電車にはいろいろと思い出があります。

西宮北口から門戸厄神・甲東園・仁川・小林・逆瀬川・宝塚南口、そして、宝塚。
たった8駅しかない今津線を舞台にしたこの映画は、少しデフォルメされているものの、
街の片隅で目にしそうな、人と人の“接点”で起きるエピソードをつなぎあわせています。
いくつかの独立した話が少しずつ重なって行くところやそれぞれの物語のまとめ方にも
無理がありません。
大学で同じクラスになった、軍事オタクと野草オタクの生まれたての恋、女子高校生と
少しだけアホな社会人の意外にピュアな恋が気に入りました。若いっていいや。ハハハ。

この作品で大事なのは地域性のリアリティです。
関西出身の俳優を多く起用したのも、セリフのアクセントやイントネーションが不自然に
なることを避けたかったのでしょう。
その点、演技は光りますが、宮本信子(名古屋出身)のセリフが少し浮いていたのが惜しい!

ドラマ「仁」に続いて、中谷美紀がいいと思いましたし、勝地涼という若手俳優の澄んだ
“目”に惹かれました。いい役者になりそうな予感。


「ブラック・スワン」75

ニューヨークを本拠とするバレエ・カンパニーが新しいシーズンを迎えることになった。
監督のトマは「白鳥の湖」を演目に選び 新しい振り付けで新しいスターを作ろうと考えた。
主役の候補はカンパニーの優等生、ニナだったが、彼女には高いハードルがあった。
純潔の白鳥を踊るのに問題はないのだが、王子を誘惑するブラック・スワンを、トマが
望むようには踊れないのだ。トマは恋愛経験が足りないのだと言う。
二つの踊りを完璧にマスターしようと、ニナの懸命な練習が続いた…
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終わったとき、
「4月の涙」と同じように「なんだこれは?」と思いました。
帰宅後、まさかと思いつつ確認すると、アカデミーの作品賞の候補作じゃないですか。
私の評価では、そんなレベルの作品ではありません。
団員同士の競争や反目があることは予想できましたが、ここまでドロドロした描き方に
なっているとはまったく“想定外”でした。ハハハ。
現実と妄想を混在させるのはよくある手法ですが、「なるほど」などとは思いません。
物語を複雑にしただけです。

ナタリー・ポートマンが力の入った演技をしているのは事実でしょう。
しかし、ほかの4人の候補者が出演した映画をまだ見ていないのでなんとも言えませんが、
アカデミーの主演女優賞にふさわしかったのかどうかは少々疑問です。
バレエ・シーンをこなしたことを含めて演技の熱っぽさに惑わされてはいないでしょうか。

バレエについては激賞されていた印象があるので、期待していました。努力は認めますが、
私の眼には、かなり“たどたどしい”踊り方に見えました。ハハハ。
特にコーチ役の女性と向き合ってレッスンする場面では、力の差がはっきり出ていました。
体の動かし方、しなやかさが天地ほど違うのです。
とにかくこの映画は、評価する人が40%、しない人が40%、残りの20%は劇場を出るとき、
小さく首を振っている…のではないでしょうか。

ブラック・スワンを踊るには男性経験が…と監督がニナに話す場面では、ラサール石井が
浅田真央について似たようなことをもっと露骨な言い方でつぶやいて袋叩きにされていた
ことが頭に浮かびました。ハハハ。


「レッド・バロン」80

第一次世界大戦下の1916年、連合国支配下のフランスの村でイギリス空軍のパイロットの
葬儀が営まれていた。国旗に包まれたひつぎが墓穴に下ろされたとき、ドイツ軍の4機の
複葉戦闘機が飛来した。参列者が逃げまどう中、そのうちの1機が何かを投下した。
正確に、ひつぎの横に落下したのは花束だった「敬意をこめてウォーカー大尉へ」という
リボンがついていた。
花束を投下したのは、のちに“撃墜王”としてドイツ空軍の伝説の男になった“レッド・
バロン”こと、マンフレート・リヒトホーフェン。敵国の兵士に敬意を表す行為だった…
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戦争映画もこのころのものになると、悲惨さが“非現実的”で、胸の痛み方が違います。
アナログ的な空中戦にレッド・バロンと看護婦の恋模様が絡んで映画としては面白いです。

85 阪急電車 街の片隅で起きていそうなエピソードをつないで人生の哀歓を描いた佳作
80 ジュリエットからの手紙 偶然見つかった手紙が50年前の青年と少女を結びつける
70 4月の涙 フィンランドの歴史の暗部 “部外者”には伝わらない部分が多すぎて…
75 ブラック・スワン 想像以上にドロドロした描き方に辟易 ポートマンの踊りも“?”
80 レッド・バロン アナログ的な空中戦に空軍兵士と看護婦の恋がからんで…面白い

速報 !! カルガモの産卵 始まる

5月24日午後、カルガモが最初の卵を産みました。
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廊下のすぐよく横の、茂みを挟んで、とても微妙なところに卵があります。
できるだけストレスを与えないようにしたいものです。
ウイキペディアによると、産卵は1日に一つずつ、卵を抱いている期間は
およそ4週間です。住民みんなでそっと優しく見守ろうではありませんか。
酔って帰ったときなど、特にご注意ください。ハハハ。
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警戒心が強く、昼間 池の中で昼寝をするところなどを見ると、去年とは
違う個体だと思われます。なぜ、この池のことを知っているのか?
神秘じゃありませんか?

マンションの掲示板に貼りだしたもの

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by toruiwa2010 | 2011-05-25 06:08 | 映画が好き | Comments(8)
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私が大リーグを追いかけていた1978年から81年まで、現地で見た中継画面を思い出して
みると、とても“クリーン”でした。
テレビの世界で“クリーン”は、画面にスーパー(字幕)が出ていないことを意味します。
映像の配信を受けるときに「ダーティー(字幕付き)で構いません」とか「クリーン(なし)で
お願いします」などと依頼するのです。
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           1978 ワールド・シリーズ:R・ギドリーvsR・スミス

野球中継ですから、完全に字幕なしではありません。しかし、SBO(ストライク、ボール、
アウト)の表示も“思い出したように”しか出ません。ハハハ。
日本で 得点やボール・カウントが常に表示されている画面に慣れていましたから、初めは
違和感がありましたが、“余計なもの”を一切はぶいた画面はすっきりしていて、一種の
心地よさを覚えるようになりました。

新しいバッターが打席に入ったときに表示される打撃成績も、前日までの数字が最後まで
更新されることなく出ていました。贈り手も受け手も大雑把だったのでしょう。
日本のように、打席ごとに更新するようになったのは数年後のことです。
1981年シーズンにストライキによる中断があり、アメリカのテレビが日本のプロ野球を
放送したことがありましたが、日本の放送を見たスタッフが導入したのだと思います。
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また、1978-79年ごろは球速の表示もまだありませんでした。
現地から実況する立場としては、“パワー”と“スピード”の象徴のひとつ、ピッチャーが
投げるボールの速さはぜひ伝えたいところですから“歯がゆい”思いをしたものです。

…ドジャー・スタジアムだけは、それが、“ある程度”可能でした。
ネット裏の最前列に、必ず“彼”…ドジャースで中南米担当のスカウトをしていたマイク・
ブリトがいたからです。
古いMLBファンなら、大きく割れるスクリュー・ボールを武器に大活躍したフェルナンド・
バレンズエラを覚えていらっしゃるでしょう。“金太郎さん”のニックネームで知られる
バレンズエラを発掘し、ドジャースに入団させたのが彼です。

彼はスカウトのほかに“副業”を持っていました。
ドジャースのホームゲームのときは、“定位置”に陣取り、スピード・ガンで1球ごとに
球速を測定していました。
当時“90 mile-par-hour fastball”(90マイル=145キロの速球)という言葉があったほど、
メジャーでも、90マイルのストレートは目立っていました。
投球が90マイルを超えると、彼はスタンド中段にある放送席に指で知らせていたのです。
“グー”ならちょうど90マイル、1本なら91マイル、そして、指が3本立てば93マイル、
つまり、150キロというわけです。
さっそく、換算表を作って“彼”のシグナルを活用させてもらいました。ハハハ。

2年前のWBCを見ているとき、サンディエゴのペトコ・パークのネット裏に懐かしい顔を
みつけました。かなりの年齢になっているはずですが、どう見ても“彼”です!!
ストローハットをかぶってガンを構える姿はまったく変わっていませんでした。
変わったのは、どこにも結果を知らせていないことと、いつも左手に持っていた葉巻が
なくなったことです。いつから“健康志向”になったのでしょうか。ハハハ。
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            *キャッチャーの真後ろでガンを構えるのが“彼”です。

このときは名前が思い出せなかったのですが、この記事を書くにあたって検索したところ
一発で出てきました。入力したのは4語です。
dodgers cigar speed gun…まあ、便利な世の中になったものですねえ。ハハハ。

便利…と言えば、ブリトのハンド・シグナルは球場備えつけのレーダー・ガンにとって
代わられました。今では、日米ともに、投球と同時に画面に出るようになっています。
NHKは現地がマイルで計測したものを“自動的に”キロに換算するプログラムを使って
表示しているのでしょう。

先週、24 man-roster について書きました。
“上がり”がないメジャーでは一人少ないだけでもいろいろ考えなければいけません。

まず、ピッチャーを何人 入れるかが大問題になります。
30年前は10 man pitching staff とか11 man…という言い方が普通にされていました。
つまり、投手陣を10人で編成することが多かったのです。
先発要員が5人、クローザーが1人、そして、中継ぎ4人(11 man なら5人)で構成します。
セットアッパーという考え方は少しあとに出てきたものです。
現在のロースターを見ると、12人で編成しているところが多いようです。
ただし、開幕のころは、日程に少し余裕がありますから、10人、11人にして、その分、
野手を増やしていたチームもあったはずです。

キャッチャーについても難しい判断を迫られます。
昔も今も、キャッチャーは2人のチームが多いですね。ケガの多いポジションですから
リスクは大きいです。打撃不振でも先発キャッチャーをなかなか交代させないのは控えが
一人しかいないからだと思って間違いありません。
代打・代走を出して2人目のキャッチャーを使ってけがでもしたら目も当てられません。

もっとも…たぶん、どのチームにも“emergency catcher”がいるはずです。
“正規”のキャッチャーが底をついたときにマスクをかぶれそうな選手のことです。
キャンプのとき、監督・コーチは野手の中でキャッチャーをやれそうな選手をそれとなく
探しているものだと聞いたことがあります。

キャッチャーの数は同じでも、ピッチャーは30年前より増えていますから“しわ寄せ”は
当然、野手のところに行きます。25人のうち12(投手)+2(捕手)が確定すると、残る枠は
11しかありません。先発(内外野)が7人ですから控えは4人しかいないことになります。
一方、延長回数・時間制限+“28人登録・25人ベンチ入り”と、選手に優しいシステムの
日本では、試合ごとにベンチ入りするピッチャーは8~9人でしょう。メジャーにくらべて、
野手に大きなゆとりがあります。

メジャーはこの厳しい条件の中で162試合を戦います。しかも、182日間(2011年)で!!
休みはたった20日しかありません。飛行時間だけで5~6時間かかる大陸間を含む移動に
当てることもありますから“完全休養”はほんの数日でしょう。
少しでも体を休めるようにと球団も考えます。
試合が終わるとすぐに、バスが外野グラウンドに入る。簡単にシャワーを浴びただけの
選手たちが私服に着替えて乗り込み空港へ。待ち構えたチャーター機で次の試合地へ。
ホテルにチェックインするのが午前2時、3時ということもザラです。

「サンデーモーニング」で能天気なH本が「メジャーなんてこんなもんよ」と言うたびに、
「知りもせんで、黙っとれ!」と一喝したくなる72歳の私。ハハハ。

FARM=農場…:ああ、驚いた

昨日は久しぶりのマージャンで帰宅が午前0時近くでした。
寝ていると思った妻がまだ起きていて、映画「ナチュラル」を見ていました。
ロバート・レッドフォード主演のメジャーを舞台にした物語です。
残り15分ぐらいを見ましたが、ドラマのクライマックスで“それ”は起きました。
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最終回に逆転のチャンスをつかんだニューヨーク・ナイツは打席にレッドフォード扮する
ロイ・ホブスが立ちます。カウントが0-2になったところで相手チームの監督が出てきて
球審に投手交代を告げました。左打者のホブスに対して左ピッチャーを起用したのです。
盛り上がるスタンドの歓声をバックにラジオのアナウンサーの興奮した声が聞こえます。
そして、画面の下に日本語の字幕が出ました。
「農場で育った速球派…」

野球ファンなら分かりますね。この場合のfarmは3A、2Aなどの下部組織を指しています。
つまり、アナウンサーは「ファームから上がってきた…」と言ったのです。
野球音痴の訳者が“farm=農場”と決め込んでしまったのでしょう。ハハハ。

この映画は、テレビ初放送ではないと思います。
日本語訳を担当した人は知らないのだから仕方がないでしょうが、周りにいた関係者の
誰もチェックしなかったのでしょうか?視聴者からクレームはなかったのでしょうか?

再放送もあるでしょうし、私が見始める前の部分に間違いがある可能性も否定できません。
今朝、メールを送っておきました。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2011-05-24 10:33 | メジャー&野球全般 | Comments(9)
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先週の金曜日、午前7時34分品川発の新幹線で小田原に向かいました。
お目当ては箱根・芦ノ湖畔にある山のホテルのつつじです。
ずっと、HPを“監視”していましたが、水曜日までは“五分咲き”となっていました。
去年 訪れたときも五分咲きでした。まだちょっと早いかなと思いつつ、載せられていた
写真に惹かれて出かけました。やはり、数日 早すぎました。
しかも、シャクナゲには数日 遅い…という散々なタイミングになりました。ハハハ。

水曜日ごろから妻が風邪気味になったため、今年はあきらめようと思っていました。
しかし、木曜日のHPで“見ごろ”になったことを知ると、「あすの朝の調子を見て…」と
言い始めました。天気予報もいいことだし、私としても、是非 行きたいと願っていたので
目が覚めて キッチンから“日常”の音が聞こえたとき、「やったあ」と思いました。
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奥の富士山…肉眼ではもっとはっきり見えていました。念のため。

開門の9時に10分ほど遅れただけですが、庭園内はすでに大勢の人で賑わっていました。
素晴らしい眺めでした。まさに見ごろです。しかも、ほぼ正面に、少しかすんでいますが、
富士山まで見えていました。あとから来る人たちも、チケット売り場を過ぎたあたりで
初めて富士山に気付くらしく、盛んに驚きの声が上がっていました。ここに来る途中でも
見えていたら違うのでしょうが、いきなり目の前に見えるのですからビックリするのも
無理はありません。私たちは“ベテラン”ですから、そんなことはありませんが。ハハハ。
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よく手入れされた4万5000坪という庭をゆっくりと時間をかけて見てまわりました。
ツツジだけで30種類もあるそうですが、白い“リュウキュウツツジ”やあざやかな赤の
“キリシマツツジ”など、どれも見事です。
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パステルカラーの絵の具をぶちまけたパレットのような色彩感と庭園全体のボリュームに
圧倒されてしまいます。ハハハ。
私の見た中で、この庭のつつじは京都・蹴上(けあげ)の浄水場と並んで最高です。

もう、とっくに“終わっている”と思っていたシャクナゲまでいい状態で楽しめたのは
“もうけもの”でした。つつじは“数”で圧倒しますが、この花は一輪でも華やかさが
ありますね。AKB48と武井咲の差みたいなものか?…ちょっと違うか。ハハハ。
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テラスでお茶をしました。
満席だったのですが、たいして待つこともなく、一番眺めのいい席が空きました。
妻はチーズケーキ、私はチョコレートケーキを注文しました。来てみて気付きましたが、
去年も同じ席で同じものを注文しています。“レパートリー”が少ないですね。ハハハ。
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2008年に初めて来たときにはホテルに一泊しました。
しかし、つつじを見るだけなら別に泊る必要もないよなあ、ということになって次からは
日帰りになりました。かなり節約になる上、天気と開花状況をチェックしながら、日程を
決められますから一石二鳥です。
ちなみに、その年のつつじは見ごろを過ぎていましたし、翌日は台風の直撃と重なって
ロマンスカーが止まり、小田急電車を乗り継いで帰るのに往生しました。
去年は、ブログのタイトル、「つつじを愛でに箱根へ~チョイ早 but 中満足~」のとおり、
“消化不良”でした。

今年は、つつじだけでなくシャクナゲも楽しめたし、最高の青もみじも見つけました。
この時期は、かすみに隠れることが多い富士山も見えたし言うことなしです。
出発から帰宅までちょうど6時間、なかなかいい旅でした。
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“眼福”を一人占めしては申し訳ありません。
今週半ばまでは十分に楽しめるはずです。お勧めします。ハハハ。

おまけ

去年のブログを読み返していたら、最後になぞかけを書いていました。
しかも、私の能力ではかなりいい出来です。いい迷惑でしょうが、もう一度…。

民主党とかけまして
疲れてきた江戸っ子のピッチャー、と解きます
その心は…

支持(シジ)が下がっています


えっと、江戸っ子は“ヒ”と“シ”が区別できないことを知らないと
おかしさが伝わらないところが難点ですが。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2011-05-23 07:15 | 旅に出る食べに行く | Comments(7)
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グランド・スラムは、終わりが近づくにつれて試合の数が減ります。
スタジアム・コート以外では選手の姿が見られなくなって行きます。
逆に、1-2回戦は試合数も多く、テニス・ファンにとってはたくさんの
選手を間近で見る絶好のチャンスです。
ですから、会場が最高ににぎわうのは初日から4日目ぐらいまでです。
日本時間では今日の夕方、初日を迎えるローラン・ギャロスも、きっと
多勢のファンでごった返していることでしょう。

「開幕直前のローラン・ギャロス」2003.05.23

今日から会場に入りました。火曜日から予選が始まっています。
まだ、この大会独特の華やかさは見られません。あるのは、本戦を目指して懸命に戦う
若者たちの姿です。

ここに来るのは1992年から連続12年目です。
フラッシング・メドウズやメルボルン・パークと同じように、ローラン・ギャロスも年々
姿を変えてきましたが、どうやら、今年で一段落のようです。
私たちにとって一番ありがたいのは3年前に各国の中継局が集まるテレビ村が一新されて
住環境が大幅に改善されたことです。
会場の“メインストリート”をはさんでコート・フィリップ・シャトリエが目の前にある、
絶好のポジションです。
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特にみんなのお気に入りは屋上のテラスでしょう。
以前は薄暗い部屋で気持ちもなんとなく浮かないまま食べていた食事も今はこのテラスで
外の空気をいっぱい吸いながら心から楽しむことが出来るようになりました。
スタッフは昼も夜もお弁当です。メニューにそれほど変化がなく、決しておいしいとは
言えないお弁当ですが、同じものでもテラスで食べるとおいしく感じます。

放送関係者にとって雨の日はかなり憂鬱なものですが、その雨が上がるのを待つ時間さえ、
テラスから色とりどりの雨具を見下ろしていると飽きないどころか、この時間が続いて
欲しいと思ったりするから不思議なものです。ハハハ。
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ローラン・ギャロスのイメージはなんと言ってもレッド・クレー=赤土ですよね。
そして、放送席から見るとスタンドの向こうに広がるブローニュの森の緑もこの大会と
切り離すことは出来ません。大会のシンボル・カラーがレンガ色と緑なのも納得です。
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「ひと雨ごとに緑が増す」とよくお話しするのですが、本当はよくわかりません。ハハハ。
でも、イメージはまさにそうなんです。
90年代の終わりごろまでは右手スタンドの向こうに遠くエッフェル塔が常に見えました。
ところが植えた木がどんどん大きくなったために、今では生い茂る葉の陰に隠れるように
なってしまいました。いずれにしても、視線をどこに向けてもこのレッド・クレーの色と
緑が目に入ります。

開幕へ向けて準備は着々と進められています。
恒例の美女軍団ももうちらほら見かけます。会場内の案内、VIPラウンジの係り、まだ
オープンしている店は多くありませんがグッズ売り場のお嬢さん、私が楽しみにしている
ハーゲン・ダッツの売り子さん…粋でおしゃれなパリジェンヌが華を競います。
これがローラン・ギャロスです。
写真の美人たちは場内を15分ほど歩いただけで見つけました。
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…そういえば、私はテニスの仕事でここへ来てるんでしたね。ハハハ。
サンプラス、サフィンが欠場なのは残念ですが、前哨戦から送られて来る情報によると、
特に男子は予測不可能なほどの混戦になりそうですね。
アガシがこのところ試合をしていないので心配でしたが、水曜日にローラン・ギャロスで
元気に練習をしていたと聞いて安心しました。

スペイン勢は誰が出てきてもおかしくありません。
おまけに、今年はナダルという16歳の新鋭が飛び出してきて話題を集めています。
89年にチャンが優勝した時が17歳でした。相当の力を持っているようですから、優勝は
ともかく、注目を集めるのは間違いないでしょう。
くわえて、この大会は予選からの挑戦になりましたが、イタリアにもヴォランドリという
21歳の選手が頭角を現しています。アルゼンチンを初めとする南米勢、中でも3回優勝の
クエルテンを候補の一角からはずすのは抵抗がありますし、こうして見ると どう考えても
混戦は免れませんよね。

女子は面白かろうが、面白くなかろうが(ちょっと乱暴ですが)、やはりウイリアムズ姉妹を
中心にした優勝争いになるのは避けられないところです。
ただし、第2シードにクライシュテルズが食い込んだことで、もしかすると5大会ぶりに
グランド・スラムのファイナルが“姉妹対決にならない”かも知れません。
明日のドローは世界中のファンが息をひそめて見つめることになるでしょう。
各国のテレビもそろそろ違う顔合わせをと願っているはずです。ハハハ。

その候補一番手はやはりクライシュテルズだと、みんなが思っています。
力は十分あるのですが、気になるのは、全豪のSFであそこまでセレナを追い詰めながら
逆転負けしたあとの記者会見で見せたあっけらかんとした“欲のなさ”でしょう。
私は、まったく信じられませんでした。もちろん、それが彼女の性格でしょうし、本来の
スポーツのありかたとしてはあれで正解なのでしょうが、今のプロの世界ではなかなか
通用しないと思うのです。
多分、彼女は、勝てなくても今の自分でいいと考えていると思います。
となると、なにがなんでも勝ちたいという欲がなくても勝てるぐらいの力をつけないと
いけない…という“ややこしい”ことになりますね。ハハハ。

いい意味でその欲を持っているのはエナン・アルデンヌです。今シーズンは絶好調です。
チャンスをつかむかもしれません。
そして地元の期待は、またしてもモレズモーにかかってきます。これは宿命です。
これまで何度も重圧に負けてきた彼女が今年はそのプレッシャーをどう乗り越えるのか、
“人間観察”としても興味のあるところです。
ヴィーナスはマイペースで勝ち進むでしょうし、カプリアティの存在も忘れるわけには
いきません。そして、言っても仕方のないことですが、ここにヒンギスがからめば…と
考えてしまうのは私一人ではないと思います。

こうして見ると女子もなかなかの顔ぶれが揃っています。
レッド・クレーのドラマは常に意外な展開を用意しています。
さあ、開幕です。

期待したナダルはケガのためにドローの直前に棄権しました。
私が彼に触れたのはこのエントリーが始めてだったかもしれません。

ちなみに、この年の全仏の結果は…
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Men’s final
Juan Carlos Ferrero d.Martin Verkerk 61/63/62

Women’s final
Justine Henin-Hardenne d.Kim Clijsters 60/64


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by toruiwa2010 | 2011-05-22 08:21 | テニス | Comments(10)