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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2011年 11月 ( 15 )   > この月の画像一覧

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11/29
WOWOWで収録したSTINGのライブを見る。
妻が好きなのにつられているわけだが、オープニングから素晴らしい。
♪ 酸素、炭素、窒素・・・と聞こえるが。ハハハ。


2ヶ月近く映画を見ていませんが、骨折が治ればまた劇場通いが始まるでしょう。
3回に1回の割で妻が一緒です。あとの2回も私が“拒否”しているわけではなく、
妻の守備範囲に入っていないからです。妻には“家事”があるからかもしれません。

結婚した理由の中でのランクは高くありませんが、趣味が合う夫婦だと思っています。
何にでも手を出す…したがって 見たり、食べたり、聞いたり、集めたりするものが
結果として“玉石混交”になる私にくらべ、妻が選ぶものはレベルが高いです。
ほとんど興味のなかった美術に目を向けさせてくれましたし、音楽でもヨーヨー・マの
CDでチェロの音色の素晴らしさを、ブルース・スプリングスティーンやスティングで、
私が何となく避けていた分野の音楽の良さに気づかせてくれたのも妻でした。

…口惜しいですが、いわゆる“趣味がいい”のは妻だと認めざるを得ません。ハハハ。

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日曜日にWOWOWが放送したスティングのベルリンでのライブを見ました。
2時間15分を堪能しました。

弦楽器を中心にした、静かで柔らかい前奏で始まるオープニングから惹きつけられます。
「A Thousand Years」です。
冒頭から繰り返される魅力的なメロディの部分の歌詞が「サンソ、タンソ、チッソ…」と
聞こえて仕方ありません。単純にヒアリング能力が悪いからですが、一度そう聞こえると
そのようにしか聞こえません。
数年前に聞いた 子供のころの紳助が「赤い靴」の歌詞、「♪ 異人さんに連れられて」の
“異人さん”を“ひい爺さん”だと思い込んでいたという話を思い出しました。ハハハ。

調べてみると、実際は…

A thousand years, a thousand more,
A thousand times a million doors to eternity


どこにも、いかなる元素名もありませんでした。当たり前ですが。ハハハ。
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いや、いいなあ、スティング。
アンコールで歌った最後のアカペラをふくめ、退屈な歌が1曲もありませんでした。
“それ自体が音楽”という声がありますが、彼の声がまさにそうです。深みがあって、
“艶”も“色”もあって、聞く者のハートをわしづかみにします。

どの曲も素晴らしいですが、ライブの中盤で歌った「You Will Be My Ain True Love」が
気に入りました。映画「コールド・マウンテン」に提供した曲だそうです。
ライブで一貫してスティングを支え、彼の声を際立たせていた女性ヴォーカリストとの
ハーモニーが絶妙でした。

スティング・ライブ・イン・ベルリン…このDVDは保存版です。

1月3日と29日に再放送があるようです。
今回、見そこなった人はお忘れなく。

by toruiwa2010 | 2011-11-30 10:53 | 読書・歌・趣味 | Comments(15)
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11/26
フィギュア・ロシア杯:得点は試合試合で変わる、と
16歳の羽生。演技する選手たちは分かっているのだ。
採点はあくまでその時審判の目に映ったもの。
ならば、あれこれ言ってみても仕方がないこと。
この余裕をフィギュア・ファンすべてが共有したい。


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フィギュア・シーズンがたけなわだ。
時差の関係もあって、なかなかライブで楽しめないのは残念だが、
情報をシャットアウトして“ライブ風”にするしか自衛手段はない。
今回はテレビ朝日が放送を担当し熱狂的なファンからバッシングを
受けていた。「なぜ、生でやらない?」「NHKはよかった」…

そうは言うが、NHKだってカナダ、フランス、ロシアでのGPを
生で放送することはきわめて難しかったはずだ。
愛好家なら誰だって「スポーツはライブでなくては…」と思うもの。
しかし、誰もがツイッター上で群れをなしてあれこれ言ったりしない。

前にも書いたが、テレビにはテレビの事情があるのだ。
NHKは視聴率を上げることも営業費用の回収も考えずに番組を組める。
自分たちが半ば強制的に取り立てられた視聴料で成り立っているのを
忘れて「生でやってくれるのはNHKだけ、さすが」と喜んでいるのは
ある意味“おめでたい”とも言える。

民放は 金のこと、数字のことを考えないわけにはいかない。
高い放映権料を払った分、できるだけ効率よくそれを回収しようと
考えるのは仕方がないこと。ゴールデンにするのはCM料が高いから、
録画放送になるのは“作り込み”がしやすいからだ。
作り込むのは、一定の放送時間を確保して数字を稼ぐためだし、司会に
タレントを起用するのも、それで視聴者が喜ぶと思っているのだ。
最後の部分だけは思い違いなのだが、彼らには分かっていない。

いずれにしても、売り手が「ライブ」をmustにすれば、手を出す
テレビ局はなくなるだろう。
そして、生放送になったら なったで「その時間は見られない。
違う時間に再放送をやれ」と要求する人が出てくる。
要するにキリがないのだ。

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毎年、この時期になると、フィギュア・マニアが採点について
文句を言うことが多くなるのもうっとうしい限りだ。
日本人選手の点が伸びなかったときの「審判の採点のあそこが
おかしい。ここが間違っている」…「正しいのは自分だけ」と
言わんばかりのヒステリックな大合唱には辟易する。

同じ演技が人によって違って見える。だから、複数のジャッジで
判定しているのだ。
冒頭の羽生の言葉は、選手が冷静であることを示している。
ロシア杯では、16歳らしい若さを生かして伸び伸び滑った羽生と
終始、柔らかな笑顔で演技をしていた浅田を見るだけで満足した。

喧嘩を売るために書いているわけじゃない。
スポーツの楽しみ方はいろいろあっていい。
そして、まず、楽しむ心構えを持ちたいもの。

本格的な再開はまだ先のことになりそうですが、
再開時の形をどうするかを模索中です。
当分、テストをしていると考えてください。

by toruiwa2010 | 2011-11-29 10:23 | 放送全般 | Comments(13)
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面白い“茶髪の弁護士”がいる…週刊誌が取り上げ始め、
「行列のできる法律相談所」で初めて彼を見たとき、
「なんだ、こいつは!」と思ったものだ。年寄り特有の
少しでも“はみ出した”人物に対する拒否反応だ。

しかし、紳助の絶妙な司会ぶりに引っ張られてしばらく
見続けていると、彼の“自己演出”が分かってきた。
丸山和也との対立構造をあえて作り、“とがった”言葉を
用いることで番組を盛り上げ、自分を目立たせる作戦だ。
ものの見事に引っ掛かった。多くの視聴者も同様だ。

ずば抜けた頭の回転の速さに加え 必要なら“バカ”にも
なれる柔軟性を持ち、その場その場の“空気”に合わせた
言動で周りを巻き込んでいった。

圧勝で大阪府知事になり 今回も市長選に完全勝利を収めた。
傍観者として遠くから眺めていると、なんでも思った通り、
笑いが止まらない人生だろう。
もちろん、挫折も数多くあったはずだ。今回の選挙戦でも
マスコミを通じてのバッシングは相当のものがあった。

しかし、この男はしたたかだ。
すべて計算の中に入っていたに違いない。
“大阪都構想”“市役所をぶっ潰す”“ク○教育委員会”…
刺激的なフレーズをちりばめた話で世間の関心を引き寄せ、
リーダーシップを誇示するやり方も設計図に沿ったものだ。

“独裁者”と呼び、ヒトラーを引き合いに出す人もいる。
1930年代のドイツがどんな雰囲気だったかは知らないが、
大きな将来像を描いて見せる指導者、少々強引な政治家、
はねあがった男、型破りな奴…そんな人物に庶民が憧れを
抱くのは、洋の東西や時代を問わないのではないか。

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前途は多難だ。
第三者には、これまでの経緯もこれから予想される混乱も
興味深いものだが、当事者の府・市民にとっては現実だ。
選挙では改革を選択した彼らが 今後“各論”に移ったとき
これまで通りの支持を続けるかどうかは分からない。
“通り一遍”の話を聞けばいいことずくめの大阪都構想も
具体像が見えてくれば、それぞれの利害がぶつかり始める。

橋下徹…危うさはあっても、何かをやってのけそうな男だ。
“圧勝”は、そう思った人が多かったからに違いない。
大阪を再興し「やっぱ、はしもっちゃんや」と言わせるか、
単に大風呂敷を広げただけの男で終わってしまうのか…

うーん、ここはひとつ、じっくりと見せてもらおうか。

ただし、思い切った改革をやろうとすれば 反対する勢力から
目の敵にされるのは明らかだ。
気ィつけや。

by toruiwa2010 | 2011-11-28 10:28 | 岩佐徹的考察 | Comments(8)
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「次は2週間後でいいです」…先週、帰り際にドクターからそう告げられました。
これからは、急激な変化はないからそれで十分です、ということでしょう。病院通いは
うっとうしいものですが、「来なくていいよ」と言われると、ぶっきらぼうで 第一印象は
あまり良くなかった先生なのに「そんなこと言わないで」とすがりつきたいような気分に
なるから妙なものです。ハハハ。

足も肩も、この1週間でずいぶんよくなった感じなので余計にそう思います。
1週間前のレントゲン写真では骨がつく“気配”も見えませんでしたが、変化があるのでは
ないかという期待感はあります。もともと、いまだに通院以外の外出を控えているのは
“年金生活者”だからでしょう。仕事をしている人だったら、2,3週前にはかなり無理を
してでも職場に復帰していたに違いありません。

…満員電車の中で肩がぶつかる、足を踏まれる、ボキッ!…そんな場面もあるんだよなと
想像をして、年をとるのも悪いことばかりじゃないと思ったりします。ハハハ。
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11/19-20 解説者&非解説者
日本シリーズ:アナの紹介は「解説は栗山さんと
ダルビッシュ…」だった。つまり、ダルビッシュは
現役選手だが“ゲスト”じゃないわけだ。
確かに、質問もダルビッシュのほうが多くなっている。
で、栗山の立場は?

日本シリーズ:TBSは野村と梨田のW解説…
何とややこしいことを!林アナも話の振り分けに
苦労するぞ。w。梨田はNHKに戻らないのかな?
NHKは伊東がいるから不要なのかな?
それとも、梨田がどこからか声がかかるのを期待して
返事を保留中?

日本シリーズ:こういう試合に芸能人を呼ぶ…
百歩譲って野球好きのタレントという立ち位置なら
アリだろうが、なまじ知ったかぶって“解説”まで
始められるとは思わなかったのだろう。
しかも、トーンが試合の雰囲気とまったく合っていない
のだから救いようがない。


ダルビッシュの話は聞きやすくて起用は成功だったと思います。彼がやっている
ツイッターでも、若者っぽい言い方ですが、言葉の選択は的確です。
この日の解説では、キャッチャーがピッチャーに意図的に首を振らせるサインを
出すことがあると話していました。
バッターに配球を読ませないように、あるいは単調にならないように、ベテランの
キャッチャーはサインの出し方も工夫するということです。
残念なことに、試合の中でじっくり聞く時間がありませんでした。ダルビッシュが
話す気だったら材料はいくらでもあったでしょうに。

ほかにも、和田の立ち上がりを見て早い時点で、どこかがおかしいと指摘したり、
マウンドの土の固さ・柔らかさの話をしたり、現役らしい話が多く聞けました。

それに引き換え、栗山はどんな心づもりで放送席に座ったのでしょうか?
目立たなさと、当たり障りのない話を聞いて 日ハムファンは来シーズンに不安を
感じたのではないでしょうか? ハハハ。

第7戦のTBSはキャッチャー出身の元監督を2人揃えました。
ためしに声をかけたら2人ともOKだった…あてはずれ、そんな感じがしないでも
ありません。ハハハ。
ひどかったのはスマップの中居を呼んだことです。これという“番宣”もないのに
なにを狙ったのかがまったく理解不能です。
「日本シリーズの第7戦を放送席から見られるなんて 嬉しいです」という姿勢で
話せば問題はなかったでしょう。「ボク 野球を知ってますから」と言わんばかりに、
普通に“解説”を始めてしまいました。そのKY感は最悪です。
途中で「中居さん黙ってて」というハッシュタグが生まれたのも無理はありません。
結果として、林アナ、二人の本職の解説者、視聴者も含めてみんなが不幸…ハハハ。

試合の大勢に影響ないことで 放送席も触れませんでしたが、3点を追った8回表、
中日の攻撃で 不振を極める谷繁がそのまま打席に立ったときは驚きました。
2イニングスの攻撃を残して3点差は逆転の余地が十分だったのに…です。
落合監督の谷繁に対するリスペクトだと思いました。勘ぐりすぎとおっしゃる方も
いるでしょうが、私はそうは思いません。で、勝負の世界でいいことかどうかは
分かりませんが、落合らしくて、これでいいという気がしました。
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日本一!
ホークス8年ぶりの優勝におめでとう!
中日はこの打線でよく7戦まで持ち込んだ。
リーグ優勝したことさえ不思議。落合には
ご苦労様と言いたい。
きちんとした野球で実績を残したのは立派だ。
堂々と胸を張って名古屋を去ればいい。
中日ファンは彼に最大級の感謝と敬意を示すべし。


11/20 新時代の到来?
フィギュア・フランスGPを見た:まだ早いのだろうが、
時代が来ていると言わざるを得ない。
14歳でしっかりした技術…しかも“魅せる”ことを心得て
いるところが怖い。フリーの演技・構成点は2-3位の
選手が上回っていた。伸びしろ十分ということだ。

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シニアにデビューしていきなりグランプリを2連覇したのはもちろん実力でしょう。
トゥクタミシェワの演技は堂々たるものでした。
パリでは 2位のコストナー、3位のシーズニーに、トータルで3.57,3.74の差を
つけての優勝でした。

ただし、フリーで獲得したポイントの内容を見ると、技術点では2人をリードして
いるものの、演技・構成点では逆にリードされています。
技術が今後落ちるとは考えにくいですし、演技や構成は改良されて行くでしょう。
昨日の浅田のSPを見ると、やはり全体の出来には経験の差が出ているようですが、
14歳のトゥクタミシェワが伸び盛りであることを考えると、現在の差が埋まるのに
それほどの時間がかかるとは思えません。

高みを目指してステップを踏んでいる浅田ですが、この大会で納得出来る成果が
出せれば、今シーズンの2戦目で相当の自信を取り戻すでしょう。
…となると、ソチ・オリンピックまで2年少々、トゥクタミシェワと浅田の2人が
先頭を走り、休養中のキム・ヨナや安藤美姫はともかく、充実している上位陣が
それを追うことになります。しかも、現状のままでソチの金メダルが獲れる選手は
恐らくいないでしょう。
フィギュア・ファンにとっては各選手のレベル・アップ、進化の状況を楽しめる
理想的な展開になりそうです。


悔まなければいいけど…
東海大・菅野が浪人してあくまで巨人入りを目指すそうだ。
いいだろう。彼の権利だから思うようにやって自分を納得
させることは大事だ。しかし、大学の監督が球団に断りの
電話を入れた…と、さも当たり前のように話しているのを
聞いて違和感があった。


野球浪人…同じ道を選んだ選手の中に江川や元木がいます。2人とも巨人に入りたがった
ところまでそっくりです。しかし、それは権利ですから誰も異を唱えることはできません。
「馬鹿だなあ」と思うのも我々の自由ですが。ハハハ。
それにしても、本人でもなく親でもない 社会人や大学野球の監督が球団との交渉窓口に
なるのは異常なことです。
こういうニュースに接すると、週刊誌などでまことしやかに伝えられる、監督にも金が
渡っている…という話が真実味を帯びて聞こえてきます。李下に冠…。


11/22 記者投票
タイガースのバーランダーがALのMVPに選ばれた。
先発投手がMVPになるのは珍しい。
年間に35試合前後しか出ない先発投手は MVPの
選考対象にならないと考える記者が多いからだ。
しかし、24勝など投手3冠のバーランダーを無視する
ことはできなかったようだ。(続

続)28人の記者が10名連記で投票したが、バーランダーを
完全に外したのは一人だけだった。連絡があってもいい時間を
過ぎても電話がなかったので一時は本人もダメかと思ったそうだ。
なーに、全米記者協会に肝心の電話番号を教えていなかったらしい。
ハハハ。

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メジャーでピッチャーがMVPになるのはきわめて珍しいことです。
「MVPはeveryday playerから選ばれるべきだ」という考えが支配的だからです。
ピッチャーだけが対象のサイ・ヤング賞があるのもそのためです。
しかし、今年のバーランダーが残した24勝5敗、防御率2.40,奪三振250という数字は
さすがに無視できなかったようで 先発投手としては1986年のロジャー・クレメンス以来
25年ぶりの受賞となりました。

メジャーの主な表彰選手はBBWAA(全米野球記者協会)に所属する記者の投票によって
決められています。投票資格は日本のように緩やかではありません。
“球団の本拠地がある各都市から2名ずつ”となっているはずです。ALの場合は14都市・
28名が投票します。誰が誰に投票したかも分かる仕組みになっていて、目立つ投票行動は
必ず理由を聞かれますから、無責任な投票はできません。
今回も、ただ一人バーランダーを10人の中に入れなかった記者は「いろいろ考えたけど、
彼はタイガースの試合の79%には関わっていないんだ。年間16試合のNFLで3試合しか
出場しなかったQBをMVPに選ぶかい?」と、その理由を話しています。

ミニ情報:
サイ・ヤング賞も受賞しているバーランダーは50万ドルのボーナスを手にしましたが、
MVPになった場合のボーナスについては契約の中に含んでいなかったため0円でした。
野手は、大体50万ドルのボーナス条項を入れているようですが…。ガッデム!ハハハ。


Oh アンジェリーナ!
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人形展を見に行った妻が帰りに買ってきました。出店しているところが減っていますが、
出かけた先が銀座だったのでプランタンにたちよったのです。動いていない割に 体重は
64キロ台に落ちているものの、体脂肪率が29%前後と“危険水域”ですが、こればかりは
どんな状況でも拒否することはできません。ハハハ。
絶妙なクリーミーさにため息が出ます。


11/23 風雲児 逝く
名人・立川談志が人生の幕を下ろした。
語るのは古典でも型破りだった。 軽妙洒脱の語り口は多くの
ファンを集めた。口の悪さで敵も多かったようだが、 ときに
鋭いその舌鋒には計り知れない魅力があった。
いまさら言っても仕方がないが、元気なうちに寄席に足を
運ぶべきだった。ダンシガシンダ…
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1960年代初めの週刊誌には毎週のように柳家小ゑんという若い落語家の写真がグラビア・
ページに載っていたものです。着物ではなく、縦じまのジャケットに白い細身のパンツ…
まるで、ロカビリアンのようないでたちの彼こそ、のちの立川談志…当時は 近い将来、
落語界を背負って立つ男として、派手な言動とともに脚光を浴びていたのです。

1963年4月の談志襲名・真打ち昇進のとき、フジテレビで研修中だった私たちは先輩に
連れられて新宿末広亭に行きました。生で彼の落語を聞くのは初めてでしたが、たしかに
魅力は十分でした。
ただし、順風満帆だったのはそこまでだったかもしれません。
“破天荒のようで破天荒だった”生きざまは あっちでぶつかり、こっちでぶつかり…
それでも、彼の芸を心から愛し、その独特の人柄にほれ込んだ人が彼の周りにはたくさん
いたことが、亡くなってからのテレビを見ているとよく分かります。
談笑が語っていた「弟子ですと言えるのは幸せです」という言葉がそれを表しています。


11/25 村田もFA
横浜の村田が国内移籍を視野にFAを宣言した。
優勝争いをしたいのだ。権利の行使だからこれでいい。
去年までの僚友・内川が同じ気持ちでホークスに移り
いきなり夢をかなえたのを見て思いが募ったか。
なぜイチローはこういう気持ちにならんのかねえ?
ハハハ。

by toruiwa2010 | 2011-11-26 11:20 | blog | Comments(8)
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今日午後3時から、巨人軍の元GM・清武英利氏の会見があった。
開始直後から盛大に呟いた。
興味のない人もいるだろうが、時系列に再録しておく。

日本外国特派員協会で清武会見始まる。フリー記者の神保氏が英語で
これまでの経過を説明中。まだ日本語は一切なし。
posted at 15:10:54

清武氏:英語であいさつをしたいが九州のサムライの末裔なので日本語で。
6点について話したい、と始まる。
適正な手順で決まっていた人事が不当な形で覆された。組織に混乱を
招くので翻意をと言ったが、「君を出世させるから」と。
posted at 15:15:06

清武氏:ナベツネ「会見をやめろ。君は破滅する、読売と全面戦争になる」と
言われた。桃井も当初「この決定は受け入れられない。辞任する」とも言っていた。
これらのことを受けて、コンプライアンス違反だとの発言を先の会見で行った。
posted at 15:18:29

清武氏:巨人軍は読売新聞のものであると同時に監督・コーチ・選手・ファンのもの。
自分の解任は、本質を隠そうとするもの。第2点:ナベツネが公の場で事実に
反することを述べたこと。「俺は何も報告を受けていない」などを指す。
別に目新しい事実は何もないので、以後、しばらく静観・・・
posted at 15:22:55

清武氏会見続行中だが、ここまでは先の会見で話されたこと、広く報道されている
こと以外の事実は出ていない。記者はどんな気持ちで聞いているのか?
これから第4点…全部読みあげるまでにまだ相当の時間がかかりそうだ。
posted at 15:28:18

清武会見:結局最後まで新事実は出そうもない。
このまま終了すれば“集められた”記者は収まらないだろう。
辣腕の元社会部記者と聞いていたので何かが出ると思ったが完全に期待外れだ。
読売本社でナベツネが笑ってるぞ。 いまもGMの権限は…と自説を主張中。
応援する…と言った手前、私も混乱中。
posted at 15:35:14
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ナベツネがコーチ人事を勝手に覆した行動は重大なコンプライアンス違反…
これに尽きるようだ。…だとすると、「それはそうだけど―」で終わる。
これだけでも法律的には問題があるのかもしれないが、法廷に持ち込むほどの
ものとは思えない。
今、時間節約のため英訳は不要との異義があり、認められた。
posted at 15:42:44

終わった。拍手もまばらだ。外国人記者が第一質問者。放送禁止用語も…。
質問そのものはピント外れだった。女性通訳さんはすごい。
二人目は共同通信記者:どんな訴訟を?「解任の不当性を訴える訴訟を起こす
予定である」。
いや、大した質問は出ないわ。上杉も手を挙げているようだが指名しろ。
posted at 15:53:36

神保氏からなぜ外国特派員協会でやっているかについて、プロ野球記者クラブは
外国記者やフリー記者に解放されていないからだ…との説明があった。
また、上杉は指名されなかった。
posted at 15:57:52

1時間を超えたがこれほど新味のない会見も珍しい。
これでは、記者たちは「なんなんだよ、ったく」という気持ちで席を立つことになる。
デスクに内容を報告しても、「それじゃ記事にならんだろう」という話で終わりじゃ
ないだろうか?たぶん、明日の新聞は大きく扱わないと思うが。大山鳴動…
posted at 16:07:59

一つだけ言っておきたい。「私のほうからポストを要求した」と言われている。
監査役で残りたいと雑談の中で述べただけ。渡辺氏はかつて一度辞任した後
戻ってきた。また同じことが起きないようにという気持ちだった。
posted at 16:13:00

上杉:外部から見ると、清武さんもナベツネと一緒に権勢をふるったのではないか、
と見える。今、あれこれ言うのはご都合主義とも・・・ 
posted at 16:14:33

上杉の質問に清武氏:批判はあるかもしれないが、君は破滅だと言われるのは
脅威だ。中にいると最高実力者に対する畏怖がある。
私は職を賭してコーチたちを守ったという自負がある。
posted at 16:16:26

会見は終了した。何と言う時間の無駄だったことか。なにもなかった。nothingだ。
おれには事実が見えていないのか?それならそれでもいい。
結局、今回の騒動からはネズミ一匹出ないということだと思われる。
清武は男になりそこなった。読売から徹底的にやられるぞ。かわいそうに。
posted at 16:19:33
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急ぐあまり、かなり乱暴なツイートになったが、大した会見ではなかった、という
印象に変わりはない。
世間をあっと言わせるような新しい材料が提示されると思ったが、そうではなかった。
これほどがっかりした経験は最近珍しい。
by toruiwa2010 | 2011-11-25 18:23 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
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A+ 黒田博樹(Los Angeles Dodgers)
32試合 13勝16敗 投球回数 202回 防御率3.07


今年の黒田については 高く評価しても誰も文句を言わないでしょう。ハハハ。
メジャーに移って4シーズン目の今年 勝利数、投球回数、防御率…すべてで自己最高の
数字を残したのは称賛に値します。クォリティ・スタート(6回以上・3自責点以下)率も
69%(22試合)ですから十分責任を果たしています。
被ホーマーが増えたのは余計ですが。ハハハ。
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気迫に満ちたピッチング・スタイルは魅力があります。ドジャー・スタジアムの空気が
分かりませんが、おそらく、アメリカの野球ファンも彼の登板を楽しんでいると思います。
力のあるストレートと切れ味鋭いフォークとスライダーがあって、しかもコントロールが
いいのですから、本来、もっと勝っていてもいいはずです。ドジャースの先発投手の中で
援護点が最も少ない(1試合平均3.8点)ことが理由の一つでしょうが、「厳しいだろうけど
がんばれ!」としか言えないのがつらいところ…。ハハハ。
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日本に帰るといううわさを聞いたとき「そんなバカな…」と思った。
“やれる”ことが分かったのに、ここでメジャーに別れを告げたのでは
“中途半端すぎる”と思ったからだ。ドジャースに残ってよかった。
4年目の今年は、黒田博樹の“メジャー総決算”を見せるシーズンになる。
ぜひ、一流の証、200イニングと15勝を目標にしてほしい。


開幕直後にこう書きました。私が課した目標の達成率は85%です。
フォローしていないので、FA市場の動向は知りません。できれば、テレビ視聴の機会が
増えるチームに移ってほしいと思います。計算できるピッチャーですから彼をほしがる
チームはあるはずです。ヤフーにこんな評価が出ていました。

開幕日には37歳になっているが、200イニング投げ、
ゴロを多く打たせ、フォアボールは少ない投手だ。
3番手の先発投手が必要なチームには2年契約に
うってつけだ。


3番手、2年契約…黒田のポテンシャル、市場価値を的確に示していますね。
ドジャースに残らなければ帰国も…という記事を見かけましたが、とんでもない話です。
自分の力を試したくて海を渡ったのですから、最後まで意志を貫いてほしいものです。


C- 松坂大輔(Boston Red Sox)
8試合 3勝3敗 投球回数 37回1/3 防御率5.30


入札金100億円…鳴り物入りでレッドソックスに入団した松坂のメジャー生活は2年目の
2008年をピークに急降下しました。特に今シーズンは、故障もあって開幕直後に終わって
しまいまったのです。評価以前の1年になりました。本人も さぞ、無念でしょう。
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彼の将来は、すべて“トミー・ジョン手術”の成否にかかります。

「つまり、僕は両腕で投げる初めてのピッチャーなのさ」
「手術のとき、ドクターに頼んだんだ。“コーファックス(名サウスポー:殿堂入り)の腕の
腱を移植してくれ”ってね」

野球選手で初めてフランク・ジョーブ医師の手術を受けたトミー・ジョンのジョークです。
今は やり方が違うようですが、ジョンがこの手術を受けたころは 反対側の腕(TJの場合は
左腕でしたから右)から健全な腱を取り出して入れ替えていました。
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当時は“画期的”と言われたこの手術も今では頻繁に行われ、成功率も高いようですが、
復帰後の成績には当然 個人差があります。
TJは1年半後に戦列に戻り、いきなり207イニングも投げています。(10勝10敗 )
しかも、2シーズン目からの4年間で自身初の20勝を含む80勝をマークしています。

経過が順調と伝えられている松坂にもぜひ希望を持ってほしいです。


B- 松井秀喜(Oakland Athletics)
141試合 .251(517-130)12HR 72打点


松坂ほどではありませんが、松井の成績も右肩下がり、それも急カーブを描いています。
ほぼすべての数字が最低でした。キャンプのころ かなり体が動いているとの報道があり、
ひざの調子も悪くないと伝えられていただけにかなり期待しましたが、“裏切られた感”は
否定できません。
大きな救いは監督が交代してからの成績が飛躍的によくなっていることです。
球宴を挟んで前半・後半を比べると一目瞭然です。来年に向けて明るい材料ですね。
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ただし、テレビで見ていただけでもフェンス直撃の2塁打が多かったのは気がかりです。
一概には言えませんが、パワーが落ちているということではないでしょうか。
来シーズンもアスレチックスでプレーするなら 監督が彼の力を買っていますから、問題は
ありませんが、別のチームに移るとすると、一から信頼を獲得しなければなりません。
スロースターターの松井にとっては厳しいものがあります。
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A’sを含めて契約をオファーするチームがあるかどうかはまったく分かりません。
本人もシーズン後のインタビューで、移籍先など“今後”について聞かれて、厳しさを
自覚する答え方をしています。

「欲を言えばきりがなくなる。(理想は)強くてなおかつ試合に出られるところがいい。
でも、そんなことを言ってはいられないよね。そういう選手じゃないから、今は」
「(年俸は)自分を正当に評価さえしてくれれば、それでいい。前みたいに1000万ドル
(約7憶7000万円。)とか、そんな選手ではないから。年をとって、基本的にはDHの選手。
まあ難しいよね」

記者が誘導したのかもしれませんが、年俸まで口にして、自分を冷静に見つめています。
野球ファンとしては、常に“勝利に貢献する”ことを優先する“チーム・プレーヤー”・
松井秀喜には1年でも長くメジャーで頑張ってほしいと思いますが、この冬は長いオフに
なることを覚悟しなければいけないかもしれません。


B 福留孝介(Chicago Cubs ⇒ Cleveland Indians)
146試合 .262(530-139)8HR 35打点


うーん、またしても…か。
シーズン途中で移籍、それもナ・リーグからア・リーグへ…という事情があったとはいえ、
やはり、終盤で大きく成績が落ち込んでしまいました。移籍当時、地区優勝が射程圏内に
あったインディアンズとしてもがっかりしたのではないでしょうか。
移籍直後は6番を打ってまずまずの成績でしたが、その後、1,2番を打つようになってから
急激に悪くなりました。この打順で“出塁率が3割ちょうど”はあり得ません。

来シーズンどうなるかについては情報がありません。メジャーに残るなら よほどの覚悟が
必要でしょう。
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A- 斎藤隆(Milwaukee Brewers)
30試合 4勝2敗 投球回数 26回2/3 防御率2.03


故障による出遅れは残念でしたが、復帰後は見事な活躍でした。
念願だったワールド・シリーズ出場こそ逃がしたものの プレーオフでみせた、落ち着いた
マウンドさばきでの完ぺきな投球は強く印象に残ります。
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このところ、毎年、所属球団が変わっているのに、若いチーム・メイトたちにしっかり
溶け込んでいるように見えるところも感心します。人柄でしょうか。
どんな試合でも手を抜かない、そして、年齢を感じさせないピッチングは見る者の胸を
熱くさせます。彼にとっての今シーズンのテーマだった「ふるさと 東北に元気を…」は
立派に達成したと思います。

開幕時に42歳になることが唯一の“懸念”ですが、まだまだやれそうですね。
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B+ 上原浩治(Baltimore Orioles ⇒ Texas Rangers)
65試合 2勝3敗 22H  投球回数 65回 防御率2.35


上原がシーズン途中にレンジャーズから呼ばれたことには大きな意味があります。
チームは 当時、ア・リーグ西地区で首位(2ゲーム差)を走っていました。地区優勝に向けて
陣容を整えていた球団が“欠けている”コマとして声をかけてきたのですから。
オリオールズでの実績を見たら、レンジャーズのGMが上原の能力を高く評価したのも
無理はありません。
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140キロ前後のストレートと切れ味鋭いフォークで組み立てる投球は抜群です。
試合の終盤でマウンドに上るセットアッパーやクローザーに求められるコントロールも
十分です。三振とフォアボールの割合を示すSO/BBは驚異的です。監督・コーチにとって
三振がとれてフォアボールを出さないピッチャーは“財産”です。

問題は ここというときの“勝負弱さ”でしょうか?肝心のところで手痛い一発を浴びる
場面を何度も見たような気がします。プレーオフで信頼を失い、建山とともにワールド・
シリーズの登録から外れたことは悔まれますが、役割にこだわらなければ、能力的には
まだまだやれるピッチャーでしょう。


西岡剛(Minnesota Twins)
68試合 .226(221-50)0HR 19打点

…かなり厳しいと見る。
彼の肩とスローイングではメジャーのショートは務まらないと
見ていたら、ツインズではセカンドをやることになったようだ。
これも、結構、厄介だ。

オープン戦ではそつなくこなしたようだが、本番での
セカンドベース上のクロスプレーは激しくなる。
ショートとセカンドでは動きが逆になるし、相当に
手こずると思うがどうか。
詳しいデータを持っていないが、メジャーでショートから
セカンドにコンバートされて成功した例はあまりなかった
ような気がする。
なくても、西岡が成功すればいいだけだが。ハハハ。

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開幕直後、新しくメジャーに挑戦する西岡についてそう書きました。
不幸な形で予感が的中し、メジャー1年目は惨めな形で早々と終わってしまいました。
68試合で12失策、221打数でホームランなし、期待された脚も、盗塁はわずかに2個…
明るい数字が何一つ残っていません。
この結果を受けてツインズはシーズン終了後にベテランの内野手を獲得しています。
セカンドとショートをこなす、西岡と同じタイプの選手です。西岡に対する信頼がいかに
薄いかを示しています。
ケガは治るでしょうが、西岡の来シーズンは今年以上に厳しいものになるでしょう。
高い壁ですが、しっぽを巻くのではなく、再チャレンジしてほしいと思います。
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ついでですから、FAやポスティングでメジャー入りを目指している
選手たちについても触れておきます。


岩隈久志

スタミナの問題があります。
2012年のメジャーは3月末に東京で開幕を迎えるマリナーズとアスレチックスを除くと、
4月4日~6日に開幕し、10月3日に閉幕します。
181~183日間に162試合をプレーし、試合がなくても移動日にあてることが多いですから、
完全休養日はほとんどありません。
野村元監督に“ガラスのエース”と呼ばれた男だけに、中4日のローテーションを守って
このスケジュールをこなせるのかという不安が付きまといます。
さらに、突然 持ち上がった不倫疑惑が事実とすると家族のサポートが期待できなくなる
可能性もあり、ファンならずとも心配です。

球種が多く、コントロールがいいのは強みですが、活躍できるかどうかは 1年を通して
中4日で投げられるかどうかにかかっていると思います。
私には、“線が細い”というイメージが強すぎてネガティブな予想しかできません。
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中島裕之

前途は厳しいと言わざるを得ません。
西岡が挑戦するときにもハードルは高いと書きました。メジャーで内野手として
成功するのは半端なことではありません。守備範囲と肩…どちらも高いレベルが
要求されます。肩の力はメジャーの平均より下、守備範囲は狭いとみています。
さらに、バットを巻き込むように振りだすバッティング・スタイルはすぐに弱点を
見出されてしまうと思います。厳しい内角攻め…。
私の予想・予感が外れるといいですが。ハハハ。

青木宣親

期待感はあります。
引っ張ってよし、流してよしという打撃センスの良さは誰もが認めるでしょう。
メジャーでも3割近い打率を残せそうな気がします。ただし、パワー不足は否めません。
ロングヒットは捨て、とにかく出塁して脚を生かすことを考えるべきでしょう。
俊足で1,2番を任せられる外野手…彼のようなタイプの選手を必要としているチームは
あるはずです。

問題は守りです。
守備範囲は広いですが、肩の強さはメジャーのレベルではない低い方だと思います。
打つ方でかなり頑張らないと、定位置を獲得するのはなかなか大変かもしれません。

イチローについては別項で書きました。→ http://t.co/rpMBDelI
by toruiwa2010 | 2011-11-24 08:40 | メジャー&野球全般 | Comments(6)
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今年の秋 NASAやドイツの人工衛星が地球上に落下する、人に当たる可能性はどれほど…
というニュースが度々 話題になりました。人々の夢を乗せて打ち上げられるのも衛星なら、
危険をはらんで落ちてくるのも衛星。ハハハ。
宇宙空間には何千もの衛星やそのかけらが存在するそうですから、今後も、役目を終えた
ものが落ちてくるたびに関心を集めることになるのでしょう。

新聞記者だった父の苦労話を思い出します。
1932年にロサンゼルスで開かれたオリンピックのとき、撮影したフィルムを汽船で運び、
横浜や千葉の沖合で海に落とす。それを小舟で拾い上げる。船の上に立てた2本の柱に
綱を渡してその中央にフィルムの包みを下げ、それを小型飛行機が吊り上げる…今では
想像もできない方法で運ばれたフィルムは“2週間の時差”でようやく紙面を飾ったのです。
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それほど昔の話を持ち出すまでもなく、1960年代初めまで 海外から日本にニュース素材を
送ることは速報性を重んじるテレビ各局にとって頭の痛い問題でした。
事件・事故が起きるたびに、衛星回線の奪い合いになったものです。
その後、相次ぐ衛星の打ち上げで状況は大きく変わりました。現在は各局が自前の回線を
常にキープしていますから、いつでも海外からの生中継ができる時代になりました。
それを可能にしている科学の進歩は目を見張るものがああります。

その“黎明期”に私は思いもよらない形で関わりました。

今から48年前の今頃です。
「ケネディが撃たれたので起きてください」…
突然、肩を揺さぶられた私は 初め、意味が分かりませんでした。
しかし、自分が会社の宿泊室のベッドにいること、起こしたのが警備員だったことなどで
少しずつ、事態がのみ込めてきました。新米アナウンサーとしてやっと独り立ちし始めた
私にも何らかの“緊急事態”が起きたのだということが分かったのです。ハハハ。

着替えを済ませて報道センターに行くと、騒然としていました。
アメリカの第35代大統領、ジョン・F・ケネディが凶弾に倒れたのです。
デスクから「ダラスでケネディが狙撃され、危険な状態だ。放送開始を繰り上げるので
マスター(主調整室)のブースで臨時ニュースを読んでくれ」との指示がありました。
天気予報ぐらいしか読んだことのない新人アナにとっては、緊急招集をかけた先輩アナが
到着するまでのつなぎ役とはいえ、とんでもない“大仕事”です。心拍数が一気に上がり、
不安が膨れ上がっていきました。ハハハ。
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それはさておき、この日は、日本のテレビにとって大きな“節目”の日でした。
NHKがアメリカから日本へ 通信衛星を使った“宇宙中継”の実験を初めて行ったのです。

出社した先輩にバトンタッチしたあと、アナウンス部の部屋で見た覚えはあるのですが、
細かいことはよく覚えていません。
9月3日付けの朝日夕刊によると、通信衛星を使って 初めて生の声を日本に届けたのは
NHKの職員ではなかったのだそうです。意外でした。

「私は毎日放送のニューヨーク駐在員、前田次郎であります。
輝かしい日米テレビ中継の第2回目のテストであります。
その電波にこのような悲しいニュースをお送りしなければ
ならないのは誠に残念に思います」

記念すべき機会に送られてきたのが、世界中から愛されたケネディ大統領の暗殺という
衝撃的なニュースだったことを思い出す年配の方はきっと多いと思います。予定通りなら
ケネディ大統領の演説を録画で放送するはずだったのですから、歴史はときに過酷です。

競技場の建設、幹線道路の整備、新幹線の開業準備…1963年は東京オリンピックを翌年に
控えて、日本中がわき返っていました。11月22日(日本時間では23日)がめぐってくると、
毎年、半世紀近く前の光景がよみがえります。
by toruiwa2010 | 2011-11-22 09:47 | 岩佐徹的考察 | Comments(4)
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6週間前にドクターから「ああ、折れてますね」と言われた瞬間、しばらく不自由な生活が
続くことになるのか、と憂鬱な気分になりました。
同時に「でも、あれとあれは大丈夫だろう」とタカをくくっていました。
1ヶ月後には 私にとって大事なパーティが二つ予定されていたのです。

WOWOWの開局20周年パーティ(8日)とフジテレビ・アナウンサーのOB会 (11日)です。
20周年を記念した“感謝の会”はまさに20年目だけのものです。春ごろから、招待状が
届くのを心待ちにしていました。しばらく会っていない仲間の顔を見るのが楽しみでした。
2年に一度のOB会は“戦友”の集まりです。70代後半の先輩でさえ、“たしかな”滑舌で
しっかりした話をするのはこの会ならではのことです。ハハハ。
次の開局記念パーティは早くても5年後でしょうし、OB会は2年後…ともに、そのときを
健康な体で迎えられる保証はどこにもありません。惜しい機会を逃がして残念至極です。
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フラストレーションがたまりつつあります。
6週間も映画を見ていません。幸か不幸か、今のところ「どうしても見たい」と思う映画は
見逃していませんが、薄暗がりの中で上映開始を待つあの気分を早く味わいたいものです。
この歩みの“のろさ”を考えると、普通の靴をはいて外出できるようになるのはまだまだ
先のことになりそうです。トホホ。

11/12 ネット・サーフから
なんだか おかしい。  http://t.co/eKXZU622

そして いとしい。   http://t.co/2tCfxNMV


朝、PCを開いたとき、いくつかのサイトをチェックして、面白い画像・動画を見つけると
ツイッターで紹介することにしています。

放送席が渋滞中
日本シリーズ:第1戦はフジテレビの独占放送…ゲストを含めて
3人解説は邪魔以外の何物でもないよなあ。メジャーは99%が
二人だもの。もっとも、あちらは二人ともメジャー経験者という
ことが多いけど。放送席にたくさんそろえるのは自信のなさの表れだ。


3人解説の経験がないのは幸運なことでした。2人でもうっとうしいですから。ハハハ。
アナウンサーはみんなそうだと思いますが、どうしてもバランスを考えるものです。
まったく均等に…ではありません。それぞれの“格や立場”を頭に入れて、バランス良く
しゃべらせようと質問を振って行く傾向があります。Aさんが少し多いかな、しばらく
Bさんがしゃべってないな…と。
2人だけでも大変なのに3人もいたのではたまりません。
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井口、内海、藤川、福留、高橋由伸…ゲストとして第5戦までに出演した現役選手ですが、
私が聞いた限りでは、これはという話をした人はいなかったと思います。
特に、第4戦の福留起用には驚きました。
メジャーに行って4年 公式戦を見ていない男に何を語らせるつもりでしょうか。
普通の解説をされても困るし、昔のチームメイトの思い出話にしてもメジャーとの
比較にしても、場違いでしょう。自分だったらいったいい何を聞くんだろうか、と
考えてしまいました。アナウンサー泣かせの人選です。ハハハ。

民放を選択する
日本シリーズ:先勝の後を受けて2回に早くも中日が先制の
大きなチャンスなんだが、伊東・道谷コンビからはその緊迫感も
ワクワク感も伝わってこない。どういうわけだ。
よもやま話をしているみたいだ。
絶叫しろと言っているのではないけれど。ハハハ。


“大人の放送”…民放の出身ですが、オーソドックスなNHKの解説・実況のスタイルは
そんなに嫌いじゃありません。余計な“装飾”がないので邪魔にならないのです。
しかし、あまりにも“民放とは一線を画す”意識が強すぎるせいか、戦術・・技術の話に
かたよることがあったり、楽しく聞かせる工夫がまったくなかったりするところに不満が
募ることがあります。伊東・道谷コンビがまさにそうでした。

第2戦の序盤でうんざりしているときにテレ東で野村克也が解説していることを知って
すぐにチャンネルを変えました。以後、このシリーズは民放で見ています。
やはり、野村解説は面白いです。
普通の解説者だったら配球の話などかったるくて聞く気になりませんが、ノムさんなら
じっくり聞いてみたいという気になります。

浅田真央 復活?
NHK杯フィギュア:5人が同時に滑っていても浅田真央は
品や華やかさでひときわ目を引く。
ただ、演技で勝負する上ではもう一つ何かがほしい気がする。
ラサールが呟いたことは品はないがあながち間違いとは言えない。
実際に恋する必要があるかどうかは別にして。


優勝したのは鈴木明子だったのに、話題は浅田真央が一人占めした感じでした。
マスメディアがとり上げるのは、どうしても人々が関心を寄せる人や物ですから、
仕方のない面もあります。ニュース・バリューと人気が一致してしまう…それが
我がマスコミのどうにもならないところですね。ハハハ。
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名前が呼ばれてリンク中央で構えに入ったときの柔らかな表情に驚きました。
フリーではトリプルAに挑戦しませんでした。安全策ということでしょうか?
全体としては流れがあって優雅でした。終了後の顔を見ると悔いはないようです。
浅田がトップ・アスリートとしてトリプルAにこだわる気持ちは理解できます。
しかし、跳ばなくても点がとれる仕組みになっているなら、こだわりを捨てて、
ほかの要素で高得点を狙う方が賢いのに、と思い続けてきました。キム・ヨナも
ライサチェクもその路線を選択して金メダルを獲っています。
ネット上は得点の出方に“不満の洪水”でしたが、うまく してやられたのです。
陣営の勝利でしょう。

今後、浅田真央がどちらの方向を目指すのか注目しましょう。

押し売り?
NHK杯フィギュア:昨日もそうだったが刈屋アナは自分の考えを
押し付けすぎていないだろうか?
“見る目”に自信があるのだろうが八木沼を自分の思う方向に
誘導しようとするのが聞いていていい気分じゃない。
同じ仕事をしていたから余計に感じるのだろうが。W


民放との比較でNHKの刈屋アナの評判が相変わらず高いようですが、私は 相変わらず、
好きになれません。今回は特に、自分の“色”を前面に出した実況をしていました。
ツイッターで「それだけ思い入れが強いのでしょう」というコメントがありましたが、
アナウンサーが実況に自分の思い入れを持ち込んだらダメじゃないでしょうかね。
違う“思い”で聞いている人たちにとっては“おしつけがましい”放送になっていました。

民放のアナは“十把ひとからげ”でダメだと言われてしまいますが、テレ朝の森下アナは
刈屋アナよりはるかに優れた実況者だと、同業者として判断しています。
あとは、好みですからお好きなようにとしか…。ハハハ。
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優勝が決まったあとのインタビューで「申し訳なくて…」と言った鈴木の言葉に
「そんなことありませんよ」とアナが応じたのも、大向こうを意識した物言いで、
“ひんしゅくもの”でした。視聴者が何を望んでいるかは考えなければいけませんが、
だからと言って、“おもねる”放送をするのはみっともないことだと思います。

男子を担当したのも同じアナだと思いますが、放送が始まったときのテンションが
異常な高さでした。若手の中では期待しているし、語り口は嫌味がないのですから
もう少し落ち着いてほしいです。SPのときの、高橋大輔を応援しているような
放送は問題です。喜ぶのはオタクだけですから。

11/13 清武代表の反乱
YG騒動については清武代表を応援する。“理の有無“に関係なく
孤立無援になることが見え見えだからだ。結局は解任されて
放り出されることも…。内輪の話だが、グループ内で話しても
押さえつけられるだけから外に持ち出したに過ぎない。
時期が間違えた点は救えないが。(続 

続)…今朝からテリー伊藤が清武叩き&ナベツネ擁護に奮闘中だ。
みっともない。日テレで帯番組を持っている彼に公平なコメントなど
期待できるはずもない。彼の口を封じることはないが、バランスが
とれた出演者をキャスティングしなければ視聴者をミスリードする
ことになる。

11/18 ナベツネ 突き出し 清武代表
巨人の清武球団代表が解任された。予想された流れだ。
清武氏も覚悟していただろう。
内部事情を表に出したのはみっともないし時期も悪かったが
清武を応援することに変わりない。週刊誌などが書いている通り
彼が「何かを持って」いてほしい。斎藤祐樹から借りてこい。w


今回のお家騒動についてスポーツ紙がどう報じているかは知りません。しかし、テレビを
見ていると、内部事情の暴露とタイミングの悪さばかりを取り上げて清武代表を批判する
論調が多いように思います。“一方的”にさえ見えます。
彼の主張をすべて認めるつもりはありません。しかし、内部事情を内部で正そうとすると、
内部の圧力でつぶされることが見え見えだから“行動”を起こしたのです。
ワンマンの横暴がこの騒動の根っこにあることも事実ですから、少なくとも“両成敗”で
なければ公平性を欠くと思います。
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たぶん、清武氏は他人を巻き込むことを避けるために一人で動いたのでしょう。
東京のスポーツ紙が日本シリーズそっちのけでこの件を伝えるのは、“売らんかな”以上に
読者の関心が高いことを示しているのではないでしょうか。
せっかく、これまでの読売グループでは考えられなかった行動をとる男がいたのです。
“蟷螂のオノ”で終わらせてはあまりにももったいないです。

週刊誌は 清武氏が読売内部の“闇”につながる“何かを握っている”と伝えています。
やじうま目線でいえば、「こりゃあ、面白い」です。
ここは是非、「何かを持っている」ことにかけては“第一人者”の斎藤佑樹に知恵を借りて
とことん頑張ってほしいと思います。ハハハ。

ついでに、解任に当たって 読売側が長嶋茂雄氏の清武氏を非難する“談話”を添えたのは
最低の所業と書いておきます。長嶋さんの本心とは思えません。利用されただけでしょう。
痛ましい…。

11/14 グランドスラム名勝負
今日からでしたね。テニス実況を始めた1年目…
声は若々しいですが、やっぱりお粗末ですね。w 
@xxx WOWOW・BS192で、‘92年の全米テニス、
「アガシ対クーリエ」戦の「名勝負選」を放映中。

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月曜日から、過去の放送分から“名勝負”が再放送されています。
初期のものは、やはり“積み上げた”ものが乏しいために“お恥ずかしい”実況に
なっています。1990年代後半以後になると 納得できるものが多いですが。

4セットすべてがタイブレークになった2001年の全米QF Sampras vs Agassiや
リスペクトするサンプラスのキャリア最後の試合 2002年全米のファイナルなどは
今見ても手に汗を握ります。
選手のキャラクターを含め、あの頃のテニスは楽しめたなあ、と思います。

11/16 放送席 混乱す
プレジデンツ・カップ開幕。98年、カプルスがパットを沈めたとき
NHKアナが「アメリカ優勝」と絶叫。
相手が入れ返すとまだ分からないのに。惨めなミス…
「こんな間違いはするまい」と心に誓ったが翌年のライダー・カップで
まさに同じミスを!土曜日のブログに書く。


98プレジデンツ・カップのケースはドラマチックなプレーに興奮したアメリカ選手たちが
グリーン上に飛び出して大騒ぎになったために 放送席も巻き込まれて「アメリカ優勝」と
アナウンスしてしまったのだと思います。それは解説の一人が我に返って「いや、相手の
パットが入れば分かりませんよ」と言うまで続きました。
私はそれを見ていて「怖い、こういうミスだけはできないぞ」と心に誓ったものです。

しかし、翌年のライダー・カップ最終日、後ろからふた組目の17番グリーンでレナードの
スーパー・パットが決まったあとに起きた大騒ぎにつられて、私も「アメリカ優勝!」と
叫んでいました。オラサバルがパットを入れ返せば、勝負は更に続き「アメリカ優勝」は
先にのびるところでした。
そんなミスは吹っ飛ぶぐらいに素晴らしい試合でしたから、誰も私を責めませんでしたが、
1年後に「ご苦労様でした」と言われてゴルフ中継からはずされたのは、やっぱりあれが
理由だったんでしょうかねえ?ハハハ。

11/17  落合采配に疑問
日本シリーズ:ええっ!驚いたぞ。代打を送らないって…絶句した。
CSからこのシリーズにかけて初めて落合采配に異議を唱えたい。
6回1死からでいいと思っているわけだ。参った。

日本シリーズ:これで点が取れたら、土下座するしかないが、
放送席も何も言わなかったっから、これが正解なんだろうなあ。
公式戦なら確かにこれが正解だと思うが…って、未練たらしいな。
ハハハ。

2勝2敗の日本シリーズ第5戦、0-1の6回、先頭のピッチャーに
代打を送らなかった…ということは、残り12個のアウトのうち一つを
捨てたということなんだよなあ。
点を取られないことより、取って少なくとも同点にすることを考える
べきだと思ったが。

日本シリーズ:これ以上点はやれないと好投のチェンに代打を送らず
試合に残した落合。明日は休みだし、和田と杉内、ファルケンボーグ
以外のピッチャーを全員つぎ込んででも勝ってしまおうと山田を
代えた秋山。代える理由はないと野村は言うが。どっちが正解か。

日本シリーズ:孫社長が王貞治を大事にしているのを見るのは
嬉しいことだ。リスペクトがうかがえる。長嶋をかわいがる、
ペットのように…というナベツネとはわけが違う。
揃って華やかだった選手時代を思えば人生の終盤ははっきりと
明暗が分かれた。さびしい。

日本シリーズ:2連勝のあとの3連敗…中日はmust winの
この試合を落としたのは痛い。和田・杉内の2枚を残すホークスに
対して中日は吉見でとにかく五分に持ち込むしかない。
しかしここまでの打てなさ加減を見る限り点が取れそうもない。
困ったもんだ。

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日本シリーズ、2勝2敗で迎えた第5戦、1点をリードされた6回裏の中日はピッチャーの
チェンから始まります。私は 当然 代打だと思いましたが、落合監督は動きませんでした。
点をやりたくない、2点目を取られたら苦しい…その気持ちは理解できます。信頼できる
中継ぎ投手もいなかったのでしょう。
しかし、残りの先発投手の陣容を見ても、絶対に負けられない試合だったはずです。
くどいかも知れませんが、リードされた6回です。つまり、残り12のアウトの中で1点を
とらないと負けるのです。ひとつのアウトも無駄にできない場面でしたが、落合の判断は
違いました。放送席も何も言いませんでしたし、昨日の新聞も触れていませんでしたから、
私が野球を知らないということなんでしょう。相手が落合じゃしょうがないな。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2011-11-19 11:43 | blog | Comments(18)
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恒例ですのでメジャーで頑張っている日本人選手の2011年を“査定”しておきます。
好き・嫌いの感情は極力排除しているつもりですが、毎年 必ず「嫌いだから こんな風に
書くんだろう」と受け止める人がいらっしゃいます。
1年間 応援した選手の評価が低ければ反発する…その気持ち 分からないではありません。
しかし、あくまで、野球が好き、メジャーが好きな男が、“余興で”書いているものです。
何が書かれていても笑って済ませる…そんな余裕のある人だけ読み進んでください。
ハハハ。

*評価はS、A+、A、A-、B+、B、B-…の順です。
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B- イチロー(Seattle Mariners)
161試合 .272(677-184)5HR 47打点


2011年6月10日…イチローがこの日をどんな思いで過ごしたか…物凄く興味があります。
シーズン半ばに、自分の意志ではなく、監督の命令で欠場することになった日だからです。
4月は例年になく好調な滑り出しだったのに5月に入ると急ブレーキがかかり、わずか
.210しか打てませんでした。
金曜日の試合で2三振したとき かなりのボール球を空振りしていましたが、その打撃より、
“心ここにあらず”に見えたイチローの表情に驚きました。
He seems lost at the plate(打席での彼は途方に暮れているように見えた)
…欠場した日、地元紙の記者もそう書いていました。
この試合のあと、監督に呼ばれて休養を告げられたようです。
メジャーの監督は辛抱強く、特に主力選手の場合は成績が悪くても使い続けるものです。
しかし、このときのイチローは、5月1日から“欠場”する前日までの35試合の打率が
.189 (143打数27安打) だったことを思うと、監督の決断は当然でしょう。
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休養の効果は歴然でした。
戦列に復帰すると11試合連続安打、47打数20安打、4割2分6厘と打ちまくりました。
これでいつものイチローに戻ると誰もが思ったのですが、長くは続かず 連続試合安打中に
マークした2割7分9厘に再び届くことはないままシーズンを終えました。

今年のイチローは“金縛り状態”のような“らしくない”バッティングが目立ちました。
不振が2011年シーズンに限定されるものか、2012年以降も続くのかは分かりません。
私は、200安打への異常なこだわりこそが彼のバッティングを狂わせたのだと思っています。
単純に言うのは難しいですが、最後の35試合でフォアボールが4個(シーズン:39個)しか
ないことからも終盤の彼がどれだけヒットをほしがっていたかが分かります。
同じ期間の21三振もシーズン全体の数字(69)にくらべてバランスが悪すぎます。
結果として、出塁率は.310…トップバッターとしてはどうにもならない数字に終わりました。

どんな形でも塁に出ればチームに貢献できる…特に、1,2番を打つ選手なら、頭の中では
理解しているはずです。しかし、いざ打席に立つと、フォアボールより打ちたいと考えて
しまうのも野球選手のようです。そして、日米を合わせた全野球選手の中でもイチローは
この思いが桁はずれに強いのだと思います。ハハハ。

それもこれも、“200安打”が頭から離れないからです。
幸か不幸か 今シーズン その数字には届きませんでした。逆説的にいえば これは朗報かも
しれません。“呪縛”から解放される来年はもとのイチローに戻る可能性が十分だからです。
ただし、避けられないのは加齢による能力の低下です。

今シーズンは 守備でも首をかしげたくなる場面が目につきました。
毎年、50~60本あった内野安打が42本に減っています。
「40盗塁したのだから 脚は健在だ」と言う人もいますが、盗塁は脚の速さだけでなく、
スタートのタイミングなど、ピッチャーとの駆け引きがものを言いますから その数だけで
脚力をうんぬんすることはできないでしょう。
シーズン終了後 38歳になったイチローには、さまざまな面で“衰え”が忍び寄っていると
考えないわけにはいきません。走・攻・守のあらゆる場面での 数センチ、数ミリずつの
誤差が積み重なると成績も下がっていきます。悲しいことに、どんなに節制・鍛錬しても
カバーすることはできないのです。
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プライドの高い彼のことですから、来シーズンは相当の覚悟で臨むでしょう。
200本安打が途切れた次の年にものすごいことをやってのけるのではないかと、ずっと
思ってきました。かなり、いい結果を出しそうな気がします。
そうなれば、多くのイチロー・ファンは溜飲を下げるでしょうが、私は少し違います。
彼にはぜひ“ワールド・シリーズ出場”を目標にしてほしいのです。
個人記録としてはとてつもなく立派なものを残したのですから、まだまだ力があるうちに
野球人としての“高み”を制覇してこそ男じゃないですか。

選手としての名声も、高額の報酬も手にしたメジャー・リーガーたちが次に求めるのは
ワールド・シリーズのチャンピオン・リングです。
下位に沈んだチームの主力がシーズン終了後、球団幹部に「来年はどんなチーム作りを
するつもりだ?」と詰め寄ることがあります。答え次第で他球団への移籍を考えるのです。
4番打者が「こんな選手を5番に獲得してくれ」とかけあうこともあります。彼にとっては
自分のあとをどんな選手が打つかが“生命線”だからです。
自分の契約だけでなく、チームがどんな戦力を持つことになるのか…メジャーの選手は
この点についてのこだわりが強いのです。

マリナーズ…急に強くなるとは思えません。
契約は来年までですが、彼の実績を考え、京都方面の“やんごとなき”お方を動かせば、
なんとでもなるのではありませんか?ハハハ。
まあ、今の時点で、そんな動きはないようですから、来年も下位に甘んじるマリナーズの
トップ・バッターとして 数字だけを追うことになるのでしょうか?
三拍子そろった不世出の選手なのに、そんなことで満足なのだろうか?
39歳になってから、優勝争いをするチームに移れるとは思わないけどなあ。

「B-」はほかの選手との比較も含めての評価です。
彼の能力・給料を考えたら、今シーズンの評価は「C」でもおかしくありません。
200安打だけでなく打率3割も届かず、球宴にも出られず、ゴールド・グラブの選考からも
もれました。出塁率3割1分はある意味衝撃的です。
そして、終盤で40盗塁を果たしたときの「( 40盗塁は)毎年やろうとしちゃダメですけど、
今年は他の数字がしょぼいから それはやっておきたかったな~というのはありますね」…
という“勘違い”発言に呆れて気持ちは大きくCに傾きましたが、10年間の偉大な実績を
考えたら、それはできません。
今シーズンのイチローのB-にはそういう意味があることを付け加えておきます。
おそらく、本人の自己評価もこれに近いものだろうと思います。

毎年、“通信簿”を書くと、イチローの熱狂的なファンから
反論が寄せられます。
感情的なものは承認できませんので、ご了承ください。


ワールド・シリーズが終わるころには更新したいと思って
9月末から書き始めていたのですが、ご存知の事情により
長いものは書きにくくなっていました。12月に入ってからでは
あまりにも遅いと思い、何とか完了させました。

ほかの選手の通信簿は来週までお待ちください。

by toruiwa2010 | 2011-11-17 09:52 | メジャー&野球全般 | Comments(17)
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フジテレビ朝の情報系番組「めざましテレビ」は1994年の開始当時から、NHK出身の
大塚範一と若い女性アナウンサーのコンビで進行されてきました。
1980年代の半ば、スポーツ部で仕事をしていたとき上司から「岩佐、いま、NHKから
引き抜くとしたら誰がいる?」と聞かれました。私が誰の名前を上げたか忘れましたが、
彼は聞き流したあと「俺は大塚がいいと思ってるんだが」と言いました。
腹案があるなら先に言いなさい!ハハハ。 
「笑顔がいい」ということでした。

…意外な話にビックリしたことをよく覚えています。
後年、実際にフジテレビに移った彼は「めざまし」一筋にキャスターを務めてきました。
あの屈託のない顔に癒された人も多いことでしょう。番組への貢献は大きく、苦手だった
上司だったのに、その考え方が正しかったと分かって、ちょっとしゃくでした。ハハハ。

ただし、私の評価は今も少し違います。ちょうど1年前の“戯言”に「できるだけ早く、
伊藤アナに引き継いでくれることを望む」と書いた通りですが、病を得て療養中の彼に
これ以上の批判は控えましょう。
それよりも、今日はフジテレビの中堅として立派な仕事をしている伊藤利尋アナについて
2度目の推奨記事を書きたいのです。

私の“伊藤待望論”は今始まったものではありません。
今回、きっかけは不幸でしたが、彼が番組を仕切るようになったことを歓迎しています。
全体の流れをスムーズにした上で、ニュースを読み、電話インタビューをこなし、ときに
絶妙なギャグをさりげなく“放り込む”…いつも「達者だなあ」と思ながら見ています。
安住紳一郎や羽鳥慎一のようなカッコよさはありませんが、アナウンサーとしての実力と
“仕切り役”としてのテクニックでは決して負けていないと思います。
“身びいき”じゃないか?それは一切ありません。たとえ後輩でも、アナウンスをはじめ
放送に関しては“是々非々”がモットーですから。ハハハ。

情報系番組の露木茂、野間脩平、須田哲夫、逸見政孝、“モグラのお兄さん”・小林大輔、
「料理の鉄人」・福井謙二…開局から半世紀を超えるフジテレビですが、“スター”として
もてはやされた男性アナウンサーはそれほど多くありません。
それだけに、私の伊藤アナへの期待は果てしなく膨らむのです。ハハハ。

地方の方には分からないでしょうが、今の彼は異常なスケジュールで仕事をしています。
フリーのみのもんたとは違い、局アナの彼は仕事を“させられている”と書くべきかも
しれませんが。
去年の3月に「知りたがり!」が始まって以来、「めざましテレビ」との兼務を続け、特に、
大塚キャスターがダウンしてからは「めざまし…」でもメインを務めています。
プレッシャーはかなりのものがあるはずですが、連日 疲れも見せずにこなしているのは
「屋根屋のフンドシ」です。…えーと、“見上げたもの”です。くだらん。ハハハ。

さらに、ワールドカップバレー期間中は 夕方にも「知りたがり!」の特別バージョンが
編成されていますから、その大変さは想像を超えています。
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「知りたがり!」は原発、TPPからバレーボール、芸能ネタまで 硬軟取り混ぜたニュース・
話題を扱っています。番組での彼の役割は登場するその道の専門家と ほとんど知識のない
レギュラー陣の間の“仲介”です。間延びしないようにテンポよく番組を進行させるには
彼の持ち味はうってつけです。それは“飲込みの速さ”と“回転の速さ”です。
相手が話したことを瞬時に消化して 豊かなボキャブラリーで的確に返せるのは飲込み&
回転の速さがあるからでしょう。

専門家の話の難しい部分を分かりやすい言葉に置き換える、足りないところを補足する…
しかも、紋切り型の話し方ではなく、自分の言葉で話せるのは、問題点、ポイントになる
ところを彼自身がきちんと理解しているからです。

はい、少し、誉めすぎかもしれませんね。キーを叩く指が止まらなくなってしまいました。
しかし、控えめに言っても、見ていて楽しい男性アナであることは間違いありません。
誉めついでに、もうひとつ。
番組内で、報道センターからニュースを伝える島田彩夏アナあとのやりとりがあります。
特に“軽い”ニュースだったときの2人の掛け合いは呼吸が絶妙です。このコーナーに
なると、最後の項目が深刻なものではないことを祈ってしまいます。ハハハ。
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例えば、今日はこんな具合でした。
理研のスーパーコンピューターが再び1位になった項目のあと「やっぱり、1位じゃないと
ダメですかね?」と振った伊籐に対して島田が「うーん」と言葉に詰まって首をかしげ、
すぐ次の項目に移りました。
すると、コーナーの最後に「1位じゃないと…と言ったときに、やはり白い服を着てるから
“うん”と言わなかったのかな」と突っ込み、反応のスキを与えずにレギュラー陣の方に
向き直り 島田を置き去りにしていました。顔には“してやったり”感を漂わせて。ハハハ。

具体的な数字は知りませんが、扱うテーマが地味ですから、視聴率的には苦戦していると
思います。しかし、番組としての出来は悪くはありません。
“短命”の番組が続くこの枠で久々に2年を超えたのも理由のないことではないでしょう。

現在、番組を仕切る役はほとんどが関西系のお笑いタレントに席巻されています。
アナウンサーで目立つのは安住と羽鳥ぐらいです。面白いのは伊藤も含めて、この3人は
そろいもそろって“腰が低い”ことです。みのや古舘、福留といった、どちらかと言えば
“上から”ものを言っているように見えるタイプのキャスターが続いた反動でしょうか。
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東京進出が成功したとは言えない宮根誠司を含めた4人を、こう例えたことがあります。
羽鳥・安住にはフレンチ・イタリアンに通じるスマートさがあり、宮根はお好み焼き的な
親しみやすさを漂わすのに対して、伊藤には肉じゃがが持つ“安心感”がある…と。

我ながら、的を射ていると思いますが、どうでしょう。ハハハ。

伊藤利尋…もっと注目され、もっと活躍の場を与えられていいアナウンサーだと思います。
反論・異論があったら受けて立ちます。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2011-11-15 11:03 | アナウンサー・実況 | Comments(10)