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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2012年 01月 ( 32 )   > この月の画像一覧

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「スポーツ紙に“キラキラ降板へ”という記事が出てツイッターでも
私のアカウント宛てに“本当ですか?”と質問が来ているので 私から
お答えします。TBSさんも、ちゃんとPodcastで配信してくださいね」


…笑い声混じりではあったが、きっちり制作者側に注文をつけた上で、パーソナリティの
小島慶子が話し出した。26日の「キラキラ」だ。
今や、TBSラジオの看板番組になっている「キラキラ」は“小島慶子の…”とカンムリが
ついているぐらいだから、彼女が下りれば番組も消滅する。ラジオ界としては大事件だ。
YAHOOで記事を読んですぐにつぶやいた。

01/26
NHKの住吉アナをフジは久々の昼ワイドに
起用するんだとか。バカバカバカ。
「プロフェショナル」で“技”を感じたことはないぞ。
TBSラジオの小島慶子が「キラキラ」を
卒業するらしい。いいんじゃないの。


週末に聞いたPodcastで 小島の話は延々と続いていた。
降板は事実であること、彼女から申し入れたことや番組に対するスタンスが制作者たちと
決定的に違ってきたことに理由があるのだと分かる。
番組を預かった初代女性プロデューサーとはツーカーの仲だと聞いていたが、今は男性の
名前になっているところを見ると交代したようだ。ありがちな“女同士の友情は続かない”
だったのか、新プロデューサーとの間で何かがあったのかは分からない。

胸にたまった“思いのたけ”を吐き出したために、話はあっちに行きこっちに飛んで…
要するにどうなんだと、聞いていてかなり混乱したが、小島の話をまとめるとこうだ。
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・去年は、3.11以後、「放送って何なんだろう」と考える年だった。
・リスナー一人一人との“距離感”を大事にしてきた。それがラジオだと思う。
・ふとした一言で人とつながることができる。私はそれでいい。

…そう思っているところへ番組から“要求”された。
「新しいリスナーとして40~50代の男性自営業者を意識したトークを入れてくれ」と。
さらに、震災後に少女の詩を紹介したりしたが、あれではリスナーを取り込めない。
いろいろ取材を受けているが、“キラキラ”の宣伝をしてくれない…とも言われた。

私としては、聞いてくれている人に向けて話しながら、その向こうにいる今は聞いてない
誰かに向かって話すことはできないと思った。
人と人にたとえたら、「ああ、元気?」と寄ってきて会話してるときに、目は自分の後ろの
誰かを探してる相手と会話することになる、リスナーにしてみれば。
そんなのやだよ 私。そんなの、人との会話だと思わないから。

…そんなことで、TBSが私に求めている役割と自分がやりたいことは違うと思ったので
私から降板を申し入れた。

大幅にかいつまんでいるから、彼女の真意が伝わらないかもしれない。
しかし、おおむねそういうことだ。つまり、番組が期待することと彼女の考えがどうにも
ならないほどかけ離れてしまったのだ。
太字の部分は感情むき出しの言い方だった。まあ、どこまでも“激しい”女だこと。

2009年の秋、“魔女の一撃”をくらって安静にしている時期があり、偶然、TBSラジオで
「キラ☆キラ」を聴いた。パーソナリティ・小島慶子とはそれが初対面だった。
“物珍しさ”と切れのいいトークに引っぱられて、Podcastで聴くようになった。
女性、しかも局アナという立場は、本来なら“手かせ足かせ”になるはずだが、彼女には
何に対してもストレートに切り込んでいくきっぷのよさがあって新鮮だった。

しかし、1年後ぐらいに、名指しこそなかったものの 同僚女性アナをこき下ろすトークに
“遭遇”して、「うん?」と疑問を感じ、以後、ほとんど聴かなくなっていた。
26日のトークもそうだが、しばしば個人のうっぷん、“私怨”を電波に乗せることが多い。
それも、「この機会に言いたいだけ言ってやる」と言わんばかりに 激情的な口調で話す。

26日の話も付き合うのが苦痛だった。こまかいことは言わず、「番組に対する考え方が
違ってきたので」だけ言えばいいこと、どうしても“やりとり”をさらけ出したいのなら
自分のツイッターなどほかの場でやるべきだった。電波に乗せるというやりかたは、
サブ(副調整室)にいるスタッフへの当てつけにしか聴こえなかった。ひどいものだ。

それだけ“自分”を前面に出しておいて「キラキラはTBSのものですから…」と、何度か
口にしていた。冗談も休み休み言え、と言いたい。
たしかに、電波と時間枠はTBSのものかもしれない。しかし、同時に“キラキラ”という
番組そのものは始まったときから終了まで小島のものだということを忘れちゃいけない。
誰が1時~3時半の枠を引き継ぐにしても、「改めまして、XXXXのキラキラです」なんて
言うやつはいないのだ。

番組側の要求は、聴取率調査で「大竹まこと ゴールデンラジオ」に連敗していることと
無関係ではないだろう。一時期は「今回もおかげさまで1位になりました」と発表のたび、
自慢げに話していたが、最近は大竹が連続して勝ち誇っていた。

やれない、と思った以上、辞めるしかない。
予兆はあった。「ずいぶん危なっかしいトークをしてるなあ」と思うことがよくあった。
見え見えのしたたかさ、わざとらしい乱暴な口調やあけすけで露悪的な話し方、初めは
新鮮に聞こえていた“文学的な表現”も鼻に、いや耳についてきた。
つまり、“あばたもえくぼ”が“えくぼもあばた”になったのだ。
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「いいとも」にゲスト出演したときも、フジの若い女性アナを軽く“いびって”いたが、
それが、自分に求められていることだと分かっているからだということが見え見えだった。すべてに計算・演出が匂う。日曜日に「行列ができる…」に出たときも“蓮っ葉な女”を
演じていた。TBSの局アナ時代を聞かれて、周りの同僚たち(?)を「きれいな顔して、
面倒臭い人ばっか、と思っていた」と話していた。思い出すのもイヤとばかりに髪を
かきむしりながら。なに、一番“めんどくさい”なのは君なのさ。
「そこが好き」、というリスナーが多いのだろうが、“お腹いっぱい”だ。
“劇薬”だったのかもしれない。効果絶大でも“副作用”がハンパじゃないという…。


「なるほど。なるほど、分かりました。っへっへへ、分かりましたってのもアレですけど。
この件に関しては、僕はまったく意見はありません。言いようもないですしね」
…長い長い話を聞き終えたこの日のパートナー、ピエール瀧のかわし方が見事だった。
聴きようによっては 面倒なことにかかわりたくない、変に「分かる、分かる」と言って、
制作側との距離を間違えてはいけない、と考えているようだったが、顔が見えないので
真意は分からない。番組終了まであと2ヶ月もある。制作者との間に明らかな溝があると
知りつつ 相手をするパートナーたちも大変だ。

他人の話を整理することにかけては素晴らしい才能があると思う。
アドリブもきく。顔は好みにもよるが、人目を引く女性であることは間違いない。
たぶん、しばらくは、TBS以外のテレビが面白がって使うだろう。
そうか、芸もないエドはるみが毎日のようにテレビに顔を出していたあの頃と同じ苦痛を
ふたたび味わうことになるのか。やれやれだ。

柳恵誌郎さんは、試合が終わったあとも「最後の解説だった」と言われることを拒んだ。
私は、解説者・スタッフが帰国するまで「さらばWOWOW」を公にすることを控えた。
“美学”とは言わないが、番組からの去り方はいろいろだ。
by toruiwa2010 | 2012-01-31 09:13 | アナウンサー・実況 | Comments(12)
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H2Hはナダルの16―13。
しかしナダルの脳には2011年の6戦全敗が
しみついているはずだ。勝負に徹するプロとして
この屈辱はぬぐい難いはずだ。新しい年になっても
何かが変わるわけはない。
ジョコビッチ攻略はなるのか?今日も正座だ。w


セリエではミラン・ダービーとイタリア・ダービー、大学ラグビーでは早稲田vs明治、
アイスホッケーなら王子vs国土、アメリカン・リーグはヤンキースvsレッドソックス、
バレーボールは鋼管vs新日鉄、日立vsユニチカ、ゴルフはタイガーvsミケルソン…
アットランダムですが、この競技ならこれが見たいという顔合わせがあったものです。
まあ、例えば、の話ですから異論もあるでしょうがご容赦を。ハハハ。

今、男子テニスで万難を排し 事前にスケジュールを調整してでも「これは見なければ」と
思わせるのは、ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、トップ3の対決です。何があっても
このカードだけは見逃せません。
年間で6回対戦して一度も勝てなかったナダルのショックの大きさは容易に想像できます。
1位の座を明け渡し、あっという間に大差をつけられました。ショックは本人だけでなく
陣営にもあったはずです。中でも、トニ・コーチは責任を感じたことでしょう。

相手のテニスを分析し戦略を練るのもコーチの役目ですが、トニはどうだったのか?
全米決勝では4セットで12回もサーブをブレークされました。世界の1-2の対戦としては
異常な数字です。オフの間に、有効な対策を考え、それに沿った練習を積み重ねてきたと
信じたいものです。

Men’s Final
Novak Djokovic d.Rafael Nadal 5-7, 6-4, 6-2, 6-7(5), 7-5


全豪決勝:ジョコビッチとナダル、単に仲がいいだけでなく
互いを認め合いリスペクトしている雰囲気が伝わってくる
コイントスだった。こういう顔合わせはめったに見られない。
ミス・ジャッジはしないでほしい。
せっかくの空気を壊さないでほしいと切に願う。
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全豪決勝:両者がキープして1-1。ナダルがラブゲームで
キープしたのにビックリ。一番気がかりな点だからだ。
第3G,ナダルが 0-30 のチャンスをつかんだが強いフォア
2本とエースでジョコビッチが逆転してそのままキープ。
2人に死角はなさそうだ。

ジョコビッチのシューズに優勝した全豪、全英、全米の
トロフィーのパッチが貼ってあった。いいアイディアだ。
残るは全仏か。いつかやってのけるのではないか。

序盤ナダルの好調が目を引く。体調もかなりいいのだろう。
ショットのミスが相変わらず少ない。
5Gで初めてのジュースになる。
ナダルがスーパーショットをみせ2度目のBPでブレーク
アップした。いつになくジョコビッチのエラーが多い。
力みか?
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6G、ジュースを重ねて11分を越えるロングゲームの末
ナダルがキープした。サーブの調子がいい。ジョコビッチの
エラーの多さは気になるが、実に気持ちのいい打ち合いが
見られる。さすがに世界の1-2だ。両者ともにこのまま
行ってほしい。

7G(4-2 ナダル)ジョコビッチのショットに鋭さが出てきた。
ナダルは何が何でもこのセットをとっておかないと後々
厳しくなるかもしれない…気がする。ハハハ。 

8G(4-3ナダル)、ジョコビッチが3つ目のBPをようやく
コンバートしてブレークバックした。4-4。
このゲームも9分以上かかった。ナダルのサーブ・キープが
苦しくなっている。 

ウインブルドン、全米と連敗したときとは様相が違う。
昨夜は勝てる可能性を20%とみていたがこの試合は明らかに
両者五分だ。ナダルが十分戦える見る。ただし、ただし、
ジョコビッチの調子は開始時よりかなり上がっている
(5-4ジョコビッチ)

11G(5-5 )、ナダルがBPをつかむ。最後はジョコビッチが
バックハンドをロング。第11ゲーム終了6-5でナダルが
1ブレークアップとした。これは死んでもものにしなければ
勝機はないと思わなければ。長い試合になりそうだ。

ナダルがきっちり締めくくった。40-15からジュースに
持ち込まれたがそこからの2ポイントはいいサーブだった。
2人の今の立場を考えたらこれで五分か?新聞の見出し
“NAKED AMBITION”は「むき出しの野心」でよろしいか?

第1セットのジョコビッチはファーストサーブが51%しか
入っていない。しかも入っても57%しかポイントに
結びついていない。これでは本来のテニスはできないだろう。
気分的にはスコア以上にしんどいのかもしれない。

2S/3G、ジョコビッチが30-30からキープ。
今日の坂本さんの解説はポイントを押さえていて分かりやすくて
いいと思う。あまり小難しいことを言われても分からない。
この程度で十分だ。もっとよく知っている人は解説など
要らんだろう。w。

2S/4G・・・ジョコビッチがチャンスを生かしてブレークアップした。
すごいフォアのローボレーがベースライン上に落ちた。
まぐれじゃなくて、これぞ匠の技だ。3-1ジョコビッチ。

ジョコビッチのサーブの確率、ポイント獲得率ともに上ってきた。
しかし、この試合、ひいき目でなくナダルの戦う姿勢がすごい。
ポイントがどうであっても常に獲物を狙う目でボールを
追っている。このセットもまだ分からない。

屋根が少し閉まってるなあ。雨の予報でも出ているのだろうか。
それは勘弁してほしい。せっかくの試合に文字通り水をさすなよ。
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2人の好プレーが続く。ラケット・スピードが速く、鋭い打球が
飛んでいる。観客は楽しんでいることだろう。
今日でオーストラリアの夏の催しものはほぼ終わるはず。
緩やかに秋に向かうのだ。2時間を超えた。
7ゲーム終了、5-2ジョコビッチ。 

第9ゲーム(5-3)、リードしたジョコビッチが最後ダブルフォルトで
ゲームを落とした!!ジョコビッチの表情に自信が戻ったかに見えたが、
ナダルの決してあきらめない姿勢が土壇場のブレークを生んだ。
5-4、なおスコアはジョコビッチ有利。 

今度はナダルがセットポイントでダブルフォルト!
これでセットカウントは1-1だが、形勢は6-4でジョコビッチ有利に
なったとみる。、このセットも1時間をこえた。
しんどい試合になってきた。
楽しむ気持ちはどこかに行ってしまいそうだ。w。 

第3セット第2ゲーム、時間はかかったがナダルがキープ、1-1。
数字を見ると目立つのは相手のセカンドサーブに対するポイント
獲得率だ。58-47とジョコビッチがリード。
2人のデータで一番差がついている。

3S/4G、ジョコビッチが先にブレークアップ。
土壇場で追い付かれて嫌な感じになりかけた第2セットを結果的に
とれた事で気分的に優位に立ったジョコビッチがカサにかかって
きそうだ。こういう状況では「6連勝中」が効きそうな気がする。

3S/6G、ナダルがジョコビッチに追い立てられるようになってきた。
試合のペースは変幻自在のジョコビッチが完全に握った。
そのジョコビッチはナダルのファインショットに拍手を送っていた。
王者の雰囲気を漂わせている。4-2ジョコビッチ。 

5-2とリードの第8ゲームをジョコビッチがラブゲームでブレークして
セットカウント2-1とした。
最後のポイントはナダルがまったく追う気配を見せなかった。
心理的にも追い込まれてしまったかもしれない。 
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さて9時からは「運命の人」を録画しつつ、「行列…」を見る。
隣のテニスはめでたくミュートに。ツイートは少なくなる。
笑いながらつぶやくのは難しい。ハハハ。

ナダル、入魂のバックハンド!!
こういうので息を吹き返す可能性もある。 

「行列・・・」に小島慶子。計算づくの露悪ぶり、鼻につく。

4S/5G(2-2)・・・ナダルの奮闘も及ばず、ジョコビッチがキープ。
ぎりぎりのボールがネットにかかる、ラインを割る。
疲れて体が思っているポジションに入らないのではないか。
さて、どちらが先にブレークするか。 

4S/6G(3-2ジョコビッチ)、30-30空ナダルが踏ん張った。
最後の2ポイントはすごかった。これが続けば勝負になるが、
ジョコビッチがさせてくれないのだ。

ナダルにしては珍しいネガティブサインが出始めた。
打っても打っても決まらない拾われる。さすがのナダルの強じんな
精神力さえ崩してしまうジョコビッチのテニスには驚くしかない。
第7ゲーム終了、4-3でジョコビッチがリード。

4S/8Gでジョコビッチがブレークアップのチャンスを逃がした。
GS3大会連続優勝に王手をかけるかと言う場面だった。
ナダルが最後までファイトする姿を見せている。当たり前のことだが、
マレーなどとくらべると感動を覚える。

ここで雨か。途中で書いたが、予報が出ていたんだ。
どの時点かで雨が降ると。屋根がいつもよりしまっていたもの。
放送席は触れなかったなあ。 
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2人がロッカーに行かないところを見ると長くは降らないのだろう。
この雨がどう影響するかは微妙だ。普通はリードされている方に有利に
働くといわれるが、今まさにナダルがいいプレーをしているところ
だっただけに…。

データを見ると、相変わらず相手のセカンドサーブでポイントをとる率で
ジョコビッチが大きく差をつけている。64-46%だ。 

4S/10G(5-4ジョコビッチ)・・・数字的には追いつめられたナダルがどんな
プレーをするか。打ち過ぎて最初のポイントを失った。

0-15からナダルがキープ。
この局面だけを考えれば五分のプレーができている。TBに持ち込んで
このセットをもぎ取ればチャンスは膨らむ。
ジョコビッチがそうさせてくれるかだ。

ジョコビッチの今のバックのクロスはおかしい。
疲れで体が回らなかったんじゃないのか。

4S12G(6-5ジョコビッチ)、ナダルがラブゲームでキープしていよいよTBへ。 

ジョコビッチにフォアのミスが出て3--2ナダルがミニブレーク一つリード、
しかし、すぐにブレークバックして3-3.

ナダルがもう一つ落としてジョコビッチが逆転した。4-3ジョコビッチ。 

先が見えてきたジョコビッチに再び活気が戻った課に見えたがフォアの
ダウン・ザ・ラインがジャストアウト!ミニブレークが消えた。
5-4ジョコビッチ。

ジョコビッチが焦ってフォアをネット。5-5。サービスウィナーで6-5、
ナダルにセットポイント!!

ジョコビッチのフォアがアウト!!ナダルが粘り勝った。
セットカウント2オールとなった。すごい試合だ。
セットカウント1-1のときに6-4でジョコビッチ有利と書いたが、
ここは5.5-4.5で精神面を含めナダルが逆転したように見える。

5時間近く戦ったあとにナダルの体から発散される精気がすごい。
このセット先にサーブするめぐりあわせになったナダル、キープして
行けば終盤に行って心理的に優位に立てる。

ジョコビッチは少し背中に違和感があるかもしれない。
第4ゲーム第1ポイントのファーストサーブをフォルトしたあと妙な
ゼスチャーを見せた。放送席は要注意だ。

第5セットは両者キープが続いている。3-2ナダル。
やはり形勢はナダル有利に見える。サーブをキープする形も、体の動き
ショットの鋭さもナダルの方がいいようだ。

6G,30-30からフォアの逆クロスをジョコビッチがアウト。
ナダルにBPがきた。ナダルの深いフォアをジョコビッチ返せず!
4-2ナダルがブレークアップ。

ナダルと言うやつはすごい男だ。
5時間プレーした挙句、第1セットより動きがいいしショットも
今の方がいい。呆れた。ジョコビッチは厳しくなった。
思い出せ、6連勝を。

リードした第7ゲームでナダルにもったいないミスが出た。
そのあとジョコビッチの強打を返せず30-40。更にジョコビッチの
深く返したリターンを返せずサーブを落とした。
流れから見てナダルがかなり優位に立っていたが分からないものだ。

すごいラリーだった。今日一番の31ショット!あっぱれな2人に拍手!

4-4の第9ゲームでジョコビッチがブレークPをつかんだがナダルが
いいサーブで逃げた。
ジュースからはドロップショットと相手のエラーでキープ。
さあ、スコア的には優勝に王手がかかった。ファイナルセット先に
サーブする有利さがここにある。

5-5からの11ゲームでジョコビッチにBP。
しかし、いいセカンドサーブでかわすナダル。しかし、フォアの
エラーで再びBP。ここでナダルのバックハンドがネットにかかって
ジョコビッチブレークアップ!

第12Gは6-5とリードしたジョコビッチのサービング・フォー・
ザ・マッチだ。 
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ジョコビッチが二転三転した苦しい試合をものにしてGS3大会連続優勝。
おめでとう。実況アナに嫉妬したくなるすごい試合だった。
ナダルの執念も見事だったがこの1年の呪縛から解放される絶好の
チャンスを自らのエラーで逃したのは惜しまれる。

文句なしに歴史に残る試合でした。
ふりかえれば、あそこでこうしていたら、ここでこうだったら、と思う場面はあります。
しかし、それを言うのは野暮というものでしょう。ハハハ。
テレビを通じてでも、この試合に立ち会えたのは幸せなことです。
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ジョコビッチには深い喜びと満足感があるでしょう。
そして、ナダルの“リベンジ”はローラン・ギャロスまで4ヶ月 待たなければなりません。
しかし、テニス・ファンはナダルの巻き返し、フェデラーの復活を期待しています。
戦国時代の女子、3強が際立つ男子…今、テニスが面白いです。

ああ、しかし・・・
23日:79回(錦織vsツォンガ)
27日:81回(ナダルvsフェデラー)
29日:75回(ジョコビッチvsナダル)


明らかにつぶやきすぎです。激しく疲れて今朝は放心状態です。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-01-30 08:49 | テニス | Comments(32)
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・・・つづき

用意した言葉が胸を打つか?


全般的な印象としてNHKのスポーツ・アナには一定の傾向が流れているようです。
“決まりごと”として教えられているらしいものもから、単なる“クセ”らしきものまで、
聞いていると気づくことがいろいろあります。

解説者の話に「はい」や「なるほど」で反応しないのはたぶん決まりごとでしょう。
自分で質問しておいて、その答えをスルーした形になるやりとりはすごく変です。
民放のアナは声で反応するのが普通ですが、おそらくNHKでは うなづくだけでいい、
いちいち返事をするな…と教育されるのだと思います。
放送席以外からのリポートにも直接は反応せず、必ず、そこから“広げた”話に持って
いきますが、そのたびに「民放とレベルが違うんだ」と言っているように聞こえます。
はいはいはい、こちらの“コンプレックス”なんでしょうね。ハハハ。

たびたび指摘している「クロスが来た」、「シュート 来た」に始まって極端なケースでは
「逆転 来た」、「メンバー交代 来たあ」まで、なんでも“来る”と描写するのは 先輩を
見習っているうちに受け継がれて“来た”のでしょう。
彼らは自分の実況を録画して見ないのだろうか?見てもヘンだとは思わないのだろうか?
…不思議でなりません。来る、来るって、ザキヤマじゃないんだし。ハハハ。
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話がそれてしまいました。“用意した言葉”に戻りましょう。
状況を想定して、それに合わせたコメントを準備するというやり方も、先輩から後輩へ
脈々と受け継がれてきたのではないかと思います。
ただし、部内で異論が出なかったはずはありません。誰かが“疑問”を抱いても当然です。
“気恥ずかしい”、“照れくさい”と考えるアナもいたでしょう。
本心をいえば、もう一歩進んで、“実況の本来のあり方ではないから、やりたくない”と
思ってほしいのですが。ハハハ。

しかし、民放にくらべると、NHKでは先輩-後輩の関係がきびしいようです。昔ほどでは
ないものの、取材現場の先輩の横で“かしこまっている”若手をよく見かけます。
そんな環境の中で、若い人たちが、知らない間に先輩の“真似”をしてしまうのは自然の
成り行きです。しかも、用意したコメントがうまく決まって 視聴者からの評判もいいと、
“病みつき”になります。“麻薬”と呼ぶゆえんです。

たとえば、これは2006年ワールド・カップ、ドイツ大会 日本vsクロアチアの内山アナ・・・

日本サッカーが問われる瞬間がやってきました。
90分間の集中力だけではありません。
これまで費やしてきた日々を思い起こすことです。
決してくじけないことです。くじけたとき、日本サッカーの
ドイツでの挑戦は終わりを告げます。
ワールド・カップ・ドイツ大会、グループ・リーグ日本対
クロアチア。両チームともに決勝トーナメント進出をかけて、
生き残りをかけた一戦となりました。

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どこか、山本先輩と似てませんか?
それより、お聞きになってどうでしたか?
私は“実況”を仕事にしてきた者として、納得がいきません。
何よりも、これは試合前夜のホテルの一室でも、もっと言えば、日本を出る前に自宅の
リビング・ルームでも作れる文章であることにガッカリするのです。
なぜ、スタジアムのスタンドに座っているあなた自身が見たまま、感じたままを言葉に
しないのですか?と問いたいのです。

言葉を商売道具として経験をつんできたアナウンサーなら、この程度の文章はいくらでも
作れるでしょう。しかも、たったこれだけの文章なのに、いくつものほころびがあって、
私だったらこのまま口にするのをためらいます。

オープニングをカッコ良く決めたいと考えるアナウンサーは多いです。ここでつまずくと、
人によっては、全体に影響してしまうことがあるからです。
そのためにあらかじめ原稿をつくります。それを“予定稿”と言うのです。
用意した言葉が人の胸を打つ、と考えるのは錯覚ではないでしょうか?
ワールド・カップ、オリンピック、世界陸上・水泳、グランド・スラム…舞台、状況が
すでに感動を呼ぶようになっているのです。違いますか?
その感動をぶち壊しにするのが“作文”です。

アテネ・オリンピック体操の実況、「…栄光への架け橋」が典型的な例です。
あの、アナウンスがなくても、あの演技、数十年ぶりの団体金メダル…見ている人たちが
感動する要素は十分だったのですから。

「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋」と満を持して放ったフレーズが冨田の
着地の瞬間とぴったり重なったときの刈屋アナは“またとない”快感を味わったはずです。
「打ったー。大きいっ!伸びる、伸びる、ぐんぐん伸びる、入った、ホームランッ!!
○○○○ サヨナラ勝ちィ」という絶叫がはまった実況アナも同じです。
怖いのはそれが“病みつき”になることです。自覚症状がないままに。ハハハ。
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立会いの変化やはたき込み(相撲)、スロー・ラボーナやバイシクル・キック(サッカー)、
ドロップ・ショットや股抜きショット(テニス)、カーブやセーフティー・バント(野球)…
どんなスポーツにも、多少、危険はあるけどうまく決まったら“してやったり”という
気持ちになれるプレーがありますが、一度、成功するとその“誘惑”に打ち勝つことが
難しい点で共通するものがあります。
絶叫や用意した言葉も同じです。どちらも“麻薬”だと思わなければいけません。

自分が嫌いだし、ほとんどやらなかったので、ビッグ・イベントのたびに、担当アナが
用意したコメントをしゃべり出したり、それほどの場面でもないのに声を張り上げるのを
聞くたびに「おやおや…、また始まったよ」と“落ち込んで”しまいます。

一方で、支持する視聴者が大勢いることも承知しています。要は、“ほどほど”という
ことなんでしょう。ただし、“ほどほど”ほど難かしいものはなくて。ハハハ。

つづく・・・
by toruiwa2010 | 2012-01-29 08:07 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(14)
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・・・つづき

作文コンクール


このブログの中を検索すれば、“用意した言葉”を使うアナを繰り返し批判していることが
分かるでしょう。くどいほど書いています。つまり、それだけ、今のアナ諸氏が 懲りずに
“材料”を提供してくれているということでしょう。ハハハ。
“用意した言葉”は前回のキャッチ・コピーなどとは違います。

代表的なのはアテネ・オリンピックの男子体操の団体戦を担当したNHKの刈屋アナが
実況の中に“ちりばめた”言葉の数々です。

日本チーム最後の演技者・冨田の演技が始まっているときに、「冨田が冨田であることを
証明すれば、日本は勝ちます」と話し、フィニッシュに入るところでは、合わせるように
「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋!」と言いました。
そうです。“実況した”ではなく、“話した”、“言った”のです。
経験から、これはとっさに出たものではありません。用意してあったものです。

まず、「ああ、黙った方がいいのになあ」と思いました。
私だったら、演技の前に「普通の演技ができれば、金メダルは確実です」、フィニッシュに
入る直前には「さあ、フィニッシュです」の一言だけにして、着地が決まったら、あとは
歓声が一段落するまで黙ったでしょう。解説者に向かって人差し指を唇にあてて。ハハハ。
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マスコミが取り上げ、世間では“名実況”とされているだけに、この実況を批判するのは
なかなかの“勇気”ある行動です。蛮勇…。ハハハ。
当時のブログにも書きましたが、反応を見ると、彼の実況に対しても 私の記事に対しても
“賛否両論”でした。
私に対する“遠慮”を割り引くと、この放送に対する世間の支持はやはり高かったのだと
考えるのが妥当でしょう。

ご本人は「演技中に考えたコメントだ」と話しているようです。
そう言うのであれば、もしかしたら、そうなの“かも”しれません。
しかし、NHKがこのオリンピックのテーマ曲に使っていた、ゆずの「栄光への架け橋」を
しっかり踏まえていることなどを考えると、それは“奇跡”に近い技です。

彼は、オリンピックのあとの大相撲9月場所千秋楽 結びの一番、朝青龍と魁皇戦でも
同じようなことをやっています。
12勝をあげ、すでに優勝を決めていた魁皇でしたが、次の場所で横綱を狙うためには、
もう一番勝っておきたいところでした。

立会いの一瞬に合わせて放たれた一言はこうです。
「13勝での優勝は、ツナ取りへの架け橋だ」!!
これも、そのときに思いついたと言うなら、脱帽です。間違いなく“史上最強”アナです。
ハハハ。

誉めてる場合じゃありません。
くどいようですが、スポーツの感動は試合やプレーそのものの中にあるのです。
「言葉で盛り上げよう」という考え方は、必ずしも視聴者の共感を得られません。むしろ、
邪魔だと感じることが多いことを知るべきです。
人の心を捉えるのは、ゲームの中でドラマチックな場面が生まれた瞬間に、とっさに出る、
的確にそのプレーをたたえ、その場を支配する“空気”を伝える言葉です。
そのために、アナウンサーは語彙を整理し、技を磨くのではないでしょうか。

4年前のあの日が、昨日のことのようです。
1400日をまたいで、かすかな負い目とそれを上回る自信を
私達は胸のうちに秘めてきました。
今、ここに再び立ち上がるときがやってきました。
第一戦の相手はベルギーです。


…2002年日韓ワールド・カップ、日本の第一戦のときのアナウンサーの第一声です。
山本アナはサッカー・ファンの間では“神様”扱いのアナウンサーでした。
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脈々と続く今の流れを作ったのはサッカーで“名言”を量産した山本アナでしょう。
多くのファンが喝采を送り、彼は特別な存在になっていきました。
言葉が、視聴者との間で“共感・共有”できるものであるうちはいいと思います。
しかし、山本アナもそうだったように、続けているうちに必ず、“無理”が出てきます。
そこでやめられればいいですが、麻薬みたいなものですから、これがなかなか….ハハハ。
ここに文字起こしした第一声にも、決勝のときのコメントにも“無理”が露呈しています。

魂のドイツ、技のブラジル。世界を代表するつわものが、初めて
あいまみえる時を迎えました。実力、風格、プライド。
すべてを自らのものとする両雄の戦いです」
「胸高鳴るとき、声高まる一瞬。ワールド・カップが始まって
72年目にして、この対決の幕が切って落ちようとしています。


アドリブだとは思えません。かといって、きちんと書いたものを読んだのかと聞かれると、
それもはっきりとは分かりません。
はじめの文章は、「自信が負い目を上回る」、その自信を「私たちは胸に秘めてきた」など
首を傾げたくなるフレーズがあって、完成度が低いです。
そして、最後の文章では「幕が切って落ちる」と言っていることに戸惑います。
「幕が切って落とされる(始まる時)」、あるいは、「幕が下りる(終わる時)」は聞きますが、
「切って落ちる」は一度も聞いたことがありません。

私は、コメントを用意する場合でも、文章の最後の部分はわざと完成させません。
こうすると 本番の時に、アドリブ風のしゃべりになります。彼も同じことをやろうとして
最後がおかしくなったのかもしれないと推察しています。
by toruiwa2010 | 2012-01-28 08:11 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(25)
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遠く、水泳の偉人・古橋広之進には橋爪四郎がいました。
大相撲・栃錦には若乃花が、野球の長嶋茂雄には王貞治がいました。
現在でも 卓球の福原愛には石川佳純が、フィギュアスケートの浅田真央には
キム・ヨナや安藤美姫がいます。
どれも素晴らしいライバル関係にあると言っていいでしょう。

テニスの世界にも、ボルグvsマッケンロー、エバートvsナブラチロワの時代に続いて、
グラフvsセレス、サンプラスvsアガシの時代がありました。

ラファエル・ナダルとロジャー・フェデラーはこの5~6年、テニス・ファンに素晴らしい
試合を見せてくれています。
昨日の試合も両者が全力を出し切った見事なものでした。
晩御飯を早めに済ませてじっくり観戦しました。ツイートも4時間近く。ハハハ。
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Men’s Semi-Final
Rafael Nadal d.Roger Federer 6-7(5), 6-2, 7-6(5), 6-4


ナダルvsフェデラー:プレースタイルも対照的だから
興味が尽きない。H2H はナダルの17勝9敗、去年も
3勝1敗でナダルだが、予断を許さない対戦だ。
大会のHPにもComplete Rivalry(完璧なライバル関係)
とある。正座してみる。

比較表:海外では最後にintangibleという項目が来る。
辞書には「触れることができない」「実体のない」と
なっているが「いわく言いがたい部分」と訳して伝えてきた。
今、男子のトップ3がほかの選手と対戦すると、必ず
「5.0」がつくだろう。
(ともに試合開始前)

早めの勝負でポイントがとれるフェデラーと、どうしても
時間がかかるナダル・・・ここまではその差が出ている
ように見える。1ブレークアップのフェデラーが2-1と
リードして両者チェアへ。
スコア以上にフェデラーが優位に立っている。
(第1セット・第3ゲーム終了)

フェデラーのドロップショットは絶妙のタイミングだった。
彼ほどの名手でも、フォアのDSはぎこちなく見えるから
おかしい。
(第1セット中盤)

今日のフェデラーにはここまで死角がない。
特にフォアは完ぺきに近いのではないか。組み立てた挙句の
ぎりぎりに打ち込む「決め」のショットは並みの選手なら
ラケットも届かないだろう。
ナダルが追わないケースも目立っている。もしかすると
(第1セット中盤:フェデラーがリード)

いい感じで気合が入ったナダルがブレークバックした。
このセットはチャンスがなさそうだったがよく追いついた。
4-3でフェデラー。
(第1セット・第7ゲーム終了)

がっぷり四つ。期待にたがわぬ接戦になった。
各セットの勝負の分かれ目は極めて微妙なところに
出てきそうだ。その積み重ねで決勝進出者が決まる。
見る方も力が入るがプレーする選手はもっと大変。
だから優勝すれば1億円もらえるわけだが。
(第1セット終盤)

NHKのサッカー中継じゃないが、ナダル、ここは要注意。
ハハハ。 
(第1セット・第10ゲーム:フェデラー 5-4)

ナダル、毛の先ほどの油断もなかった。5-5!! 
(第1セット・第10 ゲーム終了)

第1セットからタイブレークに入る。
セット終盤の 2人の集中はすごかった。両者ともに一分の
スキも見せないところが素晴らしい。
これがトッププレーヤーのプレーというものだ。
これなら入場料が惜しくない。WOWOWの契約金だって。ハハハ。 
(第1セット・第12ゲーム終了)

フェデラーがTB序盤のミニブレークを守って
第1セットを先取。並みの選手ではない。
「腐ってもタイ」のフェデラーがとったのだ。
フェデラーの優位は動かない。さあ、ナダルが
どう巻き返すか。今大会の彼はいつもほどの鋭さに
欠けているが。
(第1セット終了)

いけません。ナダルが第2セット第1ゲームでいきなり
サービス・ダウン。フェデラーにスキなし。ナダルには
打つ手なし。八方塞がりだ。…と思ったら第Ⅱゲームで
ブレークバック。フェデラーはナダルを相手にして、
やっちゃいけないことをやってしまった。
(第2セット・第2ゲーム終了)

徹底的に相手のバックを攻めるナダル。
ブレークバック&キープで2-1としたがショットにいつもの
切れがないように見える。本来の出来からほど遠い。
特にネットを越えるべきボールがネットにかかるケースが
目につく。これで勝てるのか?
(第2セット序盤)

2-2からの第5GをナダルがBPを逃れてキープ。
しかし、フェデラーの動きがシャープだ。いつまでも若いなあ。
コンディショニングがうまいんだろう。
ロンドン五輪まで頑張ると言ったとき、?と思ったものだが、
次のオリンピックだってやれそうだ。w。
(第2セット序盤)

ナダルはこのゲーム狙ってるな。 
(第2セット・第7ゲーム:3-3)

0-30からナダルの超・超スーパープレーが出た!!
すごい守備力だ。0-40。2ポイント許したが最後も素晴らしい
ダウン・ザ・ラインのパスでブレーク。
ナダルがこの試合初めて実質リード。 
(第2セット・第7ゲーム終了)
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この中断はダメだよね。形になって現れなくても流れに
影響するのは明らかだ。どうしても花火を辞めないのなら
やはり全豪の開催時期を動かすべきだ。本末転倒だけど。 
(第2セット終盤の中断中)

第8ゲームのフェデラーは集中力を欠いたプレーで
エラーが多く自滅の形になった。
花火の影響とは言わないが。6-2でとったナダルがセット・
オールに持ち込んだ。さあ、仕切り直しだ。
この試合、どっちが勝ってもおかしくない。 
(第2セット終了)

3S/2Gは0-40から辛うじてキープしたが中断以後
フェデラーがすっかりおかしくなった。さえない表情や
動きなどネガティブ・サインが出ている。
気のせいだろうが体の張りもなくなった。逆に、ナダルは
実にもったいないゲームをとりそこなったものだ。
(第3セット・第2ゲーム終了:1-1)

坂本解説の通り、ナダルという男は0-40を逃がしたからと言って
動揺したりひきずったりしないんだ。2-1からの第5ゲームも
きっちりとキープして3-2とリード。勝敗の行方はフェデラーが
試合序盤の調子を取り戻せるかどうかにかかってきた。
(第3セット・第5ゲーム終了:ナダル 3-2)

3-3からのサービスゲームをナダルが落とした。
四つ目のBPをフェデラーがものにした。4-3、フェデラーの
1ブレークアップ。このリードを守れるか。
(第3セット・第7ゲーム終了)

やはり、守れなかった。
気のせいか、ナダルの動きがよくなってる。
予測もいいのだろうが。4-4
(第3セット・第8ゲーム終了)

11Gまでサービル・キープが続いてナダルの6-5。
第1セットに続いてTBか。 
(第3セット・第11ゲーム終了:ナダル 6-5)

12G (N6-5)30-30からフェデラーがフォアをネット。
セットポイント。強烈なフォアで逃げるフェデラー。
アドバンテージから最後はサービスウィナーでフェデラーが
キープしてTBへ。
(第3セット・第12ゲーム終了)

TB第2ポイントでナダルがドロップSでミニブレーク。
2-1ナダル。
(ナダルが見せたこの試合初めてのDSだった)

TB第6ポイント。バックのパスでナダルが二つ目のミニブレーク。
5-1ナダル。

フェデラーフォアをネットにかけて6-1ナダル セットポイント。
1本目はフェデラーが鮮やかなバックでポイント。6-2ナダル。
もう1ポイントブレークして6-3ナダル。もつれるのか。 
(第3セットのTBは終盤にもつれた)

フェデラーがさすがの4ポイント連取で6-5ナダル。
最後のセットP。

フェデラーがフォアをネット。7-5でナダル。
セット・カウントは2-1ナダルとなった。思えば2セット終盤で
9時になって花火大会が始まりフェデラーがおかしくなった。
流れは微妙なところで変わる。
フェデラーに ひっくり返す精神的スタミナはあるか。 
(第3セット終了:さっとカウント2-1でナダルがリード)
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6-1でおわるのと6-5まで追い上げたので違うか?とアナ。
違いますねえ、と坂本さん。ありがちな会話だが本当に
そうだろうか?はるかに格下ならともかくフェデラーだと
徒労感だけが残る気がしないでもない。
(第4セット序盤)

4S/3Gでナダルが先にチャンスをつかむ。サービスウィナーで
フェデラーが逃げる。ジュースからサービスエース(207KM)。
最後はボレーウィナー。フェデラーまだまだ死んでない。
当たり前だが。
(第4セット序盤)
(第4セット・第4ゲーム:ナダルが続く4ポイントを連取)

いや、今の1st poinntの失い方、ナダルよくないぞ。 
(第4セット・第4ゲーム:ナダルがエラーで失点)

完全な杞憂だった。ハハハ。 

4S/5G(2-2)。15-15からフェデラーのフォアがネット。
ナダル、鮮やかなフォアのパスで15-40。BP二つ。
死んでもコンバートしたかったナダルだが、フェデラーが
4ポイント連取してキープ。これはみごと。 3-2フェデラー。
(第4セット・第5 ゲーム終了)

TBSドラマ「最高の人生の終わり方」が始まる。
とりあえずミュートで見始めるか。 試合の方は3-3。
(テニスは佳境&ドラマ始まるでジレンマ)

訂正:やはり、ドラマを音付きで、テニスは音量を極力
絞って並べて見る。ハハハ。
(テニスは見りゃ解る&ドラマは分からん)

4S/8G(F4-3)。不利な情勢だが、フェデラーも粘り強く
いいショットを打っている。このゲームは2度のジュースに
持ち込んだが集中しているナダルに逃げられた。
ナダルには強いショットに加えて相手を大きく上回る動きがある。 
(第4セット・第8ゲーム終了)

4S/9G(4-4):30-30空のラリーを制したナダルにブレークP. 

一度はジュースからアドバンテージを持ったフェデラーだが
ナダルのスーパーショットが出てまたブレークP!

最後はフェデラーのバックハンドがサイドラインを割って
ブレークアップ!! チェアに戻ったナダルの気合の入った
顔つきに惚れる。
(第4セット・第9ゲーム終了:ナダル 5-4リード)

さて、ナダルのマッチゲームだ。
フェデラーファンはそれを望んでいるだろうが、これを逃がす
ナダルじゃないと思う。 
(第4セット・第10ゲーム直前)
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10Gはもつれた。フェデラーがBPを二度にぎったがぎりぎりの
ボールがラインの内側に入るなどナダルの執念が見えた。
最後はフェデラーのフォアがベースラインを越えナダルがこの
素晴らしい試合を制した。
グレート・ライバルリー。フェデラー寂しいなあ。
(試合終了)

…テニス・ファンでよかったなあとしみじみ思うのはこういう試合に巡り合ったときです。
それは、選手が 自分のやってきたことを信じ、持てる力をフルに発揮して相手を倒そうと
必死でプレーする姿にしびれ、信じられないスーパー・ショットに感動するからです。
最後の“寂しいなあ”は、ラケット・バッグをかついでコートを去っていくフェデラーの
うしろ姿に贈ったものです。
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これで、対戦成績はナダルの18勝9敗と大差がつきました。
しかし、対戦するたびに互いのいいところを引き出し合うこの2人は 対戦成績に関係なく
“偉大なライバル関係”にある、と言っていいでしょう。
by toruiwa2010 | 2012-01-27 09:41 | テニス | Comments(17)
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「恋の罪」65

渋谷・円山町のラブホテル街で殺人事件が発生した。
ホテルで情事のさなかだった吉田刑事(水野美紀)が呼び出されて現場に向かう。
女の遺体は切断されてマネキンと部分的に接合されていた。猟奇殺人だ。

観客には、事件の裏に人気作家の妻・いずみ(神楽坂恵)と大学で文学を教える助教授・
美津子(冨樫真)が絡んでいるらしいことが分かっていく…
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「ヒミズ」75

破壊し尽くされた東北の町。
家や家族を失った人々が川べりのボート小屋の周りに集まって暮らしていた。
彼らの中心になっているのは小屋を経営する女の息子・住田(染谷将太)、中学生だ。
家を出て行った父親はフラッと戻ってきては暴力をふるった。
年齢より大人びている少年は、教室で熱心に夢や未来を語る教師に“普通、最高”と叫ぶ。
そんな彼を憧れのまなざしで見つめる少女(二階堂ふみ)がいた…

2作を続けて見ました。どちらも園子温(その・しおん)の監督作品です。
だいぶ前、まだラジオ「キラキラ」を聞いていたころに水道橋博士が「愛のむきだし」を
激賞していた記憶が頭の隅に残っていたことと、goo映画といういつも見ているサイトに
寄せられたレビューがかなりよかったのに“引っ張られて”、まず、上映終了が迫っていた
「恋の罪」を、続いて上映が始まって3日目の「ヒミズ」を見たのです。

なんだか ものすごく疲れました。激しいカオスの世界に“拉致”された気分です。ハハハ。
どうやら、2作とも私のような年配者が見てはいけないタイプの映画のようです。
「恋の罪」…いきなり、水野美紀がフルヌードでシャワールームから飛び出してきたのに
目をむきました。バストどころか、なにもかも。すっぱ。“ボカシ”のないヘアまで!
そうか、「女優たちの体当たり演技」とか どこかに書いてあったけど、このことか。
それにしても、我が映倫も随分と緩やかになったものです。ハハハ。

映画芸術…という“くくり”で感想を書くなら、ものすごく粗削りな作品です。
叩きつけるように大声で怒鳴ることが多いセリフ回し、登場人物が口にする言葉も映像も
かなり“露悪的”です。監督の好みでしょうね。こういう映画に惹かれる人はそこにこそ
魅力を感じるのだと思います。
私の年齢では、そこを我慢して見続けるのが苦痛でしたが、どういうわけか最後まで席を
離れませんでした。金縛り。ハハハ。

感想を文字にするのはなかなか難しいです。「恋の罪」の公式HPに載っている著名人の
言葉の中で唯一、写真家・荒木経惟の3行に共感しました。

監督は発狂してる。
女優たちも発狂寸前、
すでに神楽坂恵は発狂してるかも。


“正常な脳”では理解できないのも当然かもしれません。
ただし、これまでに、途中で席を立った監督たちの作品とはどこかが違います。
「恋の罪」を見終えて、「もう、この監督の映画など見るもんか」と決め、首を振りながら
家に向かったわずか3日後には、懲りもせず 同じ劇場で「ヒミズ」を見ていたのですから、
採点は別にして どこかに、私を呼び寄せるものがあるのでしょう。
ひょっとしてこれは一種の“中毒症状”ではないでしょうか?ヤバイ。ハハハ。

ベネチア映画祭で新人賞をダブル受賞した若い2人の俳優には将来性を感じました。


「ミラノ 愛に生きる」85

舞台はイタリア北部の商業都市、ミラノ。
登場人物のほとんどは繊維業を中心に財をなした大富豪・レッキ家の家族だ。
創業者の誕生日を祝うため、一族が長男・タンクレディの家に集まった。
宴もたけなわのころ、若い男が屋敷を訪れた。シェフのアントニオだ。この日行われた
ボートレースでタンクレディの長男・エドに勝った男だった。アントニオは自分が作った
ケーキを差し入れに来たのだ。エドは通りかかった母・エンマにアントニオを紹介した。
エンマとアントニオが会うのはこのときが初めてだった…

途中まで 裕福な一家の“どうでもいい”話だと思いながら見ていましたが、中盤からの
展開が面白くて見たあとの気分がとてもよかったです。
じっくり描いている部分があるかと思えば、時間の経過や出来事を映像ではなくセリフで
観客に知らせる部分があって、そのメリハリが心地よかったです。

エンマを支えたメイドの存在が心に響きました。


「永遠の僕たち」90-

イーノックは孤独な少年だった。
両親を交通事故で失い 叔母に引き取られていた。事故後3ヶ月間のこん睡状態の中で
3分間、死の世界を経験していた。
孤独な少年の唯一の“楽しみ”は、葬儀場で 見知らぬ他人の葬儀に参列することだった。
ある日、不審に思った葬儀社の社員にとがめられているところを一人の少女、アナベルの
機転によって救われた。

アナベルもまた脳腫瘍と闘う孤独な少女だった。
若い2人のぎこちない恋物語が始まった…
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ややもすると暗くなりがちなテーマですが、鑑賞後の気分はすがすがしいものでした。
それは 間違いなく、少年役のヘンリー・ホッパーと少女役のミア・ワシコウスカの2人の
素晴らしい演技のおかげでしょう。“みずみずしい”という言葉がぴったりです。
テーマも描き方もまったく違うのですが、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・
ヴァン・サントが監督した作品だと聞くと妙に納得できます。

臨死体験があるイーノックは折に触れてヒロという青年と会話をします。ヒロはカミカゼ
特攻隊員だった日本兵の亡霊です。そういう設定は好きじゃないのに この映画に関しては
それほどの違和感がありませんでした。

地味かつ難しい役ですが、加瀬亮は好演でした。
普段、どの程度しゃべるのか知りませんが、英語のセリフも“それらしく”聞こえました。
発音についてのハリウッドの要求は厳しいと聞いたことがあります。工藤夕貴、渡辺謙、
菊地凛子、桃井かおり…容姿だけでは通用しない世界に出て行った日本人俳優に拍手を
送りたい気分になりました。


「山本五十六」80

日本を代表する軍人として海外にも広く知られている連合艦隊司令長官・山本五十六が
人間的にも優れた人物であったことが描かれています。
日独伊三国同盟や対米開戦に反対した立場の山本が真珠湾攻撃の総指揮を執ることに
なったのは運命の巡り合わせだったのでしょう。
ミッドウェー海戦で4隻の空母を失ったとき、刻々伝わる戦況を聞きながら部下と将棋を
指し続けていた場面や 彼の人柄を示すエピソードのはさみ方に“木に竹を接ぐ”違和感が
ありましたが、人間・山本五十六はよく描かれていたと思います。

しかし、人間・山本は軍人・山本でもあるわけで、彼の人物像をうまく描けば描くほど
軍人を称え、海軍を賛美し、戦争をも美化してしまったのではないかと危惧します。

“好きなベテラン男優”トップ3に入る役所広司の山本五十六…これは見ないわけには
いかない、と思って出かけました。いつものことですが、抑制のきいた見事な演技でした。
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そして、鑑賞している間、戦中・戦後を通じて新聞記者だった父親のことが何度も頭に
浮かびました。

戦争にはマスコミの影響力が否定できません。
この作品でも東京日報を舞台に新聞の偏向報道ぶりがやや“類型的”に描かれています。
たぶん、実態に近いのだと思います。それだけに胸が痛むのです。
父は毎日新聞(東京日日新聞)整理部の記者でした。原稿を書くことはなく、記事や写真の
配置を決め、見出しを考える仕事です。

年齢から考えると、戦争中は“デスク”ぐらいだったでしょうか。微妙なところですが、
組織の中でいえば“幹部”と呼ばれる立場です。
戦争が終わった直後、日本中が“民主化”の波に沸き立つ中で、毎日新聞社内の若手から
“幹部の戦争協力”の大合唱が起こり、いや気がさした父は退職したのです。

マッカーサーが“リターン”する直前までフィリピン・マニラで発行されていた新聞、
「マニラ毎日」の責任者でした。しかし、軍部の検閲で思うような紙面が作れないため
「これではやることがない」とホテルで酒浸りになっていたことから本社に呼び戻された
経歴を持つ父でさえ指弾された…それほど、戦争中の報道がひどかったのでしょう。

…画面が東京日報社内に切り替わるたびに妙に落ち着かない気分でした。


65 恋の罪 乱暴なセリフが大声で…監督の“露悪趣味”に辟易しつつ最後まで見たが
75 ヒミズ 主演の2人の将来性は認めるがこの監督の言いたいことがよく分からない
85 ミラノ、愛に生きる 富豪の妻と息子の友人シェフの恋 画調・映像が美しかった
90 永遠の僕たち 孤独な少年・少女の短かい恋物語 若い俳優のみずみずしさがいい
80 山本五十六 人間・山本がよく描けている 役所広司の抑制された演技も見事だった 

01/25
錦織のQFをDVDで見た。
ストレート負けはある程度予想されていた。問題は負け方だ。
世界4位のマレーに対してどうにもならないという内容では
なかった。対抗できるショットもあった。初めての舞台という
ことが大きかったのだろう。その意味ではいい経験をした。

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映画を見に行く予定を変えなかったため、錦織の試合は録画で見ることになりました。
私の中で マレーは、トップ3とはまだまだ差がある選手ですから、勝つチャンスはあると
思っていました。
…チャンスはありましたね。しかし、そのチャンスをもにするだけの経験が今の錦織には
まだありませんでした。ツイートしたとおり、通じるショットがありましたから、いずれ
五分の試合をするようになる可能性はあります。
相手より何割か余計に動くテニスですから、怖いのはケガです。

4回戦に続いてBehavior(コート上のふるまい)については問題ありませんでした。
あれなら、口うるさい私も何も言いません。
岩佐徹を黙らせるのに“罵詈雑言”や“荒らし”は要らないのです。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-01-26 10:38 | 映画が好き | Comments(10)
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これは、先週 友人・知人に送った寒中見舞いを兼ねた“お知らせ”です。
11月に年賀はがき発売のニュースが流れると、妻が「今年は何枚?」と聞いてきました。
正月に受け取った年賀状を数えて伝えましたが、「買うのはちょっと待ってくれる?」と
付け加えました。“この機会”にやめようかなと思う気持ちもあったからです。
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年に一度 新年の挨拶を交わす風習は悪いものではないと思います。
使う写真を考えたり、デザインを工夫したりするのを楽しんでいる人もいるでしょうが、
正直、面倒だなあと思っている人が結構 多いはずです。私もその一人です。ハハハ。
私の場合、100枚前後ですから 書き始めれば1~2時間で作業は終わります。
それを“めんどくさい”と感じるのは、必ずしも時間だけの問題じゃないからですよね。
限られた相手をのぞいて“義理”で出している相手が多いわけですから、どこかの時点で
やめるのが普通です。WOWOWに出向した翌年、いきなりフジテレビで同僚だった男から
来なくなったときはビックリしましたが。ハハハ。

骨折からの回復中で 年賀状を書く気分ではなかったことも手伝って、いずれそうなるなら
タイミング的にも今年がやめどきかな、となったのです。

“決定”の後押しをしたのは、“年齢”です。

暮れに 立川談志が亡くなりました。
正月、二谷英明が亡くなりました。
ほぼ同じ時代を生きてきた有名人です。ともに81歳でした。
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岩佐徹、73歳としては少々考えるところがあります。
若いときは テレビや新聞を通して訃報に接しても、申し訳ないことに、あまり“何か”を
感じることはありませんでした。年齢がはるかに離れていたからでしょう。
少しずつ、亡くなった人の年齢が気になり始めたのは60歳ぐらいからです。理由は簡単、
自分との年齢差が少なくなってきたからです。ハハハ。

立て続けに年齢の近い人が亡くなって思い出すことがあります。
2年前に「脳内メーカー」で死亡推定日を調べた(2度目)とき、「2020年7月17日 です。
(註:その時点で残り10年)81歳でその生涯を閉じます」と出ていたのです。81歳!!
なんという示唆に富んだ 含蓄ある“暗示”でしょうか。ハハハ。

健康状態は とても“問題なし”とは言ません。あちこちに危なっかしいところがあります。
これだけ体重に気を配り、甘いものをできるだけ我慢し、塩分を控えめにしているのに…。
神は公平ではないなあと思うことがしばしばです。ハハハ。
この夏はまたせっせと歩いて脚を鍛えます。老化は脚から来ますから。

父は87歳で亡くなりました。長兄は、今、87歳ですがまだまだ元気です。
まだ大丈夫かな、とも思いますが、“73歳”は十分に“いろいろ考えるべき”年齢でしょう。
あとを濁さないことを最優先にしたいと思っています。岩佐家では“しきたり”として
夫が先に逝くことになっています。岩佐徹家では妻が一人残ることになるわけですから、
ますます、迷惑をかけないようにしなければ、と思うのです。

お断りするまでもなく、このエントリーを暗い気分で書いているわけではありません。
若いときに将来の設計図を描くことも大事ですが、ある程度の年齢に達したら、最後の
5年、10年をどう生きるかについても考えることが大事だと思っているだけです。
私の場合、81歳がひとつの指標になりそうですから、“余命あと8年”と想定して計画を
立てることにします。遅れるより早すぎる方がいいでしょう。ハハハ。

まずは身の回りの整理です。遺品を整理するときに「これはどうすればいいのかしら」と
妻が途方に暮れることがないように、自分に関わるものをシンプルにしていくつもりです。
“身の回りの整理”と言えば、若い人なら「断・捨・離」でしょうが、私たちの場合だと
すなわち“ローゼンセイリ”=“老前整理”となります。つまり、自分の死後を想定した
身辺整理を指します。
“ダンシャリ”同様、初めて聞いたときは文字が頭に浮かびませんでした。ハハハ。
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どちらも口にするのは簡単ですが、日常的に身の回りで使うものさえうまく整理できない
私にとっては得意の分野ではありません。
整理の前にまず、ものを増やさないことが大事だということは分かっています。
新しいものを買うときはよくよく考えなければいけません。骨折の数日前に買ったiPadは
ほとんど活用しないまま、うっすらとほこりをかぶっています。情けない。ハハハ。

さて、“断・捨・離”です。着るものから始めようかと考えています。
1年間 袖を通さなかった衣類は思い切って捨てる…テレビで専門家がそう言っているのを
耳にタコができるほど聞きました。「そうは言っても」と聞き流していましたが、今度こそ
実行してみます。自身は あまりないけど。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-01-25 09:38 | 岩佐徹的考察 | Comments(15)
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Men’s 4th Round
Nishikori d. Tsonga 2-6 6-2 6-1 3-6 6-3


試合開始の11時から終了の2時半まで、みっちり3時間半、つぶやき続けました。
試合のことだけじゃなく、あれやこれやの雑音に対する対応も含めて…。ハハハ。
昨日の錦織のBehavior(ふるまい)は、まったく問題がなく、苦言を呈さずに済んで
なによりでした。

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錦織に少し気負いが見える。それにしても見るたびに
サーブがよくなっている気がする。チャン、ヒューイット、
ナダル・・・みんなサーブの改良でランクアップして
行ったことを思い出す。
(1S/1G 終了)

私は「応援放送」はできません。私が実況すると
日本選手が負ける率が高いです。
見たくも、聞きたくもない…という人が山ほど
いるはずです。特に、昨日の今日は。ハハハ。
@xxxx この試合、岩佐アナで観たい!
(1S 中盤)

ツォンガのフォア! 第1セットを失ったが最後のゲームで
粘れたのは意味がある。第1Gのサーブ&ボレーがチームの
プランじゃなかったと聞いてビックリだ。今日の相手の調子を
見るとかなり厳しい。2ゲームの落とし方がよくない。
(1S 終了)

錦織はセカンドSを攻められている。
逆に錦織は攻められないでいる。そこにも差がある。
今日に関しては、攻めの評価はT 4.5-3.0 Nだ。 
(2S 序盤)

土橋解説に?と思うのは今のところだ。
「こういうところもアピールできるようになった」…
当たり前のことだろう。アナウンサーが応援するつもりで
言うのはまだ分かるが、解説はダメだ。
むしろアナが言ったらたしなめる立場だろうに。 
(2S 中断中)

中断はサーバーだったツォンガに不利だったと思うが
いいブレークだ。錦織のショットに力が乗るようになってきた。
ツォンガのサーブに乱れが出ているからここはチャンスだ。
このゲームは死んでもキープ! 
(2S 再開後)

アップ&ダウン・・・中断のところで張り詰めた空気が抜けたように
見えたツォンガが持ち直してきた。この辺りがトップ10の力か。
錦織は気をつけないと追いつかれるぞ。
(2S 終盤)

1セット・オール。ツォンガのようなタイプの選手は
粘る力が弱いと思う、第2セット終盤の彼はまさに
その典型だった。錦織の粘りには定評があるところ。
現段階ではほんのわずかだが錦織有利か。
第1ゲームのキープに全力を挙げたい。
(2S 終了)

ツォンガの集中がよくない。
1Sにはなかったようなエラーが出ている。ここは大きな
チャンスだ。コートにいる錦織は当然感じているはずだが。
(3S 序盤)

相手が無茶打ちしてくれている。引き離したいところ。
今のリターンエースは気にすることない…と思ったら、
ピンチだ。
(3S 中盤)

30-40からの連続3ポイントはすごかった。
特に、ジュースに持ち込んだフォアに成長の跡が見える。
トップ10のプレーだった。脱帽。
(3S 中盤)

ツォンガの間合いが短くなった。
メンタルの弱さがうかがえる。勝機が見えてきた。
(3S 終盤)

ツォンガのメンタルが「Don't care」になった。
えっ、ベスト8?すごい。出かける時間だ。ちなみに昨日から
フォロワーの増減があったがトータルすると25人増えた。
テニスファンに良識派がいたということでいいかしら。w
(3S 終盤)

日本人が錦織をほめるのは分かりますが、冷静な目には
第2セット中断以後のツォンガはトップ10らしくなかった
という感じに見えます。
(3S 終了)

有難うございます。出かける時間になりました。
@xxxこの試合を岩佐さんの実況で見たいと思うテニスファンは
かなり居ると思います。
(3S 終了)
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恥ずかしながら、出かけるのを急きょやめて観戦を続行。
ここで出かけたら何を言われたか分からないし。ハハハ。
(4S 開始直後)

ツォンガに集中が戻っているようだ。
サッカーのNHKアナなら「要注意」というところだ。ハハハ。
あたり前だがどちらが先にチャンスをつかむかにかかる。 
(4S 序盤)

黄色信号が点灯!
(4S 中盤)

錦織、ブレークされた。ここは本当にメンタルが強いか
どうかを示す場面になった。本人には関係ない話だが
日本の男子テニスにとっても正念場だ。
(4S 中盤)

ツォンガのキープはアップアップだった。
錦織の攻撃が苦しめた。このセットに関してもまだ巻き返す
チャンスはありそうだ。かなりの好試合になっている。
(4S 終盤)

0-40からキープを許した。ふりかえるとき、「あそこがなあ」と
ならなければいいが。ツォンガの集中が戻っているから少しの
油断もダメだ。負けずについて行くこと。このセットだってまだ
チャンスはある。
(4S 終盤)

嫌な場面もあったがよくキープした。
特にアドバンテージをとったバックのダウンザラインは見事だった。
ファイナルをサーブから始められるのは終盤に行って心理的に
優位に立てる。キープを続ければの話だが。
(5S 序盤)

勝負所を逃がさないブレークだった。
本当にトップに近いプレーができている。
いよいよベスト8が見えてきた! 
(5S 序盤)

ピンチをよくしのいだ。
第5セットは精神力の勝負と言われるがまさにその通りだ。
土橋の言う通り、メンタルでは錦織がかなり上回っている。 
(5S 中盤)

さて、サービング・フォー・ザ・マッチか。
普通はかなり緊張する場面のはずだが、錦織はそういうタイプの
ようには見ない。テンション民族と言われる日本人らしくないなあ。
いや、別にかまわないのだが。ハハハ。
(5S/9G)

錦織の大金星を素直に祝福する。ベスト8は立派だ。
振り返れば第2セット中断の場面だ。相手の張り詰めた緊張が
解けたように見えた。サーブが「あの場所」に落ちたことが
錦織に幸いした。勝負のアヤは実に微妙なところにあるものだ。
(試合終了)
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グランドスラム・ベスト8初進出にもかかわらず、コートに大の字になることもなく、
ガッツポーズも控えめにネットに向かったのがよかったですね。
ネットの反対側まで握手をしに来たツォンガはさらによかったです。
会見を含めて、これこそ“グッド・ルーザー”だと思いました。


おまけ
昨日、妻が京王デパートで山形の名物駅弁「牛肉どまん中」を買ってきました。
去年、蔵王に行った帰りに食べて感激した経験があります。
保温バッグを持参したおかげでおいしく頂きました。
(駅弁大会は今日までです))
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by toruiwa2010 | 2012-01-24 09:12 | テニス | Comments(39)
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01/21
ダルビッシュ、落ち着いたいい会見だった。
ニュアンスを伝えるのは難しいだろうが
「プレシャーについては 頭が悪いのか
あまり感じない」の”頭が…”を通訳さんは
スルーしてしまったようだ。せっかくアメリカ・
メディアに「面白いやつだ」と思わせる部分
だったのに。


制限時間ぎりぎりでレンジャーズとの契約がまとまったダルビッシュ有の
入団会見を「めざましどようびメガ」でナマ視聴した。スタジオの会話が
通訳の言葉とかぶったため、“スルー”は画面に映っている人たちの反応を
見ての憶測にすぎない。
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途中、地元の女性記者が「…を 自分の言葉で話してほしい」と求めた。
たぶん、テレビ局だ。彼女は英語で話してほしかったのだが、ここでも
通訳はその部分を飛ばしてダルビッシュに伝えたから彼も普通に日本語で
答えていた。テレビはがっかりしただろう。
しかし、全体としては“大物新人”らしい会見になっていた。

なによりも、「ストレートはみなさんが思うほど速くないが」と謙遜しつつ、
「変化球は種類も多く、いいボールが投げられると思う」と自信も披露して
バランスがとれていた。遠慮するばかりではもの足りないと思われてしまう。
夢を実現し、前向きに進もうとしている同胞青年の顔は実に頼もしかった。
あとはマウンドで結果を出すだけだ。

01/21
ダルビッシュがテキサスに着いたときのTシャツの
英文がちょっとした騒ぎになってるらしい。
100%悪気はなかったと思うが気をつけたほうがいい。
アメリカのアスリートは青少年の手本だ。
たばこを吸うところは撮らせないしアルコールの
CMはやらない。


夕方のテレビが、到着時に着ていたTシャツが話題になったと伝えていた。
大麻を支持するようなニュアンスがあるようだ。当人にその意図は毛頭なく、
サラッとかわしていたので大きな問題にはならないだろうが、気をつけるに
越したことはない。さっそく、現地紙の掲示板には「あれは なんだ?」と
書きこまれたりしている。
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数十年前、アメ横で買った米軍から放出された空軍のダウンを着こんで渡米し、
取材しているとき、アメリカ人同士がダウンの胸についていた部隊名を見て
笑い合っていたことがある。怖くて理由は聞けなかったが、なにか“特別な”
意味があったに違いないと、今でも思う。

カルチャー・ギャップ…マウンドに上がるまでにメジャーの流儀を知っておく
必要があるが、“アメリカ人っぽく”やるために、ふだんの生活でも学ぶことは
多いかもしれない。でも、彼なら大丈夫だ。

01/21
誰も言わないと思うから言っておく。
錦織はもう少しシャキっとできないものか、と。
故障とは無関係だ。いつもコート上の動きが
ピリッとしない。白鵬が双葉山を参考にするように
同じタイプのチャンを見習うといい。
今のままではリスペクトはできない。 

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3回戦(vsベネトー)の第2セット、4-5ダウンの場面でこうつぶやいた。
彼のコート上の振る舞い(behavior)についてはこれまでにも2度書いている。
グラフは入場するとウインドブレーカーを脱ぎ、ラケットを一本 取り出せば
試合の準備が終わるが、ナダルは一通りのルーティンを済ませないとコートに
出られない。選手には独自のリズムやペースがあるから やみくもに言われても
いい迷惑かもしれない。

プロは結果がすべて、勝てばいい…という考え方がある。
いっぽうで、プロなら どう見えるかも大事…という考え方もある。
ツイートに近い感想を持ったテニスのトップ・プロはあまり記憶にない。

インタビューなどを見ると普通に好青年だから不思議だ。
ふてぶてしいならまだいいのだが、中途半端。おそらく、自分の振る舞いが
ファンの目にどう映っているかを知らないのだろう。
長く見ているが、普通はランクが上がると、態度も変わってくるものだ。
トップを目指すなら態度もそれにふさわしいものを身につけてほしいと願う。
ファンも「圭ちゃん、可愛い!」だけでは選手が育たないことを知るべきだ。

グランドスラムのベスト16は言うまでもなく見事。
日本人だから、当然、応援する気持ちはある。しかし、将来がある錦織だから、
反発は覚悟しながらあえて書いたが、予想を超えるヒステリックな反応だった。
仲間内で広め、寄ってたかって、という構図がフィギュアおたに似ている。
ツイートに対してあろうことかブログの投稿欄に「錦織に謝罪してほしい」と
書き込んできた女性がいた。「あすも試合。どんなプレッシャーと戦っているか、
知っているのか?」とも。

「少なくとも、あんたよりは知ってる」とレスしたかったが、ぐっと我慢した。
去る者は日々にうとし、というが、間近でプロ・テニスを見てきた14年間は
いったい何だったのか。情けない。

このあとにも、“東大生”を名乗る若者が同じように「謝った方がいい」と
これもブログに投稿してきた。“老害”とののしるやつもいた。気に入らない
年配者にはこの言葉が有効だと思っているらしい。小学生のレベルだ。
相手にするのもおとなげないし、どうせ読みはしないだろうが言っておく。
ツイッターで自分と違う意見があったとき、口を封じようとするのは愚の骨頂、
読み流せ。ブログだったら黙って立ち去れ。捨てぜりふなど書き込まずに。

01/21
日本選手権シングルス優勝のインタビューを受ける
福原愛の顔が光り輝いていた。おめでとう!
たぶん自分が何をしているのか分からなかったに
違いない幼い頃から日本中の注目を浴び苦しい
卓球人生だっただろう。思うようなプレーができない
と言っては泣いていたころが懐かしい。

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童顔だから若く見えるが、福原愛も23歳になっていた。
3歳と数ヶ月で、卓球台からわずかに顔をのぞかせて とんでくるボールを無心に
打ち返していたあどけない少女をテレビで見たあの日から20年が過ぎたのだ。

コメントは承認制になっています。
意見が違っても感情的なもの、悪意に基づいたものでなければ
承認する用意があります。

by toruiwa2010 | 2012-01-23 08:34 | メジャー&野球全般 | Comments(48)
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・・・つづき

奇妙奇天烈(きてれつ=死語)なキャッチ・コピー


古くは“暁の超特急”(吉岡隆徳:短距離)や“フジヤマのとびうお”(古橋広之進:水泳)、
“土俵の鬼”(若乃花:相撲) 、“アジアの鉄人”(室伏重信:ハンマー投げ)、“8時半の男”
(宮田征典:プロ野球)、“アイス・ドール”(クリス・エバート:テニス)、“グレート・ワン”
(ウエイン・グレツキー:アイス・ホッケー)” …

昔から、傑出したアスリートにはニックネームがつきものでした。
しかし、プロレスあたりから始まった“手当たりしだい”の傾向は、古舘伊知郎がF1や
世界水泳の実況をやったときから、“当たり前”になってしまいました。
2009年以前のTBS「世界陸上」はその典型でした。

「日本スプリントのカリスマ」 男子200メートル:末續
「日本スプリントのパイオニア」 男子100メートル:朝原
「侍ハードラー」 男子400ハードル:為末
「ハードル王子」 男子400ハードル:成迫
「笑顔の爆走娘」 女子長距離:福士
「東洋の真珠」 女子走り高跳び:池田
「ミスターUSA」 男子短距離:ゲイ
「黒船ハードラー」 女子100メートル・ハードル:ペリー
「ワールドレコードアーティスト」 女子棒高跳び:イシンバエワ
「母なる大地の女傑ハードラー」 女子400メートル・ハードル:ペチョンキナ
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…2007年、大阪で開催される世界陸上を前にTBSの制作陣が作家たちと必死で考えた
選手たちの“キャッチ・コピー”の一部です。
笑えるもの(いい意味ではなく)、「言われた本人は嬉しいだろうけど、なんだかなあ」、
「失礼だろう」、「考えた奴もやけっぱちだったに違いない」…感想はいろいろですが、
懲りもせず、日本人選手や有力な外国人選手にニックネームをつけまくっていました。
センスがいいと思えるものはひとつもありませんね。ハハハ。

2005年ヘルシンキ大会に出た女子ハンマー投げの室伏由佳(重信の娘 広治の妹)に
つけられたコピーには吹き出してしまいました。 “鉄人DNA最後の後継者”。
私が若いころのTBSのスポーツ実況陣は、好き嫌いはともかく、粒が揃っていました。
渡辺謙太郎、石井智、山田二郎、石川顕、多田護、松下賢次…故人も含めて、華やかな
ラインナップでした。一時代を築いた彼らは、こんなニックネームを言わされる後輩を
きっと同情の目で見守っていることでしょう。
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“やじうま”気分で河田町から赤坂方面を眺めていた私の頭には常に「今自分がTBSの
アナウンサーだったらどうするだろう?」という自問がありました。
「果たして、制作側の要求にしたがって、こういう実況ができるだろうか…それより前に、
タレントに主役の座を奪われ、“アナウンサーは競技の実況だけやっていればいいよ”と
言われているような この屈辱的な制作体制の中で気持ちよく仕事が出来るだろうか?」と
考えたのです。

まあ、考えるまでもなく、答えは決まっています。
選手の名前を言うたびに“○○のひとつ覚え”のごとく、“意味不明”のニックネームを
つけることを強制される実況が私にできるはずはありません。ハハハ。
「やってられるか、こんなもん!」と、マイクを投げ捨て、荷物をまとめて日本行きの
飛行機に乗ってしまうこと、間違いなしです。
…というか、私の性格では、日本を離れていないと思います。ハハハ。

いずれ詳しく書くつもりですが、TBSだけでなく、今 “スポーツ・アナ受難の時代”です。
特に地上波のアナウンサーたちには同情を禁じえません。
ゴールデン・アワーに放送されるものはすべてがエンターテインメントと化しています。
どの局、どの種目でも、視聴率を上げるためと称して、派手な演出をすることに血眼です。
中でも、“実況”ではなく、目の前で起きていることを伝えるのに余分な化粧をしなければ
視聴者を惹きつけられないと考える“とんま”な制作サイドが主導権を握っている状態は
気の毒としか言いようがありません。その最たるものがつまらないコピーの乱発です。

しかし、2009年の世界陸上では“異変”が起きました。
TBSの世界陸上HPの選手紹介からキャッチ・コピーが消え、実況のアナウンサーたちも
それらしいことを口にしなくなったのです。
日本選手の一人が「日本陸連がテレビ局に『もういいんじゃないか』と言ったらしい」と
明かした、という記事を見て合点がいきました。陸連も腹に据えかねたのでしょう。

“圧力”に負けた、という形になったのは気に入りませんが、多くの視聴者の違和感が
なくなったのは確かな事実でしょう。
「そんな放送しないでよ」と対象競技が断固拒否する傾向が、ほかの種目にも広がると
“原点”にもどっていく可能性が“少し”あります。

そうなったとき、くれぐれも「あれがないと物足りない」などと言わないように。ハハハ。

つづく・・・
by toruiwa2010 | 2012-01-22 09:31 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(12)