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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2012年 03月 ( 35 )   > この月の画像一覧

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スポーツ実況についての考え方は一応出尽くしたと思います。
思い出すことがあったら、そのときにまた書きます。
今日と明日は、2008年4月に受けたインタビューを再録します。
NHK出版の「放送文化」に載ったものですが、私の考えがまとめられていると思います。
放送関係者向けの季刊誌なので、一般の方は存在すらご存知ないかもしれません。
本屋さんの店先においてあることは“まれ”ですから、きっと皆さんの目に触れることも
なかったと思います。

好きなテーマですから、喫茶店の片隅で2時間以上、熱弁をふるいました。ハハハ。
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まず最初にお聞きしたいのが、スポーツ実況の基本とはどんなものか、なんですが。
「現場で何が起きているのかを、視聴者に的確に伝える。それが〝実況〟の大前提です。
その上でスポーツ実況にはいくつかの特別な要素が求められるというのが私の持論です。
一つ目が、自分の感情をあまり交えすぎないこと。二つ目は、テンポがよく、ほどよい
スピード感があること。三つ目は、明るさ、爽やかさがあること。最後に、ちょっとした
ユーモアもあったほうがいいですね。そういったものを身につけるには資質が必要ですし、
訓練、経験も必要です」

サッカー日本代表の試合でよくありますが、感情が先走ってしまい、ただの応援に
なっている実況も増えています。

「応援や絶叫を続けて、ちょっと込み入ったプレーになると、言葉を失って呆然と見て
いるしかない。最後には声が枯れる、ということではアナウンサーとしては失格でしょう。
それから、『○○選手、がんばってますね』というようにセンチメンタルになってしまう
パターンもあります。それは私から言わせれば、禁句なんですよ。スポーツの世界では
がんばっているのは当たりまえ。その前提の上で、じゃあ何を語るかというのが実況者の
技術だと思うんですが」

岩佐さんは絶叫はここぞというときにしかしませんでしたし、〝癒し系実況〟とも
言われていましたね。

「〝縁側のひだまり実況〟と言われたこともありました(笑)。以前、サッカー中継で
『ゴール!ゴル!ゴル!ゴル!』と連呼しすぎたアナウンサーが批判を浴びたことが
ありますが、ああいうのは、視聴者の感動を先取り、横取りしてしまっていると思うん
ですね。視聴者の感動を助けるのがアナウンサーの仕事です。同じ絶叫でも、それが
視聴者の感動とシンクロすれば、不快感を与えないと思うんですが」
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同じネタを何度も言ってしまう若いアナウンサーも多く見受けられます。
「それは単純に準備不足、ネタの仕入れ不足でしょうね。何週間か前に試合の担当をする
ことが決まっているなら、競技知識が足りなくても、解説者にどうネタをふるか、という
準備まではできるはずです。
逆に、若いアナウンサーには、用意したネタを全部しゃべりきりたいと思ってしまう
きらいもあります。気持ちは分かりますが、実際、プレーの状況にぴったりはまる形で
ネタを出せるのは、仕入れたうちの3割ほどでしょうね。もし5割しゃべれたら、それは
相当ついていたということだと思いますよ」
  
テンポや爽やかさというのもすごく重要ですね。最近イライラさせられた中継を振り
返ると、アナウンサーが舌足らずだったり、べたっとしたしゃべり方をするケースが
多かった気がします。

「アナウンサーには筆跡ならぬ〝口跡〟というものがありますが、スポーツアナに
求められる一定の口跡というものがあるんですね。
僕はフジテレビの出身ですが、語り口はNHK的だと自分でも分析しています。
子供の頃からNHKラジオで、プロ野球や大相撲の中継を聞いて育ったという原体験の
せいかもしれませんね。志村正順さんの実況などは正確な上に、それはもう見事な口跡
でした。スポーツアナウンサーの基本的なモデルはああいった方たちによって作られたん
だと思います。
 もちろん、主観、好みもありますし、時代によって求められるものも変わりますから、
一概には言えません。でも、スポーツ中継を見て楽しい時間を過ごそうと思っている
人たちが求める要素として、テンポがあって爽やかな口跡というのは欠かせない要素だと
思うんです」

つづく・・・
by toruiwa2010 | 2012-03-31 08:38 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(2)
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03/29
NHK堀潤アナのアカウントが閉鎖される件:
局の論理では組織の枠を踏み出した発言が
あっては困る。直接、それを禁じるやり方もあるが、
それでは非難の標的になる。外堀を埋める意味で
「内容変更に伴い」と理由をつけて番組から外す。
当然アカウントは閉鎖。

続)そんな流れで“不都合な”アカウントを
閉じたわけだ。外から何を言っても無駄だ。
彼らが生きるための確固たる考え方に基づいて
いるのだから。熱い応援もいいが自制心を
働かせるべきだ。今でもNHK内での立場が
危うい彼をさらに追い詰めることがないように。


当ブログの過去の記事にも彼の女性ファンが熱いコメントを寄せていた。
堀潤アナのアカウントが今日かぎりで閉鎖になる件についてはツイッター上に
NHK番組審議会委員を初めとする有識者からも疑問の声が寄せられているし
「堀アナのアカウントを残して」の声が無限とも思える勢いで拡散されていた。
気持ちは分かるが、ヒステリックに声を上げても意味はない。
理性を働かせて考えれば、それは無理だと分かるはずなのだから。
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以前にも書いたが、彼のツイートに問題があったとは思わない。完全に、個人の
資格でやったのなら、ほぼ100%うなづける内容だ。賛成する人も多いはずだ。
しかし、普通の感覚をはるかに超えて“保守的”&“事なかれ主義の権化”たる
NHKの中で、番組の公式アカウントを使って…となると話は違ってくる。
上層部にもいろいろな考え方があるだろうが、最後は“組織の論理”が顔を出す。

視聴率は分からないが、大きな失敗はなかったようだし、不評でもなかったのに、
“担当2年で交代”は通常のNHKのやり方ではない。今回 番組から外したのは
アカウントを使わせないようにするのと同時に“懲罰”の意味が込められていると
考えるのが自然だと思う。“それだけ”で済んだことが信じられないほどだ。
NHKに限らず、組織が大きくなればなるほど、その防衛には“恥も外聞もなく”
対応するのが普通だ。

感情に流されてやみくもに彼を応援するのは考えもの。
アカウントが残っても、この流れなら彼自身の発信は制限される。だとしたら
どんな意味があるのか?サポーターたちがその思いを共有し続けたいと言うなら、
特別なハッシュタグを作ってそこに集まれば事足りるのではないのか?
一アナウンサーを偶像視したり、いまのアカウントを特別視したりすることは
彼にとってプラスになるとは思えない。
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“問題”になった投稿のときも、時間の経過とともに、気分が高揚して行くのが
文面にも表れていた。山本太郎や高岡蒼甫を思い出す。そういう性格なのだろう。
今回の「アカウント残せ」のRT大合唱に背中を押されて、まかり間違っても
更なる“愚行”を重ねないことを切に望みたい。


狂想曲 始まる

03/29
フィギュア世界選手権:中継が始まったと思ったら
ヲタクたちのフジテレビ総攻撃も始まった。
冒頭で「最強の実況陣」などと言うからいけない。
どっちもどっちでレベルが低い。
中継局は変えられないのだからその中で楽しむ
すべを身につけるべし。難しいが。

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裏に諸事情があって、そういう構成になったのだろうが、ふだんはスル―する
アイスダンスやペアを見せたり最終グループをライブ中継にしたりなど、昨日の
フジテレビは相当頑張った。
それでも、もちろんマニアックな一部のファンはお気に召さなかったようだ。
まあ、何をやったって、彼らの脳味噌は“クレーム・モード”にセットされて
いるのだから始末が悪いのだが。

ある意味で一部のフィギュアヲタはうらやましい。
チャン付けで名前を呼びつつ選手のパフォーマンスを楽しみ、
テレビ中継の構成や実況の悪口などツイートしつつダブルで
楽しめるのだから。


視聴者の論理だけで あれもやれ これもやれ 生でやれ と100%欲求を満たす
放送を求めても 局の事情だってあるのだ。ディレーだと分かっているときは
情報をシャットアウトして見ることにしている。今大会は1時間弱の話だし、
簡単なことだけど無理なのか?
結果を知らずに見た昨日は普通にワクワク感もあって楽しめたぜ。

集中砲火を浴びる実況アナが「トップトゥエルブ」「エメラルドマオ」と。
不治の病だ。最近はいらだちよりおかしさの方が先に立つ。
本人は笑われていることに気づかないのだろう。たしかに、病気によっては
自覚症状がないこともあるが。

最終グループから生になった。
テレビで最も美しいサイドマークはL-I-V-Eだ、
と言ったテレビマンを知っている。たしかにそうだ。
ここからなら生でやれる、また、生でやらないと
視聴者はどんどんベッドに行ってしまう。ハハハ。 

浅田真央が終わったから生にした…という愚かな情報が
流れている。どういうソースからそんな話が出ているのか?
洗脳?ハハハ。
だから、フィギュアヲタは、と言われてしまうのさ。
度し難いなあ。

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ビールもスポーツもナマに限る…とは思う。
しかし、手に入らなければ、缶ビールなど 手に入るもので我慢する。
「ここからナマなら、最初からナマでやれ」は単なる不満だからまだ分かるが、
「浅田が終わったから」はその意味がまったく不明だ。浅田を生で放送すると
フジテレビにいったいどんな不都合が生じると言うのか?
いかにも何かあると言わんばかりのコメントに躍らされる愚民が哀れを誘う。

国内の若手に追い上げられているレオノワの“おっとこまえ”演技にしびれた。
村上佳菜子がノビノビ滑って最高のパフォーマンスを魅せた。フリーが楽しみだ。
コストナーはリンクに立っただけで高い基礎点がもらえるなあ。ウソだよ。
浅田は3Aに挑戦して失敗した。きれいにまとめるだけじゃ我慢できないのだ。

楽しみはまだまだ続く・・・

コメントについて
異論・反論はあろうかと思います。黙って立ち去ってもらえるとありがたいですが、
コメントは基本的に自由です。感情的な反発だけだったり、ほかの人のコメントへの
攻撃は当然承認しません。その判断は私がいたします。
なお、いい加減なハンドルネームや連続投稿もお断りです。

by toruiwa2010 | 2012-03-30 09:50 | アナウンサー・実況 | Comments(13)
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どうでもいいことでしょうが、1月期のドラマが終了したので
私なりの総括をしておきます。みなさんとはだいぶ違うはずです。
年齢も性別も違いますし、ひねくれていますから。ハハハ。

75 「ラッキーセブン」フジテレビ 


瑛太、仲里依紗、大泉洋、松嶋菜々子、吹石一恵…出演者の顔ぶれは揃っていました。
しかし、ドラマの出来としては平均で15%も取るほどいいとは思いません。
瑛太の“引き出しが多い”演技と松嶋がたまに見せる、それだけに“値千金”の笑顔に
惹かれて見ていたようなものです。
それなのに、舞台と重なったせいか、途中から瑛太が出なくなりました。魅力半減。
ファンには申し訳ないですが、私は別に松潤、どうでもいいんでして。ハハハ。
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そんなわけで、途中から録画視聴に“格下げ”しました。
格闘シーンがよかったし、いいメンツが揃っていたのに本当に惜しいなあ。
数少ない収穫のひとつは松嶋菜々子の回し蹴りでした。スローで見ても“合成”では
ないようです。脚がきれいに伸び、スピードもあって見事でした。
どんなドラマ評なんでしょう。ハハハ。


85 「ストロベリーナイト」フジテレビ

最後まで気に入って見ていました。娯楽的要素を持ったドラマとしては今期のNo1 です。
回によってどうしても出来不出来の波がありますね。どんなドラマにもあることですから、
仕方がないのでしょうか。もう少し安定感が出ると、シリーズものとして“数字稼ぎ”が
できそうです。日テレを追う立場に変わったフジテレビとしてはお宝でしょう。ハハハ。
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竹内結子はよく頑張り、姫川玲子というキャラクターを作り上げました。少しやり過ぎに
見えますが、ドラマですからあれぐらいでいいのでしょう。
西島秀俊、宇梶剛士もよかったです。巡査部長・生瀬勝久、監理官・渡辺いっけいは
少々浮いている感じが否めませんでしたが、武田鉄矢、遠藤憲一、高嶋政宏のキャラは
作品のアクセントとして生きていました。


80 「最高の人生の終り方」TBS

人気の山下智久と最近“のっている”榮倉奈々が主演の割に視聴率は伸びませんでした。
好感度が高い松下奈緒と井ノ原快彦が共演した「早海さん…」にも同じことが言えますが。
なかなか、テレビ側が頭の中で考えた目論見通りにはいかないものです。

葬儀屋一家が物語の中心にあることで“食いつき”が悪かった可能性はあります。
ほとんどのエピソードで描かれていたのは 人の死そのものや葬儀ではなく、あとに残った
人々の生き方でしたから、決してジメジメした暗い話ではなかったのです。
編成・制作・広報でさんざん議論したでしょうが、「…人生の終わり方」というタイトルの
つけ方が失敗だったかもしれません。ハハハ。
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父親の急死と前後して長兄が失踪し、やむを得ず葬儀屋を継いだ 山下 演じる次男が
弟妹を引っ張っていました。ただ、仕事のやり方はきれいごと過ぎて、見ている限りでは
どう考えても採算が合っていません。食卓には普通の食事が並んでいましたが、ときどき、
この一家は“かすみ”でも食べて生きているのではないかと思っていました。ハハハ。

亡父の友人(山崎務)の存在が不自然で とても気になっていましたが、最後は彼が示した
ヒントが大きなカギになりました。物語を展開させるためならまだしも、事件の解決まで
亡霊を必要とするのは脚本や演出に力がないからだと言ったら、厳しすぎるでしょうか。

全体としては悪い出来だと思いません。
山下と刑事役の榮倉の呼吸がぴったりで、2人の会話は楽しいものでした。


75 「最後から二番目の恋」フジテレビ

小泉今日子、飯島直子、内田有紀という女優たちに、中井貴一、坂口憲二がからむなら
ドラマとして最強だろうと とても楽しみでした。全員 私の中での好感度がいいからだし、
特に女優陣はストライク・ゾーンの真ん中です。ハハハ。
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4~5回目ぐらいまでは面白かったのですが、期待通りとは言えませんでした。せっかくの
顔ぶれを生かせていなかったのはつくづくもったいないです。本当に益若つばさが脚本を
書いているのではないかとさえ思ってしまいました。ハハハ。

よく訪れる鎌倉の風景がしばしば登場するのが楽しかったのと、中盤までの小泉と中井の
軽妙なやりとりが面白かったぐらいで、期待が大きかっただけにがっかりです。


85 「運命の人」TBS

今期のドラマの中では「ストロベリー…」と並んでトップです。視聴率は関係ありません。
沖縄返還にからむ密約をすっぱ抜いた実在の記者 弓成を演じた本木雅弘が見事でした。
彼を愛し 関係を続けるために情報を流した外務省職員役の真木よう子と、裏切られても
弓成への愛を捨てない妻に扮した松たか子も見るものを惹きつけました。
弓成の友人でライバル紙の腕利き記者、山部を演じた大森南朋も光っていました。
このドラマが“成功”したカギはキャスティングにあったかもしれません。
かっちりとした作りのドラマがいい作品に出来上がっているのは嬉しいことです。
TBSは“裏”の「早海さん…」に抜かれなくてホッとしているでしょう。ハハハ。
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ずっと、本木雅弘の演技に引っ張られて見ましたが、第8回で印象が変わりました。
1審判決のあと、迷惑をかけ続ける家族のためを思って離婚を切り出した弓成に
妻が感情を爆発させる場面の松たか子が素晴らしかったです。私の中では
そのワン・シーンで彼女の評価がジャンプアップしました。ハハハ。


75 「分身」WOWOW
長沢まさみ、佐野史郎、勝地涼、臼田あさ美


最近、東野圭吾の原作は必ず見るようにしています。WOWOWだし。ハハハ。
いえ、真面目な話 東野の小説は“荒唐無稽”なものが少なく、WOWOWは“縁がある”
というだけでなく、有料テレビらしい良質のドラマを見せてくれることが多いからです。

札幌の女子大生、氏家鞠子と東京の大学でバンド活動に打ち込む小林双葉…遠く離れて
暮らす二人ですが、その出生には本人がまったく知らない重大な秘密が隠されています。
20数年前に実践された 道徳的に問題の多い“クローン人間”…
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禁断”のテーマに加えて長沢まさみの一人二役という厄介なドラマでした。
75点は意外かもしれませんが、WOWOWには期待しているので敢えて厳しくしました。
長沢の演技力にも失望です。難しい役ですが、あんなものですかね。


80 「結婚できない男」フジテレビ

2006年7月期に放送された旧作です。
たまたま、BSで再放送されているのを見たら面白かったので最後まで見続けました。
30代半ばで独身の優秀な建築士と彼をめぐる女性たち…マンションの隣人(国仲涼子)、
かかりつけの医師(夏川結衣)、仕事の相棒(高島礼子)との関係を描いたコメディです。
“ドタバタ”になりそうなドラマですが、際どいところでブレーキがかかっています。
1回目と最終回が20%をとって、この期の2位になっています。
夕方の枠や、BSでの再放送枠もチェックしないといけないようです。ハハハ。


80 「相棒」テレビ朝日

第10シリーズも高視聴率でしたが、“相棒”が寺脇康文だったときの方がはるかに2人の
ハーモニーがよかったと思います。今、関東では第1シリーズが再放送されていますが、
改めてそう思います。岸部一徳がいなくなったことも大きいですね。
及川の最後の出演にもなった今シリーズの最終回では、神戸尊の見せ場が多くなると
思って見ていました。
…熱弁をふるう長ぜりふの場面はあったものの、謎ときはやっぱり杉下の仕事でした。

さて、“後任”は誰になるんでしょうか?
“寺脇→及川”でも、視聴率に影響はなかったようですから、誰が来るかは関係ないかも
知れません。結局、杉下=水谷豊以上に光ることは許されないのでしょうから。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2012-03-29 09:25 | ドラマ | Comments(11)
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03/25
大相撲:2年ぶりの大阪場所は「残念」だった。
いや、鶴竜の活躍は文句なしによかった。何が残念て、
正面のカメラがとらえたときの桟敷席の「美人度」だ。
いつもは、一人二人、粋筋の女性がいたものだが。


相撲を見る楽しみの一つは客席に着物を粋に着こなして陣取る“美女”たちだ。
我が家で評判がいいのは趣味のいい着物を着て姿勢がいい女性だ。
「おかみさんだね」「毎日、違う着物って、大変ね」「今日のは品がいいなあ」…
夫婦の間で会話が弾む。今場所はその点で“残念”だった。

豪栄道、堂々たる相撲で完勝だった。
文句のつけようがない。それにしても、来場所以降は
できなくなる?張り差しでいくとは!
さあ、白鵬に逆転優勝の目が出てきた。


何度も書いたが、横綱・大関が下位の力士と対戦するとき 当り前のように
張り差しをするのは反対だ。角界の不文律として 上位の者にだけ許される
この手を使うのはフェアじゃない。立会いの“変わり身”を非難するなら
こちらも問題にすべきじゃないのかね。
千秋楽 前頭6枚目の豪栄道が関脇・鶴竜に対して立ち合いで左から張って
行ったのにはいささかビックリした。
関脇ぐらいだと平幕がこの手を使うのはよくあることなのかどうか知らない。
だが、大関になっている来場所の鶴竜に対して豪栄道も張ることはできまい。
次にできるのは、彼が番付で鶴竜に追いついたときだ。

大相撲:「大関とり」の場所だったのだから鶴竜は
十分だろう。健闘を称えたい。優勝インタビューで
白鵬から称讃の言葉が出ると予想しておく。出なければ、
アナウンサーが引き出せ。
注文をひとつ。まわしが伸びないようにすること。
来場所は先輩大関に喝を入れてほしい。

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盛り上げたのは、もちろん鶴竜だ。
寡黙な男は多くを語らないが、地道な努力を続けてきたに違いない。
相手有利の態勢でも、土俵際に寄られても、あわてる様子は見せなかった。
負けた2番の内容にはやや不満が残るが、場所全体で見れば立派なものだ。
日馬富士や白鵬に勝った相撲は大関にふさわしいものだったし、決定戦での
土俵際の粘りも見事だった。次にツナに挑戦するのは彼かもしれない。

優勝インタビューを担当したNHKアナには失望した。
「大関が6人になりますがどうですか」じゃなくて、「今場所 がんばった
後輩の鶴竜関にひとこと」と言ってマイクを向けてほしかったなあ。

ともに喜びたいが…

芸能生活をしながら努力を重ねてオリンピック出場の権利を手にしたのだから
称えられてしかるべきなのだろう。日本人としてなら…だが。
「この国なら1番になれそうだから」という理由で地球上のある国を選んで
首尾よく国籍を取得して 狙い通りに夢をかなえた猫ひろし。
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海外では 国籍を変えてオリンピックや世界選手権に出るケースは多い。
法律に違反しているわけじゃないし、道徳的・人道的に道を踏み外している…
とまでは言えないところがきわめて微妙だが、どこか釈然としないものが残る。
問題はむしろオリンピックが終わったあとの行動だろう。
憎めないし、そのときになれば応援はするだろうが、テレビには映るまい。
スタートでダッシュしてカンボジアの国旗を少しでもアピールするだろうか?
芸人をとるか、アスリートらしく振る舞うか…。

“異質″の女性アナたち

03/21
「知りたがり」に新登場のXX、やる気は満々だ。
ミニスカートでえびぞりをやってのけた。
「アラフォーの本音をぶつけたい」と言う。
先輩・有働由美子を意識しているのだろう。
いまでも、フジのアナで十分だと思うが、NHKの
タガが外れた彼女が案外やるかもしれない。

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“えびぞり”は、新しいフジテレビの朝のキャスターたちを紹介した中で
突然「やってみましょうか」と舞台の上で始めたものだ。スカート姿で!
「私、NHKのカミシモは脱ぐと決めたんです」という決意表明と見た。
そこまでやれと、誰が言ったのか?
無理しても“メッキ”はすぐにはがれることを忘れないように。

TBSが次に売り出したいらしい若手のTアナ。何を“売り”にするのか?
あるようには見えんが。
訓練は受けたはずなのに、腕はない。“素っ頓狂”なキャラクターで売るか?
“作りもの”であることが分かるし、相当ばかばかしいバラエティ番組にも
付き合ってきたが、大して笑えん。自ら志願して“使い捨て”になるとは。

昨日の「いいとも」のテレフォン・ショッキングに大物俳優が出ていた。
“みえみえ”の流れで娘のアナも登場した。恨みはないが好きじゃない。
この数年 彼女がアナウンサーらしい仕事をしているところを見ていない。
“アナウンサーらしい”は定義が難しいが、歌ったり、バラエティ番組で
芸人から頭をこづかれたりするのは少なくともアナの仕事じゃなかろう。
けな気と言えばけな気だが、採用されたのはそういうことじゃないのさ。
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03/10
XXXX:歯切れのいいトークの女性パーソナリティとして
一時は応援した時期もあるがすぐに敬遠するようになった。
日テレに出ているが下品だ。「イタイ」感が出ている。
キラキラやめるそうだがしばらくはテレビが面白がって
使うだろう。エドはるみのときと同じ憂鬱。


たとえ芸がなくたって、ちまたで噂になり、テレビに出れば話題になる…
どんなタレントにも“旬”と呼ばれる時期がある。バラエティの制作者は
今は誰が“旬”かを血眼で探すのだ。
いかにも、すぐ飽きられそうな「マッチングー」でしか笑いがとれなくても
エドはるみは数ヶ月間に限っては 引っ張りだこだった。

XXXXは毒舌で売り 下ネタも平気のパーソナリティで一時は大人気だった。
自分の名前がついたラジオ番組「キラキラ」を間もなく降板する。
“ラジオの女王”と呼ばれてるそうだが、それは“市民権”は得てるのか?
どうせ、雑誌がつけたのだろう。

プロデューサーたちが、彼女を旬だと考えるのではないかと心配だ。
しかし、「行列…」に出ていた彼女からは“品”というものを感じなかった。
どこか薄汚い印象さえある。
プロの制作者の目で見れば、さすがに、「これは無理だ」と思ったはずだ。
ぜひ、そう願いたいものだ。
テレビを見るたびに「マッチングー」を聞かされた日々の再現は御免だ。
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日テレのHアナが、腹を立てている女性たちを集めた「行列ができる
法律相談所」の“第1回恐ろし過ぎる美女グランプリ”に選ばれていた。
すばらしい! 
“8月”には終わっていた“7月”の彼との写真が“9月”の雑誌に出た。
“9月”の彼は別の男なのに…
よくよく聞いてみると、彼女が怒っているのはどうもそういうことらしい。
奔放な発言や顰蹙を買う私生活以外に勝負できるものはないということね。

アナウンサーの“芸人化”が激しい。特に、女性アナウンサーに顕著だ。
“女子アナ”と呼ばれた時代があり 先輩たちの努力によって“女性アナ”と
敬意を持って見られるようになって日が浅いのにどうしたというのだ。
時計の針を巻き戻しちゃいけない。

どうなんだ!

高校時代にマージャンを覚えた。
大学~フジテレビ時代の24,5年は夢中になってやったものだ。
これまでに完成した役満は15回ぐらいだろうか。
四暗刻、大三元、国士無双、字一色、四喜和、緑一色…中に、字一色・四喜和の
ダブル役満がある。
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この写真は、先日、フジテレビの仲間と打ったときの上がり手だ。(白がドラ)
タテホン、トイトイ、サンアンコ、ハク、トン、ナン、ドラドラドラ、バンバン…
仲間の“キメ”では、15ハンの“数え役満”だった。
この快感は本人以外、分からないだろう。しかも、振りこんだのが負け続けだった
にっくき後輩だから痛快さは倍増だった。

ナダールの穴

嫌いな人も多い、私の母局・フジテレビ(ハハハ)が月曜日の深夜に放送している
「ナダールの穴」がなかなか面白い。
かつて3年間に及ぶ引きこもり生活を送った千原ジュニアの“失われた”時間を
埋めるべく 各方面から呼ばれた家庭教師が集中レクチャーをするという趣向だ。
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個性的な教師たちの中でも、ジュニアが気に入って呼ばれる回数が最も多いのは
“科学界のインディ・ジョーンズ”こと、広島大学准教授・長沼毅である。
真偽はともかく、深海から宇宙まで、興味深い話を聞かせてくれる。

まだ見ていない人にはぜひ一度 受講を、と勧めておく。
この先生、講義にも引き込まれるが、最初に登場したときから誰かに似ている…
と気になっていた。
誰かと誰かを似せるのは得意なのだが、なかなか、答えが出なかった。

…分かった! 料理研究家の栗原はるみだ。男と女なのにこれほど似てるとは。
ああ、“しょうもない”ことだとは承知の上だ。
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by toruiwa2010 | 2012-03-28 08:37 | アナウンサー・実況 | Comments(10)
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・・・つづき

川崎宗則(ソフトバンク→ Seattle Mariners:1年目)


来日メンバーに入ったのは彼が日本人だからではないでしょう。
この時点で“サービス”は考えないはずです。オープン戦で好成績を残していることが
認められたと見るのが妥当だと思います。頑張ったご褒美です。
交渉に入る前から「マイナー契約でもいい」と“驚天動地”の発言したぐらいですから、
なにがなんでもイチローのそばにいたいのでしょう。その意味では、願いがかなう日々が
伸びたのですからめでたい話です。ハハハ。
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ただし、このメンバーに入ったことからと言って、25人枠の開幕ロースターに載ることが
保証されたわけではありません。チーム内のくわしい事情は知りませんが、マリナーズの
内野陣はレギュラーががっちり固まっていると伝えられています。
…だとすれば、川崎の生きる道はユーティリティ・プレーヤーです。
不慣れな環境で不慣れな役割を果たさなければいけません。彼にその能力があるか
どうかの判断材料を持っていませんが、そんなに簡単ことではないでしょう。

「Seriously? Suzuki and Kawasaki....?」(スズキとカワサキ…ってマジかよ?)…
地元紙の掲示板でそんな書き込みを見たときは笑ってしまいました。
しかし、それは去年の話です。イチロー・スズキとカワサキが揃う可能性が出てきました。
川崎が私の予想を覆す活躍をするかもしれません。なんたって、彼にはイチローに対する
“恋心”という秘密兵器があるんですから。ハハハ。


今朝の情報では、開幕ロースター入りは決まったようです。おめでとう!
野球選手はベンチ入りだけでは意味がありません。結果を出したいですね。


イチロー(Seattle Mariners:12年目)

繰り返す必要もないのですが、あえて繰り返しておきます。
言動で気に入らないことは山ほどあって、このブログにもさんざん書いてきましたから、
そう思っている人が多いですが、私は“アンチ・イチロー”じゃありません。
その証拠に、今年のイチローは楽しみだと思っています。証拠にならんか。ハハハ。

2011年のシーズンオフ、 ウエッジ監督は「2012年はイチローの打順を変える」と明言し、
本人にもそう告げています。200安打が途切れていなかったとしたらイチローがこころよく
受け入れたかどうか分かりませんが、幸か不幸か、記録にピリオドが打たれていました。
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幸か不幸か…は、あくまで世間的に見たときの話です。
私の持論から言えば、選手生活の終盤に向かうイチローにとっては最良の出来事です。
1年目に242安打してあっさり首位打者がとれたこともあって、200安打が“must”に
なってしまったことは不幸の始まりでした。こだわりがなければ、違ったバッティングで
もっとチームに貢献し、選手として最高の舞台であるワールド・シリーズも経験できた
可能性があったと思うからです。

新たに3番に座ることで、1番にくらべると打席数が減るから200安打が難しいと書いた
一般紙がありました。愚かな話です。監督から「来年は3番を打ってもらう」と言われ、
承諾した時点で、イチローの頭からは200安打への執着が消えているはずだからです。
第一、ヒットの数に執着する3番打者を首脳陣もチームメイトも認めません。

“呪縛”から解放された今シーズンのイチローが3番に座ることでどんなバッティングを
見せてくれるかを想像すると胸が躍ります。のびのびとプレーしそうな気がします。
テストしているだけだと思った“ノーステップ打法”をシーズン中も続けるようです。
打率は下がるでしょうが、長打は増えそうです。ヒット数は減っても打率にはこだわると
思っていたので意外でした。彼なりの考えがあるのでしょう。

年間を通して3番を打つとして.320 20-25HR 100打点 をクリアしてほしいです。

和田毅(ソフトバンク→ Baltimore Orioles:1年目)

メジャーにはあまりいないタイプのピッチャーではないでしょうか。
ホークスの試合はあまり見る機会がありませんでした。CSと日本シリーズの印象だけで、
たいした根拠があるわけでもないのに、和田がメジャーに挑戦と聞いたときから、案外、
やるのではないかと思っています。単なるカンですから説得力に欠けますが。ハハハ。
唯一、“根拠”と言えるのは、ボールが軽い感じは否めないものの、打者の反応を聞くと、
球種が多く ストレートは表示以上に手元で伸びている…らしい点です。
球の出所が見にくいという話もありますし、投球術は持っていると思うのです。

中4日で1年間ローテーションを守れるのかという体力的な心配はあるでしょう。
しかし、メジャーでは1回の登板で100球前後がメドですから、“物理的な”体の負担は
言われるほどではないのかもしれません。
12月に一度書きましたが、メジャーに行くすべての日本選手に共通する問題は精神的な
スタミナです。“旅から旅”の繰り返し、通訳を通しての会話、トレーナーもアメリカ人…
ままならないことが多く、ストレスがたまるはずです。
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忘れてならないのは、いろいろな意味で“メジャーの野球”を理解しないとつまずく、
ということです。日本野球をそのまま持ち込むのは“不可”です。
野球はアメリカ人にとってNational Pastime=国民的娯楽です。
監督・選手、ファンもマスコミも日本とは違う価値観を持っています。
試合の中ではunwritten rule(不文律・掟)が顔を出すことがあります。これについては
来年、少しずつ書いて行く予定です。それまで待って下さい。

先発ローテーションに入ったら、10勝以上を期待します。

松井秀喜(????:10年目)

一言も触れないのは忍びないです。ええ、好きだから。ハハハ。
プレーに対する取り組み方やマスコミとの接し方など人間性に好感を持ちます。

今シーズンはユニフォームを着て開幕を迎えることはできませんでした。
残念ですが、実力の世界ですから仕方がありません。去年の成績が悪すぎます。
打率が2割5分1厘、12ホーマーのDHに手を伸ばす球団はないのはむしろ当然です。
口惜しいのは キャンプにも招かれなかったことです。今、自分がどんな状態にあるかを
見せることさえできなかったのですから。

今後の可能性がゼロではありませんが、開幕したあとにモチベーションを持ち続けるのは
至難の業だと思います。書く機会があるかどうか分かりません。とりあえず、松井には
長い間楽しませてもらったことに感謝しておきたいと思います。お疲れさまでした。

猛暑の夏、節電に苦労しながら「…と書きましたが、どっこい松井は生きていました」と
あわてて記事を書いている私がいるといいのですが。ハハハ。

松坂大輔(Boston Red Sox:6年目)

Tommy John手術後の経過はきわめて順調のようです。早ければ4月下旬にマイナーで
実践登板できるかもしれないという報道にビックリしました。
焦ることはありません。メジャーのことですから、しっかり管理されていると思いますが、
球団の指示に従ってほしいと思います。
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見事な成績で期待にこたえた最初の2シーズンのあと、彼のメジャー生活は暗転しました。
それだけに「早く結果を出したい」と思っても不思議ではありません。
彼が受けたTJ手術の成功率はかなり高く、術後、球速が増すなど成績が上がるケースも
多いですが、一気にそこに戻ろうと考えるのは禁物です。
球団に迷惑をかけたなどと思わず、“今年はボーナス”という気持ちでやってほしいです。
本人はそういうわけにいかないでしょうが。ハハハ。

上原浩治、斎藤隆、建山義紀…ごめん、書き疲れました。健闘を祈ります。
by toruiwa2010 | 2012-03-27 08:24 | メジャー&野球全般 | Comments(4)
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さて、日米でペナントレースの開幕が迫ってきました。
今年は例年より多くの選手がメジャー・デビューを飾ることになりそうです。
少なくとも日本では実績を残し、しかも、年齢的にもピークにある選手が多いですから
期待が膨らみます。正直に書くと、期待することをためらう選手もいますが。ハハハ。
岩佐流に、主だった“メジャーパン・リーガー”たちへの期待を書いておきます。

ダルビッシュ有(日本ハム→Texas Rangers:1年目)

彼には 日本だけでなくアメリカでも注目が集まることでしょう。
獲得交渉の権利を得るためだけに大金が投じられ、メジャーで1球も投げていないのに
高額の年俸で契約したのですから当然です。心理的圧力は相当なものになるでしょう。
オープン戦デビューがまずまずだったときでさえ、「今後 ますますプレッシャーが増して
いくんだから大変だよ」という声がチーム内からも上がっていました。

国内での実績は文句なしです。ワンランク上の相手を求めて海を渡ったぐらいですから、
本人にはかなりの自信があるのでしょう。入団会見以後の彼を見ても、その自信が
揺らぐ気配はまったくありません。
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レンジャーズの社長、歴史に残るピッチャーだったノーラン・ライアンは160キロ近い
速球を投げましたが、変化球はカーブだけでした。
ダルビッシュは「みなさんが思ってるほどストレートは速くない」と言っていましたが、
150キロ前半は出ています。しかも、実戦で通用する多彩な変化球を持っています。
打者はその両方に対応しなければなりません。それを考えたら、“150キロ前半”は
十分な速さでしょう。

オープン戦で制球に苦しんでいます。
メジャーの使用球に違和感があるように見えますが、首脳陣も本人もあまり心配して
いないようですから、私の見方が悪いだけかもしれません。
疲労があったり 身体づくりの途中でバランスが悪かったりしているのかもしれません。
どちらにしても、彼のことですから、開幕までには調整するでしょう。

30回前後の先発で13勝8敗、防御率3.50をクリアすれば十分に合格だと思います。
そして、率直に話すタイプだけにマスコミへの発言にはくれぐれも気をつけてほしいです。
あるいは通訳を“教育”するとか。ハハハ。→ bit.ly/zx58X1

黒田博樹(New York Yankees:通算5年目)

今シーズン、私が最も注目するのはこの選手です。
潜在能力はダルビッシュといい勝負だと思います。マウンドでのpoise(=落ち着き)では
黒田の方が上回っているとさえ思います。
ドジャースで4年間プレーしたあと、今シーズン、ヤンキースに移りました。
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通算41勝46敗は私の期待値を下回っています。
防御率3.45だったら、ドジャースの攻撃力を考えても少なくとも5割以上の成績を残して
いなければいけないはずです。

微妙に勝ち星に恵まれない投手の部類に入るのかもしれませんが、ヤンキースの打線を
背にして、どんなピッチングを見せ、どんな結果を出すか、とても楽しみです。

18勝10敗、防御率3.50を期待します。

福留孝介(Chicago White Sox:通算5年目)

去年はシーズン途中で地区優勝が射程圏内にあったインディアンズに移籍しました。
期待にこたえようという気持ちは“空回り”した感じでした。リーグが変わったことが
大きかったかもしれません。

日本では、平均で3割、20ホーマーの力を持っていたのに、メジャーでは毎年のように
終盤で成績が下がる傾向があります。通算で.260はどう考えても不満です。
ただし、出塁率.361 はまずまずでしょう。“あの”イチローが.370 …たった9厘の差です。

年俸を大幅ダウンしてメジャーにとどまることになりました。
よほど、楽しくプレーできているのでしょう。素晴らしいことだと思います。
最後のつもりで頑張れば、一度も実現していない.270 15HR は打てるはずです。

青木宣親(ヤクルト→ Milwaukee Brewers:1年目)

一貫して、「厳しいだろう」と書いてきました。意地が悪いわけではありません。
松井稼頭夫、井口、岩村、西岡…これまでメジャーに行った日本人の野手にくらべたら
実績でかなり上回っているのにブルワーズは“テスト”を求めました。
それだけ、日本人選手に向ける目が厳しくなっているのです。
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オープン戦でどんなプレーをしているのかはほとんど知りませんが、まず、ポジションを
確保することが最初のハードルです。レギュラーになれないとき、青木には何が残るか?
パワー不足は否定できませんし、代打というタイプではありません。
肩の力を考えたら 守備も“ぎりぎり合格”のレベルで、守備要員とも思えません。
メジャーのキャッチャーを相手に、どんどん盗塁を決めるほどの脚ではない気がします。
とにかくレギュラーになって、序盤で自分の能力を見せ、首脳陣の信頼を獲得する以外に
生き残る道はありません。

2年契約で今年の年俸が100万ドルですか。これで もし、144試合で200安打を2回も
マークした日本時代と同じ成績を残したら、ブルワーズは大もうけでしょう。
しかし、そうはならない気がします。“死んだ気”になってやらないと。ハハハ。

岩隈久志(楽天→ Seattle Mariners:1年目)

現時点では多くを期待することはできません。
オファーが1年契約だったことをみても、球団の期待度はそれほど高くないのでしょう。
しかも、かなり年俸を抑えられて…。
日本での実績は“それなり”のものです。最近4シーズンの防御率や、被HRの少なさ、
与四球と奪三振の比率などの数字は先発投手として十分の働きをした証です。

しかし、去年も長期離脱したように、肩の不安が常に付きまといます。チームもその点が
気がかりなのでしょうか、キャンプ終盤で中継ぎに降格となりました。
中4日で先発するのは無理と判断されたわけです。
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むしろ、私は中継ぎの方が岩隈にとっては厳しいのではないかと考えています。
先発で10年以上やってきた彼のようなタイプが、いつ登板するか分からない、登板間隔も
投球回数も不規則な中継ぎで力を発揮する姿を想像することはできません。
2年越しの夢が実現したのですから、成功させてやりたいとは思います。
見返したいでしょうね。それにはシーズン終了後にGMが「なんとか複数年契約を」と
頭を下げて頼んでくるぐらいの結果をバシッと出して見せるしかありません。ハハハ。

西岡剛(Minnesota Twins:2年目) 

去年は早々のケガで戦線離脱、今シーズンは開幕をマイナーで迎えることになりました。
オープン戦9試合で2割4分という数字が残っています。キャンプ終盤で降格されたのは
それだけが理由ではなく。打撃に加えて、守備にも不安があるのだと思います。
少し プレーを見たら分かることが彼らには見抜けなかった…と言うことでしょうか?
日本、あるいはアジア担当スカウトは何をしていたんだ。ハハハ。

球団は西岡が使えると考えてレギュラー・クラスの選手をトレードしました。その選手は、
移籍先のオリオールズで30HR、80打点の活躍を見せているのです。
3 年925万ドル(=8億円)で契約した西岡には頑張ってもらわなければ困るんです。
ハハハ。

彼にも意地はあるでしょう。見せてもらおうじゃないですか。

つづく・・・
by toruiwa2010 | 2012-03-26 07:41 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
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・・・つづき

もうひとつは、1970年代初めの出来事です。
その日は昼のニュース(12:45~)が最初の仕事だったので、11時過ぎに出社しました。
すると、テレビの前に人が集まっていました。「ハイジャックだ」と言うのです。
デスクが「岩佐君、ヒルカン(=昼刊)が顔出しになるかもしれないよ」と言うので、いつも
ロッカーに置いてあるネクタイと上着で準備をして、早めに報道部に下りていきました。
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いつでもそうですが、事件・事故のときの報道部は全員のテンションがあがっているので
賑やかです。もちろん、喜んでいるわけではありませんが、気分が高揚するようです。
そのため、腰を落ち着けたのは、デスク(原稿のとりまとめなどをするディレクター)から
少し離れたところでした。夕方のニュースで先輩キャスターが座るイスです。

ハイジャック事件は情報が少なく、動きも鈍いので、記者は放送時間ぎりぎりまで待って
原稿を書く傾向があります。原稿はなかなか手元に来ないのです。
「これは初見(=ショケン、下読みなしで原稿を読むこと)になる」と覚悟して、発生からの
流れを知るためにゲラ(通信社から来ている原稿)に眼を通していました。

本番までまだ時間があるはずなのに、ふと原稿のすぐ横に目を移すと、机に埋め込まれた
モニターに私が映っています。「これは何?」と思い、目を上げると 夕方のニュース用に
いつも置いてある2台のカメラのうち、ひとつにタリーがついてこちらに向いています。
「まだ30分近くあるのに、テストにしてもずいぶん早いなあ」と思いながら、念のために
顔を右に向けました。3、4メートル先のキャビネットの上にテレビが並んでいます。
各局が放送している映像が出ているのですが、なんと、そこにも私が映っているでは
ありませんか!

これはつまり、理由は分かりませんが、放送に入っていることを意味しています。
「冗談じゃないぞ。第一、カメラマンも位置についてないじゃないか」と思いましたが、
そんなことを言っている場合ではありません。あわてたら、その様子はそのまま全国に
流れてしまいます。ハハハ。
本来、12時から45分までは有楽町ビデオホールから月の家円鏡と松島トモ子が司会する
公開番組があって、昼のニュースは12時45分からなのですが、事情はどうあれ、番組を
カットして特別番組に入ってしまったことは確かでした。

そこで私は、まず手元のスイッチでマイクをオフにして、少し離れた位置にいるデスクに
「本番に入ったようですから原稿を下さい。第一報でかまいませんから」と、声をかけて
再びマイクをオンにしました。
カメラに向かって「この時間は全日空機ハイジャック関係のニュースをお伝えしますが、
しばらくお待ちください」とコメントしました。変なコメントですが、手元に読むべき
原稿がないのですから仕方がありません。
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事態を把握したデスクから次第に原稿が来はじめ、同じ原稿を繰り返し読んだりしながら、
少しずつ形になって行きました。間もなく、「羽田に逸見(政孝)がスタンバイできたから
呼びかけてくれ」という指示があり、早速 呼びかけました。

ところが、このとき、彼は現場に着いたばかりで、リポートすべき材料をほとんど持って
いなかったのです。ほんの30秒ほどしゃべると、「以上です」とこちらに返してきました。
リポートの間に新しい原稿に眼を通そうと思っていた私は短くつないで、また彼を呼ぶ。
「馬鹿野郎、もう少し長めにしゃべらんかい!」と思いながら。
呼ばれても困るとばかり、彼もまたすぐに返してくる。そんなことを2、3度繰り返した
記憶があります。ハハハ。

このときは、そのあとの定時のニュース、1時からの特番と続けて担当したのですが、
この場合のように自分にミスがないときは腹が据わります。不思議に 焦りはありません。
「俺は何も悪くない。矢でも鉄砲でも持って来い」という心境です。ハハハ。
特に、落ち着いてまずマイクをオフにしたところは我ながらよくやったと思ったのですが、
あとで聞くと、隣のゲスト用のマイクは生きたままだったので、私がデスクに呼びかけた
声はお茶の間にしっかり届いていたそうです。ハハハ。

そして、混乱を招いた原因は、特番編成の打ち合わせに行った報道部員が「12時20分に
公開番組の司会者が呼びかけて、特番に切り替える」と決まったことをデスクに伝えて
いなかったという実に初歩的なミスだったのです。
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これが、私のアナウンサー人生の中で起きた「2大事件」ですが、思い出がよみがえる
たびに思うことがふたつあります。
まず、記録されたものがアーカイブにもきっとないだろうと思えることと、NG大賞的な
番組やyoutubeがないころでよかったなあということです。
特に東京オリンピックのときの“パントマイム”は今だったら、ネットに乗って世界中で
笑いものになっていたことでしょう。
もうひとつは、不体裁ではあってもスポンサーに謝らなくてはいけないミスではなくて、
懐かしさがこみ上げてくるタイプのものでよかったということです。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-03-25 08:31 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(6)
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さて、元アナウンサーが書けばやはり“失敗談”は欠かせないでしょう。偉そうなことを
書いてきましたから、自分の恥もさらさなければフェアじゃありません。ハハハ。
ニュースで読み間違えた、時間に収まらなかったなど、小さいものはたくさんありますが、
大きなもので一般の方が面白がる失敗はふたつです。
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まず、入社2年目の1964年、東京オリンピックの時です。
開局以来のビッグ・イベントを迎え、フジテレビはネット局の協力で「東京オリンピック
放送実施本部」をつくり、まだ若かった私もそこに投入されました。
仕事は先輩たちの手伝いが大部分でしたが、人繰りの関係もあって、大会中盤で大事な
インタビューの仕事を命じられたこともあります。
デスクの指示は「夜のダイジェスト番組用にレスリングでメダルを獲った日本人選手の
インタビューを収録する」というものでした。

レスリング会場は駒沢公園にありました。
近くの喫茶店の2階を借りてスタッフがインタビュー用の簡単なセットを組みました。
「君は、日本人選手の競技が終わるまでは、会場で見ていていいから」と言われた私は
スタンドで観戦していました。
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しかし、メダルの可能性のある日本人選手がまだ試合を残しているので、安心して観戦を
続けていた私の耳に「フジテレビの岩佐さん、八田会長が東ゲートでお待ちです」という
呼び出しの場内アナウンスが飛び込んできました。
大会中はどの会場でも場内アナウンスは競技進行に関するものだけで、呼び出しなどは
いっさいやらないと聞いていましたし、レスリング盟の会長とは面識がありません。
なぜ?と不審に思ったものの「フジテレビの岩佐さん…」とはっきり言ったからなあと、
半信半疑で呼ばれた場所に行くと、待っていたのは系列局からの応援スタッフでした。
「予定が変わって、すぐにインタビューするので来て欲しい」と言うのです。

喫茶店まではおよそ500メートル、彼は「みんな待ってるので走ってくれ」と言いますが、
「すぐ始めるんだったら、息が上がるから走れません」と断わりました。走って時間を
稼いでも、その分、しばらくは普通に話せないからです。
それでも、できるだけの早足で歩きました。喫茶店に着いて螺旋階段を上がると、そこに
八田会長、その隣に3人の選手の顔が見えました。「まずい 待たせたわけだ」と思いつつ、
階段を上がりきると、死角だったところに1年先輩のアナウンサーで、このときは特別編成
チームに入って遊軍ディレクター的な仕事をしていたYさんがすわっていました。

彼は私の顔を見ると、ほっとしたように(「万一の時は君がやってくれ」と言われていた
そうです)立ち上がり、手にしたストップ・ウオッチを私に渡すと「7、8分でいいから」と、
小声でささやいて席を私にゆずりました。

腰をおろして前を見ると、正面のカメラにタリー・ランプがついていました。
赤いランプは、そのカメラが“生きて”いること、撮っている映像が放送(収録)されている
ことを示しているのです。
「ずいぶん焦ってるなあ。せめて簡単な打ち合わせぐらいやらせてくれてもいいのに」と
思ったのですが、目の前のカメラマンは「しゃべれ」という合図を送っていました。
私が、人差し指で自分を指して「ぼくが」、顔の横で 親指と他の4本の指を上下に動かし、
「しゃべるんですか」とやると「そうだ」とうなずきます。
「相当急いでるなあ。きっとこのあと選手たちは、他の局にも回るんだ」ぐらいに思って
姿勢をただし、カメラに向かって「それでは早速ご紹介しましょう。まず、八田会長です。
そして…」そこまで言った時、突然 頭の中が真っ白になりました。選手の名前がまったく
出てこないのです。

すると八田会長が横から「花原です」と助けてくれました。
「失礼しました、花原さんです。そのおとなりが…」と紹介を続けたのですが、頭の中は
ミスが強く尾を引いています。
「コーナーのしょっぱなで、金メダリストの名前を忘れたのではまずいだろう」。
よほど「すみません、最初からやり直します」と言おうかと思いました。
ほんとにのどまで出かかったその言葉を、なぜか思いとどまって“収録”を終えました。

いや、正確には“収録を終えた”つもりでした…でしょうか。
監督や選手を送り出して中継車のところに挨拶に行くと、担当プロデューサーが渋い顔で
タバコを吸っていました。
「やっぱり出だしの失敗を引きずって、ずっと話が盛り上がらなかったし、叱られても
しょうがない」と思って頭を下げ、「すみませんでした」と謝りました。
そのときは、特に何も言われず、スタッフと一緒に車で会社に向かいました。
だいぶ時間がたってから、ずっと押し黙っていたプロデューサーがポツリと「でも、まあ
生で突っ込めたんだからヨシとしなきゃいかんか」と言いました。

「エッ、生だったんですか?」と、私は思わず頭のてっぺんから声を出してしまいました。
聞けば、「ほかの競技の放送を中断してインタビューを入れた」と言うのです。
誰からも、ビデオの予定が生に変わったことを聞いていませんでした。
しかし、そのことを怒る元気もありません。そんなことより「えっ、…ということは、
カメラマンとのあのパントマイムのやりとりも、そのままオン・エアされたってこと?」、
「あそこで『やり直し、お願いします』と言っていたらどうなっただろう?」と、次々に
「?」が頭に浮かんできます。ハハハ。
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特に、「やりなおす」と言ったときに、必死に生だということをわからせようとする周りの
スタッフの動き、「しまった、生だ」と分かったときの、動揺した自分のうろたえぶりを
想像すると、背中、わきの下から冷や汗がどっと噴き出したのでした。
どう考えても、入社2年目で経験不足の私には機転をきかせてその場を切り抜けるだけの
ワザもハートもあったとは思えません。つまり、名前を度忘れしたのとは比べようもない
醜態をさらしたことでしょう。
アナウンサー人生は、おそらく、そこで終わっていただろうと思われ、このときのことを
思い出すたびにぞっとするのです。ハハハ。


つづく・・・
by toruiwa2010 | 2012-03-24 09:11 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(0)
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大橋巨泉・藤村俊二・愛川欣也の「昭和9年会」、明石家さんま・島田紳助・掛布雅之、
江川卓の「昭和30年会」、松坂大輔・村田修一・和田毅らの「プロ野球昭和55年会」…
芸能界やスポーツ界には同じ年に生まれた仲間がグループを作ることがあります。
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大物やすごい才能の持ち主が揃っています。
いずれも少子化社会がスタートする前に生まれた人たちです。
最も遅い昭和55年でも157万人が生まれていますから、その中からだったら、こんな
人たちが出てきても不思議ではないような気がします。

ふと、アナウンサーの世界はどうなんだろう、と考えてみました。
八木亜希子、河野景子、有賀さつきがフジテレビに、永井美奈子、関谷亜矢子が日テレに
入社したのが1988年です。この年こそ “女子アナ元年”だと言われました。
検索が難しい上に いくら考えてもきっとあるはずのほかの “当たり年”と呼べる年度が
思い出せません。
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記憶の中から、唯一 簡単に引っ張り出せるのは1963年(昭和38年)入社組です。
この年、日本テレビに徳光和夫が入りました。
プロレス実況をしているころはまったく知りません。「こんなことをやらされてるんだ」と
気の毒に思ったのは、和田アキ子がメインのバラエティ番組で、和田やプロレスラーの
デストロイヤーにいじめられ、“4の字固め”をかけられているのを見たときです。
相当におかしかったですけど。ハハハ。
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「ズームイン朝」が大当たりしたあと、日テレの顔として定着しました。
70歳を超えた今も現役と言うのは立派です。

TBSはこの年アナウンサーの採用をしませんでした。当時のテレビ・ラジオでは、採用が
1年おきのところも結構あったのです。希望する局に入れるかどうかは、その局の人事の
事情任せでした。

フジテレビには、露木茂、能村庸一、そして岩佐徹が入社しました。ハハハ。
同期の女性も4人いますが、その頃のフジテレビは女子定年制と言うとんでもない制度が
あって、アナウンサー人生は短いものでした。
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ご承知の方も多いでしょうが、露木は「小川宏ショー」のアシスタントに大抜擢されて
能力を発揮し、以後長い間、フジテレビ報道の顔として活躍しました。
浅間山荘事件では、先輩アナと2人で、機動隊の突入から連合赤軍逮捕、連行の模様を
詳細にリポートして脚光を浴びました。私が“泣く泣く”帰京したあとです。ハハハ。
ほかにも、よど号ハイジャック事件では金浦空港からの中継、日航機の御巣鷹山墜落では
長時間の特番を仕切りました。間違いなく、日本を代表するアナウンサーの一人です。
現在は テレビ・ラジオで表立った活動をしていないようです。

能村庸一は昭和天皇や歌舞伎役者のものまねが得意な異色の人物でした。
型にはまったことが嫌いなタイプで、アナウンサー人生は短く、よその部に移ってから
能力を生かしました。
中でも、時代劇プロデューサーとしての仕事は特筆すべきでしょう。「鬼平犯科帳」は
世間の喝采を浴びました。

私・岩佐はバレーボールや大リーグの実況、「プロ野球ニュース」ぐらいしか実績がなく
フジテレビ時代に限れば“知る人ぞ知る”程度のアナでした。WOWOWに移ってからも
それはたいして変わりませんでしたが。ハハハ。

テレビ朝日には三好康之が入っています。
歯切れのいい口調のスポーツ・アナとして活躍していました。
早めにアナウンサーから足を洗ってゴルフ番組などのプロデューサーに転向しましたが、
3年前に故人となりました。

NHKに森本毅郎、西橋正泰、加賀美幸子、広瀬久美子が入局しています。
長い歴史の中でも粒が揃った期ではないでしょうか。
特に、加賀美は女性としては低い声でしたが、しっとりと落ち着いたトーンの語りは
NHKの“売り”でした。局のアーカイブには、彼女と松平定知のナレーションが
山のようにあるはずです。ハハハ。

森本はキャンパスで出会ったことはありませんが、慶応の同期です。
彼もまた歯切れがよく、口跡(言葉の発し方)がきれいなアナウンサーでした。
NHK時代から ニュースを読ませたら天下一品でした。“そのまま”だったら、間違いなく
NHKの看板アナウンサーになったはずです。
なにがあったのか知りませんが、44歳でNHKを辞めてTBSの専属になりました。
いまも、TBSでテレビとラジオの番組を持っています。才能だけを考えたら、もっと広く
活躍してもおかしくない男なのに、もったいないです。

西橋は慶応の放送研究会で同期です。
フジテレビ受験の申し込みも一緒に行き、私が1番、彼が2番でした。
途中まで揃って合格していましたが、商社が第一志望だったので“放棄”したのです。
学生時代は気づきませんでしたから、NHKに入局後だったのでしょう、“反戦運動”に
参加して上層部からにらまれて地方を転々としていました。
実力は文句なしで、最後は東京のアナウンサー室次長(by Wikipedia)をつとめました。

年賀状には長く続けていた「ラジオ深夜便」の担当が3月いっぱいで終わるとありました。
ご苦労様でした。
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加賀美と広瀬のナレーションは女性アナの歴史の中でも超一流です。
特に しっとりと落ち着いたトーンで彼女が読んだものはNHKのアーカイブに山のように
あるはずです。ハハハ。
好みで言えば、広瀬の読みの方が好きでした。テクニックがあり しっくり聞かせました。

東京以外では、東海テレビに入った吉村功はレベルの高いスポーツ・アナでした。

…自分が入っているところがいささか“イタイ”と言われるのが目に見えるようですが、
公平に見ても、これはなかなかの顔ぶれだと思います。ハハハ。
少なくとも、徳光、露木、加賀美の3人は日本のテレビの歴史に名前が残るはずです。

(敬称略)
by toruiwa2010 | 2012-03-23 08:49 | アナウンサー・実況 | Comments(8)
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「フラメンコ・フラメンコ」 80

10/02/19
また「アランフェス協奏曲」だ。
40年ぐらい前ロペのCMで使われていた。
バックに流れる女性(阿井喬子さんといったと思う)の
ナレーションが絶妙だった。
あの人を上回る “声”にはその後 出会えていない。
それにしても「インッポシブルドリーム」といい、
多いなあ。


2年前のバンクーバー・オリンピックのフィギュアスケートを見ながらのつぶやきです。
「アランフェス…」を楽曲として使う選手が多かったのです。
この曲を普通に“フラメンコ”と呼んでいいのかどうかは分かりません。
しかし、この曲を聴くと 何度か訪れたスペインの風景や食べ物を鮮やかに思い出します。

若いころから、フラメンコが好きでした。
中でも 胸に響くフラメンコ・ギターは大好きでした。高校生のころ、モントーヤをはじめ
何人かのレコードを持っていました。iPhoneにも数人のギタリストの演奏をダウンロード
したのですが、いつの間にか消えています。

とにかく、熱狂的ではないものの、フラメンコは好きなんです。
ですから、この映画には期待していました。
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本作でフラメンコを通して描かれるテーマは「生命の旅と光」。
生命の旅とは、“音楽に乗って人間の一生を巡る”ことである。


帰宅後、公式ホームページを見て初めて制作意図を知りました。準備不足。ハハハ。
もっとも、知った上で見ても、感想はあまり変わらなかったと思います。
現代スペインの一流を揃えたというだけに、21曲すべてが素晴らしいものでした。それが、
人間の一生をめぐるものであろうとなかろうと。
しかし、背景が少し変わるだけのセットに次々にアーティストが登場して ひたすら踊り、
歌い、弾くだけの演出ですから、少々退屈します。

極限までそらした背中やくねる腰など、美しいフォルムを作る踊り、絞り出すような声で
歌われる悲しみや苦しみ、歌声や踊りにしっとりと“まとわりつく”ギター…
ガッカリしたのは 全部で21曲が披露されたうちの半数近くがどうも同時録音ではないと
思えるところです。とくに、歌の部分にその印象が強いです。
耳にしている声が、この体、こののどから今出ていると感じられないのです。
私の耳や目が衰えているなら申し訳ないのですが、そうではないと思います。

熱狂的なフラメンコ・ファンには、おそらく文句なしの傑作なのでしょう。
しかし、私のような“半端な”ファンはこまかいことに引っかかるのです。ハハハ。

「ピアノマニア」 85

ピアノの調律師の仕事を追ったドキュメンタリーです。
クラシック音楽は苦手な方だし、ピアノのことなど何も分からないのですが、なぜか、
この映画の存在を知ったとき、どうしても見たいと思いました。妻も同じ気持ちでした。

いやあ、なかなか面白かったです。
ピアノの調律というのは奥が深いなあ、と思いました。
演奏家一人一人が理想の音を求めるのにこたえなければいけないのですから大変です。
主人公は世界的な楽器メーカー、スタインウェイ専属の調律師、シュテファンです。
あるピアニストがバッハの「フーガの技法」を録音することになり、シュテファンは
その演奏に使うピアノの調律を任されます。2人は、綿密な打ち合わせをしながら作業を
進めて行きますが、驚くのは録音が“1年先”だということです!
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ピアノのことは分からなくても、演奏家が一つの音にこだわる気持ちは理解できます。
それにこたえるシュテファンの腕にも感心します。
録音担当のディレクターが ピアニストと一緒に 録音したばかりの演奏を聴いて「ここで
Fの音が下がりすぎましたね」と指摘する場面に驚嘆しました。
“プロ”が音の狂いに気づくのは当たり前かもしれませんが、すごいと思いました。
そう、このドキュメンタリーはプロがプロらしい仕事をする場面を見事にとらえています。
プロ同士がかわす会話の心地いいこと!

現役のころ、プロデューサーや音声さんとその日の仕事を振り返って話をしているとき、
「ああ、この男、プロだなあ」と思うことがありました。相手も同じだったと思います。
「こいつ、分かってないなあ」と思いながら話すのとでは、天地ほど違うでしょう。
この映画には、そんな会話を味わう楽しみもあります。

ピアノを弾く人、音楽が好きな人は見ることを勧めます。
関東では、新宿伊勢丹向かいのシネマート新宿でまだ上映中です。
スケジュールはこちらで確認できます。→ http://bit.ly/GFhvIo

「PINA/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」 70

恥ずかしながら、ピナ・バウシュなるバレエ・ダンサーを知りませんでした。
「そんな人には見てもらいたくない」と眉を吊り上げる人もいるでしょうね。ハハハ。
踊りの世界では相当に“名の知れた人”のようです。このところ彼女に関連する映画が
2本続けて公開されています。ネットでの評判もいいようなので見に行きました。
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…私には“猫に小判”、“豚に真珠”でした。70点はあくまで私にとってのものですから
どうか、怒らないでください。
おそらく、多少でもバレエの知識がある人たちにとっては、ダンサーたちのテクニックは
素晴らしいもの、彼らが作りだすフォルムは信じがたいものなのでしょう。
終盤のいくつかの踊りには面白いものもありましたが、残念なことに、大半はそのよさが
分かりませんでした。そんな私が見てはいけなかったのだと思います。ハハハ。

ピナを知る人、彼女のすごさを無条件にたたえる人が見るべき作品でしょう。
申し訳ないですが、もう一本の「夢の教室」はパスすることにしました。
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3Dデビュー”でした。“初デビュー”と言う人もいますが。ハハハ。
専用のメガネが重い!
確かに立体感はありますが、人物が“浮いて”見えます。
まるで“飛び出す絵本”のような飛び出し方は どこか不自然です。
そして、映画は別に飛び出す必要ないんじゃないですかね?…と言うとぶち壊しですが。
2D/3Dで選択できるときは迷わず2Dを選びますが、“3D だけ”のときはためらいます。
あの眼鏡をかけなければいけないのかと思うと。いやな時代になってきたもんだ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-03-22 08:32 | 映画が好き | Comments(2)