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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2012年 10月 ( 37 )   > この月の画像一覧

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名前の読み方

10/28のツイート

NHK-BS:与田が2回ほど「ボーグル…」と言いかけて
「ボーゲルソン」と言い直した。
2002WCのときドイツのノイビルをヌビルで統一してくれと
言われた。チャンスがあったら間違ったふりしてノイビルと
言おうと思っていたが残念だった。

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記憶があいまいだが、たしか、阪神時代はボーグルソンだったよね。
与田は、そのとき覚えたものがしみついていたのだろう。
登録がボーグルソンだったらしいけど、なぜVogelsongなのに 読みがそうなるのかが
まず分からない。たぶん、本人やエージェントの発音通りにしたんだろうね。
ただし、「Vo」だけど「ボ」は譲らなかったわけだ。くだらないね。ハハハ。

私の持論は「外国の固有名詞の読み方は つづりから自然に考えられる発音でいい」だ。
ノイビルは“ドイツ代表”Neuvilleの読みとしてとても自然だった。ところが、なぜか
統一表記が回ってきたら“ヌビル”になっていたのだ。
3位決定戦の担当だったので、「ドイツ出てこい。間違ったふりして、どこかで2、3回
“ノイビル”と叫んでやるから」と思っていたが、準決勝で勝ち、決勝に進んだために
“残念”だったのだ。ハハハ。


ファミリー・ヒストリー

10/29のツイート

NHK「ファミリー・ヒストリー」に見入っている。
今回は俳優・浅野忠信が二度目の登場だ。
アメリカ人の祖父を訪ねる物語だ。
フィーチャーする人物によって出来不出来はあるが、
彼の1回目、前回の女優・余貴美子も良かった。
NHKらしい番組だ。

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悔しいけど、こういうものはNHKしか作れないね。ゆっくりと時間をかけて丁寧に…は
理想だが、民放にはいろいろと“枠”があって難しい。
この番組は1回分を作るにも膨大な時間がかかっているに違いない。しかも、どれだけの
時間を必要とするかも分からないまま制作に取り掛かるのだから大変だ。

ドラマ仕立ての部分が安っぽいし、50年、100年前の話がどこまでが真実かも不明だ。
たとえば、浅野忠信の祖父(アメリカ人)にはインディアンの血が流れているかもしれない、
という可能性があったが、たった一人の親族の「そんなことはない。父親がオランダ人、
母親がノルウェー人だ」という証言だけで、簡単に“疑問解消”にしていた。
親族の胸中に“先住民”について認めることをためらう気持ちがあったかもしれないし、
親からそう聞かされていただけかもしれないのに。

…とまあ、それは細かいことだ。この番組が素晴らしいという評価は変わらない。
忠信の祖父、ウィラード・オバリングは、進駐軍の兵隊として来日、日本女性と結婚して
一女、順子をもうけたが、彼女が4歳のとき、アメリカに帰った。妻は異国での生活に
不安を抱き、土壇場で一緒に海を渡ることを拒んで娘とともに日本に残る道を選んだ。
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音信不通のまま時が経過し、順子はのちに忠信を生んだ。父を恨んだこともあったという。
アメリカでオバリングが死んだあと、家族が遺品を整理していると古びた財布が出てきた。
中にぼろぼろの写真が一枚入っていた。4歳のときの順子の写真だった。
その写真がアップになったとき、画面の片隅で浅野の顔がくしゃっとなり、母親・順子も
ハンカチで顔を覆ったが、こちらもつられて胸が熱くなった。


1週間 1000件平均!

15日に リーグ優勝決定シリーズ第2戦で黒田の好投もむなしくヤンキースが敗れたこと、
主将・ジーターが足を骨折したことを書いた。
なぜが、ヤフーのデイリーニュースが関連記事として取り上げてくれたことで この日の
アクセスは9000件を超えた。もちろん“異例”のことだ。
ただ、多くの人の目に触れた事実は素直に嬉しい。たとえ1%でもいい、興味を持って、
翌日も当ブログをのぞいてくれるなら、なお嬉しい。
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そう思っていたのだが、現実はそう甘くない。ハハハ。
ただし、“後遺症”は残っているようだ。
10月18日から24日の1週間の平均アクセス数は1001件だった。
異常アクセスの1日を含まない1週間の数字としては、このブログ最高だと思う。
もっとも、今はもう700件前後に戻っているから、結局は一時的な現象だったわけだが。
トホホ。

ちなみに、エキサイト・ブログのランキングで“テレビ・ラジオ”と“スポーツ”部門に
エントリーしている。上がったり下がったりだが、“健闘”している。
自分で言うなって話だが。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-10-31 06:09 | 放送全般 | Comments(4)
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一般紙はおろか スポーツ紙でも取り上げられているのを見かけなかったが、胸に
“引っかかる”記事がネット上にあった。真偽のほどがよく分からない記事だが、
読んでいるうちに、身の置き所に困るぐらいの恥ずかしさに襲われた遠い記憶が
よみがえった。だいぶ時間が経過したが、念のために書いておく。

女優の国生さゆりが、旅番組のロケのため訪れた被災地で
数々の不手際があったとして、番組収録に協力してくれた
人々に公式ブログを通じて(9月)17日に謝罪している。

…そんな書き出しで始まって、国生のブログからの抜粋を引用していた。
そのまま信じるならばこうなる。
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三陸の各地を訪れたのだが、行く先々で 予定にない場所での撮影があった。中には
大勢の犠牲者を出した生々しさが残る場所での収録など耐えられない状況もあった。
取材を依頼した相手に予定外のことを強引に頼むこともあって戸惑わせていた。

こういったいきさつに国生は・・・

震災にあわれた方たちの今を皆さんに知って頂きたくてお邪魔したのに、
反対に振り回してしまっているのではないか

どこの被災地の方々も『忘れないで』『風化させたくない』の
お気持ちで取材に協力を惜しまず時間をさいてくださる。
そのお気持ちにオンブに抱っこを繰り返すことはどうなんだろう?

などと記し、最後に

今回の撮影にご協力頂きました三陸のみなさま、ありがとうございました。
そして不手際がたくさんあってごめんなさい

と、謝罪してブログを結んでいた。

不手際の例として国生は、前々から決まっていた海苔(のり)漁師さんへの取材を
キャンセルすることになったことや、予定になかった昼食を頼んだり、さんまの
加工風景を撮りたいと求めたり など強引なやり方を挙げていた。

“身内”の恥をさらすようだが、テレビの取材は新聞やラジオと違い 映像があって
初めて成立するのでなにかと“強引”になりがちだ。映像を撮るとき、どうしても
相手に注文をつけることになるからだ。ドキュメンタリーはインパクトもあるが、
カメラが入った時点でドキュメント…“あるがままの”記録ではなくなってしまう。

そんなこんなを考えていると、ふいに40年近く前の出来事を思い出した。


アシスタントとして出演していたワイドショー「3時のあなた」時代の話だ。
役割は、文字通り補助的なもので、“腕”をふるう場面はほとんどないのだから
やっていてそれほど面白いものではない。
私が担当する水曜日に事件ネタが好きなディレクターがいたのはラッキーだった。
“人間くさい”出来事を探し出して、そのリポートに私を連れ出してくれたからだ。
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青森県八戸港内に位置する蕪島はウミネコの繁殖地として知られている。
ここを訪れたのは1975年12月の下旬のことだ。
盗みに入った“小学生”が帰宅した女性ともみ合いになり、台所にあった包丁で
その女性を刺し殺した悲惨な事件を取材するためだった。

当時11歳だった少年は近くの倉庫に隠れたあと、翌日になって保護されたのだが、
そのときの彼はビニール紐で自分の両手を縛っていた。
誘拐され監禁されていたと言い逃れるための偽装だったが、通じなかった。
青森県では初めての小学生による殺人だったそうだ。

年末の 小雨が降る海岸近くで低い雲が上空を覆う蕪島をバックに私はリポートを
締めくくるコメントをカメラに向かって話した。
「人を殺した罪は憎むべきですが、自らの手を縛ってまで逃れようとした胸中を
思うと、少年の心もまた哀れだと思います」と。

最後のフレーズは「あれでよかったのだろうか」と、ときどき思い出す。
現地の風土に触れた者の実感だったとはいえ、情に流されたという反省とともに。
ふつうのコメントも収録し、どちらを選ぶかの判断はディレクターに任せたのだが、
結局そのまま放送された。

“恥ずかしい思い”はこのときの取材過程で経験した。
話を聞くために歩き回る中で、少年をよく知るお年寄りがいるという情報を得た。
やっとのことで見つけたが、カメラを見ると口を開いてくれなかった。
彼女を逃がすと証言を収録することが難しくなると思ったのか、ディレクターは
懸命に口説いていた。その途中 「お小遣いあげるからさあ、おばあちゃん」という
言葉が聞こえた!

このとき、同行したカメラマンはフジテレビが契約している“地元”の人だった。
強く腕を引っ張られ、離れたところに連れて行かれて、言われた。
「岩佐さん、なんですか、あれは?勘弁してくださいよ」と。
強いナマリはあったが、とつとつとした彼の言葉には静かな怒りがこもっていた。
地元の人間がおとしめられたという思いと、手を貸しているクルーがすべてを金で
解決できると考えているのかという無念さが交錯していたのだと思う。

私も同じ気持ちだった。ずばりと言われたことで余計にいたたまれなかった。
結局、そのご老人からは話を聞くことはできなかった。
先日も書いたが、大勢の中にはいろいろなタイプのディレクターがいる。
功を焦って他人が見れば、こんなことを平気でやるやつも出てくる。
似たような流れの中から“やらせ”も生まれるのだと思う。


余談だが、2007年7月13日号の週刊朝日を読んでいて、「ええーっ!」と思わず
声が出かかるほどビックリする記事に出くわした。
八戸市で起きた、母子4人が殺害され、夫が行方不明になった事件を伝えていた。
“容疑”が濃厚で手配されていた夫はその後、警察官の職務質問を受けたときに
ナイフで首を切って車を急発進させ、10メートルのがけ下に落ち、失血死した。
記事を読み進むと、なんと、この夫こそ、32年前の“少年”だったというのだ!

32年のときを隔てて、東北の小さな町を2度も事件の舞台にしたこの男の人生とは
一体どんなものだったのか、としみじみ思わずにはいられなかった。

資料を見ると、私が訪れた時期の蕪島にウミネコはいないようだが、ほかの記憶と
交じり合っているのか、島の上を群れ飛ぶ姿や独特の啼き声がよみがえる。
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彼女の公式ブログを見に行くと、この日は記事を書かなかったことになっている。
つまり、削除したのだ。
削除の理由はいろいろ考えられる。“荒らし”行為があった。テレビ局の圧力。
局に気兼ねした事務所の圧力。彼女自身の判断…この中のどれかだろう。
タレントのブログは花盛りで、芸能記者は毎日数時間おきにチェックしなければ
いけないのだろうから大変だ。同情する。ハハハ。

大多数のサイトが“旅番組”としているが、一つだけ日テレ「24時間テレビ」だと
書いていた。“眉ツバ”だが、万一本当だとすると、ちょっとまずいよね。
ハンディキャップを持つ少女の屋久島杉挑戦でもいろいろあったと聞く。テレビの
モラルがとやかく言われるのは珍しくないけど、チャリティ番組だものね。
by toruiwa2010 | 2012-10-30 09:02 | 放送全般 | Comments(4)
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10/24のツイート

「スーパーニュース」の天気コーナーの細貝アナ。
横を向くとせっかくの美貌がマイクに隠れてしまうね。
こういうときは、顔の右側からマイクが来るように
してもらうことが肝心。音声さん、ディレクター、
本人が「テレビ」ということを忘れている。
君たちプロだよ。


分かりにくいかもしれない。
画面の右側に立っていた女性アナのマイクは顔の左側から口の前に伸びていた。
彼女からみて右側にいる気象予報士の方を向くと、マイクが顔を隠すことになる。
「それは、プロとしてどうなの?」と思うわけだ。
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この写真は放送席から振り返ったところをテレビカメラの横から撮ったもの。つまり、
カメラがセットされているのは二人の中間より少し左にずれている。これならば、私は
問題がないし、柳さんのマイクについても何も言わない。もし、カメラがセンターなら、
柳さんが私の方を向いたとき、マイクで顔が隠れてしまうから、そのときは、音声さんに
言ってマイクを顔の右側から出るようにしてもらう。
私は自分で勝手にやっていた。見せるような顔じゃないことは承知の上で。ハハハ。


10/25のツイート

休養していたキムヨナが12月の国際大会で
復帰する。大歓迎だ。日本人の一部ファンからは
ひどく嫌われているが女子フィギュアの歴史に
名前が残る選手であることは事実。
華やかで流れるような滑りが再び見られるのは
本当のファンには嬉しいこと。
浅田との対決も楽しみだ。


フィギュアスケートのシーズンが開幕した。シーズンが浅いからか、選手たちの出来には
かなり差があるようだ。選手にとっては、グランプリ2戦で結果を出さないと、そのまま
そのシーズンの表舞台から姿を消すことになりかねないのだから思えば厳しい競技だ。
日本の有力選手たちはまずまずのスタートを切ったようでめでたしめでたしだ。ただし、
カナダ大会で16歳のケイト・オズモンド、21歳のハビエル・フェルナンデスがそれぞれ
優勝をさらったように、急激に伸びる若手もいるから安心はできない。
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そんな中で、久しぶりにキムヨナのニュースが飛び込んできた。しかも、12月には競技に
復帰するという嬉しい話だ。
世界のフィギュア・ファンは外国人選手でもいい演技をすればためらわずに拍手をするし、
失敗が続いた選手には励ましの声援を送る。日本のファンも例外ではない。
なのに、なぜ、キムヨナに対してだけは“情けない”態度を取るのか、理解に苦しむ。

そりゃ、彼らには言い分はあるのだろう。数年前には、私のところに これを見ろ、あれを
見てみろと様々な画像や映像のURLが送りつけられてきた。
全部を見たわけではないが、キムヨナの言動を非難するものばかりだった。それも誰かが
どこかで見つけたものをツイートし、検証もしないまま大勢がそれを拡散したものだ。
しかも、内容は彼らがそこまでキムヨナを憎悪の対象にする理由になるものではなかった。

ま、その件はここまでにしよう。フィギュアスケートのファンとしては、彼女が世界の
ひのき舞台でもう一度その華麗で優雅な滑りを見せてくれるだけで嬉しいのだから。


マリナーズが川崎宗徳を解雇。
「終の信託」じゃないけど、楽にさせてやったって
ことだね。日本でならまだやれるさ。
結局、そこに頼れちゃうのがダメなんだけど。


西岡に次いで川崎もか。
結果論でなく、初めから無理だと思っていたし、そう書いてきた。
プレー以外のパフォーマンスでしか話題にならなかったのだから仕方がない。
“勝手”とか“わがまま”と言ってしまうと本人たちに気の毒だが、この結果を踏まえて
今後、日本人内野手を見るメジャーの目はさらに厳しくなるのは確かだ。彼らの行動が
あとに続くはずだった選手たちのチャンスを奪ったかもしれない。
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しかも、二人の力なら日本プロ野球で十分やれてしまいそうだから困るのだ。
彼らの胸に初めから「ダメなら日本に戻れば…」という考えがあったかどうか分からない。
「水盃をするぐらいの覚悟で行け」「二度と帰ってくるな」と言うつもりもないが、二人が
“退路を断って”海を渡ったとは思えない。それでもチャレンジできてしまうメジャー…
この10年ぐらいで身近な存在になりすぎてはいないか?

来年の楽しみは、川崎、西岡、福留たちが日本で大活躍したとき、張本が何と言うかだ。
ハハハ。


日ハムがメジャー行きを表明している花巻東の
大谷投手を指名する・・・えーと、これは普通の
ことではないのか?メディアが「強行指名」と
表現することに違和感があるね。
どちらもルールの中だし、日ハムはリスクを
背負っているんだもの。

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翌日の朝日朝刊に信頼する西村欣也記者が「強行指名、共感得られぬ」というタイトルで
囲み記事を書いているのを見て目を疑った。

・去年、巨人の一本釣りを防ぐために菅野を強行指名したのとは意味合いが違う
・大谷はすでにメジャーを選択し、マイナーからはい上がる決意を固めている
・栗山監督は、18歳がどれだけの覚悟で決意表明したか分かっているはず

・・・はて。日本ハムは非難されるべきなのだろうか?
ルールに外れたことをしているのなら分かる。しかし、大谷はドラフト対象選手だった。
指名していい選手を指名しただけなのに、なぜ非難されるのだろう?
ルールとして「メジャー行きを宣言したら、日本でのドラフトの対象からは外れる」と
明記したらいいと思うけどね。
過去のドラフトではさまざまな“抜け駆け”があったことが一因じゃないのかな。


週刊朝日&朝日新聞グループと戦う徹ちゃん、
個人としては嫌いじゃない。
しかし、一連の騒動中だけでも、猛烈な発言・
ツイートをしたかと思えば、すぐに訂正・謝罪の
繰り返しには問題がある。
おっちょこちょい&直情径行型のリーダーは
危険極まりない。


同じことが石原慎太郎にも言える。二人はよく似ている。
頭がよくて、世間で言う“挫折”を知らない二人には“出来の悪い”人間が どうしても
馬鹿に見えるんだね。深い意味もないのだろうが、簡単に“バカ”を連発する癖がある。
身の回りで起きることの断片を見ただけで全体像が分かったと思ってしまうために軽率な
発言をする。それも過激な表現を使って。間違いだと分かると、すぐ訂正する徹ちゃんは
まだいいが、慎太郎は頑固だし、謝ることが大嫌いだから始末が悪い。
橋下も、発言する、間違いでしたと謝る…の連続では信頼を失う。こんな二人が組んだら
とんでもないことになりそうだが、大丈夫なのか。結局は組まないから大丈夫か。ハハハ。


「私たちは恋愛関係にあった」とモロゾフが
初めて認めたらしい。フィギュアスケート、
安藤美姫のコーチだったロシア人だ。
誰が見ても二人の関係は明らかだった。
安藤の成績は「関係の推移」に影響されると
見ていたがやっぱりという感じだ。
女性アスリートの難しさかも。


選手の大半は若い男女だから、キャリアのどこかで恋愛感情が芽生えることはあるだろう。
それは、どんな競技にも言えることだ。
一般論では、男性より女性の方がその影響を受けやすい。うまくいっているときは競技の
成績も上がる。しかし、二人の関係が怪しくなったときモロに影響を受けるのも女性だ。
男だって傷つくし、へこむだろうが、女性の方が深い傷を負うのではないか。
恋愛の専門家じゃないから、断定的なことは言えないが。ハハハ。
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数年前、日本人記者たちの前で“優勝”を確認した安藤にモロゾフ・コーチが近寄って
ハグをする“衝撃”シーンがあった。どう見たって選手とコーチのハグではなかった。
高橋尚子と小池監督の間には絶対に見られなかった光景だ。ハハハ。
「うーん。日本の女性アスリートも変わったなあ」と、感慨深いものがあったが、同時に、
「これはどうなんだ?」と心配もしたものだ。大した根拠もないが、ずっとうまくいく
わけがないと思ったからだ。

モロゾフの話を100%信じるならば、今回のケースは“振った”のは安藤の方だというから、
私の“学説”がそのままあてはまるわけではないが、女性アスリートと男性コーチの
関係はまことに難しいものだと改めて思う。

“ハグ”を見たとき「安藤とキムが入れ替わっていたらどうだっただろう」と思ったのは
私だけじゃないよね。「イチャイチャ、ベタベタすんじゃねえよ」、「場所をわきまえろ」、
「恥ずかしいと思わんのか」…罵詈雑言があふれ返っただろう。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-10-29 09:12 | スポーツ全般 | Comments(6)
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WOWOWに移ってからの私の実況の基本は“さりげなく”でした。
飾らず、作らず、絶叫せず、邪魔をせず…です。
ですから、第一声も放送の終わり方も出来るだけ“自然体で”を心がけていました。
ただし、一時期だけ、放送終了のコメントにこだわったことがあります。


現役を引退したあと、2006年全米オープン・テニスの男子決勝を最後まで見て 個人的に
「うわっ、懐かしい!」と思ったことがあります。
実況アナが司会席のダバディーさんにマイクを渡す前のコメントはこうでした。

今大会のWOWOWの放送は、解説 柳恵誌郎さん、遠藤愛さん、丸山薫さん、
土橋登志久さん。実況アナウンサー 久保田光彦、鍋島昭茂、河路直樹、
そして私 島村俊治でお伝えしてまいりました。
また、プロデューサー、ディレクター、テクニカル・ディレクター、エンジニア、
エディター、タイムキーパー、コーディネーター、通訳…それぞれのスタッフ一同が
チームワークで皆様に映像と音声をお伝えしてまいりました。

男子決勝の解説 柳恵誌郎さん 数々の思い出に残る大会だったと思います。
実況担当 島村俊治 渾身の力でお伝えしたつもりです。
それでは・・・


「懐かしい」と思ったのは90年代半ばごろに 私も同じようなクロージング・アナウンスを
したことがあるからです。
ヒントは、アメリカのスポーツ放送でした。
あちらのスポーツ中継は試合が終わると“そそくさ”とまとめの話をしてできるだけ早く
放送を終えようとします。視聴者が席を立たないうちにCMに行こうというのでしょうか。
試合終了が迫ってくるとアナウンサーがまずスポンサーの名前、次に プロデューサー、
ディレクターたちの名前を伝えていました。「格好いい!」とずっと思っていたのです。
ハハハ。

1992年の全豪からWOWOWでテニスの放送を始めてみると、最終日の終わり方が
実にゆるやかで、「適当に終わってくれればいいです」と言われることがほとんどでした。
「岩佐さん、最後は“アバウト”です。よきところで適当に終わってください」
…時間に関係なく、私のタイミングで放送を終えて構わないという意味です。
どっちにしても余った時間はビデオを流すのですから神経質になる必要がないのです。
そのときから、「“あれ”をやる絶好のチャンスだ」と思っていました。
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1995年全米の私のクロージングはこんな具合でした。

(カップを掲げるサンプラスの映像をバックに各種目の優勝者を紹介したあと)
日本時間では8月29日 火曜日から14日間にわたってお送りしてまいりました
95USオープンは男女とも夢の対決が決勝戦で実現しまして大いに盛り上がりました。
ご満足いただけたでしょうか?
解説は柳恵誌郎さんでした。どうもありがとうございました。そして坂本真一さん。
実況は私、岩佐徹(註)、技術は広田篤、制作陣は プロデューサー・仲沢雅彦、それに
生井恵一以下TBSビジョン、ほかに TBS、TBSインターナショナルの協力・・・
さらに、ENGはニッパスというスタッフ・キャストでお送りしてまいりました。

次のWOWOWのグランド・スラム大会の放送は来年1月15日開幕のオーストラリアン・
オープンです。
アガシ、サンプラス、グラフ、セレス…男女2強時代が続くんでしょうか、それとも
新しい挑戦者が出てくるんでしょうか。まったく興味は尽きません。
それでは、今度はオーストラリア・メルボルンのフリンダース・パークからお目に
かかります。それまで皆様 ごきげんよう、さようなら。

註:57歳でしたが、 一人で14日間がんばりました。


民放ではこんなことはやりません。NHKでも考えられません。たぶん日本のテレビでは
初めてだっただろうと思います。懐かしいと思ったわけがお分かりでしょう。ハハハ。
たしか4-5回はやったと思うのですが、編成の担当者から“ストップ”がかかって泣く泣く
やめました。身内のことなのにおかしいという異論が出たのだと記憶します。

数年後、私の思い出を聞いた一人のプロデューサーが「面白いですね、やりましょうよ」と
言っていたのですが、機会を得ないまま交代してしまいました。

個人的にはこのアナウンスは“あり”だと思います。14日間 苦労をともにした仲間には
何かで報いたいという思いがあるものです。もう一つ、有料放送のWOWOWの視聴者と
送り手の関係は地上波に比べて“親密”であっていいと考えるからです。頭の固い連中の
理解を得るのは難しいですが。ハハハ。
不思議なことにこのアナウンスをしているときに気持が高ぶって終わりが近づくにつれて
“うるっ”とすることがありました。視聴者がどう思ったかは分かりませんが、こちらは
勝手に盛り上がっていたのです。うーん、もう一度やってみたいなあ。
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この数年、午後1時に昼寝をするとき、「大竹まことのゴールデンラジオ」を聴きます。
その前は「キラキラ」でしたが、すでに書いたような理由でしばらく“執行猶予”ののち、
“処刑”しました。ハハハ。
ただし、月曜日だけはこれも私なりの理由でTBS「たまむすび」を聴くことにしています。
ある日、1時少し前に横になりラジオをつけると、ちょうど大沢悠里が締めのアナウンスを
しているところでした。
毎日やっているようですが、放送に関わったスタッフやキャストの名前を告げていました。
リスナーと送り手を結びつけます。悪いことではありません。続けてほしいです。
by toruiwa2010 | 2012-10-28 09:10 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(4)
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岩佐さんの解説を聞いていて不満なのはコート・チェンジや
エンド・チェンジはいいとして、ラリー中もしゃべり続けて
いるということです。
GAORAでマスターズ大会を副音声で聞けばわかるのですが、
向こうの解説は原則的にラリー中の喋りはタブーです。


現役時代でしたから、ずいぶん前の話ですが、ブログの投稿欄でこのコメントを
見つけたときは“ショック”でした。ハハハ。
プレーを邪魔しないよう実況をと心がけていたつもりだからです。
WOWOW時代の私のテニスやサッカーをごらんいただいた方はトータルとして
違う感想を持っていらっしゃると信じています。
きっと、投稿者が見ているときに余計なところでしゃべったんでしょうね。
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そう、絶対になかったとは言いきれません。
スポーツ中継は99%がアドリブです。解説者もいますから、サーブのモーションに
入るところで黙る、と決めていても、いつもそのとおりになるとは限りません。
これは、コメントした人が言う“向こうの解説”でもおなじです。
テニスのマスターズ・シリーズやウインブルドンを現地実況で聞いてみると、100%、
理想を守るのは 洋の東西を問わず不可能であることが分かります。

その時点までにも自分なりのアナウンス論を書いていました。
そのつど、友人から「“黙る”ことについても書けばいいのに」と言われました。

書き込みをされた方が、どれぐらい私の実況を聞いて下さったのかは分かりません。
あまり多くはなかったと思いたいです。“たまたま”ですみますからね。ハハハ。
90年代後半から、私は大きな試合の前にはディレクターや音声担当のエンジニアと
「ファイン・ショットが決まったとき、大事なゴールがネットを揺らしたときには
黙るので ノイズ(歓声、拍手など)を出来るだけ上げてほしい」と話していました。

やがてそんな打ち合わせは不要になり、私が黙るとノイズがよく聞こえるように
“音声さん”が配慮してくれるようになりました。あうんの呼吸です。
グランド・スラム決勝で勝負が決まったときや、ユーロ2000決勝のフランスvs
イタリアでトレゼゲが“さよならゴール”を決めたとき、リバプールの試合前に
サポーターが“You’ll Never Walk Alone”を歌うときなどがその例です。
アナウンサーのおしゃべりより 現場の空気、余韻を楽しみたい人たちがいることを
知っているからです。

自慢で書いているわけではありません。
多くの方の賛同を得ましたが、中には「しゃべって盛り上げてほしい」という声も
あって、必ずしも皆さんに歓迎されたものではないのです。
自分としては、ひとつのスタイルとして確立したつもりですが。

しゃべるのが仕事ですから アナウンサーにとって“黙る”ことは勇気が要ります。
拍手・歓声に乗せて、声のトーンを上げてしゃべれば“きまる”と思えるだけに、
その誘惑を克服するのはそんなに簡単なことではありません。ハハハ。
特に若いうちは難しいことです。しゃべれないのだと思われることが怖いからです。
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78年-81年、メジャー・リーグ中継でアメリカに行くたびに現地の実況を聞いて、
「これだ!」と思ったものの、フジテレビではなかなか実践はできませんでした。
「ハイライトや総集編のときに編集しにくい」というディレクターもいるからです。
リアル・タイムを大事にするか、総集編を大事にするか、となれば答えははっきり
していますが、アナウンサーの立場は案外弱いんです。ハハハ。

年齢を重ね、経験を積んで初めて“黙れる”のですから厄介です。
しかも、せっかく自分は黙っても解説者が横しゃべったりすると意味がありません。
唇に指を持っていったり、手を伸ばして押さえ込んだり、結構大変でした。ハハハ。
黙ったことでドラマチックな効果を生んだときは、うまくしゃべれたときよりも
はるかに大きな喜びを得るから不思議です。

アテネ・オリンピックで“栄光への架け橋だー”が受けたからか、以後、事前に
言葉を用意することが“はやり”になり、古いタイプの私は辟易しています。
しかし、そういうアナウンスがお好きな方がいるのも事実ですから、“黙る”ことは、
ますます難しいのです。
まるで、テニスにたとえて言えば、ベースライナーばかりになってサーブ・アンド・
ボレーヤーを懐かしく思うのと同じように、“うまく黙れる”アナウンサーの出現を
待ちわびる今日この頃です。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-10-27 08:00 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(4)
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10/25のツイート

石原慎太郎、東京都知事を辞任!
新党を結成して国政復帰を目指すそうだ。
毀誉褒貶・・・彼に対しては様々な意見がある。
「政治」に関しては否定的なものが多いと
認識している。「太陽の季節」以来のファンだが、
80歳で何をやろうと言うのか。
この行動は理解に苦しむ。


一刀両断。はっきりものを言う。批判をものともしない。決めたらやる…
石原慎太郎の言動には魅力を感じる。ただし、それは政治をのぞいての話だ。
政治も、一議員や閣僚、あえて言えば都知事レベルならいいが、新しく結成する党が
一定の勢力になるかもしれないと考えれば、もろ手を挙げて歓迎することはできない。

文学者、都知事としては痛快なもの言いだが、舞台が国政の場に移るとなれば“痛快”は
すなわち“両刃の剣”であると思わなければいけない。
“決められない政治”の対極にある人物だから、歓迎する向きもあるだろうが、なまじ
経験を積んでいるだけに橋下徹以上の危うさがつきまとう。
80歳という年齢で“老害”と非難されるのを覚悟した上で国政復帰を決めたかげには
“やむにやまれぬ”ものがあるのだろう。

自民党・安倍総裁が石原の心情を、吉田松陰の辞世の句を引用して語っていた。

身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂

…昨日の記者会見で、尖閣に象徴される情けない政府の体たらくや官僚制度への不満を
ふつふつと、たぎるような言葉で語っていた姿とダブる。
しかし、メディアの格好の標的にされるのは間違いない。都知事としても失敗があり、
政治家としての考え方やこれまでの過激発言には“つっこみどころ”が満載だ。テレビも
新聞もさぞかし大喜びしていることだろう。
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夕方の各局ニュース、「ニュースウォッチ9」、「報道ステーション」を見たが、思ったほど
ネガティブな報道姿勢ではなかった。街の声は編集の仕方でどうにでもなるが、それでも
“歓迎”の声が少なくなさそうなことに驚いた。つまり、それほど日本の今の政治には
不満があって、“もの言う”政治家を待望しているということだろうか。

私は反対だ。
それは、彼が“危ない”人物だからではない。老害だとあえて言う気もない。

衝撃のデビュー作「太陽の季節」で世間を騒然とさせたのは1955年だった。
それまでの常識をぶち破る胸のすくようなまったく新しい文学をひっさげて大学生の
石原慎太郎が登場するシーンを18歳の私はリアルタイムで見た。ポイントにまっすぐ
切り込んでいくような簡潔で分かりやすい文体が好きだった。

彼には政界からの引退を願っていた。特に4期目の都知事選にも出ないでほしかった。
そして、村上春樹のようなわけのわからん比喩だらけの小説を蹴散らす最後の傑作を
書いてほしかったのだ。今でもその思いは変わらない。

毀誉褒貶…石原慎太郎の“解剖”はこれから本格化するだろう。かなり攻撃されるはずだ。
しかし、憎めない男なんだ。嘘はつかず、歯に衣着せることもないから煙たいと思う奴、
面倒だと思う奴もいる。要するに敵が多い。それを楽しんでいる風にも見える。

男・慎太郎が好きだ。しかし、国政に復帰する政治家・石原慎太郎は結果的にボロボロに
なってしまいそうな気がする。
会見で言い切ったように総理大臣になる気はないのだろう。新党の代表として、道筋を
つけたら、そこで足を洗って作家に戻ってほしい。長い 議員・都知事の経験を踏まえて
書きたいことが山ほど溜まっているに違いない。スケールの大きなものが書けるはずだ。
あなたが“やり残した”ことは文学の世界にもあることを忘れないでほしいものだ。
by toruiwa2010 | 2012-10-26 08:55 | 岩佐徹的考察 | Comments(5)
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「新しい靴を買わなくちゃ」75

パリの街を走るタクシーの後部座席に若い男女が乗っている。
男はカメラマンの千(せん:向井理)、女はその妹のスズメ(桐谷美玲)だ。
そばにいるといいことがあるからと、妹の強引な誘いで千は同行させられたのだった。
「写真を撮ってほしい」と頼まれた千がセーヌの川岸でカメラをセットしているスキに
スズメは待たせていたタクシーに乗って行ってしまった。

置き去りにされて途方に暮れている千の前を人妻風の日本人女性が通りかかった…
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中山美穂が長い付き合いの北川悦吏子(脚本・監督)、岩井俊二(プロデュース)と10年来
温めてきた企画だと、フジテレビ「ボクらの時代」で話していました。
うーん、10年前だったら、中山にももう少し魅力があっただろうし、間違いなく千の役は
向井じゃなかったわけだから、最低でも5点はアップしたかもしれませんね。ハハハ。

たしかに向井はいい男だし、かっこいいけど、いかんせん演技が“薄っぺら”ですね。
野菜の名前を持ち出したいところですが、ファンの女性もいるでしょうから…。ハハハ。
そして、あくまで“好み”ですから言っても仕方がないのですが、この作品の主演女優が
なぜ中山なのか 分かりません。作り手側の思い入れが強すぎるのではないでしょうか。
ストーリーは面白いし、キャスティング次第で“それなり”の映画になったはずなのに。

うまいのか下手なのか判断に苦しむピアノが奏でるモーツアルトのメヌエットをバックに
モノクロの写真がスライド風に映写されていくオープニングはいいと思いました。一気に、
パリの雰囲気に包まれました。ちょっと期待が盛り上がったんだけどなあ。ハハハ。

始まって5分もしないうちに、セーヌもノートルダムも「それ 聞いたことがある」という
“残念”な妹にがっくりし 計画的に出し抜かれた千が手にしたコートを地面に投げつけて
悔しがるさまにも「74年間、生きてきたけど、そんな奴は一人も見たことがないぞ」と
突っ込んでいました。
この作品ではないけれど、日本の映画やドラマでは 頭に来た人物がテーブルの上のものを
手で払い落す場面がよく登場します。演出する方も“怒り”を表現する演技として他には
思いつかないのでしょう。見たことあります?私はないけどなあ。どうして、そんなに
不自然な演出をするんだろうといつも思います。ディテールは大事でしょ。ハハハ。

封切から9日目の2回目の上映でしたが、渋谷東映は50人ほどしか入っていませんでした。
今の邦画って、みんなこの体たらくなんですかね。いえ、「大捜査線」「ビヨンド」など、
大当たりしている作品もあることは知っていますが。ハハハ。


「最終目的地」85

オマーのもとに一通の手紙が届いた。南米・ウルグアイの消印が捺されている。
ある作家の伝記を書く許可を求めた手紙への返信だった。答えはNoだった。
恋人の勧めもあって、彼は8000キロ離れた地に飛んだ。改めて交渉するために。
人里離れた土地にひっそりと暮らしていたのは、自殺した作家の未亡人、キャロライン、
愛人だったアーデンと一人娘、作家の兄・アダムとその男性パートナー、ピートだった。

アダムは協力的だったが、キャロラインはかたくなだった・・・
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作家の死が自殺によるものだったからか、残された人たちの心にさまざまな形で“影”が
落ちています。どう生きるかを模索しているのです。しばらく滞在することが許された
オマーはなんとかキャロラインの心を開こうとしますが、うまくいきません。
物語の焦点は 伝記を書く許可が下りるかどうかですが、映画は結論が出るまでのオマーと
“一族”とのかかわりを細やかなタッチで描いています。

ある小さな事件が起きる以外に、物語の進行に大きな変化はありません。
普通なら退屈するところですが、じっくりと映画の中に身をゆだねられました。きっと、
演技と演出がうまいからでしょう。
中でも、アダムを演じるアンソニー・ホプキンスとキャロライン役のローラ・リニーには
圧倒されます。気の毒に、役柄から言えば主役のはずのアメリカ青年・オマーに扮した
オマー・メトワリーは完全にかすんでいました。

画面にいるだけで特別な雰囲気を作り出せるのは、単なる演技ではなく、その俳優たちの
人生や人格が作用しているからでしょう。その意味でこの映画は、二人の出演なくしては
成立しなかったのではないかとさえ思います。
普通の監督・脚本だったら、こんな風には作らないだろうと思う終わり方が見事でした。

優雅で美しい映画です。40代以上なら「いいものを見た」と思うはずです。


「桃さんのしあわせ」85

ゴミゴミした香港の商店街を桃(タオ)さんが行く。
年齢は80歳近いのだろうが、気さくで“美人”で、おまけに気立てがいい桃さんは
商店街でも人気者だった。今日、桃さんはニンニクを買いに来たのだ。
特別な日だった。中国でロケをしていた映画プロデューサーのロジャーが久しぶりで
帰ってくるのだから。

桃さんはロジャーの家の家政婦として60年も働いてきたが、一家のほとんどが海外で
暮らすようになった今は長男・ロジャーの世話を焼くだけだ。
帰ってきたロジャーの好物、牛タンがなかなか食卓に出てこない。すねるロジャーに
健康を考えてのことだと応じた桃さんだったが、その日の午後にはいそいそと下準備に
取り掛かっていた。誕生のときから可愛がったロジャーが愛しくて仕方がないのだ。

その桃さんが倒れた…
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一命を取りとめますが、ロジャーは家を空けることが多く、体が不自由になった桃さんの
面倒をみることができません。結局、老人ホームに入ることになります。
日本人の目にはかなりひどいものに見える施設で過ごすことになった桃さんはいっさい
愚痴をこぼさず、そこでの生活を楽しむようになります。
ホームの職員や入居者仲間との交流や忙しい合間を縫って見舞いに訪れるロジャーとの
関係を淡々と描いていきます。人によっては退屈な映画かもしれません

しかし、今は離れて暮らすロジャーの家族を含めて 周囲の人たちが桃さんに示す優しさが
少しも押しつけがましくなく、互いの距離感に心地いい温かさを感じます。
そこここにちりばめられた、ちょっとしたユーモアがいいです。

75 新しい靴を買わなくちゃ ストーリーはいいのに主役二人に不満があってこの点数
85 最終目的地 すばらしい 画面に登場するだけで圧倒するベテラン二人に敬服する
85 桃さんのしあわせ 地味な小品だが鑑賞後の気分がいい 主演の二人がすばらしい
by toruiwa2010 | 2012-10-25 08:11 | 映画が好き | Comments(6)
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10/19のツイート

すでに良く知られた話だが、ノーベル賞受賞の知らせが
届いたとき山中教授は洗濯機の修理をしていた。
それを聞いた閣僚から新しいものが贈られることに
なったという。話が出たとき「つぶれろ」と思ったのだが
決まったらしい。
教授は基本的に国には感謝の姿勢らしいから断ることは
ないんだろうなあ。

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田中真紀子あたりが言い出して、初めは公費で買うことにしていたようだが、いろいろ
制約があるので閣僚が金を出し合って買うことになったのだとか。
いかにもお偉いさんの考えそうなことだが、どこか、何かがおかしくないか?
悪いけど、国民のだれ一人“美談”とか“いい話”とか受け取ってないからね。ハハハ。

こまかい点は覚えていないが、ラジオに出た山中教授は「国からの補助も少なく…」と
話を振られると、「いやいや、国からの補助があったからこそ研究が続けられたのです」と
答えていたらしい。“頭脳流出”を憂慮する声が出始めて久しいが、厳しい環境での研究を
強いられながら、“けなげな”言葉を口にする教授に改めて拍手を贈る。

ついでになるが、吉田沙保里への国民栄誉賞にも違和感がある。
高橋尚子の受賞あたりからおかしくなった気がする。
国民も「政権の人気取り」、「政府が問題から国民の目をそらすためにやっていること」と
冷めた目で見ているが、それにしても、○○は受けたが、△△は受けていないという話は
枚挙にいとまがない。典型は、山下は受けたのに、同じ柔道でオリンピックを3連覇した
野村忠宏は受けていない。なぜだ。吉田の偉業は偉業として、贈る基準があいまいすぎる。


マキタスポーツvsニッチェの決勝を希望する。
すみれは清潔感があり品もあるが、ここでも
ニッチェの味は捨てがたい。 


19日に放送されたフジテレビ「うたうま王座決定戦」を久しぶりにじっくり見た。
みんなうまいね。初期のころは、カラオケに行った職場の仲間内で「うまい」と言われる
程度のうまさだったが、今は“本職はだし”のタレントが多くなった。
30数年前に番組で2度歌わされたけど、足の震えが半端じゃなかった。マイクもカメラも
怖くないのだが、専門外のことを、しかも、自信がないことをするのは“あがる”ものだ。
みんな堂々と歌うのを見ると感嘆するばかりだ。
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1回戦が終わりきらないうちに女性デュエットのニッチェとマキタスポーツにはまった。
結果は、この2組とモデルのアンミカが決勝に残り。マキタスポーツが勝った。
オフィス・キタノに所属するものまねタレントらしいが、歌に味があり、他人の歌なのに、
すっかり自分のものにしているところがすごいと思った。


10/20のツイート

NPBはイチロー、黒田、ダルビッシュ、青木、岩隈の
5人にWBC出場を要請したらしい。
来年の契約があるのはダルビッシュと青木だけだよね。
今年の実績を踏まえて来年に期するところがあるから
出る可能性は低いと思うけどなあ。
あとの3人はもっと低いと。


個々人が、何を大事と考えているかなんて第三者には分かるはずがない。だから、名前が
挙がった5人全員が参加に同意しても驚きはしない。しかし、常識としては、現時点で
来シーズンの契約が済んでいない3人は 出る可能性がかなり低い。
イチローが一番“もめる”んだろうね。NPBもファンも大きな期待を持っているから。
しかし、本人はそう簡単には決められないと思う。来年ほど開幕時のコンディションが
大事になるシーズンはないからだ。
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黒田は間違いなくヤンキースに残留すると思うが、今年の結果に不満があるはず。
岩隈も同じだ。どのチームに移るかにもよるが、開幕から先発ローテーションの一角に
ポジションを確保することに集中したいところだ。二人とも、キャンプから開幕までの
流れをスムーズにしたいはず。悪いけど、WBCに出る気にはならないのではないか。

来年の契約はあるが、ダルビッシュと青木も メジャーでプレーする喜び・楽しみを知った。
来年は今年以上の結果を出したいと思っているはず。
そのためにはいいコンディションで開幕を迎えたいだろう。WBC参加には「?」がつく。

参照:9月に書いた<一転 WBCに参加とか~メジャーリーガーの動向は?~>
http://bit.ly/OTZDks


TBS「MONSTERS」が始まった。
香取真吾と山下智久というイケメン強力タグが
組まれた。前期、同枠対決でフジテレビに初めて
敗れただけに必死。
5分経過したが、かなり「シンドイ」ね。
どうしてこういう作りになるんだろう。

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ゴージャスな捜査一課長の部屋に新しく配属された山下があいさつに行くと、たまたま
そこにいたのは先輩刑事の香取だった。山下は香取を捜査一課長と勘違いして、そこから
“ドタバタ”劇が始まる。
…結局、開始10分でギブアップして、収録中の「エアポート」を追っかけで見始めた。

ひどい作り方だ。出演者もこれじゃダメだろうと思いながらやっているのではないか。
1週早くスタートしたフジテレビの「エアポート」が1回目に14.0%だった。それが
頭にあったので、「MONSTERS」の出だしを見たとき、「また負けるんじゃないか」と
書いたのだが、結果は、13.8-9.4で初めての対決はTBSが制した。普通、ドラマの
1回目はいい数字が出るものだし、プロ野球のクライマックス・シリーズと重なったので
この数字は大きく変わる可能性がある。次週で大差をつけるかもしれないし、逆転される
可能性もあると思う。

TBSは木曜日9時の枠でもテレビ朝日と正面から対決している。
1回目はテレ朝「ドクターX」18.6に対してTBS「レジデント」8.4と完敗だった。
「ドクターX」も大したドラマじゃないが、「レジデント」はもっと出来が悪い。
数字は正直だね。かつて、報道と並んでドラマはTBSの看板だったのになあ。


ドラマがらみの話では「PRICENESS」(フジ:月9)が始まった。
当日の「いいとも」のテレフォン・ショッキングに木村拓哉が登場していた。

10/22のツイート

拍手歓声にクスリともしないキムタク。
スタイルらしいけど不自然だよね。ずっと見てきた
月9も今回は悪いけど見ないよ。
キムタクが1流企業を突然クビになってホームレスに…
なんてコンセプトは受け付けないね。ハハハ。

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月9の1回目は必ず見るようにしてきたが、今回は全くその気にならなかった。
昨日出た数字を見ると16.9%…このところ、“落ち目”のフジテレビだが、これはひどい。
いくら、裏でクライマックス・シリーズが盛り上がっていたにしても キムタク・ドラマの
1回目が20%を切るなど、これまでは考えられないことだ。

31.6 GOOD LUCK
28.0 プライド
25.3 エンジン
27.7 華麗なる一族
23.8 CHANGE
24.8 Mr.BRAIN
27.4 月の恋人
22.2 南極大陸


2003年1月期までさかのぼってみると、1回目の視聴率はこんな数字が並ぶ。
視聴率は裏番組が大きな要素になるから、2回目、3回目を見ないとなんとも言えないが、
きわめて不安なスタートになったのは間違いない。どうする、キムタク。


日本野球の後進性?

10/19のツイート

中日vs巨人だけど、今の交代のとき、原はマウンドに
行かなかった?コーチだけ?…だとすると、愛情というか
選手へのリスペクトが足りないなあ。
メジャーは、交代のときは必ず監督が行くよね。


今に始まったことではないが、大した手間じゃないのに、なぜ監督がマウンドまで行って、
「ご苦労さん」の一言をかけてやらないのか、と思う。アドバイスをしに行くのはコーチ、
交代のときは監督が行くというメジャーのスタイルが人間として自然だ。
主審を近くまで呼び寄せて、ベンチの中から指をちょこっと動かすだけで交代を告げる
日本の監督たちを見るたびに、「こいつらは分かっとらん」と腹が立つ。ハハハ。

10/22のツイート

中日という球団はわからん。
起用法をめぐって監督とコーチの意見が合わないらしい。
岩瀬が打たれて敗れたあとも二人が相手への不満を
口にしたと伝えられている。初めてじゃない。
投手交代の前にコーチを交代させればいいのに。
権藤ってそんなに立場が強いのか?


“だから”負けたわけでは もちろんないだろうが、3勝1敗から3連敗したドラゴンズは
日本シリーズ進出を逃がした。チーム内がごたごたするチームにいいことはない。まして、
監督とピッチング・コーチの間で意思の疎通ができていないなんて考えられない
そんなことでよく144試合を戦えたものだと逆に感心する。ハハハ。
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前にも書いたが、権藤という男は自分の能力に恐ろしいほど自信を持っている。
直属上司のやることを冷ややかに眺めながら「オレならそんなことはしないけどなあ」と
思っている有能な部下…どこにでもいるタイプだ。本来、プロ野球はチームが監督を決め、
その監督がじぶんの手足となるコーチ陣を編成するのが普通だが、今のドラゴンズは違う
やり方をしているのだろう。

“投手コーチ”の権藤が内野の守備位置について指示する場面があった。内野手出身の
監督はすぐ横で腕組みして動かず。ヘッドコーチはいなくても守備コーチはいるだろうに。
世にも不思議な集団だ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-10-24 08:08 | 岩佐徹的考察 | Comments(11)
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10/19のツイート

“朝日新聞とは別会社&独立した編集権を持つ”とされる
朝日新聞出版が、始めたばかりの連載ルポ「ハシシタ」の
2回目以降の掲載を中止すると決めたらしい。
そんなに不確かなものを始めた理由は何?言論機関としての
矜持はどこに行ったのか。失ったものは大きいね。


定期購読はしないが、週刊朝日は断続的によく買っていた。きちんとした記事を書くと
思っているから。上杉隆の記事にはやや“怪しい”ものがあっていちゃもんをつけたし、
偏っていると思えば“フィルター”をかけて読む。世の中、そういうものさ。ハハハ。

佐野真一の記事は“怪しい”とか“偏っている”という言葉の範囲を超えていた。
だから ターゲットである橋下徹の猛反撃を食ったのだ。情けないことに、当然あるはずの
反撃に対する備えが不十分すぎた。長い歴史と伝統を持つ週刊誌としてあるまじきことだ。
まさか「事実だから反撃なんか出来まい」とタカをくくっていたわけではあるまいね。

この件で奇妙だったことが二つ。一つはメディアの取り上げ方だ。
テレビでニュースを含めていくつかの情報番組を見たが、正面から「これはおかしい」と
切り込むコメンテーターは驚くほど少なかった。
被差別部落はきわめて難しい問題だ。デリケートだから発言しにくいのも分かる。しかし、
「彼の出自はこうだ。だからダメ」と持っていく筆法を見過ごす方がよほど問題だ。

もう一点は“No1”という声もあるルポ・ライターが書いた、こんなにも汚らしい文章を
“一流”を標榜する雑誌が掲載したことについて言及されなかったこと。
“荒れてる”、“どうしたのかと…”という言葉は聞いたが、これも、正面から批判する
コメントはなかった。No1や一流には思い切ったことが言えず、少しでも落ち目になると
寄ってたかって袋叩きにするくせに。


10/22のツイート

遅いかもしれないが、今週号の週刊朝日を買おうと
している人、おやめなさい。巻頭2ペ-ジにわたって
大きな活字で編集長のお詫びが出ているだけ。
すでに伝えられている以上の言葉はない。
もちろん「下手人」・佐野真一の言葉もない。
「きたねえ」と言っておく。ハハハ。


18日に発表された週刊朝日編集長のおわびのコメント全文は以下の通りだ。

記事中で、同和地区を特定するような表現など、不適切な記述が複数ありました。橋下徹・
大阪市長をはじめ、多くのみなさまにご不快な思いをさせ、ご迷惑をおかけしたことを
深くおわびします。私どもは差別を是認したり、助長したりする意図は毛頭ありませんが、
不適切な記述をしたことについて、深刻に受け止めています。弊誌の次号で「おわび」を
掲載いたします。

昨日、最寄り駅の売店で入手した最新号の巻頭に載った「おわびします」の一文の7割は
これをほんの少し膨らましたものにすぎない。羊頭狗肉…というが、“次号で「おわび」を
掲載いたします”という先日のコメントには 謝ることより次号も売らんかなという宣伝に
主眼があったとしか思えない。あれだけ汚い言葉を並べた6ページに及ぶ記事で徹底的に
相手を罵倒しておいて、それを詫びるにあたって使った紙面はたった2ページだ。
せこくて汚い。姑息の印象を免れない。橋下が激怒しているが当然だ。
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                     たったこれだけ

加筆されているのは次の点だ。

・ジャーナリズムにとって最も重視すべき人権に著しく配慮を欠くものになった
・記事掲載の全責任は編集部にある
・表現方法や内容は編集部だけでなく、社内の関係部署のチェック、指摘を受けた
・社として企画や記事作成の経緯などについて徹底検証を進める

初めの二つは“言わでも”のこと。
表現や内容をチェックした関係部署の中には法務関係もあるのだろう。誰もが思うのは
それでこれかい、ということだ。そんなずさんなチェックではほかの記事も心配だね。
報道の自由もあるだろうが、報道の責任もあることを忘れているんじゃないか。
検証については、第三者を入れてやってもらいたい。どこで、誰が、何を間違えたのか…
すべてを明るみに出さないと、雑誌としての存続が危うい。それぐらいの覚悟でやるべし。
特に“同和地区を特定するような表現など”の“など”の中身を明らかにしてほしい。
あいまいな言い方で片づけちゃダメだ。


そして、こら、佐野真一! 
19日夜、「記事中で同和地区を特定したことなど、配慮を欠く部分があったことについては
遺憾の意を表します」とのコメントを出したらしいが、それで終わりか。逃げるつもりか。
記事を発表したのが週刊朝日なら、そして君の言葉「記事は“週刊朝日との共同作業”」が
間違いないなら、同じ紙面になぜわび文を書かない?
「すべての対応は週刊朝日に任せる」のでは言論人としての説明責任を果たしていない。
ライター生命を賭けてでもやらなきゃ、おかしくはないか。

不勉強ゆえ、血脈主義やナチスの優生思想については漠とした知識しか持っていない。
しかし、繰り返しになるが、佐野某が「橋下の父親は被差別部落の出身だ」と改めて書き、
それを市長・橋下徹と結びつけて“だから問題があるのだ”という方向に持っていこうと
している、あるいは、読む者にそう思わせようとした。そして、雑誌はそれを容認した。
それこそが問題だと思う。

日本ジャーナリズムに一定の位置を占めていたはずの週刊朝日、“No1”と持ち上げられる
ノンフィクション作家・佐野真一…とてつもなく大きなものを失うことになったかも。
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余談だが、左は売られた(完売したとの話もある)前号の表紙。
そして、右は某サイトで見つけたもの。見事なデジタル加工で大見出しが消えている。
本来、表紙があったところを空欄にして、No Image (写真なし)と書かれているものもある。
問題の記事だけ配信なされていないものもある。“尻ぬぐい”は大変のようだ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-10-23 08:08 | 岩佐徹的考察 | Comments(14)
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分からんくせに!

10/17のツイート

私は基本的に選手起用や作戦にまで踏み込むことは
ありません。監督はあらゆることを考えて指揮して
いるわけですから。外部の人間にはけがや体調などの
情報が届きませんからね。あなたには一部の
思いあがったサポーターのようになってほしく
ありません。ハハハ。

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サッカーの日本代表がポーランドでブラジルに完敗したとき「なぜ、マイク・ハフナーを
使わないのか?」と私宛にツイートがあった。それに対するリプライだ。
1981年に長嶋茂雄さんとワールド・シリーズ(Yankees vs Dodgers)を放送した。
「見る野球とやる野球は違うんです」…長嶋さんの言葉は奥が深いと思った。
現役時代、特別なスタイルを持たないバッティングや派手な動きが目立った守備ぶり、
監督になってからの采配…理論がなく、直感に頼ったものとして、“カンピューター”の
ニックネームをつけられていた。

「ここから見ておりますと…」、「放送席から見たかぎりでは…」という“注釈つき”の
話がしばしば出てきた。ベンチ内の状況や選手のこまかなコンディションなどについて、
第三者に理解してもらえないことがたくさんあるんです、という気持ちだったと思う。
このとき以来、私は よほどのことがない限り、選手の起用や監督の采配にはクレームを
つけないようにしている。ときに、限界を超えることもあるが。ハハハ。

サッカーのJリーグがスタートし、サポーターが選手・監督や経営者に謝罪させるなどの
“暴走”ぶりをテレビで見るたびに「やれやれ」だ。
まったく理解できないわけではないが、欧米のフーリガンに影響を受けたとしか思えない
一部のサポーターにこそ“ブーイング”を、と思う。


女優の死

10/18のツイート

シルビア・クリステル…エマニエル夫人が死んだ。
人気絶頂のころスタジオで話をしたことがある。
本当は美人なんだろうけど、風邪をひいて吹き出物が
出ていて「気の毒」だった。ハハハ。

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マリリン・モンローの「ナイアガラ」に“魅了”されたのは高校生のころだった。
同時期、フランス映画にはフランソワーズ・アルヌールやミレーヌ・ドモンジョといった
セクシー派の女優がいて若い日本人男性のハートをわしづかみにしていた。
“コケティッシュ”という言葉を覚えたのもこのころだ。ハハハ。

「エマニエル夫人」は1974年制作だというからとっくに結婚していたが、見ている。
妻に話したかどうかは記憶がない。ただし、いやらしさより映像の美しさが印象に残る
映画だったから、劇場に足を運んだ女性も多かったはずだ。
奥様向けワイドショー「3時のあなた」のスタジオに来た彼女を迎えたのは、逸見政孝、
須田哲夫、そして私の3人だった。メインの司会者が夏休みだったのだ。

前夜、風邪で高熱が出たという彼女はセクシーな唇の横に大きな“熱の花”を作っていた。
メークさんが相当に頑張ったのだろうが、隠せるものではなかった。
彼女が亡くなったと聞いて、番組終了後、二人の後輩と「女優さんがあの顔でテレビに
出るのはものすごく勇気が要ることだよね」と話し合ったことを思い出した。
セットに入ってきたクリステルを見て激しくがっかりしたのは事実だが。ハハハ。


行っといで

10/19のツイート

花巻東の大谷投手はメジャーも視野に入れていたが
家族の説得で国内一本になったとスポーツ紙が
書いている。それがいい。通訳や食事面が不安だとか
伝わっていた。厳しいようだがそんなにヤワな神経では
無理だ。ヒスパニック系の強さを見たら甘い甘い。
そして恥をさらすことになる。


“国内一本”と聞いてのつぶやきだ。
一転して、昨日の記者会見では本人が“メジャー行き”を発表した。
ドラフト候補上位の高校生が日本球界を経ないでメジャーに行くのは初めてだそうだ。
これまで、メジャーで“一定以上”の成果を上げた選手はすべて日本のプロとして実績を
積んでから海を渡った。なかには、積みすぎて、ピークを過ぎていた選手も。ハハハ。
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アマチュアからの直接挑戦がなかったわけではないだろうが、成功した選手はいない。
大谷の場合も不安が付きまとう。
理由はある。

「マイナーからのスタートになると思うが」と大谷は語っているが、“思う”じゃなくて、
間違いなく、そうなる。何度も書いているが、アメリカでは“選手は球団の財産”という
考え方が徹底しているから大事に扱われると思う。…えーと、これも“思う”じゃなくて、
間違いなく、そうなる。ハハハ。

練習はおそらく花巻東時代より軽いはずだから、問題ないだろう。
“壁”になるのはメンタル面だ。
“残念”という言葉が適切かどうか分からないが、日本人の“18歳”は精神面の幼さが
否定できない。通訳や食事について不安を口にしていたのは家族だったようだが、それは
心配させる要素が大谷にあるからではないのか?

常識で考えたら、1A(あるいはルーキー・リーグ)の選手に通訳はつきっこない。
バスで長距離を移動し、ホテルは2人部屋、1日に何ドルかをもらって自分で食事をする。
いわゆる“ドサ回り”だから、小さな町に日本食のレストランがあるかどうか。
“メジャー昇格”という共通の夢を持った同年代のチームメイトはいるが、仲間でもあり
競争相手でもある。辛いときに分かち合おうにも当面 言葉が通じない。

…とまあ、悲観的な材料が並ぶ。
じっくり考えた上での結論だとは思うが、仮にも「駄目だったら日本に帰って…」などと
タカをくくっているようなら成功はおぼつかない。いきなり海を渡るより、日本球団で
メンタルを鍛えてからの方がいいと思う。日本では、契約金などで投資した金を少しでも
早く回収しようと、焦って1軍に上げるなど、選手を壊してしまう怖さがあるが。

しかし、大谷は結論を出したんだ。実際に“動き”が出るのは25日のドラフト会議が
終わってからになるだろうが、まさか、巨人から指名されたら考えを変えたりしないよね。
ルール的には“それもあり”のようだからくぎを刺しておく。ハハハ。

このまま、アメリカ行きが決まったら、気持ちよく送り出してやろう。
しかし、大谷君、たしか1Aでは主審と塁審が一人のはず。“逆カルチャー・ショック”を
受けないように、しっかり心の準備をして行くように。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-10-22 09:31 | スポーツ全般 | Comments(4)