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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2012年 12月 ( 38 )   > この月の画像一覧

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Blog

この記事が2012年の406本目になります。1本が大体2000文字ですから今年は
80万文字書いたことになります。ブログを始めた2003年から間もなく3500本に
なりますから、トータルで700万文字に達します!考えたら恐ろしい数字です。
せめてボケ防止には役立ってほしいものです。ハハハ。

材料が見つからないときは苦しみますが、おおむね楽しんで書いています。
9月にはついに“後期高齢者”となる老人にとって社会とつながっていることを
実感するのは大事なことです。妻以外の人と言葉を交わさない日がありますから。
ハハハ。

通りすがりの無礼な若者にからかわれることもありますが、できるだけ多くの人に
読んでほしいですからブログへのアクセス数には関心があります。
8月29日に書いた記事は「ダルビッシュ&岩隈 勝つ!~内容は“いまいち”
だったけどね~」です。
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そして、この日のアクセスは9534件を記録し、当ブログの最高を更新しました。 
10月15日「黒田負け&ジーター骨折 嗚呼!~ヤンキース精神的支柱を失う~」を
書いたときも9091件のアクセスがありました。
当然、エントリーが素晴らしいからではありません。ハハハ。
初めは何がどうなっているのか分からずおろおろしましたが、どうやらYahooの
デイリーニュースに、 関連記事(ブログ)として取り上げられていたことが理由だと
分かりました。そうか、そこに取り上げられるような記事を書けばいいわけだ…
だけど、どう書けばいいのかは誰も教えてくれません。ハハハ。

ほかに1000件超えが12回あり、今年は1日平均735件。去年から“微増”です。
1000件平均が夢ですが、このブログを閉じるまでの実現は難しそうです。

アクセス以上に楽しみなのはコメントです。
開設以来、当ブログはアクセスにくらべてコメントが少ないことで知られています。
えーと、知ってるのは私だけのようですが。ハハハ。
今年は去年よりさらに減りました。言うだけ無駄のようなのであきらめました。

トップ5は…
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48(私のレスも含めて)
ダルビッシュ 錦織 & 福原~若いアスリートへのつぶやき~01/23

39
錦織:大金星をツイート~クレームばかりじゃないのさ~01/24

32
Djokovic vs Nadal:激闘~つぶやき続けた6時間!!~01/30

31
芥川賞・田中某&ジョーダン~品のなさとカリスマ~01/19

25
“引き分け狙い”について~しつこいようだが もう一度書いておく~08/05

去年の話になりますが、コメントについて特筆すべきは「業界No1のリポーター…
~岸本哲也を知っているか?~」です。
フジテレビ「とくダネ」のリポーターを取り上げたのは2011年3月25日でした。
トータルで29件の書き込みがあったのですが、最初が去年の3月25日、最後は
今年の12月21日! 1年9ヶ月に及ぶ“ロングラン”。ハハハ。
今年の分の方が多く、私の返事を省いても10件の書き込みがあります。

ブログがらみの数字で興味を持って眺めているのは、更新後の告知ツイートに
貼り付けた短縮URL(bit.ly)をクリックしてこのブログに来る人の数です。
できるだけハッシュタグをつけて引っ張り込もうとしています。通行の邪魔になる
“客引き”行為は禁止ですが、これなら問題はないでしょう。

タイトルも工夫します。
映画や旅の話には反応が鈍いですが、少しワサビが効いた見出しをつけた記事には
面白いように“食いつき”ます。たまに“羊頭狗肉”もありますが、釣り上げたら
こっちのもの。腹黒いようですが、一応“傾向と対策”です。ハハハ。
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2213 勝てなかった 浅田&高橋~フィギュアスケートは終盤~02/13

755 緊急! だから民放は…と言われる~悔しいな平岡インタビュー~07/29

748 “引き分け狙い”について~しつこいようだがもう一度書いておく~08/05

579 ダルビッシュ 錦織 & 福原~若いアスリートへのつぶやき~01/23

526 堀アナ&世界選手権2~“ななめ”から眺める~04/02

ケタ違いの1位はタイトルのせいではありませんでした。補足が必要です。
この日は4大陸フィギュアについて長い記事を書き、“おまけ”として
朝「はなまる」に出ていた芸人のほっしゃん。のことを書きました。
「大きくなったら何になるの」と子供に聞いたら「小さくなりたい」と
答えたというほほえましい話を聞いて書きたくなったのです。
ブログを更新し、映画を見に出かけ帰宅後アクセスを見るとすごい数です。
数時間後、理由が分かりました。彼のファンが広めたのです!
中居正広の紅白の司会を褒めたときにも同じような現象が起きました。

善意によるものはいいですが、悪意に基づく場合もあって、後者の場合は
ものすごい速さで広まります。ネットの怖さです。
選挙のときのネット解禁が現実味を帯びていますが、危うさを覚えます。

Twitter

ブログと同じぐらい楽しんでいるのはツイッターです。
7月28日は早朝に始まった突っ込みどころの多いオリンピック開会式(NHK)から
深夜の柔道まで史上最多の134回 つぶやいています。
Twilog提供のデータによると1日に13回平均だそうですから、3月か4月には
トータルで15000ツイートに達しそうです。
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07/22 12:41:26PMのツイート

どなたか分かりませんが、フォロワーが
3000人を突破しました。


ツイッターもできるだけ多くの人に伝えたいと思いながらやっています。
むなしく宇宙空間に消えていく…なんて、寂しすぎます。ハハハ。
“多くの人”の中にはフォロワーがいます。私のつぶやきを継続的に読んでくれる
人たちです。

そのフォロワーが12月21日に3500人を超えました。
自分の考えに近いツイートを読んだとき、フォローを始めるのですが、途中で
嫌になってやめる人もいます。私の場合、クセがありますから、フォローしても
すぐやめるケースが多いです。ハハハ。
“3000人突破”が7月21日でしたから、5ヶ月で500人増えたことになります。
この間にやめた人も200人ぐらいいたはずですから、おそらく7月下旬に新しく
フォローしてくれた人は700人ぐらいになるのでしょう。

「こんな年寄りの言うことを…。ありがたいことです。
3500人のせめて3人に1人でもブログを読んでいただけると、アクセスが念願の
1000件を超えるんですがねえ。ハハハ。

読んだ人が共感してくれたかどうかはRT(リツイート)の数である程度 わかります。
ツイートを読んで納得し、「ほかの人にも読ませたい」と思ったフォロワーさんが
RTすると、その人のフォロワーがそのツイートを読んでくれるのです。
知識人、有名人、タレントのツイートはどんどんRTされますが、“市井の老人”、
岩佐徹のつぶやきは細々です。ハハハ。
たとえば、昨日のつぶやき数は16回でした。

08:24 AM (RTx18)

TBS「サンモニ」は長く見てきたが少し
「うっとおしく」なってきたね。
出演者全員が日本の最後の良心のような顔で
ほぼ同じ意見を吐く。
万年野党の如く時の政権を褒めることはない。
褒めたら降ろされるのかな。
ブレーキ役としてこういう番組も必要なんだろうけどね。

08:49 AM (RTx8)

アンチ松井秀喜の多さにあきれるが挑発に
乗るのはやめたいね.同レベルに落ちるし
松井は嬉しくないよ。
アンチが誰を応援しているか明らか。
彼らは焦ってるのさ。
松井秀喜はやることをやって引退した。おつかれさま。
それでいいんじゃないのかな。


…の2件のほか、ブログ更新の告知が1回RTされただけです。

ただし、全体として今年はオリンピックを機にRTされる回数が増えました。
12月7日にはびっくりしました。東京でも震度4を記録した地震が起きた日です。
NHKの緊急放送を聞いて書いたつぶやきが2300回もRTされたのです!
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以下、今年のトップ5は…

200 女子サッカー…解説者の声が聞きづらかった
156 日テレ「24時間テレビ」…善意の押し付けや障碍者を前面に出すことがイヤ
152 閉会式…NHKの両アナには黙る勇気を持ってほしかった
92 全日本フィギュア…高橋の演技が終わったときの西岡アナの実況がよかった


ブログにしてもツイッターにしても、書くことで人とつながれます。
来年もせいぜい頑張ろうと思っています。
共感できること、できないこと、いろいろでしょうが、気が向いたら
ぜひ、にぎにぎしくご来場ください。
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キッチンから妻がゴマメを炒る香ばしいにおいが流れてきました。
岩佐家、年末の“風物臭”です。ハハハ。

昼は、京都“八起庵”から取り寄せた鴨なんばで年越しそばです。

どちら様も、よい年を。
よい“お年”とは言わない。ハハハ。 

by toruiwa2010 | 2012-12-31 10:38 | blog | Comments(16)
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今年もたくさんのテレビ・ドラマを見ました。
去年に比べると、高得点の作品が増えています。あくまで私の見た中では…ですが。
90点をつけたものが4本あります。
理屈はともかく娯楽として十分に楽しめたのはテレビ朝日「ドクターX」でした。
高校時代の恋人同士が10数年のちに再会し、許されない恋に再び落ちていった
NHK「はつ恋」は登場人物に感情移入してしまいました。
この2本を今年最高の連続ドラマとして“認定”しておきます。

「ヒトリシズカ」は心に残りますが、WOWOWで見た人は限られていると思い、
別扱いにしました。優れた作品であることは間違いありません。
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90 はつ恋 NHK 
90 もう一度君に、プロポーズ TBS 
90 ドクターX~外科医・大門未知子~ テレ朝
90 ヒトリシズカ WOWOW

85 ストロベリーナイト フジテレビ
85 運命の人 TBS
85 リーガル・ハイ フジテレビ
85 ビューティフルレイン CX
85 遅咲きのヒマワリ フジ
85 ゴーイングマイホーム フジ
85 結婚しない フジ
85 眠れる森の熟女 NHK
85 つるかめ助産院~南の島から~ NHK



「はつ恋」NHK 
伊原剛志、木村佳乃、青木崇高


村上緑(木村)の肝臓にガンが見つかった。手術の難しい場所だった。
夫・潤(青木)はその手術ができる三島匡(伊原)がパリから帰国中であることを知り、
必死に頼み込んだ。
病院で初めて顔を合わせたとき、緑とDr三島の間に微妙な空気が流れた。
富士山のふもとの小さな町の高校時代に2人は付き合っていたのだ。
三島が医大に進んだあとひどい別れを告げられたことが緑のトラウマになっていた。

手術は成功した。
緑は優しい夫と可愛いさかりの子供が待つ町に帰った。三島もベースになっている
パリへ戻って行き、それぞれ元通りの生活になるはずだった…

NHK土曜10時の枠はこれまでも「ハゲタカ」や「外事警察」、「チェイス」などの
意欲的な作品を見せてくれましたが、「はつ恋」も秀作でした。

前から好きだった伊原が魅力的な医師の役を 抑制のきいた演技で好演しました。
やさしい夫とかわいい盛りの子供がいる恵まれた家庭と潤への思いとの板挟みに
苦しむ緑を演じた木村もいい感じでした。
そして、妻子に愛情を注いできたつもりの緑の夫は苦しみもっと深かったはずだが、
あまりなじみがなかった青木の演技も良かった。
主演の3人が、あまり役を作り込まずに演じていた気がします。それがいいです。


ドクターX~外科医・大門未知子~ テレ朝
米倉涼子、田中圭、内田有紀、鈴木浩介、岸部一徳、伊東四朗


主人公は勤務医でもなく、開業医でもない“フリーランス”の外科医です。
演じた米倉は「アタシ、失敗しないので」が決まり文句の役柄を楽しんでいました。
コンセプトが怪しかったので途中でギブアップすると思っていましたが、物語が
あまりにも荒唐無稽なので逆に引き込まれてしまいました。びっくりです。ハハハ。

田中、内田、鈴木、岸部、伊東…米倉以外のキャストにも魅力があって、最後は
大いに楽しませてもらいました。
米倉が生き生きしていました。“当たり役”をつかんだかもしれません。最終回の
エンディングも「次のシリーズに乞うご期待」の匂いがぷんぷんしていました。
あなたはこれだけで当分 食っていけます。だから、次のシリーズが始まるまでには
もう少しウォーキングを勉強しておいてください。せっかくのおみ足なんだから、
きれいに見せなきゃ。ハハハ。

岸辺一徳が光ります。一度聞いたらクセになる物言い…すごい俳優です。

ばかばかしいといえば確かにばかばかしい設定だし、ありえないストーリーですが、
とにかく“痛快”で1時間を楽しく過ごせた、という点で評価します。
by toruiwa2010 | 2012-12-30 09:57 | ドラマ | Comments(2)
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スペシャル物を除いて、今期のゴールデンのドラマはすべて終了しました。
巷の評価はともかく、平均点は高かったと思います。
大きな特徴は、今年の4つのクール(3ヶ月)の中ではとびぬけて数字のいいものが
3本もあったことでしょうか。「ドクターX」、「PRICELESS」、「相棒11」です。
3本とも見て全部に高い評価をした人がいるかどうかは微妙です。
私は「PRICELESS」を1回しか見ませんでしたから。ハハハ。
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では、そんな私の10月期ドラマの総括です。

85 遅咲きのヒマワリ フジ
生田斗真、真木よう子、桐谷健太、香椎由宇、国仲涼子、松重豊


高知県四万十市を舞台にした“地方モノ”&“群像ドラマ”でした。

突然解雇されて行き場を失った派遣社員・小平丈太郎(生田)。
教授の命令で、故郷の病院に赴任してきた医師・二階堂かほり(真木よう子)。
さびれた商店街に店を構える金物屋の跡取り息子・藤井順一(桐谷健太)。

丈太郎とかほりはたまたま同じ飛行機と列車を乗り継いで四万十にやってきました。
市役所の地域おこし協力隊員募集にこたえてこの町に来た丈太郎を迎えに来たのが
順一です。かほりの姉と順一は高校の同級生でした。
物語はこの3人を軸にした若者たちの悩みや苦しみ、喜びを描きました。

見る前は、桐谷と四万十川の美しさぐらいしか期待していませんでした。
しかし、回数を重ねるごとに楽しめるようになっていきました。群像劇は全体の
“ハーモニー”が大事だと思っていましたが、主役3人の呼吸が合っていました。
楽しめたのはそのせいだと思います。


85 ゴーイングマイホーム フジ
阿部寛、山口智子、宮崎あおい、YOU、阿部サダヲ、りりぃ、西田敏行


是枝裕和が連続ドラマの監督、脚本に初挑戦すると聞いて楽しみにしていました。
彼が撮った映画「歩いても 歩いても」は大好きでしたから。
しかも、私の好きな阿部寛の主演だし、大好きな山口智子が復活するし、ほかにも
魅力的な俳優が揃っているのですから、見ない理由はありませんでした。ハハハ。
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1回目13.0%といいスタートを切ったのに、以後 視聴率はみごとな右肩下がりで
落ちていき、9話では今期のゴールデンのドラマでは最低の4.5%を記録しました。
物語の設定が失敗だったと思います。監督がこだわったのでしょうが、どうしても
伝説の小さな生き物“クーナ”に話が戻って行くのがネックになっていました。

監督にしてみれば、それが“テーマ”ですから、こだわったのでしょう。しかし、
結果は明らかに裏目に出ました。普通ならどこかで軌道修正するのですが、今回、
その様子はありませんでした。監督、脚本、編集の3役を一人でこなした是枝を
局側がコントロールできなかったのです。

ただし、私個人の感想は「面白かった」です。質は悪くありませんでした。
登場人物の設定がよくできていて一人一人のセリフが絶妙で“くすぐられ”ました。
筋には無関係でも「うんうん、たしかにそんなこと言うね」と納得するセリフが
ふんだんに飛び出していました。特に、家庭内の夫婦や母子の会話が抜群です。
できれば、“普通”のコンセプトで見たかったです。
復活・山口智子と低視聴率を結びつけた報道があるようですが、筋違いです。
彼女の責任ではありません。そう断言&弁護しておきます。
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素晴らしい子役に出会いました。阿部・山口夫婦の子供を演じた蒔田彩珠です。
母親がしょっちゅう学校から呼び出される“少し屈折した性格の少女”ですから
さぞ難しかったと思うのですが、自然な演技が見事でした。彼女にも感心したし、
彼女が演じる少女をたまらなく可愛いと思うようになりました。大化けするかも。

槇原敬之が歌った主題歌「四つ葉のクローバー」もナイスでした。


80 相棒eleven テレ朝
水谷豊、成宮寛貴、川原和久、鈴木杏樹、真飛聖、石坂浩二


シリーズも11回を数え、今回の“相棒”は成宮が抜擢されました。
まだキャリアは浅いのですが、交番勤務での仕事が認められて刑事に昇進しました。
名前は甲斐享(かい・とおる)。石坂扮する父親は警察組織の幹部です。
所轄に配属されて“くすぶって”いた甲斐が恋人と出掛けた香港で事件に遭遇し、
解決の過程で知り合った杉下右京(水谷)の指名で特命係に配属されました。
右京には考えがあってのことでしょうが、ずいぶん思い切った人事ですね。ハハハ。

特命係が扱うのはややこしい事件ばかりです。そんな部署に、しかも、組織内では
“嫌われ者”の杉下の部下として甲斐はやってきたのです。コンビネーションが
心配でしたが、1回目から違和感はありませんでした。
パートナーを一気に若返らせたのは雰囲気も変わって成功だったかもしれません。

相変わらずなのが2点。
好調な視聴率と常に鋭すぎる右京の観察力&ひらめき。ハハハ。

元旦に2時間半のスペシャルが予定されています。テレ朝、押せ押せです。


80 捜査地図の女 テレ朝
真矢みき、石黒賢、内山理名、阿部力、宇梶剛士、中村梅雀、草笛光子


事件と捜査の舞台が京都、解決の武器は“地図”、しかも、主人公は真矢みき演じる
京都の街を知りつくした女性刑事か、いいかもしれない…そう思って見始めました。
普段見る警視庁や東京の所轄を舞台にした刑事ものと違い、京都育ちという設定の
真矢が主人公ですから、事件が起きるのはお寺や観光名所です。

殺人ですからそれなりに血なまぐさいはずですが、かわされる会話はハンナリ、
ホッコリしていました。ハハハ。
随所にタカラジェンヌらしい動きを交えながら真矢みき“姉さん”が嬉々として
演じていました。視聴者にも好評のようで、平均視聴率10.1%は健闘でしょう。
シリーズ化しそうですね。


90ドクターX~外科医・大門未知子~ テレ朝
米倉涼子、田中圭、内田有紀、鈴木浩介、岸部一徳、伊東四朗


主人公は勤務医でもなく、開業医でもない“フリーランス”の外科医です。
演じた米倉は「アタシ、失敗しないので」が決まり文句の役柄を楽しんでいました。
コンセプトが怪しかったので途中でギブアップすると思っていましたが、物語が
あまりにも荒唐無稽なので逆に引き込まれてしまいました。びっくりです。ハハハ。
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田中、内田、鈴木、岸部、伊東…米倉以外のキャストにも魅力があって、最後は
大いに楽しませてもらいました。
米倉が生き生きしていました。“当たり役”をつかんだかもしれません。最終回の
エンディングも「次のシリーズに乞うご期待」の匂いがぷんぷんしていました。
あなたはこれだけで当分 食っていけます。だから、次のシリーズが始まるまでには
もう少しウォーキングを勉強しておいてください。せっかくのおみ足なんだから、
きれいに見せなきゃ。ハハハ。

岸辺一徳が光ります。一度聞いたらクセになる物言い…すごい俳優です。


85 結婚しない フジ
菅野美穂、天海祐希、玉木宏、石橋凌、市毛良枝、梶芽衣子


菅野・天海のダブル主演です。天海はともかく、
菅野はもともと大好きな女優です。彼女らしい役を得て輝いていました。
特に感想を持たなかった(ひどい言い方 ハハハ)天海がことのほかよかったです。
これまで映画やドラマで何度も見てきましたが、ベストだと思いました。

30代から40代前半の女性の未婚率が過去最高…など、面倒なデータを持ち出して
宣伝チラシにはこんな言葉が並んでいました。

ドラマに登場する女性たちは、
理想が高すぎる
男勝りで素直になれない
だめんずに惹かれてしまう
ひとりの方が楽
男が不甲斐ない

など、それぞれの理由で未婚のまま。

…菅野には悪いけど、1~2回で終了かな、と思ったのに、結局最後まで見ました。
それも、かなり楽しんで。意外や意外、でした。

主題歌になったコブクロの「紙飛行機」が素晴らしいです。


80 TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~ フジ
深田恭子、佐々木希、要潤、瀬戸康史、佐藤江梨子、山口紗弥加、時任三郎


前期、この枠で初めてTBSに勝ったフジテレビは連勝したいところでした。
深田や佐々木といった若手女優を前面に出した“管制官もの”で挑戦しました。。
佐々木希はコマーシャルの出過ぎで“旬”が過ぎている気がするし、深田恭子で
大丈夫かいな、と思いましたが、やっぱり無理でした。ハハハ。

飛行機や何年もご無沙汰している空港の雰囲気も好きなので最後まで見ましたが、
作り方がチャチでしたね。裏のTBS「MONSTERS」も“ひどかった”ので案外
いい勝負になるかとの淡い期待は香取・山Pの人気に押し切られました。
ぶっちぎりにならず、差は2%弱、12月2日には12% vs 8%で勝っています。
木曜日9時の枠で「レジデント」が「ドクターX」に惨敗したTBS…かつては
“ドラマのTBS”と呼ばれた面影はどこかに消えています。


90 ヒトリシズカ WOWOW

見た人は少ないかもしれませんが、連続ドラマW「ヒトリシズカ」が光りました。
オムニバス風の作りですが、完結することなく、少しずつ次につながっていて、
全体が一つの物語になっていました。“脚本の妙”です。完成度が高く、ここ数年の
ドラマの中では5本の指に入る素晴らしい出来でした。
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現職警察官(岸部一徳)の義理の娘・静加(夏帆)が突然失踪します。
失踪前後の数年間に起きた謎の多い殺人事件と彼女のかかわりを描かれます。
夏帆が抜群、義理の父役の岸部一徳も文句なしです。5回で終わってしまったのが
残念です。無理やり続けてもしょうがないですが。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-12-30 09:54 | ドラマ | Comments(0)
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洋画No1:「最強のふたり」

夜のパリ。
1台のスポーツカーが走っていた。運転しているのはスラム街出身の黒人、ドリス。
助手席にひげ面の白人が座っている。首から下が不自由な大富豪、フィリップは
ドリスの雇い主だ。信号待ちで止まったドリスは少し待っただけでしびれを切らし、
いきなり列から飛び出した。タイヤをきしませながらスピードを上げ 前を走る車の
間を縫って飛ばして行く。

やがて、後ろからサイレンが聞こえてきた。暴走に気づいたパトカーが追ってくる。
慌てることもなく、2人は逃げ切れるかどうかで賭けをする余裕を見せていた。
抜群のドライブ・テクニックでパトカーをまいたはずのドリスだったが、最後は
はさみうちだった。車から引き出されるドリス。万事休すか。しかし、この主従の
コンビは見事なあうんの呼吸で窮地を脱するのだった…
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ドリスはパラグライダーの事故で車いす生活を余儀なくされているフィリップの
身の回りを世話するために住み込みで雇われています。
上流階級の生活しか知らないフィリップと下層階級で生まれ育ったドリスは何から
何まで対照的です。もちろん“価値観”も違います。生きる喜びってなんだろう?
幸せとは何か? 大勢のスタッフによる行き届いたケアを受けながら制限の多い
生活を強いられているフィリップの目には 出身は貧しくても自由気ままに日々を
過ごすドリスの生き方は新鮮でうらやましいものに見えます。そして、なによりも、
自分を“対等”に扱ってくれるドリスの態度が嬉しいのです。

ほぼ24時間 生活を共にするうちに、互いに心を許す間柄になっていく二人。
こまかなやりとりにフランス映画らしい“粋”やユーモアがちりばめられています。
障害者が主役であっても暗さをまったく感じさせないのもいいです。
おしゃれで楽しい映画でした。

先週、邦画のNo1の決定が難しくなったと書いたばかりですが、今度は、今年の
洋画部門No1決定で悩みそうです。これまでは「ファミリー・ツリー」でしたが、
いまは、この作品も捨てがたく、最後まで結論が出そうもありません。嬉しい悩み。
ハハハ。

アメリカでリメークするという話を聞きます。主役のふたりに誰が扮することに
なるのか、注目です。ダスティン・ホフマンはあまりにもフランス版のフランソワ・
クリュゼに似すぎています。本当はクリント・イーストウッドにやらせたいですが、
少し、年を取りすぎています。ロバート・デニーロじゃ平凡すぎるかな?
ショーン・ペン、トム・ハンクス、ニコラス・ケイジ、“宇宙人”、トミー・リー・
ジョーンズ…なら面白くなりそうです。

いっそのこと、白人と黒人を入れ替えて、フィリップ役をモーガン・フリーマンが
演じたらどんな映画になるでしょうか?ほかにも、デンゼル・ワシントン、ウィル・
スミス、サミュエル・L・ジャクソン…達者な俳優たちが車いすに乗っている姿が
次々に目に浮かんで“一人”を選ぶのが難しいです。ハハハ。

日本でも、作れそうですが、そのときは、顔(目)だけで演技できる北大路欣也と
ボビー・オロゴンの組み合わせでどうでしょうかね。ハハハ。



邦画No1:「あなたへ」


朝日が差し込む富山刑務所の広いグラウンドで受刑者たちが運動していた。
近くの官舎の一室で倉島(高倉健)がワイシャツにアイロンをかけている。
妻(田中裕子)を亡くして休暇中だったが、今日も仕事に行くつもりなのだ。

窓辺につるした風鈴が風に揺られて涼しげな音を立てている。
「秋になったら仕舞わなきゃね。季節はずれの風鈴ほど悲しい音はないもの」と
妻が言っていたのを思い出し、倉島の手が風鈴に伸びた。

この日、所内に訪問者があった。亡き妻から2通の手紙を預かっていると言う。
ただし、1通はその場で渡せるが、もう1通は遠く長崎の郵便局留めになっていた。
「奥さんの遺言だから、ここでは渡せない。今日、投函するから、長崎まで取りに
行ってください」と告げられる。

その場で渡された封筒には一枚の紙が入っていた。妻の手で描かれたと思われる
灯台と木の枝にとまった一羽のスズメの絵に優しい字で短い文章が添えられていた。

あなたへ

   私の遺骨は
     故郷の海へ
       撒いて下さい

妻を弔う“鎮魂”の旅が始まった…
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局留めの手紙を受け取るため、倉島はキャンピング・カーで長崎に向かいます。
その車には妻の思い出が詰まっています。病気が重く、実際に乗せてあげることは
出来なかったのですが、木工の技術を持つ倉島自身が改造を進める車については
病床を見舞うたびに話していました。

「行きたいところがいっぱいあるわ」とつぶやく妻に倉島が言います。
「どこでも行くからさあ。早く治ってくれよ。頼むからさあ」…
始まってすぐでしたが、そのシーンで早くも眼鏡が曇りました。前途多難。ハハハ。

倉島は行く先々でいろいろな人に出会います。
出会い方に工夫があって、ロードムービーとしての味わいもなかなかです。
なぜ、妻は“最後の言葉”を直接言わずに、こんなやり方を選んだのだろうか?

「俺は女房にとって何だったのか?」、倉島は旅の間、考え続けます。
公式HPの“物語”の冒頭には、「妻の故郷への旅。多くの人々との出会い。
そこには妻の本当の願いがありました。」と書かれています。帰宅してから読んで、
ああ、そうなんだ、と思いました。“映画は理屈じゃない”派ですから。ハハハ。

作者の“思い”はそこにあるのかもしれませんが、私たち観客はあまり考えずに、
倉島と旅先で出会う人々の交流を楽しめばいいのだと思います。

刑務所の総務課長・長塚京三とその妻・原田美枝子、旅で出会う自称元国語教師・
ビートたけし、出張駅弁売り・草彅剛とその同僚・佐藤浩市、目的地に着いてから
世話になる余貴美子・綾瀬はるか母娘、綾瀬の婚約者・三浦貴大、散骨のために
船を出してくれる三浦の祖父・大滝秀治…みんないいです。キャラクターも俳優も。
誰ひとり、このドラマが大事にしたい“空気”の中に収まっています。

中でも、たけしがいいと思いました。
これまで、たくさんのドラマや映画で見ましたが、いいと思ったことはありません。
いつも、わざとらしいのです。それも、「演技ってものは、こういう風にさりげなく
やるもんなのさ」と言っているように見せていますが、それがわざとらしいのです。
ややこしい。ハハハ。

2度、出番がありますが、特に最初の5分ほどのシーンが素晴らしかったです。
「たけし、やればできるんじゃねえか、この野郎。やくざの役で、やたら強がった
セリフばかり言ってんじゃねえよ、バカヤロー!」と言ってやりたい。ハハハ。


高倉健…1977年3月にフジテレビのスタジオで一度だけ会いました。
このとき、46歳…まさに脂が乗っているときでした。長身、颯爽、その上 寡黙…
まったく偉ぶるところのない八つ年上の大スターは“まぶしい”男でした。
やくざ映画は嫌いだったので、それまで彼の出演作はほとんど見ていませんでした。
「八甲田山」、「幸福の黄色いハンカチ」、「野性の証明」など、ストライクゾーンに
入ってきたのはそのあとの作品群でした。

いわゆる“演技派”ではありません。高倉健その人が画面の中にいる感じです。
それこそが“演技”と言われたら、むちゃくちゃうまいわけですが。ハハハ。
演技の“うまい・へた”はこの際どうでもいいじゃないですか。わざとらしくなく、
そこにいるだけで絵になる俳優、雰囲気を出せる役者はそんなにはいません。
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NHK[プロフェッショナル]の中で本人も演技についてこう話していました。
「本人の生き方かな。生き方が出るんでしょうね。テクニックではないですね」
一言で言えば、見る者の気持ちをわしづかみにするのはこの人のたたずまいです。
ただ立っているだけ、海を眺める背中…彼の人生そのものが彼の姿・形を借りて
そこにあるように見えるのでしょう。日本映画にとってはきわめて貴重な存在です。
歩き方などに81歳という年齢を感じないわけにはいきません。体をいたわって、
1本でも多くの映画を見せてほしいものです。

しみじみとした、後味のいい映画に出会いました。
これまで、今年の岩佐的邦画No1は「わが母の記」でしたが、甲乙つけがたく…。
年末に最終ランキングを決めるとき、大いに迷いそうです。
数日後に、収録してあった「鉄道員(ぽっぽや)」を見ました。これもよかった。
時間ができたら、昔の作品を見直してみようと思いました。


…1200キロの旅のあと長崎で受け取った封筒にも一枚の紙が入っていました。
灯台と飛び立つスズメが描かれ、そこに添えられた5文字が美しかったこと…


審査員特別賞:「ファーストポジション」

12/20のツイート

映画「ファーストポジション」を見た。
プロを目指す少年少女バレリーナを追った
ドキュメンタリーです。「映画 立川談志」とは
違います。w。「熱烈に」お勧めします。
バレエを知っているか、興味があるか…は
一切関係ありません。きっと感動します。


5000人の若い(幼い)バレエダンサーたちが目指すコンクールがある。
ユース・アメリカ・グランプリだ。世界中で予選大会を勝ち抜き、NYで開かれる
決勝に進めるのは200~300人だ。
彼らは、与えられた5分間のパフォーマンスでチャンスをつかまなければいけない。
世界の名だたるバレエ団の目に留まり、その奨学金をもらうことを目指す…
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綿密にリサーチして選んだのでしょうが、フィーチャーした少年少女たちの個性が
素晴らしいです。踊りもですが、人間として魅力があります。一人一人を紹介する
時間は限られていますが、すでに完成されているかのような彼らの人間性が見事に
浮き彫りになっています。
取り上げた数人の中では“劣等生”と言っていい坊やが最高…10年、20年後に
何をしているか知りたいほどです。

クラシック音楽やバレエは苦手です。それでも、ドキュメンタリーになったものは
できるだけ見ることにしています。この作品も、一時は少し迷いがあったのですが、
見に行ってよかったです。
厳しいけいこに耐える遊び盛りの子供たちの真剣な目や、夢を追う子供を全力で
支える親の何気ないしぐさに思わず熱いものがこみ上げます。
アキレスけんをいためたシエラレオネ出身の黒人の少女が力を振り絞って最高の
踊りを終えたときには会場の観客と一緒に拍手したくなりました。

まっすぐ目標に向かって突き進む姿は美しいし貴重です。わざとらしさを排して
そこを描き出した素晴らしいドキュメンタリー映画として秀逸だと思いました。

バレエのことは全く分かりませんが、関係ありませんでした。
普通に“人間を描いた”作品だと思って見ればいい映画です。お勧めします。

ミコ・フォガティ、アラン・ベル、ジョアン・ザモーラ…バレエ・ファンの方なら
この3人の名前が強く心に刻まれたはずです。何年後になるかわかりませんが、
ミコ、アラン、ジョアンの一人が来日することがあれば見に行きたいと思います。
誰かに介助されてでも。ハハハ。


“金と時間返せ”代表:「アウトレイジビヨンド」

かすかに波立っている海面に金属がきしむいやな音が響いていた。
やがて、水面が割れて車の屋根が浮かんできた。黒塗りの高級車だ。
電話での会話が聞こえてくる。「中にあったのは、お前んとこの山本だ」。
引き上げられた乗用車から二人の遺体が発見された。一人は女。
そして、もう一人は“マル暴”(暴力団担当)の刑事だった・・・
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理容室で順番を待っているときに読んだ週刊誌では「(カンヌ映画祭で)これほど
大騒ぎされた作品はないんじゃないか」と素直に喜び、「なぜ、バイオレンスを
取り上げるかと聞かれるが、それが娯楽として面白いこと間違いなしだからだ」と
北野武監督は話していました。
この映画を製作することになった経緯についてテレビでは「殴り方のバラエティが
映画一本撮れるほど溜まったので…」、「殺し方もアートだと思ってる」と得意げに
話しているのも聞きました。

初めは見るつもりがなかったのですが、そこまで言うなら、「どれだけひどいのか、
見てみようじゃないか」と思うようになりました。
見ないで批判してはいけない、と考えたからです。ハハハ。

…結果として、映画を娯楽としてとらえるなら、“楽しめた”のはオープニングから
20~30分まででした。
“意図的に”でしょうが、とにかく殴る、蹴る、撃つ、刺すの連続に辟易します。
そして、際限なく飛び出す得意の“このやろ、ばかやろ・トーク”。ハハハ。
冒頭の30分までに登場した男たちは次々に命を落としEnd マークが出るときには
ほぼ全員が死亡しています。そして誰もいなくなった。ハハハ。

人間には…特に男には暴力に一種の憧れを抱く一面があることを否定はしません。
匿名性の陰に隠れて、ひたすら暴力的な言葉を連ねた投稿を繰り返すツイッターや
2ちゃんねるに巣食う連中の物言いがその典型です。

北野監督に、ことさら“暴力礼賛”の思想があるとは思いません。
しかし、少なくとも「暴力は、ときに美しい」と考えている“節”はあります。
私ら凡人には彼のような“巨匠”の頭の中を推し量ることはできません。ただし、
できるのは、こういう“おぞましい”映画を見るのを拒否することだけです。
無抵抗に近い相手に激しい暴力をふるい、昼間から銃を乱射するシーンのどこにも
“美しさ”はありません。

朝日新聞の文化面に映画担当記者の署名入り会見記事が載っていました。

詩情をたたえた従来の作品と違い、やくざの怒鳴り合いと殺し合いを、
娯楽性豊かに描き切った。

…と書かれていました。“娯楽性豊かに”のところでずっこけてしまいました。
ハハハ。

それにしても役者たちの迫力ある演技に圧倒される。 ・・・とも。

…笑います。
眉間にしわを寄せ、弱い者の顔面に大声で乱暴な言葉をたたきつけるのに大した
演技力は要らないでしょう。「めざまし」三宅アナだったらそのまま演じられます。
ハハハ。
加瀬亮、塩見三省、三浦友和がいかにも暴力団幹部らしく見えるように、男優なら
だれでも、兵隊ややくざの役はうまくやるのだと思います。
きっと、えなりかずきでさえ…。ハハハ。

さらに 日本映画を研究しているというイタリア人が書いたコラムには「この20年、
日本映画のアイコンだった北野映画…」という記述があり、驚愕しました。
外国人ですからトンチンカンなことを書くのも仕方がないでしょうが、こんな男を
“アイコン”(象徴)などと呼ばれたのでは、地道にいい作品を作っているほかの
日本人の監督たちは浮かばれません。
しかし、こと“北野武”のことになると、無批判に持ちあげるマスコミに煽られて、
彼を本当に名監督だと信じ込んでいる人が多いのは困ったことです。

このレビューの“しめ”は「アキレスと亀」を見たあとに書いたこととほぼ同じです。
私などが何を書こうと「たけしなら なんでも許す」と言う人、「北野監督 最高!」と
考えている人たちにはどうでもいいことでしょう。
“蟷螂の斧”と呼ばれることも覚悟しています。
しかし、誰であれ、何事であれ、“絶対視”することには危うさを覚えるのです。

個人的に 芸人・たけしは天才だし“あっぱれ”を贈りますが、文化人・北野武には
哀れを覚え、“喝”を贈ります。ハハハ。

・・・気づいたかもしれませんが、ここまでは前作の「アウトレイジ」について
2年前に書いたレビューをほんの少しだけアレンジしたものです。バレないように。
ハハハ。

気持ち的に、ほとんどそのまま新作にも当てはまるのです。
なぜ、北野がこんな映画を撮りたがるのか、まったく分かりません。
“3.11”で「ヤクザ映画撮ってる場合じゃない」と1年遅らせたのだそうです。
「この1年見ていて腹立たしくなった。絆とか愛とかいう言葉が漂っているけど、
実際の状況は全然違っている。国は何もしないし。逆にこういうときこそヤクザ
映画を撮るぞ、という気になった」

関係性がよくわからん。ハハハ。

前作のとき、私に言わせれば“提灯記事”を書いた記者は今回もこんな具合です。

ここで描かれるのはヤクザの抗争だ。
しかし、若い幹部が「使えないヤツは切る」と能力主義と
競争原理を打ち出して、年功序列で出世したベテランを
締め上げるなど、現代社会を戯画化しているように見える。

絆や愛が皆無の世界を描くことで、逆に浮かび上がってくるのが、
本当の人間らしさとは何か、という問いだ。

…うえー、恐れ入りました。映画ってそんなに深いところを見なきゃいけないとは
まったく知りませんでした。そこまで“こじつける”か、と呆れます。ハハハ。
よく読むと 決して“誉めて”はいません。きっと慎重なんでしょう。とは言っても

日本を代表するクオリティ・ペーパーがこんな映画を“持ち上げる”ような記事を
載せちゃまずいんじゃないかなあ。これではいい気持にさせるだけでしょう。
上映開始2日目、しかも、日曜日の都心のシネコンで75%の入りというのは少し
予想外でしたが、きっと、客は入るのでしょう。
資金が集まらず、海外からもかき集めたと話していましたが、“北野作品”なら
テレビが飛びつきそうなのに、手を出したのはテレビ東京だったところにわずかな
“救い”を感じます。ハハハ。

かつて人気があった東映の任侠ものにはそれなりの“物語”があったと思いますが、
この映画はひたすら人間が死んでいきます。北野はたぶん“アート”と呼ぶだろう
びっくり仰天の殺し方も登場します。
映画芸術とか娯楽映画という言い方がありますが、ここにはどんな娯楽性もないし、
まして芸術性などはみじんもありません。“こんなもの”を作って喜んでいるのは
せっかくの才能の浪費です。こんな映画を撮っている場合じゃないだろう。
目を覚ませ、北野武!ハハハ。

ネットのレビューを見ると、評判は悪くないようです。このブログの読者の中にも
「よかった」と思う人がいるかもしれません。
ほんのわずかでもこの作品にいいところがあるならぜひ教えてください。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-12-29 10:37 | 映画が好き | Comments(2)
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去年は骨折したせいで本数が減りましたが、今年はちょうど100本の映画を
劇場で見ました。今年の前半までは、どこかで本数が増えることが嬉しくて
出かけていたような気がします。後半は絞りました。
できるだけ“見たい”、“見ておいた方がいい”作品だけにしたのです。
もともと、映画はそういうものですけどね。ハハハ。

採点は見た直後のものです。その後見た別の作品と比較して私の中では
変化することもありますが、そのときの感覚のままにしてあります。
基準は以下の通りです。

95:お勧めしたい
90:大満足だった
85:見るに値した
80:料金分は楽しめた
75:見なくてよかったかも
70:金と時間を返せ


映画の良し悪しは“評論家”と称する人たちの評価で定まるものではありません。
私の評価もかなり偏っていると思います。否定しません。
しかし、90点以上をつけたものは映画好きならきっと納得されるでしょう。
TSUTAYAに走るときは“自己責任”で、よろしく。ハハハ。

洋画のNo1はあまり抵抗なく「最強のふたり」で決定しました。
しかし、邦画の方は「わが母の記:も捨てがたく、最後まで悩みました。
「あなたへ」になった決め手は、やはり高倉健の存在感でしょうね。
ストイックな男を演じさせたら、ほかの俳優はかないません。“ずるい”です。
ハハハ。

「ファースト・ポジション」は“駆引き”のない純粋なドキュメンタリーとして
最高の作品だと思います。審査員特別賞を贈ります。

2007「ミリキタニの猫」
2010「ハーブ&ドロシー」
2011「エンディング・ノート」


このレビューを始めてから、優れたドキュメンタリーに出会いました。
そのたびに映画館を出るとき幸福感に包まれます。

私にとってはダメダメだった映画についても触れています。
先日の朝日に2012年の映画を回顧する記事があり、評論家3人が「私の3点」を
選んでいました。

佐藤忠男
「別離」「最初の人間」「おだやかな日常」

秦早穂子
「ニーチェの馬」「ヒューゴの不思議な発明」「希望の国」

山根貞男
「アウトレイジ ビヨンド」「かぞくのくに」「フタバから遠く離れて」

えーと、なになに、9本の中で見ていない作品が5本!
「別離」は私も85点をつけました。優れたイラン映画だと思います。
「ヒューゴの不思議な発明」は80点でしたが、「アウトレイジ ビヨンド」は
70点がやっと、「希望の国」に至っては60点でした。
評価は人それぞれですからこれでいいのでしょう。
ただ、評論家の言葉に従って見に行ったらストレスがたまりそうですね。
ハハハ。
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以下、今年見た映画のランキングです。
同じ点数のものは見た順に並んでいます。差はないと考えてください。

95 ファミリー・ツリー クルーニーがいい 今年見た中で最高の一本だった!
95 わが母の記 年齢によって評価は分かれそうだが私にとっては今年のNo1
95 あなたへ 高倉健的世界を楽しめた 我もまたこのように生きられたらと思う
95 最強のふたり 大金持ちの白人に仕える貧しい黒人青年 あと味のいい作品
95 ファースト・ポジション 将来をかけて狭き門に挑む少年少女バレリーナ

90 おとなのけんか 子供の喧嘩に親が出て もつれにもつれて…見事な会話劇
90 マネーボール エンタメイントとして最高 ジョナ・ヒルから目が離せない
90 ミッション… クルーズは相変わらずカッコいい 文句なしに面白い娯楽作品
90 RAILWAYS しみじみと胸に沁み込む名画 三浦友和 小池礼子が素晴らしい
90 永遠の僕たち 孤独な少年・少女の短かい恋物語 若い俳優のみずみずしさ
90 ALWAYS三丁目の夕日 シリーズ3作目で初めて納得 突っ込みどころあり
90 はやぶさ… 感動した 作為のない作り方がいい 江口と吉岡の演技に感銘
90「The Brave Hearts 海猿」 エンタテインメントとして立派に成立している
90 きっと、ここが帰る場所 ショーン・ペンの魅力がいっぱい それに尽きる
90 屋根裏部屋のマリアたち 爆笑はしないがほのぼの フランスの小品のよさ
90 ジョルダーニ家の人々 長いが楽しめる 何よりも見終わったときの達成感
90 夢売るふたり 主演の二人はアカデミー候補だろう 松の“本気度”に感動
90 終の信託 周防監督らしい秀作 すみずみまで丁寧に作られている 草刈よし
90 アルゴ イラン人質事件の真相…事実だけが持つ力を感じた 評価されていい
90 人生の特等席 イーストウッド健在を示した作品だ A・アダムズもよかった
90 スカイフォール 娯楽作品としてこれだけ楽しめれば文句はない おすすめ
90 シェフ 年の瀬に憂きことを忘れるにはもってこいの作品 J・レノいいなあ

85 ミラノ、愛に生きる 富豪の妻と息子の友人シェフの恋 画調・映像が美しい
85 サラの鍵 重いが見る値打ちはある 前半は見るのが辛いが後半はすばらしい
85 麒麟の翼 事件発生から謎解きまでのシナリオがいい 俳優も揃っている
85 ものすごくうるさくて… 心に傷を負った少年を演じたトーマス・ホーンに驚く
85 ドラゴン・タトゥーの女 スウェーデン版との比較は避けられない 引き分けか
85 ピアノマニア 小品だが見事なドキュメンタリー プロ同士の会話が心地いい
85 ヘルプ 60年代初めのアメリカ南部での差別 V・デイビスの演技に感動する
85 別離 国外に出たい妻と認知症の父を抱える夫 見ごたえのあるイラン映画だ
85 ル・アーヴルの靴みがき 密航少年を助ける人々の温かさ 味わいある小品
85 ガール あまり期待しなかったが結構楽しめた キャスティングと演出の勝利
85 外事警察 やっぱり凄い田中泯 渡部篤郎もいいが映画はドラマには及ばず
85 一枚のめぐり逢い 戦場で拾った写真が結びつけた男と女 後味のいい作品
85 リンカーン弁護士 高級車が事務所代わりのイケメン弁護士が辣腕をふるう
85 臨場 内野聖陽が相変わらずの存在感を示している 何故か きゅうりがカブに85 ぼくたちのムッシュ・ラザール 学園もの これも小品だが心温まる映画だ
85 テイク・ディス・ワルツ 夫に不満はないはずだが、向かいに気になる男が… 
85 最終目的地 画面に登場するだけで圧倒するベテラン二人に敬服する
85 桃さんのしあわせ 地味な小品だが鑑賞後の気分よし 主演の二人がすばらしい
85 カラスの親指 拾い物だった 村上ショージの味が癖になりそう ラスト20分!
85 みんなで一緒に暮らしたら 老人たちの共同生活 J・フォンダが今も魅力的
85 ウォリスとエドワード イギリス国王が王冠をかけた恋の物語 初め混乱した

70 シャーロックホームズ 見る気はなかったが妻に付き合った 直感は正しかった
70 Pina/ピナ・バウシュ ファンにはたまらないのだろうが豚に真珠だった  
70 ザ・レッジ 2.5流作 特に序盤は酷い 付き合い始めのカップルは見ない方が…
70 はてなき路 過去の出来事・いま起きていること・撮影中の映画…混乱した 
70 ヘルタースケルター 沢尻エリカそのもの? 狂気と混沌…ひどかった
70 アウトレイジビヨンド たけしは何を思ってこんな映画を作るのか?意味不明
70 カミハテ商店 高い崖のそばにパンと牛乳を売る女の店 自殺者が買うのだ
65 恋の罪 乱暴なセリフが大声で…監督の露悪趣味に辟易しつつ最後まで見たが
65 映画 立川談志 インチキと言わせてもらう あの世の談志が怒るだろう

60 希望の国 園子温監督が使命感で作ったそうだが中国の反日映画を見るようだ
?? ライクサムワンインラブ 1時間で退場した スローな展開にしびれが切れた
?? ツナグ もともと苦手なカテゴリだが今年2本目の途中退場 脚本も演出もヘン


おや?と思われるかもしれません。
アカデミー賞候補に名前が挙がっていた作品など何本かの話題作が抜けています。
「おかしい」と言われるかもしれません。
しかし、私に言わせれば「アチラがおかしい」のです。ハハハ。

一応、全部見ましたが、採点は…

「J・エドガー」80
「ヒューゴの不思議な発明」80
「アーティスト」80
「マーガレット・サッチャー」80
「ミッドナイト・オン・パリス」80
「戦火の馬」75
「ツリー・オブ・ライフ」採点不能:35分で退場


…でした。アカデミーや世間がそこまで高く評価する理由が分かりません。

なお、2012年No1の2作品と審査員特別賞作品、“金と時間を返せ”カテゴリ代表
(ハハハ)のレビューをまとめてこのあと更新します。
再録したものですが、興味があったらどうぞ。
by toruiwa2010 | 2012-12-29 10:32 | 映画が好き | Comments(0)
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下半期に見たのは45本でした。少しペースダウンしています。
95点の作品が3本…1本を推すことはきわめて難しくて。ハハハ。

なお、今日は当ブログ的に“映画尽し”です。


95 あなたへ 高倉健的世界を楽しめた 我もまたこのように生きられたらと思う
95 最強のふたり 大金持ちの白人に仕える貧しい黒人青年 あと味のいい作品
95 ファースト・ポジション 自分の将来をかけて狭き門に挑む少年少女バレリーナ

90 The Brave Hearts 海猿 エンタテインメントとして立派に成立している
90 きっと、ここが帰る場所 ショーン・ペンの魅力がいっぱい それに尽きる
90 屋根裏部屋のマリアたち 爆笑はしないがほのぼの フランスの小品のよさ
90 ジョルダーニ家の人々 長いが楽しめる 何よりも見終わったときの達成感!
90 夢売るふたり 主演の二人はアカデミー候補だろう 松の“本気度”に感動した
90 終の信託 周防監督らしい秀作だ すみずみまで丁寧に作られている 草刈よし
90 アルゴ イラン人質事件の真相…事実だけが持つ力を感じた 評価されていい
90 人生の特等席 イーストウッド健在を示した作品だ A・アダムズもよかった
90 スカイフォール 娯楽作品としてこれだけ楽しめれば文句はない おすすめ
90 シェフ
の瀬に憂きことを忘れるにはもってこいの作品 J・レノいいなあ

85 リンカーン弁護士 高級車が事務所代わりのイケメン弁護士が辣腕をふるう
85 臨場 内野聖陽が相変わらずの存在感を示している 何故か きゅうりがカブに
85 ぼくたちのムッシュ・ラザール 学園もの これも小品だが心温まる映画だ
85 テイク・ディス・ワルツ 夫に不満はないはずだが、向かいに気になる男が… 
85 最終目的地 画面に登場するだけで圧倒するベテラン二人に敬服する
85 桃さんのしあわせ 地味な小品だが鑑賞後の気分よし 主演の二人がすばらしい
85 カラスの親指 拾い物だった 村上ショージの味が癖になりそう ラスト20分!
85 みんなで一緒に暮らしたら 老人たちの共同生活 J・フォンダが今も魅力的
85 ウォリスとエドワード イギリス国王が王冠をかけた恋の物語 初め混乱した

レビューはこのあとの年間ランキングでまとめて再録します。
by toruiwa2010 | 2012-12-29 09:51 | 映画が好き | Comments(0)
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松井秀喜が引退を表明した。
熱狂的なファンではないにしても、応援してきた者にとっては恐れていたことだが、
イチローの電撃移籍と違って、ある程度予想されたことだった。

NY市内のホテルで行われた会見に臨んだ松井にはやはり寂しさがにじんでいた。
しかし、“うら”寂しいものではなかったことに救いを感じる。
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「20年の野球選手人生に区切りをつけたい。
野球が好きだから、プレーは続けたい気持ちがあった。しかし、結果が出なくなった。
日本球界に戻れば、ファンは10年前の自分の姿を期待する。その姿を再現する自信は
正直に言うなら強くは持てなかった」

「よくやった。頑張ったね」と自分に言う気持ちはないという。
もう少しいい選手になれたかもしれないという思いがあるのだ。
一流だからこその“こだわり”として聞いた。


松井が巨人に入ったのは私がプロ野球の取材をしなくなってからだから、実際に
取材をしたことはない。強く印象に残っているのは1990年の甲子園だ。
WOWOWは大阪の朝日放送と共同でハイビジョンの実験放送をしていた。
夏の高校野球を試験的に中継したのだ。本放送が始まる前のWOWOWではまだ
やることがなかった私はその実況を買って出た。

松井の生の声を聞いたのは90年、91年の夏だった。
風通しが悪いスタンド下の通路は蒸し風呂のような暑さで5分もしないうちに汗で
シャツが背中に張り付くほどだった。その通路に次の試合に臨む星陵高校の4番が
姿を現すと待ち構えていた記者が群がった。ニキビがいっぱいの彼はその輪の中で
悠然としていた。限られた時間でたくさんの情報を仕入れたい記者たちの質問は
広い範囲に及んだが、ユーモアを交えてよどみなく答えていた。
「まったく物怖じしていないなあ」とあっぱれな高校生に心から感心したことが
鮮やかに思い出される。

以後、一ファンとして松井秀喜を見てきた。
子供のころから“アンチ・巨人”だったから松井といえどもone of themだったが、
しかし、海を渡ってからの彼には遠慮することなく注目してきた。
初めからピンストライプが似合い、ヤンキースタジアムの空気にもなじんでいた。
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日本を代表する長距離打者がユニフォームを脱ぐ。

…星陵でチームメイトだった朝日新聞記者が今日の記事の冒頭にこう書いているが、
メジャーでは明らかに中距離打者だった。それでも、いつも優勝争いの一角にいる
ヤンキースの4番をしばしば任されていた。すごいことだ。
与えられたポジションで黙々と仕事をする。それが松井の真骨頂だ。
“黙々と”は、毎試合後、勝っても負けても、打っても打たなくてもカメラの前に
立ってコメントを出す姿勢にも表れていた。自分が5分、10分我慢すれば記者が
仕事をまっとうできるのだから、という思いだったはずだ。
面白いコメントほとんどなかったが、彼の人柄をよく示していた。
ためらうことなくリスペクトできる数少ない野球選手の一人だ。

12/27のツイート

サンスポが松井秀喜引退かと報じている。
内容が何もない記事で。w。
可能性はあるがこの時期に最終決断を
下すのは故障が絶望的な場合だけだ。
それなら自分から話す男だ。本人の談話は
一言もなく父親の話だけ。ひどいものだ。

友人にあてたツイート

デスク「おい、今日は何もねえなあ。
MLBの方で何かない?
松井の話はどうなってんの?なんか書けない?」
ぐらいのノリで書いたんじゃないでしょうか。
「飛ばし記事」と言います。
引退しなければ「…かと思われていたが…」と
書いてあとは知らん顔。ハハハ。


…と思ったが本当だった。
スポーツ紙なら、そう書くだろう。私はそういうわけにはいかない。ハハハ。

こういう記事にはいやというほど出会ってきた。
ネタ枯れの時期にスポーツ紙の一面を飾る“飛ばし記事”の一つだと思った。
特大の「引退」の横に、小さな「か」を添えていた。自信満々じゃなかったからだ。
自信があれば「引退か」じゃなくて「引退へ」となるはずだ。
結果的に“スクープ”になっただけだから、私も不明を恥じることはない。ハハハ。


“そのとき”がきた。どんなに偉大な選手でもやってくる“終わりのとき”が。
ヤンキースを去ってエンゼルスに移り、基本的に“赤”が多いユニフォーム姿を
想像しただけで嫌な予感があった。松井に赤は似合わないもの。ハハハ。
アスレチックス、レイズ…チームを移るたびに成績は下降線をたどった。
致命的だったのはやはり膝のけがだ。あれさえなければと思うが、言っても
仕方がない。十分やったと思う。
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通算成績:打率.282(出塁率.360)、175HR、OPS.822 はメジャーの選手として
“中の上”ぐらいだと思うが、よくやってくれたし、楽しませてくれた。

今の段階では指導者として日本球界への復帰は考えにくい。
むしろ、数年後に突然“星陵高校監督就任”のニュースに接する方が納得できる。
松井秀喜はそういう男だと思うから。
プライバシーを大事にするタイプだから日本には帰らないかもしれない。
日刊スポーツが「来年、第一子誕生」を伝えているから、それが本当だとすれば、
奥さんがどちらで産みたいと考えるかにもよるが。

万感の思いを込めて「おつかれさま」と言いたい。
2009年、ヤンキースのワールド・シリーズ優勝に貢献してMVPになったときの
晴れやかな笑顔は野球ファンの脳裏に深く刻み込まれている。
個人的には、昇格した直後に放った2本のホームランが強く印象に残る。
“一瞬の輝き”に終わったが、実に美しいホームランだった。
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NYタイムズが「日本とヤンキースのスターだった松井が引退」という見出し付きで
長い記事を載せていいる。MLB.comもトップで報じている。(10:00AM JST)
アメリカ球界で松井がどう見られていたかがよく分かる。
“引退”の2文字は口にしなかったが、これで、ずっと背負ってきた“重圧”から
解き放たれることに変わりはない。その重圧が懐かしいものに変わる日も来る。
今後の人生が幸せに満ちたものであってほしいと切に願う。
by toruiwa2010 | 2012-12-28 11:04 | メジャー&野球全般 | Comments(11)
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「ファーストポジション」95

12/20のツイート

映画「ファーストポジション」を見た。
プロを目指す少年少女バレリーナを追った
ドキュメンタリーです。「映画 立川談志」とは
違います。w。「熱烈に」お勧めします。
バレエを知っているか、興味があるか…は
一切関係ありません。きっと感動します。


5000人の若い(幼い)バレエダンサーたちが目指すコンクールがある。
ユース・アメリカ・グランプリだ。世界中で予選大会を勝ち抜き、NYで開かれる
決勝に進めるのは200~300人だ。
彼らは、与えられた5分間のパフォーマンスでチャンスをつかまなければいけない。
世界の名だたるバレエ団の目に留まり、その奨学金をもらうことを目指す…

綿密にリサーチして選んだのでしょうが、フィーチャーした少年少女たちの個性が
素晴らしいです。踊りもですが、人間として魅力があります。一人一人を紹介する
時間は限られていますが、すでに完成されているかのような彼らの人間性が見事に
浮き彫りになっています。
取り上げた数人の中では“劣等生”と言っていい坊やが最高…10年、20年後に
何をしているか知りたいほどです。
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クラシック音楽やバレエは苦手です。それでも、ドキュメンタリーになったものは
できるだけ見ることにしています。この作品も、一時は少し迷いがあったのですが、
見に行ってよかったです。
厳しいけいこに耐える遊び盛りの子供たちの真剣な目や、夢を追う子供を全力で
支える親の何気ないしぐさに思わず熱いものがこみ上げます。
アキレスけんをいためたシエラレオネ出身の黒人の少女が力を振り絞って最高の
踊りを終えたときには会場の観客と一緒に拍手したくなりました。

まっすぐ目標に向かって突き進む姿は美しいし貴重です。わざとらしさを排して
そこを描き出した素晴らしいドキュメンタリー映画として秀逸だと思いました。

バレエのことは全く分かりませんが、関係ありませんでした。
普通に“人間を描いた”作品だと思って見ればいい映画です。お勧めします。

ミコ・フォガティ、アラン・ベル、ジョアン・ザモーラ…バレエ・ファンの方なら
この3人の名前が強く心に刻まれたはずです。何年後になるかわかりませんが、
ミコ、アラン、ジョアンの一人が来日することがあれば見に行きたいと思います。
誰かに介助されてでも。ハハハ。

「シェフ」もお勧めです。理屈抜きで楽しめます。
暦が変わらないうちに今年の憂さをすべて吹き飛ばしたければぜひ。
1時間25分と長さもちょうどいいです。
ちなみに、私にとって今年100本目になりました。

85 みんなで一緒に暮らしたら 老人たちの共同生活 J・フォンダが今も魅力的
80 アナザー・ハッピー・デー 問題を抱えた家族 アメリカ版積み木の部屋
85 ウォリスとエドワード イギリス国王が王冠をかけた恋の物語 初め混乱した
65 映画 立川談志 納得がいかない DVDで十分だ インチキだと言いたい
95 ファーストポジション 自分の将来をかけて狭き門に挑む少年少女バレリーナ
75 マリー・アントワネット 見終わった後の失望感 レア・セドゥはよかった
90 シェフ 年の瀬に憂きことを忘れるにはもってこいの作品 J・レノいいなあ
by toruiwa2010 | 2012-12-27 08:39 | 映画が好き | Comments(4)
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フジテレビ

母局だからといって“特別扱い”するつもりはありません。
しかし、公平に見ても、女性アナはフジテレビの“名産品”でしょう。ハハハ。
チャンネルを合わせることが多いし、よく知っているからでしょうが、ざっと、名前を
書き出してみただけで、「これは長くなる」と思いました。
フリーになったあともテレビを初めとする幅広い分野で活躍を続ける元局アナの女性を
思い浮かべてみて下さい。きっと、フジテレビOGが一番多いはずです。

私が入社した1963年(昭和38年)、渡辺プロダクションのタレントを起用した音楽番組、
「ザ・ヒット・パレード」に2年先輩の豊原ミツ子が出ていました。
その言動は当時の常識では、男女に関係なく、“アナウンサーらしからぬ”ものでしたが、
お茶の間の人気者になっていました。
断定はできませんが、たぶん、日本のテレビで“タレント的”な売り出し方をされた
第1号の女性アナウンサーは彼女だったと思います。
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それほど派手な存在ではないものの、関東在住で豊原と同期入社の中野安子の顔を見た
ことがない人はきわめて少ないはずです。いずれもローカル番組でしたが、高崎一郎が
司会をした「リビング4」など、情報・通販系の番組に何十年も出演していました。
民放テレビの女性アナとしては“長寿”ランクの上位に入るでしょう。
ちなみに、この二人は日枝久会長と同期です。

私より2年後輩の小玉美意子は入社時から報道系アナとして期待を背負っていました。
きわめて頭脳明晰な女性で、彼女の前ではうかつなことが言えませんでした。ハハハ。
能力は十分でしたが、悪名高い“定年制”のおかげで早々に退社しています。
複数の大学で教鞭をとったあと、現在も武蔵大学教授を務めているようです。

宮崎総子のケースは珍しいかもしれません。
フジテレビでどんな番組に出ていたかを思い出すのは難しいのに、TBSの朝のワイド・
ショー「奥さま8時半です」で司会をしていたことははっきり覚えているのですから。
ハハハ。

石毛恭子は子供向け番組「ママとあそぼう!ピンポンパン」の2代目おねえさんとして
採用されました。見た目通りの性格のいい女性で、子供たちの人気者でした。

田丸美寿々が入社したのは1975年です。
新人のころはまったくの“世間知らず”でしたが、徐々に頭角を現していきました。
夕方の「ニュースレポート6:30」を担当したときはコンビを組んだ先輩・逸見政孝より
はるかに目立っていました。番組がうまくいっているとき、出演者は男女に関係なく
堂々としているものですが、私の経験で、当時の田丸ほどピッカピカに光り輝いていた
女性アナは見た記憶はありません。
才女でした。スキャンダルで活躍の場が狭まってしまったことが惜しまれます。
長くキャスターを務めたTBS「報道特集」でも能力が生かされていたとは思いません。
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2年後に益田由美が入社します。
数年間、目立った仕事をしていないはずです。すでに立派な中年になっていた私たちは
「黙っているとものすごい美人だね」と妙な感心の仕方をしたものですが。ハハハ。
突然、ブレークしたのは「なるほど!ザ・ワールド」のリポーターとしてでした。天然で
体を張ったリポートが受けました。いまもBSの番組で見かけますが、途中から制作も
手がけるようになっています。どうやら現役のまま定年を迎えそうです。
入社した局で定年まで現役を続ける女性アナは極めて珍しいし凄いことだと思います。

同期入社の城ヶ崎祐子もフリーで現役を続けています。二人とも“耳に心地よい声”で
うまいナレーションをしました。城ヶ崎はテレビ東京の「完成!ドリームハウス」で
時々声を聞かせています。

だいぶ間隔があいて、1985年に入った長野智子が最初に注目されたのが、人気番組
「オレたちひょうきん族」だったことを知る人は少ないかもしれません。山村美智子、
寺田理恵子に次ぐ3代目の“ひょうきんアナ”でした。
キャリアを振り返ると、その時期の彼女は“世を忍ぶ仮の姿”だったのでしょう。
テレビ朝日系の情報番組で活躍する彼女を見ると、がんばり続けることの大切さを
教えられます。

その2年後に入社したのが中井美穂です。
翌年1月、当時スポーツ部にいた私は「プロ野球ニュース」のプロデューサーから
番組を仕切るコツを手ほどきしてほしいと頼まれました。週末のメイン・キャスターに
初めて女性を起用すると聞いてびっくりしました。数回、経験談を話したぐらいですが、
スポーツのことをほとんど知らないことが分かって「絶対に失敗する」と思いました。
それがどうですか。「プロ野球ニュース」を立派にこなしたあと、サッカーや世界陸上の
キャスターとしてもきっちり仕事をしています。TBS「世界陸上」の織田裕二は彼女が
いなければどうにもならないと思います。ハハハ。

そして、1988年…有賀さつき、河野景子、八木亜希子の“トリオ”が入社します。
華やかでしたねえ。「こんなに揃ったのは珍しい」とわざわざスポーツ部まで告げに来る
元同僚がいたほどです。ハハハ。
ただし、厳しい目で見れば、アナウンサーとしての資質をしっかり持っていたのは
八木だけだったと言っていいでしょう。元NHKの大塚範一が「めざまし」で一定の
成功を収めたのも彼女のアシストがあったからこそだと思います。
世間的にはメイン・キャスターとして「この人が番組を仕切っている」と見られている
男性アナ(キャスター)の中には、実は隣の女性に助けられている人も少なくないのです。
ハハハ。

89年には田代尚子。
田丸以後、キャスターを務めて“形になる”女性が不在でしたが、久々に登場して
それなりの実績を残したと思います。

91年に中村江里子、92年に小島奈津子が入っています。
同じ年に入社した西山喜久恵の安定感には感心します。
際立った資質があるとは思いませんが、番組を見ていると、ほかの出演者や制作者が
彼女をとても信頼していることが伝わってきます。予想をはるかに超えて息の長い
アナウンサーになりました。
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菊間千乃が入社したのは93年です。
アナとしての仕事は「発掘! あるある大事典」ぐらいしか記憶にありません。しかし、
番組収録中の事故で重傷を負い、“ちょっとした”ゴシップなどもあって退社したあと
ロースクールに通って司法試験に合格したその努力には敬意を表します。
 
94年入社の木佐彩子もまだ現役です。決して得意ではなかったはずのスポーツの
分野で先輩・中井の後継者になりました。

96年の佐々木恭子、98年の島田彩夏は報道・情報系の番組では貴重な戦力です
特に島田には期待します。見た目の清潔感がニュースにピッタリです。もう少し経験を
積めば、“看板”を背負えると思っています。育て方を間違えないでほしいです。

99年の内田恭子と2001年の高島彩は歴史を飾るビッグスターになりました。
独特の華やかさを持った内田はアナウンサーというカテゴリからはみ出していたように
思います。読みはうまくありませんでしたが、タレントを助けて番組を進行させる腕は
持っていました。スポーツでよく言う“記録より記憶に残る”アナでした。ハハハ。
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野際陽子も素晴らしかったですが、私の中で 高島は史上最強の女性アナです。
雑誌の調査などで好感度が抜群、口うるさい先輩同業者の間でも評価は高いです。
美人過ぎず、頭の良さをひけらかさず、機転が利き、読みは的確…
“母局”のアナだから採点が甘いと言われそうですが、けなすところが見当たりません。
容姿だけでなく、アナとしての技術も欠点を見つけるのが難しいのです。
結婚し、フジテレビを退社してからはCM以外で顔を見ることが激減したのは残念です。

高島が大ブレークしたために少し影が薄くなってしまいましたが、同期の森本さやかが
「とくダネ」でいい感じのリポートをしています。“タカラジェンヌ”のような容姿で
彼女が画面に登場するとさわやかな風が吹きます。ネタにもよりますが。ハハハ。

02年の中野美奈子には期待したのですが、実績を残せませんでした。
05年の平井理央も人気と実力が比例していませんでしたね。

翌年入社の秋元優里は4年目の2009年から滝川クリステルのあとをついで「ニュース
JAPAN」のキャスターをつとめました。滝川は3年目からでした。どうもこの番組は
キャリアなどはどうでもいいようです。ハハハ。初めは少々危なっかしかった秋元が、
少しずつ力をつけ始めたかというときに、ゴシップが流れました。
それが理由ではないらしいですが、週末の夕方のニュース担当に変わりました。
“降格”に見えてしまうのはタイミングが悪かったからだけだという話です。
気のせいか、当初は元気がないようでしたが、最近は前向きのように見えます。
能力も度胸もあるようですから、次の機会を待ってほしいです。
…と思ったら結婚ですか。“おめでとう”だけど、夫婦で同じ職場はどうかな?
周囲だってやりにくいよね。ハハハ。

07年の生野陽子は早く「めざまし」を卒業した方がいいと思います。緊張しているし、
スタジオを出ているときの方がはるかにリラックスしていい感じです。
有吉弘行と街をぶらつく「ぶらぶらサタデー」や「きたなシュラン」では彼女の良さが
出ています。「めざまし」は加藤綾子に譲ってバラエティに重心を移した方が、もっと、
キャラクターが生きると思います。
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加藤は生野の1年後輩です。オリコン・スタイルの調査で2年連続1位になりましたが、
今、フジテレビでは最も光っているアナでしょう。
明るいし、性格もよさそうだし、技術的にも大きな欠点は見当たりません。若い男性に
受けるのは当然として、女性に嫌われるタイプでもなさそうなところが強みですね。
このまま順調に伸びていけば局を背負って立つアナになることでしょう。

08年の椿原慶子、10年入社の山崎夕貴も健闘していますが、評価は早いでしょう。

最後に触れておきたいのは2000年入社の梅津弥英子と2003年の石本沙織です。
夕方のニュースなどで、この年齢になって初めて出せる“味”と“腕”を見せています。
フジテレビでは割合珍しいのですが、若いころ、それほど仕事に恵まれていなかった
女性アナが、こういう形で光り出すのを見るのは嬉しいものです。
一般の視聴者にとっても幸せなことだと思います。


ここまで書いて来ると、ほかの局をていねいに見る機会が少ないからかもしれませんが、
フジテレビは画面に登場する女性アナの量・質ともに際立っています。なぜか。
採用基準はそれほど違わないはずですから、要は、育て方、使い方でしょう。
フジはかなり前から経験が浅い女性アナでも、積極的に起用していました。
一番驚いたのは、2000年に 入社6ヶ月の千野志麻アナを起用した「チノパン」でした。
深夜の短いトーク番組ですが、それまで聞いたことがないやり方です。

千野はそれほどでもありませんでしたが、2代目の高島彩(アヤパン)、3代目の生野陽子
(ショーパン)、4代目の加藤綾子(カトパン)、6代目の山﨑夕貴(ヤマサキパン)…と、
次々にバラエティ向きのアナウンサーを育てて来ました。だから局として成功している
ということにはなりません。報道系のアナは他局に遅れているようだし。ハハハ。
ただ、バラエティ系の女性アナは 年齢の限界はあっても“つぶし”がききますから、
本人にとっては、幸せなことかもしれません。ハハハ。

敬称略

参考:「女性アナの系譜(前篇)~ラジオデイズから“88年組”まで~」
→ bit.ly/rp9HYk
「男性アナの系譜~思い出すままに…~」
→ http://bit.ly/lGeBSp


ご愛読いただいた?「女性アナの系譜(後篇)」はこれにて終了です。
by toruiwa2010 | 2012-12-26 08:36 | アナウンサー・実況 | Comments(19)
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たとえが悪い?

12/19のツイート

「とくだね」笠井アナ:2トップの維新の会を
「天皇が二人いるようなもの」と。
だ・か・ら。そういうたとえは気をつけなきゃ。
誤解のもとだし、たとえとしてうまくもない。
「ハンドルが二つ付いている車のようなもの」
ぐらいにしないと。

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石原と橋下が共同代表に就任する件について伝えているときのコメントだった。
小学校(当時の“国民学校”)に入ったころ、校庭に奉安殿と呼ばれる建物があり、
中には天皇陛下の写真(御真影)が飾られていた。朝礼のときその建物に向かって
最敬礼させられたものだ。天皇陛下については“絶対の存在だ”と教えられて
育ったわけだ。それが終戦を境にガラッと変わった。映画館で見るニュースや
雑誌の写真で“人間”天皇の姿が報じられるようになった。

皇室や皇族に対する敬語の使い方も大きく様変わりした。それでいいと思う。
しかし、なぜか、このときの笠井アナのコメントにはギクッとしたのだ。
一定の敬意は払うべきではないのだろうか。はなはだ怪しい歩み方をしている
政党のトップと一緒にするのはどうなんだと。やっぱり年寄りか。ハハハ。


人間・オバマ?

12/20のツイート

米誌・TIMEの「今年の顔」にバラク・
オバマ大統領が選ばれた。
2度選ばれるのはめずらしいことだそうな。
決まる前に、北朝鮮ではキムジョンウンが
選ばれたと報道されていた。国威発揚。ハハハ。
これを「姑息」というのは間違いなんだね。
「あざとい」ならいいのかな?日本語は難しい。W。


大国アメリカの雑誌とはいっても、TIME誌が“その年最も活躍した、あるいは
話題になった人物”として選ぶ「今年の顔」(Person of the Year)にどれほどの
権威があるのかは知らない。ただし、誰が選ばれるかが毎年話題になるのは事実だ。
「そうだろうな」と納得することも、「そう来たか」と意表を突かれることもある。
世界中から選ぶわけだから候補になるだけでも大変だ。

ビル・クリントン元アメリカ大統領や鄧小平元中国最高指導者など、2度選ばれた
人物は何人かいるが、3回はフランクリン・D・ルーズベルト一人だけだ。
そして、今年はオバマが4年前に続いて2度目の選出となった。
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米国史上初の黒人大統領になったとき、アメリカは一つにまとまれるのだろうかと
心配したものだが、何とか乗り切った。彼の場合は人柄の良さがプラスしたかも。
雇用情勢が厳しい中で大統領に再選されたのは1940年以来、初めてだと言う。
甘いと言われるかもしれないし、はっきりとは分からないが、アメリカの大統領の
多くはホワイトハウスに入っても「普通人」の感覚を失わない気がする。
銃乱射事件のときの会見で見せた涙・しぐさには多少の“演出”もあっただろうが、
無理をしなくても国民の気持ちに寄り添えるのだと思う。
日本の場合は政治家になった瞬間に…。いや、虚しいだけだからやめておこう。
ハハハ。


“池上讃”もほどほどに?

12/21のツイート

朝日朝刊“記者レビュー”で池上特番を取り上げている。
失笑を禁じ得ない。
「vs石原」にスポットを当て、一部を切り取って
「石原最悪」をイメージづけ、「池上最高」と書いている。
田玉恵美記者、君、最低。w。


市井の一ブロガーが書くものの影響力は知れているが、こと大マスコミとなれば、
そこで取り上げられるだけで“騒ぎ”になることをわきまえてほしいものだ。
そのまま定着してしまいかねないからだ。
確かに、素晴らしい番組だったし、その主たる理由が池上彰にあることは事実だ。
しかし、実態は先日書いた通りだった。
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コラムは“圧巻は政治家との対決だ”として…

「パプアニューギニアと北朝鮮を一緒にするから
暴走老人と言われるんですよ」と攻める。


このあと、石原が「失敬だな君は」と血相を変えたこと、2度目の中継のときに
「さっきはあなただと分からず、怒鳴ったりして失礼」と謝ったことを紹介し…

さらには石原代表の出演が終わると開口一番、
「どうも石原さんは、相手によって態度を
変えるようですね」。
池上さん、最高です。


と書いている。
思うに、リアルタイムで見ての感想ではなく、後日、評判がよかったことを知って
急きょ、ネットで指摘されている部分だけをチェックして書いたのではないか。
“全体像”を見て書かないと読者をミスリードすることになる。マスコミは事実を
伝えることが第一義かもしれないが、誤った情報を伝えないことも大事な仕事だ。

これだけを読むと石原のイメージは悪くなり、池上の評価は天井知らずになる。
事実は少々違うのだ。以下はすでに書いたことの繰り返しになるので省く。
詳しくは bit.ly/WtjYUt を読まれたし。ハハハ。


クライシュテルス、ご多幸を

12/22のツイート

キム・クライシュテルスがベルギーのファンに
別れを告げた。ツアーで本当に仲が良かった
ビーナスとモレスモーを招いたエキシビションで。
最高の思い出は復帰後に優勝した09USオープンだと話す。
娘Jadaは4歳になった。幸せそうで何よりだ。
さよなら、キム。


まだ29歳だからやろうと思えばやれるだろう。しかし、このレベルの選手の場合、
続けるのは“グランド・スラムで優勝を争える”力があることが条件になる。
さらに、彼女には幸せな結婚生活がある。しばらく戦列を離れていた時期に結婚し、
長女を出産した。どうしてもコートに立ち続けていたい…というモチベーションは
持ちにくいのだ。
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性格の良いいところが大好きな選手だった。コートを離れたとき、“普通っぽさ”を
もっとも感じさせる選手だった。しかし、優しい性格が災いして勝ちを逃す場面を
何度も見た。人を押しのけてでも、という“強さ”に欠けていた。しかし、徐々に
勝つことに執着し始め、2005年の全米でグランド・スラム初優勝を果たした。
母親になったあとのGS 3勝が輝かしい。
応援してきた選手が現役を去るとき、いつも願うのは彼らの第二の人生が幸せに
満ちたものであってほしいということだが、キムの場合は心配ない。


全日本フィギュア選手権

12/21のツイート

高橋、羽生、小塚、無良、町田、織田…
男子フィギュアの顔ぶれは本当にすごい。
SPとフリー、2本とも失敗することは
ないだろうから大丈夫だとは思うが
高橋や羽生が3位に入れない可能性が
あるわけだ。
オリンピックを考えたら絶対に出て
おきたいものなあ。


“国内大会”としては世界で最もレベルが高いものになった。驚くべきことだ。
高橋大輔のフリーは“鳥肌”ものだった。ショートで10点近い差をつけられて
開き直ったのだろうが“エース”の存在感を見せつけたのは“あっぱれ”だ。
最終滑走と詰め寄られたという“ダブル”のプレッシャーをはねのけて優勝した
羽生結弦には成長の跡が見られた。こちらにも“あっぱれ”だ。

女子は浅田真央が逆転で6度目の優勝を飾った。美しく優雅な舞いだった。
熱狂的なファンは手放しで喜ぶだろうが、関係者の中には「これで、キムヨナに
勝てるのか」という不安があるはずだ。元連盟幹部から「演技が子供っぽい」との
声も聞かれた。反発は強いようだが、それでは進歩につながらない。
鈴木や村上が相手なら華やかさ、演技の幅、風格ではっきりと差をつけられるが、
キムやコストナーと対決したとき、このままで大丈夫か…ということだ。
来シーズンにかけて、マスコミもファンも大会のたびに“トリプル・アクセル”を
持ち出すことになりそうだ。ハハハ。
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テレビで見たが、注文はいくつもある。
男子のNアナは安定感が出てきた。“見えている”からだ。
女子のSアナについては、もう言わない。本人に反省の気配がないのだもの。
せめて、いつか制作者に一般視聴者の声が届くことを期待したい。

女子の解説に女性を二人起用する意味も不明だ。
格では荒川が上、年齢は八木沼が上…どちらにしても遠慮がある。
スポーツの世界では、競技がマイナーであればあるほど“ファミリー”化する。
引退したあとも、義理やしがらみは続く。競技や選手についてネガティブなことや
思い切った発言はただでさえしにくい環境に加えて、この二人の立場では、相手の
コメントを否定することはできない。二人を起用する意味はないのさ。

しかも、アナウンサーも含めて、悪かったところや欠点の指摘もごく限られるから、
視聴者には間違った選手像が植えつけられてしまう。
関係者すべてが“身内感覚”でいいことしか言わない。…こういう競技は珍しい。
ハハハ。

12/22のツイート

女子フリーの滑走順は村上、鈴木、浅田、宮原…
男子も高橋がトップだった。なぜ、こうなるのだろう。
競技を面白く見せる努力を怠ってるね。
規則に従っているのだろうが、規則以前にファンを
楽しませることを優先すべきだろうに。
相撲だって改善してるぜ。


…文字数の関係ではなはだしい言葉足らずになっている。ハハハ。
滑走順は、宮原のあと西野、本郷と続いた。SP1位の鈴木、2位の浅田が早々と
フリーを滑り、SP6位の本郷が最終滑走だった。おそらく規則どおりなのだろう。
競技では何が起きるかはわからないのだからそれでいいのかもしれない。しかし、
少しでも優勝争いを興味深いものにしようと思ったら、“フリーのスタート順は
SPの6位から”が当たり前だろう。

スキーのアルペンやジャンプでは、1本目 下位だった選手から2本目にトライする。
ゴルフの決勝ラウンドはやはり成績の悪い者からスタートしていく。
今は違うかもしれないが、かつてバレーボールの日本リーグでは男女1試合ずつを
同じ会場で行う場合には女子の試合を先にしていた。人気面も考慮しただろうが、
スピードや迫力で男子の試合が上回るからだ。
大相撲でさえ、伝統を重んじつつ、取り組みの順序を変えたり、大関同士の対戦を
早めに組んだりしている。

選手をジャニーズやAKBのようにアイドル視する一部のファンは放っておいても
大丈夫だろうが、競技の人気を高め、ファン層を広げようと思ったらそれなりの
努力は欠かせないのだ。
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by toruiwa2010 | 2012-12-25 10:19 | 岩佐徹的考察 | Comments(19)