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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2013年 02月 ( 30 )   > この月の画像一覧

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1月期放送のほとんどの連続ドラマが終盤に入っている。
“とりあえず見るか”が多すぎたから、ばっさばっさ切っていった。判断ミスも
あるだろうが、この際かまっていられない。迷ったら切る、迷わなくても切る。
そうしなければ減らせないもの。ハハハ。

まずは、切ったものを列記しておく。

ラストホープ 火 2100 フジテレビ
相葉雅紀、多部美華子、桜庭ななみ、小池栄子、田辺誠一、北村有起哉


俳優の顔ぶれから見て、カチッとしたドラマになりそうだと思ったがあてが外れた。
メディカルサ・スペンス・エンタテインメントというわけの分からない合成語が
キャッチフレーズになっているときから怪しいと思ったが、ビンゴだった。
“ドクター物”は嫌いじゃないので最後まで見続けるつもりだったのに2回目の
途中で“退院”した。ハハハ。
診断のためのカンファレンスの粗雑さや手術場面の“軽さ”に呆れ果てて。


サキ 火 2200 フジテレビ
仲間由紀恵、三浦翔平、内田有紀、庄野崎謙、萩原聖人、高嶋政伸 


もともと、普段なら見ない種類のドラマだった。前シリーズを最後まで見たことに
われながらビックリしたほどだ。「やめろー」と思いながら、仲間由紀恵の熱演に
引きずられてしまった。特に好きな女優でもないのに、珍しいことだ。ハハハ。

これも2回目の前半でギブアップした。“手法”が分かっているだけに、仲間の
“怖さ”にも、もはや惹かれなくなっていた。
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書店員ミチルの身の上話 火 2300 NHK
戸田恵梨香、高良健吾、柄本佑、安藤サクラ、波瑠、新井浩文、浅田美代子


1回目をみただけで、「もういいや」と思ってしまった。
高良、柄本、新井の男優陣に魅力を感じたのだが、それだけでは見続ける意欲に
結びつかなかった。

シェアハウスの恋人 水 2200 日本テレビ
水川あさみ、大泉洋、中島裕翔、川口春奈、もたいまさこ、谷原章介


水川、大泉は好きなんだけど、無理でした。
日テのドラマは「家政婦のミタ」、「ブルドクター」以外はあまり見た記憶がなく、
かなり相性が悪いようだ。今期も、1回目途中で見るのをやめた。

おトメさん 木 2100 テレビ朝日
黒木瞳、相武紗季、石田純一、郭智博、大地康雄、鈴木砂羽


“コミカルでサスペンスフルな嫁姑ドラマ”…
こういうキャッチフレーズにつられて見始めて報われたことはない。ハハハ。
“展望”に「黒木瞳も“食傷気味”だし、カットの第一候補かな」と書いた通り、
収録したが、結局、見ないまま終わった。
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あぽやん~走る国際空港 木 2100 TBS
伊藤淳史、桐谷美玲、山本裕典、眞島秀和、柳葉敏郎、貫地谷しほり


初めから“危険”の香りがぷんぷん。4回目途中まで見たが、それまでだった。
山本が登場したときの苛立たしさに我慢できなくなったからだ。キャスティングは
大事ってことさ。ハハハ。

泣くな、はらちゃん 土2100 日テレ
長瀬智也、麻生久美子、丸山隆平、忽那汐里、賀来賢人、薬師丸ひろ子


コンセプトが“微妙”すぎて、結局、一度も見ることなく…。
平均視聴率は10%を超えているが後悔はない。ハハハ。

カラマーゾフの兄弟 土2300 フジテレビ
市原隼人、斎藤工、林遣都、吉田鋼太郎


先入観が強すぎたかもしれないが、兄弟たちが黙々とカレー(ハヤシ?)ライスを
かき込むオープニング・シーンでギブアップしてしまった。
自分の好きなテーストでないと分かったからだが、我慢できたのは5分だった。
ハハハ。


死屍累々…
結果として残ったのは以下の◎本だ。


ハンチョウ6 月 2000 TBS
佐々木蔵之介、比嘉愛未、小澤征悦、福士誠治、六平直政、高島礼子


一応 見続けているが、ひょっとするとひょっとするかもしれない。
“羊頭狗肉”…ちょっと違うか。えーと、“出る出る詐欺”の疑いがあるからだ。

捜査一課長の高島は“特別出演”となっているからまあいいだろう。
しかし、小澤と比嘉は前シリーズから“安積班”の紛れもないレギュラーだ。
その二人がこのところ出ていない。どこかの警備に貸し出したことになっているが、
不自然きわまりない。
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理由の説明はない。二人とも映画出演があるようだし、さらに比嘉はフジテレビの
2時間ドラマにも出ていた。関連があると思わざるを得ない。視聴者は納得しまい。
おかしいもの。俳優本人を責める気はない。事務所のマネジメントがお粗末だ。
そして、TBSが、途中で抜けることを知りつつキャスティングしたのだとすれば
これまたお粗末だ。
今週分の最後で比嘉が帰ってきた。やっぱり空気が変わるね。最後まで見るかな。


ビブリア古書堂の事件手帖 月 2100 フジテレビ
剛力彩芽、AKIRA、田中圭、鈴木浩介、高橋克実


剛力にあまり魅力を感じないから1,2回で終わるのではないか…と思っていたが、
見続けている。意外だ。

脚本がいいのか、毎回、古書にまつわる話が面白い。
わずかなヒントからさくさくと“事件”の解明を進めるところは“やり過ぎ感”も
あるが、笑顔を“封印”した剛力が頑張っている。


いつか陽のあたる場所で 火 2200 NHK
上戸彩、飯島直子、斎藤工、大東駿介、藤田朋子、竜雷太、浅野温子


殺人の前科がある刑務所帰りという秘密を抱えながら寄り添って生きる女二人。
上戸と飯島…この二人の共演なら、ストーリーなんてどうでもいい、と思ったが、
話が暗くて心が折れそうになる。でも、ここまで見たからなあ、という程度だ。
ハハハ。


科捜研の女 木 テレビ朝日 2000
沢口靖子、内藤剛志、長田成哉、斎藤暁、若村麻由美


視聴率が安定している。しかも高いレベルで。
このシリーズはずっと見続けている。ただし、何がいいのかよく分からん。ハハハ。


最高の離婚 木 2200 フジテレビ
瑛太、尾野真千子、真木よう子、綾野剛、芹那、八千草薫


放送が始まるまでは微妙だなあと思っていたのだが、楽しんで見ている。
セリフがよく考えられていて、登場人物の会話が面白い。主演の4人の演技力が
あるから成立するドラマかもしれない。
瑛太は相変わらず何をやらせてもうまいし魅力がある。その“妻”を演じる尾野は
これまでと役柄がガラッと変わったが、がっちりと瑛太を受け止めている。
こらえ性のない浮気男・綾野もいい味を出しているし、その“妻”・真木は狙いを
定めた演技をしている。4人とも肝が据わってるわ。

妻を“”でくくったのは、二人の立場が現在微妙だからだ。“最高の離婚”という
落としどころに向かってこのドラマがどんな風に進んでいくのか注目する。

桑田佳祐作曲の主題歌が絶妙だ。今期の最高だね。
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夜行観覧車 金2200 TBS
鈴木京香、石田ゆり子、宮迫博之、安田章大、杉咲花、高橋克典


舞台や人物の設定がパターン化され過ぎているのが気になるものの、物語の進行に
つれて、“このあと”どうなるのかという楽しみが増している。ここまでくれば
最後まで見続けるだろう。


まほろ駅前番外地 金2400 テレ東
瑛太、松田龍平、臼田あさみ、川村ゆきえ、新井浩文、坂井真紀


2011年に公開された映画も面白かったが、これもいい。今期の最高だと思う。
瑛太が経営する便利屋「多田便利軒」に転がり込んだ高校の同級生、松田…二人の
呼吸がピッタリ合って、きれいごとばかりじゃない、人間臭いドラマが展開する。
40分枠だから正味はおそらく30分前後しかないはずだ。回によってどうしても
出来不出来はあるものの、物足りなさはない。完成度が高いドラマだ。

瑛太と松田、悪がき同士のような二人の“じゃれあい”が楽しい。エンディングは
何度見ても笑ってしまう。
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とんび 日2100 TBS
内野聖陽、佐藤健、常盤貴子、吹石一恵、五十嵐陽向、麻生祐未、柄本明


17.0 16.1 16.0…高い視聴率でスタートしたが、ここ数回は低迷気味だ。ひとつには
内野の力みがあるのではないだろうか。ややもすると、熱演ぶりが目立ちすぎて
周りから浮いてしまう傾向がある内野が初めは少し押さえているように見えたが、
ときに、うっとうしくなることがある。 
好みとしては、NHKで放送したときに同じ役を演じた堤真一の方は好きだ。

内野の幼馴染で小料理屋のおかみを演じる麻生祐未がいいね。好みで言うなら
NHK版の小泉今日子だが、麻生もいい味を出している。
やはり幼馴染で寺の跡継ぎ、野村宏伸も光る。これまで見た中では一番いい。

内野の息子、佐藤健とそのマドンナ、吹石一恵もいい。この二人の出番をもっと
増やしてほしいが、そうもいかんのだろうな。


Dinner 日2100 フジテレビ
江口洋介、倉科カナ、松重豊、関めぐみ、ユースケ・サンタマリア


専門的に見ればおかしなところもあるのだろうが、こういうドラマでカギを握る
レストラン内部のリアリティは確保できているのではないか。
シェフ・江口、給仕長・ユースケ、セコンドシェフ・松重…安心して見ていられる。
同じ枠の「とんび」に一度は1.8%まで迫ったが、その後は また差をつけられた。

やっぱりこの枠でドラマは無理だと判断したのかフジテレビは日9対決をあきらめ、
4月からバラエティに戻すのだそうだ。2010年10月期からだから、10期で撤退か。
根性なしだなあ。情けないわ。ハハハ。
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八重の桜 日2000 NHK
綾瀬はるか、西島秀俊、長谷川博己、西田敏行、風吹ジュン
ほかオールスターキャスト


歴史に疎いせいもあって初めは登場人物の関係がよく分からなかったが、だんだん
整理されてきて、楽しんでいる。まだ、綾瀬の良さが出ていないからか、視聴率は
思ったほど伸びない。八重が”表舞台”に出るのはもう少し先になりそうだから
苦戦は続くかもしれない。「平清盛」にくらべれば上々だけどね。ハハハ。

あと、草笛光子はこの年齢層の女優としては貴重な存在だと思うが、このドラマの
ナレーションには違和感があるなあ。


メイド・イン・ジャパン NHK 土2100
唐沢寿明、高橋克実、岸部一徳、国村隼


日本を代表する企業・タクミ電機が経営危機に陥った。
ある日、営業成績不振の責任を取らされる形で営業部長・矢作篤史(唐沢寿明)にも
左遷の辞令が出た。ほかにも5人の男女がそれぞれの部署で異動の命令を受け、
ひそかに古い倉庫の一室に集められた。そこに姿を見せた会長(岸部一徳)の特命で
矢作をリーダーとする「再建戦略チーム」が結成されることになった。
 
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全体としてかなりいい出来だったと思う。
会社の余命…つまり、メインバンクの支援打ち切りまでわずかに3ヶ月だった。
6人はそれまでに会社が生き残るための戦略を立てなければならなかった。
最大の障害はタクミが開発・製造したリチウムイオン電池と同じ性能を持つ製品を
中国企業が製造しはるかに安い値段で売り出したことだった。再建には欠かせない
ヤマト自動車との契約を奪われたからだ。

独自に開発した技術が盗まれたとして技術料の支払いを求めて中国に渡った矢作の
前に姿を現したのは、かつての同僚、迫田(高橋克実)だった…

会社立て直しのための根本的な方針がコロコロ変わるところが“場当たり”的だし、
最後が甘すぎる点は残念だが、質の高いドラマだった。

NHKのドラマの中で土曜日の夜の枠は私好みの作品が多く、楽しみにしている。
いわゆる“骨太”なドラマに出会えるのがうれしい。そして、唐沢が出るといつも
独特の“スケール感”が出るから不思議だ。

このドラマでは、高橋克実がよかった。心血を注いで開発した技術を切り捨てられ、
タクミを辞めて中国に渡り、わが子といってもいい技術を世に送り出した誇りと
母国を裏切る形になった苦悩を見事に演じていた。キャスティングを褒めたい。
岸部は相変わらずだ。この役をやる俳優はほかにいない。“はまり役”だった。

…ああ、それなのに、見終わって民放に切り替えると、高橋と岸部がしいたけの
ようなかぶりものを頭上に乗せてドコモのCMに出ていた。やめてほしい。ハハハ。


女と男の熱帯 WOWOW 日2200
藤原紀香、渡部篤郎、永山絢斗、YOU、吉田栄作


ニューヨークのレストランで爆発事件が起き、日本人の母娘が死亡した。
数年後、JBSテレビ報道局の宮部苑子(藤原)がある情報を耳にした。この事件で
妻子を失った進藤悟史(渡部)が復讐のために帰国するというのだ。
成田に到着した進藤の姿を確認した苑子は後輩の野村(永山)と彼の監視を始めた…
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ストーリーにかなり無理があるが、それを救ったのは、主演の2人と永山の演技だ。
特に、藤原紀香の“熱演”が目を引いた。役に没頭し大人の演技を見せたと思う。
名のある女優のラブシーンはどうしても嘘っぽくなりがちなものだが、渡部との
絡みにはリアリティがあった。誤魔化そうとしたり、女優が照れたりするのなら
ラブシーンがない方がよほどスッキリする。

シェープアップしたプロポーションだからパンツルックの立ち姿や歩く姿が美しく、
監督が“多用”していたのも理解できる。ハハハ。
間の取り方や目の動き…演技力もあると思うのだが、ドラマや映画の出演は少ない。
実年齢は41歳だが、まだまだ地上波民放のラブストーリーに登場して視聴者を
惹きつける魅力があると思う。
えっ、色気に目がくらんでる?そんな年じゃないよ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2013-02-28 10:01 | ドラマ | Comments(2)
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無神経だろう?

02/20のツイート

週刊朝日最新号を買った。見出しの中にあった
一つの単語にドキッとしたからだ。「ピンコロ」…
死ぬ直前まで元気でいることを意味している。
最近の造語の中でも際立ってレベルが低い。
無情、非情、冷酷、そして鈍感。
やれやれ、ひどい世の中になったものだ。

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ありがたいことに、「最近ではなくて前から“ピンピンころり”と言っていた…
と、アドバイスしてくれる親切な若い人がいた。それは知った上で書いたのだが、
老人にやさしい人たちもいるんだ。ハハハ。

それにしても、何とも“おぞましい”言葉じゃないか。
そりゃ、「できることなら、死ぬ直前まで元気でいて、コロッと逝きたいよね」と
自分から言うことはあるさ。だからと言って、人から言われたら気分悪いよね。
ここ数年、週刊朝日はおかしいなあ。
面白いことに、本文の中にはどこにもこの言葉が出てこないんだ。


伝わらない事実

スーパータイムにワシントンから木村太郎が
リポート中。老けたね。年齢は同じ、慶應での
学年は下だが、俺も今テレビに映ればこんな風に
見えるのかと慄然。
画面に出る以上、凛としたところを見せてほしいな。
吾も歩くとき、猫背にならないように気をつけよう。
ハハハ。

外出時に気を付けることは、背筋を伸ばして歩幅を広くとって元気に歩くことと
鼻毛が出ていないか、目やには大丈夫か…だ。じじむさいのは嫌だもの。
そう言いつつ、電車に乗ると、遠慮なく優先席に座る。もうすぐ後期高齢者だから
誰にも遠慮はいらないと思っている。ハハハ。

4,5年前までは若者が席を譲ってくれると言ってくれても断っていたが、それでは
相手が気まずい思いをすることになるので、今は有難く座らせてもらう。もちろん、
夫婦でいるときは妻を先に座らせる。あとに残るのは妻だからね。ハハハ。
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…そんなことより、木村太郎についてはもっと意味のあるツイートをした。

02/25のツイート

#スーパーニュース で木村太郎がリポート中。
これだから聞いてみないと分からない、
怖いなあと思った。日本では、大統領と安倍首相の
空気が悪かったと伝わっている。
木村によれば「写真撮影の場ではなく会談中だった。
激しいやり取りの余韻があったのではないか」だと言う。


あまり反応はなかったが、どんな報道も頭から信じてはいけないと教えてくれる
超ベテランならではのリポートだった。“偏向”も怖いが、事実を誤認した報道や
全体の一部しか伝えていないものを“鵜呑み”にすることはもっと怖い。

ワイドショーでは、しきりに、二人の表情が硬かった、握手もカメラマンが求めて
初めて応じたものだ、などのコメントが出されていた。
しかし、木村の話を聞くと、あの映像は会談終了後の“フォトセッション”として
撮影されたものではなく、会談を中断してカメラを招き入れたのだという。
TPPや対中国など、微妙な問題を話し合っている途中だから、国益を背負っての
真剣で激しいやり取りの余韻が二人の表情に残っていたのだ。
それをちゃんと伝えたメディアはなかったと思う。意図的でないにしても事実が
間違って伝わる例として記憶しておきたい。


口あんぐりのコピー

02/23のツイート

「我々俳優は悲しい(哀しい?)から踊るんです」と
松本幸四郎がのたまう。うーん、歌舞伎の大御所、
すぐれた俳優にして文化功労者の言・・・
コピーライターが考えたセリフだろうが、ちょっと
「むりやり感」がきつくはないか?
抵抗はなかったのかなあ?

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CMのコピーには虚を突かれることが多い。“わざとらしい”ものも。
他意はなく、すぐ思い出したので古い記事に書いたものから引っ張り出してみると、
こんなのがあった。NTT東日本のナレーションだ。

イチローはなぜ同じ毎日を繰り返しているのに
未来を作れるのか


えっ、なんだって?
同じ毎日を繰り返している者は未来を作ることが出来ないと思っているわけ?
こちらは“イメージ広告”だと理解した上でも意図が分からない
第一、「同じ毎日を繰り返している」と言われたイチローの胸のうちはどうなのか?

コマーシャルの2割、3割がそういった類のものではないだろうか。
ま、なに言ってるんだ?と思わせたら成功なんだろうね。ハハハ。


“君づけ”やめたら?

02/24のツイート

東京マラソン中継の総合司会らしいが、
選手を「君づけ」で呼ぶ小倉智明。
私は親しいんです。詳しいんです。
よく知ってます、という空気を作ろうと
しているようだが、イメージが悪いことに
気づかないかなあ。
TX先輩の大御所アナも若いときから
君づけが多かったね。

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選手を“君づけ”で呼ぶアナには碌な奴はいないと思っている。
ま、小倉はアナではないが。スポーツ実況の中ではアスリートは普通、呼び捨てだ。
“君づけ”はむしろ選手にも視聴者にも“上から”接している感が強い。
ビデオで見たら、どれほどみっともないかわかるはずだが、たぶん こういう連中は
見ないんだろうね。ハハハ。

ついでだが、女性解説者の中に“XX選手”、“XXさん”と呼ぶ人がいる。
WOWOW時代、新しく解説陣に加わる人には「呼び捨てで構いませんから」と
話すことにしていた。リスペクトとは関係ないからと。

マラソン実況の森昭一郎アナ「飛び込んで見せました」と。
NHKの「来る」に対抗してフジテレビは「見せる」のか。
塩ちゃんだけかと思ったら他にも居たね。
伝染するのかなあ。ハハハ。


「…して見せました」って、カッコいい言い回しだと思うのかなあ。
フィギュアスケートの実況で塩原アナの「…決めて見せました」というフレーズが
視聴者の間で“うざい”と言われている。坊主憎ければ…のたぐいだけどね。
面白いものだ。NHKのスポーツ実況で「…来たあ」を聞くことが多く、それは
先輩から後輩に無意識に引き継がれているらしい。「NHKでは、なんでも来る」と
ずいぶんからかって来たのだが、なんと、母局ではなんでも“見せる”んだ。
知らなかったぜ。ハハハ。


地上最大のショー!

02/25のツイート

本家・アカデミー賞授賞式の放送が始まった。
ジョン・カビラと高島彩か、安心感があるね。
それにしても、八木亜希子、内田恭子、滝川クリステル、
高島、中野美奈子…WOWOWはフジの”卒業生”が
好きだね。まさか、“アナ下り先”?ハハハ。


アナ下り先…“ととのった”と思ったのだが、受けなかった。まあ、受けを狙って
うまくいくことはマレだけどね。ハハハ。
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大統領夫人の登場、ジェニファー・ハドソンや「レ・ミゼラブル」のオールスター・
キャストによるパフォーマンスなど、金のかかった地上最大のショーだった。
関係者が会場に入るシーンだけで番組が成立するのもアカデミー賞ならではだ。
場内ノイズを抑え気味にしたミキシングの関係かもしれないが、多くのジョークが
すべっていたのが面白い。あれなら、“I am back”の方が受けていたね。ハハハ。

アメリカ在住の映画評論家・町山智浩が火曜日のTBSラジオ「たまむすび」で、
最有力だった「リンカーン」を「アルゴ」が逆転していまではリードしていると
話していたが、その通りになった。編集賞、脚色賞と畳みかけていったところは
見事だった。私は90点をつけていたし、異論はない。
そして、最近見た「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンスが
主演女優賞のオスカーを、アデルが歌った「スカイフォール」の主題歌が歌曲賞を
得たのもうれしかった。
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アカデミー賞はあくまでお祭りだし、平均年齢が62歳だというアカデミー会員の
“趣味”が大きく影響するから、予想と結果が一致しないのもやむを得ない。
司会のセス・マクファーレンはアニメーターだが、歌の訓練も受けていると聞いて、
WOWOWのゲスト、三谷幸喜が「歌える宮崎駿」…と言った。うまいや。ハハハ。

そして、素養があるにしても、“歌える俳優”の代表でもないのに、その歌唱には
魅力がたっぷりだった。すごいね。アメリカのショウビジネス界は層が厚いわ。     


オマケ:似てない?

02/24のツイート

好きな俳優、フィリップ・シーモア・ホフマン(左)と
好きな政治評論家、岸井成格…クリソツ。

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ついでに、「横道世之介」で見た池松壮亮と大竹しのぶも似てないか?
いや、否定されても考えは変わらないが。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2013-02-27 09:38 | 放送全般 | Comments(8)
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“今は”支持する

02/19のツイート

読売によれば内閣支持率が71%に上昇したという。
前政権にくらべ威勢のいいことを言っているし、
動きが見えるからだろう。このまま推移するとは
思わないが、 景気だけでも今の流れが続いてほしい。
世の中が明るい方がいいもの。ハハハ。

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1週間前に比べて3%アップしているそうだ。国会の論戦が始まったが、今のところ
ボロが出ていないし、閣僚たちの失言やスキャンダルもないから下がる材料がない。
森喜朗元首相を特使に仕立ててロシアに行かせ、自分はオバマとの会談に臨むなど、
「仕事をしています」という体裁にはなっている。

先週末に民主党の参院議員が2人離党し、参議院でのかけひきがこれまで以上に
やりやすくなる。…らしい。これで、TPP交渉への参加について党内がまとまり、
東北の復興や北方領土問題に“動き”が出て、日銀の総裁が思い通りに決まれば、
支持率はさらに上昇するのではないか。そんなにうまくいかないか。ハハハ。

維新の会の政府に対する姿勢は“是々非々”だそうだが、私も全く同じだ。
アベノミックスの正体が何なのか知らないが、安倍政権発足以来、我が家の台所は
“小旅行が数回できる”ぐらい潤った。あくまで“含み資産”だから、どこかに
消える可能性もある。今は支持するが、つまづいて、元の木阿弥になったら支持は
取り消すことになる。この調子でがんばってくれ、アベちゃん。I am backなんて
言ってる場合じゃないぜ。ハハハ。


“昔は”美男子

女子柔道のパワハラ問題を検証する第三者委の
委員にサッカーの田島幸三さんが選ばれた。
太ってしまったが。若いときは飛び切りの
いい男だったね。超多忙の中UCLの解説も
やってもらったが、居眠りをすることもあった。
つついて起こしたが。ハハハ。


田島は指導者として素晴らしい人物だと思う。スタジオが辰巳にあって、筑波から
来るのも、帰るのも大変だったようだ。それを知っているから、つつくと言っても、
や・さ・し・く だ。飛び起きて“不要音を”発せられても困るし。ハハハ。

田島幸三と永島昭浩…すっかり太ってしまったが、現役時代は絵に描いたような
美男子だった。ま、ちょっと古いタイプかもしれないが。ハハハ。
体質もあるから責めては気の毒だが、アスリートだったのだから、もう少し何とか
ならなかったのかと、他人のことながらもどかしい。

ちなみに、コンビを組んだ解説者で放送や収録中に居眠りしたのはほかに2人いる。
加茂周と原博実だ。加茂はたぶん年齢だろうし、原は多忙のせいだろう。なにしろ、
月に30本も解説していたころの話だ。だれだって居眠りぐらいするわ。ハハハ。


伝達ミス?

東京の雪について大阪のスタジオにいる宮根には
スタッフが「すごい」と伝えていたようだ。
最初に映ったときに「あ、雪すごいな」と。
降ってないのに。
訂正しなかったのだろう、二度目も「横殴りの雪が
今降ってるんですが」と言った。
こういう間違いは恥ずかしいね。

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スタジオで司会をしているとき、頼りになるのはFD、フロア。ディレクターだ。
司会者の耳にイヤホンが入っていて指示を送ることもないわけではないが、
普通は、番組が始まったあと、サブ(副調整室)にいるディレクターと直接に
コンタクトをとることはできない。相互の連絡はFDを経由することになる。

ディレクターからの指示をメモにして渡したり、カンニング・ペーパーに書いたり
するわけだが、要領の悪いFDだとどうにもならなくなる。ひどいときは、訂正や
お詫びをするのに、何を謝るのかや謝り方を間違えたりする。収拾がつかなくなる。
海外で取材するときのコーディネーターやスタジオ番組のFDの質は仕事の成否を
左右することがある。

このツイートのケースはやや微妙だ。
事実関係を書くなら、この時間帯 東京ではほとんど雪は降っていなかった。
しかし、天気の話題に入るとき画面に映ってきた新橋駅前の映像を指さして宮根は
「これ、現在の東京です…あっ、雪すごいなあ」と“かました”。ハハハ。

ほかの映像と混同した可能性もあるが、間違った情報が宮根に伝えられていたと
考えるのが自然だ。「東京ではすごく雪が降っている」と。
最初の発言で、宮根がそう受け止めていることは分かったはずなのに、サブからは
誰も「違う」と修正しなかった。二度目の宮根は右腕をななめに大きく振りながら
“横殴りに”と言ってしまった。
分かってほしいのは、スタジオにあるモニターは家庭にあるものより小さいものが
多いということ。画面を見ればわかるじゃねえかと視聴者は思うだろうが、実際は
はなはだ見づらいのさ。それでも、見た目は宮根のミスになる。気の毒に。ハハハ。


こんな教育委員会ならいいね

02/20

いじめ問題や体罰問題でニュースに登場する
各自治体の教育委員会にはある種の
「いかがわしさ」を感じるのだが、少なくとも、
和歌山県海南市の教育委員会だけは信じられ
そうな気がする。
関西より遅れて放送される「探偵ナイトスクープ」を
見てそう思った。


大阪・朝日放送が誇る素晴らしい長寿番組だが、東京では冷遇されている。
何週間も遅れたものを見せられる。“ショッピング番組”のために飛ぶこともある。
視聴者の依頼に基づいて、探偵(間寛平、石田靖、たむらけんじ、田村裕 ほか)が
調査し報告する番組だ。

この日、最初の依頼は、次の誕生日には50歳になる母親からのものだった。

双子の子供が2歳のころに年齢を聞かれ、とっさにさばを読んで
答えた。5歳も! それから14年間、子供たちには「嘘はダメ」と
厳しく言ってきた手前、いつまでも嘘をつき続けるのはよくない。
ついては、子供たちに真実を話し、詫びるのを手伝ってほしい。

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田村裕(麒麟)が出向いた。
話を聞くと、父親は母親のウソを知っていたが放置していた。“共犯”がいた。
さらに調べると、母親は和歌山県・海南市教育委員会勤務であることが判明した!
それだけでもいささかカッコ悪いのに、教育長を除く職場の同僚全員がこの事実を
知っていて、子供たちと接触する機会は何度もあったのに告げなかった。ここにも
共犯者がいた。「今から一緒に謝りに行ってもらいます」と田村が言うと、ためらう
職員たちに教育長が言った。「それは、行って来いよ」
結局、全員で子供たちに頭を下げて謝ることになった…

心温まる…というのも変だが、何か言いものを見た、という気持ちになった。
こういう教育委員会なら、子供たちのいじめや自殺の問題についても親身になって
相談に乗ってもらえそうな気がする。甘いか?ハハハ。


これでいいと思う

02/21のツイート

去年暮れに強い地震が起きたときNHKアナが
「東日本大震災を思い出してください」と
呼びかけた。「当時を思い出してつらい」という
声があったそうだが、続けると決めたという。
いいのではないか。つらい人もいるだろうが
被害を最小限にするために必要なことだと思う。

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“みなさまのNHK”として、視聴者でもある被災者たちの声を軽んじるわけには
いかないはずだが、珍しくいい判断をしたものだ。“つらい”と感じる人たちには
気の毒だが、かと言って、これを撤回してもし、避難が遅れて大きな被害が出れば
それはそれで後悔することになるのだから、これでいい。

敬称略(常に)
by toruiwa2010 | 2013-02-26 09:02 | 岩佐徹的考察 | Comments(4)
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02/23のツイート

選挙特番が好評だった池上彰がニューズウイーク
日本版に書いていた。日本の政治を立て直すには
報道にかかわるジャーナリストが「いい質問」を
鍛え上げることから始めたらどうか。
政治家を育てる質問を考えなければ…と。
今日はどんな質問が出るのか、楽しみだね。


まず、大人げない疑問だが、「取材・執筆活動へ専念したい」としてテレビ出演を
やめると宣言したのは2年前だったね。テレビの側が離さない理由は分かる。
しかし、一時ほどではないにしても、大きな書店には“池上コーナー”があって
彼の著書がたくさん…文字通りたくさん置かれている。おそらく、分かりやすく
書かれているのだろうし、読者からの信頼もあるからだろう。しかし、書くのも
大変だし、取材はもっと時間を取られるはずなのにどうなっているのかと心配だ。

NHK時代から話がうまい人だった。子供番組で話したことが大きかったのだろう。
民放に移ってからの“池上番組”でも分かりやすい話をしている。ややこしい話を
きちんと整理して話せる人材はいないから、各テレビが重宝がって使うのも分かる。

土曜夜9時からフジテレビ「池上彰緊急スペシャル」を見た。

池上彰 緊急スペシャル 生放送で迫る! 支持率72%…安倍政権の真実 
▽速報! 日米首脳会談 オバマ大統領との約束 今後どうなるニッポン
▽右翼って何? 海外が警戒「右傾化」実態
▽池上彰vs石破幹事長 気になるあのコト直撃    
▽アベノミクスQ&A

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番組欄にそう書かれているのを見て、ついつい見てしまった。ハハハ。
選挙直後に彼がメインキャスターをつとめた番組が高評価を受けているのを知って、
ビデオで検証し、記事を書いた。→ http://bit.ly/WtjYUt
ツイッターなどでは、各党の政治家とのインタビューで相手を“完膚なき”までに
やり込めたように書かれていたが、公平な目で見ると、そうではなかったからだ。

視聴者が溜飲を下げたであろう彼の発言の多くは、党本部などにいる相手との
やり取りを終えてスタジオに戻ったときに出たものだった。聞きようによっては
“捨て台詞”、“遠吠え”と取れないこともない言い方だったし、やり方だった。
しかも、視聴者に一番受けていた石原慎太郎に対する突っ込みや皮肉は池上自身の
勘違いから始まっていた。
番組が面白かったこと、全体としての彼の司会がよかったことは認めるが。

選挙後に出たニューズウイークの記事を読んだ。その中にこんな記述があった。

政治家の質が低いのではないかと批判されます。
それはその通りなのですが、政治家と真剣勝負を
してこなかった日本の政治ジャーナリズムにも
責任があるのだと思います。

なれあいの質問、返事が容易に予想できる質問ばかりを
投げかけていては、政治家は緊張することがありません。
自分を高めていこうという意欲をかき立てることもありません。

まずは、政治報道に関わるジャーナリストが、「いい質問」を
鍛え上げること。日本の政治を立て直すためには、ここから
始めてはいかがでしょうか

政治家を育てるような質問を考えるのです。



…だから、“池上vs石破”に注目していたのさ。

悪いけど中身がなーんにもなかったね。
まず、石破とのインタビュー時間が制限されているために、ほかのネタで回りを
埋めるのは仕方がないとして、いまどき、自民党本部の中を紹介してどうするの?
まあまあ、インタビューに臨めば、真価を発揮するのだろうと待ち構えていた。
きっと、石破が“緊張する”ような“いい質問”や“石破を育てるような質問”を
浴びせてる“真剣勝負”を見せてくれるのだろうと。

最初の質問は「幹事長とはどんな仕事?」という極めて“ゆるーい”ものだったが、
ま、“入り口”だから…と思っていた。
しかし、その後も、彼が発してのは

(議員のパーティ)「ハシゴすることもあるのか?」

(新人議員を覚えるためのカードの写真だけを見て当てると)「さすがですねえ」 
(「もういい、もういい」とさえぎられて)「ボロが出るといけませんからね」
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そして、画面に“池上彰がどうしても聞きたかったこと”の字幕が出た。
“さあ核心だ”と思った。時間切れ寸前に肝心な質問をぶつけるのは常道だもの。
ああ、しかし、その瞬間に放たれたのは…

「どうして、そういうしゃべり方?」!!!!

「パパッとしゃべると右から左に抜けて残らない。だからゆっくり」という答えに

「なんとなく上から目線で、下々に教えてやるよって、
そういう印象を受けることはないですかね?」


と言ったのが精いっぱいだった。
しかも、最後の抵抗も“聞く人が”が抜けていて、いったい“誰がそういう印象を
受ける”のかが分からないフレーズになってしまった。

これじゃ、100年たっても政治家は育たないよね。

明後日はTBSで巨大地震をテーマに4時間番組をやるらしい。これも“緊急”だ。
心から健闘を祈る。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2013-02-25 08:46 | 放送全般 | Comments(3)
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このブログに何度か書いたはずですが…
言葉は生き物、時代とともに変わるという考え方に賛成です。“正しい日本語”に
強くこだわるつもりもありません。
その場面にふさわしいと思えば、放送でも、俗っぽい表現やかなりくだけた言葉を
意識して使いました。“うるさい”人には言わせておくしかないと。ハハハ。
ただし、文法的に間違っている言い方はできるだけ避けていました。

以上を踏まえて、さて、きのう書いた“ラ抜き”言葉です。
“機械的”に全部ダメだと言うつもりはありませんし、一般の人が使うことまで
とやかく言う気もありません。しかし、少なくとも、アナウンサーなど、言葉を
扱う仕事をしている者は使うべきではないと思います。


以前、ラ抜き言葉について書いた記事にこんなコメントがありました。

どなたの話か、お名前を全く忘れてしまったのが
情けないのですが、ある言語学者の方でラ抜き言葉を
勧めていらっしゃった記事を読んだことがあります。
見られる、来られる、が可能・受身(あるいは尊敬)を
同じ形で表すのと違い、ラ抜きの、見れる、来れるが
表すのは可能のみです。
これは日本語の乱れでなく変化であり、実態に合わせて
言葉が変わることは自然な事であるから無理な矯正は
おかしいと。

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ここに書かれた“言語学者”は、金田一春彦だと思われます。
フジテレビの新人時代の研修などでお世話になった偉大な国語学者です。本来なら
“楯突く”ことなど考えられないほどの方です。ハハハ。

しかし、正直に書くなら、この説はどうなんだろうと思います。
書き込んだ人の記憶違いもあるでしょうから、このコメントだけをベースにして
議論するのは危険ですが、ほかに“材料”がありません。
そして、どんな文脈の中でこういう意味のことを言われたのかわかりませんが、
学者にありがちな“あと付け”、つまり、今ある現象にあとから理屈をつけたように
私には聞こえます。
…大学者を相手にかなりの“チャレンジャー”ですが。ハハハ。

“見れる”、“来れる”が表すのは可能のみ…だから、“ラ抜き”言葉を肯定する、
それも“消極的に”肯定する…というのなら、その部分は理解できます。
しかし、“勧める”となると、現状の“追認”ではなく、学者が“公認”することに
なりますから話は違ってきます。しかも、辞書の編纂をするほどの学者ですから
影響は大きいです。
公に認知するためにはもう少し広い範囲の“合意”が必要ではないないでしょうか。
大正時代から使われていたらしいですから、「もういいじゃないか」という考え方が
出てくるのも分かりますが。

使い始めた人たちは金田一氏と同じ“理屈”で武装していたわけではありません。
単に“見られる”、“来られる”が言いにくいから“ラ”を省略したのでしょう。
今、使っている人たちも同じです。

“言いやすいから”のほかに考えられるのは、“スピードアップ”です。
正確なデータを持っていませんが、今のアナウンサーたちがニュースを読むとき、
昔のアナにくらべて、同じ時間内で読む文字数は何割も多くなっているはずです。
それだけ、現代人は“早口”になっているのです。

ほかにも、スピードが上がった理由はあります。

“sushi”(寿司)の“u”や“kiso”(基礎)の“i”は本来の音ではなく、むしろ
“消える”感じになります。専門的には“母音の無声化”と言いますが、私たちは、
研修のとき「これは会話のスピードを上げるために生まれたと考えられている」と
教えられました。講師は金田一先生だったと思います。
おそらく、日本人は、気が遠くなるような時間をかけてさまざまな形でスピード
アップを図ってきたのでしょう。
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“自動車”、“自転車”などのアクセントが、昔は“ど”、“て”に置かれていたのに、
今では平板に発音する人が多くなっているのもそのひとつです。“映画”、“電車”も
同じように平板化する人が増えているし、若者が平板アクセントで話す“彼氏”や
“クラブ”も同じでしょう。
極端な例では「以上、○○関連のニュースお伝えしました」と“を”を省いて話す
アナウンサーもいます。箱根駅伝のときに書きましたが、実況中に「…という」を
「…いう」と、“と”が抜けるアナウンサーがいます。
彼らに「スピードを上げたい」という意志があるかどうかは知りません。ハハハ。

“見られる”や“来られる”よりも“見れる”、“来れる”の方がほんの僅かですが、
スピードが上がります。“意識の底の底”で「省略できるものは省略していこう」と
考えたわれわれの先輩たちが“ラ抜き”言葉を口にし始めたのだと考えることは
それほど不自然なではないと思います。

“しゃべれる”や“書ける”のような“可能動詞”の“新種”として この言い方が
認められる日がやがて来るのだとは思っていますが、今のところは、金田一先生が
どんな推理をなさろうと、「へへー」とひれ伏す気持ちにはなれません。ハハハ。

それにしても、金田一春彦の“学説”はまったく初耳でした。
余談ですが、こんな風に、突然、どこからともなく人や物が現れるときの英語の
フレーズが大好きです。
“out of nowhere”…まさにこの言葉がピッタリです。
日本語には微妙なニュアンスを見事に言い表す言葉が多いですが、なに、英語も
負けてはいません。ハハハ。

同じ意味で、out of left field があります。当然、野球から来ていると思いますが、
なぜ、“レフト”なのかがずっと気になっています。どなたかご教示を。
by toruiwa2010 | 2013-02-24 09:05 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(2)
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若い人に日本語について話すとき「私はぁ、なんとかでぇ、何とかだからぁ、と
語尾を延ばすことをやめよう。
食べれる、見れる、着れる、来れる、など、“ラ抜き言葉”をやめよう。
完全に、とは言わない。せめて、3割か4割、減らそう。
そうすることで、面接などのときに、ほかの学生との“差別化”ができるよ」と
アドバイスすることにしていました。

母音を伸ばすクセは女性に多いのに対して、“ラ抜き言葉”は男女を問いません。
フジテレビ時代の古いテープを聞き返してみると、当時は若かった私も、頻繁に
ラ抜きで話しています。ハハハ。
それに気づいたときかなり恥ずかしい思いをしたので、WOWOWに移ってからは
一度も口にしていないはずです。常に注意を怠りませんでしたから。
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ずいぶん前ですが、「情報7days ニュースキャスター」の冒頭で、ビートたけしが
前週休んだことについて、しどろもどろの“言い訳”をしていました。
司会の安住が「来ようと思ったら“来れた”のに来なかったってことですか」と
なじっていました。
駆け出しじゃあるまいし、キャリアがあるんだから、やっぱり“来れた”は言って
ほしくないなあ。男性アナの中では一番好感度があるのだから頼むよと思いました。

ワードで“これた”、“みれた”と打ち込むと変換できてしまうのがまずいですよね。

あるとき、週刊朝日の最新号を読んでビックリしたことがあります。
「ギロン堂 そこが聞きたい!」は、必ず読む田原総一朗のコラムです。
<<<…“格差是正”といった耳ざわりのよい言葉が…>>> !!!

駆け出しどころじゃありません。異論はあるかもしれませんが、日本を代表する
立派なジャーナリスト、田原総一郎がどうしてしまったのでしょうか?
必ず、推敲はするはずなのに。思い込んでいたにしてもお粗末です。
さらに、原稿チェックは“うるさい”はずの朝日新聞系の週刊誌なのに担当者は
気づかなかったのでしょうか? えっ、怖くて言えなかった? ハハハ。
彼ほどの人物がこういう失敗をしてくれると、気が楽になりますけどね。
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こうなると知り合いの元アナウンサーのブログにあったこんな文章は“可愛い”と
言うべきかもしれません。
余裕の○○は、3点“ビハインドされた”ところでエース××をマウンドへ

読み直さないのかなあ。ハハハ。

私は決して厳格な“正しい日本語をしゃべろう(書こう)”派ではありません。
文法的に、あるいは、語学的におかしないい方でもその場にピッタリならそれでも
いいんじゃないか、と考えるタイプです。
誰にでも“死角”はあり、ミスをしないなんてことは無理ですから。
当ブログにも間違いはあるはずですが、心根の優しいみなさんが指摘しないので
助かっているのだと思っています。若い人たちに偉そうな“説教”をたれる以上、
言われて恥ずかしいと思うミスだけはするまいと肝に銘じていますが、つい先日、
“満面の笑顔で”と書き込んだツイートをそのままコピペしたところ、目の鋭い
通りがかりと思われる読者から突っ込まれました。“満面の笑み”だろう、と。
おっしゃる通りです、というしかありませんでした。

ほらね? ハハハ。
by toruiwa2010 | 2013-02-23 08:22 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(6)
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日本アカデミー賞ノミネートが発表されている。
関心がある各賞ノミネートは次の通り。

作品賞

あなたへ
北のカナリアたち
桐島、部活やめるってよ
のぼうの城
わが母の記


私の2012年の邦画最優秀作品(岩佐徹的映画ランキングNo1)は「あなたへ」だが、
「わが母の記」と僅差だった。結果として、思い入れのある高倉健主演だった分、
「あなたへ」を選んだ。この2作のうち、どちらかに決まれば最高だ。
ある意味、予想した通り、「北の…」が候補に挙がっている。点数が甘い私でも
80点しかつけられなかった。ネットを見ても、Yahooやgooで75点程度だ。
「桐島…」と「のぼう…」は見る気が起きなかった。候補になったぐらいだから
世間的には評価がよかったのだろうが、見なかったことに後悔はない。ハハハ。
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監督賞

犬童一心、樋口真嗣 のぼうの城
阪本順治 北のカナリアたち
原田眞人 わが母の記
降旗康男 あなたへ
吉田大八 桐島、部活やめるってよ


監督の腕をどこで評価すればいいのか分からないから、毎年、この賞については
決まったところで「ああ、なるほどね」と思うだけだ。あえて言うなら、感心した
「あなたへ」と「わが母の記」の監督はよかったのだろうと思う。作品賞に輝いた
映画の監督が選ばれるのだろうね。それでいいんじゃないかな。

主演男優賞

阿部寛 テルマエ・ロマエ
堺雅人 鍵泥棒のメソッド
野村萬斎 のぼうの城
森山未來 苦役列車
役所広司 聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-
役所広司 わが母の記


阿部と堺は好きな俳優だが、この作品の演技が最優秀賞に値するとは思わない…
というか、作品そのものが大したものじゃなかった。野村と森山は見ていない。
残った役所が最優秀賞をとれば文句はない。「終の信託」も良かったし、この俳優は
平均点がきわめて高い。“はずれ”がないのはすごいことだと思う。

顔ぶれを見て、阿部サダオ(「夢売るふたり」)と三浦友和(「RAILWAYS…」)が
候補になっていないことに強い違和感がある。


主演女優賞

樹木希林 わが母の記
草刈民代 終の信託
沢尻エリカ ヘルタースケルター
松たか子 夢売るふたり
吉永小百合 北のカナリアたち


樹木、草刈、松の3人で争ってほしい。三人三様…樹木は相変わらず達者だったし、
草刈は無駄のない素直な演技、松は“本気”を感じさせる演技で魅せてくれた。
吉永については何を言っても通じないほど、選考委員の頭の中に何かがインプット
されているみたいだ。レビューに「主演女優が違ったらなあ」というタイトルで
投稿したら、“役に立った”と一定の評価をしてくれる人が40人いた。ちなみに、
「極寒のような内容の作品でした」というレビューが96人で最高らしい。ハハハ。

吉永小百合に恨みはないが、名前とキャリア“だけで”賞を与え続ける映画界は
どこかヘンではないか、と常に思っている。
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助演男優賞

大滝秀治 あなたへ
香川照之 鍵泥棒のメソッド
高良健吾 苦役列車
佐藤浩市 あなたへ
佐藤浩市 のぼうの城
森山未來 北のカナリアたち


「苦役列車」の高良と「のぼう…」の佐藤は見ていないから判断するのは難しいが、
「あなたへ」の大滝秀治は演技云々より映画の中での存在そのものが抜群だった。
亡くなったことだし、受賞するのではないか。


助演女優賞

寺島しのぶ ヘルタースケルター
広末涼子 鍵泥棒のメソッド
満島ひかり 北のカナリアたち
宮崎あおい わが母の記
余貴美子 あなたへ


5作品とも見たが、彼女たちの出番はいずれも短く、“最優秀に値する”と思うほど
印象に残っているものはない。寺島と満島の演技は二人にとっては“普通”だろう。
あえて言えば、宮崎か余か、と言ったところではないか。


外国映画作品賞

アルゴ
最強のふたり
ダークナイト ライジング
ドラゴン・タトゥーの女
007 スカイフォール


「ダークナイト…」は見ていないが、おそらく「最強…」が獲るのだろう。それで
異論はない。私の洋画No1だし。ハハハ。
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その他の賞については、判断する物差しを持っていない。
唯一、撮影賞は芦澤明子(わが母の記)と木村大作(北のカナリアたち)のどちらかに
獲らせたい。芦沢は映像に“優しさ”を感じ、帰宅して調べたら女性だと分かって
納得したし、北の離れ島を撮った木村のカメラは冷徹で鋭く、なおかつ美しかった。

各部門最優秀賞などの結果は2013年3月8日に発表される。
ここ数年、日本アカデミー賞授賞式は本家より前だったと思うのだが、今年は
どういうわけか、あちらが先になっている。スケールも演出も“チャチ”だと
バレバレになってしまうね。どうする日テレさん?ハハハ。
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権威があるとされているキネ旬ベスト10もすでに発表されている。
邦画の1,2,5,7位は見ていない。私が高く評価した「終の…」(4位)、「わが母…」
(6位)、「夢売る…」(10位)が酷評した「アウトレイジ…」より下の評価だと言う。
こちらは素人、あちらはたぶん、その道のプロが選ぶのだろうから選ばれるものに
違いが出るのは当然だ。それにしても「アウトレイジ…」が3位か。9位に入った
「希望の国」とともに、決して人には勧めない映画だけどなあ。絶句した。
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洋画は面白い作品が揃った。
ただし、「ヒューゴ…」や「ミッドナイト…」、「戦火…」は80点の作品だった。
「別離」(85)、「ル・アーヴル…」(85)、「アルゴ」(90)が候補になったのは納得だ。
特に、「別離」が専門家からも高く評価されたことは嬉しい。

個人賞は監督賞の周防以外、見ていない。
いつもながら、キネ旬の選ぶものは私の守備範囲の向こうにあって戸惑うばかり。
本当に映画が分かるのは自分たちだけ…というキネ旬的“スノッブ”と呼んだら
怒られるだろうか。知ったこっちゃないが。ハハハ。
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参考
岩佐徹的2012映画ランキング http://bit.ly/WdoSQO
その、主なレビュー http://bit.ly/XCHoEn

お願い
去年9月の「最強のふたり」以降、Yahooの映画レビューに
ほぼ同じ内容で投稿しています。
Gooの方はさっぱりでしたが、こちらでは手ごたえを感じます。
よろしかったらhttp://goo.gl/TYDf5 を訪れて“役に立ちましたか?”
ボタンをクリックしてください。レビューにハクがつきます。

ちなみに“こんなレビュー、くだらん”ボタンはありません。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2013-02-22 08:36 | 映画が好き | Comments(0)
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一昨日、火曜日のラジオ「大竹まこと ゴールデンラジオ」は久々にナマならではの
スリルに富んだものだった。今週、ラジオはスペシャルウイークを迎え、各局が
趣向を凝らして聴取率アップを狙っているのだが、この日、“メインディッシュ”の
コーナー・ゲストは女優・樹木希林だった。
彼女が出演した映画「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」の宣伝が目的だ。
試写を見て万全の備えの大竹との会話が10分少々あったあと、樹木が言った。
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「せっかく来たので質問していいですか?」と切り出し、「私、いろいろ 事件に
出会った。自分が引き起こしたり、家族が引き起こしたりしたが、事件は無縁では
起きないんです」と前置きした上で、こんな趣旨のことを話した。

数年前にタイで仕事が終わったあとプーケットで子供たちと合流する予定があった。
自分ががんになってキャンセルした。その年にスマトラの大地震が起きた。
調べてみると、予定通りなら自分たちがプーケットにいる日だった!
もし、家族を亡くして自分が生き残ったとき、そのあとの人生をどう生きたかを
考えるようになり、いろんな事件に出会った人に聞くことにしている。

ここまで、聴いていた私もそうだったが、大竹も樹木の質問は“一般的”なものと
考えていたに違いない。しかし、その質問は大竹個人に向けたものだった。

…大竹さんが昔 事故を起こしたことを誰かから聞いていて、そこから、
どう切り換え、立ち直れたのかをうかがえたらなと思って…

数年前に、車を運転していた大竹が事故を起こし 相手が死亡する“事件”があった。
彼に非はなかったようだし、対応が適切だったせいなのだろう、芸能メディアが
大騒ぎすることもなく、その後も、この話を蒸し返されることはなかった。だから、
このことを知らない人も多いと思う。普通、「日本で一番聴かれているラジオ」と
自ら宣伝している番組のパーソナリティなら、そのことを話さないといけなかった。

しかし、“虚を突かれた”大竹は狼狽し、混乱していたから、その余裕はなかった。
何をどう話すか、考えがまとまらないまま答え始めた。おそらく、彼にとっては、
事故の瞬間に次いで つらく、長く感じたに違いない“5分間”は以下の通りだ。
できるだけ忠実に文字にしたので意味が通じにくいところもあるが、それぞれに
ニュアンスを感じ取ってほしい。(太字が大竹の発言)
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あのときね、ほんとにね、もうこの業界にいられないと思ったんです。
で、えー、ただ、この事故に関してね、あのう、どんな風に出るか、
僕は分からなかったんですけれども、結局、これの、あれは…裁判じゃ
ないんですけど、それで言うと、100かゼロという結果が出たんです。


ということは?

私はただ信号に従って運転していただけだという…

はあ。

…結論を出していただいたんです。
でもねえ、それはどうなるかは…、僕はそれでも、ねえ、いやあ、
いくら…、ま、100ゼロはずいぶんあとですけどね。
「そういう風なことです」と言っていただいたんですけど、まあ、それ、
とってもつらい思いをいたしましてねえ。えー、えー…


(かぶせて)亡くなられたんですか、相手の方は?

はい、亡くなられました。まあ、あのう…

これはひとごとじゃないんです。
自分のすぐそばにある出来事ですからね。だから世の中の出来事が
起きるたびに、「あっ、あっ」て自分を思い浮かべるんですけど…。
そいで、そのあと切り換えて抜けるとき何がきっかけでした?

あのですね、そういう結論をいただいたとき、でも、心の整理がついて
いませんからね、僕の場合。
で、あの、名古屋のテレビ局、中京テレビっていうんですけど、ここで
レギュラーやってたんです。


はい。

そこから「悪くないんなら出ろ」って言われたんです。

はい。

「出ない」って、悪い…悪いってことになるんでしょう?

そうですね。

「悪くないんなら出ろ」って言われて…
私は心の整理もついてないんですけども、まあ、うーん…


きつかったんでしょう?ねえ。***

ま、こういう世界に携わる人間ですからねえ。

それが、さらさら出て当たり前なんですけど。

うん、いやいや、当たり前でもないんですけどね。
いや、ただ、やることないから家の前走ってたり、夜中に走ってたり、
いろんなことしたんだけど、ま、いろんな方が大竹だと分かって、あの、
声をかけていただいたり、周りにいろんなことが、あの…


ありますよね。

…支えていただいたこともあって…。もちろん、それだけじゃなくて、
私も、生活もありますんで…


でも、そのときに、支える人がいるけど、すごい、逆のあれも、この、
世の中のそういうものを感じませんでした?逆風みたいなの?

あの、うーん…

あんまりないとすれば、それは大竹さんの人柄ですよね。

うーん。

ああ、なるほどね。

これは、世間の逆風っていうのは、正直、僕はあんまりなかったんです。

ああ、それは…

バッシングもあまり感じなかったんです。
ま、僕は馬鹿で鈍感で感じなかったのかもしれませんけども。


いや、私なんかはモロに来るんですよね。それをしまいには快感になって
きましたね。えっへっへっへ。もう面白がるしかない。表に出る人間の、
そりゃもう当たり前のこと。責任っていうか、背負うものだと思った途端に
なんてことなくなるっていうか…勿論、もともと図々しい人間ですから、
あの、根がね。だから、どういいことがあってもそりゃ平気なんですけども。
生きていかなきゃしょうがないんですけど、でも、その、スマトラ沖のあの、
アレは、ぞっとした、その、ね?あれがときどき、ひょっ、ひょっと出てくる。
あの、で、それをどうやって、じゃ、あのとき自分はどうやって抜けるか?
っていうのを想定すると、もう、プツっと切れて、もう、想定できないんです。
でも、大竹さんはそういう思いをなさったですね。

ま、僕の話はそうですけども…

コーナーの持ち時間終了が迫っていたため、大竹は3.11被災者の話を引き合いに
出したあと、もう一度、映画の話に戻して締めに持って行った。

*** 樹木の言葉の間も大竹の「うーん」は続いていた。11秒あった。
彼の“苦悩”と“混乱”が伝わってくる低いうなり声だった。
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話が深刻だから言いづらいが、“ラジオもエンタテインメント”と考えるならば、
自由人・樹木希林らしさが出ていて“聴きごたえ”がある番組になっていた。
“予定調和”の多いワイドショーを見慣れた人たちにとってはきわめて刺激の強い
やり取りだったと思う。
息をのんで会話の成り行きに耳を傾けた。ラジオのリスナーは“ながら族”だが、
途中から手を止めた人が多かったはずだ。

樹木の質問の意図はよく分からない。彼女のケースはあくまで“…たら”の話だし、
大竹の“事件”は現実だから、普通に考えたら全く“次元”が違うもの。
まさか、「困らせてやろう」と企んだわけではないだろうが、それにしては、唐突に
この問題を持ち出したのはいささか乱暴だし、フェアじゃない。

小島慶子を“見限って”以後、大竹を聴いていたが、最近はTBS「たまむすび」
(赤江珠緒)を聴くことが増えている。
大竹の反権力、反原発を中心にした姿勢には評価できる部分もあるのだが、感情が
先走って、話がまとまらないこと、論点がはっきりしないことが多いのだ。
「TVタックル」もそうだが、聴いていると、物事を整理して話すことがあまり
得意ではないようだ。しばしば、横にいるアナが助け船を出したり、訂正したり
している。“受け売り”ぽいものが多いのも気になるし、下ネタがひどいときもある。

そんなわけで、少し“敬遠”気味なのだが、この日の大竹には同情した。
相手に非があったとはいえ命を奪う形になった事故の当事者として、忘れようにも
忘れられない出来事を持ち出され、さぞ厳しい時間を過ごしたことだろう。
そして、たびたび腰を折られたために、結局、樹木の質問に正確に答えることは
できていなかったが、少なくとも誤魔化そう、逃げよう、という姿勢ではなく誠実に
話そうとしていた点を評価する。

なお、“樹木らしさ”はこの日のパートナー、眞鍋かをりに対する態度にも出ていた。
遊び半分で出演しているとは思わないが、大事なところの“読み間違い”が多すぎ、
そのたびに樹木から厳しく指摘されていた。プロ意識が著しく欠けていたのだから
言われて当たり前だ。
by toruiwa2010 | 2013-02-21 08:45 | 放送全般 | Comments(4)
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02/15のツイート


「とくダネ」に異変?! 小倉が、グアムの通り魔を
「狂った…」と。一瞬迷ったが、そう言ってしまった。
笠井が「狂ったという表現はよくないかもしれないが」と
訂正した。小倉の表情は微妙だった。
番組後の会議でもめるのか興味がある。ハハハ。

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このツイートにはさっそく「狂った、という表現にどういう問題があるのか?」と
リプがあった。犯人の行動を“狂った”以外に言いようがないではないかと。

小倉にも一瞬のためらいがあった。わずかな“間”があったもの。
手元が狂った、予定が狂った…は言ってしまいがちだし、一般人だったらまったく
問題になることもないだろう。しかし、普通 小倉クラスのアナならこの言い方には
慎重になるはずだ。
現在、この言葉が放送禁止用語になっているかどうかは知らないが、すくなくとも、
「Xが狂う」は「Xちがい」と同じで、“精神障害”を示唆しているわけだから
当然ダメだろう。小倉発言のニュアンスはそれに近かった。

正確を期すならば、小倉は「狂ったようになっている…」と言い、田中大貴が少し
話したあと、笠井が「狂っているという言い方はあまりよくないかもしれません
けれども、そういう、ある種の錯乱状態に陥っている…」と言った。
笠井にしてみれば、小倉がつい言ってしまったことをフォローしたつもりだろう。

“フォロー”のほかに“保険”の意味もあったと思う。
30~40年前ほどではないものの、差別用語に対する世間の反応はすさまじい。
電話やメールが局に殺到する。笠井の発言には「この一言で、交換台やしかるべき
部署が対応するときに“番組としては訂正した”と釈明できることになる」という
狙いがあった可能性はある。それがつまり“保険”ということだ。

参考:“謝っておこう”という考え方~岩佐徹的アナウンス論93~
http://bit.ly/RIdf3X



ツイートの最後の1行は、やわらかな言い方だったが、形の上では自分の発言を
真っ向から否定されたわけだから、小倉は心穏やかじゃないかもしれない。

「笠井、あれを訂正するかね。俺の立場がないじゃない」
「すみません。その方がいいかと思ったものですから」  だったか、

それとも…

「いや、笠井君、助かったよ。つい出ちゃったんだ」
「とんでもないです」  だったか。

…そんなことを妄想したもので。ハハハ。


太郎ちゃん&イチローちゃん

「知りたがり」の冒頭、似合わない帽子をかぶって
G20 に出発するマフィアのドンのごとき麻生太郎の
映像が流れた。
思わず「ったく、この男は何を考えてるんだろうね」と
呟いた直後、満面の笑みの伊藤アナは「麻生さんは
このファッションで」と。言葉の選択は大事。

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いかにも高価そうなカシミヤのコートにパステルカラーのスカーフ、その頭上には
“いまどきソフト帽”が乗っていた。この人には何を言ってもしょうがないことは
分かっているんだが、このいでたちを見たら黙っていられるわけもなく。ハハハ。
昔、“末は博士か大臣か”と言った。かつては、男子の“勝ち組”No1 が博士号を
取得することや大臣になることだったのだ。それなのに、天下の副総理がこれじゃ
どうにもならん。「大臣、それはちょっと…」といさめるやつはいないのかねえ。

まあ、“ミゾウユウ”などとやらかしても全く恥じるところがなかった御仁だから、
聞く耳を持たないだろうが。やれやれ、困ったもんだ。

そう思っていたら…
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02/19のツイート

昨日は麻生太郎のギャング・ファッションに笑ったが、
今朝はキャンプ地入りしたイチローに絶句。
この年齢で腰パンかい!
シーズン中のロッカーでも失笑・冷笑を浴びてるらしいね。
ハハハ。


これ以上コメントすることはないが。ハハハ。


名声の陰で…

02/15のツイート

義足のピストリウスがピンチだ。誤って撃ったのか、
DVがらみの殺人かは不明だがピンチなのは彼を
CMに起用したナイキも同じだ。
彼がスタートする写真に「私は薬室に入った弾丸」のコピー。
「いつでも飛び出せるぜ」というわけだ。まずいね。

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有名アスリートだって人間だからいいことばかりでなく、悪いこともする。
彼らが引き起こした事件としてすぐ思い出すのはアメフトのスーパー・スター、
O・J・シンプソンの殺人事件(1994年)だし、ゴルフのタイガー・ウッズ浮気騒動、
自転車のランス・アームストロングのドーピングだろう。日本では、内柴正人の
準強姦事件が記憶に新しい。

これらのケースでもそうだったが、有名人が事件を起こすとメディアばかりでなく、
世論もバッシングに走る。「池に落ちた犬を叩く」わけだ。それは、対象が有名で
あればあるほど厳しさを増す。それによってメディアは部数が増えたり、視聴率が
上がったりするし、世間は“せいせい”するからだね。ハハハ。

彼のオリンピック出場がIOCによって認められたのは2年前の7月だ。
当ブログはそれ以前、母国では“英雄視”されているときから、疑問を呈してきた。

2011/08/29のツイート

世界陸上:義足のランナー、ピストリウスを
初めて見た。黙って応援すればいいのだが微妙だ。
何か違う気がする。
規則的に“バネ“をどう考えているのだろうか。
乳酸がたまるということもないわけだし。
ほかの競技ではどう扱っているのか、純粋な
気持ちでとても興味がある。


要するに、これで本当にフェアと言えるか?ということだ。
言い方一つで“差別”につながりかねないから、オリンピックでもアナウンサーは
ほとんど触れず、解説者も“当たらず障らず”の話しかしなかった。
オリンピックでは準決勝で敗退したから、同じ種目を走る選手たちからクレームは
なかったようだが、決勝進出、メダル獲得…となったら、話は違ったはずだ。

まだ、この“事件”がどこに向かうか判断できないが、IOCや世界陸連はひそかに
願っているかもしれない。「◎*&#※☆▲」と。ハハハ。


“奇遇”だね

02/17のツイート

世界アルペン・女子回転の実況で
第2滑走者が快調な滑り・・・すると
「…0秒32上回ってきました」とNHK豊原アナ。
今日更新した「アナウンス論」に書いたばかりだが、
やっぱり、NHKは「来る」んだね。もしかして、
ザキヤマもNHKのOB?


記事の中でNHKのアナが<「曲げてくる」「打ってくる」「クロスきたーっ」…
「NHKでは、なんでも来るんだ」。ハハハ。>と書いた当日のブログを更新し、
テレビに集中し始めたとたんに「来ました」が“来た”から、ビックリ仰天した。
まさに“奇遇”…。ハハハ。


壊れたらおしまいだぜ

02/18のツイート

WBCに出るサムライたちのエキシビション第1戦は
いいところなしだったようだ。別にいいんじゃないか。
むしろ、「肩に不安がある」と言われている前田が
投げたことの方が問題だ。「抑えて投げた」そうだが
バカじゃないのか。無理をして何が残るのか。
日本野球の後進性だね。


投手コーチの与田は「大会後、投げられる状態でチームに返さなければいけない。
不安要素があるなら、(出場を)回避さえないといけない」と言っているらしいが、
そういう状態のピッチャーをマウンドに上げちゃダメだろうって話だ。

今朝の新聞を読むと中日の浅尾も同じ状況のようだが、本人は「投げられるなら
投げたい」と言っている。日本球界ではWBCが重視されているから、気持ちは
分からないではないが、プロとして賢い考え方とは思えない。
前回大会の後のシーズン、イチローが胃潰瘍で大きく出遅れ、松坂も調整失敗で
苦しい1年を送った。
スケジュールを見れば、レギュラー・シーズンにマイナスだと分かっているから
アメリカなどでは辞退選手が続出する。つまり、WBCの価値は無理をしてまで
出るほどのものではないということさ。

今日、最終メンバーが発表されるようだが、そこに前田、浅尾の名前があったら、
どこかがおかしいと思わなければいけない。
by toruiwa2010 | 2013-02-20 09:26 | 岩佐徹的考察 | Comments(4)
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整合性をどうする?

02/13のツイート

ふと、疑問に思う。
アルジェリアの人質テロ事件のときは
実名報道について激しいメディア・
バッシングがあった。今回のグアムの
事件でそういう声はあるのか?ないよね。
整合性はどうなるのか?
あれは根拠のない騒ぎだったということ?
一過性のものだった?釈然としないね。


もちろん、日揮の件は家族が望んでいないという理由で、会社も政府も当初 公表を
控えたといういきさつは知っている上でのツイートだった。
強風下のカヌーで死亡した男女、吹雪の山で遭難したスノーモビルのグループ…
前にも書いたが、事件・事故で被害にあったとき、名前が表に出ることを望む人は
普通、極めてまれだと思う。今回の通り魔事件だって、被害者の家族の気持ちは
日揮の家族とまったく同じだったに違いない。しかし、“当たり前”のように氏名は
公表された。こういう場合、いちいち家族に「どうしますか?」と聞くことはなく、
分かった段階で報道されていく。それが通常だし、日揮の件は会社が家族に尋ね、
答えが「No」だったから“公表差し控え”となったに過ぎない。…と思う。

なぜ、Noなのか?
“ネットの時代”にはいろいろ煩わしいことが起きるからだ。広い意味で被害者と
その家族のプライバシー・人権を守ろうということだろう。
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ならば、加害者の立場はどうなのか?
こちらの方が、家族はくらべものにならないほどの影響を受けるのに、メディアも
市民もそのことは“ほったらかし”。「“加害者”なんだから」という根拠しかない。
今度の事件ではすべてのテレビが犯人の顔をさらしている。現地警察が“配慮”を
しないからだが、局によっては手錠の部分にボカシを入れている。彼らにとっての
人権は“手錠”にあるのかと思ってしまうぜ。“ちぐはぐ”もいいところだ。

事件や事故が起きる。死傷者が出る。名前が判明する(家族は知られたくないと思う)。
報道する…この一連の流れはアルジェリアの場合も今回も全く同じなのだ。
しかし、今回はどこからも氏名公表についての“クレーム”はついていないようだ。
日揮のときはあれほど騒いだくせに。おかしいと思わないのかね。

ネットの“付和雷同”的、“愉快犯”的な一面が露呈されている。本当に怖い。


大事にしろよ

02/14のツイート

岸本リポーターが「特ダネ」に登場している。
こういう海外で起きた事件の報告では抜群の
力を発揮する。英語が堪能で取材力があるし、
整理された言葉で伝える能力もあるからだ。
繰り返し書くが、フジテレビは彼をもっと
生かすことを考えるべし。

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くどいようだが、彼は業界一のテレビ・リポーターだ。
当ブログは繰り返し、そのことを訴えてきたが、残念ながらごく少数の人からしか
賛同が得られない。悪いけど、みんな“目が節穴”だ。
特に、フジテレビ編成・制作のスタッフの“怠慢”ぶりは信じがたい。
毎日、番組を見ているだろうに、君らのセンスはいったいどうなっているんだ?

現在、彼が「とくダネ!」以外のどんな番組に出ているか知らないが、おそらく
専属契約になっているのだろう。しかし、もったいない使い方をしているねえ。
なぜ、もっとスタジオに出演させないのか、不思議で仕方がない。男らしい顔つき、
がっちりした体格、嫌みのない話し方…何をとっても一級品だと思う。

フジテレビの社員ではないが、局の“財産”ではないのか。生かすことを考えろ。
まごまごしていると他局に引っこ抜かれるぞ。数年前にネット局のキャスターに
“出世”していったOとは比べ物にならない人材だぜ。

岸本哲也についてはこちらに詳しく→ http://bit.ly/eWqRYW
実は、15日のデータを見ると、当日、更新した「海外で雪を見る
~アメリカ、そしてヨーロッパ~」より、3.11のときに書いた
この記事の方が直接のアクセスが多い、という珍現象が起きていた。
嬉しいような…。ハハハ。



商業主義?今更…

ロンドン五輪で金メダルを獲った
レスリングの米満が「(オリンピックに)
商業的なものしかないとしたら残念」と
語っているそうだ。「しかない」とは思わないが
“商業オリンピック”という言葉が登場して
久しいわけで“今更感”がぬぐえない。
誘致がすでに商業的だしね。

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「柔道の問題が忘れられるのは、他になにか『事件』が起きた時と思っていたが、
レスリングだったな」と友人のライターがツイートで喝破していた。その通りだね。

そのレスリングが2020年オリンピックから外されそうな状況に追い込まれている。
決定プロセスの不透明さが不愉快だと言って見ても始まらない。そういう世界だと
知っていなければいけなかったのだから。ひっくり返すのは大変だ。日本連盟が
いくら頑張っても、たぶん“ごまめの歯ぎしり”に終わるのだろうが、アメリカ、
ロシアの2大強国が大声で異議を唱えてくれているのは心強い。そんじょそこらの
「ちょっと待った」コール(懐かしい!)じゃないからね。ハハハ。

ただし、この騒ぎの中でオリンピックの商業主義を持ち出しても意味がない。
誘致だけで数億円、選手の育成や競技場の建設など環境の整備にも莫大な金が
かかるのがオリンピックだ。いくら、開催すればそれをはるかに上回る経済効果が
見込めると言っても異常だ。
体罰問題のときに、「スポーツとはもともと楽しむもの」としたり顔で話していた
評論家、ライターを知っているが、こういうことについてはどう考えるのか、一度、
聞いてみたいものだね。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2013-02-19 08:36 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)