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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2013年 05月 ( 28 )   > この月の画像一覧

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今週は月曜日から水曜日まで3日続けて日本人投手が登板しました。
黒田、岩隈、ダルビッシュの順に内容がよかったのですが、3人とも勝ち負けが
つきませんでした。3人で18勝したあと、先週はその反動が来た感じでしたが、
11試合目の登板は揃って内容のあるものでした。こういうとき、メジャーでは
“バウンスバック”(元に戻る)と言います。いいバウンスバックでした。

これで、2週間続けて日本人投手は勝ち星がありません。今週を準備期間と考えて、
土曜日(岩隈)と月曜日(ダルビッシュ、黒田)の2日で勝利を呼び寄せたいですね。


岩隈、立派なもんだね

05/27のツイート

日本人3投手の先陣を切ってまず岩隈が登板する。
前回はいい立ち上がりに見えたが、序盤に5点を失った。
全打点を下位打線に許した。8,9番に打たれたHRが
こたえたね。チーム8連敗中と悪いムードの中だが
まずQSを目指してほしい。


先頭打者にホームランを許しました。1-2からの、右手が上がってもおかしくない
カーブを主審がとってくれませんでした。当の岩隈は表情を変えませんでしたが、
前回登板でも同じことがあっただけにファンはさぞかし悔しいでしょう。
目の敵にされているわけではないし、ついてないと思うしかありません。
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1回のソロ・ホームランに続いて2回には2ベースで1点を追加されました。
少しストライクを揃えすぎたかもしれません。2回まで投げた36球中、27球が
ストライクでした。逆に、前回はボールが多くて(64-37)、かなり苦労しました。
ピッチングは本当に難しい、ということでしょうか。

3回以降は安定した投球内容でした。
3-6回の4イニングスはヒット1本だけ、それも、2ベースを打った打者走者が
欲張ってサードに走ったのを連係プレーで刺してくれましたから、走者を背負う
ことはありませんでした。
残念なことに、この日は院長の診察を受ける日だったので、ここで家を出ましたが、
7回、8回も無失点に切り抜けています。

8回まで96球という省エネ投球でした。5安打、無四球、8三振で2失点ですから
堂々たるQS(クオリティ・スタート)。好調は維持していると見ていいようです。


油断大敵?

05/28のツイート

間もなくダルビッシュがマウンドに向かう。
前回登板では6回101球で交代した。投げさせて
もらえないのが残念そうだった。
今日は長く投げられると思うよ。昨日は延長戦だったし、
今日はWヘッダーだからブルペンがお疲れなんだ。ハハハ。


この試合以前の10試合、66回2/3で91三振は、もちろんメジャーで1位ですが、
最後の3試合は21回で19三振とペースががた落ちしていました。「野球は三振を
取る競技じゃないんで」と気にかけていないコメントをしていますから、まわりが
とやかく言うことはないのでしょう。それでも、よからぬ理由がなければいいがと
思いながら見ていると、5回までに10三振を奪って、この点に関してはファンの
心配をあっさり払しょくしました。

ただし、その前に2点を失っていました。
1回先頭のパーラに初球をセンター前に打たれたあと、2番・グレゴリウスにも
ライトの右を抜く3ベースでまず1点。これも初球、いずれも不用意な投球でした。
特にグレゴリウスへの投球は“ビックリするほど”甘いボールでした。
さらに3番・チャベスには1-0からの2球目をレフトに打ち上げられてランナーが
還りました。わずか4球で2失点…立ち上がりが良くないダルビッシュとはいえ、
ここまで“あれよあれよ”というのは珍しいですね。

しかも、そのあとは7回まで98球を投げて3安打無四球で0点、23人の打者から
切れのあるスライダーと高めのストレートで実に14個の三振を奪ったのです。
ジキルとハイド。ハハハ。

そして、ダルビッシュにとっての強みは、先発する試合では味方打線が8.24点の
援護点を叩き出してくれるところです。メジャー1位です。4,5点取られたって、
粘り強く投げてれば逆転してくれる可能性があるのですからこんなに心強いことは
ありません。
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データ通り4回に追いつき、6回には勝ち越してくれました。
さあ、8勝目をいただきだぜ、とダルビッシュが思ったかどうかは分かりません。
少なくとも、エースなら勝たなければいけない展開でした。
しかも、7回の三者三振は圧巻でした。Dバックスの打者を見ていると、ボールに
バットが当たる気がしませんでした。この迫力はMLBでも指折りのものでしょう。

8回にまたしてもグレゴリウスに同点2ランHRを浴びたのは、好調なときほど
気をつけなければいけない“落とし穴”にはまったのかもしれません。
あまりにも簡単に三振が取れていたのが、油断を生んだ可能性はありますね。

7回までに102球投げていましたが、8回もマウンドに上がりました。交代だと
見ていた人もいるようですが、私は続投の可能性が高いと思っていました。
レンジャーズは前日が延長戦、この試合はWヘッダーの2試合目だったからです。
ダルビッシュは「今日は長いイニングを投げるぞ」というつもりだったはずだし、
しり上がりの絶好調でした。ワシントン監督も130球投げさせた前例があるだけに
102球では降ろさないだろうと思っていたのです。

“裏目に出た”と言えないこともないですが、ダルビッシュが細心の注意を払って
投げていれば勝った試合だと思います。今シーズンのダルビッシュが“油断”から
手痛いホームランを打たれた場面を思い出せるだけでも3回あります。
今後は“石橋も叩いて渡る”ようにしなければ。ハハハ。


リベラが打たれたら…

05/29のツイート

ニューヨーク地下鉄シリーズの第2戦が始まる。
前回右脚に打球を受けて早々に降板した黒田が登板する。
まだ少し違和感があるようだが、ローテーションを
守ってのマウンドだ。相手の先発は手ごわいし、
黒田のメッツとの相性はよくないらしいね。


NHKの放送が始まった途端にシートをかぶったフィールドが見えました。
余談ですが、内野を覆うシートをターポリン(tarpaulin)またはタープと呼びます。
思い出すのはピッツバーグのスリーリバー・スタジアムのタープです。
三塁のファールラインに沿って、鉄パイプに巻かれたタープが埋め込まれていて
ボタン一つで自動的に持ち上がり、すとんとグラウンドに落ちると、その勢いで
転がって行ってグラウンドを覆うのです。ファンはこの“ショー”が始まると
手を叩いて喜んでいました。野球を見に来たのに。ハハハ。

開始が1時間半遅れましたが、この日の黒田はいいパフォーマンスを見せました。
“例によって”1回にピンチがありました。1死からヒット2本で1、2塁とされて
4番、5番を迎えたのです。しかし、落ち着いたピッチングでセンター・フライと
サード・ゴロに仕留めて切り抜けました。
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2-5回はヒット1本に抑えて味方の援護を待ちました。周知の事実(ハハハ)ですが、
黒田が投げるときヤンキース打線があまり点を取ってくれない傾向は続いています。
それでもこの日は6回に何とか1点を取ってくれました。
黒田は2度目のピンチを迎えたのはその裏です。攻撃が始まる前から、この回が
正念場だと分かっていました。メッツの攻撃がトップから始まるからです。

粘られたあとテハダの打球はセカンドへ…カノのほぼ正面に向かっていた打球が
差し出したグラブの手前から少し“シュート”しました。カノのグラブをはじいた
打球がライトに抜けて行きました。2番・マーフィーの大きなフライはセンターの
ガードナーがスーパー・キャッチ! 続くライトの初球をキャッチャーが逸らして
ランナーは2塁に進みました。

このとき、ショートのブリニャクがグラブで口元を隠しながら黒田の耳元で何かを
囁いていました。野球観戦ではこういう細かいところを見逃してはいけません。
「ははーん、牽制だな」と思いました。春のキャンプから練習は重ねていますが、
タイミングなどの確認をしたのでしょう。簡単に済ませて相手のベンチやベース・
コーチに気づかれないことが肝心です。

1点リードで1死2塁…黒田にとってもヤンキースにとっても嫌な場面でした。
3番のライトをこの日よく落ちていたスプリッターで三振に打ち取って2アウト。
4番・ドゥーダのカウント1-1からの3球目でした。ブリニャクが滑らかな動きで
2塁ベースのカバーに入るのと同時に振り向きざまに黒田がボールを送ります。
どんぴしゃりのタイミングでブリニャクのグラブにボールが収まり、手から戻った
テハダでしたがタッチアウト! 見事なpick off(牽制)でした。

スコアをつけるとき、イニングごとにヤフーで投球数をチェックします。
このとき、私の球数よりヤフーの方が1球多いことに気づきました。ぼーっとして
抜けることはよくあるのですが、この日ばかりは「あらら、ヤフーがやったね」と
思いました。
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打者が打って3アウトになれば問題がないのですが、牽制や盗塁失敗でチェンジに
なると、うっかりすることがあります。左の細長い欄に、ストライク・ボールや
ファウルを1球ごとに記録していきます。普通、最後の1球は右の欄に結果として
記録されます。ですから、その打者に対する投球数は“左の欄+1”です。

イニングが終わると、各打者の数字を足してその回の投球数としますが、牽制で
チェンジになったこのケースは気をつけないといけません。
ドゥーダに投じられたのは2球ですが、習慣的に1を足してしまうからです。
たぶんヤフーの担当者は注意を怠って、ドゥーダへの投球数を3としたのでしょう。
スコアをつけ始めて間がない“ドラッカーを読み過ぎた”高校野球の女子マネが
やりがちなミスです。ハハハ。

話がそれました。
黒田が7回もゼロに抑えて役目を終えたのを見届けてバイクを始めました。
8回のロバートソンが心配だなあ、9回のリベラもそろそろ危ないなあと思いつつ。
ロバートソンはともかく、リベラが危ないって何? だって、開幕から2か月近く、
18セーブ・シチュエーションですべて成功はすごいことだけど、記録はどこかで
止まるものだからです。心配性ですから。ハハハ。

的中してしまいました。
何度も書いていますが、これも野球の一部です。黒田の談話通り、「彼が打たれたら
しょうがない。助けてもらったこともあるから」、結果を受け入れるしかないのです。
ああ、もしかすると、リベラは試合前の始球式をしていましたから、投球数が
1球多かったのかもしれません。ハハハ。

7回 110球 4安打 無四球7三振 失点ゼロ…これでも勝てないときは勝てない。
難しいものですね。
今シーズンの黒田は11試合に登板して7回まで0点に抑えたのはこれで5試合。
もっと褒められていいデータですが、日本のマスコミは伝えていませんね。
イチローの連続試合安打が5に伸びた。川崎の人気がすごい…そんなことばっかり。
私の言ってること間違ってます?
by toruiwa2010 | 2013-05-31 09:17 | メジャー&野球全般 | Comments(1)
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手放しで称えたいけど…

05/23のツイート

80歳の三浦雄一郎が世界最高齢で
エベレスト山頂に立った。すばらしい!
なぜ、そんな挑戦をと思わないでもないが、
やってのけたと聞けば、ただただ頭が下がる。
そして、無事の下山を祈る。山登りはふもとに
降りることで完結するのだから。

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無事に下山できて本当に良かったと思います。
74歳の私は標高599㍍の高尾山でさえ登る勇気も元気ももうありません。ハハハ。
80歳で8848㍍のエベレストに登る…挑戦する気持ちにまず打たれます。
冒険家・三浦雄一郎の面目躍如ですね。偉業達成に心からおめでとうを言います。
ただし、ここから先はたぶんほかの人と意見が違うかもしれません。
ケチをつけようとしているわけではないのでお間違えなきように。

下山後の弱弱しい様子を見ると、本当にこの挑戦と成功は手放しで賞賛されるべき
ものだろうかという気持ちになることを否定できません。「無事でよかったなあ」で
すむ話ではない気がするのです。実際、数日後には66歳の女性がヒマラヤで命を
落としています。7000、8000㍍級の山に登るのは命がけだということです。

ニュースなどの映像を見ると、ものすごいサポート体制がとられていたようです。
過去に不整脈の症状もあったそうですから、間違っても三浦さんを危険に晒しては
いけないという思いからでしょう。当然です。
80歳で世界最高峰の頂上に立ったという事実はそれだけで素晴らしい快挙です。
しかし、全行程を自分の脚で踏破したのか、という点に、意地が悪いようですが、
かすかな疑問が残ります。
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6500㍍の第2キャンプから5300㍍のベースキャンプまで、ヘリコプターで降りて
きたことにも?です。エベレスト登頂ではそれが“普通”なら申し訳ないですが、
過去の例を思い出してもヘリで基地に戻るシーンは浮かんで来ないのです。
ちなみに、日本山岳協会の会長は「登山界ではベースキャンプまで歩かなければ
ならないということはない。アイスフォールは危険なので、ヘリもありだろう。
いずれにしても頂上に立つことが重要で、登山として認められる」と話しています。

私も「無理をしてでも歩いて…」と言っているのではありませんし、登山界では
それが常識ならば文句を言うのはおかしいのでしょう。しかし、“往って還る”、
“登って降りる”…それが登山だと思っているので、強い違和感があるのです。

限界に挑戦するヨットでの太平洋横断やヒマラヤ登山といった冒険は気宇壮大だし、
夢ですから、これからも様々な試みがあるでしょう。しかし、過去に何度かあった、
冒険します。遭難しました。助けてください…は何かが間違っている気がします。
もちろん遭難したら救助を要請していいんですが。ハハハ。
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三浦さんの大冒険も、会見のときに後ろに立っていたスポンサーのロゴを見れば
規模の大きさや金のかかり方が想像できます。
真偽は確認できませんが、「テレビ中継などのため、頂上に1時間ほどいたことが
疲労を加速した」とする情報もあります。20世紀の終盤から冒険はテレビ抜きには
考えられないようになっています。その分、プロジェクト全体がビジネスになって
いかざるを得ません。出発から帰着まで、すべての判断の際に“スポンサー”の
存在が一切影響しなかったと信じたいです。


左手にバット、右手にはボール

05/24のツイート

日ハム・大谷翔平の投手としてのデビューは5回6安打
2失点なら「上々」と言っていいのだろう。素直に
「よかったね」と言いたい。本人にもチーム関係者にも。
緊張もあったはずだがマウンド上の態度が堂々としている。
今の若者は物怖じしないところがいいね。

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キャンプのころから“二刀流”には反対だと言い続けてきました。
古い例を挙げて伝えるメディアもありますが、今とはプロ野球を取り囲む環境が
違いすぎて参考にはなりません。
日本野球では中5日、6日で登板するのが普通のピッチャーは投げない数日間を
ひたすら登板日目指した調整にあてます。打者は、毎日試合に出ます。
身体の手入れの仕方もまるで違うでしょう。両方うまくやるなんて無理無理…と
考えていました。
今も、基本的には同じ考えですが、“実績”を示されると、ぶれますね。ハハハ。

若いって素晴らしいということでしょうか。しかし、スーパーマンじゃないんです。
常識的に考えれば、18歳のこの若者は精神的にも肉体的にも未熟です。肩や腰、
肘の負担、のしかかるプレッシャーもあります。入ったばかりのプロ野球の世界で
どのように1年を過ごせばいいか、そのペース配分も知らない大谷が知らず知らず、
ストレスを貯めることはないのか。

これから、暑さが厳しくなっていきます。高校出の新人がばてる時期です。
首脳陣がしっかりと観察して対処を誤らないでほしいと思います。
この記事が単なる素人の杞憂に終わるなら、それはそれで結構ですが。ハハハ。


別にいいんじゃない?

ボクシング・世界ライトフライ級で
初防衛に成功した井岡一翔に「ご褒美」の
ランボルギーニが納車された。
昨日、パトカーにぶつけられた武井壮の
愛車はポルシェだった。いいんじゃないの。
自分で稼いだ金だもの。

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バナナマンの日村が番組で強引に買わされていたのもポルシェでした。
貧乏生活を耐えてようやくいいお金を手にしたのですから、広いマンションに移り、
食べたいものを食べ、高い外車を買ったからと言って「天狗になっている」などと
言うべきじゃないでしょう。


両刃の剣?

05/27のツイート

威勢のいいことを言ってすぐ謝罪…町山某と言い
橋下と言い、いかに自分がみっともなく見えているかが
分かっていない。可哀相に。
徹ちゃんは別の意味で可哀相な面もある。
容認していないのにそう取られるような報道をされた点だ。
でもその前に言っちゃいけないことだったね。

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自分は頭がいいと思っている。自説に絶対の自信がありどんな批判も論破できると
思っている。だから他者を“じじい”とか“馬鹿”とか簡単に言える…二人には
そんな共通点がありますね。両刃の剣と気づかないで。可哀相に。ハハハ。

徹ちゃんは謝り倒してますね。過去には強弁が“まかり通った”こともありますが、
今回は逆風が強すぎて、そうせざるを得なかったのでしょう。
これで、参院選(or衆参同時?)に惨敗すれば当然 辞任だし、維新の会そのものが
“芯”を失って空中分解しそうです。愚かな話ですが、「政治の世界に新しい風が
もしかすると吹くかもしれない」と橋下徹や維新の会に一瞬でも期待してしまった
自分が情けないです。トホホ。
by toruiwa2010 | 2013-05-30 08:58 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
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頭ええんちゃう?

05/20のツイート

大阪の市営地下鉄が創業80周年だそうな。
思い出すなあ。1960年代半ばぐらいまで、
千里山から梅田に出て阪急百貨店の下から
地下鉄乗り場に向かう階段にたくさんの
おばちゃんが立っていた。回数券を買って
一枚ずつ定価で売るのだ。薄利多売。
みんな生きるのに必死だったのさ。

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おばちゃんたちは地上の市電や市バスの停留所付近にもたむろしていました。
市民は正規の切符売り場に行く手間が省けるし、切符そのものは“本物”ですから、
有難くおばちゃんたちから買っていました。
大阪市交通局に電話をして聞いたところ、昭和30年代半ばまでは全線同一料金で
大人一人15円だったそうです。おばちゃんたちは11枚つづりの回数券を買って、
すべてを売ると15円もうかったわけです。いかにも大阪商人の手法です。
全国のほかの都道府県でも見られたのでしょうかね。

31,2年ごろ、茨木市の春日丘高校の生徒だった私は授業が終わると家には帰らず、
梅田に出て地下鉄で難波まで行き、映画館に入り浸っていました。
その時間帯になるとおばちゃんたちの姿はありませんでした。効率が悪いからです。
さすがは大阪のおばちゃん、ちゃんと考えたはるわ。ハハハ。


文化放送「グッモニ」

フジテレビで謙ちゃんの少し先輩でした。
思い出すと、のちの大アナウンサーに向かって
偉そうなことを言ったなあと反省しきりです。
ハハハ。

「グッモニ」、ラジコで初めて聴いています。
まだ、謙チャン、硬いです。
水谷さん、「ゴールデンラジオ」時代のように
下ネタで攻めてやってください。

…そういえば、彼の下ネタ、聞いた記憶が
ないなあ。


これはツイートではなく、文化放送朝7時の番組「グッモニ」に送ったメールです。
4月から始まったこの番組のパーソナリティはフジテレビ後輩の福井謙二アナです。
9月の定年を控えた彼がラジオを始めることは知っていましたが、“午前7時”は、
起きていますが、ラジオを聴く時間ではありません。慣れないうちに一度聴いて
からかってやろうと思っていましたが、機会がないまま1か月半が過ぎていました。

ところが、日本時間1時5分開始の試合に登板したマリナーズ・岩隈を見たあと、
二度寝をして目が覚めたとき、ラジオをつけるとこの番組のOA中でした。
「番組へのメールは…」とアドレスが紹介されたので誘惑に勝てず、激励を兼ねて
送ったのです。その日の投稿テーマに沿った内容ではありませんから、番組内では
読まれなくても、彼の目に触れればいいと思っていました。
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しかし、放送終了直前、パートナーの水谷加奈アナが「えー、このメールの件名は、
“謙チャンのちょっと先輩です”となっています」と話し始めたではありませんか。
ぎょっとしました。番組に送ったメールの件名にそう書いたからです。いたずらの
現場を見つけられた子供の気分でした。ハハハ。

テレビ出身のアナで成功したラジオ・パーソナリティは少ないですからぜひ独特の
ユーモラスな“べしゃり”で朝のリスナーを喜ばせてほしいです。
福井謙二の味は出ていると思います。いきなり爆笑を誘うのではなく、じわーっと
広がっていくタイプの彼のユーモアにリスナーが慣れるのに時間がかかるでしょう。
その時期をうまく通過すればどんどん調子が出てくるはずです。スタッフには彼の
“会話力”を生かす演出を期待します。
人気があった「吉田照美 ソコダイジナトコ」のあとですからやりにくいでしょうが、
長く続けたいですね。照美だって初めから面白かったわけじゃないでしょう。
“ソコダイジナトコ”です。ハハハ。


いい加減にしなさい!

05/22のツイート

友人の友人だから書きにくいが書く。
朝日夕刊で向井万起男氏:「孤独なゲームの中で
イチローはいつも一匹狼の雰囲気を漂わせて打席に立ち、
磨き続けた技術と能力すべてを注いでいる」と。
それこそが問題なのだし、木枯し紋次郎じゃないんだぜ。

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意識的にアンテナを広げているわけではないのにどのメディアもほかに書く材料が
ないのかと呆れるほどイチローのことばかり取り上げるので目に付くのです。
そして、彼のことになると“バ〇の一つ覚え”のようにわずかなことを誉めそやし、
何もかもが特別なことのように下記立てるから腹が立つのです。この文章なんか、
コラムと言うより単なるラブレターじゃありませんか。ハハハ。

イチローですが、一昨日は素晴らしいプレーを見せました。さすがでした。
褒めるところは褒めます。ハハハ。
ついでなのでMLBがらみのツイートから2件。

You,so naïve!

05/26のツイート

「球に唾液をつけたのはしっかり握れるように
するためで、よりムーブさせるためではなかった。
これが規則に反するとも知らなかった」・・・
マーリンズのA・サナビアはそう話したそうだ。
写真にも堂々と。

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ボールに異物を付着させるとよくムーブするから、ピッチャーは何とか相手の目を
誤魔化して工作をします。これまで、ばれたときの言い訳をいろいろ聞きましたが、
これほど“あっけらかん”としているのは初めてです。さすがはメジャー。ハハハ。


You,so good!

05/28のツイート

ジェイズ・川崎が人気者になっている。
アメリカヤフーのトップページが昨日の
インタビューを動画付きで取り上げている。
最高だったと。 http://yhoo.it/116RDUt

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人気者になるのはいいが「面白いやつ」ではなくバットとグラブでなってほしいと
注文を付けたことがあります。今回は文句なしです。ケガをしているレギュラーが
戻ったときどうなるかという問題はありますが、この日の活躍&インタビューには
素直に感動&爆笑でした。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2013-05-29 09:16 | 岩佐徹的考察 | Comments(4)
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ほぼ毎日、リハビリのために通院をしているこの1ヶ月半の間に、普段は結構
怒りっぽいこの私が辛抱強くなりました。人間的成長。ハハハ。
とにかく待たされます。実際に理学療法士と一緒に運動をするのは20分ですが、
そのために待つ時間が会計を含めると、短くてもおよそ2時間もあるのです。

週に一度、ヒザの中を“きれいにする”ためのヒアルロン酸を注射するのですが、
その日は執刀した院長先生と話すために午前7時に家を出ます!
15分歩いて病院に着くと、すでに10人前後の人が待合室の椅子に座っています。
先着順に間隔を詰めて席について待ちます。7時半になると、早朝出勤した職員が
番号札を配ります。これまでで一番若い番号でも10番です。“ご近所さん”は
出足が早いのでとてもかないません。ハハハ。

1時間後、番号順にその日午前の受付が始まります。
リハビリだけの人と診察だけの人、さらに両方の人を仕分けていきます。
“診察あり”の人はその時点でリハビリとどちらを先にするかを申告します。
この病院は整形外科の評判がいいようで、患者の3割~4割は手術後のリハビリに
通っている人たちです。“早く済ませて帰りたい”から、みなさん出足がいいのです。

メジャーで日本人投手が先発しない日に診察を受けています。MLB優先。ハハハ。
それ以外は午後です。12時に家を出て、帰宅するのは早くても3時近くです。
天気のいい日は15分の距離を行きも帰りも歩くことにしています。
最近は病院が休みの日曜日と担当の療法士が休みの日はサボっています。好きな
映画を見る時間もほしいですからね。ハハハ。
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ヒザの調子は“まあまあ”と言ったところです。
まったく普通に歩けるときもあれば、立ち上がるときにヒザの周辺に痛みや緊張が
走ることもあります。「“絶好調”で歩けるのは2ヶ月後でしょう」と院長も言って
いました。時間の経過を待つしかありません。ええ、やっぱり“待つ”のです。
トホホ。

院長との話の中で、歩くとき、膝には体重の3倍の負荷がかかる、と知りました。
好きなウォーキングはよくないわけです。「エアロバイクはどうですか?」と聞くと、
「いいじゃないですか、買いましょうよ」と即答でした。

「衝撃がないのがいいんですよ。それに、歩くとなると、雨が降っているときも
『傘をささなきゃ歩けないじゃん』とか言わなくて済むし、真夏の暑い日でも
『この〇ソ暑い中を歩くの嫌だなあ』とぼやかなくてすむじゃないですか」
こういうとき、口をとがらせて子供が甘えた口をきくときのように話すのが院長の
特徴です。患者は院長の後ろで「まだ患者さんが待ってるのに」とうんざり顔の
看護師さんたちと一緒に耐えなくてはいけません。ハハハ。

知ってか知らずか、院長の饒舌はさらに続きます。
「でも すぐにガラクタとして捨てたりしないで下さいよ。ぶら下がり健康器なんて
ハンガーかけになってるじゃないですか。エキスパンダーなんて今でも持ってる人、
いないでしょう」

実は、この日は診察室に30分以上いたと思います。私のせいじゃありません。
私が話したのはほんの2,3分、犯人は間違いなく院長のお喋りです。
注射のあと、1週前に撮ったMRIとレントゲン写真の説明を待っていました。
ところが、院長は注射を打ち終わると、診察終わりに“痛み止めのお薬”と称して
患者に必ず渡すことしているごく普通のアメを私の手に乗せ、「はい、それじゃ」と
言いました。すっかり忘れているのです。「いやいや、先生。MRIの結果を」と
慌てて言うと、「ああ、そうそう」…「そうそう」じゃなくて。ハハハ。

手術も終わっているのに、なぜ、MRIかというと、右膝手術の前後から左膝にも
軽い痛みを感じていて少し不安でした。それを前の週に訴えて「これぐらいでは
MRIをお願いできないですよね」と言うと、このときも即断で「それは撮った方が
いいですよ」と言うことになったのです。

…で、結果はやはりOUTでした!
なんと、左の膝も半月板が損傷していたのです。それも症状は内側に出ているのに
MRIには“外側が傷んでる”と出ているようです。症状が同じでしたから、覚悟は
していましたが、この宣告には参りました。

「手術はした方がいい」と言われました。しかし、するとしても先の話です。
手術やその直後の不安など、またあのプロセスを繰り返えすのかと思うと簡単に
踏み切る勇気はありまませんし、右足の力が戻っていない今はとても無理です。
それに、半月板は治癒することはないのです。放っておけば症状は悪化しますが、
間もなく75歳という年齢を考えてしまいます。悪化のペースを遅らせることが
できれば、膝がパンクするのと寿命の終わりとがシンクロするのではないかと。
そんなにうまくはいかないか。ハハハ。

とにかく先生には、「まず、右足をしっかり強化することを優先し、左ひざのことは
その時点で判断します」と言いました。
それでいいでしょうと言った先生は、診察室を出ようする私に「ちょっと待って。
はい、これ」と、またアメを渡そうとしました。
「先生、さっきいただきましたよ」と言うと、さすがに恥ずかしそうでした。
そして、先生の後ろにいた看護師さんも軽く噴き出していました。ハハハ。
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先週半ばに注文してあったエアロバイクが届きました。
右膝にも効果があるかもしれないと思ってせっせとトレーニングに励んでいます。
単調なのでラジコを聞きながら…。
そして、この年齢でこんなことをしているなんてと愚痴りつつ。ハハハ。

主は「右の頬を叩かれたら左の頬を出しなさい」と言われたらしいですが、まさか
右膝に続いて左膝まで…少年のころ公教要理についてのレクチャーを受けたことは
ありますが、いつの間にか熱心な信者になっていたようです。ハハハ。

さて、今日もこれからリハビリに出かけます。
診察日以外は午後からの方が楽なんですが、今日は、ダルビッシュの試合が
10時40分から始まるのです。それまでに戻らないと。では。
by toruiwa2010 | 2013-05-28 06:24 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
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相撲を見ながら…

05/23のツイート

相撲中継:隆の山-朝赤龍…どっちにしても
隆の山が勝った。本当に同体だったのなら
仕方がないのだが、軍配どおりにしてほしかったね。
そうすれば、隆の山の「曲芸相撲」が話題になったから。
取りなおしであの相撲はなかったことになる。
知恵者はいないのか。惜しい。


12日目の十両の取組でした。
隆の山が何度もピンチになりながら往年の舞の海よろしくアクロバチックな動きで
ひらりひらりと朝赤龍の最後の詰めをかわして“逆転勝ち”しました。私の目には
そう見えましたし、軍配も隆の山に上がり、場内も大いに湧いていました。しかし、
物言いが付きました。その間に流れたビデオを見ると、たしかに同体に見えなくも
ありません。このケースで審判たちはあとでクレームがつかないように(でしょう)、
「もう一丁(=取りなおし)」にしてしまうことが多いですね。判断能力がないんです。

取りなおしの一番も隆の山が勝ったからいいじゃんという話ではありません。
普通は、取りなおしになると最初の一番は“なかった”ことになってしまいます。
話題になったはずの相撲です。もったいないなあ、と思いました。行司の目にも
隆の山有利と見えたんだからそれでいいじゃないか…。インチキじゃないんだもの。
この考え方、ダメですかね。
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ただし、この日の中継はお堅いNHKにしては珍しく、粋な計らいを見せました。
中入り後に、この取組を“十両・この一番”として再生したのです。「取りなおしに
なったけれど、とても面白かったから」と説明したうえで。担当ディレクターの
ファインプレーです。これが普通の感覚なんですがね。

今場所、いい意味と悪い意味と両方で強く印象に残るのは稀勢の里です。
日馬富士に勝った相撲は前頭を相手にした大関のように強かったし、負けましたが、
白鵬戦でもはっきりと成長の跡を見せました。一皮むけたという印象でした。
誰もがそう思ったと思います。だからこそ、協会首脳もあと押しするかのように
今場所14勝1敗でも来場所優勝すれば横綱の可能性はあると発言したのでしょう。
本人も、千秋楽の一番(対琴奨菊)が大事であることは十分わかっていたでしょうに。

過ぎたことは過ぎたこと…問題は、今場所の出来がフロックではなかったことを
来場所実証して見せなければいけません。意欲はあると思います。思いたいです。
注文が二つあります。
前半でつまらない取りこぼしをしないことと立会いをきれいにすることです。
今場所序盤の、まったく相手に合わせる努力をせず、結果的に“待った”をする
ようなことは上に立つ者として恥ずかしいです。
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白鵬は二場所連続の全勝優勝を果たしました。
15勝すべてが完勝ではありませんでしたが、いずれも最後は相手をねじ伏せました。
強いときの白鵬が帰ってきました。集中力も切れなかったし、あと少し 追ってくる
力士たちの“壁”として存在感を示してほしいです。


サッカーを見ながら…

05/26のツイート

録画でUCL決勝を見る。生でないせいかもう一つ
盛り上がらない。現場の興奮がダイレクトに
伝わってこない。場内ノイズが低くないかなあ。
昔のフジテレビ音声はやたらノイズを高く
入れたものだが。
まあ、いい試合だったようだから楽しもう。


チャンピオンズ・リーグの決勝が昨日だということをすっかり忘れていました。
朝起きたときには表彰式の真っ最中でした。しまった、とは思いましたが、映画を
見に行く予定がありましたから、知っていても生で見ることは見送ったでしょう。
どちらにしても、地上波で放送したものならレグザという強い味方がありますから
それ程がっかりすることはありません。はい、はい、スポーツはナマに限りますが、
見る側にもいろいろ事情がありますから。ハハハ。

サッカー実況者としての私が担当した最高レベルの試合は96,2000,2004年の
ヨーロッパ選手権(ユーロ)です。残念ながら、UCLは準決勝までしか実況させて
もらえませんでした。ユーロは最初からかかわっていましたが、いろいろあって、
UCLは“途中参加”でしたから仕方がありません。もちろん、「それでも決勝は
岩佐さんで」とならなかったのは実力が足りなかったのでしょう。

しかし、ワールド・カップ以上の内容を持つと言う人がいるほどのユーロの決勝は
経験しているのに、UCL決勝の盛り上がりを見るたびに地団太踏んだものです。
スポーツ・アナはみんなそうだと思いますが“欲張り”なんです。ハハハ。
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ドルトムントはクロップ、バイエルンはハインケスという オールド・ファンには
懐かしい名前の監督に率いられたドイツ勢対決は見ごたえがありましたね。

この日もまた、しきりにウエンブリーを“聖地”と言っていました。私にとっての
聖地・ウエンブリーは旧ウエンブリー以外にありません。一歩足を踏み入れると
歴史の重さと華やかな伝統が身体を包み、制服姿のかなり年配のアテンダントが
操作していた古ぼけたエレベーターがあった建て直される前の旧ウエンブリーです。
新競技場が聖地の名にふさわしいものになるかどうかはこれからの話でしょう。

史上初のドイツ対決を盛り上げたのは好セーブを連発した両チームGKでしたね。
キーパーが好守を見せる試合は盛り上がる…その典型みたいな試合でした。

終了間際のロッベンのゴールでバイエルン・ミュンヘンが優勝しました。
これでよかったのではないでしょうか。戦い方が違うのですから、ドルトムントが
優勝してもいいのですが、国内リーグをぶっちぎりで勝ったバイエルンが負けると、
釈然としないものが残りませんか。考えすぎかな?ハハハ。

ずっとフォローしているわけではない私でも知っているスター選手たちが揃って
見せ場を作っていましたね。大一番は得てして期待外れに終わることが多いですが、
昨日の試合は早起きして見た人も多かったはずのどちらのサポーターも満足できる
内容だったのではないでしょうか。

この週末は、和と洋のスポーツのだいご味を味わいました。同時に、「スポーツは
やっぱり本当は生が一番だなあ」とも改めて思わされました。ハハハ
by toruiwa2010 | 2013-05-27 06:15 | 大相撲 | Comments(4)
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面倒だけど楽しかった!(2003.05.31 初出)

今日は「アラカルト」について少しお話しましょう。

私の放送は実況・解説者とのやり取り、ちょっとしたこぼれ話で成り立っています。
サッカーのようにこぼれ話を入れにくい展開の速いチーム・スポーツもありますが、
基本的には担当しているどの種目でも同じです。

実況のテクニックや解説者との会話は経験とともに、自然に身についてきますし、
努力によってレベルを上げることもできます。しかし、こぼれ話となると経験や
努力ではカバーできないものがあります。まず、集めるための時間が必要です。
ここで「私はとてもそんなことはやっていられない」と思うタイプの人には向いて
いないでしょう。私は、スポーツ放送にちょっとしたユーモアは不可欠だと考えて
実況していますから「やってられない」などとは思いません。こつこつ、ある種
マゾヒスティックに(ハハハ)いろいろなソースを探し回ります。

そして、集めたネタを放送の中で使えるときを待つわけです。
テニスの場合、そのチャンスは自分がその選手の試合を担当する時しかありません。
使えないままひとつの大会が終わってしまうと次の大会まで待つことになりますが、
話によってはどんなに面白くても、“その試合でなければ、その大会でなければ”
使えないものもあります。
ですから、折角時間をかけて探したネタでも放送されないまま消えていくものが
たくさんあったのです。

あるときテニスの制作を請け負ってくれているウッドオフィスのディレクターとの
雑談の中で「もったいなくてねェ」と話しました。そこから「そいうことだったら、
いっそのことコーナーを作りませんか?」という話になったのです。
ひょうたんから駒。ハハハ。
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2000年の全米から始まったこのコーナーのタイトルは、初め「クリッピングス」と
なっていました。意味は「切り抜き」です。地元紙から面白い話を見つけるのが
基本でしたから。
ただし、英語圏の全豪までは同じコンセプトでやれましたが、全仏となるとそうは
行かなくなりました。母国語に強い誇りを持っているフランスでは英語の情報を
得ることがかなり難しい国です。
第二外国語はドイツ語でしたし、フランス語はまるでダメなんです。
このコーナーは私が面白いと思ったものを紹介して初めて成り立つわけですから
「これは無理だなあ」と思わざるを得ませんでした。しかし、スタッフの粘りに
負けて続けることになりました。

みんなでいろいろアイデアを出し合った結果、過去のポスター、選手が出ているCM、
各種雑誌から探した話題などをかき集めれば何とかなりそうでした。
しかし「切り抜き」では少し内容に合わないなあということで「アラカルト」に
変えて今に至っているのです。
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もともと、「ちょっといい話」的なものに興味を持っていました。そのきっかけは
こんなところにあったのです。

初めは、スポーツとはまったく関係ない話でした。月刊・文芸春秋に載っていた
昭和天皇のエピソードです。
皇室では折りに触れてマスコミ用の写真を撮りますが、ある撮影のとき、御用達の
カメラマンが知り合いを助手に御所に伺いました。当時のフラッシュはストロボ
電球を使っていたために助手が必要だったのです。

陛下がお好きな将棋をさしているところをテーマにすることになりました。
カメラマンが「恐れ入りますが、私が『結構でございます』と申し上げますまで
お動きにならないでください」と言葉をかけて撮影に入りました。
ところが助手が緊張したせいか、突然、ストロボが破裂し、粉々になったかけらが
畏れ多くも陛下の背中や盤上に降り注ぎました。

大慌ての側近やカメラマンたちが散乱したかけらを片付けようとしてふと気づくと、
陛下はまだ右手で駒を盤の上に置いた状態で微動だにしておられなかったのです!
陛下にしてみれば「結構と言われるまでは」というお気持ちだったのでしょう。
お人柄が伝わる話でした。

つぎは、松井がいるヤンキースの昔の選手にまつわる話です。
1920年代のヤンキースは強力打線を誇っていて、先発メンバーも不動でした。
しかし、ある日ファーストのウォーリー・ピップがベンチをのぞいて、雑談中の
監督に「ちょっと風邪気味なんですけどー」と言ったとき、これが不滅の記録の
スタートになるとは誰も気がついていなかったでしょう。

「いいよ、ちょうどあの若いのを使ってみようかと思っていたところだから」と
気軽に応じた監督がメンバー表に書いた名前が「ルー・ゲーリッグ」だったのです!
その日以後ピップがヤンキースのラインナップに戻ることはなく、翌年、レッズに
トレードされてしまいました。
ゲーリッグはそのまま2,130試合連続出場を果たし、一方のピップは、ずる休みを
狙うベテランに「君はウォーリー・ピップになりたいわけじゃないだろうね」と
クギをさすときに使われることで名を残すことになりました。ハハハ。

どちらも手元に資料がなくて記憶を頼りに書いていますので、 こまかいところで
間違いがあるかもしれませんが、この二つの話は長い間私の頭の中にとどまって
離れず、いつの間にか私の放送の基本になったのです。

アラカルトにまつわる話は来年の全豪のころにまた。
by toruiwa2010 | 2013-05-26 09:31 | 自薦・厳選300? | Comments(4)
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全仏オープン・テニスが始まろうとしています。
せっかくですから、この時期はテニスがらみの記事を。


12年目のパリ(2003.05.21 初出)


さて、12年目のパリです。
私たちはパリと言うよりローラン・ギャロスに来ているという感じです。
パリにいる気分を味わえるのは開幕までの数日と予定通りに大会が終わったあとの
月曜日だけですから。
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いつもそうですが、今回も早めに出発させてもらいました。スタッフと一緒だと、
翌日から同じ行動をしますから、どうしても強烈な時差ぼけを解消できないまま
開幕を迎えてしまうからです。
早めにパリに入ることで1日か2日、眠気が来たときに横になるなどマイペースで
睡眠を取り戻すことが出来るわけです。

午前2時、3時半、午後11時半、0時半、午前1時…午後10時にベッドに入って
目が覚めた時間です。もちろん、いつもそうだというわけではありません。UCLで
マドリッドとミラノに行き、帰国して家で過ぎごしたときの“起床”時間です。
うまく眠れず、ふたたび日本を出るまでの5日間の睡眠時間はトータル21時間半、
出発前日、床屋さんのいすで爆睡した1時間半を足しても23時間です。トホホ。

そんな寝不足状態で乗った飛行機、隣に来たのは30代半ばのつんとオスマシの
日本女性でした。私の一番苦手なタイプです。これがよく寝る!しかも、鼻でも
悪いのか結構大きないびき!!
普段同行するスタッフに「夕べはよく寝た」は禁句だと言ってあるくらいですから、
頭にきました。「殴ったろうか」と思いましたよ。ハハハ。

去年から泊まっているノボテルは元ホテル日航と聞いて1年目は期待したのですが、
実態は「これが…?」と首をかしげたくなる程度のものでした。もっとも、そこに
泊まるのはコメンタリー陣だけです。申し訳ないことに、スタッフは予算の関係で
もっと条件の悪いところに泊まっていますから、贅沢を言ってはいけません。
別々のホテルに分かれて泊まるのはチームワークなどの面でやりにくいのですが、
宿泊にかかる費用を少しでも削ってその分を制作費用に回そうとしているのです。

ホテルに着いてみると目下改装中…いやな予感がしました。ところがフロントは
きれいにリニューアルされていて、部屋に案内されると、これがまた見違えるほど
きれいになっていました。早速、荷物をほどきながらインターネットへの接続に
トライしました。しかし、何度やっても発信音はするのに、そこから先はウンとも
スンとも言いません。たまらずフロントに頼んでテクニシャンに来てもらいました。
しかし、言われる通りにやっても同じでした。フロントに下りて事情を説明すると
「上の、改装を終えた部屋はまだネット接続が出来ない」というではありませんか。
早く言いなさい!ハハハ。
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それでは仕事に支障をきたすのでと部屋を変えてもらいました。24階から12階へ。
とりあえず、パソコンを持ち込んでつながることを確認してから引越しです。
最初の部屋で半分ほど荷物を広げてしまったあとだけに、何回か往復してようやく
落ち着いたのはチェックインから2時間近くたってからでした。それでもパリの
AOLは一度つながれば、日本の0120があって時間を気にしなくてすみます。
ただし、下の階は改装がまだで、部屋の内装は去年と同じままでした。
何のことはない、住環境を選ぶか、ネット環境を選ぶかという話ですね。ハハハ。

ネット接続の件でフロントに苦情を言っているとき、となりに立った日本人が首を
倒し気味に「岩佐さん?」と話しかけてきました。
見れば、「世界の」松下アナ(TBS)ではありませんか?シッカリ貫禄がついた彼は
世界陸上の下見のためにパリに来ていたのです。同じく椎野アナ、それに、全米で
いつも世話になる TBSインターナショナルのグリアもロビーに下りてきました。
世界は確実に小さくなっていますね。

ちなみに、ミラノの試合当日にTBSの若いアナウンサーから気持ちよく挨拶して
もらったと書いたとき、私の頭に浮かんだのは松下君だったのです。
数十年前、神宮の軟式野球場でヤクルトの自主トレを取材していた寒い朝、彼が
近づいてきて「TBSに今年入社した松下です」と挨拶をしてくれました。
なかなか出来ることではないので今でもそのときの情景ははっきり目に浮かびます。

彼が頭角を現したころから、「この男はきっと日本一になる」と思って見ていました。
まともに行っていたら間違いなくそうなったでしょうね。もちろん今だって一流で
あることは間違いありませんが、夕方のニュースでダジャレが受けたり、歌番組の
「ベストテン」をやったりしたことで回り道をしてしまったみたいで残念です。

パリの初日は10時前にベッドに入りました。
祈るような気持ちで眠りにつきましたが、目が覚めて「ああ嬉しい、よく眠れた」と
思って時計を見ると11時半! やっぱりだ。ハハハ。
しかし、そこでハルシオン(マイルドな導眠剤)を飲んだのが効いたのでしょうか、
次に目が覚めたら7時を過ぎていました。こんなによく眠れたのはマドリッドへ
出かける前以来です。おかげで今朝はすっきりしています。

これから少し街へ出てきます。
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by toruiwa2010 | 2013-05-25 08:27 | 自薦・厳選300? | Comments(2)
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開幕から好調を維持し続けてファンをワクワクさせて来た日本人の3投手が今週は
そろってそれぞれの意味で“挫折”を味わいました。
投手でも打者でも必ず調子の波はあるものですから、いずれ反動が来るだろうと
思ってはいましたが、まさか、3人そろって…とは思いませんでした。
強い精神力を持ったピッチャーたちですから次回からの巻き返しを期待します。

不思議ちゃん?(SEA 8-10 CLE)

05/21のツイート

岩隈登板。相手はこのところ17-4と
好調のインディアンズ。
昨日はヘルナンデスで負け、今日負けると
"スウィープ"というピンチだ。
岩隈も好調だ。最近3試合は7回まで
投げている。WHIP(1イニングに安打と
四球で許す走者)が0.78でAL1位は見事だ。


この試合は日本時間の午前1時5分に始まりました!
迷惑な話ですが(ハハハ)、現地、クリーブランド時間も正午を過ぎたばかりです。
デーゲームで午後1時開始は普通ですが、12時は珍しいかもしれません。
先発ピッチャーは自分の登板日に向けて“中4日”を過ごしますが、登板する日は
試合開始時間に合わせて、起床、食事、球場入りなど、こまかいスケジュールを
立てているはずです。

岩隈の起床はおそらく朝6時ごろだったと想像されます。プロ野球選手にとっては
“真夜中”ですね。コンディションの調整が大変ですが、相手も同じ条件ですから
文句は言えません。
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1回は上々の立ち上がりでしたが、2回、2アウト2塁からインディアンズ打線に
つかまりました。コントロールのいい岩隈が7番・ブラントレーをストレートで
歩かせたのが意外でした。そこから8番・レイバーン、9番・ゴメスに連続HRを
浴びました。いずれも甘いコースでした。前回の登板でも2本打たれていますが、
1回に7点を取った直後と5回に2点追加して9-1になったあとのソロですから
まったく問題になるホームランではありませんでした。この日の2ホーマーは
点の取り合いで競っている試合でしたから、こたえるホームランでした。

それにしても、この日の岩隈はクリンナップカから全5三振を奪い、7-8-9番に
7安打中の4本(2HR)を許す“不思議ちゃん”ぶりでした。ハハハ。
6回で交代しました。101球、7安打(2HR)、3四球、5三振で5失点。
1回の3ランHRは0-2からのきわどいカーブをボールと判定された直後でした。
現地アナも「ストライクだったけど」と言っていましたが、これも野球ですね。


援護点なしとは珍しい(TEX 0-1 OAK)

05/22のツイート

ダルビッシュがアスレチックス戦に登板。
目下5連勝中で86奪三振はMLB1位。
ただし最近4試合は3-0だが、防御率は4.50、
28イニングで7HRを献上。
対アスレチックスの数字もあまりよくない。
“打線+ホーム”が味方するか?


ダルビッシュ、10試合目の登板でしたが、調子はあまりよくありませんでした。
前回登板で異例の130球を投げていたからだと思いますが、6回で交代しました。
今シーズン3番目に少ない投球数、101球のうち、ストライクとボールの比率が
56-45でした。この比率は彼自身のワーストに近いのではないでしょうか。
最後の6回は18球中、ボールが11球もありました。二つのフォアボールはすべて
完全なボールでした。それでも本人は続投したかったようです。

会見で「今までで一番駄々こねたんですけど。
『絶対交代しない! まだ投げる』って言ったんですけど、
報道陣の皆さんが、あまりにも球数にうるさすぎるので、
ワシントン監督が傷ついて、続投させてもらえなかったので、
それがすごく悔しいです」と語っていたようです。

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彼自身は純粋に投げたかったことを伝えたかっただけでしょうが、「僕は特別なのに、
分かってもらえなくて」という“上から”のニュアンスを感じてしまいます。
監督・コーチの指示には素直に従った方がいいと思います。
そして、監督が“報道に傷ついて続投させなかった”など、考えにくい話です。
わがままとか生意気というのではありませんが、こういう発言もやめた方が
いいでしょうね。口は災いのもと…ですから。ハハハ。

珍しく彼がマウンドにいる間に味方打線は完全に抑え込まれていました。
去年のスコアシートをチェックしてみると、3回ありましたが、今年は初めてです。
前回の登板までの9試合で実に61点取ってくれていましたから、彼もさぞかし
勝手が違ったことでしょう。ハハハ。

勝敗を分けたのは3回に出たアスレチックスの3番・セスペデスが放った一発です。
たしかに、コースは甘かったと思います。どんなときも“超”フルスウィングの
セスペデスは体勢を崩しながらこのボールをセンターに打ち返しました。真芯では
なかったと思いますが、打球はぐんぐん伸びて背走するセンターの頭上を越えて
バックスクリーン前の芝生に落ちたのです。
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自分の球の力と打った瞬間の感覚から、日本だったら、ダルビッシュはゆっくりと
ベンチに向かっていたと思います。しかし、MLBで1年を過ごし、セスペデスの
パワーも知っているダルビッシュはマウンド上で腰に手をやりながら打球の行方を
眺めていました。

恐るべし、セスペデス。
ヤクルト・スワローズでプレーしたことがある元ブレーブスのボブ・ホーナーを
思い出しました。彼の場合はセスペデスほどフルスウィングをしませんでした。
コンパクトな振りでも、弾き飛ばされたボールは恐ろしいほどのスピードで外野の
スタンドに飛び込んでいきました。

セスペデスのような重量級のバッターがフルスウィングして来ると、ピッチャーの
テクニックがまるで通じないことがあります。
MLBのパワー・ヒッターの多くは35インチ(89cm)・35オンス(98gr)のバットを
使っています。かつて、バットのサイズと重さを尋ね回りましたから確かです。
彼らはシンプルに“thirty five-thirty five”と言います。
おそらく、セスペデスは“たまにいる”37インチ(94cm)ぐらいのバットを使って
いるのではないでしょうか。芯でなくてもバットに当たりさえすればスタンドまで
運んでしまいます。交通事故にでも遭ったと思ってあきらめるしかありませんね。
ハハハ。


黒田:今季のワースト(NYY 3-6 BAL)

05/23のツイート

黒田が登板する。6勝2敗、1.99は堂々たる成績だ。
最近7試合では5勝1敗、1.38とさらにギアアップしている。
立ち上がりを無難に切り抜けたいね。
今シーズンのヤンキースは先制した試合の勝敗が19-1らしい。
耐えて先制点を待ちたい。


立ち上がりからコントロールがよくありませんでした。
3球で2アウトにしましたが、2人目のレフトフライはかなり厳しい球だったのに、
フェンス際まで飛ばされました。続く3番・マルケイキスにはコントロールミスと
思われる変化球をホームランされ、ヒットのあと5番・デービスには完全な失投を
ライトスタンドに叩きこまれました。カウントが3-0になったのが原因でしょう。
3-2にしましたが、最後は甘い球でした。1回の3失点は今シーズン2度目です。

この場合、MLBの先発投手の仕事は、味方の反撃を待ちつつ、1,2点の失点で
最低でも6回まで投げることです。「先発を任す」とはそういうことです。
もちろん黒田もそのつもりだったでしょう。しかし、2回1死1塁からマチャドの
強い打球が黒田の右脚を直撃しました。彼自身の初登板以来のアクシデントです。
ベンチから監督とトレーナーが駆け寄りましたが、テストで2,3球投げた黒田は
「大丈夫だ」と言ったようです。大丈夫じゃなくてもそう言うのが黒田…。ハハハ。
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プレートを蹴る脚ですから、影響はあるはずです。テストの投球でも、気のせいか
ボールが高めに浮いているように見えました。
次の打者を打ち取って追加点を許しませんでしたが、3回はノーアウトからダブル、
シングルと連打されてジラルディ監督によって交代が告げられました。

ダルビッシュなら交代を拒否したかもしれませんが、無理をして傷口を広げたら
チームに迷惑をかけることになるのです。ここでも指揮官の指示には従うべきです。
監督の判断は「いつものピッチングではなかったから」だったようです。
次の先発はまだ発表されていません。タフな男ですから、ローテーション通りに
日本時間の29日に登板するでしょう。
by toruiwa2010 | 2013-05-24 09:15 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
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05/15のツイート

「試合中、ベンチ前でのキャッチボールは禁止」・・・
ようやく、日本野球もメジャー並になるようだ。
ルールに違反しているのにずっと黙認されてきた。
MLBの試合を日常的に見るようになってからも。
目障りだった。
早くても来年以降らしいが、やるだけマシだね。


1978年に現地から中継を始めたとき、まず、気づいたのがこのことでした。
味方の攻撃が2アウトになってもダグアウトからピッチャーが出てきてキャッチ
ボールをする姿がありませんでした。理由を聞いて納得しました。
野球規則は試合中、グラウンドに出ていていいのは、その場面に関係がある選手と
ベースコーチだけと規定しているのです。つまり、守りの9人と打者、塁上の走者、
そして、次の打者です。日本では、たまに、次の次のバッターがダグアウトの前で
バットを振っていることがありますが、“論外”です。ハハハ。

もともと、野球ほど何かというと“練習”する競技も珍しいのではないでしょうか。
試合前に何時間も打撃練習、オンデック・サークルでも投球に合わせて素振りを
繰り返し、打席に入る前にもう一度確認のスウイング。ピッチャーもブルペンで
何十球も投げたはずなのに、イニングごとに“練習”しないと投げられません。
ほかの競技ではあまり見られないことだと思います。サッカーでリザーブの選手が
ピッチに入ったあと、1分でも“練習”することがあるでしょうか。ハハハ。

このことは放送の中で何度も触れました。日本の野球関係者が見ていたはずですが、
誰も何も感じなかったんですね。ハハハ。


初めて見た気がする

05/17のツイート

普通にKOされたのなら、バーランダーはロッカーに
引き上げているはずだ。呆然と自軍の攻撃を見つめる姿に
ショックの大きさがうかがえる。


ダルビッシュとのマッチアップが決まったときからバーランダーとの投げ合いは
話題になっていました。“Dream Duel”…夢の対決と地元紙もあおっていました。
意識が強すぎたのか、看板に偽りありでした。特に、この日ダルビッシュ以上に
楽しみだったバーランダーは大乱調で、3回を投げ切ることができず降板しました。
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この写真は、リリーフが後続を断ち切ったあと、4回のタイガースの攻撃中に
カメラがとらえた彼の表情です。ビックリしました。
MLBでも、イニングの途中でKOされたピッチャーはその回の守りが終わるまで、
少なくとも自分のすぐあとを引き継いだピッチャーが役目を終えるまではベンチで
見守るのは当たり前です。しかし、守りが終わり、味方の攻撃が始まっているのに
まだベンチにいる姿を見たのは私の経験では初めてです。

日本野球では、早いイニングでKOされたピッチャーに“お仕置き”として試合の
後半までベンチに座らせておくことがよくあります。監督が命じることもあれば、
コーチが監督の怒りを鎮めるために命じたりするのです。悪しき習慣です。
もちろん、バーランダーのケースは首脳に言われたのではなく、自分の意志です。
どれほどショックが大きかったのかが分かります。


私にセンスがないのか?

05/16のツイート

カンヌ映画祭に審査員として参加した河瀨直美監督。
あの衣装は明らかに失敗だよね。
私のセンスがおかしい?

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いやいやいや、これはダメでしょう。ファッションなんでしょうけど、公の場に
目のやり場に困るようなものを着ていくのは反則だと思いますけどねえ。
今回は、レッドカーペットを歩く松嶋菜々子の、体の線がはっきり出るドレスにも
思わず目を奪われましたが、日本女性も変わりました。こちらも考えを改めないと
いけません。着物の裾が風で少しまくれたぐらいで恥ずかしがった昔とは違って
当然なんですけど。ハハハ。


解説とアナの呼吸

「日馬富士、序盤でいたい2敗目」と白崎アナ。
そこで黙ったね。隣の北の富士を見たはず。
「どうぞ一言」と目で問いかけた。北の富士は語らなかった。
藤井、吉田、岩佐アナが相手だったら何か喋ったと思う。
それが、解説者とアナの「呼吸」というものだ。


スポーツ・アナウンサーはみんなそうだと思うのですが、どの試合を担当するかに
最大の関心があります。できるだけ世間の注目が集まる“マグニチュード”の高い
試合をやりたがるのが普通です。誰だって視聴率が出る試合を実況したいでしょ。
ハハハ。

次に関心を寄せるのは、解説者は誰か…です。この場合は人気のある人というより、
呼吸が合う人が望ましいのです。少なくとも私の場合は。
こちらの言うことにいちいち反論されたり、ダメを出されたりしたらたまりません。
間違っていることは訂正した方がいいのですが、まず、楽しく伝えたいというのが
私のモットーでしたから解説者は大事です。

“呼吸”にはいろいろな意味があります。
2人の会話が視聴者の耳に心地よく聞こえるのがベストですね。難しいですが。
こちらが聞きたいことにピンポイントで答えいてくれることも大事です。
そのためには、普段から解説者の基本的な考え方を知っておくことが必要です。
その人の“守備範囲”じゃないことを聞いてもピントがずれた答えしか戻って
来ませんから。

カンのいい人は、こちらが作ったポーズにその局面で大事なことを話してくれます。
新展開があって、そこで聞くことは決まっている…という場面では、声に出さず、
「どうぞ」とゼスチャーで促したり、顔を見て、眉を吊り上げたりするだけでも
分かってくれる人はいます。野球の豊田泰光さんやサッカーの早野宏史さんなどが
その典型です。話がうまいし、ボキャブラリーも豊富ですから話が弾みます。
そうなると、解説の中身はどうでもよくなり、スポーツ中継の一番の目的である
“楽しさを伝える”ことが実現できるのです。

これを実行するためには“呼吸”が大事です。
経験者として、画面には映っていない北の富士とアナの様子が見える気がしました。
別に“不仲”ではないでしょう。長い付き合いのはずなのに、そこまでは互いの
呼吸がつかめていないということだと思います。

大相撲中継で、看板解説者の北の富士と呼吸が合った放送をしているのは、藤井、
吉田、岩佐アナの3人です。ほかの人は微妙にずれています。一般の人は、たぶん
気づかないほど微妙なずれ。ハハハ。


05/19のツイート

NHK相撲中継8日目:正面が”架け橋”・刈屋アナで
吉田賢アナは花道だ。
もちろん、ローテーションだろうが、吉田が正面でしゃべるのは
1場所2回ぐらい。NHKはファンの方を向いてないね。
藤井はともかく、白崎、三瓶、太田…みんな力不足だと
分からないのかね。


前のツイートを踏まえて制作者も“組み合わせ”を考えてほしいものです。
視聴者の希望は知っているはずです。それに応えるのは彼らの義務ですよね。
藤井・吉田アナが去ったあとのことも考えなければいけない、それは分かりますが、
視聴者に最高の放送を届けることを優先してほしいのです。


把瑠都休場&北の湖理事長

大相撲がらみであと2点。

把瑠都が休場しています。体重がありますから、ヒザの故障は治りにくいです。
下手をすると、稀勢の里との一番があの豪快な相撲の見納めになるかもしれません。
荒っぽいですが、強引な力技はそれなりに魅力的だったのに惜しいですね。

10日目に豪栄道を下した白鵬が北の湖が持っていた連続2桁勝利の記録を抜いて、
史上最多としました。翌日の新聞に現理事長・北の海のコメントが載っていました。
「ライバルがいないこの状況で、私の記録を抜けない方がおかしい。日馬富士は
安定感がなく優勝は難しい。白鵬が勝って当たり前」

…何だろう、この違和感。
せめて、記事にはないですが、白鵬をたたえる言葉もあったのだと思いたいです。
そりゃ、あんたは“憎たらしいほど強い”と言われた横綱だったかもしれない。
しかし、理事長としてこのコメントはいかにも温かみが感じられません。
大横綱・大鵬が亡くなったときも協会葬にしませんでした。「前例がない」と。
人の気持ちが分からない人間がリーダーになっているのは不幸なことだと思います。
まさか、“憎らしい理事長”を目指しているわけじゃないでしょうね。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2013-05-23 09:59 | スポーツ全般 | Comments(2)
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「舟を編む」90

近く定年を迎える荒木を周囲はなんとか引き留めようとしていたが、彼の気持ちは
動かなかった。体調の悪い妻のそばにいてやろうと決めていたのだ。
荒木は辞書の編集者だった。説得に失敗した監修の松本は「どうしてもやめるなら、
君の代わりがつとまる編集者を見つけてくれ」と哀願していた。

社内で後継者を“物色”している荒木に一人の男が紹介された。
営業でうだつが上がらず、同僚から変人扱いされている馬締(まじめ)光也だ。
荒木が馬締に問いかける。「“右”を説明してみなさい」と。一瞬迷ったが、馬締は
「西を向いたとき、北にあたる方向が…右」と答えた。
ほどなく、段ボールひと箱を抱えた馬締が玄武書房の本社ビルから移ってきた。
引っ越し先は隣に建つ古ぼけたビルの中の辞書編集部だった。1995年のことだった。

荒木が抜けた編集部は10数年後の出版を目標にして、24万語の見出し語を載せる
新しい辞書「大渡海」の編纂に取り掛かった…
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馬締が住んでいるのは“古色蒼然”という言葉がぴったりの木造のアパートです。
玄関のドアを開けると2階への幅広い階段があり、その横では“現役”の柱時計が
時を告げています。台所には懐かしいタイル張りの流しが見えます。
部屋の窓際で持ち帰った仕事をしていると、外で猫の鳴き声が聞こえます。馬締が
窓を開けると、大家のタケさんが飼っている猫、トラがのっそりと入ってきて机の
上で丸くなります。

家賃の催促などめったにしないタケさんは、ときどき、馬締の部屋に煮物を持って
きてくれたりします。“つかず離れず”のいい関係が築かれているのが分かります。
ある夜、トラの鳴き声につられて屋根の上に出て行った馬締は物干し台でトラを
抱いた若い女性に気づいてびっくりします。タケさんの孫娘、香具矢(かぐや)です。
タケさんが年を取ったので同居することになったのです。
それが、馬締と香具矢の出会いでした。

なんでしょう、この心地よい“しみじみ感”。
すべての登場人物の気持ちが温かいし、人の好さにわざとらしさがありません。
初めは「うん?」と思った女性社員さえも数十分後には「何だ、いい奴じゃん」と
見直すことになります。

中でも、オダギリジョーが演じた辞書編集部の先輩、西岡の存在が際立っています。
部内きっての“若者言葉通”です。調子がよくて、少々“チャライ”ところがあり、
無責任のように見えます。名前通り“超”がつく真面目男、馬締とは正反対ですが、
2人は妙にウマが合い、西岡はほかの部に異動したあとも何かと面倒を見ています。
どこの会社にもいそうなこの男の描き方も見事でした。
全体に、一人一人のキャラクター付けが巧みですね。スパンの長い物語ですから、
出会いがあったり、別れがあったりしますが、流れがスムーズで分かりやすいです。

時間がどんどん進むせいで、馬締と香具矢の恋は出会い以後を丁寧に描いている
わけではないのに、「この二人ならこう展開するだろう」と容易に想像できるし、
映像がそれを補ってくれます。脚本がうまいのだと思います。
私は松田と宮崎が作り出す独特の空気を楽しみました。

ピースの又吉が一瞬だけ出ています。見逃さないように。ハハハ。

この日見た予告編は「ウルヴァリン」「オブリビオン」「GIジョー」「風立ちぬ」の
4本でした。たまたまでしょうが、そろいもそろって、近未来&SFチックだったり
アニメだったりで、私の嫌いなジャンルのものばかりでした。
わけのわからない映画が多い中で、とても良質な一本でした。砂漠でオアシスを
見つけたような気分です。半月板の手術のせいで1ヶ月ぶりに映画を見ましたが、
いきなり、最高の映画に出会えて、こんなにうれしいことはありません。


「リンカーン」80

物語は特に複雑なものではありません。
第16代アメリカ大統領、エイブラハム・リンカーンが、奴隷制度を完全に廃止し、
人々に“自由”をもたらすための法案、米国憲法修正第十三条の成立を目指して
苦労する話です。

…そう書けば、きっと「こいつ何も分かってねえ」と言われるのがオチでしょうね。
それは十分わかるんです。きっと、実際はもっと“深い”のでしょうが、それを
きちんと理解するには少々の勉強では追いつきそうにありません。その気はないし。
ハハハ。

国を二分する南北戦争が長期化し、時間との競争の中で、与党・共和党は可決に
必要な票数を集めるために反対派を切り崩す工作を行います。
上映開始早々、まるで朝のラッシュアワーのような戦場シーンに「いくらなんでも、
こんなに込み合ってはいなかったんじゃないの」とびっくりしました。刀と槍で
戦った戦国時代の合戦ならともかく、銃を使った戦闘ですからね。
首をかしげているうちに、開始から30分ぐらいの間に3,4回“落ち”ました。
退屈だからではなく、セリフの量がとてつもなく多い上に、登場人物の一人一人を
頭の中で整理できないうちに気が付いたら“舟を漕いで”いたのです。リンカーン、
並びにスピルバーグには申し訳ないことをしました。ハハハ。
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その後も、ずっと、誰がどっちの党で、法案に対する態度はどうなのかがしっかり
頭に入りませんでした。オリジナルにはなかったと思われる字幕が何回か出たのも
アメリカ人なら簡単に理解できることが日本人には分かりにくいと、配給会社が
判断したからではないでしょうか。
体クネクネの“盗撮禁止”の呼びかけが終わって、いよいよ、本編に入るのかなと
思ったとき、画面にスピルバーグが登場して語り始めました。日本人観客のために、
当時の“背景”を説明しました。初めての経験です。

もちろん、アメリカじゃ、そんなことをするわけはありません。日本版限定です。
日本で公開するにはそうしないと理解が難しいと考えたのでしょう。
制作者や配給会社の様々な努力にもかかわらず、分かりにくさは致命的でした。
伝わったのは、偉大な大統領だったリンカーンが目標達成のために忍耐力のある
行動を見せたこと、家庭人としては妻子との間にできた隙間に悩んでいたこと…
などでしょうか。非凡な政治家と案外“普通”の私人とのギャップは意外でした。

上映開始間もないころ、戦場近くで兵士たちと話す場面にも驚きました。
その辺の“村長さん”のような“軽さ”でした。本当にあんなだったのでしょうか?

これで今年のアカデミー作品賞の候補になった映画は「ハッシュパピー」を除いて
全部、見ましたが、この映画には「ジャンゴ」と「ライフ・オブ・パイ」を僅かに
上回る程度の評価しかできません。
普通、映画は国境を越えて理解されるものでしょうが、この作品は違いました。
本編前に監督が時代背景を語らなければいけないようでは…、ねえ。ハハハ。

90 舟を編む 主役の二人を初め登場人物のキャラがいい まだならお勧めの一本
80 リンカーン 日本人には分かりにくい…そこに尽きる ルイスの演技は見事
by toruiwa2010 | 2013-05-22 09:10 | 映画が好き | Comments(2)