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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2014年 03月 ( 30 )   > この月の画像一覧

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羽生&町田

03/26のツイート

世界フィギュア・男子SP:客がよく入ってるなあ。
オリンピックでもガラガラだったのに。
羽生の金メダルも大きいけれど浅田真央のあのFSが
ファンの気持ちを盛り上げたということだね。
オタクがいなければもっといいんだけど。ハハハ。
荒川がコメントを用意してる!


高橋大輔がケガで欠場を発表したあと、持っていた前売り券を売りに出す人が多かった
ようですが、ふたを開けてみたら、テレビ画面を見る限り満員でしたね。日本としては
上々の結果で終わったし、よかったんじゃないでしょうか。
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「語録はやめようと思う」…そう語っていた町田樹は惜しいところで優勝を逃がしました。
完璧なSPのあと、FSも気合が入ったいいパフォーマンスで初出場・初優勝を手元まで
引き寄せたと思ったのに、終盤のジャンプで着氷が少し乱れました。西岡アナは「町田が
“完璧な”演技」と描写しましたが、「えっ?」と思いました。
彼の実況はファンの評価が高く、いい実況するなと思うことも多いのですが、この1,2年、
少し断定的に言い過ぎる傾向があります。自分が持っている知識・情報に自信を持つのは
構いませんが、K屋アナ的にならないようにくれぐれも気を付けてほしいです。解説者の
領域まで入りこんだ実況をするスポーツ・アナほど厄介なものはありません。

2位でしたが、町田は、口ではなくパフォーマンスでしっかりと結果を出したのですから、
褒めていいのではないでしょうか。もっとも、今朝の「めざまし」を見ると“プチ復活”
するらしいですが。ハハハ。

オリンピック・チャンピオン、羽生結弦が逆転優勝で今シーズンの3冠に輝きました。
SPは気合が入りすぎていたのでしょうか、最初の4回転は跳び上がったときから体の軸が
斜めになっていました。町田の98.21がプレッシャーになったかもしれません。
ただし、そのあとのスケーティングに引きずることはなく、堂々と自信たっぷりの演技で
本人の計算通り90点台に乗せました。冷静だし、したたかですね。
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「意地と気合でした」と語ったフリーは見事でした。最後はスタミナが切れて“よれよれ”
でしたが、きれいにまとめたのは、それこそ“チャンピオンの意地”かもしれません。

…こちらは本物の「完璧」だった。
終盤、少し疲れていたが、よく踏ん張った。
さて、これでどうなんだ?
逆転まで行くか?
微妙な差で追いつけないか?
いずれにしても立派な演技だったね。


羽生の演技が終わった瞬間にそうつぶやきました。逆転するにしても、しないにしても
大きな差にはならないと思ったからです。
結果は、まさに“僅差”で、町田が“完璧”を逃がしたために転がりこんだチャンスを
ものにしました。その分、町田の悔しさは増したでしょうが、私はほっとしたのでした。
ハハハ。

SPの失敗の理由を「ちょっとした気のゆるみと過信だった」と語ったらしいですね。
正直である点や油断があったと自覚できていることをほめるべきか、「油断する立場じゃ
ないだろう」といさめるべきか難しいところです。ハハハ。
これでシーズンオフになるのは羽生にとってもいいことだと思います。オリンピック以後、
彼の発言は世間の耳目を集めるようになっています。10代の少年としてはしっかりした
物言いをするから当然でしょう。しかし、気をつけないと“鼻につく”可能性があります。

あれこれこまかくは書きませんが、日本スケート界や被災地への思いなど、何もかも
彼が背負い込む必要はないのです。
悪気はないでしょうし有頂天になっているとも思いませんが、ほかにも気になる発言が
しばしば聞かれます。その意味で、しばらくマスコミとの接触が減るのはいいことでは
ないでしょうか。

ワン・ツー・フィニッシュした日本男子はいいシーズンの終わり方になりました。
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浅田・鈴木・村上

03/27のツイート

女子SP:浅田真央に緊張の色は見えない。
当然だろう。ソチの圧倒的なFSの満足感が
気持ちにゆとりを持たせていると思う。
それだけに今日のSPには大きな期待が持てる。


SPで6分間練習のリンクインを待つ彼女の表情を見てそうつぶやきました。
ソチで“地獄”を見た浅田には怖いものはなかったと思います。リンクを見つめる浅田は
言葉は変ですが、“悟った”人のように見えました。 
そして、トリプル・アクセルをきれいに着氷し、ゆったりと、優雅に、浅田らしく舞って、
過去最高の「ノクターン」を見せてくれました。まさに完璧な出来の歴代世界最高点で
トップに立ったのは当然です。

フリーでもトリプル・アクセルの降り方はなめらかで実にきれいでした。

実は、放送の最初にこんなアナウンスがありました。 
「浅田真央 は今日、新たな金字塔を打ち立てます」…

あらら、言い切っちまったぜ。いいのかなあと思いました。
僅差で続くコストナーはもちろん、リプニツカヤにだって逆転のチャンスはあるだろうに
浅田が勝つのが既定の事実のような言い方はスポーツ中継としてどうなんだろうかと。
どっちにしても、リポーター個人の考えではありえません。プロデューサーが指示して
言わせたのでしょう。極論すれば、「今日のこの番組はそのコンセプトでお送りします」と
宣言したわけです。はなはだ疑問です。

それはともかく、この日も3Aが成功したので、「まさに新たな金字塔を打ち立てた」と
思ったのですが、あとのジャンプで着氷が乱れました。
「SPとFS 2本揃えたい」と言っていましたから、歓声の中で迎えたフィニッシュの瞬間、
本人は不満が残ったかもしれません。しかし、思わず見とれる自信に満ちたステップも
ふくめて内容のある立派な優勝でソチでは手にできなかったメダル…それも一番いい色の
メダルを獲得しました。プラチナ・メダルなど要らぬわ。ハハハ。
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これで引退するなら、最高の花道になりますが、「いまもハーフ・ハーフだ」と。
世界フィギュアの前に“今年最後の大会”という言い方をしていました。誰にとっても
“シーズンの最後”ですが、彼女の言い方は“自分にとって今年最後の大会”であって
“すべての終わり”ではないというニュアンスに聞こえました。現役を続行する可能性の
方が高いんだなという印象を受けました。
「覚悟がなければ続けられない」と話していましたね。続行なら、それは「4年後まで」を
意味することになります。モチベーションを維持するのは並大抵のことではありません。
どちらにするかは浅田自身が決めることです。それも、時間はタップリあるのですから、
結論を急ぐ必要はありません。

いずれにしても、ソチのSPを思えば、「フィギュアスケートっていいなと思いました」と
言える心境でシーズンを終えられて本当によかったと思います。

SPの出来が良かったコストナーの「ボレロ」には大きな期待があったのですが、とても
残念な結果になりましたし、リプニツカヤも100点には程遠い演技でした。
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“これが最後”という万感の思いがこもった鈴木明子の滑走には客席からスタンディング・
オベーションが贈られました。長い間、第一線でがんばったことだけでも素晴らしいし、
スピード感あふれるスケーティングで浅田をはじめとするライバルたちにとっては常に
脅威だったと思います。本当におつかれ様でした。
演技を終えてリンクサイドに戻ってきた鈴木の肩を優しく抱いた長久保コーチの唇が
「ご・く・ろ・う・さ・ま」と動くのが分かりました。いい師弟関係でした。
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村上佳菜子には少し失望しました。今、一番成長しなければいけない時期だと思うのです。
SPの出来はいいと思ったのですが点は出ませんでした。素人目にはよくても、ジャッジは
認めてくれなかったということです。採点批判派が言うように、恣意的に抑えられている
わけではないでしょう。そんな、根拠のない慰めに耳を貸しているといつまでたっても
成長できないと思います。

FSが終わり、キス&クライで山田コーチに何か言われて涙を流していました。
言いにくいですが、よほど精神面を充実させないとこの上には行けない気がします。
ほかの選手に負ける前に自分に負けている印象が強いのです。
「浅田真央にまとわりついているうちは勝てない」…と、ずっと言ってきました。
仲がいいのは悪いことではないのですが、1ポイントを争って勝負するとき、仲の良さが
プラスに働くとは思いません。

少し褒められた母局

評判の悪いフジテレビが4日間すべて生で中継したことに多くのファンが驚いたようです。
“スポーツは生が一番”は局だって分かっていますが、たとえ日本での開催でもいろいろ
ややこしいネックがあるのです。この結論が出るまでには、きっと、スポーツ部をはじめ、
編成・営業、代理店・スポンサーを巻き込んで時間をかけて話し合ったはずです。
その努力は買ってやるべし…です。リスクはあるにしても、視聴者の要望に寄り添う形を
選んだのは賢明な判断だと思います。
多くのファンが拒絶反応を見せる“もう一つの不満”も、いずれ、思いは届くでしょう。
結局、スポーツ中継は回りまわって“原点”に戻っていくはずです。

大会の前ごろから、ISUの会長がフィギュアスケートからSPをなくすという私案を持ち、
関係者に諮問しているという話が伝わっていました。

…無理でしょう。理由はテレビです。
現行の日程なら4日間放送できる(=稼げる)のに、2日に減るなら、放映権獲得のために
大金を出すテレビ局が“いい顔”をするはずがなく、そのテレビ・マネーはISUにとって
生命線ですから幹部が納得しません。よって、この件は却下です。ハハハ。

うず巻く不満

オリンピックでも世界選手権でも採点についての不満が聞こえます。いちいち読んでいる
時間はありません。彼らが言うことはいつも同じです。日本人選手への点が低すぎる。
自分の採点ではもっと高い。日本スケート連盟は選手を守るために何もしていない…
ということです。満点でも出さないかぎり納得しそうもない勢いです。

特に、浅田真央は可哀相、長い間 ISUの犠牲になっていると口をそろえます。
関係者でも褒めなければ攻撃されます。今大会では安藤美姫がぼこぼこにされていました。
気の毒に。ハハハ。

キム・ヨナをほめることは断じて許しません。少しでも肯定的なことを言えば、韓国の
“回し者”のように言われます。私でさえ、「岩佐がキム・ヨナをほめるのはどこからか
金をもらっているからだ」と決めつけられます。金もらえるなら、もっと書くけどなあ。
ハハハ。
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そんな中、韓国の若手、パク・ソヨンのFSが終わったとき、観客から惜しみない拍手が
送られたと聞きました。おかしなやつばかりじゃないことが分かってホッとします。
彼女の得点についても非難が殺到しています。「平昌オリンピックのために韓国に出場の
枠を確保させたいのだろう」「何があっても、村上より上にしたかったのだ」と、まるで
得点が自由自在にコントロールできるような言い方で。

Youtubeで見ましたが、立派な内容でした。
ユーロ・スポーツのコメンテーターの口からもsensational 、outrageous、 fantastic…と
褒め言葉が連発されていました。いいものはいいと素直に認めないとね。

キム・ヨナは引退しましたが、浅田は現役を続行するかもしれません。
彼女の滑りをもっと見られるなら続けてほしいという気持ちと、引退しなければ、まだ、
こんな連中との付き合いが続くのかといううんざりした気持ちがまじりあう今日この頃。
ハハハ。

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コメントについて

書き込みは自由です。しかし、承認制です。
異論・反論もありです。それだけを理由に
認めないということはありません。ただし…

まず、考え方が違うと思ったら、そのまま黙って
立ち去ることを勧めます。私はそうしています。

ふざけたHNはダメです。
連続投稿はどなたにもお断りしています。
感情的なもの、私を非難するだけのもの、
悪意に満ちたもの、罵詈雑言をふくむもの、
ほかの投稿者を攻撃するもの…いずれも
私の判断で削除します。そう、私の判断で。

また、同じ集団から入れ代わり立ち代わり
投稿してくることも予想されるため、
同主旨のものは“選別”させてもらいます。

by toruiwa2010 | 2014-03-31 08:35 | フィギュアスケート | Comments(16)
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Sidd Finchを知ってるかい? ( 2005.04.01 初出 )

間もなく、メジャー・リーグが開幕します。
ファンはどんな気持で開幕を待っているのでしょうか?

今からちょうど20年前、1985年の今日、アメリカの代表的なスポーツ週刊誌、スポーツ・
イラストレーテッドを読んで仰天し、期待に胸をふくらませたニューヨーク・メッツの
ファンはきっと多かったでしょう。8年連続Bクラスのあと84年はようやく2位になり、
12年ぶりの優勝が現実味を帯びていました。そこへ、キャンプ地、セント・ピータース
バーグから「すごい新人が現れた」という嬉しいニュースが飛び込んできたのです。
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シド・フィンチ(Sidd Finch)というのがその28歳になるルーキーの名前でした。
彼とメッツが初めて接触したのは前年の7月でした。
傘下のタイドウォーター・タイズ(3A)がプレーをしている町にふらりと現れた彼はホテルの
そばで監督を待ち受け、「ピッチングの仕方を知ってる」と言いました。
興味を示さない監督にかまわず、彼は、ちょうどバッテリー間ほどの距離のところにある
フェンスの上においたソーダのびんめがけて使い古したボールを投げつけたのです。
ビンをこなごなにしたボールは、監督に言わせると、「私のスリー・アイアンと同じぐらい
飛んだ」そうですから、およそ200㍍でしょうか。

監督は思わず「なあ、もう一度やって見せてくれないか?」と頼みました。ハハハ。
強烈だったのはそのコントロールではなく、スピードでした。「何てことだ。150㍄(240㌔)
ぐらい出てるんじゃないのか」とうなってしまいました。
彼が語ったところでは、「ほんとに野球をやりたいのかどうか、はっきり分からない。
ただ、トライしてみたいんだ。野球は一度も経験がないけど、ルールは知っている。
ピッチングを覚えたのはチベットの山の中」だそうです。 

ニューヨークの球団本部で報告を受けた球団首脳は半信半疑でした。当時のメッツ監督、
デーブ・ジョンソン(元巨人)が電話で確認をした上で、テストのために彼をスプリング・
キャンプに招く事が決まりました。
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こうして、キャンプに参加したフィンチはなぞの多い男でした。
イギリスの孤児院で育ち、のちに考古学者の養子になった。仏教の修道士としてヒマラヤで
過ごした時期がある。ハーバードに籍を置いたこともあるが、やがて、チベットに戻った。
フレンチ・ホルンの名手でもあり、野球を選ぶか、音楽の道に進むかで迷っている。
極めて寡黙で、朝の挨拶も、帰るときの挨拶も「ナマステ」…。
分かっているのは、こんなところです。

彼のために、球団は周囲をキャンバスで囲んだ専用の練習場を設営しましたが、その中で
何が行われているかを知る関係者はわずかでした。
ただし、練習相手はどうしても必要です。
まず、投球練習の相手として指名されたのは控えキャッチャーのレイノルズでした(当時の
メッツの正捕手はゲリー・カーター)。トレードを通告されるのかと緊張するレイノルズに、
身を乗り出したゼナラル・マネージャーが囁いたのは「君は、歴史の一部になるだろう」
という言葉でした。

フィンチが初めて投球をした日、普通のピッチャーと同様に、何球か肩ならしをしたあと
本格的な投球に入るものだと思い、立ったまま、マスクも胸当てもせずにミットを構えた
レイノルズは、驚愕します。
帽子をうしろ向きにかぶるのはまだ分かるとして、右足にはハイキング・ブーツを履き、
左ははだし! そして…
「いきなり、プレッツェルがよじれたようなフォームが目に入ったと思ったらつぎの瞬間、
2、3フィートうしろに吹っ飛ばされて尻もちをついていたよ。(ボールを受けた)左手は、
まるでハンマーで殴られたみたいだったぜ」。ハハハ。
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3月17日、ストットルマイヤー・コーチの手にはスピード・ガンが握られていました。
そして、レイノルズが悲鳴をあげた1球はなんと168㍄(270㌔)を記録したのです!! 
思わず口笛を吹くストットルマイヤー。
レイノルズは「メル(ストットルマイヤー)、数字を言わないでくれ。知りたくもないよ」と
言ったそうです。ハハハ。

球団側の期待は日を追って高まりましたが、肝心のフィンチの気持ちは誰にもつかめず、
彼らにできるのは、待つことだけでした。
ようやく数日前に「4月1日前後には、野球を続けるかどうかを首脳陣に伝える」という
言葉をもらったところです。

このスポーツ・イラストレーテッド誌の記事は全部で14ページに及ぶ長いものです。
球団オーナーやピッチング・コーチ、ストットルマイヤーなどチーム関係者の話は勿論、
アジアの宗教に詳しい学者や音楽の専門家からの取材で得た証言までちりばめてあって、
引き込まれます。
ピンポイントのコントロール、しかも、270キロというケタはずれのファスト・ボール。
この記事を読んだメッツ・ファンの気持がどんなものであったか、想像がつきますね?
入団決定が発表されれば、シーズン席の売上げが急上昇することは間違いなしです。

…あ、ひとつ書き忘れていたことがあります。
この記事のタイトルは「THE CURIOUS CASE OF SIDD FINCH」となっていますが、
すぐ下のサブ・タイトルにはこう書かれていました。
「He’s a pitcher,part yogi and part recluse.Impressively liberated from our
opulent life-style,Sidd’s deciding about yoga―and his future in baseball」
(彼はピッチャーであり、ヨガもするし、修行僧でもある。われわれの豊かな生活スタイルに
とらわれることなく、ヨガと野球、どちらを選ぶか決めようとしている)となっていました。

この文章の、一語一語から最初のアルファベットを抜き出してつなぎ合わせると…
H-a-p-p-y A-p-r-i-l F- o-o -l-s D-a-y …4月バカ、おめでとう!
えっ、なんですって!? そうか、雑誌の日付も1985年4月1日になっているし、完全に
一杯食わされましたね。って、書くのはしらじらしいですかね。ハハハ。

周到に仕組まれた物語、実在の人物たちを配した巧みな設定、何よりも、定評ある雑誌、
イラストレーテッドという舞台…「そんなバカな…」と思いつつ、引っかかった人は
全米で何万人もいたことでしょう。
しかも、スポイラは翌4月8日号でも「フィンチが記者会見を開き『ファスト・ボールを
投げるために不可欠な制球力を失ったので野球を続けることをあきらめた』との声明文を
読み上げた。さらに、ストットルマイヤー・コーチへの感謝、レイノルズには、
(ボールを受ける)左手にひどい仕打ちをしたことについて謝った」と報じ、すべてが
でっちあげだと認めたのは、さらに翌週の4月15日号でした。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-03-30 09:32 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
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4月1日が近付いています。
欧米では、報道機関がこの日に大掛かりなウソを
つくことがあります。
過去の“作品”の中から傑作をランク付けするサイトが
いくつかあるようですが、今日は“The Top 100
April Fool’s Day Hoaxes Of All Time”(エープリル・
フール・どっきり歴代百選)から面白いもの、プラス、
私に訳せるものという基準でご紹介しましょう。
ハハハ。
欧米人と日本人ではユーモアの感覚が違いますから、
クスッとでも笑えるものが二つ三つあったら大成功だと
思いつつ。
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It’s April Fool’s Day!!」(2007.04.01 初出)


1位:The Swiss Spaghetti Harvest

1957年4月1日、イギリス国営放送(BBC)の権威あるニュース・ショー、「パノラマ」で
定評のある司会者、リチャード・ディンブルビーが「天候に恵まれて、ゾウ虫の発生も
少なかったおかげで、今年、スイス南部地方ではスパゲッティが大豊作です」と視聴者に
告げました。
画面には、中年の農婦がていねいに木からスパゲッティーの束を摘み取り、天日に干す
光景が映し出されました。ハハハ。
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ディンブルビーの話は「3月最後の2週間、ヨーロッパのスパゲッティー農家は霜の心配を
しながら過ごします。微妙に味に影響するからです」さらに「収穫時のスパゲッティの
長さが同じなのは、農民たちの長い努力の賜物です」と続きました。
BBCだったことや、番組、司会者の高い評判のせいでしょうか、この話を、多くの視聴者が
真に受けたらしいです。ハハハ。

このころのイギリスでは、スパゲッティはまだあまり食べられていなかったことも拍車を
かけたのでしょう。BBCにかかった電話の中で多かったのは「自分でスパゲッティの木を
栽培するにはどうすればいいか?」というものだったそうです。BBCの答えはこうでした。
「トマト・ソースの缶に、小枝を入れて、うまく行くことを祈りなさい」。ハハハ。

2位:Sidd Finch・・・とても長い話なので明日、単独で掲載します。

3位:Instant Color TV

1960年代初めのスウェーデンにはテレビ局はひとつしかなく、放送はモノクロでした。
62年4月1日、ニュース番組に登場したこのテレビ局の技術陣のトップ、ステンションは、
視聴者に向かってこう告げました。
「新らしい技術の進歩のおかげで、素早く簡単にお手持ちのテレビでカラー映像を受ける
ことが可能になりました。やるべきことはナイロンのストッキングをテレビ画面にかける
ことだけです。お好きな番組をカラーでご覧になれます」。ハハハ。

何万という人が引っかかったそうです。
ちなみに、スウェーデンで本当にカラー放送が始まったのはそれから8年後の1970年
“4月1日”でした!! ハハハ。


4位:・・・The Taco Liberty Bell

1996年4月1日付けのNEW YORK TIMESにアメリカで人気のメキシコ風ファスト・
フード、TACO BELLの全面広告が載りました。
「国の負債を減らすため、当社は、アメリカの歴史的財産である、『LIBERTY BELL』
(自由の鐘)を購入した。呼び方は『TACO LIBERTY BELL』と変わるが、これまでどおり
一般に公開する。議論の余地はあるにしても、国家の苦境を救うために、ほかの企業も、
同じような行動を起こして欲しい」

アメリカ独立の象徴とも言える自由の鐘が一企業に売られたことに多くの国民から抗議の
声が上がったのは当然かもしれません。
ただし、ほとんどの人は「エイプリル・フール」だと分かったようです。
TACO BELL社もお昼にはプレスリリースを出して、ジョークであったことを認めています。

ホワイト・ハウス報道官、マイク・マカリーまでが「政府も、LINCOLN MEMORIAL
(やはり、アメリカの歴史を象徴する建物)をフォードに売って『LINCOLN-MERCURY
MEMORIAL』と命名しようか」と語ったりして、このジョークは一応成功だったと言って
いいでしょう。その証拠に、TACO BELLの翌日の売上はなんと6倍に増えたそうです。
ハハハ。


10周年

1977年、イギリスの新聞ガーディアンはインド洋に浮かぶサン・セリフェの10周年を
祝って7ページに及ぶ特集を組みました。セミコロン(;)の形をしたいくつかの島からなる
小さな共和国です。
記事は、このあまり知られていない国の地理や文化について愛情をこめて書かれています。
主体をなす二つの島はアッパー・キセ(Upper Caisse)と ロウアー・キセLower Caisse)と
呼ばれ、首都はボドーニ(Bodoni)、指導者はパイカ( Pica)将軍です。

ガーディアン社の電話は鳴り止まなかったそうです。
読者は、ホリデー旅行の候補地としてもっと情報がほしいということだったのでしょう。
記事の中に登場するいくつかの固有名詞が印刷関係の専門用語だと気づく人はほとんど
いませんでした。“B5版”や“ゴシック”なら分かったかもしれませんがね。ハハハ。


左利き用?

1998年、バーガー・キングがアメリカの全国紙USA Todayに全面広告を出しました。
新しいメニューが加わったことを告げるものでした。
"Left-Handed Whopper" (左利きのどでかいやつ)は3200万人いるといわれる左利きの
アメリカ人に向けた特製のものだというのです。
広告によればレタス、トマト、ハンバーガー・パテなどオリジナルと同じ材料を使って
いるものの、左利きの人のためにすべての薬味が逆向きに入っているそうです!!

翌日、バーガー・キングはリリースを出して、この話がジョークであったにもかかわらず、
数千人の客が新しい製品を、同時に、ほかの多くの客が“右利きバージョンを”という
言葉をわざわざ添えて注文したことを明らかにしました。ハハハ。

巨大氷山

1978年4月1日、一隻の小型船がシドニー湾に姿を現しました。巨大な氷山を曳いて…。
シドニー市民はこのことをすでに知っていました。このところ、冒険家で資産家として
知られる地元のディック・スミス氏(食品会社オーナー)が南極から氷山を持ってくる計画を
さかんにプロモートしていたからです。どうやら、成功を収めたようです。
スミス氏はこの氷山を小さな角氷にして10セントで販売すると話していました。
南極の純粋な水でできたこの角氷を入れるとどんなドリンクも味がよくなるとも宣伝して
いました。
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ゆっくりと氷山はシドニー湾を進みます。
地元のラジオ局(複数!)はこの情景を逐一 実況しました。
その“からくり”が明らかになったのは船が湾の深くに達したときです。
降り始めていた雨で、消火用の泡とシェービング・クリームでできた“氷山”が溶け、
その下の白いシーツが市民の目の前にさらされたのでした。ハハハ。


おバカな日本人?

1981年、デイリー・メイルは気の毒な日本人長距離ランナー、中島キモの話を載せました。
中島はロンドン・マラソンに出場したのですが、翻訳の間違いによってこのマラソンは
“26マイル”(42キロ)ではなく“26日間”走るのだと思ってしまったのです。
デイリー・ミラーによると…

中島は今も完走を目指してイングランドのどこかの道を走っている。
たぶん、止めようとした人はいたのだろうが誰も成功していない。
翻訳のミスは貿易業のティモシー・ブライアント氏によるものだ。
氏は「私はルールを訳して、それを彼に送ったんです。しかし、日本語を
2年間しか勉強していなかったのでミスをしてしまったのでしょう。
彼はすっかり信じてしまったようです」と話している。

中島が何日間走り続けてかは不明です。ハハハ。

パレード

2000年、ニューヨークの各メディアに一枚のリリースが送られました。
15回目を迎えた今年の“ニューヨーク市April Fool's Day”のパレードは正午に59丁目を
出発して五番街まで行われるという内容でした。
このリリースには「山車(だし)の中にはニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル各市の
市警が製作した"Beat 'em, Bust 'em, Book 'em" (殴れ、とっ捕まえろ、そして
ブタ箱に叩き込め)というタイトルがついたものもある。
これらは、彼らの残酷さや腐敗ぶり、無能ぶりをテーマにしたものだ。
さらに、行方不明の火星探査ロケットをからかった"Where's Mars?"(火星はどこだ?)も
ある」ことも書かれていました。

CNNやFOXテレビの系列局はこのイベントを取材するためにクルーを送りましたが、
59丁目に着いた彼らはそこにパレードの気配がないことを知り、“ひっかかった”ことに
気づいたのです。ハハハ。
よく知られているジョーイー・スキャッグスが仕組んだものですが、彼はこの存在しない
パレードについてのリリースを1986年から出しているのだそうです!!
15年目にようやく“努力”が実を結んだわけですね。ハハハ。

パララックス大作戦?

1979年、ロンドンのあるラジオ局が「Operation Parallax(“ズレ”修正作戦)が間もなく
発効する」と放送しました。イギリスの暦を世界中の国々と合わせようというものです!
1945年から、夏時間にしたり戻したりを繰り返しているうちにイギリスの時間が他国に
比べて48時間も先行してしまったと解説されました。
これを改善するために、イギリス政府はこの年の4月5日と12日をキャンセル(!)する
ことにしたのです。

この放送のあと、このラジオ局はたくさんの電話を受けることになりました。
中には「二日間の給料は払わなくてはいけないのか?」、「その日が私の誕生日なんだけど
どうなるのか?」というものもあったそうです。ハハハ。


浮遊現象

1976年のことです。イギリスの天文学者、パトリック・ムーアがBBCラジオを通じて
こんな発表をしました。
「今日午前9時47分に皆さんが自宅にいても経験できる、めずらしい天文学的な出来事が
起きる。冥王星が木星の裏側に回って地球と一直線に並んだとき、地球の重力が瞬間的に
少なくなるのです」ムーア氏は視聴者に向って「この一直線になる瞬間に飛び上がると
奇妙な浮遊感覚を経験することができるでしょう」と語りかけました。

午前9時47分がやってきました。
BBCラジオには“感覚”があったという視聴者からの何百本もの電話が殺到しました。
ある女性は、彼女と11人の友人はいすから浮かび上がって部屋の中をただよったとさえ
報告したそうです。ハハハ。

スペース・シャトル

1993年、サンディエゴのFMラジオ局のDJ、D・リチャーズが「スペース・シャトル、
“ディスカバリー”は当初の予定を変更し、モハーヴェ砂漠のエドワーズ空軍基地ではなく
サンディエゴのモントゴメリー飛行場に間もなく着陸する」とアナウンスしました。
サンディエゴの住宅地域の真ん中にある小さな飛行場です。
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大勢の人が一斉にこの飛行場に向ったせいで起きた時ならぬ交通渋滞は1時間以上続き、
その解消のために警察が呼ばれたそうです。
カメラやビデオ、中にはいすまで持って集まった人の数は1000人を超えていましたが、
もちろん、ディスカバーが着陸することはありませんでした。ハハハ。
第一、モントゴメリー飛行場はシャトルが着陸するには小さすぎたのです。その上、
実を言えば、このとき宇宙を飛んでいるシャトルは一機もなかったのです。ハハハハハハ、
こりゃおかしい。

デジタル時代

1980年、BBCはロンドンの象徴、ビッグ・ベンの大時計が時代の流れに沿ってデジタル化
するとリポートしました。
視聴者から異議を唱えるものすごい反響がありました。そりゃそうでしょう。ハハハ。

ダメ押しをするかのように「ビッグ・ベンの長短の針を先着4名に売却します」と告げた
BBCの日本語放送に最初に反応したのは大西洋上の日本人船員だったそうです。ハハハ。

ワイヤー・ブラ?

1982年、イギリスの新聞デイリー・ミラーは「地元の業者が売った1万枚のブラジャーの
中に不良品があり、大変珍しく、前例がないトラブルを起こす。それも使う人にではなく、
一般の人たちに…」と伝えました。
どうも、このブラに使われているサポート・ワイヤーがもともとは火災報知機のために
開発された銅でできているので、ナイロンや体温にふれると静電気を発生して、テレビや
ラジオの放送を妨害することになる、というのです。

この記事を読んだイギリス電電公社の主任技師は直ちに指示を出しました。
「研究所の女性従業員たちは、どこのブラジャーを使っているかを報告するように」… 。
ハハハ。

ススズメバチの来襲

1949年、ニュージーランドのラジオ局、1ZBのDJであるフィル・ショーンが視聴者に
告げました。「幅1マイル(1.6キロ)に及ぶスズメバチの群れがオークランドを目指している」
というのです。
彼は、身を守るためにあらゆる対策をとるように呼びかけました。
たとえば、仕事に出かけるときはズボンの上から靴下を履くようにしたらどうか。ドアの
外に蜂蜜を塗ったワナを仕掛けたらどうだろう、という具合です。
ショーンが冗談だったと認めるまでに結構多くの人がこのアドバイスに従ったそうです。
ハハハ。

局の上層部は面白いとは思いませんでした。放送倫理に反していると考えたのでしょう。
以後、毎年4月1日が近づくと傘下のラジオ局にはメモが送られるようになったそうです。
「真実をリポートするように。そして真実以外のなにものもリポートしないように」…。
ハハハ。


長々と失礼しました。
皆さんにとって面白いかどうかに関係なく私が面白いと思ったものを
紹介しました。気に入ったものがあったら、学校・職場などでご自由に
お使いください。どうせ、私の作ではありませんので。ハハハ。

by toruiwa2010 | 2014-03-29 09:11 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
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上原浩二(Boston Red Sox:通算6年目)
73試合 4勝1敗21SV 74回1/3 防御率1.09 33安打(5HR) 9四球・101三振


ワールド・シリーズ優勝の瞬間、マウンドにいた。上原にとっては最高の勲章だろう。
しかも、シーズンを通してチームに貢献した末に手にした勲章だから誰も文句を言わない。
野球人生で最も充実した気持ちでオフを過ごしたことだろう。
しかし、新しいシーズンが始まる。もう、上原の頭から去年のことは消えているはずだ。
プレーボールの声がかかれば、brand new season(まっさらなシーズン)だもの。
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クローザーはとてつもないプレッシャーがかかるものらしい。全国放送のプレーオフの
インタビューで「吐きそうだった」と語ったのは本音だろう。終盤に、37人連続アウト、
27試合連続無失点などの大記録をマークした彼でもそういう心境になったのだと知ると
どんなレベル、そんなタイプのプレッシャーなのかがよく分かる。

生命線ともいえる低めへの制球力が急に失われるとは思えないから、今年も“一定”の
成功はおさめるだろう。しかし、気がかりな点がある。
上原を貶めるつもりはまったくないが、去年が“できすぎ”ではなかったか…という点だ。
同じ懸念を持っている人はきっと大勢いるはずだ。みんな“ずるい”から口に出しては
言わないだけだ。ハハハ。

もちろん、余計なお世話だし、杞憂に終わってほしい。ちょっと書いておくだけだ。
今シーズン打ち込まれるようなことがあったとき、「ほーらね」と言えるように。ハハハ。

去年、フィルダーやカブレラをはじめ各チームの主力との攻防で味わったスリルや喜びは
何物にも代えがたいものがあったはずだ。失いたくなければ頑張るしかない。
好きなときにストライクが投げられる。しかも、的を絞らせないから、あっという間に、
0-2,1-2と有利なカウントに持ち込み、鋭く落ちるスプリッター、あるいはスプリッターと
思わせてストレートで三振を奪う…そのスタイルは今年も変わらないだろう。
カギを握るのは、スプリッターではなく、ストレートの切れを保てるかどうかではないか?


田澤純一(Boston Red Sox:6年目)
43試合 4勝3敗0SV 防御率3.02 41回2/3 5四球・47三振


上原とセットで語られることが多いが、去年の田澤はよくやった。
特に、ポスト・シーズンの頑張りは褒められていいと思う。ただし、安定感ではまだまだ
上原に遠く及ばない。いい経験をしたが、セットアッパーの地位を不動のものにするには
防御率や被安打率(.265)のさらなる改善が必要になるのではないか?
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ダルビッシュ有(Texas Rangers:3年目)
32試合 13勝9敗 投球回数209回2/3 防御率2.83 90四球・277三振 

わずか2年目で早くもメジャーを代表するピッチャーになった。
“奪三振にはこだわらない”と本人は語っているらしい。その通りだとすると、MLBで
トップの277三振はすごい数字だと思う。
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最初の登板でいきなり“ニア・パーフェクト”のピッチングをしたときは興奮した。
最高のスタートを切ったのに最終的な勝ち星が13勝にとどまった。チームにとって大事な
8月中旬以降の9試合で1勝(4敗・4ノーデシジョン)しかできなかったのは悔やまれる。
この1ヶ月半の彼の投球は不思議だ。7イニングを1失点に抑えながら負け投手になった
9月9日(vsPIT)と14日(vsOAK)の2試合は圧巻だったが、そのあと、最後の3試合は
6回を投げきれなかった。

打線との歯車が合わなかったことや故障を抱えながらの投球だったから…などの理由が
あったが、シーズンを通してアップ・アンド・ダウンが激しかったのは本人も残念だろう。
特に、2年続けてシーズン終盤で本来の投球ができなかったのは大きな反省材料だと思う。
スポーツにけがは付き物だから単純に非難することはできないが、“絶対エース”として、
この時期のケガはまずい。今年こそ、1年を通してキッチリと働いてほしい。

今年のダルビッシュにとっていい材料になりそうなのは、去年 マウンドで口論するなど
相性が悪かったピアジンスキーが去り、キャッチャーがソトに固定されそうなことだ。
精神状態が投球に反映されることが多いダルビッシュだから、気分よく投げられるのは
計り知れないプラスになるのではないだろうか。

今シーズンはダルビッシュの“完成型”が見られると期待していたのだが、寝違えによる
首の痛みで予定されていた開幕戦の登板を回避したのは残念だが、シーズンを通しての
パフォーマンスに大きな影響は出ないと思う。18勝を期待したい。


田中将大(楽天イーグルス→New York Yankees:1年目)

さて、期待と不安が入り混じる田中も開幕を迎える。
日本的な言い方をすれば“鳴物入り”…ということになるのだが、アメリカでも騒がれる
要素は嫌というほどある。まず、何と言っても契約内容のすごさは全米に知れ渡っている。
“7年総額1億5500万ドル(155億円)”とか、年俸が2200万ドルだから、11勝しても
1勝につき200万ドル(およそ2億円)かかるとか。
現地のコメンテーターたちはオープン戦のときにも「去年は日本で24勝0敗だった」と
しきりに“煽って”いた。前宣伝は十分だろう。ハハハ。
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おまけにプレーするのが北海道や東北とは比べものにならない大都会・ニューヨークだし、
プレーするチームは歴史と伝統が半端じゃない名門の中の名門ヤンキースだ。そういった
“舞台装置”が放つオーラにも威圧感があることだろう。
それはそのままプレッシャーとなって田中に襲ってくる。マウンドに上がる前に見えない敵と
戦わなくてはならないのはハンディキャップだよね。

救いは田中の性格だ。
小さなことにこだわらない、おおらかな性格だからこの大きなプレッシャーをはねのけ
自然体でいい投球を見せてくれると期待している。

まだメジャーで1球も投げていないピッチャーにノルマというのも気の毒だが、最低でも
2ケタの勝ち星を挙げないとまずいだろう。そのためには、1年間、ローテーションを
守ることが求められるが、岩隈の去年の実績、33試合・219回2/3が参考になる。

見た目だけでものを言うのは田中に失礼だが、細かいことを気にする男には見えない。
そのせいか、メジャーの使用球に戸惑っているという話も伝わって来ない。心強い点だ。
サバシア、黒田に続いて、ノバと先発の3番手という位置づけで開幕を迎える。
それなりの力があるストレート、切れのいいスライダーと鋭いスプリッタ―があり、
アメリカに行ってからカツトボールを習得中だという。
オーブン戦で投げているのを見たが、吉井の解説を聞くと、もう少し時間がかかりそうな
話だった。これが使えるようになれば投球の幅がさらにひろがる。

気がかりなのは黒田が悩まされて来た援護点だ。
球団はこのオフにはかなりの金をつぎ込んで、捕手と外野を補強した。1塁にテシェイラが
戻ったのはいいとして、Aロッドとカノが抜けたし、ジーターは6月に40歳になる。
外野陣のテコ入れでどれだけ点が取れるのか?
リベラが引退したあとのクローザーも心配だ。去年のレッドソックスが強かっただけに
ペナント奪還は容易ではない。ヤンキースとしては田中が加入した効果が出なければ困る。

公式戦のデビューは現地4日のブルージェイズ戦と決まった。開幕4試合目になる。
第3戦で打線が弱いアストロズ(3日)を相手に投げさせるのがベターだと思っていたが、
首脳陣は1日、繰り下げた。多分、NYポストの記者が書いた記事が正しかったのだ。
3番手、4番手という話ではなく、カギは4月のヤンキースの日程の中にある3日間の
休養日だ。3日ではなく、4日に投げさせることで田中が登板する予定の最初の6試合中
4試合が“中5日”になるわけだ。関係者がいろいろ考えてくれてる。

15勝と言いたいが、とりあえず、月2勝で12勝を最低目標にして頑張ってほしい。


和田毅(Chicago Cubs:実質1年目)

カブスでキャンプを送っていたが、オープン戦の出来が振るわず自由契約になったあと、
再び契約を結んだようだ。しかし、メジャーに昇格するチャンスはもうないかもしれない。
彼のようなタイプのピッチャーがメジャーでどれだけやれるか見るのが楽しみだったが、
どうやら、シーズン途中で“失意の帰国”ということになるのではないだろうか。


中島裕之(Oakland Athletics 実質1年目)

マイナー契約になっているようだが、あまり情報が伝わってこない。
どう見ても、打撃・守備ともにメジャーのレベルに達しているとは思えないので、
彼も近いうちに戻ってくる気がする。日本ではまだやれるもの。


田中賢介(Texas Rangers :2年目)
15試合 .267(30-8)


彼についても情報がない。


藤川球児(Chicago Cubs:2年目)
12試合 1勝1敗1SV  12回 2四球・12三振


多くを期待するのは難しいと思っていたが、不幸なことに当たってしまった。
序盤で故障したのは“夢の舞台”ということで張り切り過ぎてしまったのか。
彼のストレートとフォークがどこまで通用するかに関心があったが、答えが出る前に
“壊れて”しまった。

6月にTJ手術を受けたことまで走っているが、今の状況は伝わってこない。
本人が話したがらないという。「ファンの前でプレーできない者の情報を伝えても仕方ない。
プロは舞台裏を見せない」という“哲学”があるらしい。一つの考え方だろう。
6月の手術なら、メジャーで投げられるようになるのは秋になるのか。焦りは禁物だ。
まず、しっかり治すことを考えてやってほしい。
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気が付けば、開幕がすぐそこに迫っている。
手元には新しいスコアブックが届いて、出番を待っている。
ダルビッシュ、黒田、田中、岩隈…もしかして松坂? 
先発が5人もいる。
下手をすると、毎日MLBを見ることになるなあ。
それより心配なのは、5人そろったら、誰かが日本時間の
1時、2時に投げることになる。毎日、生で見るのは無理だ。
まさにうれしい悲鳴…ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2014-03-28 08:31 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
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健闘を祈る

02/21のツイート

フジテレビ「とくダネ」の田中大貴アナが”卒業”し、
「スポルト」などを舞台に本格的なスポーツキャスターを
目指すそうだ。
過去、ツイッターやブログで書きたい放題、突っ込ませて
もらったが、期待していたからだ。
この10年でずいぶん成長した。

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後輩にはずいぶん甘いねえ…と言われそうですが、事実関係の把握、理解、プレゼン…
番組内で求められる能力に関して成長のあとが見えるのは間違いないと思います。
2枚目“過ぎる”ことで逆に厳しい目で見られることも多いと思いますが、評価は公平で
なければいけません。ハハハ。

中村光宏、立本信吾、木村拓也…ほかにもいるのかもしれませんが、スポーツの実況を
目指す若手の中に、今はバラエティやワイドショーにも出ているアナがいます。
見ていて気が気ではありません。
スポーツ実況をやるうえで、ほかの分野の仕事も経験することはプラスになります。
私自身も奥様向けのワイドショー「3時のあなた」のアシスタントを4年間やりました。
“寄り道”したことで硬かった実況が柔らかくなるというプラスがありました。

ただし、私がワイドショーをやったのは10年以上もスポーツに専念したあとで、年齢も
30代半ばを過ぎてからです。見たことを自分の言葉でよどみなく伝える快感はあるものの、
スポーツ・アナは顔も名前も売れません。世間でちやほやされる仲間に嫉妬もします。
若いうちの寄り道でその喜びを知り、勘違いするとそこから“抜ける”のは大変です。
実況するときの邪魔にならなければいいが…と心配なんです。

田中には番組で得たはずの“財産”を生かして いいキャスターになってほしいと思います。

静かに昇進

02/23のツイート

鶴竜が初優勝!そして、来場所の横綱昇進が確実!
先場所の14勝1敗でつかんだチャンスをあっさり
ものにした。稀勢の里は悔しくないのか?…
しかし、モンゴル出身の3横綱かあ。
排除するつもりは全くないが、何とかならんか
という思いは強い。

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二場所連続の14勝、それも両横綱を下して。しかも、決定戦の末の準優勝と優勝です。
ここ数年、白鵬、日馬富士以外にそんな成績を残した力士はいないんじゃないでしょうか。
どこに出してもおかしくない立派な成績ですから、横綱昇進は当然です。
外国人力士だからか、稀勢の里のときほど騒がれなかったし、対戦の前日に白鵬が右手を
ひねるなどツキはあったかもしれません。NHKは毎日“綱取り”を口にしていましたが、
稀勢の里のときとは比較にならないほど“控えめ”でした。ハハハ。

優勝インタビューで一言ずつかみしめるように誠実な受け答えをする鶴竜の人柄に触れて
ファンが増えたかもしれません。
久々の3人横綱…はいいですが、すべてモンゴル出身というのはやっぱり悔しいですね。
差別や排除の気持ちで言うのではありません。3人とも日本人と変わらない風貌ですから
まだいいですが、把瑠都、臥牙丸、碧山だったら絶対に違和感があるでしょう?ハハハ。

若乃花が1998年五月場所後に昇進したあと、日本人の横綱は誕生していません。
稀勢の里に期待できないとすれば、遠藤の成長を待つしかないということでしょうか。
千秋楽、北の富士勝昭が悔しさを絞り出すように親方衆の“奮起”を促していましたが、
日本中で「その通り!」の声が出ていたに違いありません。

サッカー文化?

02/24のツイート

浦和レッズ差別の件:サッカー「文化」があることは認める。
しかし、Jリーグ発足のときにグラウンドをピッチとするなど
独特な呼び方を導入した。
それはよかったが、ファンをサポーターと呼ぶようになった。
あの辺から少しおかしくなった気がする。

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この問題のきっかけはJリーグ発足のときにあったような気がします。
ほかのスポーツではあまり聞かない“文化”という言葉がサッカーと結びつけて語られ、
書かれているうちにファンを「サッカーは特別」という気持ちにさせてしまいました。
プロ・リーグがあるのが当たり前で、サッカーが生活の中に根付いているような諸外国は
すでにそうでした。100年以上の歴史を持つヨーロッパや南米でも“勘違い”するファンが
フーリガンという厄介な代物に変質していきました。一番 真似てはいけない部分ですが、
早い段階から、日本のサポーターたちもことあるごとに選手・監督・球団に注文をつけ、
あるときは謝罪させるところまで増長してしまいました。誰もブレーキをかけません。
私は過去に、何度もサッカー・ライターや評論家を糾弾しましたが、代表チームの戦術・
作戦を声高に批判し、監督の交代を求めて、かっこよく感じる文章を書きまくって日本の
“サッカー文化”をミスリードしました。彼らの責任は大きいです。

ときどき問題が起きるものの、サッカーにおけるチームや選手とサポーターの関係性は
決して悪いものだとは思いません。大事なのは“距離感”です。多くのスポーツの中で
サッカーが特別だ、独特な文化があると言うなら、サポーターを含めたすべての関係者が
真剣に考えなければいけない大事な時期だと思います。


プラチナ・メダルはどこ行った?

03/26のツイート

世界フィギュア ・男子SP:町田・・・
素晴らしい出来だったね。いい点が出そうだ。
会場の雰囲気がすごいなあ。最終グループは
どえらいことになりそうだ。そして明日はもっと。
そしていよいよプラチナのメダルがリンクに
投げ入れられるのか?ハハハ。

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どの競技でも、オリンピックの年の世界選手権はテンションが下がるものですが、昨日の
さいたまスーパーアリーナは満員だったようですね。しかも、すごい熱気でした。
羽生の金メダルが少しかすんでしまうような滑りを見せた浅田真央のあのフリー演技が
ファンの気持ちをここまで盛り上げたということでしょうね。
町田がすごいスケーティングで98.21の高得点をマークしてトップに立ちました。
テレビで「語録はやめようと思う」と話していました。そうですよね。
一般論ですが、アスリートは口数が少なくて結果を出すのが一番です。ハハハ。

今更ですが、演技のあとリンクにものを投げ込むのはそろそろやめにしませんかねえ。
柔道やレスリングの勝者をたたえて花束をマットに投げますか?最高難度の技を決めて
着地した体操選手にぬいぐるみを投げ込むかって言う話じゃないですか。ハハハ。
それとも「フィギュアスケートは特別なのよ」「あれがフィギュアの文化じゃないの」と
言うんでしょうか。それではサッカーと同じじゃないですか。
あんなにたくさんの花束やぬいぐるみをどうするんでしょうか?
選手は本当に喜んでいるのでしょうか? 投げ込むことが楽しい…というファンの側の
“自己満足”でしかないように見えますけどねえ。

自己満足と言えば、プラチナ・メダルはどうなったのでしょうか?
たしか、「できれば世界選手権のときに渡したい」と言っていたようですが、出来上がった
という話も、渡したという話も聞こえてきません。
別にいいんだけど。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-03-27 08:59 | スポーツ全般 | Comments(0)
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1月期ドラマがほぼすべて終了しました。
“総括”と粋がって言うほどのものではありませんが、恒例なので、
簡単に振り返っておこうと思います。
視聴率的には2期にまたがって放送された「相棒」が当然のように
No1でした。“固定客”を持つ強みを発揮しましたね。

続いて「S~最後の警官」でした。TBS日曜9時枠のプライドを
守った形になりましたが、第1話の打ち合いのシーンにあまりにも
リアリティがなかったために離脱してしまいました。
綾野剛&向井理という若い女性には絶大な人気俳優を配して結果を
出しましたね。でも、その手法は多用しない方がいいと思います。
TBSだったら正攻法で行ってほしいです。


90 隠蔽捜査 月20 TBS

どこが…と聞かれると困りますが、私にとってはこのドラマが今期のトップでした。
それも“ダントツ”です。最後に少し数字が上がりましたが、視聴率の低さは不可解です。
悪くても2けた取れてもおかしくない作品だと思います。

連続ドラマでは初の主演だという杉本哲太がすごくがんばったと思います。上層部にも
部下にもまったくぶれない姿勢を見せる男を演じて新境地を開いたと思います。今後は
さまざまな意味で一ランク上の扱いを受けることになるのではないでしょうか。
古田新太がW主演という点にも大きく期待しました。杉本とは幼馴染の警察同期生で
互いに助け合う役でしたが、いい呼吸で、裏切られることはありませんでした。
この二人の空気がうまく混ざり合ったことでこのドラマは“成功”したのだと思います。
嬉しいことに「これだけ数字が悪いとシリーズ化は無理かなあ」と思っていたのですが、
余韻を残す終わり方を見ると、間違いなく続編を考えているようです。ハハハ。
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75 失恋ショコラティエ 月21 フジテレビ


2話の冒頭でギブアップしました。
信じられないことに評判が良かったという、松本が妄想するシーンの“わざとらしさ”が
耐えられませんでした。「東京ラブストーリー」、「101回目のプロポーズ」、「HERO」…
一時代を築いた“月9”ですが、私にはだんだん“無理”になってきました。ハハハ。


80 福家警部補の挨拶 火21 フジテレビ

最後まで見ました。面白いと思って…。
型破りの捜査でチームワークを乱す刑事・檀れい、その上司・稲垣吾郎、壇に協力的な
鑑識・柄本時生…出演者が個性を生かしていました。「バチスタ…」の佑といい、柄本兄弟、
オヤジさんからいいDNAを受け継いでますね。
先に犯人をバラし、刑事たちが追い詰めていくプロセスを見せる“倒叙法”ドラマですが、
脚本がよくできていました。平均で10%を割りましたが、シリーズ化するかもしれません。


80 チーム・バチスタ4 火22 フジテレビ

甘いと思われるかもしれませんが、本当は「85点かなあ」と思っていました。
仲村トオルが好きだし、このシリーズが好きだからで、“母局”だからではありません。
最終回が「なーんだ」という展開で5点下がりました。ハハハ。

なぞの殺人事件を絡めた終末医療がテーマになっていました。それだけに、ほぼ毎週、
誰かが病死するという展開がまずかったのか、このドラマも視聴率は冴えませんでした。
仲村・伊藤淳史コンビが健在の上に、もう一人好きな俳優、柳葉敏郎が出ていましたから、
私は満足でした。
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80 相棒(12) 水21テレビ朝日

腹立つわー、このドラマ。ほかの刑事ものとどこがどう違うのか…毎シリーズ、必ず
平均で15,6%をとります。マンネリ化は否定できないはずだし、杉下右京の“度外れた”
博識やカンの良さが事件を解決に導くストーリーも嘘っぽくて、いつもの私なら1,2話で
離脱するのですが、毎週楽しみにしている妻につられて見続けています。ゆるーい麻薬…。
ハハハ。


??? 明日、ママがいない 水22 日本テレビ

一度も見ていないので採点はできません。それにしても、タイミングと言い、もめ方の
“サイズ”と言い、実に都合のいい騒ぎのせいでまんまと視聴率4位に食い込みました。
ずるい!ハハハ。


80 科捜研の女(12)木20  テレビ朝日

「相棒」とともに2クール続けての放送でした。科学捜査がドラマほど進んでいるとは
思いませんが、心地よいスピードで犯人に迫っていくプロセスがなかなか面白いです。
少し“あっけない”感じですが。ハハハ。


85 緊急取調室 木21 テレビ朝日


警視庁捜査一課に設置された“キントリ”…完全に可視化された取調室で厄介な容疑者を
取り調べます。刑事部長の計らいでこの班に配属された唯一の女性刑事が天海祐希です。
実際にはその裏に警察の“暗部”が隠されていたわけですが、最終回ですべてが明るみに
出ました。経験豊かな脇役に囲まれて天海は新しいキャラクターを手に入れました。
シリーズ化するのではないでしょうか。
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75 Dr.DMAT 木21 TBS

災害現場に派遣される医療チーム、Disaster Medical Assistance Teamのイニシャルを
取って“DMAT”(ディー・マット)を描いた医療ものでした。第1話で主演の大倉忠義に
注目したのですが、ここという場面であまりにも決断できない“ダメっぷり”に2話で
ギブアップしました。役柄が悪いだけで彼がダメじゃないのですがね。ハハハ。

それにしても、ゴールデンのドラマで6.84%…TBSドラマ班は頭を抱えているでしょう。


85 医龍4 木22  フジテレビ

最新鋭機器を完備したL&P病院が近くに開業し、ますます経営が悪化する桜井総合病院に
呼ばれた天才外科医・坂口がかつての仲間に声をかけ、一度は“チーム・ドラゴン”を
再結集しましたが、次々にL&Pに引き抜かれてしまいます。結構 簡単に。
なんだかなあ、という感じがないわけではないですが、まあ、ドラマですからねえ。

思ったほど視聴率は高くないですが、好きなドラマなので最後まで見ました。


??? 三匹のおっさん金20  テレビ東京

俳優の顔ぶれやコンセプトを読んで、まったく見る気が起きませんでした。しかし、毎回
10%前後の視聴率をマークし、最終回の2時間スペシャルは12.6%をたたき出しています。
最近好調のテレ東らしい快挙ですね。


75 戦力外捜査官土21 日本テレビ

1話で失礼しました。それも20分足らずで。ハハハ。
それでも、10%を切ったのが2回だけですから立派と言っていいでしょう。


75 S~最後の警官 日21  TBS

吹石一恵が好きなので見たかったのですが、主演の二人が苦手で…“腰が引けた”状態で
1話目はなんとか見ましたが、リアリティがなさすぎて見続ける気になれませんでした。
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                   月曜日までの視聴率です。
by toruiwa2010 | 2014-03-26 08:51 | ドラマ | Comments(4)
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青木宣親(Kansas City Royals:3年目)
155試合 .286(597-171) 出塁率.356 8HR 37打点 55四球・40三振

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青木はメジャーでも3割を打つ力があると思っていた。手探り状態でキャンプに入った
1年目はともかく、初めからレギュラーを約束された2年目は真価を発揮してくれることを
期待していたからこの数字には若干の不満が残る。打席数が大幅に増えたにもかかわらず
打率、出塁率が1年目と変わらないのはいいが、打点や盗塁が減ったのはまずいだろう。
トップだからフォアボールはもっと多くてもいいと思う。
去年の数字で不可解なのは左投手に対して.339という打率を残しているのに右投手には
.264しか打てていないことだ。信じられない。ここを改善すれば、打率も出塁率も増え、
チームへの貢献度はさらに上がるはずだ。

期待していただけに、去年の評価は“A—”だった。“A”でもよかったのだが、諸条件を
考えたら彼のノルマは“打率3割、出塁率は.375、40盗塁も可能”だったのでその分を
引かせてもらった。ハハハ。
チームも変わったことだし、気分を一新して今年はこのノルマに少しでも近づいてほしい。


松坂大輔(New York Mets:通算8年目)
7試合 3勝3敗 防御率 4.42

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ひじを故障しながらTJ手術で甦る投手も多い中、松坂は苦闘している。
それでも、去年8月下旬、メジャーに復帰した彼の投球には希望が見えていた。
昇格直後の3試合は惨めなKOシーンが続いて、見るのがつらかったが、がけっぷちに
追い込まれたあとの最後の4試合の投球には光るものがあった。

3試合 12回1/3 15点 防御率10.95 7四球・12三振
4試合 26回1/3  4点 防御率 1.37 9四球・21三振


インディアンズのファームにいたら昇格のチャンスはなかったかもしれない。
見切りをつけてメッツを選んだのは正しい決断だった。プレーオフに進出する可能性が
なくなっていたし、詳しいことは知らないが、“チーム事情”があと押ししたとも聞く。
なにより、監督が日本野球に通じているコリンズだったことも強い味方になったはずだ。
いくら忍耐強いMLBでも初めの3試合の内容ではあそこまで我慢するのは珍しいもの。

手術のあと、球速が増す投手もいるらしいが、松坂の場合は145キロどまりだった。
去年の彼を見る限り、かつての、ストレートを軸に力で押すピッチャーから、カーブを
うまく使う“変化球投手”に変貌している。ただし、短い期間だったから有効だったとも
考えられるあのカーブで1シーズンを乗り切れるかどうか、私にはよく分からない。
それでも、彼にとって本当に苦しい時期は過ぎたのではないか。
失うものは何もないのだから、割り切ってマウンドに上がってほしい。

開幕から飛ばすことが求められるだろう。そのためにはまずはローテーションに入ること、
入れたら、その位置を確保することが前提になる。星勘定はそのあとだ。


黒田博樹(New York Yankees:通算7年目)
32試合 11勝13敗 201回1/3 防御率3.31 191安打(20HR) 43四球・150三振

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2013シーズンが終わったとき、黒田は帰国を決断するのではないかと思っていた。
残ることにしたのは、「このままではあまりにも悔しい」という思いがあったからだろう。
初登板の試合で指に打球を当てるアクシデントがあってやや出遅れたが、前半の黒田は
素晴らしい投球を見せた。中でも7月から8月中旬にかけての7試合は圧巻だった。
6試合で7回以上を投げて4勝1敗…勝敗がつかなかった2試合は7回まで無失点だった!
48回で自責点は5、通算の防御率を2.33まで上げていた。この時点で、サイ・ヤング賞の
候補にも名前が上がるほどの内容だった。

しかし、そこから一気に“暗転”し、“急ブレーキ”がかかった。ヤンキースを取材する
現地記者の記事に“疲労”を意味する単語がちらほら登場するようになった。
知らず知らず疲れをため込んでいたのかもしれない。例年は球宴後の方がむしろ成績が
いいのに、8月以後閉幕までは1勝7敗、防御率は5.41と大きく落ち込んだ。

去年もシーズンを通して援護点に恵まれなかったし、リベラが打ち込まれて逆転負けを
喫した試合もある。それでも、エース格のピッチャーとして11勝に終わったのは悔しいし、
負け越したことはもっと無念だろう。
大金を投じてテコ入れした攻撃陣の援護を受けての巻き返しに期待する。
自己最多の16勝を更新することがノルマだと思ってほしい。


イチロー(New York Yankees:通算14年目)
150試合  .262 (520-136) 出塁率.297 7HR 35打点 26四球・63三振

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昨日のヤフー・ニュースにCBSスポーツ電子版が伝えているとするトレード話が出ていた。
何をいまさら…という感じが否めない。当ブログでは、シーズン終了時から、イチローは
ヤンキースを出ることになるだろうと書いてきた。開幕を目前にしたこの時期に、まだ、
ピンストライプのユニフォームを着てプレーしているとは思わなかった。

その理由は“MLBでの3000安打”。
記録にこだわるイチローがやり残しているのはその数字だけだと思うからだ。
いま、2742本だから達成には258本が必要だ。3,4年前のイチローだったら1年半あれば
楽に到達する数字だが、今の彼にとってはそう簡単ではない。

去年9月の数字が彼の今後を暗示していた。
ヤンキースは27試合を戦ったが、イチローが残したのは出場23試合で先発は16)…、
この“使われ方”で首脳陣が彼をどう見ているかが分かる。しかも、打率は.212、出塁率も
.254と極めて低かった。
「今後の補強次第だが、来年はもっと厳しくなることを覚悟しないと…」と昨シーズンの
通信簿に書いた。

40歳という年齢からくる衰えは隠せないし、チーム内では外野手の5番手の位置づけだ。
このままヤンキースにいたのでは、“上位”の外野手に故障者が出ない限り、打席数は
せいぜい350ぐらいではないだろうか。全盛期の半分だ。2015シーズンはもっと減る。
その中で258本を打つのは至難だ。より多くの打席を確保しようと思ったら、下位球団に
移るしかない。優勝争いに関係のないチームでのびのび打てば2年で3000安打に届く…
そう考えてトレードを志願すると思っていたが、そういう動きはなかったようだ。

考えた上でのことだろうが、ヤンキースにとどまることを選んだのを見ると、“3000”に
こだわる気持ちより現役生活をどのように終えるかを大事に考えているのかもしれない。
ファンだって、いまさら弱小球団でプレーするイチローを見たいとは思わないだろう。

MLBに移って以来最も厳しい環境の中で開幕を迎えることになった。オリックス時代を
入れれば20年以上レギュラーでやってきた選手がたまにしか試合に出られないというのは
精神的にも相当にきついことだと思う。気力が充実していれば、ジラルディ監督にとって
これほど“使い勝手”のいい選手はいないが、口で言うほど簡単なことではない。

そんなわけだから、今シーズンのイチローに数字的なノルマはない。


岩隈久志(Seattle Mariners:3年目)
33試合 14勝6敗 防御率 2.66 219回2/3 179安打(25HR) 42四球・185三振

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堂々たる数字を残した。
投球回数と防御率、被安打率(.220)がリーグ3位のほか、WHIP(1.01)は2位、クォリティ・
スタート(23試合)も4位タイだった。一つ、二つならともかく、これだけの数字を揃える
日本人投手はこれから先も出ないのではないだろうか。
特に、スタミナの不安が付きまとっていただけに、1年間ローテーションを守り、平均して
7回途中まで投げたことを示す“33試合、219回2/3”は光る。
課題は去年の中盤で罹った“ロングヒット病”だ。7試合で許した47安打中、半分以上の
25本が長打だった。しかもホームランが10本!この間の防御率は5.65で2勝3敗だった。

そんなこともありつつ、“ていねいさ”と低めへのコントロールを武器にして1シーズンを
投げ切ったことで岩隈の今シーズンは楽しみだったのだが、自主トレ中のアクシデントで
右手中指を負傷した。好事魔多し…。
詳しい状況が分からないが、どう考えても投げる方の指というのはひじや肩よりむしろ
厄介なのではないかと思う。出ばなをくじかれたが、くれぐれも復帰を焦らないでほしい。
チームがさせないだろうが。


川崎宗則(Toronto Bluejays:3年目)
96試合 .229(240-55) 出塁率.326

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マリナーズ時代から川崎には厳しいことばかり書いてきたが、楽しそうにやっている姿を
見ると、ついつい、「こういう野球人生もありなのかなあ」と考えてしまう。ハハハ。
トロントに移ってから出番は増えたが、残した数字は決して「メジャーリーガーです」と
胸を張れるようなものではない。第三者としては「寂しくはないのか!?日本球界に戻れば
多くのチームでバリバリやれるだろう」と思うが、本人の価値観が別のところにあるなら
“何をか言わんや”だ。

今、ヤフーに「開幕ロースターに入れなかった」というニュースが出た。
by toruiwa2010 | 2014-03-25 09:00 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
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03/21のツイート

オープンしたばかりのTOHOシネマ一本スプーン…
じゃなかった、“日本橋”で「神様のカルテ2」を見た。
前作を上回ってすばらしい出来だ!
「永遠の0」「小さいおうち」「家路」…今年は邦画に
90点が揃ったが、現在は僅かな差でこれがNo1か。

「神様のカルテ 2」90


息を切らした栗原一途(=いちと:櫻井翔)が稜線で妻の榛名(宮崎あおい)に追いついた。
二言、三言、言葉を交わしたとき、突風が吹いた。気が付くと榛名が消えていた。
…夢だった。
激務の合間を縫って、ほんのわずかな睡眠をとろうとベッドに横になってからわずか5分、
看護師からの電話にたたき起こされたのだ。「救急車が10分で到着する」と言う。
24時間、365日 患者を受け入れることを売りにしている長野県松本市の本庄病院では、
栗原が当直の日、救急車で搬送される患者が特に多いというのは定説だった…
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ある日、栗原が会議に遅れて大先輩、貫田(柄本明)の隣の席に滑りこむと、反対側の男を
「新しく来てくれた先生だ」と言って紹介されます。血液内科が専門だそうです。
“進藤”という名前を聞き、貫田越しにその顔をのぞきこんだ栗原が思わず懐かしそうに
声を上げます。「タツヤッ!」。
二人は地元の大学の同期生、部員の少ない将棋部の仲間でしたが、大学病院からの熱心な
誘いを断って地域密着の本庄病院に残った栗原と東京の大病院を選んだ進藤(藤原竜也)は
数年ぶりに再会したのです。

同じ職場で働くことになった二人ですが、仕事への取り組み方は対照的でした。
妻の理解があって当直の連続もいとわない栗原に対して、勤務時間外に連絡が取れない、
患者への病状の説明を渋る、5時になるとさっさと帰ってしまう進藤は看護師たちの評判も
芳しくありません。

栗原の勤務状況からは医療現場の過酷さがうかがえます。進藤と再会したときにかけた
「ようこそ、医療の底辺へ」という言葉は“自虐”以上の意味があります。
一方、同じ医師の妻を東京に残し、娘を連れて故郷に戻ってきた進藤の不可解な行動にも
何か理由がありそうです。

掛け声だけ大きいものの、なかなか進まない医療改革という重いテーマのからませ方に
少し“無理”がありますが、作品全体の雰囲気はとてもいいです。
夏目漱石、芥川龍之介、志賀直哉を愛読し、めったに腹を立てない栗原と、そんな夫を
いい距離感でニコニコと眺め、支える榛名…相変わらずいい感じの関係に心がなごみます。

桜井が出演する映画・ドラマはあまり見ないのですが、3年前の「神様のカルテ」に続いて
この作品もよかったです。俳優を生かすも殺すも役柄次第だなあと思います。
宮崎、藤原、柄本もよかったし、短い出番でしたが、池脇千鶴、吹石一恵、西岡徳馬も
いい味を出しています。

西岡は柄本の同期生で大学教授に扮しています。貫田の病状を聞いて大学病院への転院を
勧めますが、入院中の本庄病院を訪ねて「No」の返事を栗原から聞き、そのまま会わずに
帰ろうとします。理由を聞かれたときの彼の答えが心にしみます。
「今日は医者の顔をしてきましたから」。

「貫田には医者ではなく、友人として会いたい」という思いが伝わります。
このセリフは素晴らしいと思います。しかし、惚れるべきが原作者なのか脚本家なのかが
分からないという…。ハハハ。

それにしても、公開は去年ですが今年の映画賞の対象になる?「永遠の0」に始まって、
「小さいおうち」、「家路」と90点の作品が続きます。同じ90点でも微妙な差があって、
現時点でどれかを選べと言われたら、この作品を推します。今ネットを見て、あまりにも
一般の人の評価が低いのに驚きます。特に、桜井が出ていることで“ジャニーズ”系を
無意味に批判する書き込みがかなりありました。私もふだんは批判派ですが、この映画の
桜井を見て“ジャニーズだ”と思うことはいっさいありませんでした。

えーと、TOHOシネマ日本橋は再開発が進む地域にオープンしたばかりのシネコンですが、
ほかの映画はともかく、この作品を見るのにTCXやDOLBY ATMOSは不要だと思います。
ハハハ。


「あなたを抱きしめる日まで」85

検査の結果、異常はないと告げられたが、マーティンは落ち込んでいた。
覚えのない疑いをかけられて政府顧問としての仕事を失い、途方に暮れていた。
旧知のドクターに「これからどうする?」と尋ねられ、「本を書く。好きなロシアの
歴史について。売れないだろうけどね」と力なく答えるのがやっとだった。
そんなマーティンに1人の女性が声をかけた。「母のことを調べて書かないか?」…
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50年前、一度の過ちで妊娠した彼女の母、フィロミナ(ジュディ・デンチ)は修道院で
出産しました。諸費用を払うために4年間、無料奉仕をしますが、その間に最愛の
息子は彼女に無断で養子に出されてしまい、その後、行方が分からないのです。
秘密主義の修道院からは協力を得られず、わずかな手がかりを頼りにマーティンと
フィロミナは息子の行方を捜す“旅”に出ます。

実話に基づいているそうですから描かれていることの多くは事実なのでしょうが、物語の
発端はまるで中世の話のように見えてしまいます。地域、時代、宗教をよく知らないと、
この物語を正確に理解するのは難しいのかもしれません。

山場に乏しいこの作品を価値あるものにしているのは何と言ってもデンチの演技でしょう。
刻まれた深いシワさえ意味を持っているような彼女独特のたたずまいに惹かれました。


03/14のツイート

映画「オール・イズ・ロスト」…今や老優、ロバート・
レッドフォードが文字通り一人で106分頑張った。
海の真ん中での奮闘、孤独、絶望…辛坊治郎を思い出した。
CGがなあ。特に救命ボート周辺に魚が現れるあたりから
怪しい。そしてストローハットはどこから出てきたんだ?


「オール・イズ・ロスト」80

陸地から3000キロ以上離れたインド洋上のヨット“バージニア・ジーン”で男が目を
覚ましたとき、海水が船内に流れ込んでいた。寝入っている間に、海上を漂っていた
コンテナーに衝突したのだ。冷静に応急手当てをし、最悪の事態を免れたが、救いを
求める通信手段は失われていた。
しかも、次に襲ってきた嵐によってヨットは破壊され、放棄することになった。
救命ボートに乗り移った男の当てのない漂流が始まった…
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レッドフォード以外の登場人物はいません。セリフもほとんどありません。
この映画も、これと言った山場があるわけではありません。
ひたすら、狭い船内でトラブルと格闘するレッドフォードを見続けることになります。
もう少し“仕掛け”があるかと思いましたが、特にはありませんでした。ハハハ。
期待が大きかった分、評価は低くなりました。残念です。

“ストローハット”…ヨットが沈みそうだと分かって慌ただしく救命ボートを膨らませ、
必要最低限のものだけを投げ込んで乗り移るのですが、数分後に、救命ボートの中で
それを見つけて頭に乗せるのです。「あんな、生きるか死ぬかの瀬戸際にムギわら帽子を
必要だと思うか?」という話です。おかしいわ。ハハハ。
 
90 神様のカルテ2 前作を上回った 良さが分からないという世間に絶望するw
80 オール・イズ・ロスト インド洋上を漂うヨットにただ一人…それだけだった
85 あなたを抱きしめる日まで デンチの演技と存在感はいいけど分かりにくい映画だ
80 LIFE! 妄想シーン?が好きじゃないので序盤で帰りそうになった 後半はまずまず
80 ウォルト・ディズニーの約束 メリー・ポピンズにまつわる話 退屈だった ゴメン
by toruiwa2010 | 2014-03-24 08:56 | 映画が好き | Comments(0)
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~‘80年のMLB十大ニュー ス 5~

② “再建王”マーチンの泣かせる選手操縦術


仕事師ビリー・マーチンが、またやった。’79年の勝率.333というアスレチックスを、
地区優勝を争えるチームに仕立て上げたのだ。'69年、前年7位のツインズをいきなり
優勝に導いて以来、行く先々でダメチームを建て直してきたが、今度ばかりは無理
だろうと見られていた。なにしろ、引き受けたのがレギュラーの平均年齢が26歳、
しかもオーナーは数年前から球団経営に情熱を失っているという、問題のチーム
だったからである。
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しかし、マーチンはがんばった。ツインズ時代、カルーにホーム・スチールのコツを
伝授し、1年に7回も成功させた彼は、ここでも積極的に走らせたものである。
5月28日のロイヤルズ戦1回裏、2死1・3塁から1塁ランナーがスタート…と
思ったら6~7メートル行ったところで転倒。キャッチャーが、やったとばかり
1塁へ送球する。その瞬間、3塁ランナーがスタートし、1塁からの返球より早く
ホームへすべり込んでセーフ。1塁ランナーもすぐ立ち上がって2塁に達した。
転倒は演技だったのである。

「我々のキャンプ地は報道陣が少ないから練習がタップリできたんだ。それにしても
うまくいった。このプレーで大事なのは、2走者とも脚が速くないということさ」と
試合後のマーチンは得意満面であった。
選手を守るためには退場・罰金を覚悟で猛烈な抗議をするから頼りになるボスだと
選手は心服する。
喧嘩早いことでは有名だ。ヤンキース時代の同僚が言った。「彼の子供のころの友人は
ほとんそサンクエンティンにいることを覚えておいた方がいいよ」。
それが凶悪犯を収容する刑務所であることを、アメリカ人なら誰でも知っている。

6月21日、ヤンキー・スタジアムでの試合前にOB戦が行われた。
選手紹介で“背番号1”をつけたピン・ストライプのユニフォーム姿のマーチンが
ダグアウトを出ると、5万人を越えるファンが総立ちになっての拍手、いわゆる
スタンディング・オベーションが3分半も鳴りやまなかった。
だが、彼はスンナリ出場したわけではない。ヤンキースからの度重なる出場要請にも
言を左右にしていたマーチンは、この日ニューヨーク入りするとアスレチックスの
選手会長、ニューマンを呼んで告げた。「どうしても出てくれと言われている。しかし、
いつも君たちに自分のユニフォームに誇りを持てと教えてきたオレとしては、たとえ
お遊びでも大事な試合の前に相手チームのユニフォームを着ることに抵抗がある。
出るかでないかの決定を君たちに任せたい」と。
泣かせる話ではないか。単に腕っぷしが強く戦術に通じているだけでなく、人の心を
つかむのもうまい彼の手腕は高く評価されてしかるべきだろう。

マーチンの”狡猾なプレー”をのちにヤクルトで武上監督が
練習しているのを見たことがある。
呆れたのは、4年前の甲子園で大阪の履正社がやった時だ。
ここに、記事を再掲しておく。明日(24日)には消去の予定。
http://bit.ly/NFaClx



①長嶋のようにチャンスに強いジャクソンが
“心の平安”を求めて殿堂入りを夢見ている 
 

黒褐色のバットにはじかれたボールが夜空を切り裂いて跳び、ライト観覧席の奥に
はずんだ。8月11日のヤンキー・スタジアム。大歓声の中、独特の前傾姿勢で
ダイヤモンドを一周したレジー・ジャクソンは、通算400号ホーマーをマークし、
18人の先輩と並んだのである。ホームベースを踏んだ彼は、そのままダグアウト
すぐ横の客席に直行し、王手をかけてから一週間も待たせた父親を心を込めて
抱きしめた。それは、悪役としてのイメージばかりが喧伝される彼の別の一面、
愛する者への情の深さ、温かさを感じさせ右シーンだった。
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「今年の彼は変わった」という人が多い。そうも言えるし、今まで見えなかった
部分が見えるようになっただけ、という考え方もできるだろう。
ただし、去年までとはっきり違う点も確かにある。まず、のびのびとプレーして
いるのが目につく。確執を噂された人たちのうち、マーチン監督が去りマンソンは
亡くなった。彼より長くヤンキースのユニフォームを着ているのは6人になった。

今年の彼がチーム内でどんな位置にいるかを示す象徴的な出来事が二つある。
ヤンキースのロッカールームの中央には大きな木のテーブルがあり、サイン用の
ボールを入れた箱がいつもおいてある。選手たちはひまなときに立ち寄って
サインをしていくのだ。
そのボールの2本の縫い目に挟まれた真ん中の広い部分は常にジャクソンのために
残されている。かつてはルースやディマジオがサインした場所である。
「キャンプのとき、監督からそうしろと言われたんだ」とある選手は言う。
このあたりに新監督ハウザーの細かな配慮が見えた。

そして、チームリーダーとしての地位を確立したのは5月4日のツインズ戦である。
2回表の先頭打者として打席に入ったジャクソンは、たちまち2-0と追い込まれた。
左腕クーズマンの次の球は胸元を襲い、彼を地面にたたきつけた。“ノックダウン・
ピッチ”である。泥を払い落としたジャクソンはクーズマンをにらみつけ、6球目を
センター後方、140メートルのところに打ち込んだ。ノックダウン・ピッチのあとの
ホームラン…それは何よりも勇気ある男の証である。
大リーグでは珍しくチームメイトのほとんどがダグアウトを飛び出して出迎えたし、
試合後ハウザー監督は「あれこそチームリーダーだ!」と叫んでいた。

こうなると周囲の接し方が違ってくる。それがまたジャクソンの態度に微妙な変化を
与えた。多弁だった男が言葉を選ぶようになり、常に記者に囲まれたがっていたのが
静かな時間を過ごすようになった。
オールスター・ゲーム当日、コミッショナー主催の昼食会が終わってから、女友達の
手をしっかり握って球場に向かうジャクソンの後ろ姿を見たとき、キザなようだが、
「心の平安を求める心境になったのだな」と感じたものである。

「殿堂入りだけが残された大きなゴールだ」とジャクソンは言う。
「夜、だれもいなくなった展示室に入って行って自分の額を見るのが夢なんだ。
500ホーマー、1500打点を達成すればOKだと思うが、これまで大勢の敵を作って
きたからね」と心配そうだ。
守備のまずさはあっても、チャンスに強いバッティングとグラウンドでの圧倒的な
存在感は絶対である。老け込むには早すぎる34歳。ジャクソンは今まさに円熟期に
入ったと言えるのではないだろうか。

1987年シーズンを最後に現役を引退したジャクソンは
563ホーマー、1702打点という数字を残し、1993年に
殿堂入りを果た
した。

by toruiwa2010 | 2014-03-23 07:03 | メジャー&野球全般 | Comments(6)
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~‘80年 MLB十大ニュー ス4~( Number )

④ アル中続出、その上250勝投手が薬物所持


ロイヤルズのキャンプ地から、キャッチャーで4番、チームの要であるポーターの
姿が消えたのは3月15日だった。「個人的な、医療にかかわる問題で…」としか
説明しない球団に報道陣は苛立ったが、1週間後に父親が「アルコール中毒の治療を
している」と告白してようやくナゾは解けた。
アル中で問題を起こす大リーガーは決して珍しくない。
ドジャースでは去年の12月に、かつて自らも中毒で野球声明を縮めてしまった
大投手ニューカムを担当者として、治療のためのプログラムをスタートさせた。
そして今年1月、アル中の恐ろしさについて説明を聞いた若いエース、ウエルチは
間もなく入院し、このプログラム最初の恩恵を受けた。
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スター選手がアル中であったことに世間はざわめいたが、6週間の入院生活を終えた
ポーターが最も恐れたのは周囲の反応だった。
しかし、4月25日、久しぶりに記者会見した彼が「実は薬物中毒の治療もしていた。
皆に迷惑をかけたし、なにより自分をダメにしてしまった。本日以後、生涯最大の
試練に直面することになるが、神の助けと皆さんの支持、理解があれば乗り越える
ことができるでしょう」と、ステートメントを読み上げると、チームメイトたちの
モミクチャの大歓迎が待っていた。
加えて、翌日の試合後はじめて打撃練習をしたときにも、残った1000人を越える
ファンが温かい声援で彼の不安を解消してくれたのである。

更に野球界が大きなショックを受ける事件が8月25日に起きた。
この日、トロント国際空港に着いたレンジャーズの一員のバッグからコカイン、
マリファナ、ハッシシが見つかったのだ。バッグの主は、サイ・ヤング賞受賞者で
250勝投手、ジェンキンスだった。野球界のクリーンなイメージを大切にする
キューン・コミッショナーは直ちに調査を命じた。
しかし、事情聴取に呼び出された彼は、弁護士の勧めで質問に答えようとしない。
業を煮やしたキューンは「協力するまでユニフォームを着てはならない」と通告した。
ジェンキンス側は「答えると、自分をきぅつけることになるか、他の選手の名前を
言うことになる。そんなことはできないし、12月の裁判で無罪になった場合、
300勝のチャンスを減らした償いはどうしてくれるのか」と調停委員会に持ち込み、
9月下旬、権利を回復することに成功した。
これらの事件は、アメリカ社会の“病める部分”が野球界にも顔を出したもので、
各球団が早く適切な手を打たないと、毎年世間をにぎわすことになりそうである。


③ 「4割打ったら大統領に!」という合言葉まで生まれた
  ブレット・フィーバーの徹底ぶり


8月に入ってから、ロイヤルズのボーゲラー広報担当は大忙しだった。
記者席に陣取る彼の横の電話は鳴りっぱなしである。彼は受話器を取り上げると、
「相手を確かめることもなく「はい、ジョージ・ブレットの住まいです。4打数
2安打で、現在4割4厘です」と、答える。
「今、ほかのことを聞かれたらかえってショックだよ」と言うほど、ブレットの
打率について問合わせが連日殺到していたのだ。

車に乗れば、DJは数分おきに「お聞きの放送は、ブレット・フィーバーのふるさと、
KMBZです」としゃべっているし、行きかう車のバンパーには、どれも
「Brett for President(ブレットを大統領に)」という、大統領選に引っ掛けて地元の
大学生が作ったアイディア商品のステッカーが貼ってある。
ブレットはオールスターゲーム後じりじり打率を上げ、8月17日、4打数4安打で
4割に乗せた。一度割ったあと、8月26日には、5の5と大当たりで、電光掲示板に
「.407」が浮かび上がった。354打数144安打だった。
…言い換えれば、以後、126打数ノーヒットでも3割が保てるという数字である。
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こうしてブレットのゆくところ、4割フィーバーがついて回ることになったのだが、
記者に彼が話すことは決まっていた。「ここまで来て狙わないと言ったらウソになる。
プレッシャーはない。むしろ今は試合中が一番リラックスできるぐらいさ」――。
少ない材料を膨らませるために記者が何を聞いてどんな答えを引き出したなどと、
同業者まで記事にする始末だった。
大リーグの4割打者は1941年のテッド・ウィリアムズを最後に出ていない。
’77年のカルーが開幕から飛ばして注目されたのだが、7月中旬には4割を割った。
ロイヤルズは8月末、実兄のリリーフ投手、ケン・ブレットを入団させて側面から
援助をしたのだが、9月に右手を負傷したブレットは結局3割9分にとどまった。
しかし、まだ27歳。大リーグの監督たちが、2ストライクを取ってから最も警戒を
要する打者だと口を揃えるブレットのことだから、近い将来もっと大きなチャンスを
つかむだろう。

…実際は、チャンスをつかむことはなかった。
ブレットは、その後6回3割をマークしたが、
1985年の.335が最高だった。

by toruiwa2010 | 2014-03-22 06:40 | メジャー&野球全般 | Comments(2)