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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2014年 06月 ( 46 )   > この月の画像一覧

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「万能鑑定士 Q」80

All Round Appraiser Q…入口の扉のガラスにそう書かれている。
“万能鑑定士”を名乗る店の主は若い女性、凛田莉子(リンダ・リコ:綾瀬はるか)だ。
この日の依頼人は1枚のチラシを持ち込んで怪しいところはないか見てほしいと言った。
自分のビルのホールで無料試食会を開くらしいが、無料にしては料理が豪華だ。
「インチキ商法でもやられたら困るから」と。

一見、不審なところはなさそうなチラシだったが、莉子はすぐに見つけた。
小さく映っていたマーカーペンのキャップが売られている商品にはない色だったのだ…
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沖縄・波照間島で過ごした子供時代は学校の成績もよくなかった莉子ですが、今の彼女は
骨董についての幅広い知識を持ち、記憶力も抜群です。彼女を取材するために雑誌記者・
小笠原(松坂桃李)が店を訪れたとき、彼が入社“5年目”だと見抜きました。
彼の腕時計が5年前に限定発売された高価なオメガ・シーマスターなのに、肩からかけた
バッグは2000円程度の安物だから、時計は入社祝いとして父親から贈ってもらったものに
違いないという論法です。

チラシを持ち込んだ依頼人に頼まれて出席した試食会でも見事な推理を働かせます。
客の目の前で作っている料理の手順に違和感があると言い始めました。不合理な手順で
ミキサーなどモーター音の出る器具を使うのはほかの音を聞こえなくすることを狙った
“マスキング”をしているのではないか…
消そうとしたのは2階にあるギャラリーの窓ガラスを破って侵入し、荒らす音でした。
彼女の類まれな能力と知識がピンチを防ぎ、大事な品を守りました。
散乱する現場で彼女が貴重なものだと判断して拾い上げたのはロシアのニコライ皇帝に
桂内閣が贈った七宝焼きのかんざしだったのです。

その鑑定眼に感銘を受けたギャラリーのオーナー(村上弘明)がある提案をします。
ルーブル美術館のアジア圏の代理人でもある彼は莉子にパリに行ってルーブルの学芸員に
なるための研修を受けて来てほしいというのです。
そこから舞台はパリに移っていきますが、せっかく、綾瀬と松坂を“おしゃれの街”に
送り込んだのに、二人が街に溶け込んでいませんね。“売り”にしているルーブル館内の
ロケーションとともにもったいないと思いました。

そもそも、綾瀬が生かされていない気がします。普通、監督は主演女優を“きれいに”
撮るものだと思っているのですが、この作品ではそれを感じません。惚れてないのかな。
ハハハ。

鑑定士が主人公の映画ですから、“鑑定あるある”がもう少しちりばめられていてもいいと
思いました。ちなみに綾瀬はるかの制服姿にはまったく違和感はありませんでした。


「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」85

1960年代初めのニューヨーク。
ルーウィン・デイヴィスは売れないフォークシンガーだった。
金もなく、友達の家を泊まり歩いてカウチで寝させてもらう日々が続いていた。
グリニッジヴィレッジのカフェで歌わせてもらったあと、店の外で待ち構えていた男に
叩きのめされた。前の夜、酔った勢いで客席からヤジを浴びせた女性歌手の夫だった。

レコードは売れない。歌う場所もない。事務所の金払いも悪い。友人の妻に手を出して
妊娠させてしまい、中絶のための金も必要だ…
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「パリ、ジュテーム」65
「ノーカントリー」80  
「シリアスマン」70
「トゥルー・グリット」85


…単に映画が好きというだけの私にとってコーエン兄弟の作品は苦手の部類に入ります。
何を言いたいのか分からないものが多く、ときに“独りよがり”に見えます。
分かる奴だけが分かればいい。分からん奴は放っておけ的な態度が鼻につくのです。
しかし、たとえば、「ノーカントリー」のレビューに「さすがはコーエン兄弟だね」とか
「ノーカントリー、よく分かる」という人がいても少しもおかしくないと思います。
オスカーを獲った作品を「分からん」と言うほうが間違っているのでしょう。たぶん…。
別にいいけど。ハハハ。

“ハハハ”と言ってる場合じゃないんですが、彼らの映画が私の好みに合わないことは
ほぼ、はっきりしています。
お好きな人から見れば、「君は映画が分かってない」ということなんでしょう、きっと。
お言葉を返すようですが、私は“映画は基本 エンターテインメント”と思っていますから、
分かりにくいもの、おぞましい映像(避けられない場合を除き)、楽しくないもの、鑑賞後の
気分が悪いもの、全部ダメなんですよ。ハハハ。

そんな私がこの作品には85点をつけました。面白かったですもの。
八方ふさがりなのに深刻に悩んだりしないルーウィンですが、憎めないところもあって、
友人や家族がどういう距離感で付き合うべきか、戸惑っている様子が見ていて楽しいです。

過去の作品と違って、この映画は、おしゃべりで言えば、もってまわった言い方をせず、
分かりにくいたとえも出さず、人を見下したり、不必要に卑下したりもせずに、淡々と
事実を並べていく話し方をしていると思います。
だから、拒否反応が起きなかったのでしょう。ハハハ。

Hang me,
Oh,hang me…


オープニング・シーンでルーウィンが歌いだした瞬間、「これは、これまでに見た兄弟の
作品と違うぞ」と思いました。フォーク・ソングは“私たちの世代の音楽”ですから、
あっという間にその世界に引きずり込まれました。
カフェで歌う男性二人+女性一人のグループを見てはPeter,Paul&Maryを思い浮かべ、
テーストは違うものの、ブラザーズ・フォーを思い出させる男性4人組のコーラスでは
第一小節のハーモニーを聞いただけで背中がザワザワしました。ハハハ。

80 万能鑑定士Q 綾瀬の魅力が生かせていない 鑑定士あるあるがもっと多くても…?
85 インサイド… コーエン兄弟作品は分かりにくくて苦手だがこれはよかった
80 グランド・ブダペスト・ホテル 漫画だと思って見れば楽しめる それ以上ではない
by toruiwa2010 | 2014-06-12 08:15 | 映画が好き | Comments(2)
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ワールド・カップの開幕が迫っています。
南アフリカ大会から4年が過ぎたことになります。
当時のブログを読み返してみると、なかなか
面白い(私には…ね)ので、今日から数回に分けて
何本かを自薦・厳選シリーズとして更新します。
まず、温厚な私が激怒したサッカー・ライターの
金子某についての突込みざんまいから…。ハハハ。


負けろ、日本。未来のために~金子達仁がそう書いている~(2010.06.11 初出 )

ずっと、当ブログを読んでいる方はご存知でしょうが、結構、執念深いです。ハハハ。
1997年の春だったと思いますが、報知新聞で「この監督はサッカーを知らない」という
囲み記事を読みました。当時の日本代表チーム監督、加茂周を指した言葉です。
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怒りっぽいほうだと自覚してはいますが、このときほど、カーッと頭に血が上るのを
はっきり感じたのは初めてでした。ハハハ。
加茂さんはWOWOWでサッカー放送にかかわったアナウンサーやスタッフにとっては
“お師匠さん”です。しかも、代表監督です。その采配を取り上げて、どこの馬の骨だか
分からない記者が「サッカーを知らない」などと書いたことが許せなかったのです。

署名入りでこの記事を書いたのは金子達仁という男でした。
WOWOWの休憩室でたまたま目にしただけで、彼については知識がありませんでした。
ファンの間ではすでに一定の評価があるらしいことはあとで知ったし、やがて開局した
スカパーでの解説が好評らしい話も聞きましたが、加入していなかったこともあって、
まったく知りません。その後も、彼の解説でサッカーを見たことは数分間しかありません。
“記事”のことが頭から離れず、「カッコつけやがって」という思いが強かったのに加え、
コンビを組んでいたアナの実況が生理的にダメだったからです。ハハハ。

書いたものを断片的に読んだことはあります。
「28年目のハーフタイム」(文藝春秋)、「決戦前夜」(新潮社)、「秋天の陽炎」(文藝春秋)、
「惨敗 二〇〇二年への序曲」(幻冬舎)、「21世紀を超える神々たち」(ぴあ)

…一冊も読んでいませんが、本のタイトルを並べると、読んでみたいと思わせるものに
なっています。編集者の腕がいいのでしょうが。ハハハ。
文章もうまいと思います。ただし、“思想”より言葉で飾っている、という印象が
強かった記憶があります。
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新幹線の中で読んだ週刊朝日6/11号に彼の記事がありました。連載です。
こんな文章で締めくくられています。

…だから、わたしには思えない。なにはともあれ南アフリカでは
頑張ってほしい。できるなら勝ってきてほしい、とは思えない。
勝っていいはずがない。南アフリカで勝つことが、日本の未来に
いい影響を及ぼすはずがない。
選手生命を賭けて大会に臨む選手たちには本当に申し訳ないと思う。
それでも、岡田監督の更迭がなされない限り、私は南アフリカでの
日本代表の勝利を祈れない。
むしろ、こう思ってしまう。
負けろ、日本。未来のために。


かっこいい!
さすが、プロのライターだけのことはあります。読ませるテクニックを持っています。
しかし、「言葉で飾る」の意味がよく分かっていただけるのではないでしょうか。
自分の文章に酔っている様子が“ありあり”で笑えます。ハハハ。

サッカー・ジャーナリストの中にはこういう文章を書く輩が多いですね。
Jリーグが始まるとき、ファンではなく“サポーター”、グラウンドではなく“ピッチ”と
呼ぶようにしたときから、サッカーという競技には独特の“スノビズム”が付きまとって
いるような気がしていました。「サッカーは特別な競技なのさ」…。
この種目ほど、ファンが、技術や戦術について“うるさい”競技は珍しいでしょう。
応援するチームが勝てないと、すぐに監督の作戦・采配を批判します。
評論家や記者が安易に批判記事を書くからそういう空気が生まれるのだと思います。

中でも、金子達仁とセルジオ越後はその強力な2トップでしょう。ハハハ。
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選手についても同じようなことが言えますね。
およそ、サッカーほど、選手が監督の采配を公然と批判する競技はほかにないでしょう。
そんなに選手の戦術眼が高いんですか?ご冗談を、と言いたいです。
負けるたびに、まるで他人事のようなコメントを出す彼らにはあきれてものが言えません。
気持ちよく応援しようという気持ちにならないのです。
ワールド・カップですし、同じ日本人ですから、とりあえず応援はしますが、負けたって
「そんなものだろうな」と思うだけで、たいして悲しくも腹立たしくもならないでしょう。
決して、「負けろ、日本。未来のために」などとは思いませんが。ハハハ。

それにしても、週刊朝日は何を考えてこんな男に紙面を提供しているのでしょうか。
グループの中に潮智史という優れた記者がいると言うのに。

ま、それはともかく、さあ、始まるぞ。
岡田監督は、この期に及んで本田の1トップをテストしています。
“たたかれる”タネを提供するMキャラなんでしょうか。ハハハ。
日本チームには期待せず、あくまで世界のサッカーを楽しむとしましょう。


金子…ですが、テレビで紹介していた彼と八塩圭子(元テレビ東京アナ)の家は、いかにも
金がかかっていそうで、しかも決して悪趣味ではありませんでした。余計に腹が立ちます。
ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-06-11 11:02 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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吾輩 名前はまだあった
箱根・富士屋ホテル 99年前の宿帳
漱石ファン 署名発見


数日前、朝日夕刊を開くと一面トップにあったそんな見出しが目に飛び込んできました。
文豪・夏目漱石の足跡を追っていたファンが、あるとき、箱根・富士屋ホテルに泊まり、
「朝 富士屋を出て湯本へ行く途中」という一節がある漱石の日記をスタッフに見せて、
保管されていた資料を調べてもらったところ、“K Natsume”と、アルファベットの署名が
見つかったのです。Kは漱石の本名、金之助のイニシャルだそうです。日記に書かれた
日付と宿帳に記された出発日も一致しました。

はじめは、漱石本人のものかどうか分からなかったのですが、その後、イギリス留学中に
残していた英語の署名を載せた新聞が見つかり確認できたそうです。
「たかがサインひとつじゃないか?」と、興味のない人にはどうでもいい話でしょうが、
“本人のものに間違いない”との結論が出るまでの経緯と、関わった人たちのその時々の
喜びや落胆を想像するだけで私などは胸がわくわくします。
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富士屋ホテルは箱根の名門ホテルです。実は、1963年11月に結婚したとき新婚旅行で
泊まった“思い出の”ホテルなんです。ハハハ。
旅行代理店には、ボウリング番組の収録で何度も泊まっていた小涌園ホテルを手配して
もらうように頼んでいたのですが、直前になって手違いで予約ができていませんでした。
「それで、こちらで富士屋ホテルを手配させていただきました。もちろん料金はこちらで
アレいたしますので、なんとか…」と頭を下げられました。ランクは富士屋の方がずっと
上ですから“アレ”してもらうことも含めて了承したのです。“しぶしぶ”をよそおって。
ハハハ。

10年ほど前、久しぶりで宿泊しましたが、当時の面影をほぼそのまま残していました。
チェックインのときに「新婚旅行でお世話になったんですよ」とフロントマンに話すと
「何年でしょうか?」と聞かれ、1963年だと答えて部屋に入りました。
30分ほどたったころ、フロントから電話がありました。
「そのときのお写真が見つかりました。ごらんになりますか?」。

妻と二人で降りていくと、昔の“宿帳”が保存されていて、当時、近くの写真館から
カメラマンがきて撮ってくれた写真と私が記入した文字がそこにありました。
館内にアメリカの俳優、チャーリー・チャップリンや全盲の教育家、ヘレン・ケラーなど、
宿泊した著名人の写真が飾ってあるのを見た記憶はありますが、漱石の写真はなかったと
思います。
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どちらにしても、さすがは名門…古いものをきちんと保管していることに感動します。
今でも、紅葉を見に箱根に行くと立ち寄ってお茶を飲むことがあります。ティールームで
同じ名前のウエイトレスさんに挨拶されたこともあります。混んでいて、席が空くのを
ロビーで待つことにしたとき名前を告げたのですが、そのときは違うウエイトレスさん
だったのに、伝わっていたのです。

建物の裏にある小さな庭から眺める箱根の山が好きです。

夏目漱石…若い頃に読みましたが、今、ひそかに“ブーム”らしいですね。朝日新聞が
連載しているのは知りませんでしたが、それをきっかけに再び読まれているそうです。
「読んで、古いとは感じない」という若者もいるようですが、古典の良さはそれですね。
私は、相変わらず英語でミステリーや刑事ものを読んでいます。ちょうど、ジェフリー・
アーチャーの三部作の第1部を読み終えたところです。よく確認しないまま、第二部を
先に読むというヘマをやらかしました。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2014-06-11 08:30 | 旅に出る食べに行く | Comments(6)
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この4月に深夜枠から日曜日朝10時に“引っ越した”フジテレビ「ワイドナショー」の
視聴率が低迷していると言います。前番組だった「笑っていいとも!増刊号」に及ばず、
同じ時間帯のTBS「サンデージャポン」にも負けているとか。
時事ネタを扱うのに生じゃないのが致命的だし、メインのコメンテーター、松本人志の
キャラクターを考えたら、彼自身が言う通り、深夜のままの方が良かったのでしょう。
「2DKから1Kに移ったような感じ。駅からも遠くなったような…」と。うまいなあ。
ハハハ。

“母親の墓に誓って”、決して母局だからではなく「サンジャポ」よりこちらのテーストが
私は好きです。両番組を代表するテリー伊藤と松本人志に対する好感度の差です。
もともと作り手だったテリーが“演者”として画面に出始めてころは、相手がだれであれ
意見がぶれないところが好きでしたが、今は、あまりにも番組の方向を主導したがるのが
鼻についてすっかり嫌いになりました。“番組の要請”にこたえようとする姿勢も露骨で
好きじゃありません。きりっ。ハハハ。
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そこへ行くと、松ちゃんはどこまでも“自由”です。しかし、たけしや爆問・太田ほど
“枠”を踏み外すことはありません。意外に常識人です。
好き・嫌いが分かれる個性の持ち主ですから、特に女性の中に“大っ嫌い”という人が
多いのは仕方がないと思います。同時に、あのおかしさが嫌いとは気の毒に、とも。

タモリ、たけし、さんま、所…彼より上の世代に人気も実力もある大物が揃っていますが、
“瞬発力”で松本にかなうものはいません。ゲストのどんな些細な言葉も動きも見逃さず、
笑いの“えじき”にしてしまう“当意即妙”の腕にはいつも感心します。

おとといの番組ではこんなシーンがありました。

中国の横暴を取り上げたコーナーで、準レギュラーの東国原英夫を初めとする出席者が
口をそろえて中国を攻撃し、ゲストの元外交官・宮家邦彦が「(アメリカもいますから)
日本に手を出すとやけどしますよ…というところは見せないと」と話しました。
そこで、“専門家”としてレギュラー出演している弁護士の犬塚浩が口をはさみました。
「若干、弁護すると、遣唐使などが行って、経典を書き写してきたりしたときも(中国は)
著作権法違反だとか言わなかったし、漢字もアチラから来たもの」だと。

役人(外務省)出身の宮家は黙っていません。かぶせるように反論しました。
「お言葉を返すようですが、お経はもともとインドのものじゃないですか」。
「ええ、ま、まあ、そうなんですけど…」と腰砕け気味の犬塚を見て「負けましたね」と
司会の東野が判定を下しながら松本に視線を送ると、クリーンなシュートが決まりました。
「いま、完全にキャインキャインって言いましたよね」。
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文字に起こすとおかしさが伝わらないのは残念ですが、見事な呼吸と絶妙な間合いに
腹を抱えて笑ってしまいました。きっと彼らはいいパスを出した本田やきれいにゴールを
決めた香川の気持ちが理解できるのでしょうね。
結婚し、子供もできて、いい丸みが出てきました。もっと評価されていいと思います。
とにかく、だれが何と言おうが、松本は天才です。間違いありませんっ!ハハハ。

ああ、そうそう。セットがおかしいよね。直さんなあ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-06-10 07:08 | 放送全般 | Comments(4)
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05/08のツイート

ローランギャロスで男子決勝が始まる。
(1)ナダルvs(2)ジョコビッチ…期待に応えて
ワン・ツーが勝ち上がってくれてうれしい。
こうなってほしいと願ってシードするわけだが、
なかなか願いどおりになるものではない。
二人に拍手だ。
去年のSFのような熱戦を熱望する。
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Nadal d. Djokovic 3-6, 7-5, 6-2, 6-4


ナダルの全仏5連覇、9回目の優勝(ともにレコード)を伝えるAPに記事の冒頭部分に
「ナダルが打ち砕くのは相手のサーブだけでなく、その、“勝ちたい”という意志だ」と
ありました。まさにその通りです。

序盤を見る限り、ラインいっぱいを突くファインショットなど、ジョコビッチの打球に
鋭さがあり、打ち合いは互角に見えるものの、いつもナダルの身体から発散されている
オーラが少し弱く、ときどき、持ち味の集中力に欠けるところがあるように感じました。
応援しているから余計にそう感じただけでしょうが。ハハハ。

第1セットを先取したジョコビッチは、相手が他の選手なら第2セット以降にその勢いを
持ち込んで圧倒していくのですが、そういう形にはなりませんでした。
先にブレークされ、すぐ追いついたものの、5-5から2ゲームを連取されてこのセットを
落とすと、第3セットはいきなり3-0とされて“流れ”を持っていかれました。

最後は、ナダルの走りまくり、拾いまくり、そして、打ちまくるテニスがジョコビッチを
押し切りましたね。たしか、第2セット以降、ナダルはジョコビッチの各セット最後の
サーブをブレークしていたはずです。ナダルの真骨頂です。“ポイント”になる場面で、
彼の強靭な体力と意志がジョコビッチのそれを上回ったということでしょう。

サンプラスやフェデラーもそうでしたが、彼らの試合を見ていると、互角に見えたのに、
どこかで…セットだったり、ゲームだったり、極端な場合はたった1ポイントのプレーで
相手の意志が砕け散った瞬間がなんとなく分かることがありました。赤土のナダルにも
それがあります。「これはダメだ。これだけやっても、セットが、ゲームが、ポイントが
取れないのでは、勝てるわけがない」と“観念”する瞬間です。
QFで敗れたフェレールが第4セットの途中で「タオルと投入したい気分になった」と
語っていました。“白旗”です。あのフェレールにそう言わせたところがすごいですね。

期待通りではありませんでしたが、この二人の試合は見ごたえ十分なものでした。
Borg vs McEnroe、Sampras vs Agassi、Nadal vs Federer、Evert vs Navratilova…
テニスには過去にも素晴らしいライバル関係を築いたプレーヤーたちがいます。
この二人の対戦もそれに並ぶレベルだと思います。こうした、いい“ライバルリー”は
名勝負を生むし、二人のプレーをより高めます。
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22-19…決勝の前までのナダル対ジョコビッチの対戦成績です。
接近していました。しかし、この中からクレーコートでの数字だけを引っ張り出すと
13勝4敗で圧倒的にナダルがリードしていました。そりゃ、King of clayだもんなあ。
ハハハ。

ジョコビッチの支えは直近のクレーの試合(2014ローマ)で勝っていたことでしょう。
ただし、その試合を含めて、ジョコビッチがナダルに勝った試合は全部3セット・
マッチでした。ジョコビッチの勝利の価値を貶めるつもりはさらさらありませんが、
これは、かなり大きな意味を持ちます。早ければ1時間少々で終わってしまう3セット・
マッチと3時間、4時間…時には5時間以上プレーが続く5セット・マッチはまったく
違う性格を持っていると思います。生涯グランドスラムを目指すジョコビッチにとって、
ナダルはとてつもなく高い山ですね。

2005年、彼がローラン・ギャロスで初出場・初優勝したときの鮮烈な印象を忘れません。
前哨戦の出来があまりよくないと聞いていたのと、4回戦ぐらいでシャツを脱いだとき、
腰に大きなテーピングが見えたりして心配したのですが、終わってみれば、やっぱり、
“ナダルはナダル”でした。昨日の試合で、改めてナダルの偉大さを確認しました。

おめでとう、ラファ!!
by toruiwa2010 | 2014-06-09 08:37 | テニス | Comments(11)
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ダルビッシュ:苦労した6勝目

06/07のツイート

ダルビッシュ が先発する。
首に問題は起きなかったんだね。ハハハ。
前回は素晴らしい内容だった。何より70-32という
ストライクとボールのレイシオがいい。
ホームだが、5試合中4試合は援護点なしだ。
問題はそこだなあ。
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7回 110球(67ストライク) 9安打(2HR) 3四球・8三振 4点 勝ち(6勝2敗)

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援護はしっかりしてくれました。苦労したのはダルビッシュに原因があります。
まず、中盤から少し持ち直しましたが、ボールの多さが目につきました。もともと
ストライクとボールのレイシオが岩隈や田中ほどいい投手ではありません。しかし、
全体として、球速を抑えてコントロール重視で投げている感じなのにストライクが
少ないというところに立ち上がりから不安を覚えました。

1,2回こそ95マイル(153キロ)のストレートがありましたが、あとは、90マイル(145キロ)
前後の球が大半でした。たぶん、フォーシームはボールになることが多いので別の球種に
切り替えたのでしょう。現地の放送はストレート系はほぼすべて“ファストボール”だし、
スライダーもカーブも“ブレーキングボール”で済ませてしまうのでよく分かりません。
球種については弱いもので。ハハハ。

途中から早い球が減っていくのは前回登板でも見られました。2点リードした8回2死、
走者なしの場面で監督がマウンドに行っていました。球数もまだ99球だったし、普段の
ダルビッシュならあり得ないことです。

味方は2回に4点を先制していました。しかし、3回にはリードが1点になっていました。
4回の同点ソロもそうですがスライダーを狙い打たれた印象があります。どちらも高めに
行っていましたから、打たれて当然でした。100%元に戻るには少し時間がかかりそうです。

気になるのは空振りの数が少ないことです。67球のストライクのうちわずか8球でした。
前回の70ストライク中18球にくらべると違いは歴然です。
この数字が調子の良し悪しの判断に直接 結びつくのかどうか私には分かりませんが、
150キロ超のストレートが少ないことと関係があるのではないでしょうか?

さて、日本時間11日は朝8時に松坂が登板し、11時には田中と岩隈が投げ合います。
ワールド・カップが始まる前でよかったです。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-06-08 09:25 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
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アナウンサーの副業( 2007.12.14 初出 )

アナウンサーと名がつけばそれなりの訓練を受けていますから、どんなレベルであっても
ふつうの人にくらべると、しゃべりはうまいはずです。
その技術を生かして結婚式、パーティー、催し物などの司会やナレーションといった
“副業”に精を出すアナウンサーもいます。
名前を言えば、どなたでも思い出されるはずの後輩の中には、いくつかのホテルに名前を
登録して、結婚式披露宴の司会で小遣い稼ぎをするアナウンサーもいました。

適当な司会者が見つからなくて困っているカップルに式場が「こういう人がいますよ。
プロですよ」と紹介するわけです。
まだ“無名”だった彼は、当時7,8万円のギャラの中からかなりのマージンを取られながら、
月-金のレギュラーをこなしながら、毎週末、このアルバイトに精を出していました。
数ヶ月で体を壊してしまいましたが。ハハハ。
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しかし、のちには、有名人同士の披露宴の司会をやれば、恐らく数百万円のギャラを手に
したはずの大スターになりましたから、苦労はむだではなかったかもしれません。
小遣いがほしい若いアナウンサーにとって、披露宴の司会は元手もいらず手っ取り早い
副業ですが、お金を頂いてこの仕事をすると嫌な思いをすることも多いんです。
新郎新婦はともかく、親族の中には「こいつは金で雇っているんだから」と、とやかく
口を出す人がいたりするからです。

バブルのころ、今から10数年前だったと記憶していますが、かなり売れていたある後輩に
「そろそろ、フリーになるのかな?」と“カマ”をかけたところ「とんでもないですよ。
僕はオノレを知ってますし、第一、今のままでもバイトが“おいしい”ですもん」という
答えが返ってきました。

たしかに、そうでしょう。
その時点より10年ほど前にアナウンサーを“一時休業”していた私はそういった恩恵に
浴すことはほとんどありませんでした。それでも、披露宴の司会をやれば20万円ぐらい
いただくのが“普通”でしたから、名前の売れたアナだったら、はるかに多くのギャラを
もらっていたと思います。

今は、時代が違うようです。会社の“締め付け”が厳しくなっているのです。
たとえば“ホテルに登録”の場合、気がつかないまま、特定の宗教団体や暴力団がらみの
仕事をやってしまうこともあるでしょう。そうとは知らずに、怪しげなツボを売りつける
集団の片棒をかつぐことだって考えられます。“社会の公器”、テレビ局としては慎重に
ならざるを得ず、社員の副業をこまかく規制するようになったのは当然かもしれません。

少し前のことです。私のところに、アナトレの事務局から一通のメールが届きました。
CMのナレーターなどを手配している会社が私に連絡をとりたがっていると言うのです。
「任天堂のゲームのCMで岩佐先生に実況を依頼したく、連絡が取りたいとのことでした」。
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「えっ!もしかして“Wii”?」と、思わず色めき立ってしまいました。ハハハ。
しかし、すぐに“あること”を思い出して、はやる気持ちをなだめました。
5,6年前のことですが、テレビ・ゲームを制作する会社からメジャー・リーグのゲームを
作るので実況をしてほしいと依頼されたことがあります。
実際にやったことはないのですが、うわさを聞いた限りでは「1日10時間を5日間」など、
結構厳しいスケジュールを求められるということでした。
その上、たとえば「ピッチャー、第1球」、「ピッチャー、第2球」など、実にこまかな
アナウンスを数限りなく収録するのです。しかも、その断片をつなぎ合わせてひとつの
場面の実況を作るのですから、収録の間、声のボリュームや調子を一定に保たなければ
いけないのです。60歳を過ぎた爺さんには無理な話でした。ハハハ。

一度は断ったのですが、スポンサーの社長がフジテレビ時代の私の実況を聞いていて
「ぜひと言っている。話だけでも聞いてほしい」と言われ、会うことにしました。
WOWOWの広報も立ち会った席でいきなり「これでお願いしたいと考えていますが…」と
差し出された一枚のコピーを見ると、スケジュールや収録の仕組みなどの説明のあとに、
“謝礼”として“一金 \3,000,000”と書いてあるではありませんか!
サ、サ、三百万!! そりゃあ、激しく動揺しましたよ。ハハハ。

しかし、無理なものは無理です。
「こういう仕事はラジオ育ちの若い人に頼むべきです。私のようなテレビ育ちの年寄りでは
期待にこたえられません」とお話して、“涙を呑んで”潔く撤退しました。

どんないきさつだったのか分からないのですが、或るプロダクションから「東京電力の
でんき予報」に出演してほしいというメールが来たこともありました。
ご覧になったことがあると思いますが、電力不足を回避するために現状をつたえ、節電を
呼びかけるシリーズCMのひとつだったようです。

小遣い稼ぎとしてはよだれが出そうな話でしたが、安易に飛びついたりはしません。
少し考えて、「顔を出すのならお断りします」と返信しました。
短期間にかなり“集中的に”放送するとのことでしたから、うっかりそんなものに出たら
“世間が狭くなる”と思ったからです。ニュアンスがお分かりでしょうか?

人にもよるでしょうが、私は街なかで「あっ、この人見たことある」と指をさされる、
あの中途半端な居心地の悪さが大の苦手です。
いっそのこと、「WOWOWの岩佐さんですよね? いつも見てます」と言われるなら
楽なんですが、どう対応すればいいのか困るのです。

若いころ、「小川宏ショー」のアシスタントとして人気者だった同期の露木茂とデパートに
行ったときも、まわりの視線が彼に集まるのを見て「気の毒に」と思ったものです。
彼は馴れているようでしたが、「俺にはとても耐えられない」と思いました。
この、マジックミラーの向こうから誰かに見られている感じが、つまり「世間が狭い」の
意味なんです。

このCMは顔出しでしたから、そこで話は終わりました。
ただし、放送されたものは顔出しではなく女性の声でナレーションが入っていましたが。
ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-06-08 07:52 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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2007年の日本シリーズ第5戦は中日が53年ぶりの
日本一に王手をかけて、この試合も1-0とリードして
8回を終えていました。中日先発の山井は8回まで
日ハム打線をパーフェクトに抑え込んでいました。

シリーズ史上初の完全試合まであと1イニング…
しかし、かたずをのんで見守る満員のファンの前に
姿を見せたのは守護神・岩瀬でした。
監督・落合博満の決断ですが、物議をかもしました。



野村克也:突っ込みどころ満載(2007.11.09 初出 )

…テレビ朝日にコメントを求められて私は「監督なら10人が10人、
交代させないでしょう」と言った。
中日の監督をし、五輪代表チームの星野監督は「落合監督はピッチャーの
経験がないから、投手の気持ちがわからないのでしょう」と言ったそうだが、
もし熱血漢・星野が山井の立場に置かれたら、中日ベンチがどんなことに
なったか、想像に難くない。


今週号の週刊朝日に“日本シリーズで見えた「監督の器」”という記事があります。
楽天イーグルス監督・野村克也の話を記者がまとめたものです。
新聞の広告を見たときに一番「面白そうだ」と思えた記事でした。
これまでも、テレビや雑誌で含蓄がある野村監督の話を楽しんできたからです。

読んでみて、“ツッコミどころ”が満載という意味で楽しめました。ハハハ。
冒頭に引用したのはこの記事の本題の部分ですが、記事全体の後半に入るところで初めて
核心に触れています。もちろん、日本シリーズ第5戦でパーフェクト・ゲーム目前の山井を
岩瀬にスイッチした采配についての話です。
直前では<<奇をてらうことが好きなのか、常識で計り難い男であることは確かだろう>>と
書いています。

「よく言うよ」と思います。
落合が変わっているのも事実でしょう。しかし、「長島はひまわり、俺は月見草さ」などと、
誰から見ても“ひがみ”としか聞こえないことを言って、現役から監督時代を通して
ずっと「一風変わった男」と言われ続けていたのは野村克也その人だったのですから。
ハハハ。

誤解のないように書いておきますが、私はそんな“ノムさん”が嫌いじゃないのです。
話は面白いし、テレビで始めたころの“野村・スコープ”は説得力十分で大好きでした。
むしろ、華やかなスターを気取って、力のある彼を貶めようとする一部の有名選手たちが
嫌いでした。


それはそれとして…
<星野が山井の立場に置かれたら…> 
そんなに極端な“たら”はダメでしょう。落合監督だって、投げていたのが山井ではなく、
星野や川上だったら100%代えなかったと思います。
どんなに調子がよくても、これまでの山井の実績、1点リードで迎える9回のマウンドが
どれだけ難しいものかを考えたからこその岩瀬投入だったはずです。
少なくとも、「10人が10人、交代させないでしょう」などと簡単には言えないはずです。

仮に山井が9回に打たれ、同点から逆転されて中日が負けたとしても、
第6戦、7戦と、もう2試合ある。
日ハムにはダルビッシュ以外、頼りになるピッチャーがいない。
しかし、中日には川上がいる。投手陣は中日のほうが質、量とも
圧倒的に優位である。勝利は誰の目にも明らかだろう。


…正直言って驚きました。
モサーっとした、見た目の印象とは裏腹に、物事を緻密に組み立てて考えるタイプの
監督だと思っていましたが、意外に、とんでもない“単純思考”なんですね。ハハハ。
“陣容”だけで勝敗が決まるなら、試合をやる必要はありません。私はクライマックス・
シリーズで見たグリンのピッチングが記憶に残っています。中日優位は動かないにしても、
北海道に帰ったあと、日ハムがグリンでタイに持ち込んだら、最後は“スクランブル”…
勝敗がどう転んだかわからないじゃないですか。
野村克也ほどの男が、中日・3勝の時点でシリーズの行方が決まったと考えていたとは!

ほかにも、落合博満の采配やバッティングにまで散々クレームをつけた挙句に…

いずれにしろ山井は「日本シリーズで完全試合」というプロ野球史に残る
金字塔を立てるチャンスを奪われたのである。それは「個人記録」と言うには
重すぎるものだろう。彼には同情を禁じえない。


…と書いています。

「だ・か・らあ、それはこの試合を仮に落としても優勝できると思い込むからでしょ?」と
言っておきましょう。ハハハ。
チームにとって53年ぶりのシリーズ優勝、山井と岩瀬の実績を考えたら、落合の選択は
100%正しかったとあらためて主張させてもらいます。落合采配に“異論”があっても、
せいぜい20-30%ぐらいだろうと思っていたのですが、この件を取り上げたテレビ・新聞で、
評論家を含めてかなりの数のブーイングが出ていたのにビックリしました。
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ノムさんは、返す刀で日ハムのヒルマン監督も切り捨てています。
以下、その“要約”です。

同じリーグで4位の監督が言うのは失礼だが「定年退職を控えた学校の
地味でまじめな先生」という印象が最後まで拭えなかった。
たとえば短期決戦なのにキャッチャーを何人も使ったことである。
おそらく「ペナントレース中と同じ野球をする方が無難だ」と考えたに違いない。
言い方を変えれば、なれないことをするのが、怖かったのだろうが、私なら
鶴岡だけでいったろう。


野球はチーム競技ですから、現有戦力を分析し、その中で最善の戦法で戦うものでしょう。
ヒルマン監督はそれをやったまでのことです。本人も書いているように、“4位の監督”が
去年に比べ、“がた落ち”した戦力で見事にリーグ連覇を果たし、メジャーにも迎えられた
監督に文句をつけるのは“笑止”というものです。ハハハ。

しかも、この記事のあたまのほうではこうも言っているのです。

今の正直な感想は、監督業に比べ解説業は何と楽なことか、ということである。
評論、解説は試合が終わってからでもできるが、監督は一球ごとに判断と決断を
求められるからである。

まあ、要するに、これはベンチで指揮を執っている監督と放送席に座って、好きなことを
言っている者の差なんでしょう。ハハハ。

実を言うと、はじめ、このことについては書くつもりがありませんでした。
しかし、読みながら頭の中であれこれ反論していると、ふと、「ノムさんのこの論理は、
放送やアナウンスについてオレが書くときに似ていないか?」と思ったわけです。
鏡に映ったわが身を見るような…。
よってもって、“反面教師”として自戒の意味を強くこめて書いたしだいです。ハハハ。


この件に関して球界の“主流派”の多くは落合に批判的でした。
自分たちにしっぽを振らない、それでいて実績を残す落合が
“目ざわり”なんでしょう。そういう奴らですから、放って
おけばいいのです。ハハハ。

私個人は、文句なしに落合を支持しました。
試合当日の記事の中から関係する部分を再録しておきます。


Combined Perfect Game (2007.11.01 初出 )

中日が第2戦からの4連勝で53年ぶりの日本一になりました。
昭和29年、フォーク・ボールの杉下茂を擁して、西鉄ライオンズを下して以来です。
第2-3戦は一方的な展開になりました。第4-5 戦はスコアこそ競っていましたが、内容は
日ハムに勝てる雰囲気がなかったですね。
第1戦の2回以降の日ハムの“貧打”ぶりでは、こうなったのも仕方がないでしょう。

8回まで完全試合だった山井の交代について、明日のスポーツ・マスコミがどんな論調で
分析するのか楽しみですが、私は落合監督のこれまでの采配ぶりから見て十分ありうると
思っていました。
CS第2ステージ(vs巨人)の第1戦で小笠原先発という思い切った作戦も見せましたが、
彼の野球は「打つべき手をきちんと打つ」ですから、今シーズン、チームがここまで
来られたのはなぜか?を考えたら、“1点リードの最後の守り”に岩瀬を投入することには
まったく迷いがなかっただろうと思います。 (以下、略)
by toruiwa2010 | 2014-06-07 06:34 | 自薦・厳選300? | Comments(4)
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日本 vs コスタリカから

05/30のツイート

日本のアウェー用のユニフォームは評判が悪いと
どこかのテレビがやってたけど、たしかにね。
この蛍光色の黄色…ほかにあったと思うけどなあ。
決めたスタッフがカラーブラインドだったんだろうか?

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まあ、ユニフォームの評判が悪くたって構わないんです。強ければ…ね。ハハハ。
午後9時過ぎのキックオフだというのに、始まってすぐに“すばらしい”色のシャツは
タップリと汗を吸っていました。フロリダの暑さは尋常じゃなかったようです。
両国選手の入場に合わせてNHKのベテラン、Uアナはこうコメントしました。

夢を背負って、そして大志を抱いた日本代表の選手たち…。
ここアメリカでしっかりとブラジルでの戦いに備えて
自信をつけて旅立ってほしいものです。


…私の経験から考えると、アドリブでこういう文章が出てくることはありません。
特に、最初の1行などは。
普通なら…

両国の選手が入ってきました。
日本代表は、今大会に向けて新しく作られた
アウェー用のユニフォームを身にまとっての入場です。
今日のコスタリカ戦と4日後のザンビア戦でしっかりと
準備をしてほしいものです。


…そんなところでしょう。それで十分じゃないですか。なぜ、ここで“夢”や“大志”を
持ち出さなければいけないのかが、私にはさっぱり分かりません。今のスポーツ実況は
“入り方”に凝るようになっています…というより、その競争になっています。きっと
“前もって作られた”言葉でも、聞いて盛り上がる人が大勢いるのでしょうね。ハハハ。

あくまで調整が目的の試合ですから、割り引いて考えなければいけないのでしょうが、
いい勝ち方をしたのではないでしょうか?少なくとも、疲れが目についたキプロス戦とは
比べようがないほどいい動きをしていたと思います。
左サイドからゴール前を横切るパス一本できれいにやられた失点は確かに問題です。
しかし、とりあえず相手は“格上”だし、完封は簡単じゃないのではないのですから、
時間帯がよくなかったね…ぐらいでいいんじゃないでしょうか。甘いかな。ハハハ。

本田の出来が良くないと、あちこちで言われているようです。
私などはあれで十分だと思います。ゴールを入れないことをすぐに“不発”と言いたがる
傾向は好きじゃありません。何か“特別な”ことを言おうとする彼にも問題はありますが、
本田についてとやかく言うのは本番を見てからでいいですよ。

ザッケローニはテストしたいこともあって、あのスタメンになったのでしょうが、やはり、
岡崎や遠藤は先発で使うのが正解だとはっきりしましたね。もちろん、ザックも初めから
そのつもりでしょうが。
二人が入ってからの右サイドの動きはまるで別のチームのようでした。

とくに、最初の1点にしびれました。香川が振ったボールをエリア内右で受けた本田が
ほんの一瞬ですが“ためて”、狙いすましたラストパス、内田がスルーして遠藤のシュート!
美しいゴールでした。ひと昔前までの日本代表にはああいうゴールはなかった気がします。
ぜひ、本番でも見せてほしいものです。


UCL決勝:実況アナは欲張り

05/25のツイート

マドリード・ダービーになったUEFAチャンピオンズ・リーグ…
延長の末、レアルが4-1でビッグ・イヤを手にした。
アンチェロッティ&シメオネ両監督+コーチ?のジダンは
セリエAで馴染みの顔だ。
選手は、Cロナウドとカシージャスぐらいしか分からない。


UCLの決勝は、とうとう最後まで実況する機会がありませんでした。プロデューサーが
“ユーロの決勝は岩佐&UEFAチャンピオンズ・リーグ決勝は柄沢”と決めたからです。
悪しき平等。冗談ですよ、冗談。ハハハ。

生で観戦したのも2000年の一度だけです。
この年は会場がサン・ドニでした。全仏オープン・テニスの中継のため、決勝の前日に
パリに着いていたからです。レアル・マドリードがバレンシアを下して優勝しました。
4-0の圧勝だったことと、試合前のピッチにリッキー・マーティンの「リヴィン・ラ・
ヴィダ・ロカ」がガンガン流れていたことしか記憶にありません。ハハハ。

ただし、思えば、あのときもスペイン勢同士の対戦だったし、レアルはあの時が9回目で
今回はそれ以来14年ぶりの歴代最多10回目の優勝(デシマ)を果たしたことになりますね。
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UCLは、決勝がしゃべれなかったこと自体も残念ですが、もっと悔しいことがあります。
1998~99シーズンの決勝、バイエルン・ミュンヘン対マンチェスター・ユナイテッドが
ものすごい試合になったことです。
試合開始直後に挙げた1点を守りきって優勝を目前にしていたバイエルン・ミュンヘンを
悪夢が襲いました。マンUはロスタイム1分にシェリンガムが同点ゴール、終了間際には
スールシャールが逆転ゴールを叩きこんだのです。

逆転された直後、途中でベンチに下がっていたマテウス(バイエルン)が脱いだシューズを
手にして“魂を抜かれた”ような表情で立ち尽くしていたシーンが今も頭から離れません。
実況を担当した柄沢アナに、ものすごいジェラシーがあるわけです。これを担当できたら、
しばらく仕事がなくてもいいくらいに思ったほどです。ハハハ。

私も、ユーロの決勝、ミラノ・ダービー、イタリアン・ダービーなどいくつもの好試合に
“当たって”います。テニスやゴルフでも数えきれないほどいい試合を実況しました。
だから、贅沢を言ってはいけないのですが、アナウンサーというのは、実に“欲張り”で、
少しでもいい仕事、注目を浴びる仕事をやりたいものなのです。


これはうれしいね!
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友人がこんなものを作りました。
ドジャー・スタジアムのスコアボードをCGで再現したもののようです。そこに“MLBの
実況アナ、TOHRU IWASAを歓迎する”の文字が浮かんでいます。
ドジャー・スタジアムはこんな風に観客に向けたメッセージを出してそれを写真に収め、
後日、送ってくれるというサービスをやっていました。おそらく、今も。

1979年9月28日は私の41歳の誕生日でした。
ほぼ1シーズン、アメリカ中を転々としながらメジャーの中継をしていた私でしたが、
実況の予定がなかったこの日もドジャー・スタジアムにいました。
面倒を見てくれていた日系人、トム田山夫妻、アイク生原さんたちと球場のレストランで
食事をしたあと、客席に落ち着いて間もなく、トムが「おい、見ろよ」とスコアボードを指
さしました。目をやると、視線の先にこれがありました。生原さんのご好意でした。
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by toruiwa2010 | 2014-06-06 10:17 | サッカー | Comments(4)
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田中:苦労して9勝目

06/06のツイート

5月の最優秀投手, #田中将大 が先発する。
チームは4連敗中、最近8試合を2勝6敗だ。
相手打者が「消える」と恐れるスプリッターが
健在なら連敗ストッパーになれるはずだが。
四球を与えない田中に対しA'sの258四球は
MLB1位だ。
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6回 104球(71ストライク) 5安打(1HR) 1四球・4三振 1点 勝ち(9勝1敗) 

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baseball's most disciplined team at the plateと言われます。
=打席での訓練が最も行き届いたチーム…、この場合は“簡単に打ちにいかない”、
“ボールに手を出さない”という意味でしょうが、A’sはそういうチームの代表格です。
今日の田中に対しても2ストライク後のファウルが14本もありました。完封したメッツ戦は
わずか3本だったことを思えば、田中の心中は察するにあまりあります。なんて日だっ!!
ハハハ。

ボール球を振らせる、空振りさせる率が高い田中が“トコトン”苦しめられました。
苦労したのは田中の調子がどうこうではなく、A’sのチームとしての戦い方が理由です。
24人の打者と対戦しましたが、そのうち9人には6球以上を要しました。過去最多です。
1失点は2番・ジェイソのホームランによるものですが、初球だったのは“皮肉”です。

中盤の4回、5回は26球ずつかかりました。
それでも、6回を終わって104球でしたから、途中交代を織り込んで7回のマウンドには
上がると思いましたが、ジラルディはこの回で田中を代えました。球数より精神的疲労を
考慮したかもしれません。ハハハ。

MLBで先発した12試合すべてがQSです。
防御率はさらに改善されて2.02になりました。


黒田:明るい兆し?

06/04のツイート

黒田が先発する。このところ納得する投球が
できていないが、前回は援護点にも恵まれて
勝ち星を得た。
球団のサイトにこう語ったそうだ。
「選手として1年間ケガをせずコンディションを
整えて打者に立ち向かう責任がある」。
…ダルビッシュは耳が痛いかもしれない。
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6回2/3 93球(55ストライク) 2安打(1HR) 1四球・2三振 1点 勝ち負けなし

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1点に抑えて7回も2死でランナーなし、投球数もまだ82球でしたから投げ切りたかった
でしょうが、迎えるバッターが前の打席でセンター後方に打ち込まれた4番で左打ちの
モスでしたから、交代はやむを得なかったと思います。
このとき、2-1とリードしていましたから勝ち投手の権利はあったのですが、リリーフ陣が
持ちこたえられず、3連勝はなりませんでした。

間違いなく、今シーズン一番の出来でした。
モスのホームランも2-2からの5球目をストライクと言ってくれていたら…と思います。
この日の主審は低めをよくとっていて、現地アナは“pitcher's umpire”と言っていたのに
この1球だけやけに厳しかった…と、ついつい愚痴りたくなります。ハハハ。

4回まで無失点だったのは今シーズン初めてです。相手投手がカズミアだけに神経を使った
投球になったと思いますが、6回2/3を1失点なら文句はありません。
高めに抜けるボールが多くなかったし、復調の兆しははっきりと見えていました。
あまり言われませんが、実は、黒田は1ヶ月以上負けていないのです。
5月1日にマリナーズに敗れて以来、6試合に先発して2勝0敗、防御率も3.44です。
流れはよくなっています。この試合でさらに上昇するきっかけをつかんだと思いたいです。


岩隈:7回を完封!
7回 96球(71ストライク) 6安打 無四球・7三振 0点 勝ち(4勝2敗)

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堂々たるピッチングでした。
このところ2試合続けてホームランにやられていましたが、打たれていたのは失投です。
持ち味である制球さえ乱れなければ大丈夫だと思っていましたが、この試合では、失投が
ほとんどありませんでした。どのボールもきれいな軌道を描いてキャッチャーのミットに
飛び込んでいきました。これなら打てないでしょう。

今年は一度も100球を超えたことがありません。その中で7回以上投げたのが7試合中、
5試合もあります。あっぱれなエースと言っていいでしょう。マリナーズ・ファンには
叱られそうですが、できれば、優勝を争えるチームで投げてほしいですね。

彼が先発ローテーションに入ったのは2012年7月2日でした。
それ以後、昨日までのMLBの主な先発投手の防御率をランク付けするとこうなります。
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                       (data:ESPN)

岩隈がそうそうたる顔ぶれを従えてトップの数字が残っています。日本のスポーツ紙は
田中やダルビッシュのことはこまかいことまで書きたてますが、こういう話は伝えません。
一昨年、去年、黒田が絶好調だったときもそうでした。情けない。


松坂:ストライクが入らない!

06/05のツイート

“MLB日本人選手への期待”で松坂大輔について
こう書いた。
<開幕から飛ばすことが求められるだろう。
そのためにはまずはローテーションに入ること、
入れたら、その位置を確保することが前提になる。
星勘定はそのあとだ>と。
チャンスを得た。ものにしたいね。
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4回1/3 88球(47ストライク) 4安打 5四球・2三振 4点 勝ち負けなし
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スポット・スターターとして今シーズン初めて先発した試合から10日ぶりの先発、しかも、
その間に2度、中継ぎ登板しているのですから、やりにくかったでしょう。
しかし、それにしてもコントロールが定まりませんでしたね。
47-41というストライクとボールのレイシオが悪すぎます。20人の打者と対戦しましたが、
半分の10人に3ボールになっていました。最後の1球はストライクだったと思いますが、
それは大したことではありません。ストライクが入らないのでは話になりません。

ふざけて言うのではなく、前回、レイシオが67-31だったとき、わが目を疑いました。
松坂って、こんなにコントロールが良かったっけ?
…結局、コントロールが良かったのではなく、単にストライクが多かっただけ…なんです。

もともと、フォームが美しい投手ではありませんが、少なくとも西武時代は、あんなに
“そっくり返って”投げてはいませんでした。あれでは、ボールの行方を制御するのは
とても難しいでしょう。
ただし、シーズン中ですから、フォームの修正などしている暇はありません。
監督がコリンズですから、あと1,2試合はチャンスはもらえると思います。そこで結果を
出さないと“まずい”ことになりますね。こんなピッチャーじゃないはずなのに。


ドン・ジマー 逝く

MLBで最も愛された男の一人、“ポパイ”こと、
ドン・ジマーが亡くなりました。83歳でした。
どっぷりと野球につかった人生でした。
DugoutLegendsさんが、ツイートしています。

What you lack in talent can be made up with desire,
hustle and giving 110 percent all the time. -Don Zimmer

…能力が足りなくても、意欲を持ち、ハッスルして、
いつも110%がんばったら、補えるものさ。—ドン・ジマー

ご冥福を祈ります。
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by toruiwa2010 | 2014-06-06 06:35 | メジャー&野球全般 | Comments(4)