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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2014年 12月 ( 34 )   > この月の画像一覧

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「あっ、あいつだ!」
…映画を見に行くと込み合っていて妻と席が離ればなれになりました。自分の席について
妻の方を振り向いたとき、彼女の前の席で若者が隣の連れにそう言ったのだそうです。
視線は明らかに私の方に向けて。
言葉のトーンは決していい感じのものではなかったはずです。ハハハ。

一時は、通院している病院のリハビリ・ルームに入るときも少し意識していました。
担当療法士から“それが私であること”が仲間内で話題になっていたと聞いたからです。
なじみの店に食事に行くときも「あそこの店員はみんな若いから、きっとオレのことを
知ってるなあ」と思い、「何かあっても大丈夫か?」と妻に確認したりしました。
嫌がらせをされることはないにしても、「あれが“炎上中”のバカだ」と“好奇の目”で
見られるのは楽しいものじゃないだろうと思ったからです。ええ、杞憂でしたが。ハハハ。
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すべての発端は、この夏 私が書いた一件のツイートでした。

08/14のツイート( 11:23:48 AM )

東海大四のピッチャーのスローカーブ…
ダメとは言わないが、少なくとも、投球術とは
呼びたくない。意地でも。
こういうことやってると、世の中をなめた少年に
なって行きそうな気がするが。ハハハ。


最後の2行がいけませんでした。
しかし、あれほどの大事になるとは予想もしませんでした。
初めは“投球術”云々にこだわる人からのクレームばかりで、こちらもいつもの流儀で
適当にあしらっていました。しかし、“あの投球”が気に入っている分、激しいトーンで
言い募って来るのに辟易して、つい、こうつぶやいてしまいました。

ウへ、恐ろしい。袋叩きに遭ってる。
攻撃してるわけじゃなくて、こういうのはやだねえ…と
感想を述べてるだけなんだが。


単純な“気持ちの吐露”ですからタグもつけなかったのに、しっかり“監視”されていて
あっさり“拾われ”ました。ハハハ。
“世の中をなめた…”の部分に焦点を移して猛烈なバッシングが始まり、ツイッターが
派手に炎上したのです。
時間の経過とともに私への批判は激しさを増し、ほぼ正確に1日半、“ノーガード”で
パンチを浴び続けました。

2日目の夜11時に一度横になりましたが、リビングに戻って書き込みました。
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08/15のツイート( 11:02:07 PM )

8月14日11:23:48に送信したツイートには
言葉が足りない部分と、逆に余計な部分がありました。
西嶋投手とその関係者の目には触れていないと思いますが、
不快な思いをさせたことお詫びします。ごめんなさい。
なお当該ツイートは削除しました。


当然、そんなことではなかなか勘弁してくれません。
ツイッターや18日に書いたブログ“ツイッター 炎上!~ひたすら詫びるしかない~”に
無数のリプライや書き込みがありました。なるほどと思うものもありましたが、多くは
言葉使いはともかく、私を一方的に攻撃するものでした。

投球術については「緩急をつけるのは投球術じゃないか」、「どれほど厳しい練習の賜物か
分かってるか」、「プロでも投げる選手がいる」、「お前の投球術とは」というものが多く、
もう一件については「彼の人格を否定するものだ」、「スローボールを投げると世の中を
なめた人間になるのか?」の2点にほぼ絞られていました。

前者についてはいくらでも反論できますが、具合が悪いことに後者はこちらが間違って
いるのですから、両者がからむと言い返せず、黙って推移を見守るしかありませんでした。

振り返ると、私にとっても西嶋投手にとっても不運だったのは、あのとき、海の向こうで
岩隈が登板していたことかもしれません。
2台のテレビを並べて高校野球とMLBを見ていたのです。音声はMLBでした。
目の片隅に入る隣のテレビで、西嶋の投げたボールが画面の上に“消えて”行ったとき、
いったい何が起きたのかとびっくりしました。
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4回裏、九州国際大付属の先頭3番打者に対する1球目でした。ストライクに見えましたが、
判定はボールでした。審判の“何かに耐える”ようなジェスチャーがとても印象的でした。
試合後、審判部内、本部内で議論された可能性はあると思います。

問題のツイートはその直後に書いたのです。
このボールの目的は相手の意表をつき撹乱することだろうと思いました。プラス、緩急を
つける一環のつもりだろうが、高校生のテクニックとしてどうだろう?…とも。
言われるまでもなく、ルールに違反していないし、選択肢としては“あり”でしょう。
投げること自体に反対しているのではなく、前段の骨子は「投球術じゃないぞ」でした。

球種を変え、投球のテンポを変え、緩急、高低を使って内外角に投げ分ける。
打者の読みを外しながらこれらを組み合わせていく…私がイメージする“投球術”とは
そういうものです。「ほら見ろ。緩急を使うのは投球術じゃないか」と言われそうですが、
私が言いたいのはあの“スローボールを投げること=投球術”ではない…です。

昔は、400勝投手の金田だって投げていました。“遊び”だったでしょうが。
しかし、西嶋にあの球が必要か?と聞かれれば、私の答えはNoだったのです。
彼の投球を見れば、カーブ(彼にとってのノーマルスピード)とスライダーをうまく使って
130キロ台のストレートを早く見せる工夫がきっちりできていました。
4球投げたスローボールを除く149球で相手を抑える“投球術”を持っているのです。

私が「いやだな」と思った“超スローボール”はこのときの1球しか確認していません。
もし4回に、4番・5番に投げた“テレビ画面に収まる”スローカーブがこの4球の中に
含まれているのなら、その球は私の感覚でも投球術の中に入ります。

“あの1球”の直後に書いたため、ツイートにその辺の説明が足りないのは事実です。
ただし、ネットでは“あのボール=なめた投球”とされてしまいました。だれか一人が
理解できずに、あるいは意図的にゆがめて強い調子のツイートをすると、拾い読みしては
それを拡散する連中によってリツイートが繰り返されて行きました。私のケーズに限らず、
“炎上”はおおむねこのパターンのようです。

次に考えたのは、西嶋が「これが投球術だ」と錯覚(私に言わせれば)し、仮にこのまま
勝ち進んだりすると、野球を甘く考えてしまうのではないか。なめてしまわないか。
そのあとの人生にとっても、それはいいことじゃないなあ…ということでした。

…ツイートは明らかに言葉が足りていません。
そして、使う言葉を間違えました。「世の中をなめた」はまったく“余計”でした。
言い方はほかにいくらでもあったのにと思います。

どちらにしても、“最後の2行”が攻撃する側に格好の材料を与えました。
自分が悪いのですから、誰にも文句は言えないし、言う気もありません。
ただ、あの2行がなければ、高校生があの球を投げるのがいいことか悪いことか、そして、
それを“投球術”と呼ぶかどうかについて、もう少しまともな“議論”ができたのでは
ないかと、それが残念です。
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私は、単純に甲子園であの球は見たくなかったなあと今でも思っています。
たしかにスタンドはわきました。しかし、それは“面白かったから”でしょう。
その意味で彼の目的は果たされました。反射的に「これはよくないなあ」と思ったのです。
翌日、毎日新聞に載っていた「球場を味方にしたかった」という彼の発言を見てますます
そう思いました。すでに、私自身に非難が集中していましたから、書きませんでしたが、
彼の真の狙いはそこにあったのでしょう。
多くの人が言うように、あの球を身につけるのにも努力はしたでしょう。
しかし、“球場を味方”にしたければ、一生懸命にプレーするのが一番だと思います。

あの投球を“擁護”する声がプロ野球界から聞こえてきましが、知る限り、投手だけで
野手の意見はなかったような。
高校野球の監督やほかの投手たちはどう思ったかも聞いてみたいのですが、メディアも
そういう取材はしていなかったようです。主催の朝日新聞が「直球の球速が140キロに
満たない西嶋がスローボールを投じるのは、打者を緩急で惑わせる立派な投球術だ」、
「投球の幅を広げようとバッテリーで考えた新球だ。18歳の工夫と投球は批判される
ものではない」と書いていたくらいですから、ほかは推して知るべしです。ハハハ。
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記事を書いた記者は超スローボールで西嶋の投球術が完成すると思っているようです。
しかし、超スローボールに“惑わされ”ているのは打者よりメディアの方でしょう。
惑わすのが狙いならバックネットにぶつけてもいいし、元中日の小川健太郎のような
“背面投げ”をしても、なんなら、マウンドから転がしてもいいことになります。

ストレートが140キロに満たない投手は毎年たくさん甲子園にやってきます。
彼らが超スローボールをはじめ、それぞれに“工夫した”球を投げ始めたら、それでも
“立派な投球術だ”と書くとは思いません。

この件に関しては、名のあるジャーナリストやスポーツライターからもあまり意見が
聞こえてきません。現場にいた記者仲間、解説者同士、アナウンサーの間からまったく
“異論”は出なかったのでしょうか?そんなはずはない…と思います。
多様な考え方があっていいのに、私への激しいバッシングに恐れをなしたのでしょうか。
触らぬ神に祟りなし?

この一件に関連して、在米の知人からこんなツイートが来ました。

西嶋投手は『15 Seconds of fame』になると思います。
日本国内でプレーするならいいんじゃないでしょうか。
ダルもスローカーブを投げてますが、違います。
あのような高いところに投げる球をMLBで投げたら
バカにしていると乱闘になりそうですね。

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“最後の2行”だけをフィーチャーしていくつかのメディア…特にTBS「情報7DAYS」が
ご丁寧に顔写真入りで取り上げてくれたりしたおかげで15 seconds of fame=一瞬だけ、
有名になった…の“仲間”になってしまいました。ハハハ。

いや、彼とは1%ぐらいの確率でお友達になれたかもしれないのです。
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09/01のツイート

深夜にフォローしてくれた人がいた。
岩隈が交代し、連絡を取ろうとしたら、
リムーブされていた。どうしたんだろう?
07:54:03AM

今日午前1時ごろ私をフォローし、6時か7時ごろに
リムーブした人、心当たりがあったら、もう一度
フォローしてくれませんか?話したいことがあります。
20:55:50

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この日の夜中、目が覚めたときにスマホをのぞくと、この文字が目に飛び込んできました。
連絡方法を探っていたので嬉しかったです。
朝になったら、フォローを返してダイレクトメッセージでコンタクトしようと思いました。
札幌まで行けば会ってもらえるかどうかを知りたかったのです。

…“あさイチ”でやるべきでした!
またしても岩隈が登板する日だったのでスコアをつけながら観戦し終えた午前7時すぎに、
さてDMを送ろう…と思ったら、リムーブされていたのです。

数時間の間に何があったのかは分かりません。考え直したのか、誰かに注意されたのか?
ツイッターの仕組みに詳しくないので、別人が操作して、フォローしたりリムーブしたり
出来るものかどうかも分かりませんが、本人だったと思っています。

12/20のツイート

@xxxjima 突然すみません。
岩佐徹と言います。分かると思います。
できればフォローしてもらえませんか?
(私はフォローしています)
ダイレクトメッセージを送りたいのです。
よろしくお願いします。


このエントリーを書くにあたって、リプの形で直接、問いかけてみましたが、残念ながら
返事はもらえませんでした。トホホ。

西嶋君は大学に進まず、社会人(JR北海道?)で野球を続けるようです。
健闘を祈ります。そして、2015年がいい年でありますように。
都市対抗野球で東京ドームに来るときは球場に行って応援します。
どの場面かであの球を投げてくれたら最高です。いや、ほんとに。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2014-12-31 10:45 | メジャー&野球全般 | Comments(7)
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それは”快挙”で始まった

01/30のツイート

STAP細胞を発見?した小保方晴子さん、すごいね。
万能細胞…山中教授のipsのときもそうだったが、
どう説明されても何の事だかよくわからない。
でも、すごい。大学を出て8年なら、普通は研究の
「お手伝い」をするのが精いっぱいではないのか。
久々の明るいニュースだ。

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まさに“快挙”でしたね。

「マウスの細胞を、弱酸性の液体で刺激するだけで、
どんな細胞にもなれる万能細胞に変化する」

冒頭のツイートは、まぎれもない日本語なのにその意味をまったく理解できないまま、
つぶやいたものです。ハハハ。

やってのけたのが女性であったことはともかく、30歳という年齢にはビックリしました。
しかも、一度はネイチャー誌に論文の掲載を拒否されている経緯を考えたら、“仕組み”に
たどり着いたのは“もっと前”…ますます驚きました。物理学はおろか“バケガク”の
段階でお手上げだった私には無限のリスペクトしかありませんでした。
世界の最先端の研究をするグループのリーダーが30歳であることは女性であることより
はるかにすごいことだと思いました。

発見したものの大きさとともに、彼女を取り巻く様々な状況が世間をとりこにしました。
もちろん、マスコミが飛びつきました。見た通りの美人だし、しょうがないでしょうね。
“リケジョ”とか“祖母のかっぽう着で実験”という分かりやすい取り上げ方に加えて、
子供のころの作文が出てきたり、連日 先生や同級生、研究所の同僚たちが追い回されたり
していました。心配した2chに中傷や攻撃的なものが少なかったのは何よりでした。

しかし、とかく、成功は“妬みそねみ”の対象になりがちです。いずれ、ゆがんだ方向に
向かう可能性は十分だとは思っていましたが、まさか、こんなことになるなんて…。

ほどなく、同業の研究者やメディアからさまざまな疑問の声が上がりはじめ、そのたびに
小保方さんや理研が修正したり、釈明したりする状態が続きました。
一定の方向を示したのは理化学研究所調査委員会の“最終報告”だったでしょうか。
中身の細かいことは省きますが、要素するに「小保方さんに2点の研究不正があった。
指導的立場にあった人たちの責任は重大」ということでした。


一転、コピペ・改ざん・ねつ造の指弾

04/01のツイート

小保方さん、わずか2ヶ月で天から地へ…。激変だね。
「STAP細胞の発見さえ捏造のように言われるのは
承服できない」と言っているらしい。だとしたら
いくつかの論文で“パクリ”っぽい部分があることを
きちんと説明しないといけないね。


最初の騒ぎ方が半端じゃなかった分、“反動”も大きくなるのは避けられなかったでしょう。
各種報道に出てくる、コピペ、ねつ造、改ざん…などの言葉の“インパクト”が強すぎて
彼女が相当な“悪事”を働いたかのような印象を与えました。
一方で、理研調査委員会の最終報告書を受け取ったあとの小保方さんの“反論”を読むと、
「どうもそうじゃないらしい」と思えたりして、結局、この件の問題点はどこにあって、
小保方晴子さんは糾弾されるべきなのかどうかがよく分からなくなりました。
肝心なのはSTAP細胞が存在するのかしないのかですが、理研の幹部さえこの時点では
「はっきりとは言えない」のですから、なんともはや。ハハハ。

小保方さんが報告書を受け取って「承服できない」と“反撃”に出たのは少し意外でした。
普通、あれほど脚光を浴びたあとにさんざん叩かれたら、立ち直れないほどのダメージが
あるはずだと思うからです。リケジョ強し。ハハハ。


釈明 聞き入れられず?

04/09のツイート

小保方さん…思ったより元気そうでよかった。
「STAP細胞を論文の体裁上の間違いで否定しないでほしい」
…会見に臨むにあたってのコメントの中でそう語っている。
その通りだね。
大騒ぎしたあと、今度はヒステリックに批判する…
マスコミも世間も冷静になりたい。

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2時間半以上に及ぶ長い会見になりました。よく、会見に出たと思います。
時に涙を流す場面もありましたが、気丈に対応していました。見かけ以上にシンの強い
女性なのでしょう。叩かれても仕方がない間違いをおかしたのは確かですが、立ち直る
力も持っていることが分かりました。

一方、理研には“組織を守る”という意識を強く感じました。ほかの組織もふくめて、
先輩研究者たちからは「それ見たことか」的なのコメントしか出ないのが残念でした。
冒頭に、直立して「不注意、不勉強、未熟だった」とかぼそい声で謝罪する彼女からは
実年齢よりはるかに幼い印象を受けました。それで騙されたわけじゃないですよ。
週刊文春の記事の小見出しに“五十代以上の男性はみんなメロメロ”とありましたが、
当時75歳の私は決してメロメロではありませんでした。ただ、 あれよあれよという間に
“世紀のヒロイン”扱いから一転、“稀代のペテン師”にされてしまう過程を見せられて
ワケが分からなくなっていましたのです。ハハハ。

それはともかく、彼女の態度は一貫して誠実だったし、正直だったと思います。
75年、“人間”を見てきた経験から、その顔は“改ざん・ねつ造”がばれて追及され、
逃げ場を失った人のものには見えませんでした。
たしかにミスはしたけれど、すでに訂正した。その点を除けば、自分がやってきたことは
間違っていない。自信もほこりも持っている…という人の顔でした。
少なくとも、悪意をもって何かをたくらむ人には見えませんでした。会見の場でうそを
ついているとも思えませんでした。
ただし、科学の世界で「体裁上の間違い」が通用するかどうかは別問題です。

理研調査委の報告を聞いたときからその中で使われている“改ざん”や“ねつ造”という
強い言葉には違和感がありました。事実がないのにあるように見せかけるのがねつ造です。
改ざんも然り。少なくとも、一般社会では。
しかし、科学、それも“世界的な大発見”に関わる話ですから、それだけでは済みません。

このころのメディアはもう“小保方はインチキ”と決めつけているように見えました。
ゴーストライターが作曲したものを自分の曲であるかのように発表してきた佐村河内某の
行為には明らかな悪意がありましたが、彼女のケースは違うでしょう。
しかし、会見の空気は途中から“尋問”のようになっていきました。
相手が若い女性だからか、質問の調子が馬鹿にしているように聞こえる記者もいました。
「あなたねえ…」と“糾弾する”調子で質問していた記者にはあきれました。
「君なあ、相手が50代、60代の経験豊かな男性の研究者でも同じ調子で質問するか」と
聞いてみたかったですね。
自分で“結論”を持っていて、そこに誘導しようとしているのが見え見えの記者も。
明らかに“形勢不利”なのに彼女の肩を持つ気になったのは彼らのせいです。ハハハ。


真相を知りたいね

04/16のツイート

理研CDB副センター長・笹井氏の会見が始まった。
東大の上教授?正確を期さなければいけない話だし、
大きく言えば、国の名誉もかかっているから、
きついことを言ってもかまわないのだが、この人の
話し方には”愛情”を感じない。

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笹井教授は小保方さんの指導教授だったそうです。亡くなった人なので気が引けますが、
記者会見では最初から“及び腰”で言い訳っぽい話が多く、“食えないやつ”という印象が
強かったことを思い出します。小保方さんは「尊敬する笹井先生が私の過ちのため厳しい
質問に答えている姿を見て本当に申し訳ない。申し訳なさ過ぎて、言葉にならない」と
言ったそうですが、そう言わざるを得ない空気が理研の中、あるいは広く学問の世界には
あるのかなあと思わされました。

この間、たくさんの専門家がメディアに登場して意見を述べていました。
話の流れから避けられない部分もあるでしょうが、そのもの言いは、自分たちの世界で
起きた“不都合”を抹消したがっているように見えました。
ツイートにあげた上教授はその典型です。愛情どころか敬意の“かけら”も感じません。
彼に言わせれば“敬意”には値しないからでしょうが。
水に落ちた犬は叩く…ってことですか。“うさん臭く”て好きじゃありませんな。ハハハ。


06/05のツイート

「これでSTAP細胞があったら理研は小保方さんに対して
どういう態度をとるんでしょうね?」と笠井アナ。
いやいやいや。それは君たちマスコミが言っちゃダメな
一言じゃないのかな。聞いたとき、びっくりしたぜ。


笠井が…というわけではありませんが、疑惑が出始めたころからの小保方さんの扱いは
とても公平とは思えませんでした。あからさまな“手のひら返し”。ハハハ。
6月には理研・改革委員会が 彼女に「きわめて厳しい処分を」という結論を出しました。
初めからその結論ありきだったのでしょう。
彼女を採用した経緯がずさんだった…など、何をいまさら?という話もありつつ、彼女が
改めて行う“検証”実験に参加できる余地が残ったのは唯一よかったと思える点でした。


キーパーソンの自殺&検証実験

12/19のツイート

私的な外出姿をここまで追い掛け回す。“暴力”だね。
STAP細胞再現はならなかったが、罪を犯したわけでも
騙したわけでもない。
少なくとも今の段階では。そうだよね。

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8月にカギを握る人物の一人が自殺しました。
総バッシング状態でしたから“ある程度”予想できたことですが、防げませんでした。
ますます窮地に追い込まれた小保方さんは理研によるSTAP細胞の有無を検証する実験に
“別枠”で参加しましたが、“期限”内に結果を出すことはできませんでした。

理研は19日、「STAP細胞について、検証実験では確認できなかった」と発表し、細胞の
存在を事実上、否定しました。更に25日には調査委が「別の万能細胞であるES細胞が
混入した可能性がある。それも故意に」との報告書を出しています。“誰かは特定できない”
としつつ、“故意”というきわめて強い言葉を使っていることに違和感があります。
それはともかく、理研も退職した彼女が自分の名誉を挽回するためには、完全に独自に
実験を進めて成果を示すしかありません。
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万事休す。
…それは、応援してきた私にも当てはまります。
いまだに、彼女が分かりやすい虚偽の論文を意図的に書いたとは信じられません。
しかし、これ以上かばう“根拠”がないのです。

ただし、彼女一人にすべてを背負わせてジ・エンドにすることには反対です。
そもそも、論文がネイチャー誌に送られる前のチェック機能はどうなっていたのか。
ネイチャー誌は掲載する前にどんな検証をしたのか。
すっかり明らかになってはいませんね。
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“とくダネ”のこのやりかたには問題があります。“3.11”のときにも強引な取材姿勢を
批判されていなかったっけ。
今日の年末特番で“土下座の強要”を取り上げ批判していましたが、私には同じことを
やっているように見えます。より悪質かもしれません。
のど元過ぎれば…。あやういなあ、母局。
ヘアスタイルの影響もあるのか、少しふっくらしたように見える彼女に対して、それほど
やつれていない…などとする声もあるらしいですが、話になりません。やつれは顔だけに
出るわけじゃないでしょう。

体調をひどく崩しているという彼女が“第2の笹井”にならないようにと祈ります。
そして、この件で日本の科学への信頼・期待が揺らぐようなことがないようにと。
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by toruiwa2010 | 2014-12-30 09:49 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
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プレーも態度も“残念”だったエア・ケイ

錦織圭は本調子ではなかったようですね。
まったく精彩がなく、トロイツキに敗れました。
体調が悪いのかと思うほど、ポイントとポイントの間の動きも
リズムが感じられません。
気になったのは、第2セット第6ゲームをブレークされた
(4-6 2-4)直後の行動です。
ボール・チェンジのタイミングだったのでラケットを換えに
チェアに向かいました。今では多くの選手がやることですが、
ゆっくりと歩く彼を見ながらトロイツキは少しイライラした
しぐさを見せていました。
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しかも、錦織はバッグから取り出した新しいラケットのビニール
カバーをはずしたあと、そのカバーをバッグの中にしまわず、
その場に落としてコートに戻って行きました。
結構、風が吹いていました。
「このままではプレー中に飛ばされるぞ」と思っていると、
主審がボール・パーソンに処理させていました。

たまたまかもしれません。2年ぶりのジャパン・オープンなのに、
いいプレーができない自分に腹が立っていたのかもしれません。
しかし、この態度は見ていて不愉快でした。
すべて“初心”に戻ってほしいと思います。


2010年10月、有明で初めて見た錦織についてそう書いています。
少々厳しすぎるとは思いましたが、間もなく21歳になろうかというプロのことですから
遠慮はしませんでした。
その後も、日本メディアが持ち上げる中で注文をつけ続け、一部のテニス・ファンから
「岩佐は錦織をディスってる」と非難されました。“言いがかり”ですが。ハハハ。
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驚くほどの成長

それから4年が過ぎて錦織はびっくりするほどの成長を見せています。
今年の躍進ぶりは目を見張るものがあります。マイケル・チャンがコーチについてからの
心身両面の充実は素晴らしいです。改善したサーブを起点に攻撃的なテニスをしています。
トップの選手とラリーになってもポイントがとれるようになってきました。
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顔つきがしっかりして、問題が多かったコート上の振る舞いもトップ10選手にふさわしい
ものになっていると思います。今はもう、どこを探してもアラが見つかりません。脱帽。
ハハハ。

ただし、私のことですから、“手放し”ではありません。
今年、初めてトップ10入りしたとき(05/12)にもこう書きました。

今後の錦織に求められるのは、まずトップ10への定着です。
次の目標は“トップ5”でしょうが、グランドスラムを含む
ビッグイベントでベスト4の常連になることを意味するのですから
簡単ではありません。なぜかと言えば、準々決勝でトップ4の
誰かに勝たなければ準決勝には進めないのですから。


…まさか、11月に5位まで上がるとは思っていませんでした。
ただし、メディアは褒めるばかりですが、錦織が持っている“ツキ”には触れません。
フェデラーやナダルが1位だったころに比べ、ジョコビッチには安定感が不足しています。
33歳のフェデラーは全盛期の70%ぐらいのところまで力が落ちています。
ナダルはケガが多くなり、いい状態で試合に臨めていません。
マレーもケガがちで、もうトップ4にいたころの力はありません。フェレールは年齢的に
苦しくなって10位までランクを落としました。

現在トップ10にいる残りの4人、バブリンカ、ベルディッヒ、ラオニッチ、チリッチは
錦織が完全に互角に戦える相手です。
つまり、上昇気流に乗る錦織にとってこの数ヶ月は千載一遇のチャンスだったのです。
もちろん、そのチャンスをものにしたのは立派です。だから“脱帽”なんです。

そんな環境を考えたら、年明け早々、トップ4に上がることも十分に可能ですね。
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グランドスラム優勝はあるか?

トップ10入りしたとき、“師匠”だという松岡修造がこう言ったそうです。

「2,3年後、錦織が勝てない相手はいない。
そのときケガをせず、しっかり安定した体力とメンタルを
持っていたら相当なことが起きる」と。


“たら”にもいろいろありますが、“ケガをせず、安定した体力とメンタルを維持する”
という“たら”は無茶でしょう。すごいことを言うなあと思いました。
勝てない相手がいなくなり、体力とメンタルがしっかりしていたら、そりゃ強いでしょう。
もし、ナダルやジョコビッチがそんな条件を満たしたら、グランドスラムを独占しますよ。
ハハハ。
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最後に、「次はGSで優勝だ!」と気楽に盛り上がっているメディアやファンに、私らしく
(ハハハ)水を差しておきます。
まず、2010年以降5年間のGS(20大会)のチャンピオンを見ると、フェデラー、ナダル、
ジョコビッチ以外にはマレー、バブリンカ、チリッチの3人しかいないという事実。

もう一点は、錦織がこれまでのGSで4回戦を突破したのは2012年の全豪(QFで敗退)と
今年の全米(準優勝)の2度だけだという事実です。

…この二点を考えると、GSの優勝がいかに難しいかが分かります。

彼が世界のトップに立つためには、ランク上位8人しか
出られないツアー・ファイナルの出場権を得ることが
その第1ステップになるでしょう。
そして、来年のグランドスラム4大会で3回、少なくとも
2回はベスト8に進出し、そのうち1回は準決勝に進む…
そんなハードルをクリアして初めてチャンピオンへの
“挑戦権”が得られると考えるべきです。


全米のあとのブログにそう書きました。
錦織圭は第1ステップをあっさりクリアしました。このときも脱帽しました。ハハハ。
しかし、GS王者への道は遠いです。ファンのためにも実現してほしいと思いますが。

ブログやツイッターを読んでいる人は知っているでしょうが、私は全米での快進撃から
ツアー・ファイナルまで、ニュース映像以外は彼の試合を見ていません。日本人選手は
私が実況したりテレビ観戦したりすると敗けることが多いので、錦織とファンのために
見ることをやめたのです。

見ていないのに何かを書くのは失礼な話です。
そして、厳しいことを書いたのは問題ないとしても、彼がここまで伸びることをまったく
予想できなかったのは恥ずかしいかぎりです。14年間もテニス実況に関わっていたのに
いったい何を見ていたのか…ということです。

よって、以後、錦織圭に関しては一切書きません。
ツイートもしません。
以上、宣言しておきます。

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by toruiwa2010 | 2014-12-29 09:20 | 岩佐徹的考察 | Comments(6)
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ソチ・オリンピックのあと、浅田真央の熱烈ファンを中心に日々10万件のアクセスがある
巨大ブログ“ときどき黒猫”に集まる人たちがあるプロジェクトを立ち上げました。
トリプルアクセルを含む6種類全ての3回転ジャンプを8度も跳んだ浅田真央に対して
“プラチナ”・メダルを贈ろうという趣旨の企画です。日本代表全選手にはクリスタル・
メダルを贈るのだそうです。浅田とほかのスケーターにはプラチナとクリスタルほどの
差があると認定したわけですね。ハハハ。 ( http://goo.gl/mXW5tI )
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このことを知った瞬間、「これはまずいんじゃないか」と思いました。
常々、このブログの内容やそこに寄せられ承認されているコメントなどを読むと、普通に
浅田を応援する人たちではなく、スポーツを愛する人には考えられない“一定の方向”で
意見が一致している連中だと分かるからです。

そして、ブログ主は「自分はあくまで発起人であり、代表者ではないと言っていますが、
一方で、金銭問題を含むトラブルが起きたときには全責任を負うとブログに書いています。
連盟とも話をしており、どう言いつくろっても実質的主導者は彼だと考えざるを得ません。
彼は過去にフィギュアスケートについての本を2冊出版し、2011世界選手権で“露骨な
八百長があった”と非難し、“出来レース”だと断じ、そのうえで、採点に不正、不公平、
疑惑がある。キム・ヨナはその恩恵を受けてきたし、浅田真央はずっと貶められてきたと
一貫して書いていました。
たとえば、オリンピック後のブログにはこんな記述がありました。
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今回のオリンピックは、キム・ヨナもいい演技でした。
メダルを争うのに相応しい力量をみせたのは確かです  としつつ、

しかし、いつものような爆上げではなかったとはいえ、
出場した選手の中では断トツのお手盛り採点だったのです。
アデリナ・ソトニコワとカロリーナ・コストナーのような
見ごたえは無く、浅田真央には遠く及びません。
今回のオリンピックもキム・ヨナは見えざる手によって、
銀メダルを獲得したのです。

今回のオリンピックは、韓国に泣きつかれたISUの
チンクワンタ会長が、キム・ヨナを表彰台に立たせました  
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…旗幟鮮明ではありませんか。ハハハ。

嫌韓、嫌キムと並んで顕著なのは、ISU主導で採点が操作されているという非難です。
日本スケート連盟も道連れにされていました。オリンピックや世界選手権でキム・ヨナを
少しでも褒めたり、浅田について、わずかにネガティブな発言をしたりした解説者たちも
ほぼ同じ扱いを受けていました。
これらの記事に書き込まれるコメントはもっとひどくて、ほぼブロガーの言い分をなぞり、
さらに汚い言葉を使っています。

本来、日本は思想の自由が保障された国ですから、何についてどう考えようと自由です。
しかし、自分たちがそういう考え方の持ち主であることを一切明かさずにプロジェクトを
推し進めるのは、意図的であろうとなかろうと一種の“欺瞞”です。

私がこの時点で最も心配したのは二点でした。
まず、こういう人たちからのプレゼント、しかも“メダル”という一定の意味を持つ品を
もらってしまうと、選手たちのアスリートとしてのイメージに大きな傷をつけることに
なるのではないかということ。
もう一点は、趣旨だけを読んで共鳴した一般のスケート・ファンが、どんな主義・主張を
持っている人たちがやっているかを知らないまま、“加担”するのはよくないということ。

スケート連盟にもしばしば非難の矛先を向けているこのブログやブログ主はスケート界で
知られた存在だろうから、普通に考えれば、選手やその周辺が無防備に受け取ってしまう
ことはないと信じつつ、“万一”を思うと、気が気ではありませんでした。ハハハ。
そこで、効果は期待できませんでしたが、連盟や選手が関係するいくつかの団体、組織に
注意喚起のメールを送るなど、できることをやりました。彼らはそれを“妨害”と呼んで
反発しましたが、別にかまいません。自分では立派な“警鐘”、“啓蒙”、“救済”のつもり
でしたから。ハハハ。
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彼のブログに「ハッキリ書きますが、日本スケート連盟からは、プレゼントを受け取り、
選手に渡すことについては協力しますと回答をいただいております。先方も当方も
会話を録音していますから、充分証拠になるでしょう」と書かれていました。
“ハッキリ書きますが”のついでに協力を約束したのが“連盟の誰なのか”ももう少し
“ハッキリ”書いてくれたら“スッキリ”するのになあと思いました。ハハハ。

連盟が協力するというんじゃ私のような者がとやかく言っても始まらないと思いましたが、
とりあえず、聞いてみようとスケート連盟に電話しました。
初めは警戒気味でハッキリ言いたがりませんでしたが、じっくり話すうちに対応も丁寧に
なってきて最後には「そういうアプローチはありませんし、約束もしていません」という
答えが返ってきました。そのことを書いたエントリーに彼は「守秘義務があるから」と。
一方の当事者が公にしている事実を秘密扱いする必要があるんだ?ハハハ。

ちなみに、私はこの連中から“キムのファン”&“浅田嫌い”、“在日”とされていますが、
笑うしかありません。私の考えは一貫してこうです。

韓流ドラマは嫌い。少女隊、KARAは好き。
キム・ヨナの滑りが好き。しかし、浅田と
直接競り合えば浅田を応援する。

猫は好きだが“黒い”のは…。ハハハ。

韓国政府のやり方、一部国民の言動には
不快感を持っている。
しかし、フィギュアスケートについてあの国の
報道がどうだとか、ファンが何を言ったか…
には関心がない。放っておけばいい。
そして、同じレベルのことをする日本人オタを
恥ずかしいと思っている。


黒猫さんのストーカーをやめてください!
何も分かってないクソジジイ。


こんなツイートが私宛に来たのもこのころのことです。
毎日、そういう連中を相手にしてたってことです。ハハハ。
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このときも笑いました。“潰したい”なら、ほかにやり方がいくらでもあります。
そもそもプロジェクトの発想そのものには反対ではないし、ただ、何も知らない人たちが
巻き込まれないようにと思ったのです。関わっている連中のブログやコメントを読めば、
その根幹に“嫌韓&嫌キム・ヨナ”という考え方があるのに、「私たちはスケートが好き、
真央ちゃんが好きなだけです。一緒に感謝のメダルを贈りませんか」と呼びかけたとき
“騙される”人がいたら気の毒だと。
これで潰れるようなら、その程度の企画だってことでしょう。ハハハ。

残念なことに、私の話に耳傾ける人は少なく、600万円余の“浄財”が集まったようです。
当初、彼らは、世界選手権(3月下旬)のときに選手たちに渡せれば…と言っていましたが、
遅れに遅れ、「キャシー&クリス・リード、高橋成美・木原龍一に第1号を届けた」という
報告があったのは6月中旬のことでした。
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それから5ヶ月、11月24日付で羽生結弦へのメダル贈呈までで“作業”は終わっています。
ただし、すべてが関係者に手渡された、あるいは郵送されたとしか書かれていません。
本人のリアクションがあったのは村上佳菜子だけ…それもすぐに削除されています。
周囲から「それ、まずいよ」と言われた可能性があります。いえ、私は何も。ハハハ。

プロジェクトとしては、できれば、首からかけて大喜びしている写真が欲しいでしょうが、
いっさいありません。日本スケート連盟からもらったという「プレゼントを受け取って
選手に渡すことについては協力する」約束はどうなったのでしょうね。ハハハ。
きっと、メダルは所属クラブや事務所で預かる形になっているのでしょう。
これまでのところ、村上以外の反応らしいものはありません。

しかし、私の懸念をよそにすべての選手の周辺にメダルが渡りました。
彼らにしてみれば本心はともかく、公式には「これでよし」なのでしょう。客観的には
本人に渡って初めて“大成功”ですが。
とは言え、素人の“手弁当”仕事としては見事な成果だと思います。

この種のプロジェクトで大事なのは…そして、私がもっとも危惧したのは“透明性”です。
数百万の余剰金をどうするかをふくめてきちんと報告するかどうかに注目していましたが、
これについても11月29日付できちんと説明していました。
その意味で、実務にかかわった人たちには素直に拍手を贈ります。お疲れ様でした。

…つまり、このプロジェクトは成功だったかと聞かれたら、答えはこれしかありません。
「ハーフハーフ」。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2014-12-28 09:52 | フィギュアスケート | Comments(2)
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それこそが一流であることの証でしょうか、2月のソチ・オリンピックでは
浅田真央の演技に日本中が一喜一憂しましたね。それも24時間のスパンで
“喜”と“憂”の“振り幅”はとんでもないものでした。

「3Aは1本ずつ」…浅田の決断

02/05のツイート

ソチでは3 AはSP,FSで1回ずつ…
浅田真央がそう決めたらしい。
集大成として最高の演技をしたいと
金メダルより内容にこだわる発言が続いていたが、
いい決断だと思う。後退ではなく勝つための判断だ。
V の確率が高まったね。


一貫して3Aに強いこだわりを見せる浅田には疑問を持っていましたし、周囲までが
“彼女なら3A 3回は当然”のような物言いになっていることも心配でした。
しかし、ぎりぎりになりましたが、失敗の可能性が大きいジャンプを1本減らしたことで
精神的な負担が軽くなり、のびのび滑れれば金メダルに近づくと、このときは思いました。


団体戦から浅田のソチが始まった

02/09のツイート

インタビューに答える様子を見て少し安心した。
気落ちしているようには見えなかった。気がかりは、
この、リプニツカヤ・コストナー・浅田の結果が
ジャッジの頭に残像として残らないかということだ。
必ず残るんだよなあ。


団体戦に起用された浅田は3Aを失敗してリプニツカヤ、コストナーに後れを取りました。
“誤算”はこのときから始まった…と言ってもいいでしょう。
たとえ団体戦でも、3位という結果はある意味“衝撃的”でした。「個人戦は別」と簡単に
割り切れるものではありません。浅田のソチは“問題を残す”幕開けになりました。
彼女はどちらかと言えば“あとを引く”タイプだと思うだけに余計です。
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SPの失敗:「終わった」と思った

02/20のツイート

大会のハイライト、女子フィギュアのSPが終わった。
キム・ヨナがトップに立ち、浅田は大きな失敗をして
遠くメダル圏外に去った。
インタビューでも呆然としていた。
信念に基づいての挑戦だったが、完敗した。
ファンもあきらめきれんが。


おおげさに言うなら“すべてをかけた”3Aの着地に失敗して転倒、コンビネーションの
最初の3回転が2回転になり連続ジャンプにならないという大きなミスもおかした結果、
掲示された得点は残酷なものでした。思わず息をのみました。
勝負ですからいろんなケースを予想するのですが、まったく想定外の事態になりました。
どんなに浅田の出来が悪くてもトップと5,6点差の範囲内、順位で言えば3位、4位には
とどまると思っていたのに、20ポイント近い差での16位とは…。多くのファンと同じで、
言葉が出ませんでした。

抱負を聞かれるたびに「悔いなく終わりたい」と呪文のように繰り返していました。
それはファンへの誓いでもあり、自分に言い聞かせる言葉でもあったはずです。
いま思うと、自分の言葉に縛られてしまったかもしれません。
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“入魂の舞”だったFS

02/21のツイート

女子フィギュアはロシアのソトニコワが逆転金メダル。
女王にふさわしい演技だった。
銀はバンクーバーの女王、キム・ヨナ、
銅は初メダルのコストナー…
特筆すべきは浅田の魂のこもった演技だ。
3強の高いレベルの演技を引き出した。


悪夢のようなSPのあと取り囲んだ記者に「思っているような演技が全然できなかった。
体がうまく動かなかった」と語ってからわずか24時間後の演技に誰もが感動しました。

SPのあと、ツイッターのTLには「メダルも国民の期待も忘れて、自分のために滑って
ちょうだい」というファンのコメントが洪水のように流れていました。
「バカなことを言いなさんな」と思いました。そんなに簡単に切り替えられるぐらいなら
苦労はしないよと。ハハハ。
ぐっすり眠れれば別ですが、あのSPのあとで熟睡できるわけもありません。どう考えても
多くを望むのは酷だと思っていました。

ハイスコアが続出した“夢のような”FSになりましたが、それを演出したのは間違いなく
浅田の演技でした。
“望んだ形”ではなかったでしょうが、モチベーションを持つことが難しい中で、8種類の
3回転ジャンプを決め“悔いのない終わり方”ができてよかったと思いました。
フィニッシュのあとの涙に万感の思いがこもっていました。

NYタイムズの記者がこうツイートしていました。

素晴らしいプログラムを終えて浅田が泣いている。
彼女は美しく、そして自由だった。
プレッシャーから解放されるとこういうことが起きる。

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たしかに、SPの結果、大きく下位に沈み“メダル”や“順位”という呪縛から解放されて
“自由”になれたことは大きいでしょう。しかし、失意の“どん底”に落とされたはずの
前夜を思えば、これほど変身したパフォーマンスを見せるとは想像しませんでした。
SPのあと、当ブログの記事に「自分が納得できる、世界最高レベルの演技を期待したい」
という書き込みがあり、「無理だと思う。長い取材経験からそう断言できる」と言い切った
自分が恥ずかしいです。これほどの“復元力”を秘めていたことに敬服しました。

フリーのあとに“6位・浅田真央にありがとう!”というタイトルで記事を書き、最後を
こう締めくくりました。

…最後に、浅田真央さん、
今日、あなたらしさを見せてもらいました。ありがとう。
“普通に”あなたを応援してきた者の一人としてとても嬉しいです。
心からお疲れさまと言います。疲れた心身をゆっくりと休めてください。

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つい先日のアイスショーに出ていました。
3回転をきれいに跳んでいましたから、この日のために調整はしていたのだと思いますが、
当然、“競技コンディション”ではなかったはずです。しかし、ニュースで部分的に見た
顔も体も少し“丸み”を帯びた彼女の演技はとても魅力的でした。

“ハーフハーフ”ねえ。
競技の緊張感を懐かしむ気持ちと、知ってしまった“フィギュアless”の生活の楽しさ…
そのせめぎあいの中から結論が出てくるのでしょう。
この競技では1年の休養はそれほど大きなマイナスにならないことが実証されています。
しかし、長引けば長引くほど戻るのが難しくなります。

“決断”は彼女がひとりで下すでしょう。
これまでいいアドバイスをしてくれたお姉ちゃんは最近“ふわふわ”してるし。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2014-12-27 09:45 | フィギュアスケート | Comments(2)
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今年も、ブログやツイッターで思うことを思うままに
たくさん発信しました。
急ぐあまり言葉足らずになったり、逆に余計なことを
書いてしまったり…と失敗も多く、期待を裏切られる、
予測が外れる。その結果として、激しく叩かれたり
炎上したりと、忙しい1年でした。

反省の意味も込めて振り返ってみることにしました。


大谷翔平の“二刀流”

投手:13試合 3勝0敗 防御率4.23 61回2/3 57安打(4HR) 33四球・46三振
打者:77試合 2割3分8厘(189-45) 3HR 20打点


高校卒の1年目だから、どちらかに専念したとしてもこんなものだったかもしれない。
それにしても、かなり“平凡な”成績だ。ピッチングもバッティングもときどき
光るものがあったが、“どっちつかず”だから、結局、どちらもダメだった。

投手と野手では日々の過ごし方が違う。もっと言えば、キャンプのときから練習法が違う。
選手たちは一方に専念して練習を重ね、技を磨くことでポジションを獲得するのだ。
“両立”なんてことを口で言うのは簡単だが、実際はそんなものじゃないだろう。
長いプロ野球の歴史を見ても成功例がゼロに等しいことがそれを証明している。
大谷翔平という若者が才能ある選手であるのは間違いないのだろうが、このまま、
来年も“二刀流”を続ければその投打の才能を“どちらも”摘んでしまうことに
なりかねない。球団首脳が1日も早くどちらかの“刀”を捨てさせるべきだ。
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…日本ハム・大谷の1年目が終わったときに書いた記事の一部です。
入団前から“二刀流”には強く反対し、1年目だけでも何回か書いています。
無理だ。長い目で見たら、MLBを見据えてどちらか一本、それも 打者より投手として
育てる方が球団のためにも本人のためにもなる。大谷個人の意思を尊重するのもいいが、
周りが考えてやるべきだ…と。

今もその気持ちは変わりません。
日本野球では中5日、6日で登板するのが普通のピッチャーは投げない数日間をひたすら
登板日に向けた調整にあてます。
一方、毎日 試合に出る打者は体の手入れの仕方が違います。
そして、攻撃中は当然“野手”のプレーが求められます。併殺崩しのスライディングや
ホームプレート上のクロスプレーが必要なときにどうするのか?
1年目に1死で彼が3塁にいたとき栗山監督がスクイズを敢行したことがあります。結果は
ファウルでしたが、よほどうまいバントをしない限りホームはきわどいプレーになります。

ね、だから両方うまくやるなんて無理無理…とずっと考えています。ハハハ。

1年目の結果が出たところで、さすがに「だから言ったじゃないか」とは書かなかったのは
大人の対応(ハハハ)でしたが、「これで球団も少しは考えるだろう」と信じていました。
しかし、2年目の2014年も“普通に”二刀流は続き、しかも、“結果”が出ました。
11勝4敗、2.61、2割7分4厘、10HR、31打点…
明らかに、投手としても打者としても順調に力をつけてきていることを示す数字です。
マズイじゃないですか。ハハハ。

“勢い”を得たのか、球団は早々と2015年も二刀流を続けると発表しました。
野球ファンにとっては夢のある話ではあるのですが、ポテンシャルから言うと、どちらか
一本に絞ったらもっと“どでかい”ことをやってのけそうな素材だけに“もったいない”、
“時間を無駄にしている”という思いを捨てきれません。
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速球にも変化球にも対応できる柔らかい構えから遠くへ打球を飛ばすバッティングにも
大きな魅力があって捨てがたいでしょう。しかし、いずれメジャーに行くことを考えたら
ピッチャーに専念してほしいです。160㌔のストレートがあってキレのいいスライダー、
110㌔のカーブ…制球力が増したらすごいピッチャーになると思います。

投打どちらにも大きな潜在能力があるだけに絞るのが難しいことは分かります。
ファンが喜ぶ。集客に結びつく。しかも、本人が両方をやりたがっています。
そして、初めは「メジャーに行きたい」と言っていました。要するに“欲張り”なんです。
ハハハ。

若いのですからいろいろな可能性を試すのはいいことだと思いますが、どの時点かで
“決断”を迫られるのです。

「アメトーーーーク」で彼をテーマにしたとき、性格の良さがよく分かりました。
毎日、厳しい勝負をするプロ野球の世界にもこんなに素直な青年がいるんだとビックリし、
同時にますます応援したくなりました。いえ、NPBにいる選手はひねくれ者ばかり…と
言っているわけはありません。誤解なきように。ハハハ。

そんな彼がこだわるのなら“二刀流”も後押ししてやろうかと思わないでもありませんが、
まだまだ若い彼には自分の力を見極める能力も経験もないはずです。だからこそ、球団は
しっかりとした判断をしてやらなければいけないと思います。
決断を先延ばししているうちに守備や走塁でケガでもしたらどうする気なんでしょうか。
「だって、本人がやりたがったから…」ですむ話じゃありませんね。
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昨日は、早めの“年越そば”。
しっかりコシのあるそばに
1枚分をたっぷり使ったノリ…
うまかった!
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by toruiwa2010 | 2014-12-26 08:07 | メジャー&野球全般 | Comments(4)
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10月期のドラマがほぼ終わりました。
昨日の「ファーストクラス」の数字が入っていませんが、
結果はこのようになりました。
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中間報告のときに書いた通り、「ドクターX」、「相棒」、
「科捜研の女」と、強力な“持ちネタ”を3本並べた
テレビ朝日の“一人勝ち”でした。
「信長協奏曲」を初め、今期 フジテレビが放送した
5本すべてに食欲をそそられなかった私はいったい
どこの局のOBなんでしょうか。ハハハ。

私にとって週の前半はひどいものでした。
まったく見なかったり、1回目の途中で見るのを
やめたりしたドラマのオンパレードです。

月20 TBS SAKURA~事件を聞く女~
仲間由紀恵、佐藤隆太、相島一之、木野花、草笛光子、高島礼子


1回目の15分で終わりました。最高が10.0%だったのも
私には分かります。

月21 フジ 信長協奏曲
小栗旬、柴咲コウ、山田孝之


ほかにこれという番組もなかったので見ました。5分ぐらいで終了。
一度も2けたを割らず、月9の伝統を守ったのは立派ですね。

火21 フジ すべてがFになる
武井咲、綾野剛


10分ほどで見るのをやめました。

火22 フジ 素敵な選TAXI
竹野内豊、バカリズム


1回も見ていません。平均で10%をキープしたことに驚きます。
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火22 TBS 女はそれを許さない
深田恭子、寺島しのぶ、溝端淳平、加藤雅也、竹中直人、松重豊


2回目の冒頭でギブアップしました。
低空飛行のまま終わりましたね。

火22 NHK さよなら私
永作博美、石田ゆり子、佐藤仁美、谷村美月、りりィ、尾美としのり、藤木直人


永作と石田がつかみ合いのケンカになり、石段をころげ落ちて失神、目が覚めると二人の
人格が入れ替わっていた…!!そこで、見るのをやめました。ハハハ。

火曜10時は3局の同枠対決でした。
平均で10.33、6.14、4.52。
素敵な…>女はそれを…>さよなら… 私は納得です。

水22 フジ ファーストクラス 2
沢尻エリカ、中丸雄一(KAT-TUN)、佐々木希、菜々緒、石田ニコル


10分足らずでギブアップしました。

木21 TBS MOZU Season2 ~幻の翼~
西島秀俊、香川照之、 真木よう子 
  

WOWOWで視聴済みだったので見ていません。

木22 フジ ディア・シスター
松下奈緒、石原さとみ


1回目の20分ほどで退散しました。

金20 テレ東 新・刑事吉永誠一
船越英一郎、小泉孝太郎、甲斐よしひろ、柿澤勇人、平山あや


20分がぎりぎりでした。

土21 日テレ 地獄先生ぬ~べ~
丸山隆平、桐谷美玲、速水もこみち、山本美月、高橋英樹


金輪際、見ません…と宣言した通りです。ハハハ。

日21 TBS ごめんね青春!
錦戸亮、満島ひかり、永山絢斗、重岡大毅、波瑠、トリンドル玲奈


ガマンできたのは15分ぐらいでした。


…結局、地上波で最後まで見続けたのは6本だけでした。
恒例ですので、採点と短評を…。
採点の基準はあくまで好みですから恨みっこなしで。ハハハ。


80 水21 テレ朝 相棒(13) 
水谷豊、成宮寛貴、鈴木杏樹、六角精児 


作品の“安定感”はあると思います。
事件の導入部はいいとして、推理から解決に至るまでのプロセスが雑じゃないですかね。
今シリーズの途中から数字が下がっているのは理由のないことではない気がします。
このドラマの成宮はなかなかいいと思います。ただし、若いだけにこのキャラクターが
“染みついて”しまうことを心配します。
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90 水22 日テレ きょうは会社休みます。
綾瀬はるか、福士蒼汰、玉木宏、田口淳之介、千葉雄大


1回見たら終わり…と思っていましたが、いい意味で裏切られました。
視聴率的にも日テレは万々歳でしょう。
成功のカギは綾瀬に魅力があったからだと思います。“彼氏いない歴=処女歴30年の
こじらせ女子”という厄介なキャラでしたが、危惧したほどの違和感はありませんでした。
福士、田口、千葉…普段なら敬遠するタイプの俳優たちですが、気に入りました。
出番は少なかったですが、吹越満、いいですね。

こちらの同枠対決は…
きょう…>ファースト…16.02と6.60(前回まで)とダブルスコア以上でした。


80 木20 テレ朝 科捜研の女(14)
沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁


少しマンネリかなあという雰囲気になってきましたが、今どき、平均でこれだけの数字を
取れるドラマを作るのは簡単じゃないですからまだまだ続くのでしょう。
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85 木21 TBS ママとパパが生きる理由
吹石一恵、青木崇高、田中哲司、ダンカン、朝加真由美、風吹ジュン


母親が乳がんで余命宣告を受け、続いて父親も肺がんで手術不適合と診断されました。
幼子を抱えての闘病が始まります。子供はもちろん、両方の実家を巻き込んでいきます。
設定に救いがない中、それでも主演の二人が好きなので1回だけ見るつもりでしたが、
結局最後まで見ました。「ドクターX」の裏でしたから視聴率的には6.60%と惨敗でしたが、
吹石と青木の熱演でいいドラマになっていました。


85 木21 テレ朝 ドクターX(3)
米倉涼子、遠藤憲一、内田有紀、勝村政信、渡辺いっけい、岸部一徳、西田敏行


最終回が27.4%!
全話20%台を記録し、平均22.94%も前期のフジテレビ「HERO」を上回り、2冠達成。
おみごとでした。ドラマとしての質がいいとは思いませんが、何があっても最後は大門が
おいしいところをさらっていく爽快感が受けるのでしょう。
イメージが固定化するのを嫌って米倉がやめたがっているといううわさも聞きましたが、
どんな手を使ってでもテレ朝が手放すわけないでしょう。ハハハ。
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90 金22 TBS Nのために
榮倉奈々、窪田正孝、賀来賢人、小出恵介、徳井義実、小西真奈美、三浦友和


分からないものです。
あまり面白そうじゃないけど、お気に入りの榮倉が久しぶりに出るのだから1回目だけ…
のつもりで見始めたのに“はまって”しまいました。
行ったり来たりする“現在”と“過去”がときどき分かりにくかったこと以外に欠点が
ありませんでした。平均で10%に届かなかったのが残念ですが、今期のNo1です。

見た人は少ないかもしれませんが、WOWOWが放送した
この2本もいいドラマでした。

85 土22 WOWOW グーグーだって猫である
宮沢りえ、長塚圭史、黒木華、田中泯

85 日22 WOWOW 株価暴落  (全5話) 
織田裕二、高嶋政伸、瀬戸康史、川島海荷、竜雷太、平山浩行



プライムタイムに放送した6本が全部一けた台に終わったTBSにあって、「深夜食堂」
(火:25時11分~)が異彩を放っていました。
過去2回のシリーズは見ていなかったのですが、ブログへの書き込みを読んで、見る気に
なりました。少し雑なところもあるものの、予算も人手も少ない中での制作でしょうから
大目に見ます。一服の清涼剤になっていました。スタッフ・キャストに拍手です。


今年90点つけたのは今期の2本のほかには1月期の「隠蔽捜査」(TBS)だけでした。
各期の上位は以下の通りでした。
異論もあるでしょうが、似たような評価をした方もおいでのはずです。

1月期

90 隠蔽捜査 TBS
杉本哲太、古田新太、安田顕、鈴木砂羽、生瀬勝久
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85 緊急取調室 テレビ朝日
天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、でんでん、大杉漣、小日向文世

85 医龍4 フジテレビ
坂口憲二、稲森いずみ、小池徹平、阿部サダヲ、高橋克典、平幹二朗、岸部一徳


4月期

85 花咲舞が黙っていない 日テレ
杏、上川隆也、生瀬勝久

85 BORDER テレ朝
小栗旬、青木崇高、波瑠、野間口徹、浜野謙太、遠藤憲一、古田新太

85 続・最後から二番目の恋 フジ
中井貴一、小泉今日子、坂口憲二、内田有紀、飯島直子


7月期

85 TBS ペテロの葬列
小泉孝太郎、長谷川京子、国仲涼子、ムロツヨシ、高橋一生、青山倫子

85 フジテレビ HERO 
木村拓哉、北川景子、杉本哲太、濱田岳、田中要次、吉田羊

85 テレ朝 警視庁捜査一課9係(9) 
渡瀬恒彦、井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正、原沙知絵

85 ゼロの真実~監察医・松本真央 
武井咲、真矢みき、佐々木蔵之介、生瀬勝久、和田正人、でんでん、六角精児
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85 軍師官兵衛 NHK
岡田准一、江口洋介、竹中直人、黒木瞳、中谷美紀、寺尾聰


途中まで江口(信長)と竹中(秀吉)が目立ちすぎていましたが、最後は岡田が見事な演技を
見せましたね。最終回、大坂城での家康・如水の会見から如水が死ぬまでの20分ほどが
すばらしかったです。映画「永遠の0」、「蜩の記」と合わせ、岡田が一皮むけました。
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by toruiwa2010 | 2014-12-25 07:31 | ドラマ | Comments(2)
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10/04のツイート

映画「蜩の記」…よかった。
好みもあるだろうが、「柘榴坂の仇討」より
こちらの方がいいと思う。
役所広司の存在が大きい。
惜しまれる点が一つあって、最後まで
納得がいかなかった。

「蜩の記」85


豊後・羽根(うね)藩。
些細なことから城内で喧嘩になり同僚を傷つけてしまった祐筆・檀野庄三郎(岡田准一)に
家老は切腹の代わりとして幽閉中の戸田秋谷(とだ しゅうこく:役所広司)の監視を命じた。
秋谷には幼なじみだった前藩主の側室との不義密通の罪により10年後の切腹とそれまでに
藩の歴史をまとめた家譜(かふ)を完成させることが命じられていた。

山村での庄三郎の“監視”が始まったとき、秋谷が腹を切る日は3年後に迫っていた…
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妻子とともに暮らし、家譜の編纂に取り組む秋谷を訪れて初対面の挨拶をかわすときから
庄三郎は相手に惹かれていきます。彼がその後 何度も口にする“不条理”な仕打ちを
自分の運命だとして悠然と受け止める秋谷の態度が庄三郎だけでなく観客を圧倒します。
時代がずれていますが、“さむらいの心”を描いている点でダブりますから、どうしても
「柘榴坂…」とくらべてしまいます。私の中ではこちらに軍配が上がります。
役所広司と中井貴一…二人とも好きな俳優ですが、今回は役所が中井を上回っていました。

最後の数分間、家族や庄三郎に無言の別れを告げたあと、胸を張って粛々と切腹の場に
歩んで行く秋谷の後ろ姿が多くを語っていました。強く印象に残るシーンでした。
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“納得できなかった点”は出演者の一人のセリフが“現代”のものに聞こえることでした。
カギになる登場人物です。キャスティングにも演出にも“抜かり”があったと思います。
きっと、気になったのは私だけなのでしょうが、彼が話すと、そこだけ時代が違うような
空気になっていて、私には“致命的”に思えました。気がつかないわけはありません。
オーディションなり読み合わせの場なりで分かったはずなのに、なぜ見逃したのか?
これぐらいならいいと思ったか、無視したか…その欠点がなかったらこの映画には90点を
付けられたと思うだけに残念です。

一般の人はどうでもいいことでしょうが、アクセントが気になって仕方がありません。
登場人物たちのセリフの中でも、第三者がこの映画について語るときも、“ひぐらし”の
発音が“グ”にアクセントが来る“中高”になっています。
東京生まれの私は子供のころから“平板”アクセントです。
秋谷がつけている日記が“蜩の記”で、“その日暮らし”の意味だそうですから、おそらく
そのアクセントと関係しているのでしょうが、違和感があります。
ま、それは、この作品の評価とは関係ありませんが。ハハハ。

追記

3点、書き落としました。

映像が美しいです。
寺島しのぶが画面に現れると深みを増しました。
岡田の剣さばき…鮮やかです。


03/03のツイート

震災後の福島に戻った若者を描いた「家路」を見た。
地味な小品だが素晴らしい!「小さいおうち」を抜いて
今年の邦画No1だ。
出演している俳優全員が見事な演技を見せているし、
ディテールを丁寧に作っている。多くの人に見てほしい。

「家路」90


大震災から数か月後、福島の山あいの村。
風が吹いていた。生い茂った草が揺れている。
若い男が納屋からスコップを持ち出すと土を掘り起こし始めた。事情があって10数年前に
村を出て行った次郎だ。長い間、手入れされていない土地は荒れていた。そこは放射能に
汚染されたために居住が禁止されている区域だった。

近くの畑で昔馴染みが土を軽トラックの荷台に積んでいた。遠くを見つめて彼が言った。
「なんもかんもなくなったー」。

次郎の異母兄、宗一は仮設住宅に住んでいた。妻と娘、そして義母(次郎の母)とともに。
すっかりやる気をなくしていた。絶望感が部屋を支配している。
狭い仮設に一日中はいられないと言って妻は弁当屋でパートをしている。
義母にはそう話していたが、実際は違った…
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これまで、震災後を扱ったドラマや映画をたくさん見ましたが、その中では飛びぬけて
いい作品です。私の中では、今年見た日本映画の中でNo1です。
原発の事故や国の対応に対する不満の声も出てきます。しかし、露骨な形ではありません。
抑制を効かせながら、登場人物の言葉の端々ににじませています。
脚本がいいのだと思います。話の運び、せりふの一つ一つが吟味されていて、すべてが
“自然”です。無理やり、とってつけたようなセリフはなく、何気ない日常会話にも、
「ああ、そうだろうな」と共感します。

エンディングに近いところで、母と子が新しく水を張った田んぼに黙々と苗を植えている
ところに二人の警察官が現れます。区域の外に出るよう説得するために訪れたのですが、
しばらく様子を見たあと、声をかけずに帰ります。「自分でもそうするな」と思いました。

作り方がていねいなことに感心します。
見るべきなんだろうけど、どうしようかなあと少し迷いがあったのですが、「見よう」と
決めたのはテレビである人の言葉を聞いたからです。
評論家や有名人ではありません。紹介したのは主演の松山ケンイチですが、話したのは
映画で俳優たちに農作業を指導した人でした。

「口に入る食べ物にだけ愛情をかけるのではダメ。
それを育てるのは土で、それを耕すのはクワで、
それを使っているのは自分。
全てはつながっているのだから、全てに愛情をかけなさい」

…「自分が作るものが人を育てることも自覚しながら…」という言葉もありました。
「監督がOKを出ても自分がダメだと思ったらやり直してもらった」とも話していました。
胸を打つ言葉でした。
その思いが俳優やスタッフに伝わっているような映画です。みんながいい映画にしようと
意気込んでいるのが分かります。特に俳優たちがていねいな演技をしていると思います。

松山ケンイチはこれまで見た中で最高でした。魂がこもった演技を見せています。
憶測にすぎませんが、台本を読んだときからこの役にはまり込んだのではないでしょうか。
この演技は来年の賞レースで認められなければおかしいと思います。

兄・内野聖陽、その妻・安藤サクラ、次郎の同級生・山中崇、兄弟の父・石橋蓮司…
みんなうまい! しかし、松山と並んですごかったのは次郎の母を演じた田中裕子です。
初めて登場するシーンで、希望をなくし、ただ“昨日の続き”として今日を生きている…
そんな、当時の人々の心情を1,2分のシーンで演じています。もし、この映画を見るなら
そのときの彼女の表情を脳に刻み付けておくといいでしょう。エンディング近くの彼女の
アップになった表情とくらべると、映画が訴えたかったものが分かる気がします。

震災後の被災者たちの暮らしがテーマですから“明るい”映画ではありません。
しかし、見終わった感想として最初に頭に浮かんだのは“美しい”という言葉でした。


01/25のツイート

映画「小さいおうち」を見た。いいと思う。
90点つけられると思ったが最後の15分の処理に
納得できず5点を減点した。惜しい!ハハハ。
黒木華、倍賞千恵子ら女優陣と吉岡秀隆が
素晴らしかったが、抜きんでているのは松たか子だ。
40代以上なら良さが分かる映画だと思う。

「小さいおうち」85


遠くの山々には雪が残っている。火葬場の煙突から灰色の煙がまっすぐに上がっていた。
一人暮らしをしていたタキ(倍賞千恵子)が亡くなったのだ。

タキの妹の息子夫婦とその次男・健史(たけし:妻夫木聡)が遺品を整理した。
健史はタキを“おばあちゃん”と呼び、実の祖母のようになついていた。
整理が終わるころ、クッキーの箱が出てきた。ふたに「健史に渡してほしい」と書いた
紙が貼ってあった。中に入っていたのはノートに綴られたタキの“自叙伝”だ。
そこには、山形から上京し、女中として奉公に上がったタキとご主人一家のかかわりが
こまかく記されていた…
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映画は、健史が自叙伝を読み進む形で描かれていきます。
戦前から戦中にかけての東京で暮らす中流階級の生活ぶりがよくわかります。ただし、
物語の肝はその家の若妻(松たか子)が抱え、タキも“共犯者”になる“秘密”にあるのです。

実を言うと山田洋次が苦手です。本人にその意識はないかもしれませんが、テレビなどで
話しているのを聞いたときの「皆さんには分からないだろうけど」的な物言いが好きに
なれないのです。異論があることは承知です。好き嫌いは人によってさまざまですから。
人柄に触れる前に、そもそも「男はつらいよ」を2本ぐらいしか見ていないのですから、
私には山田洋次を語る資格がないと言ってもいいでしょう。ハハハ。

それでも、「たそがれ清兵衛」、「武士の一分」、「おとうと」、「東京家族」などを見ました。

…と、ここまで書いて、これらの作品についてどんな評価をしたのだろうと、古い記事を
チェックしてみてビックリ。2007年の「武士の一分」についてこう書いていました。

よかったでがんす。映画としては・・・。ハハハ。
日本アカデミー作品賞になった「ALWAYS 三丁目の夕日」より
はるかにいいと思いました。やっぱり“食わず嫌い”はダメですね。

(中略)

前作の「たそがれ清兵衛」によく似た物語です。
山田洋次は賞を獲るコツを心得ていますね。
この人といい山藤章二といい、作品は嫌いではないのですが、
“上から目線”の物言いは嫌いだなあ。
・・・どこかにも、「実況は好きだったけど、ブログの中身は
気に入らない」と言われることが多いヤツがいましたね。
そんな男にこんなことを言う資格があるかどうか分かりませんが。
ハハハ。

…“印象”というものは数年では変わらないようです。ハハハ。

横道にそれてしまいました。本題に戻ります。
「たそがれ清兵衛」、「武士の一分」は好きな作品でしたが、「おとうと」は狙いがあまりに
見え見えで高い評価はしませんでした。そういうのは誰の作品であっても認めません。
ハハハ。

1年前の「東京家族」はいい映画でした。私が見た邦画作品の中でトップ10に入ります。
今度の「小さいおうち」もいいと思いました。監督の好き嫌いと作品の評価は別物です。
時代は違いますが、「東京家族」とテーストが似ています。作り方も。
山田洋次の得意な分野と言っていいでしょう。

「90点かなあ」と思いつつ見ていたのですが、最後の15分で5点下がってしまいました。
東京大空襲の描き方がとても中途半端でした。“あえて”でしょうが、リアリティに欠け、
かなり“ちゃち”な作り方でした。あれなら、せりふで処理した方がよほどマシです。
そのあと、現代に戻って、健史と恋人がある人物を訪ねるあたりの演技も稚拙でした。
俳優の力というより“演出”でしょうから、監督の責任だと思います。
ド素人が何を言うかと思われるでしょうが、映画を見る人の99%はド素人です。ハハハ。

吉岡…持ち味が出ています。
黒木…近い将来、大きく開花しそうです。
倍賞…出番は多くありませんが、その中で存在感がありました。

松についてはあまり高く評価していませんでしたが、2012年の「夢売るふたり」を見て、
一変しました。よろしかったら、こちらをどうぞ。
→ 「夢売るふたり」90点~衝撃だった松たか子の本気度~ bit.ly/SmQSxG

“その気”になった女優さんはすごいなあと思いました。
「小さい…」では、好きな男に会いに行く支度をするときの演技が強く印象に残りました。
鏡の前で着物を着るシーンで、後ろ手に帯をきゅっと締めあげるしぐさを見せるのですが、
そのときの、半身に鏡を振り返って確認する“目”に彼女が演じる女性の秘めた喜びと
“覚悟”がしっかりと見えました。このシーンで唸ってしまいました。
すごいなあ、松たか子。ハハハ。
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03/21のツイート

オープンしたばかりのTOHOシネマ・一本スプーン…
じゃなかった、“日本橋”で「神様のカルテ2」を見た。
前作を上回ってすばらしい出来だ!
「永遠の0」「小さいおうち」「家路」…今年は邦画に
90点級が揃ったが、現在は僅かな差でこれがNo1か。

「神様のカルテ 2」90


息を切らした栗原一途(=いちと:櫻井翔)が稜線で妻の榛名(宮崎あおい)に追いついた。
二言、三言、言葉を交わしたとき、突風が吹いた。気が付くと榛名が消えていた。
…夢だった。
激務の合間を縫って、ほんのわずかな睡眠をとろうとベッドに横になってからわずか5分、
看護師からの電話にたたき起こされたのだ。「救急車が10分で到着する」と言う。
24時間、365日 患者を受け入れることを売りにしている長野県松本市の本庄病院では、
栗原が当直の日、救急車で搬送される患者が特に多いというのは定説だった…
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ある日、栗原が会議に遅れて大先輩、貫田(柄本明)の隣の席に滑りこむと、反対側の男を
「新しく来てくれた先生だ」と言って紹介されます。血液内科が専門だそうです。
“進藤”という名前を聞き、貫田越しにその顔をのぞきこんだ栗原が思わず懐かしそうに
声を上げます。「タツヤッ!」。
二人は地元の大学の同期生、部員の少ない将棋部の仲間でしたが、大学病院からの熱心な
誘いを断って地域密着の本庄病院に残った栗原と東京の大病院を選んだ進藤(藤原竜也)は
数年ぶりに再会したのです。

同じ職場で働くことになった二人ですが、仕事への取り組み方は対照的でした。
妻の理解があって当直の連続もいとわない栗原に対して、勤務時間外に連絡が取れない、
患者への病状の説明を渋る、5時になるとさっさと帰ってしまう進藤は看護師たちの評判も
芳しくありません。

栗原の勤務状況からは医療現場の過酷さがうかがえます。進藤と再会したときにかけた
「ようこそ、医療の底辺へ」という言葉は“自虐”以上の意味があります。
一方、同じ医師の妻を東京に残し、娘を連れて故郷に戻ってきた進藤の不可解な行動にも
何か理由がありそうです。

掛け声だけ大きいものの、なかなか進まない医療改革という重いテーマのからませ方に
少し“無理”がありますが、作品全体の雰囲気はとてもいいです。
夏目漱石、芥川龍之介、志賀直哉を愛読し、めったに腹を立てない栗原と、そんな夫を
いい距離感でニコニコと眺め、支える榛名…相変わらずいい感じの関係に心がなごみます。

桜井が出演する映画・ドラマはあまり見ないのですが、3年前の「神様のカルテ」に続いて
この作品もよかったです。俳優を生かすも殺すも役柄次第だなあと思います。
宮崎、藤原、柄本もよかったし、短い出番でしたが、池脇千鶴、吹石一恵、西岡徳馬も
いい味を出しています。

西岡は柄本の同期生で大学教授に扮しています。貫田の病状を聞いて大学病院への転院を
勧めますが、入院中の本庄病院を訪ねて「No」の返事を栗原から聞き、そのまま会わずに
帰ろうとします。その理由を聞かれたときの彼の答えが心にしみます。
「今日は医者の顔をしてきましたから」。

「貫田には医者ではなく、友人として会いたい」という思いが伝わります。
このセリフは素晴らしいと思います。しかし、惚れるべきが原作者なのか脚本家なのかが
分からないという…。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2014-12-24 12:37 | 映画が好き | Comments(2)
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今年も100本に届かず、劇場で見たのは84本にとどまりました。
正直に書くと、その中に30点の「オオカミは嘘をつく」のほかに
途中で退席した映画が3本ありました。ハハハ。
本数が減ったのは出かけるのが億劫になったからではありません。
「どうしても見たい」と思う作品が少なかったからです。

採点は見た直後のものです。
その後に見た別の作品と比較して私の中で変化することもありますが、
修正はしていません。

基準は以下の通りです。

95:どなたにもお勧め
90:大満足だった
85:見るに値した
80:料金分は楽しめた
75:見なくてよかったかも
70:金と時間を返せ


私の採点で評価が高かったのは以下の作品です。

★90 点をつけたもの

ラッシュ F1の世界を舞台にして男と男の対立・嫉妬 やがて生まれる不思議な友情
大統領の執事の涙 見事な映画だった アカデミー賞の候補にもなっていないとは!
ネブラスカ 家族の愛を描いた傑作だ モノクロの画面に最後まで惹きつけられた
家路 小品だが訴えるものがある 傑作と呼びたい 一人でも多くの人に見てほしい
神様のカルテ2 前作を上回った 良さが分からないという世間に絶望するw
ぼくたちの家族 「舟を編む」の石井裕也監督の作品…この人が描く世界が好きだ
誰よりも狙われた男 名優の最後の主演作 銃声のないスパイ映画だが出来はいい
紙の月 瑕疵(かし)はいろいろあるものの全体としてはいい 宮沢・小林の演技力!

「紙の月」は“ひいき目”であることを認めます。ハハハ。
ふりかえると、「誰よりも…」も5点甘いですね。
「家路」や「神様のカルテ2」が世間的にはそれほど評価されなかったのは残念です。

★85点だったもの

小さいおうち 惜しい 最後の15分で5点下がってしまった 松たか子がいい
アメリカン・ハッスル 細かいところが分からないのは悔しいが面白いのは確かだ
メイジ―の瞳 少女の目が見た親の身勝手さ 少女役の超自然な演技に惹かれる
始まりは5つ星ホテルから
ホテルの覆面調査員の仕事と日常がうまく折り合っている
ダラス・バイヤーズ・クラブ 評価が難しい作品だがマコノヒーの演技はすごい
あなたを抱きしめる日まで デンチの演技と存在感はいいけど分かりにくい映画だ
8月の家族たち 激しく飛び交うセリフの量と俳優たちの演技に圧倒された
とらわれて夏 いわゆるストックホルム症候群だが、人や状況の設定がかなり甘い
ある過去の行方 この監督の作品はいつもていねいに作られていて好感が持てる
青天の霹靂 初監督の劇団ひとり、只者にあらず 次の作品にも期待したくなる
ジゴロ・イン・ニューヨーク ここ数年のウディ・アレンの監督作品の中ではよかった
インサイド… コーエン兄弟作品は分かりにくくて苦手だがこれはよかった
私の男 映画としての評価は分かれるだろうが二階堂ふみの演技力は圧倒的だった 
プロミスト・ランド 少し採点が甘いかなあ…自覚はあるがデイモンが好きなので
舞妓はレディ ミュージカルは守備範囲外だが違和感はやがて消えた 監督の手腕?
るろうに剣心:伝説の最期編 妙に気になって見に行った “リベンジ”は成功した 
蜩の記 今年No1の時代劇だ 90点でもよかったのだが惜しいなあ 役所の大きさ
まほろ駅前狂騒曲 瑛太と松田龍平の呼吸の良さに笑う シリーズが続いてほしい
マダム・マロリー… 5点きざみなので85だが90に近い ヘレン・ミレンがいい
グレース・オブ・モナコ 単純なシンデレラ物語ではなく思っていた以上によかった 
100歳の華麗なる冒険 あまり期待していなかったが小品ながら十分に面白かった
救いたい 惜しいなあ 麻酔科医にスポットを当てるはずが中途半端になった
6歳のボクが… ある一家の12年間を同じキャストで描いた心温まるドラマだ 
フューリー作品のコンセプト:平和は理想、歴史は残酷…ピット入魂の演技だった
おやすみなさいを… 家庭と仕事の板場さみに悩む女流戦場カメラマン なかなか

私の採点は普通の人より“5点甘い”と自覚しています。ハハハ。
例年、85点をつける作品はもっと多いのに、今年はこんなに少なかったか…と驚きます。
「柘榴坂の仇討」、「ふしぎな岬の物語」、「0.5ミリ」は80点でした。
「蜩の記」は90点に値すると思っていますが、どうしても納得できないところがあって
“断腸の思い”で85点にしました。賞レースで作品賞を獲ってもおかしくありません。


邦画No1:「ぼくたちの家族」

05/24のツイート

今日が初日の映画「ぼくたちの家族」を見た。
いいね。ありがちな物語だけど普通にいいと思った。
多分、俳優たちが良かったからだ。
池松壮亮が最高だったほか、妻夫木聡、長塚京三、
原田美枝子…みんなよかった。



ボーっと、物思いにふけっていた玲子(原田美枝子)が突然、叫ぶように言った。
「思い出した。グラプトベニア・ファンファーレ!」
喫茶店で向かいの席に坐っていた友人二人はあっけにとられていた。玲子が口にしたのは
彼女がかわいがっているサボテンの名前だったが、話の“脈絡”が合っていないのだ。

郊外の家に戻った玲子は買い物袋を台所のテーブルに置いてそのまま動かない。
帰宅した夫(長塚京三)は暗い台所に座り込んでいる玲子を見つけて「なんだ、いたのか」と
愚痴るように言った。駅まで車で迎えに行くのを忘れていた。

この日、結婚して家を出ている長男・浩介(妻夫木聡)の妻の妊娠が分かった。ニュースを
告げる電話を切って、夫に向き直った玲子だが、一瞬、何の話だったかが思いだせない。
話していることはまともだが、どこか、様子がおかしかった。
近い将来の初孫の誕生を祝って両家が顔を揃えた席で、玲子の“症状”は一気に悪化する。
浩介の妻に話しかけるのだが、なぜか、名前を間違え続けた… 
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翌日、夫と浩介に伴われて病院を訪れた玲子にむごい事実が告げられました。
脳腫瘍…余命は1週間。
やはり家を出て大学に通う次男・俊平(池松壮亮)も呼ばれ、今後のことが話し合われます。

ここまでで、観客には家族4人のキャラクターが分かるように描かれています。

監督が「舟を編む」と同じと知って「なるほど」と思いました。
ときに「それは要らないんじゃないの?」と言いたくなるほどディテールにこだわって
ていねいに作っています。そこが作品の好感度を高めています。

描かれているのは“家族の絆”ですが、ばらばらに見えた家族が一つになって行く過程に
不自然なところがありません。これも、おそらく監督の手腕ということなんでしょうが、
見落とせないのは、長塚、原田、妻夫木、池松の呼吸が合った演技です。
特に、池松がいいと思いました。最初に注目したのはNHKドラマ「とんび」でしたが、
今や“引っ張りだこ”のようですね。俳優としてはうれしいことでしょうが、せっかくの
才能ですから、粗末にしないでほしいです。

*この映画がいいと思った人は多いと思いますが、“残念なお知らせ”です
去年の暮れに公開された「永遠の0」が日本アカデミー賞の対象になるようです。
 ちなみに、私にとって「永遠の0」は95点でした。


洋画No1:ネブラスカ

02/28のツイート

アカデミー作品賞候補「ネブラスカ」を見た。
疎遠のようでも血の濃さは否定できない夫婦、親子、
兄弟の情を描いて見事だ。素晴らしい。
オスカーを獲らせたいけど、こういう作品では
難しいのだろうなあ。


灰色の雲が低くたれ込めるモンタナ州ビリングス。
町はずれのフリーウェイを一人の老人がとぼとぼと頼りない足取りで歩いていた。
通りかかったパトカーから警官が降りて老人を呼び止めた。
「何をしているのか」と尋ねる警官に「ネブラスカまで歩いていくのだ」と言う。

警察からの電話で引き取りにきた息子のデービスには「懸賞で当たった100万ドルを
受け取りに行く」と話した。免許停止中のため運転できず、妻には拒否されたらしい。
ぼけているわけではない。懸賞が本物だと信じているのだった。「どうしても行く」と
言ってきかない父親にデービスは母親の反対を押し切って車で連れていくことに同意した。
“懸賞の当選”が雑誌を購読させるためのペテンだと分かっていたが…
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素晴らしいロード・ムービーでした。「大統領の執事の涙」を抜いて洋画No1です。
全編がモノクロ・フィルムで撮影されていますが、それが絶妙な効果を生んでいます。
むしろ、カラーだったら、こんなに見る者の心にしみてこなかったと思います。
アメリカ映画では、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスといった大都会の生活ぶりを
見ることができますが、この作品では、アメリカの中央部に位置する田舎町の暮らしを
見ることができます。その“まったり”感も新鮮だったし都会から取り残された感じを
モノクロの画面が見事に描き出しています。

鑑賞直前に、スマホで地図を見てモンタナ州とネブラスカ州の位置関係を確認しました。
町山某が言う事前の学習。ハハハ。
予告編開始の時間が迫る中、小さな画面でざっと見ただけなので「ああ、南東に向けて
走るんだ。それはどの距離ではないなあ」と思いました。しかし…

物語が進むにつれ、南に向かった車はすぐにワイオミング州に入り(ビリングスは州境に
あるようです)、さらに東に向きを変えてサウスダコタ州に入っていきます。
そこから南下してようやくネブラスカ州です。しかも、帰宅してから調べると、目的地、
リンカーンは州の最も南西に位置しているのでした!おそらく総走行距離は2000キロ!
アメリカは広いや。ハハハ。

オープニングから数十分だけを見ると、老人一家の絆は強いように見えません。
夫婦はただ一緒に暮らしているだけ、音響機器店でセールスマンをしているデービスと
ローカル局でキャスターをしている兄・ロスはすでに家を出ており、二人とも、父親を
ホームに入れるのがベストだと考えています。
旅の間にいろいろなことが起き、エピソードの数だけ家族は結束を強めていきます。
特に、最初から最後まで旅を共にしたデービスが父親に見せる愛が胸を打ちます。

77歳だという主演のブルース・ダーンのすばらしさは言葉にできません。オスカーには
手が届きませんでしたが、同世代の名優に拍手!ハハハ。


邦画で印象に残った「蜩の記」、「家路」、
「神様のカルテ2」、「小さいおうち」についての
“感想”をまとめておきます。
更新は午後になります。

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by toruiwa2010 | 2014-12-24 06:41 | 映画が好き | Comments(2)
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12/20のツイート

フジテレビが総力を挙げて宣伝しているのにつられて
映画「バンクーバーの朝日」を見た。
満席だった。テレビの力はまだまだ偉大だね。w。
なかなか良かった。突っ込みどころはあるけど。
一例:「いい年して“プロ”になるつもりか?」
というセリフ。1940年前後に。おかしいよね?

「バンクーバーの朝日」80


20世紀の初め、「海の向こうで3年働いたら日本に帰ってゆったり暮らせるよ」という噂に
乗せられて大勢の日本人がカナダに渡った。半分の給料で日に10時間も働く日本人移民は
カナダ人労働者たちの目の敵にされた。
差別され、厳しい環境の中で仕事をする移民たちの唯一の楽しみは野球だった。
“レジー”、“ロイ”、“トム”と当たり前のように英語名で呼び合う子どもの世代になった
バンクーバーにチームが生まれたのだ。その名もバンクーバー朝日(Vacouver Asahi)。
しかし、地元のリーグに参加した彼らが体格の違うカナダ人のチームにかなうわけもなく、
成績は毎年 最下位だった。

ある日、突破口になるプレーが見つかった。偶然の産物だったが…
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妻夫木聡、亀梨和也、池松壮亮、上地雄輔、勝地涼…チームを構成する同世代の俳優が
集中した仕事をしました。いい映画を作ろうという思いで作品に取り組んだ“空気”が
確実に伝わってきます。
栃木県足利市に大きなセットを組んで撮影したそうですが、不自然なところはありません。
全体としていい作品になっていると思います。

ただ、細かいことに気づいてしまうタイプなので見ながら気になって仕方がないところが
いくつもありました。“突っ込みどころ”です。
ツイートに書いたのはロイ(亀梨)がレジー(妻夫木)に問いかけた言葉です。
彼らの祖国、日本に“職業野球”が生まれたばかりの時代です。
英語では“professional Baseball”ですが、カナダに住む日系二世がプロフェッショナルを
“プロ”と略して言ったとは思えません。強い違和感がありました。

言葉で言えば、当時の移民は西日本の農漁村出身者が大半を占めていたはずです。
メジャーを実況しているころに世話になった二世は広島出身の父親の影響をもろに受けて
「(雨が)降りよる」、「…けんのう」が口ぐせでした。
この映画では、佐藤浩市ら親の世代は方言で話していますが、妻夫木のチームメイトは
“流暢な”標準語でした。イケメンに方言は似合わない?変でしょう。ハハハ。

ついでに…。
グラブやバットの形は十分に時代を感じさせるデザインになっているのに、それを使って
やっているのはきわめて現代に近い野球なのもどうでしょう。たとえば、投球フォームや
バット・スウイングが“モダーン”なんです。
ベンチの監督がブロックサインに近い仕草で選手に指示を出していたのも不自然でした。
当時のフラッシュサイン(1ヶ所に触るだけ)ではサインらしく見えないからでしょうか?

どっちにしても、われながら厄介な性格してますね。そんなことが気にならない人たちが
85点をつけても文句は言いません。ハハハ。


おやすみなさいを言いたくて」85

アフガニスタンの紛争地域で儀式が執り行われていた。爆薬を体に巻き付けて自爆テロに
赴こうとする女性にカメラのレンズが向けられている。立て続けにシャッターを押すのは
アイルランド国籍の女性カメラマン、レベッカ(ジュリエット・ビノシュ)だ。
テロリストを乗せた車は目的地に着く前に市場での検問に引っかかった。
爆発が起き、巻き込まれたレベッカは肺に穴が開くほどの大けがをした。

治療を終えて我が家に戻ったレベッカだったが、夫・マーカス、長女・ステフの様子が
どこかおかしい。彼らは、レベッカが家を離れている間ずっと、戦場カメラマンとして、
危険と隣り合わせの紛争地を“職場”とする妻・母が心配で気の休まるときがないのだ。
一度は仕事を捨て、家族のもとにとどまることを選んだレベッカだったが…
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もう少しふわっとした映画だと思っていただけに意表を突かれました。
主人公が戦場カメラマン…ですから、ある程度のことは予想していましたが、厳しさは
戦場(war zone)ではなく、むしろ家庭の方にありました。
「君は、家族をないがしろにしている」とマーカスになじられたレベッカが「その情熱
(passion)が好きなところだって言ったじゃない」と途方にくれます。

どこの家庭でもよくある「仕事と私(家族)とどっちが大事なの?」という論争。
レベッカの子供たちへの愛情は間違いなく深いのに、彼女を戦場に駆り立てる誘惑もまた
どうしようもなく強いのです。板ばさみに悩むレベッカをビノシュが好演していました。


「ゴーン・ガール」75

その日、ニックは午前中から双子の妹と共同経営するバーで酒を飲んでいた。
妻・エイミーと結婚してちょうど5年目だった。
彼が帰宅したとき、妻の姿はなかった。家の中を探し回るニックが異変に気付く。
警察が呼ばれ“事件”として捜査が始まった。
初めは妻が犯罪に巻き込まれた可能性がある夫として同情的に接していた警察や近所の
住民の見る目が次第に変わって行った…
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ちまたの評価は高いようですが、私は気に入りませんでした。
そんな終わり方、ありか!?… 終わってないし。ハハハ。

80 バンクーバーの朝日 作り手の熱い気持ちは伝わるけど突っ込みどころが多いね
85 おやすみなさいを… 家庭と仕事の板場さみに悩む女流戦場カメラマン なかなか
75 ゴーン・ガール どんな映画も必ずきちんと終われよとは言わないけどね

おまけ

昨日、リハビリの帰りに再会を果たしました。
最後に「窓辺の猫」を見たのは去年の春だったと
思いますから、1年半ぶりです。不思議なものを
見るような目をこちらに向けていました。
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by toruiwa2010 | 2014-12-23 08:40 | 映画が好き | Comments(0)