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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2015年 02月 ( 31 )   > この月の画像一覧

Cogito,ergo sum 5 2008年 クリスマスのころ

入らない

永福町のイタリアンに行くたびに、大勝軒の横を通る

並ぶ気はない
ネコ舌である
汁を全部飲む気はない

以上により、どんなに食指が動いても、有名なラーメン店などの
暖簾をくぐったことはない
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“Deep Throat”

元FBI副長官、マーク・フェルト氏が18日、95歳で亡くなった

1973年、初めて訪れたニューヨーク
マンハッタンを案内されているとき「ちょっと、ここに入ろう」と
先輩の特派員に劇場のようなところへ連れ込まれた
前方に大きなスクリーンがあったので、すぐに映画館だと分かった
しかし、普通の映画ではなかった!

あとで「3大傑作のひとつ」と聞いたが、いきなり始まった
アメリカン・ポルノのド迫力にただ圧倒されるばかりだった
先輩は「アナウンサーとして、社会勉強になったろう」と涼しい顔
彼によると、番組取材で訪米した某大女優にも、抜き打ちで見せたが、
「怒るどころか、ことのほか、お喜びだった」そうだ

「グリーンドア」、「ミス・ジョーンズの背徳(悪魔)」と並んで
「ディープスロート」はアメリカン・ポルノ初期の3大傑作とされている

同じ1973年に起きたウォーターゲート事件で、ニクソン大統領を辞任に
追い込んだワシントン・ポストの記者が“Deep Throat”と名づけた
フェルト氏はFBI内部から情報を提供していた
(日本では“免疫”がなかった あの衝撃は忘れない)

あだな名人

オイルばか…マリエ
泥人形…おすぎ
屁理屈ガイコツ…千原ジュニア

一時は人気絶頂だった「猿岩石」はお笑いコンビだった
しかし、『進め!電波少年』以外の“売り”はなく、
典型的な“一発屋”として、数年で完全に姿を消した
紳助の「出るのが早すぎたんや」は的を射ているかも

有吉弘行が不思議な“復活”を遂げている
あんなに話が面白くないやつだったのに、今はしゃべることの
一つ一つが妙に“ツボ”をくすぐる

だからといって、テツandトモ、ダンディ坂野、つぶやきシローに
同じことが起きるとは思えず…
(いま、彼を見ない日はない ツイッターも楽しい)
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王鉄城氏

1977年の夏は後楽園球場に日参したものだ
王貞治がアーロンの持つ755本のホームラン記録に迫っていたからだ
ジャイアンツのロッカーへの入り口は、連日、マスコミでごった返していた
その騒ぎから少し外れたところで、しばしば、母・登美さんの姿を見かけた
しかし、彼女は“部外者”立ち入り禁止の線から一歩も踏み出さなかった

父・仕福さんは、台湾国籍であることを踏まえ、「常に謙虚であれ」と教え、
10歳年上の兄・鉄城氏もホームランを打ってガッツポーズする弟に「相手の
気持ちを考えろ」と諭したという

接した者すべてをひきつける王貞治の謙虚・律儀・誠実な人柄はそんな
家庭環境から生まれたものだろう

鉄城氏をロッカー付近で見かけたことはない

その、王鉄城さんが20日、亡くなった

好感度アップ

「元プロ野球選手でケガのために引退し、野球から距離を置いていた兄を
プレーオフに招待したら『野球ってこんなに楽しかったんだ』と言ってくれた
ものすごく嬉しかった」
「亡くなった母に『世界一になって記念のボールを見せる』と約束していた
リーグ優勝のウイニング・ボールは自宅に持って帰って母の写真の前においた」

木曜日の「はなまるカフェ」で岩村明憲が話していた
プレーそのままに、派手さはないものの誠実さが伝わる話しかただった
ファンが一気に増えたに違いない
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マンチェスター U 5-3 ガンバ大阪

「ガンバ果敢 世界に3発」(朝日)
「G大阪、王者に臆せず攻撃サッカーの真骨頂見せる」(読売)
「欧州王者に最後まで真っ向勝負…善戦のガ大阪」(毎日)
「マンU5発で初の決勝 G大阪健闘3点」(産経)
「攻めの姿勢キラリG大阪 マンU監督も感銘」(産経)

…ウエブで見た“一般紙”の見出しだ
3対1以後の試合に意味はなかったと思うが
(健闘したガンバへのリスペクトが足りない 申し訳ない)

風のガーデン

がっちりとした、骨組みの太い作品だったと思うが、期待が大きかった分、
「白い巨塔」、「華麗なる一族」ほどの満足感は得られなかった
“たまたま”、大事な事柄を立ち聞きで知り、物語の展開が大きく変わった
箇所が少なくとも3回はあった
わざとらしい、現実感のないセリフが多かった
製作陣が“大脚本家”に振り回されている印象が残る

初回を見たとき、回を追って視聴率も上がると思ったが、そうではなかった
結末が分かっているドラマは難しいということか
しかし、この内容ならはじめから“ミーハー”は相手にしていなかったはずだから
平均視聴率15.81%は上出来と言うべきかも
(今ならトップ争いできる数字だが)
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コインの両面

医師で作家の海堂尊氏がこう言っている
<<<患者の「たらい回し」という言葉は、患者やマスコミの側から見た
一方的な見方です。
現実の医療現場は、患者を受け入れたくても、マンパワーが不足して、
お金も足りない。(中略)
実際は「たらい回し」ではなく、「診療不能状況」と呼ぶべき事態なんです。
医師が責任を持って診療するために、責任を持って対応できない患者から
手を引く――という選択肢を選ぶのは当たり前でしょう。(以下 略)>>>

亡くなった人もいるから軽々しくは言えないが、非難される側の
“説得力ある”反論に初めて触れた気がする
(週に何度も通院するから医師の忙しさはよく分かる)

ワケが分からん

千葉ロッテがバレンタイン監督の契約を2010年以降は更新しないと決め
本人に通告したという

決定したこと自体の評価は50点 
来シーズン終了時に通告していたら70点
“即刻解任”だったら90点だっただろう
現時点での通告はありえない  評価は“0点”だ
(「どうせこの監督は今年で終わり」と思ってプレーする選手の気持ち?)
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松本方哉

昨日の「笑っていいとも」で滝川クリステルが面白い話をしていた
・「ニュースJAPAN」のセットを作る際、松本キャスターのアイディアが
かなり取り入れられた
・昔のテレビ番組「サンダーバード」がコンセプトのベースにあり、
・クリステルが斜めを向いているのも、そうすることで視聴者と
画面の二人のキャスターとが二等辺三角形になるように計算されている
松本キャスターは分度器で角度を測っていた
・マグカップを置く位置も微妙に変えている 心理的な効果を狙っている

入社間もない頃の彼(“ホーサイ”と呼ばれていた)の原稿を読んだことがある
ここにこういう字幕が入る、ここにはこういう映像が流れている…と
こまかな絵コンテが書かれていた
その頃から、綿密な計算をする男だったのだ
(英語もペラペラだったし才能豊かな男だった)
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*( )内は2015年現在の感想です。
by toruiwa2010 | 2015-02-28 08:39 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
ステレオタイプ?

女性アナウンサーって「自分たちは選ばれた女性だから
それなりの 男性が待っている」と信じて疑わないような
人ばっかりでしょう…


週刊朝日の対談が林真理子vs小島慶子だったので「どうせ読んでもしょうがなかろう」と
思いつつ、読み始めてしまったのが運のつき。ハハハ。
絵に描いたようなひどいステレオタイプの考え方ですよねえ。一種の「差別」と言っても
言い過ぎではないでしょう。“語弊があるかもしれないけど”という前置きはあるものの、
失礼千万、呆れてものが言えません。
“怒れ、女性アナ!”と全国の女性アナたちに檄を飛ばしましたが、なんの反応もなく。
ハハハ。
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近頃あまり見かけないと思ったら、小島はオーストラリアに住んで、仕事があるときだけ
日本に来ているらしいですね。何でも、ご主人が「充電したいから仕事を辞めたい」と
いきなり言い出したのを受け入れたのだそうです。ま、それは“あり”でしょう。
しかし、彼女と言い、吉川某と言い、女性アナを悪く言うことで周囲の気を引くタイプは
困ったものです。まるで自分は女性アナじゃなかった、あるいは、別のカテゴリなんで
そこんとこヨロシク…と言っているようで腹が立ちます。

現役を引退したあと、“元巨人”を自慢したがっているように見える金田正一や張本勲の
思考回路に似てますよね。巨人でプレーした年数は金田が5年、張本はたった4年です。
金田は国鉄スワローズで15年、張本は東映で17年世話になったことは忘れ…というより、
“なかったことに”したいらしいです。好きになれるわけがありません。ハハハ。

どうせなら若い女性に…w

先週、1月期ドラマの中間展望を書いたとき、ツイッターでリプをくれた人が苗字ではなく
名前で呼びかけていました。はて、“徹さん”と呼ばれたのはいつ以来かなあとしばらく
考えこんでしまいました。 妻は他人に私のことを話すときにしか言いません。交際中にも
呼ばれた記憶があまりありません。彼女の家族が「岩佐クン」と呼ぶことが多かったので
結婚後の妻が私に話しかけるときは名前抜きの“クン”を使います。ただ“クン?”と。
それも、離れたところにいるときだけです。家の中には二人しかいませんから、いきなり、
伝えるべき中身に入っても問題はないからです。
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若いころは、周囲に“徹”という名前の人はあまりいませんでしたが、最近はドラマにも
よく出てくるようになりました。“はやり”ですかね。
字は違いますが「相棒」の成宮が彼女に「トオル」と呼ばれるときドキッとします。
ハハハ。

そうだ。いつ以来か 思い出しました。
ひざの状態が思わしくなくて診察を受けた病院の院長が私に話すとき、どういうわけか
「たとえば、徹さんが…」とおっしゃる。初めて聞いたときにはお尻がもぞもぞしました。
どうやら院長のポリシーのようで、行くたびに呼ばれているうちに慣れましたが。ハハハ。

“おざなり”でいいのか?

代理出産の項目でいろいろ話したあと「お子さんの気持ちが
どうなのか…と」と キャスターが言う。この件ではいつも
思うのだが、子供が数年、数十年後にどう受けとめるかが
まず重んじられなければいけないのではないか。
親の幸せありきでいいのか?

子供を持ったことがないし、「なんとしてもほしい」と思ったことがない者には言う資格が
ないのでしょうが、私の持論は、“二人の努力”の範囲内にとどめるべきだ…です。
それを言うと「あなたは、欲しいのに子供に恵まれない親の気持ちを考えないのか?」と
噛みつかれることが多いです。反発する人の気持ちも分からないわけではありませんが、
再反論するなら、そこにこそ問題があるのではないか?です。

この話題でいつも語られるのは子供が欲しい親の切実さだけです。これから生まれてくる
子供たちの幸せについて議論されることはまったくありません。
科学の進歩とともに“子供を持つ”方法はどんどん増えています。
かなりの高齢で出産したタレントを含め、体外受精、他人の精子・卵子をもらっての妊娠、
代理出産など特別な環境で生まれる子供たちを待っている人生について「そうか そこまで
考えているならいいんじゃないの」と納得できる話を聞いた記憶がありません。

去年タイで明るみに出た大量の代理出産や100人を越える女性が 無精子症の夫に代わり
夫の父親の精子で妊娠していた…などは特殊なケースでしょうが、将来、この“秘密”が
漏れてしまったときに、彼らがきちんと受け止められるのか、周囲はどう反応するのか?
昨日の話の続きになりますが、この話題をメディアが取り上げるとき、子供たちの幸せに
言及することが皆無、または“おざなり”であることに不満がたまります。

涙腺…

NHK-BSでさだまさしと大沢たかおのアフリカへの旅を見ました。
その中でさだが「秋桜(コスモス)を歌いました。ほんの数小節で目尻に涙がにじみます。
「どうも、年齢のせいか涙腺が弱くなって…」と呟きかけて、数日前の「とくダネ」で
小倉智昭が言っていた言葉を思い出しました。
「涙腺が弱るんじゃないんだ。いろいろ経験してるからだ」。
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そう、ある現象に出会ったとき、人は無意識のうちに過去の経験と重ね合わせます。
年寄りはさまざまな思い出を持っているだけに涙腺が刺激されることも多いのでしょう。
ま、結局“涙腺が弱い”ってことになるのかもしれませんが。ハハハ。
ツイッターやブログで突っ込むことも多いですが、小倉はほとんど同世代ですから、
ほぼ100%同感する話もあるのです。

さだは「亭主関白失格」も歌っていました。
「関白宣言」を受けた曲ですが歌詞が、じつにいいですね。世の中の奥さんたちが言葉を
かみしめて、少しでも旦那に向ける気持ちが優しくなればいいのになあと思いました。
ハハハ。

「風に立つライオン」、見たくなりました。

最近、RTしたり紹介したりした写真&記事をいくつか…

牛の逆襲!!!
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ナイアガラも凍結する寒波!!!
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色彩センスのすばらしさ!!!
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マサイ族の耳に携帯!!!

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by toruiwa2010 | 2015-02-27 09:13 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
“ミヤちゃん”こと宮崎総子(フサコ)が亡くなった。
1ヶ月ほど前、姫路の坊主が電話して来たときも
体調が思わしくないと聞いていたが・・・。

身体は小さかったが、飛び切り元気だった。
夫だった山川建夫、野間修平・典子夫妻と4人で
よく芝居を見に行ったものだ。
彼女が運転する車の助手席に乗せてもらうことも
多かったが、思わず目をつぶる腕前だった。
一番困ったのは曲がるとき、右と言っているのに
左折したりすることだった。「私、左利きだから…」と
わけの分からない言い訳を聞かされた。

フジテレビには女性アナ定年制があり5年で退社したが、
TBSの朝のワイドショーでかなり長い間司会をしていた。
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写真は、姉妹のように仲良しだった竹下典子とともに
私の還暦を祝ってくれたときのものだ。

仏教では“命終”と言うようだ。響きのいい言葉だ。
お浄土でお姉さん(恭子:女優・脚本家)と仲良くね。

by toruiwa2010 | 2015-02-26 18:58 | 友ありて | Comments(0)
私は1938年9月28日に生まれました。
知る由もありませんでしたが、当時の日本は3年後の開戦に向かって足音高くつき進んで
いたのでしょう。軍部の力があまりにも強く、何でも言える空気ではなかったと思います。

アカデミー賞授賞式の前、WOWOWでノンフィクションW「赤狩りとアカデミー賞」を
見ました。戦後の冷戦期にアメリカ全体で吹き荒れたマッカーシズム…“非米活動”の
名のもとに、共産主義者やそのシンパを排除しようとしたわけですが、当然、映画界も
その波をかぶりました。映画の仕事を続けるために仲間を売った監督がいました。
誰もが知っている「ローマの休日」の脚本家は本名ではなく友人の名を借りて書いたため、
エンドロールに彼の名前はありません。私たちは“自由な国 アメリカ”と思いがちですが、
そんな時代があったのです。
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新聞は社会の木鐸…そう言われた時代が遠い昔の日本にありました。
今は、誰もそんな風には考えないでしょうが、メディアが世論をリードしていく側面は
依然としてあるでしょう。ただし、ときに世論に“寄り添う”ことも否定できません。
寄り添っているうちはいいですが、流されたり、おもねったりしないでほしいものです。
風刺漫画や日本人人質の報道を見ていてそんな風に思っていました。


「ミヤネ屋」が時間を割いて“戦場ジャーナリストに聞く「なぜ戦場へ向かうのか?」”を
語り合っていた日、コメンテーターの橋本五郎(読売新聞特別編集委員)がこう言いました。
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「順々に考えればいいと思う」と前置きして…

まず、こういう戦場を伝えることは非常に崇高な仕事だということ。
二つ目は自己責任。後藤さんはあそこに入るときに「何が起きても
責任は自分にある。自分が全責任を負う」と言った。
ただし、その場合、自分の責任ではすまないことがある。
今までは「自分でやったんだから自分の責任だろう」という批判の
自己責任だった。

しかし、いまや「自分の責任で行くのだから許される」という
自己責任になった。
でも、それですまなくなっている。
国家は救出するためにいかなることをやらなければならない。
国家の威信にかかわるから。
そうすると、“その人の責任ですまない”ということを
考えなければいけない。(2/18)


ISILからの身代金要求動画が投稿されたのは先月20日でした。ネットには自己責任論が
氾濫していましたが、わがメディアにはこの橋本氏のような意見はあまり見られなかった
気がします。後藤健二さん殺害が明らかになるまでの10日間ほど、戦場ジャーナリストや
後藤さんの功績を賛美する紙面・画面作りが多かったのではないでしょうか?

私は1月24日にこう書きました。

「すべての責任は私にある」
後藤健二さんはそう言い残してシリアに向かいました。
100%、その通りですね。 しかし、こういう結果になると、
個人では解決できないレベルの話になっていますし、
そうなることも予想できたはずです。
“湯川さんを救出したい”との強い思いに駆られての
行動だったそうですが、多くの戦場レポーターたちが
紛争地域の取材では“生命線”だと語る現地ガイドの
反対を押し切っていることを考えると、無謀だったと
言わざるを得ません。
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10数年前にイラクで日本人ボランティアらが拘束されたとき、
さかんに言われた“自己責任論”が今度も出ています。
言われても仕方がない部分もあると思います。
しかし、軽装で冬山に登る、コースを外れたところを滑る、
なんらかの準備不足で太平洋の真ん中でヨットが航行不能になる、
台風接近中にサーフィンをする…などで遭難したのと同列に
語ることはできないでしょう。(以下略)


…コメントは1件もありませんでした。
“同意しない”、あるいは“同意だが今はコメントしない”ということでしょうか。
なんとなく、自由にものが言えない空気がありましたね。


フランスで起きた風刺画をめぐるテロ事件のあと、シャルリー・エブドが特別号を発行し、
1面にまたしてもムハンマドを風刺する漫画を載せたときにはこう書いています。

不屈な精神は大切だと思います。
今、少しでも“ひるむ”姿勢を見せれば、テロリストを
勢いづかせることも分かります。
しかし、とても難しい判断ですが、この時期にイスラム社会、
特に過激派を刺激するのは“賢いやり方”でしょうか?

「恐れず、言うべきことは言う」という強い意志を示したい
のだろうし、新たなテロのきっかけを作ることも覚悟して
いるのだろうが…と思いつつ、ネットを眺めていると、
このツイートを見つけました

…文章全体を支持するつもりはありませんでしたが、
“言論・表現の自由”にも限界があるのではないかと
疑問の声を挙げているツイートとして納得する部分があったので
画像として引用してツイートしました。
(“エジプト国籍の女性タレント・フィフィのツイートを紹介)
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(中略)

私も含めて、イスラム教についての十分な知識を持つ日本人は
少ないでしょう。予言者・ムハンマドの姿を描かないこと自体が
信仰の表れであり、絵に描き、あまつさえ、その絵で侮辱する
ことなどありえない…とする考え方があると言います。

だとすれば、それを尊重するのは当然ことだと思います。
(以下略 1/14)



今日、このエントリーを書く気になったのは、橋本氏の発言を聞いた同じ日の朝日新聞に
載っていたとても興味深い記事を読んだことがきっかけでした。
フランスの人類学者、エマニュエル・ トッドがインタビューされています。
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表現の自由は絶対でなければいけない。風刺の自由も絶対だ。
つまり、シャルリーにはムハンマドの風刺画を載せる権利がある。
フランス政府にはそれを守る義務がある。

一方で、私にも誰にでも、むろんイスラム教徒にも、シャルリーを
批判する権利がある。イスラム嫌いのくだらん新聞だと、事件の後も
軽蔑し続ける権利が完全にあるのだ。

事件後の私たちは、酔っ払いが馬鹿を言っただけで捕まり、8歳か
9歳の子が(学校での「テロ称賛」発言の疑いで)警察に呼ばれる国に
暮らしている。

国内メディアから20件ほど取材依頼があるが、すべて断わった。
何の得にもならない、心置きなく話せる環境ではないと感じるからだ。
本来は大統領さえののしれる国だし、私もそうしてきたので、
この現実は耐えがたい。人々の感情が 高ぶっていては安心して
自由に話せない。
…例えば、仲間内のおしゃべりで私がシャルリーを批判する権利に
触れたとする。社会的弱者が 頼る宗教を風刺するのは品がないぜと。
すると相手は「君は表現の自由に賛成じゃないのか。
本当のフランス人じゃないな」と決めつけるわけだ。
上流の知識階級でリベラルな人々が、あの大行進に参加した人々が。


“私はシャルリー”というコピーは世界の人々の心をつかみました。それはいいでしょう。
しかし、無条件で賛同しないと承知しないという空気には疑問があります。
私も言論・報道の自由は守られなければいけないと思いますが、シャルリーの風刺画に
全面的に賛成するわけにはいきません。
フランス人であるトッド氏でさえ自由な発言をためらう環境が正常とは思いません。
インタビューの中で“ハゲ同”だったのはこの発言でした。
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今日の社会で表現の自由を妨げているのは昔ながらの検閲ではない。
今風のやり方は、山ほどの言説によって真実や反対意見、隅っこで
語られていることを押しつぶし、世論の主導権を握ることだ。


誰が正しいか、どんな意見が間違っているかは人によって判断が違うでしょう。
しかし、メディアの仕事は偏らない情報をバランスよく伝えることだと思います。
その意味で、このところ、少し風通しがよくなってきたなあと。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2015-02-26 10:27 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
逸見政孝没後20年以上が過ぎた。
TBS「爆報THEフライデー」に
かつての同期が出るそうだ。
“担当者から「集めてくれ」と
要請され引き受けたが、交渉が
大変だった”とMがブログに
書いている。
“逸見は同期からあまり良く思われて
いなかった”…とも。うーん。

書いたけど、送信しなかったツイートです。
視聴者と、近くにいた者の印象はイロイロと…
あとは察してください。


20日の記事に書き込まれたコメントに対する私の返信です。
嘘はつきたくないけど、本音のまま書いたら“嫌なやつだ”と思われるだろうなあ、と
さんざん悩んだ末の文面です。ハハハ。
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フジテレビの後輩・逸見が亡くなったのは1993年のクリスマスでした。
顔を見ない日はないと思うほどテレビに“出まくって”いた時期でしたからファンの数も
ハンパではなかったでしょう。
享年48歳…若すぎる死でした。“生き急いだ”感が否めません。

「3時のあなた」で扇千景のアシスタントをしたときも一生懸命でしたが、田丸美寿々と
組んだ「ニュース630(ロクサンマル)」での張り切り方は目を見張るものがありました。
視聴者からの投書には自費で作った写真入りのハガキでせっせと返事を書いていました。
コンビを組んでいたことがある幸田シャーミンとは大声をあげて言い合っていました。
あの笑顔とは対照的にかなり気が短い男でした。“溜まって”しまうのでしょう。

顔と名前を売りたい、人気者になりたいという気持ちを隠しませんでした。
あまりにも見え見えでむしろ“あっぱれ”だと思いながら見ていました。
ただでさえ忙しいのに、月‐金でプレシャーのかかるニュース番組を終えた週末になると、
土・日、土・日と契約しているホテルで披露宴の司会をしていました。それほど有名では
なかった彼は7,8万円の安いギャラの中からかなりのマージンを取られながら、ほぼ毎週、
このバイトに精を出していたのです。それだけが原因ではないでしょうが、数ヶ月で体を
壊しました。のちに、有名人同士の披露宴の司会をすれば、恐らく数百万円のギャラを
手にしたに違いない“大スター”になったとは言え、このころのハードワークが早すぎる
死を招いた可能性もあると思えば、勘定が合いません。今 思い返すと痛ましい限りです。
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5年あとに入社してきたときから私は彼が好きでした。私と同じスポーツ・アナを目指すと
言っていましたし、仕事への取り組み方や生真面目な生き方が気に入っていたのです。
“偉そうな”言い方になりますが、可愛がっていました。
ただし、数年後に、私が労働組合を脱退したときには部内で顔が合っても完全に無視され、
職場集会では厳しい顔で“糾弾”されました。思い出しても♪おっかないんだから~。
ハハハ。

私がアナウンス部を離れたあと、仲のいい関係に戻りましたが、ニュース・情報系番組で
どんどん大物になって行く彼にかける言葉はあまりなく「無理して身体を壊すなよ」と
言うのが精いっぱいでした。

がんで危ない…と聞いたのはWOWOWに出向しているときでした。
最初の感想は「無茶をするからだ。親不孝だなあ」です。彼の弟は同志社大学相撲部で
全日本の決勝に進んだこともある“つわもの”でしたが、やはりがんで32歳のときに
亡くなっています。兄弟そろって親に先立って逝ってしまったのです。
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「私が今、侵されている病気の名前、病名は……癌です」

いかにも逸見らしいなあと思ったのは、最後の入院の前に開いた記者会見です。
最後の力を振り絞った“大芝居”に見えました。そして、見事に“演じ”きりました
おそらく、会見を終えた時点で、本人は大満足だったと思います。
数年たってから、ある編集者が「会見が終わったとき、彼は“これ、行くよね?”って
言いました」と話しているのをスポーツ紙で読んで、ますますその思いを強くしました。
“行く”とは、つまり、高い視聴率が出る、という意味です。真偽のほどは分かりません。
しかし、愛すべき後輩・逸見政孝なら十分に“ありうる”話なのです。

あのころ、彼はすでに死を覚悟していたと思います。
だからこそ、最後の“ステージ”で何かを残したいと考えてあの会見を開いたのです。
根っからの“テレビ屋”でした。目的は立派に果たして旅立っていきました。
…だから“満足”だっただろうと思うのです。思いたいのです。

冒頭の文章にある、自分のブログに“逸見は同期からあまり良く思われていなかった”と
書いたMは大学時代からの逸見の同期生です。逸見の“親友”と称しているほどですから
悪く言ったつもりはないのでしょう。私のこの記事も逸見を懐かしんで書いたものですが、
読み方次第では“悪口”と取れるかもしれません。少なくとも、テレビでしか逸見政孝を
知らなければ、抱いていたイメージとの間にギャップを感じるでしょう。避けることは
難しいですが、テレビの視聴者が画面を通して見るテレビ人はある意味“虚像”です。
本人が作ったり、演出によって作られたりしたものと知っておくべきです。

私のツイートやブログを読んで「フジテレビやWOWOWで見ていた岩佐と違う」という
クレームをもらうことがありますが、当然だし、自然でしょう。
現役アナウンサーは本音で話しているわけではありません。どこかで抑制しています。
私の場合、ヤクルトが好きで“アンチ巨人”でしたが、実況のときは気づかれないように
巨人の話題を多く話していました。
逆に日テレのアナが巨人好きだとは限らないし、九州のアナの中に「本当はホークスが
嫌いなんだけど…」と思いながら熱狂的な応援実況をする人がいてもおかしくありません。
ハハハ。
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彼を知り尽くしている私としてはイメージを壊さないように
慎重に言葉を選んで話したつもり。


「爆報THEフライデー」は見ませんでしたが、番組収録後のブログに“親友”・Mは
そう書いていました。坊主の彼でも“本音”をあからさまに語ることはできないのです。
ハハハ。

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しだれ・・・

近所で一番美しいしだれ梅です。
まだ、五分ぐらいです。
さて、この春はどこへ梅見に
出かけましょうか?

by toruiwa2010 | 2015-02-25 08:26 | 友ありて | Comments(8)
昨日の朝、本場のアカデミー賞 授賞式が行われました。
候補作品俳優の演技も半分以上は見ないうちにこの日が来てしまうのは残念です。
作品賞候補の8本の中では「アメリカン・スナイパー」、「6歳のボクが大人になるまで」、
「グランド・ブダペスト・ホテル」の3本しか見ていません。
こういう状態で授賞式を見るのは靴の上からかゆいところを掻くような“隔靴掻痒”感が
否定できません。ダブってるやないかい!ま、それほど“もどかしい”ということですよ。
ハハハ。

受賞の予想をしている日本の評論家やメディア関係者たちは全作品を見ているようですが、
彼らは字幕なしのものを見ているのですかね?それでドラマ全体を理解できるほど語学に
堪能なのでしょうか…という疑問があります。セリフをふくめての演技ですから。
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…そんなわけですから、個々の賞については意見を言う資格がありません。
途中までは賞が散っているような印象があったのですが、脚本賞と監督賞を獲ったことで
流れは一気に「バードマン」に傾きました。
興行的には大成功しているという「アメリカン・スナイパー」は結局、音響編集賞一冠に
終わりました。公開直後から、「160人以上殺害した男をヒーローとして描いている」と
“的外れな”批判の声があったそうです。事実とは違うのですが、アカデミーの会員には、
物議をかもす作品を好まない傾向があるようですから、票が集まらなかったのでしょうね。
私は 狂気が満ちた戦場と母国での平穏な日々の対比をクリント・イーストウッド監督が
巧みに描いていることに感心して“いい”と思いましたが、戦争を描いた映画は評価が
難しいですね。

今年は正味3時間半ほどで終わりました。
かつて、喜劇王のボブ・ホープが司会をして人気を博していたころ、開口一番「今日は
4時間半で終わるといいなあ」と言ったことを覚えています。日本のテレビ業界の感覚では
考えられないほど“フレキシブル”なんです。古き良き時代の話で、作り手がしっかりと
時間管理をするようになった今は大体予定通りに終わっているのではないでしょうか。

以下、つれづれなるまま・・・
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パトリシア・アークエット(助演女優賞) が不平等に対する抗議の声を挙げたとき、客席の
メリル・ストリープが「そうだ!」とばかりにこぶしを突き上げていました。
監督賞のプレゼンター、ショーン・ペンがメキシコ人のアレハンドロ・G・イニャリトゥの
名前を読み上げる前に「こいつにグリーンカード(永住権?)を与えたのは誰だ?と言い、
「来年は政府からアカデミーへの規制が強まるかもね」とイニャリトウがかわしました。
もう少し英語が分かると面白いところなんでしょうがねえ。今さら、中学・高校時代に
戻れないしなあ。
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今回WOWOWが現地に送った俳優・斎藤工は“なかなか”でした。
メモを見ながらの英語の質問にはハラハラしましたが、ときどきはさむ“独り言”っぽい
コメントがしゃれていました。単なるイケメンじゃないし、付け焼刃ではないと分かる
映画についての知識も半端じゃありませんでした。これまでの ゲスト俳優にくらべたら
はるかにいい仕事をしていたと思います。5,6年ほど前に「最上の命医」(テレビ東京)で
初めて認識したときから好きな俳優ですが、私の中での好感度が上がりました。
えーと、髪型は“失敗”ということでいいですかね。ハハハ。

WOWOWの放送が始まる前はフジテレビで仕事をしていました。(ギャラは折半?w)
その斉藤に向けて出されたカンペ―が全米に披露されてしまったようです。アメリカの
テレビで活躍しているらしいライアン・シークレストがこんなツイートを投稿したのです。
1300万人のフォロワーがいますから、斉藤&軽部の名前は全米に知れ渡ったわけです。
漢字じゃ分からないでしょうが。ハハハ。
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スタジオのわが宿敵・町山智浩を初め 多くの“専門家”が「6歳のぼくが…」について、
作品賞や監督賞に推す理由として撮影にかかった“12年の歳月”を口にしていましたが、
私にはどうしても理解できませんでした。撮影にかけた時間や情熱は作品の質に関係が
ないと思うからです。私の採点は85点でしたから、作品賞や監督賞を獲らなかったことに
ホッとしています。アカデミーの会員は冷静だったということでしょう。ハハハ。
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長いイベントですし、プレセンターなどでスターが席をはずことが何度もあります。
それでも客席前方で空席が目立つことはありません。代わってその席に座るタレントが
用意されているのです。“見せる”ことに徹底するアメリカ・ショウビジネスのこだわりを
見る思いです。「君、あっちでもこっちでも見かけるね」とからかわれてました。
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ジュリー・アンドリュース・トリビュートで「サウンド・オブ・ミュージック」を歌った
レディ・ガガは白一色のシンプルなドレスで“ガガ色”を消して見事なパフォーマンスを
見せました。11歳のとき ジュリアード音楽院に合格(辞退)したという実力は本物です。
幅の広さを知りました。
ジョン・レジェンドとコモンが歌った「GROLY」に圧倒されました。客席で涙する人が
多かったのも分かります。歌の持つ力を見せつけました。
受賞のスピーチでレジェンドが「歌手には時代を映し出す義務がある」と語っていました。
心にしみるこの使命感に感動しました。
彼は単に楽譜通りにではなく、先祖を想い、歴史を見つめながら歌ったのだと思います。
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作品賞候補だった「アメリカン・ スナイパー」の主人公“史上最強の狙撃手”と言われる
クリス・カイルを射殺したエディ・ルースの裁判は今月11日に始まりましたが、早くも
現地時間の今日、論告・最終弁論を迎えるそうです。

主演男優賞のプレゼンターだったケイト・ブランシェットのドレスが好きでした。
一番ダメだったのはジェニファー・ロペスのこのドレス。逆セクハラです。ハハハ。
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そして、Best Hairdoはスカーレット・ヨハンソンで決定!
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昨日は夕方以降のアクセスが異常でした。
総数は4000件を超えました。
2015年の最多記録です。何があったんだか…。




先日濃い霧が発生した日の東京だとか。
女性がきれいに見えるのは
夜目、遠目、傘のうち…と言いますが、
街の場合は”霧の中”がプラス?
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by toruiwa2010 | 2015-02-24 09:35 | 映画が好き | Comments(0)
アメリカン・スナイパー 90

廃墟と化した街を戦車がゆっくりと行く。
その戦車に隠れるように、銃を構え、周囲に警戒の目を配りながら海兵隊員が進んでいた。

少し離れたビルの屋上にクリス・カイル(ブラドリー・クーパー)がいた。
腹這いになってスコープ付きのライフルで敵の動きを探っている。彼の任務は地上を行く
海兵隊員の安全を守ることだった。
向かいのビルの屋上に一人の男が姿を見せた。携帯で誰かと話している。カイルが無線で
指揮官の指示を仰いでいるうちに男は建物の中に消えた。

別のビルから黒いヒジャブをまとった女が10歳ぐらいに見える少年とともに現れた。
カイルの指が引き金にかかる。「何かを抱えているようだ。見えるか?」と問う彼に
指揮官は「ネガティブ(見えない)。お前の判断で撃て」と答える。
女から少年に何かが渡された。対戦車榴弾だ!

進んでくる戦車に向かって走り出す少年。
カイルは静かに引き金を引いた。倒れた少年に駆け寄り、榴弾を拾い上げた母親に向けて
さらにもう一発。
それが アメリカ史上最強のスナイパー(狙撃手)とされるカイルの初めての仕事だった…
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緊張感漂う冒頭の数分間です。
この映画が公開されたとき、アメリカ国内では子供を含む160人以上を殺害したカイルを
ヒーローとして描くのはおかしいという批判があったと聞きます。
どこを見れば、そんな風に見えるのだろう? それが私の感想です。
終始一貫、自分の銃で敵を倒すことが国を守り、家族を守ると信じながら、撃っています。

そして、“伝説”(Legend)と呼ばれても的確に標的を仕留めることを誇ったり自慢したりは
していません。
むしろ、“YOUR CALL”(お前の判断)に任されることが多い極度のプレッシャーの中で
女性や子供を撃つことにはためらいがあり、「家族のもとに戻ってきてほしい」と懇願する
妻との確執に悩む男として描いています。

最後の数分間の処理がうまいと思います。エンドロールにかけてのストック映像を使った
ラストシーンに胸を揺さぶられました。
9.11のときグラウンド・ゼロに向かう警察官や消防隊員に敬意を込めて拍手を送っていた
市民の姿を思い出します。
帰還兵なのでしょうか、車いすで進み出て片手で星条旗を掲げた男性にぐっときました。
ヒーローっぽく扱った部分があるとすればこの数分間だけでしょう。
カウンセラーとの面談のとき、カイルが口にした言葉とともに心にしみました。
「なぜ彼らを殺したかを神に説明できる」。

イーストウッドは84歳ですが、賛否両論あるにしてもこれだけの力作を撮りました。
戦場の狂気と母国で家族と過ごす平穏な日々を鮮やかに対比させています。
彼の作品の主人公は“強い男”や“国を愛する男”が多いですが、必ず、心のどこかに
“傷”を負っていますね。それが観客の気持ちを惹きつけてやまないのだと思います。
公私ともに元気いっぱいのようです。あと何本か見せてほしいです。

余談1

クリス・カイルは2013年2月2日、元海兵隊員エディ・ルースの銃によって殺されました。
家族の依頼を受けて、PTSDに悩まされているルースに救いの手を差し伸べようとして
友人と一緒に出掛けて行った射撃練習場で撃たれたのです。
車の中でカイルは「こいつ、おかしいぞ」とメールで友人に警告しています。友人からは
「奴は俺の真後ろに座ってる。見張っててくれよ」と返しています。
警戒していたのに撃たれてしまったことが分かります。
ルースの裁判は現在進行中です。ここにもまた戦争の犠牲者が…

余談2

少なくとも二つの場面で 本物の赤ちゃんの代わりに人形を使っています。
予定していた赤ちゃんが熱を出したり来なかったりしたためだと、脚本家がツイッターで
呟いていました。(のちに削除)
一ヶ所は “見え見え”です。イーストウッドならもう少しうまく処理できたと思いますが、
なぜ、そのままにしたのか不思議です。


フォックスキャッチャー 85

マーク(チャニング・テータム)は84ロス五輪のレスリングで金メダルを獲った。しかし、
3年が過ぎたいま、名声の跡形もなく侘しい一人暮らしをしている。
同じように金メダリストの兄と地域の粗末なジムで翌年に迫った88ソウル五輪に向けて
トレーニングを続けていたが、ファストフードやインスタント食品で腹を満たす境遇に
不満を感じていた。

そんなマークに“ジョン・E・デュポンの代理”だと名乗る男から電話がかかった。
「ボスが会いたいと言っている。ペンシルバニアまで来てほしい」と。
世界的な大富豪のデュポンが誰なのかを知らないまま、マークは手配されたファースト・
クラスのチケットで出かけて行った。空港に出迎えた男とともにプライベート・ヘリに
乗って連れて行かれたのは想像を絶する広大な邸宅だった。

姿を現したジョン(スティーブ・カレル)は敷地内に完成したばかりの、練習機材が整った
豪華なジム“Foxcatcher”を見せ、兄弟でここに来てソウルを目指そうと誘うのだった…
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家庭を持っている兄は応じませんでしたが、ジョンの話に引き込まれたマークはいったん
帰宅するとすぐに荷物をまとめてペンシルバニアに居を移しました。
全米から選手が集まり、オリンピックに向けたトレーニングや予選が始まります。
すると、ジョンがレスリングにかける情熱は本物だとしても、デュポン家の跡取り息子の
思考回路や気性が異常であることを示す言動が見えてきます。そこには、絶対的な権力を
持っている母親に認めてもらえない“寂しさ”が濃い影を落としています。

カレルが狂気をはらんだジョンに扮して渾身の演技を見せています。感情を爆発させる
シーンは少ないのですが、無表情な動作にかえって凄みがあります。喜劇俳優だと聞くと、
“なおさら”です。アカデミー賞の候補になっているのもうなずけます。
テータムもかなりがんばったと思うのですが、あの程度では候補にはならないんですね。

細かいことですが、字数も関係ないのに、World Championships=世界選手権を
“世界大会”とか1回戦、2回戦を“第1ピリオド”などと訳すことに違和感があります。


君が生きた証 85

「30分後にカフェで」と携帯で話してから1時間近く過ぎても、息子は現れなかった。
留守電に「おやじをスッポカすとはたいしたもんだ」と伝言を残してサムは立ち上がった。
何気なく目をやったテレビの画面に思いもかけないものが映っていた。息子が通う大学で
銃の乱射事件が起きていた…
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妻と離婚し、寮生活を送りながら大学に通う息子が唯一の生きがいだったサムは失意の
どん底に突き落とされます。2年後、まだ立ち直れないでいるサムのところに別れた妻が
息子の遺品を持ってたずねて来ます。ギターやミュージックテープです。「2年かかって
整理した。音楽関係のことはさっぱりわからないし、家を売るので引き取ってほしい」と
言うのです。
妻が去ったあと、そのままゴミとして捨てようとしたサムですが、ノートにびっしりと
記された詩を見て気が変わります。

小品ですが、好きなタイプのドラマです。
出てくる曲がみんなすばらしいです。楽器で会話できる人たちがうらやましいです。


ついでに…

白鵬擁護論を書くと言ってまだ書かない某新聞のN記者ですが、
昨夜のこんなツイートが最後で白鵬についてはいまだに沈黙中。

やっぱり、
「夜の」
をつけると、何でもかんでも、なんだか
エロくなるじゃないですか。

夜のぶらんこ
とか
夜の通天閣
とか
夜の支度部屋
とか
夜の北の富士
とか

…確かに、とは思うけど、そんな時間があるならとも。
ああ、じれったい!まだ待ってるよ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2015-02-23 07:18 | 映画が好き | Comments(2)
Cogito, ergo sum 4 2008年12月中旬
 
ダイコン


子供の頃、「大根てどこがおいしいのか?」と思ったものだ
“大根役者”は、芝居が下手な俳優のことだったし
“大根足”は、太くて形の悪い足のことだった

「そもそも『大根足』というのは細くてキレイな脚をいう、
ほめ言葉だったんだ。そう聞いて育った。
いつ悪い意味になったのかねえ」
今でも練馬大根をつくる農業・渡戸章さんは断言する(1/26 朝日新聞)

Hats off

そのうちメッキがはがれるはずと見ていたが、石川遼には驚いた
魅せるゴルフをしつつ、1年目で1億円突破…きちんと結果を出し、
ツアーの盛り上げに大きく貢献した
最終戦終了後、先輩選手たちが胴上げで称えたのも分かる
(今、成績が悪いのは“メッキ”がはがれたわけではない)
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落ちないグッズ

JリーグJ1で“奇跡的に”残留を決めたジェフ千葉は、
前身の古河電工時代から唯一、2部リーグの経験がない
その千葉に、受験生向けの「落ちないグッズ」を製作するプランが
浮上しているそうだ
最終戦で残留を決めたあと、社長が「みなさん、ほっぺたをつねって
みてください」と言ったことから「落ちないグッズ」の第1弾として
洗濯ばさみが浮上
「眠気防止用の洗濯ばさみでほっぺたをつねるのも面白い。受験の
お守りにもなる」と、受験シーズンが本格化する来年1月までには、
商品化するのだという(日刊スポーツ)

…“語呂合わせ”からヒット商品が生まれるかどうか?

半世紀以上前、関西学院高校受験の際、校舎への道を歩いていると
「あ、落ちた!」という女子高生の声がかかったことを思い出す
持参した下敷きが“滑って”、“落ちた”のだった 縁起でもない

幸い、合格はしたのだが、すでに兄が通学していて、「ふたり分の
学費は出せない」と親に言われた
受ける前に言ってくれよと思ったが、あきらめた
受験のときから、“けち”がついていたのだ
(関学に行っていたら病気はしなかったかもしれないが、
アナにもならなかったかも。人生あざなえる縄のごとし)

…長い友達


空気が読めない
庶民の気持ちが分からない
漢字が読めない

責められっぱなしの麻生総理だが、その頭髪は就任以来
さらに薄くなったような…

太郎ちゃんも“何も感じていない”わけではないんだ
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違和感あり

おすぎかピーコか知らぬが、映画評論家の肩書きを持ちながら
特定映画の宣伝をしていたとき、異議を唱えたことがある

宮崎哲弥は評論家を名乗っているようだから、まだいい

鳥越俊太郎の保険のCM…うーん、違和感はあったが、がんからの
“生還者”としてぎりぎりだったかも

しかし、蟹瀬誠一のビタミンウォーターはどうなんだろう
ジャーナリストを自称するなら、歯を食いしばってでも
この手のCMはがまんすべきではなかったのか?

仁鶴

ザッピングしているときにBS朝日「徹子の部屋」に出ている
笑福亭仁鶴を見た  元気やったんか、おっさん!

上方の若手お笑いのリーダー格だった
「ヤングおー!おー!」が懐かしい さんまも紳助も若かった
ついでだが、斉藤アナ、どうしているんだろう?

仁鶴…わずか2歳違いなのに、バカに老けていた
しかし、しゃべりは健在だ 言葉と表情で笑いを誘う…
その技術にはいささかの衰えもない
”関西の至宝”として、いつまでも元気でいてくれよ
(今もときどきNHK「生活笑百科」で見る)
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推定年俸

記者「大台に乗った?」
中島(西武)「はい、乗りました」
記者「ピッタリ?」
中島「はい、ピッタリです」
…たぶん、そんなやりとりがあったはず

若い頃、プロ野球選手の契約更改を取材したことがある
選手が年俸をずばりと口にすることはまずない 
会見での応答の中から“推定”するのだ

そろばんが得意な王は「5で割れて、3でも割れる」などと語っていた
前年までの年俸(それも推定だが)から、新しい年俸が推定できるわけだが
“推定”は今も昔も“当たらずといえども遠からず”…

昔は、契約期間が2月ー11月の10ヶ月だったが、年俸を12で割り
“給料”として毎月、支給されていた
ついでに書くと、長島、王が全盛の頃は“現金支給”だった
まだ1万円札はなく、千円札で配られる彼らの給料袋の厚みはハンパなく
タテにしても机の上に“立った”!
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アラコキ?

「はなまるカフェ」に竹中平蔵が出ていた
1枚目の写真のタイトル、「アラカン」に戸惑った
友人の谷村新司が還暦を迎え、自分が57歳なので「アラフォー」に
ひっかけて「アラカン」としたのだという 「はやらせたい」と話していた
古希の私が子供のころ“アラカン”と言えば映画俳優・嵐寛寿郎のことだった
(このとき我は70歳だった 今年 喜寿を迎える)

当たり前だ!

どんな国のどんな職業でも、職人(=プロ)はプライドのかたまりだ
素人に邪魔されたのではかなわないと思っているはずだ

築地市場では、外国人観光客のマナーの悪さに閉口して、正月にかけて
“せり”の見学を禁止にした
並べられた魚と魚の間でタバコを吸う、マグロの上にデジカメを置いて撮影する
マグロをなめるやつまでいる!  映像を見る限りマナーは最悪だ
外国人に見てもらったってプラスになることはないのだから、
そのまま、ずっと禁止にしたってかまわないと思う
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不況

加山雄三、橋幸夫…
ゴールデン・タイムにパチンコのCMが出てくるようになった
“不況”であることが確認できる

速読術

タレント・菊池桃子の息子さんが“速読”で全国優勝したことがあるそうだ
書かれている文字をページ丸ごと、写真を撮るように読み取るらしい
なんてことだ!

それほどではないものの、妻も「3行ぐらい読めてしまう」そうで、
本を読むのがやたらと速い
「それでは、読書の楽しみはないじゃないか」と言ってもどこ吹く風だ

我が家の“書籍代”の90%は配偶者のものだ
by toruiwa2010 | 2015-02-22 07:33 | 自薦・厳選300? | Comments(2)
Cogito, ergo sum 2008年11月下旬~12月

オモロー


旅のホテルで大阪・毎日テレビの「ちちんぷいぷい」を見た
午後2時55分からのワイド・ショーだ
元同局アナの角淳一が司会をつとめ、パネリストには大平 サブロー、
ハイヒール モモコ、ピーコ、岩井奉信(政治学者)、石田 英司(毎日テレビ社員)…

全員の、気取らない“自分目線”のトークが面白く、また、分かりやすく
東京発の番組と一味違う
大阪勢だけでなく、ピーコや岩井教授も肩の力が抜けていてグッドだった
(たしか、角は抜けたはず。その後どうなっているのか?)

化ける

中国で「子猫を拾って育てたら、ユキヒョウ(雪豹)だった」という
どんどん大きくなるので変だとは思っていたが、飼っている羊を食い殺されて
初めて専門家に見てもらい、国の保護動物に指定されていることを知ったそうだ

トカゲのつもりで育てていたらワニだったりして?
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パンデミック

頭の中で、“備蓄”とセットになっていたのは石油や食品ぐらいだった
まさか、マスクの備蓄とは!
新型インフルエンザが襲来したら、とんでもないことになるようだ
しかも、襲来“するかどうか”に疑問はなく、“いつ?”ということらしい
あまり脅かさないでほしいと思いつつ、コンビニで5枚セットを二袋、購入
当面、それ以外に、やれることを思いつかない

微修正

「…いいとも」の“あおり”スポットで徳井が言っていた
「パンダとレッサーパンダはぜんぜん違うで」
その通りだが、正しくは「…ぜんぜんちごて、レッサーパンダのほうが
ずっとかわいいで」だろう

ご法度

アメリカの次期大統領、オバマは“携帯大好き人間”らしい
しかし、就任後はセキュリティー上の理由などで使えなくなるのだそうな
AP通信のアンケートで「悪い習慣は?」の問いに「ブラックベリー
(スマートフォンの一種)のチェック」と答えている  自覚はあるのだ

ハッキングや紛失の危険性を考え、アメリカでは大統領の個人メールも
“公式記録”扱いで、自由な削除は不能の上、最終的には公開の対象だと
考えたら、“楽しみ”を取り上げられるのも仕方がなかろう

馴れ?

はじめは「なんだ、こいつらは」と思った
いまは、出てくるだけでおかしい
この変化は何なんだ バナナマン?
(その後の活躍は凄い!)

発見!

ハマちゃんかと思った
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落選?

28日、“裁判員候補者”に宛てて、通知が発送された由
今日に至るも、我が家にはまだ到着しない…“はずれ”だったらしい
70歳以上は断れるらしいが、拒否するつもりはないのになあ
(いまだに来ない。年齢の上限があるのか?)

Did you know?

同じ物質はどこで測っても重量は変わらないはず
…そう確信していた
しかし、北の果て宗谷岬と沖縄の最南端で同じ人形を
きわめて正確なはかりで計量したところ…
南のほうが、若干だが、はっきりと軽かった!!

地球の自転による“遠心力”の差が引き起こすのだという
40キロのものなら、62.136グラム“軽く”なるそうだ

「探偵ナイトスクープ」、面白いだけでなく、勉強にもなる
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デジャビュ

酒米産地として知られた大阪・粟生(あお)村の総代が
「酒造商へご注意」という広告を載せた。
粟生米の生産高は2千石ほどなのに、近年その4倍くらいの
粟生米が出回っている。それは、ほかの村の米に粟生米という
名前をつけた名札を偽造しているからだ…
―― 1887(明治20)年11月26日付け 朝日新聞

創刊130年の朝日新聞には、過去を振り返り、今、起きているのと
同じようなことが昔もあったことを告げている

1913年、友綱部屋にドイツ人力士入門
1920年代に“オレオレ詐欺”
1923年、小田原にキング・メリーという名の金髪芸者がいた
1883年、徳川天璋院(篤姫)が脳溢血で死去 (11月22日付け)

センセーショナリズム


経験で言うと、“おしゃべりな”刑事が必ずいる
マスコミに対応する、所轄署のNo2、次長の中に“口の軽い”奴がいる
だから、テレビ各局は“逮捕前”の容疑者の映像を持っている
畠山鈴香、勝木諒、大麻の種を売っていた男…みな同じ図式だ

しかし、TBS! 調子に乗ってカラオケ喫茶の映像まで…
そんなにうれしいか?
“オウム”の二の舞にならねばいいが

これぞジャーナリズムだとカン違いしないように
(今も、同じことが繰り返されている)
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羊頭狗肉?

そのTBSが来年4月から、18-20時でニュースを放送するという
どうせ、半分は「ゴミ屋敷」、「デパ地下」、「スーパーで万引き」…
(小林麻耶をキャスターに据えたが1年で“こけた”)

似たもの同士

奈良県橿原市で縄文時代の大規模集落跡が見つかり、目と口を
丸で表したユニークな土偶(全長14センチ、幅約6センチ)が出土した

ムンクはこの存在を知っていたのだろうか?
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リスペクト

記憶に間違いがなければ…
「旅サラダ」の神田正輝は田中義剛をかつては“義剛クン”と
呼んでいたような
最近は“義剛サン”と

実績が敬意を呼ぶということか?
(田中義剛の人生はup&downが激しいが応援する)

日本語

民主党・山野井議員、衆議院予算委員会の質問中に
「…という“耳障りのいい”ことを言って」
菅直人も「麻生政権の“もとでは”任せておけない」と

どちらも、不注意による些細な間違い
要するに、日本語は誰にとっても難しいということ

化粧

電車内でおもむろに化粧する女あり
「資源のムダ」…
ステージできみまろが言えばギャラになるのだろうが

品格

「夫婦は互いに依存しすぎないのがいちばん.
しかし、妻より優位に立たねばと思い込む夫も多いし、
定年で肩書きを失った途端、夫を軽んじる品格のない妻もいます」
“女性の品格”の著者がそう語ったそうだ(朝日新聞)

思い当たるフシがないわけではない 妻の側は分からんが

ついでに言えば、品格とはこうあるべき…と人に説く、その時点で
私は著者の品格を疑うわけだが
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*( )内は2015年現在の感想です。
by toruiwa2010 | 2015-02-21 08:45 | 自薦・厳選300? | Comments(4)
…もっと注目するのは「スーパーニュース」の後任キャスターです。
“高島彩説”が出回っています。実現すれば話題性も十分ですが、
退社直後ならともかく、諸般の事情を考えたら彼女は引き受けないと
思います。
どうせ、外部の人間を引っ張ってくることになるのでしょうが、
万一、現役アナの中から選ぶとすれば候補は3人います。

三宅正治、島田彩夏、伊藤利尋…そういう人選をするようなら
フジは再生します。


およそ2か月前、安藤優子降板を聞いた直後のブログにそう書きました。
あとで島田は“産休中”と聞いたので、外部からの起用だろうと思いつつ、局内からなら
“本命・三宅 対抗・伊藤”だと思っていました。
伊藤アナが選ばれました。フジの編成も報道もまだ“見込み”アリということでしょう。
ハハハ。
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何度も書いていますが、この機会に彼の良さを整理しておきます。

元同業者として驚嘆するのは、自分やスタッフが集めた情報を整理する能力です。
キャスターは出演者の話を聞きつつ、イヤホンに入ってくるディレクターの指示に従って
番組を進めるだけに、視聴者には聞こえている話が彼の耳には入らないこともあります。
聞き間違えることだってあります。それでもなめらかに進行させて行くのは並みの人間に
できることではないのですが、彼はそれができます。

専門家の話の難しい部分を消化して 分かりやすい言葉に置き換える、足りないところを
補足して豊かなボキャブラリーで的確に返す…理解力と整理する力がなければ不可能です。
言い換えれば“飲込みの速さ”と“回転の速さ”が必要です。
しかも、紋切り型の話し方ではなく、自分の言葉で話せるのは、問題点、ポイントになる
ところを彼自身がきちんと理解しているからでしょう。

放送中に事件・事故が起きたときにこそ、彼の能力は生きると思っています。
騒がしいだけで、自分が前に出るタイプだった“前任者”と違い、彼は 何が起きていて
今どうなっているかをきちんと整理して伝える力があり、現場や専門家とのやり取りにも
本領を発揮するはずです。
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ええ、ちょっと褒めすぎました。これではハードルが上がってしまいますね。ハハハ。
母局の後輩ですが、面識はほとんどありませんから“身びいき”する理由はありません。
若いころから“気になる"アナでした。“アナウンサー”というくくりでは同じ仕事なのに
私にとっては“異色”の存在でした。
朝番組で腕を磨き、バラエティでもまれ、さあ、これから“伊藤利尋の時代”が来るぞと
思ったとたんに「知りたがり」でつまずきました。彼の責任とは思いませんが。

“雌伏”のときを経験して再び脚光を浴びる場に登場することになりました。
私などには想像もできないプレッシャーを感じているはずです。初めからうまく行くとは
思いません。良さがじわーっと伝わるタイプですから、本人も周りも時間がかかることを
覚悟すべきでしょう。
生野・椿原両アナがそのまま残るのはいいことだと思います。気心が知れた後輩と組んで
のびのびとやれるでしょう。二人の女性アナも無駄な緊張から解放されるはずですから、
スタジオの空気が明るくなるでしょう。ハハハ。

そして、フジの大看板ニュース番組ですから、「知りたがり」のときにはひどかった(らしい)
バックアップ体制にも期待できると思います。
環境が整っていますから、あとは彼が力を発揮するだけです。私は期待します。

安住紳一郎、羽鳥慎一、宮根誠司、桝太一もいいと思います。
しかし、伊藤利尋はもっと注目されていいアナウンサーだとずっと思ってきました。
気に入っている“たとえ”で言うなら…
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羽鳥・安住:フレンチ・イタリアンに通じるスマートさ
宮根:お好み焼き的な親しみやすさ
 桝:名店の会席料理
伊藤:肉じゃがが持つ“安心感”


みなさんもぜひ彼を応援してあげてください。

懸念はただ一つ。
“そういう人選をするようならフジは再生します”と冒頭に引用しましたが、今回まさに
“そういう人選”をしました。果して“再生”するのか…です。ハハハ。

2日連続でハーゲンダッツ登場!!
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by toruiwa2010 | 2015-02-20 10:12 | アナウンサー・実況 | Comments(9)